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At The Half Note Cafe

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 来年度の人事異動内示が発表になり、職場はちょっと慌ただしい感じです.
 ボクは異動がないのでいつも通り、と言いたいところですが新しい組織作りをしなくちゃいけないので微妙にねぇ ・・・・・・・・

 おまけに送別会が月末にかけドドォーーンと、さらに4月になれば歓送迎会 ・・・・・・
 飲まないボクでも疲れます.

 おまけに金曜日あたりから鼻水がダラダラ.
 まわりでインフルエンザや風邪の方がたくさんいるので、どうもうつったのかなぁ.
 こういうの本当に勘弁してほしい.


 ということで、この週末は久しぶりに何の予定もない土日なので、家にこもってグダグダの休日にしようと思ってます.




 さて、お借りしていた EOS 5D Mark lll ともお別れです.
 月曜日には キヤノン さんあてに発送です.



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 使ってみた感想は ・・・・・・・


 やっぱりフル・サイズと言うことに尽きるかな.
 ちょうどバタバタしている時で、ゆっくりステキな風景など撮りに行くことができませんでしたが、ボクの持っている EF 16-35mm F4L IS USM と組み合わせて目一杯ステキな風景を撮ってみたいなぁ.


 それとシャッター音 !!
 これが全然違うんだなぁ、拘る人にはここが結構ポイント高かったりして.
 ただこの音に関しては完全に好みだから、ボクはどっちもありなのです.


 処理速度はどうなんでしょうか.
 EOS 5D Mark lll が若干速いような気もします、これは DIGIC 5+ の速さかなぁ.
 これはあくまで感覚なので、実際にはそんなに差がないかもしれません.


 常用 ISO 感度も Mark lll のほうは 25600 でしたが、夜間撮影で比べる余裕もなかったで正直わかりませんでした.
 ただ、拡大してみたときの画質が Mark lll のほうがいいような気がするので、 ISO 8000 くらいで撮り比べるとかなり差が出そうな気もします.


 他の機能は、さすがに 4 年前に発売された Mark lll ですのでちょっとと思う部分がありました.
 逆にボクの 7D Mark ll のほうが使いやすいなぁと改めて思うところもいくつか.
 測距点も 7D Mark ll が 65 点になってしまいましたしね.


 そうそう、ファインダー内の水準器が慣れないとちょっと使いにくい.
 カスタム設定で 絞り込みボタン に水準器を設定したんだけれど、やっぱりファインダー内に常時表示できたほうがいいなぁ.
 ストロボ機能がないところは、普通のスナップ撮影なんかには辛いなぁ.
 このクラスのカメラを使用する人たちはみんな光量のある外部ストロボ使用するとは思いますが、それでもちょっとした時すぐにストロボを使えるメリットはあるはず.
 やっぱりファミリー撮影などは 7D Mark ll ・・・・・・ さらにタッチ・パネル使える 80D あたりを勧めちゃうな.



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 ここについていたレンズ EF 24-105mm F4L IS USM ですが、一つ感じたのはレンズが重力で自然とズーミングしちゃうところ.
 内筒が伸びるタイプのレンズなんですよね.
 これはこういうレンズを今まで使っていなかったのでものすごく気になったなぁ.
 最近のレンズは、確か伸びないようなロックもできたと思います.
 それでもこのレンズ、適度な望遠で先日の CP+ あたりでは十分使えそうです.

 ただボクがいつか購入しようと思っているレンズは EF 24-70mm F4L IS USM .
 本音を言うとこちらのレンズが付いてくるとうれしかったのですが、モニターはすべて 24-105mm でした (笑)



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 キヤノン・フォト・サークル の会員になって、カメラ・モニターやフォト・コンといった感じでいろいろ楽しませていただいています.
 おまけに毎月届く会報も、カメラメーカーだけあって写真もキレイですし、いろいろな情報も掲載されておりグッドなのです.


 さらに大事なのが、この会員になると修理代金が割引になることです.
 古い EF 70-200mm F2.8L USM を同僚から頂き、修理して使っているボクとしては、今後のこのレンズのオーバーホールも考えていたのでこの修理代金割引がとてもポイントでした.

 会員になってすぐにこのカメラ・モニター当たってしまいましたが、実はこのカメラのモニターは他のレンズ・モニターなどに比べると競争率高いようなことが他の方のブログに書かれていました.



 やっぱり持っているのか、オレ ! ・・・・・・・ 勘違いしそうだな (笑)



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 このカメラ・モニターは、返品の際にこのカメラとレンズで撮った写真を 2L サイズにプリントして 1 枚送らないといけません.
 ですので先日撮った上の写真を送ることにしました.


 今回のモニターにしてもそうだけれど、やっぱり キヤノン はこういったプロモーションやサービスがうまいなぁとすごく感じました.
 これからも キヤノラー でいこうと思わせちゃうよね.


 いずれにせよとても楽しく使わせていただいた 20 日間でした.


 ちなみに現行の 5D Mark lll についてはボクは購入するつもりはありません.

 がっ、この機種の後継機は絶対に買うことに決めています.
 ただ、レンズを付けて購入できるかは ????????

 さすがにボディだけで 40 万はいかないよね、 キヤノン さん (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日も Blue Note いきますか.
 マイケル・カスクーナ ではありませんが、家の棚から発掘です (笑)
 このアルバムはすごく聴き応えありますが、内容がとてもいい.


 写真の話題で前振りがかなり長くなってしまったので、 1 枚目の演奏を中心に書いてみましょう.





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  " At The Half Note Cafe / Donald Byrd "




  Disc 1 :
  1. Introduction by Ruth Mason ・・・・・ 1:21
  2. My Girl Shirl
           (Duke Pearson) ・・・・・ 10:32
  3. Soulful Kiddy
           (Donald Byrd) ・・・・・ 10:06
  4. A Portrait of Jennie
           (G.Burdge-J.R.Robinson) ・・・・・ 6:49
  5. Cecile
           (Donald Byrd) ・・・・・ 12:52
  6. Theme (Pure D. Funk)
           (Donald Byrd) ・・・・・ 1:51
  7. Child's Play
           (D.Byrd-D.Pearson) ・・・・・ 8:42
  8. Chant
           (Duke Pearson) ・・・・・ 11:03




  Disc 2 :
  1. Jeannine
           (O.Brown Jr.-D.Pearson) ・・・・・ 13:09
  2. Pure D. Funk
           (Donald Byrd) ・・・・・ 6:13
  3. Kimyas
           (Donald Byrd) ・・・・・ 11:58
  4. When Sunny Gets Blue
           (M.Fisher-J.Segal) ・・・・・ 6:20
  5. Between the Devil and the Deep Blue Sea
           (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・・ 9:54
  6. Theme from Mr. Lucky
           (Henry Mancini) ・・・・・ 10:50






  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs),
  Duke Pearson (p), Laymon Jackson (b),
  Lex Humphries (ds)
  Recorded at the Half Note Cafe, NYC, November 11, 1960.






 このアルバムは BLP-4060 と 4061 の 2 枚で発売されましたが、ボクの持っている輸入盤 CD は 2 枚組になっています.
 今回のジャケット写真はその 2 枚組のものをアップしてあります.
 ちなみにオリジナル・ジャケットは Vol.2 の文字の一部がピンクになっています.



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 このアルバムの白眉は "Byrd In Flight (BLP-4048)" でも演奏されている "My Girl Shirl" でしょう.
 後に アルフレッド・ライオン の夫人となる ルース・メイソン のメンバー紹介に続いて始まるのがこの曲です.
 この ルース・メイソン については "Moods (BLP-4044)" のジャケット写真のモデルとしても有名です.


 "Byrd In Flight" でのこの曲の演奏は、このアルバムの ペッパー・アダムス ではなく、 ジャッキー・マクリーン (他の演奏では ハンク・モブレー) が入っていました.
 演奏の好みは楽器の好き嫌いなどでも意見が分かれそうですが、ボクとしてはこちらのライブ・アルバムの演奏のほうが好きです.


 "A Portrait of Jennie" はアダムスが抜け、このアルバムで唯一のカルテット演奏です.
 トランペットとピアノをフューチャーしてあります.
 この演奏がとてもいい演奏.


 この日の演奏は 4 セットだったようですが、各セットの内容まではボクの情報収集能力では解明することができませんでした.



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 アルバム "Cat Walk (BLP-4075)" の時のスナップ.

 冒頭の ルース・メイソン のメンバー紹介でも 「New Band」 と言っています.
 でも ペッパー・アダムス とは、 Blue Note デビュー作 "Off To The Races (BLP-4007)""Byrd in Hand (BLP-4019)" でも双頭グループとして演奏をしていました.

 その後の数作品は ペッパー・アダムス が抜けましたが、この作品で戻り、リズム・セクションも入れ替えて新しい双頭クインテットとしてこのアルバムの演奏になります.


 ドナルド・バードと言えばジジ・グライスとのJazz Lab が有名です.
 Jazz Lab も、このペッパー・アダムスとのこのグループもどちらもリーダーと言うことではない双頭グループという形だったようです.
 便宜上Blue Note ではドナルド・バードのリーダーとして掲載されるのが一般的です.



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 "Chant" はピアノの デューク・ピアソン の曲.
 ドナルド・バード はこの曲を気に入っていたのでしょうか、この後も "A New Perspective (BLP-4124)" でも演奏していますし、未発表だった演奏も "Chant (LT-0991)" としてアルバムになっています.
 ちなみにアルバム "Chant (LT-0991)" での演奏はコーラスが入り、ガラリと雰囲気が変わっています.

 このアルバムでの演奏、ボクはすごく好きなんですがなんとオリジナル・アルバムには入っていませんでした.
 ペッパー・アダムスやデューク・ピアソンのソロもすごくいい.
 これはいつもよりボリューム上げて聴く価値があります、とても Blue Note らしい音で好演が聴けます.


 今日の CD のディスク 1 の 7 曲目と 8 曲目、ディスク 2 の 5 曲目と 6 曲目の計 4 曲は CD 化のボーナストラックになります.

 まぁ LP レコードの収録の制約があったので止む無くといったところでしょうか.




 と言うことで、前にも書いたように前振りがすごく長くて、さらにこのアルバムでもいろいろ書いていたらかなりの量になってしまったので、 ディスク 2 については機会があれば紹介したいと思います.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ブログ書いていても自然と鼻水がすーーーーーーっと流れてきます.
 微妙に風邪っぽいのです.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/10 EV-0.7 ISO-100)

 外の天気は春霞、風はあるものの穏やかな日が差しています.


 今日は一日おとなしく家で休むことにします.


  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Say You're Mine

 昨日の雪が、朝にはあたりの景色を変えていました.
 2 - 30 cm くらいの積雪 ・・・・・・ 今年初めての雪かきでした.
 かなり水分を含んだ重い雪で、 1 時間くらいの雪かき作業が応えました.


 今年のブログも、今日で 191 回目.
 今年は、大晦日にもう一つ書くので締めにはなりませんが、今年も一年間いろいろなものを聴いたので最後はいかにも Blue Note という感じの、正統派のハード・バップで ・・・・・・・

 そう言えば、去年のブログの締めは "Byrd In Hand / Donald Byrd" でした.





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   " The Cat Walk - Donald Byrd " (BLP-4075)





  1. Say You're Mine
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:19
  2. Duke's Mixture
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:01
  3. Each Time I Think Of You
          (D.Byrd-D.Pearson) ・・・・・ 5:34
  4. The Cat Walk
          (D.Byrd) ・・・・・ 6:40
  5. Cute
          (Neil Hefti) ・・・・・ 6:17
  6. Hello Bright Sunflower
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:33




  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs), Duke Pearson (p),
  Laymon Jackson (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 2, 1961.





 一曲目の "Say You're Mine" から、もうヘロヘロ ・・・・・・ "The Cat Walk" も素敵ですが.
 この曲素敵ですねぇ、いかにも デューク・ピアソン という感じのマイナーな雰囲気がプンプン漂う曲です.
 こういう演奏には、完璧に弱いなぁ.






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 そして ・・・・・ ジャケットのデザインがとても素敵です.
 やっぱり Blue Note はこういう感じじゃないと ・・・・・・ と一人で納得.
 そう言えば、車と一緒に撮っているジャケットも数枚ありますね.
 
 このメンバーで、この時代の演奏 ・・・・・・ ヒットしたアルバムだろうと、マイナーなアルバムだろうと、もうそんなことはどうでもいいくらい、ホッとできる音が流れてきます.
 そういう意味でも、このアルバムはいい.
 期待した音が、期待したとおりに流れてきちゃうんですから.

 
 最近では 4200 番台も平気で聴いていますが、やっぱりこういう演奏を聴くと、 4000 番台だなぁ ・・・・・ なんてしみじみ感じてしまうのです.




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 この Byrd & Adams の演奏を聴いていると、バリトン・サックスがまったく違和感なく演奏に融け込んでいます.
 なかなかバリトン・サックスは、楽器自体が陽の目を見ない感じなのですが、どうしてなんだろうね.
 演奏者も、アルトやテナーに比べると圧倒的に少ないですし.

 それだけにこのグループって独特感ありありで、なぜかホッとできちゃいます.


 ドナルド・バード は後年 "Black Byrd" で大ブレイクしたようですが、ボクは ペッパー・アダムス とグループを組んでいたこの時期が一番好きなのであります.







 少し前に iTunes をバージョンアップしました.
 かなり変わってしまって、最初はかなり戸惑ってしまいました.




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 アルバムに移動すると、こんな感じでアルバムの色をベースにした表示が現れます.
 これって、かなりステキですね.



 アルバムの色が変わると、こんな感じに ・・・・・・・・・



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 ちなみにジャケット写真は、ネットから拾ってきた画質のいいものを一枚ずつ貼りつけています.
 iTunes を使ってジャケット・アートを取ることもできますが、昔のバージョンでやった時にあまりきれいじゃなかったので、前からこんな方法で貼りつけています.




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 今朝の風景 ・・・・・・ 昨夜の雪で真白な世界に.

 昼ごろから陽が出て、気温も上がったので、道路の雪はあっという間に融けました.
 Type-R の苦手な季節がやってきました (笑)

My Girl Shirl

 もうじき梅雨入りでしょうか ・・・・・・・ 沖縄はすでに梅雨に入っていますし.

 ボクの関心は、いつ頃梅雨が明けるかなのです.

 実は 7 月中旬、お泊りで山に行くので梅雨が明けていればいいなぁ.
 最悪天気が悪そうな場合はキャンセルにしてしまう予定なのですが、できれば ・・・・・




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 こんな風景の中で、まったりとしてきたいんですよね.
 うまく梅雨明けになりますように ・・・・・・・・・



 昨夜は ワールドカップアジア地区最終予選 でしたね.
 まぁ、上々の発進ということで ・・・・ 久しぶりに、ちょっと余裕で TV 観戦できました.
 こんな調子で、残りすべての試合を戦って欲しいのですが、それはかなり甘い考えかな.

 目標はまず本大会出場なので、内容よりも結果で.





 久しぶりに聴いたアルバムですが、思ったよりも素敵な演奏が入っています.
 ピアノが ・・・・・・ いい仕事してますねぇ.






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   " Byrd In Flight / Donald Byrd " (BLP- 4048)




  1. Ghana 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:19
  2. Little Boy Blue 
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 7:27
  3. Gate City 
           (D.Pearson) ・・・・ 5:02
  4. Lex 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:36
  5. "Bo" 
           (D.Pearson) ・・・・ 6:32
  6. My Girl Shirl  
           (D.Pearson) ・・・・ 5:48




  # 3 :
  Donald Byrd (tp), Hank Mobley (ts), Duke Pearson (p),
  Doug Watkins (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 17, 1960.


  # 1,4 :
  same personnel
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 25, 1960.


  # 2,5,6 :
  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), Duke Pearson (p),
  Reggie Workman (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, July 10, 1960.






 アフロ・キューバーン・チックな "Ghana" から始まるアルバムです.
 ボクのイメージとしては、 4100 番台くらいのイメージが強いのですが、れっきとした 4000 番台.
 ジャケット写真が、それまでの写真と違うのでそう感じてしまうのかもしれません.

 Donald Byrd のアルバムの中では、あまり聴くことのないほうのアルバムです.
 そう ・・・・・・・ あまり目立たずに棚の中に埋もれていました.


 そんなアルバムですが、いつもの iTunes かけ流しで、まずピアノでヒット ・・・・・・・ ちょっとユニークなピアノだなぁ、いいところあったかと思うと、詰まっちゃったりして、よくわからないピアノ.
 それでちょっと調べてみて ・・・・・・ このアルバムを再認識.




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 ボクが弱いのが、最後の "My Girl Shirl" のような曲.
 この曲は素敵です、演奏もやっぱり素敵.
 この手の曲に McLean のアルトはハマりすぎでしょう.
 McLean の Blue Note アルバムもそれなりに持っているのですが、どうもごく初期を除いてあまり聴きません.
 どちらかというと、サイドメンとしての演奏のほうが好きな演奏が多いように思います.

 

 二曲目の "Little Boy Blue" だけはワン・ホーンで、 Byrd が朗々と吹いています.
 このトランペットは癒されるなぁ ・・・・・・・
 おまけに、ここでの Pearson のピアノが ・・・・・・ クゥゥ〜〜ッ って感じなんですね.



 何気なくかけている iTunes からこういう演奏を見つけると、やっぱりジャズっていいなぁ ・・・・・・ Blue Note っていいなぁと思ってしまいます.
 こういう演奏に巡り合えることが、喜びなんですよね.




 その反面、何度聴いてもダメなアルバムもあるんですがね ・・・・・ (笑)

Idle Moments

 暖かな一日でした.

 Idle Moments ・・・・・・・ 空いた時間ができたので、ちょっと映画でも.
 ちょうど "ヒューゴの不思議な発明" は今日封切り、おまけに "ファーストディ" 割引もあったので、平日にもかかわらずいつもよりは少しだけ人がいましたね (笑) .




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 3D 字幕 版を観てきましたが、予想していた感じとはかなり違う映画でした.
 最近、映画観る前には事前情報などはほとんど入れないように、予告編程度しか見ませんので、自分なりにこんな映画じゃないかと想像して映画館に足を運ぶんですよね.

 映画を観終わった後、 「ああっ、こういう映画なんだ ・・・・」 という感じでした.
 この映画については、また次の機会に書くことにします.



 3D の予告編を何本か観てきましたが、これは絶対 3D で観たいと思うようなものがあまりありません.
 "タイタニック" や "スターウォーズ" が 3D 化されますが、予告編を観る限り、別に 3D にしなくてもいいんじゃないの、って感じでした.
 そんな中で、この 3D は楽しそうだと思ったのが "長靴をはいた猫" ・・・・・・ そう、あの "シュレック" です.
 やっぱり 3D ってこういう CG の映画なんかのほうが向いているんじゃないのかなぁ.





 さて先日届いた 700 円 Blue Note のアルバム ・・・・・・ ちょっと可哀そうな言い方かな (笑) .
 少しずつ聴いているのですが、これらのアルバムのほとんどは初めて聴くものばかり.
 だから映画のように、 「やっぱりこういう感じか・・・・」 と思うものもあれば、 「えぇー、こんな演奏なの ・・・・」 と感じちゃうものまでいろいろです.
 まぁ、 Blue Note の 4200 番台がほとんどなので、その辺りは覚悟はしていますがね.




 Grant Green のアルバムは、今回 3 枚購入したのですが、その中で ドキッ とするような演奏が入っていたアルバムです.
 






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    " Idle Moments / Grant Green " (BLP-4154)





   1. Idle Moments 
              (D.Pearson) ・・・・ 14:52
   2. Jean De Fleur 
              (G.Green) ・・・・ 6:46
   3. Django 
              (J.Lewis) ・・・・ 8:40
   4. Nomad 
              (D.Pearson) ・・・・ 12:13  
   5. Jean De Fleur 
              (alt-tk) ・・・・ 8:05
   6. Django 
              (alt-tk) ・・・・ 13:12

      (# 5.6 Not part of original album.) 





  Joe Henderson (ts), Bobby Hutcherson (vib), Grant Green (g),
  Duke Pearson (p), Bob Cranshaw (b), Al Harewood (ds)

  # 1.4.5.6 :
  Recorded R.V. Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, November 4, 1963.
  # 2.3 :
  Recorded R.V. Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, November 15, 1963.






 Blue Note のギターというと、オルガンが入ったような演奏が多いのですが、ここでは Duke Pearson のピアノが入り、さらには Bobby Hutcherson の ビブラフォン と Joe Henderson のテナーまで入ったセクステット編成です.
 一曲の演奏が長く、オリジナルのアナログ盤では 4 曲のみ収録.
 メンバーと演奏時間、さらには録音時期を考えると、きっとモーダルで、下手をするとフリーキーなアルバムじゃないかな ・・・・・ なんて思っいながら一曲目を聴いてみたら ・・・・・・・・・・・




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 いきなり超スロー・テンポのブルースじゃありませんか.
 コテコテの、真っ黒なブルースって感じです ・・・・・・・・・・ 退廃的な雰囲気が漂うようなぁ.


 Grant Green は 1935 年 6 月 6 日 ミズーリ州 セントルイス 生まれのアメリカのジャズ・ギタリスト、 1979 年 1 月 31 日 ニューヨーク で心不全のため死去.
 Blue Note には多くのアルバムを残しており、 70 年代になると多くのミュージシャンたち同様に、ロックっぽい演奏や、ファンク色の強い演奏などもしています.
 演奏スタイルは、 シングル・ノート (単音) を主体にしたもので、 ウェス・モンゴメリー の オクターヴ奏法 とは対照的です.

 ボクは彼の演奏の中では R&B フィーリング溢れる、コテコテの演奏が好きです.
 だからこんなアルバムは大好き.
 逆に "The Latin Bit" (BLP-4111) のような演奏は、ちょっと好みとは言い難いですね.



 1 曲目が Duke Pearson の曲、 2 曲目は Grant Green の曲でうって変わって軽快な演奏です.
 このアルバムでもう一ついいところは、 Bobby Hutcherson がストレートな演奏をしているところでしょうか.
 彼のアルバムには、かなりフリーキーといえるような演奏も多くあります.
 このアルバムでは、サイドメンという立場もあるのか、ちょっと前に出ないという感じ ・・・・・ それでも演奏はとても素敵です.




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 MJQ (Modern Jazz Quartet) で有名な "Django" の演奏も、ストレートで好感が持てます ・・・・・・ 変な解釈されて演奏されると、曲のイメージが大きく変わってしまいます.
 4 曲目も、ちょっとおもしろい Duke Pearson の曲です ・・・・・ でもとてもいい演奏で、 Duke Pearson のピアノ・ソロなんかも超ゴキゲンです.


 5, 6 曲目は CD 盤のボーナス・トラックです.
 録音は最初のセッションの行われた 11 月 4 日、でも演奏があまり良くなかったので、この 2 曲のみ 11 月 15 日に再録音され、そちらがオリジナル盤に収録されました.
 こちらの演奏も結構楽しめますよ、いい感じです.


 このアルバム、聴けば聴くほどメンバーの演奏の良さがわかってきます、いいアルバムですな.
 もうちょっと Grant Green しっかり聴かないといけないですね.




 さてこれからの Idle Moments 、読書でもしながら闇に吸いこまれていくとしますか ・・・・・・・ .

Hush ・・・・・・ シーーッ !

 Hush ・・・・・・・・・・・




 と言っても、映画 "ふるえて眠れ (原題: Hush… Hush, Sweet Charlotte) " ではありません ・・・・・ そう言えばこの映画は、以前 銀座 の le sept で途中から見ましたね.
 怖い映画でした.
 シャーロット 役の ベティ・デイビス ・・・・・・ あの目力 ! 怖かったですね.



 スタンダードの "Hush a bye" でもありません.



 もちろん Deep Purple の曲でもありません ・・・・・・ この曲はいい曲ですよね、 Deep Purple というイメージからするとかなり GS っぽい感じではありますが.




 最近になって聴き始めた (この言葉はこのブログでかなり多用されています ・・・・・ この辺りがルーキーたるところ) 、結構お気に入りになりつつある Duke Pearson のアルバム・タイトルです.





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  "Hush ! / Duke Pearson"




  1. Hush!
  2. Child’s Play
  3. Angel Eyes
  4. Smooth
  5. Sudel
  6. Friday’s Child
  7. Out Of This World
  8. Hush! (Alt. Take)
  9. Child’s Play (Alt. Take)
  10. Sudel (Alt. Take)
  11. Groovin’ For Nat (Unissued)




  Donald Byrd (tp), Johnny Coles (tp), Duke Pearson (p),
  Bob Cranshaw (b), Walter Perkins (ds)

  Recorded January 12, 1962.





 アルバム・タイトルの Hush は、この録音に参加している Donald Byrd の曲で、 彼の "Royal Flush" (BLP-4101) にも 1 曲目に入っています.
 この曲、感じはちょっと古い感じしますがゴキゲンなナンバーです.

 アルバム・レーベル "Jazz Line" については、 以前にも 書いているので今回は省略しちゃいます.
 たった 2 枚作っただけでなくなってしまったレーベル ・・・・・ その 2 枚のうちの 1 枚です.




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 ここでのメンバーは、珍しくトランペットが 2 管のクインテット.
 この編成はどうなんだろう ・・・・・ 聴き始めてしまうとあまり違和感はありませんが.
 表現の幅が同じ楽器だと限られてしまうので、きっとみんな好んでやりたがらないのでしょうかね ・・・・・ でも Al & Zoot など同じホーンの組み合わせも探して見ると結構ありますがね.
 Donald Byrd は Blue Note にも多くのアルバムがあるのでそれなりに聴いていますが、 もう一人の Johnny Coles はあまり多くないのでどうもよくわかりません. 


 2曲目の "Child’s Play" ですが、出だしが "Relaxin' / Miles Davis" の 1 曲目 "If I Were A Bell" のそっくりで笑っちゃいます.
 "Angel Eyes" も素敵な演奏なんですが ・・・・・ ちょっと物足りない中途半端な印象を受けてしまいます.
 このアルバムで、このトリオでの "Angel Eyes" が必要だったのか ・・・・ ボクはちょっと首を傾げてしまいます.
 CD 化に伴っていくつかのボーナス・トラックを含んだバージョンがありますが、このアルバムは 8 曲目以降の 4 曲が追加されています.


 演奏 ・・・・ というか音は、ちょっと温もりのあるような音.
 今風のクリアな音とはちょっと違うんですが、逆にこういった独特な音が、 Jazz Line / Jazz Time の特徴なのかもです. 
 たった5枚だけの Jazz Line / Jazz Time シリーズですが、どのアルバムもこんな感じで、ちょっと温かな演奏です.
 演奏云々ではなく、いいアルバムです.




 今夜はワールドカップ・アジア3次予選でタジキスタンと対戦.

 結果は 8:0 の大勝、久しぶりにのんびり観ることのできた試合でした.
ハーフナー・マイク 、 香川真司 、それにボクの大好きな 岡崎慎司 もゴールを挙げ、とりあえずはよかった.
 アウェイ戦も頑張ってほしいですね.

Yahoo! じゃなくって Wahoo!

 今日はかなりのお疲れモードです ・・・・・・・ 
 朝早くからお仕事だったので、今こうしてキーボードを叩きながらも、軽い睡魔がやってきています.


 おまけに聴いている曲が、なぜか 5/4 拍子という非常に微妙な雰囲気です.
 キーボードを叩きながら、睡魔の誘惑に負けてしまうかもしれません.






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  " Wahoo! / Duke Pearson "




  1. Amanda
  2. Bedouin
  3. Farewell Machelle
  4. Wahoo
  5. E.S.P.
  6. Fly, Little Bird, Fly




  Donald Byrd (tp), James Spaulding (as.fl), Joe Henderson (ts),
  Duke Pearson (p), Bob Cranshaw (b), Mickey Roker (ds)
  Recorded November 21, 1964.






 Yahoo! じゃないですよ、 Wahoo ! です. 
 こちらのアルバムは、 Yahoo ! が誕生するはるか前にできていましたから.

 BLP-4191 ですね ・・・・・・・・ 4100 番台も終わりを告げようとしている頃のアルバムです.
 いつも言っているように、この時期のアルバムはいろいろなものがありますので、特にルーキーの皆さんには注意が必要でしょう (笑) .
 でもこのアルバムは、ルーキーでもきっと楽しめるようなちょっとイカしたアルバムです.




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 ジャケットは悪くありませんが、見方によってはちょっと不安感を呼び起こすような感じです.
 まるでゴーストが漂っているような感じにも見ることができます.


 このアルバムも、いろいろな感じの曲が詰まったアルバムです.
 2 曲目の "Bedouin" は、 "Sketches Of Spain / Miles Davis" の中の "Will O' The Wisp" のアレンジのようにボクは聞こえてしまいます.
 まるで、 Gil Evans のアレンジかと ・・・・・・・・ あっ、あくまでボクの感覚ですので.
 かと思うと、次の "Farewell Machelle" では、グッとくるようなバラードをトリオで演奏しています.

 タイトル曲の "Wahoo ! " は、アナログ盤で言うところの B 面の 1 曲目です.
 この 5/4 拍子の曲も、すごく印象的な曲です.
 なかでも、 Donald Byrd の演奏がいいっ !
 この人の音も、ボクは大好きです.
 Joe Henderson もちょっと抑え気味なのですが、いつものモーダルの面も覗かせています.
 "E.S.P. (Extrasensory Perception)" の演奏も、アレンジがすごくいいです.
 各ソロの演奏もいいんですが、そのバックでの演奏が結構スリリングです.

 ここまでの 5 曲は Duke Pearson の作曲ですが、とても素敵な曲を作っていますね ・・・・・ そう、彼の作る曲が素敵なんですよね.
 もちろんアレンジもいい感じです.


 Duke Pearson も最近になって聴くようになったピアニストの一人ですが、 4200 番台のアルバムももう少し聴いてみようかと思ってしまいます.


 さて、いつもより早いですが今夜はこれで眠ることにしましょう.

When Sunny Gets Blue

 昨日と打って変って暖かい風の吹く一日でした.
 ただ午後からは重い雲が西の空一面を覆ってしまいました.
 黄砂の影響か、車の上は黄色っぽく砂埃がいっぱいです.


 ウッドデッキの手すり部分の一部が、とうとう根元から外れてしまいました.
 10年も経つと、どうしても木が腐ってきます.
 一応キシラデコールを塗っていたのですが、留め金具の下はさすがに塗れませんので.
 残っている手すり部分も、数年先には外れてしまいそうです.
 デッキ自体も、部分的に腐りかけているところが目立つようになってきました.

 モグラにボコられた芝生といい、そろそろ庭の大改修を考えないといけないかな.
 庭の改修といっても、結構お金かかるからな〜.



 そんなことを考えていたら、今日の天気のように心が少しばかり重くなってきました.
 仕事も少しばかり忙しく、ちょっとばかり頭を使わなければならないことも多く ・・・・・・ .



 ・・・・・ When Moto-san get Blue って気分です.





4035






  "Tender Feelin's / Duke Pearson"





  1. Bluebird Of Happiness
  2. I'm A Fool To Want You
  3. I Love You
  4. When Sunny Gets Blue
  5. The Golden Striker
  6. On Green Dolphin Street
  7. 3 A.M.





  Duke Pearson (p), Gene Taylor (b), Lex Humphries (ds)
  tk 4 & 6    Recorded December 16, 1959.
  tk 1-3, 5, 7  Recorded December 19, 1959.







 アルバム・タイトル通り、優しさが漂う素敵なアルバムです.
 曲目も、ほとんどが有名なスタンダード曲 ・・・・ 最後の曲だけが彼のオリジナルですが、この曲自体収録が終わった後即興的に演奏されたというようなことが書かれていました.
 Blue Note をきちんと聴くようになって ・・・・・ きちんとか、どうかはまだまだ微妙かな ・・・・・ 良さを知ったミュージシャンの一人です.
 それまでは、全くと言っていいほど興味なかったので.




4035-2

 このアルバムは、BLP 4022 "Profile" と同じメンバーで、演奏している曲も同じようにスタンダードが中心になっています.
 聴いていてホッとできるような、非常に心地よい演奏です.
 でも BLP 4191 "Wahoo !" や、 BLP 4252 "Sweet Honey Bee" も、まったく違った演奏ではありますが、素敵です.
 Duke Pearson も、 Blue Note の中でいろいろな顔を見せてくれますよね.


 さて、 "When Sunny Gets Blue" ですが、ピアノ・トリオで真っ先に思い出すのは、当然 本田竹廣 です.
 あの "This is Honda" での演奏ですよね.
 あの演奏で、ボクはこの曲が大好きになりました. 
 この Duke Pearson の演奏も、 ホンタケ ほどグッとくるような、ちょっと重めの演奏ではありませんが、軽やかなタッチの軽妙な演奏に仕上がっています.
 とにかく、一連の演奏が聴き易いです. 

 先日の Ornette Coleman のアルバムとは違い、ルーキーの皆さんにも十分勧めることのできるアルバムです.



 ブログを書いていたら、いつの間にか雨が窓を叩いています.
 明日も午前中くらいは天気が悪そうです.


 こんな夜には、こういうアルバムが似合いそうです ・・・・・ 少しは Blue な気分も晴れるかも.

Fuego !

 お正月ついつい見てしまうのが、箱根駅伝.
 なぜか見ちゃうんですよね.
 でも最近はどうも番組の作り方も、ドラマっぽくなってきているような気がしてなりません.
 単純に実況放送だけでもその感動は伝わると思うので、必要以上のことは不要にも思うのですがね.


 今大会でも、県内の私立高校 OB たちがかなり活躍していました.
 この高校は、ボクの家からは車で 1 時間くらいのところにあり、ボクがまだ若かったころは人気もなく、いま一つという感じの学校のような見方をされていました.

 ところが校名が変わった頃から、野球は甲子園レベルになり、バスケットでも県内トップクラス、そして駅伝は常に全国上位と、運動部はほとんどが県内トップ・クラス.
 勉学の方も、進学コースを設けて県下有数の進学校と呼ばれるまでになりました.
 新幹線通学で、県外からの学生も結構いるようです.
 やっぱり、なにかで有名になっていい生徒が集まってくるようになると、他の部分もどんどんレベル・アップしていくんでしょうか.


 箱根駅伝を見ながらそんなこと思っていました.
 寒空の下、炎のランナーたちの熱気あふれる走り ・・・・・ 感動してしまいますね.



 そんな熱気ある演奏、スペイン語の 火や熱 という意味のアルバムです.






4026





  "Fuego / Donald Byrd"




   1. Fuego
   2. Bup A Loup
   3. Funky Mama
   4. Low Life
   5. Lament
   6. Amen




  Donald Byrd(pocket-tp), Jackie McLean(as), Duke Pearson(p),
  Doug Watkins(b), Lex Humphries(ds)
   Recorded October 4, 1959. (BST 84026)






 いまさら・・・という感じです.
 でもルーキーとボク自身のためにちょっと復習しましょう、何事も勉強です.


 Donald Byrd が Blue Note に吹き込んだリーダー・アルバムは、

  "Off To The Races" (BLP 4007)
  "Byrd In Hand" (BLP 4019)
  "Fuego" (BLP 4026)
  "Byrd In Flight" (BLP 4048) ・・・・・・・・

 
 と、このアルバムが 3 枚目になりますが、それはあくまでリーダー名義ということであって、サイドメンとしての録音や、他のレーベルでの録音などをざっと調べてみると、このアルバムの録音までに 100 枚くらいのアルバムがあります.
 それだけ、この当時 "post Clifford Brown" として期待されていた部分もあったようです.
 この人の音 ・・・・ 結構ロング・トーンを使った音で、耳に心地よいですね.




4026-2

 このアルバム、 Jackie McLean がとにかくいいです.
 このちょっとばかりくすんだ感じのアルトの音が、 Donald Byrd のトランペットに見事にマッチしています.
 McLean とはこのアルバム以前にも、10 数枚のアルバムで競演していますが、聴いていても音色が近いというか、何とも言えないハーモニーを作り出しています.
 Donald Byrd は、 Pepper Adams との演奏でも独特の雰囲気を作り出していますが、それとはちょっと違う McLean のアルトがこのアルバムでは本当にいい.


 日本では 1 曲目の "Fuego" が、ジャズ喫茶で大ヒットしたようですが、アルバムのライナーノーツを書いたレナード・フェザーの評価の対象は、どちらかというと 4 曲目の "Low Life" や 6 曲目の "Amen" にいっていたようで、 "Amen" に至っては、テーマの一部が表記されてもいます.
 こういった曲での、 Byrd の作曲のセンスに注目していたようです.
 ボクも、 "Low Life" がこのアルバムでは一番好きかな ・・・・ もちろん、 1 曲目の "Fuego" もゴキゲンですが.
 ちなみにこのアルバム、全曲 Donald Byrd の曲です.

 以前アナログ盤で持っていた時には、圧倒的 (というか、ほとんど) A 面しか聴きませんでしたが、きちんと B 面聴いてみると、すごく落ち着いた感じがしていいです.
 "Lament" の演奏もいいです.
 そうそう、ピアノの Duke Pearson がちょっといい感じで弾いてます.


 間違いなく Donald Byrd を代表する、そして Blue Note を代表する一枚には間違いないでしょうね.



 さて、昨年暮れの発熱による体調不良からなんとか立ち直ってはいますが、どうも何となくですが今ひとつな感じがあります.
 ほとんど動かずに、だらけた正月を迎えていることもその原因かもしれません.


 少しばかり身体を動かさないと 「飛ばない豚は、ただの豚だ。」・・・・・
 なんて、 ポルコ・ロッソ に言われてしまいそうです.

After The Rain

 土日、ちょっと海に行くので、今日はお休みです.
 抜けるような青空と、白い砂浜、ジリジリと焼けるような日差しを期待していたのですが ・・・・ どうも雲行きが怪しいですね.
 正真正銘の "Rain Man" になってしまったのでしょうか.



 iTunes の Blue Note 移植計画 (と言うほど大したものではありませんが) が終了しました.
 一カ月くらい前に注文していたアルバムたちが昨日届いて、これでしばらくは購入見合わせです.
 気が付いたら、 Blue Note だけでも 260 枚超えていました.
 ここ半年くらい、小遣いのほとんどを Blue Note に注ぎ込んだような気がします.
 きっと月あたり 20 枚くらいは買ったことになるはずです ・・・・ (汗).



  BLP 4187 Into Somethin' / Larry Young
  BLP 4191 Wahoo! / Duke Pearson
  BLP 4213 Components / Bobby Hutcherson
  BLP 4221 Unity / Larry Young
  BLP 4252 Sweet Honey Bee / Duke Pearson
  BLP 4263 Alligator Bogaloo / Lou Donaldson
  BST 84288 Reach Out! / Hank Mobley
  BST 84297 Schizophrenia / Wayne Shorter
  BST 84353 The Song Of Singing / Chick Corea


ちなみにその一週間前に届いたアルバムのメインは、


  BLP 5023 New Faces-New Sounds / Kenny Drew
  BLP 5029 New Faces-New Sounds / Elmo Hope
  BLP 5044 Elmo Hope Quintet, Vol.2 New Faces-New Sounds
  BLP 5056 New Faces-New Sounds From Germany / Jutta Hipp
  BLP 5068 The Prophetic Herbie Nichols, Vol. 1
  BLP 5069 The Prophetic Herbie Nichols, Vol. 2

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 うぅ〜〜〜ん、

 何か買い方間違えているような気がするのは、気のせいでしょうか.
 どちらかと言うと、新主流派と言えるような 4200 番台と、対照的な 5000 番台です ・・・・ なにか統一性に欠けているような感じですね.
 自分でも 「とうとう 4200 番台を平気で買うようになってしまった」 と考えさせられるような注文状況です.
 まぁこれも EMI ミュージックの戦略に見事に引っかかっているからでしょうね.
 国内にはボクと同じような人たちが大勢いるようで、この 1100 円シリーズかなり売れているようです.
 でも、ルーキーのみなさんはここに書いた 4200 番台は、ある程度聴いてからそして良く考えてから購入したほうがいいでしょうね.


 そんな中から今日はこの一枚を取り上げてみます.






4252






   "Sweet Honey Bee / Duke Pearson"





  1. Sweet Honey Bee
  2. Sudel
  3. After The Rain
  4. Gaslight
  5. Big Bertha
  6. Empathy
  7. Ready Rudy?





  Freddie Hubbard (tp), James Spaulding (as.fl),
  Joe Henderson (ts), Duke Pearson (p), Ron Carter (b),
  Mickey Roker (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 7, 1966.







 いきなりネガティブな意見ですが、このジャケット大嫌いです.
 今まで買おうと思わなかったのは、このジャケットのせいでもあります.
  ・・・・ この二人ってご夫婦だったんですね、初めて知りました.
 それと Duke Pearson をずっと聴かなかったから ・・・・ でも、少し前に彼のアルバムを聴いてからはガラリと彼に対するイメージも変わりました.
 それでようやくの Click ! でした.




4252-2

 このアルバムは、アルバム・タイトルにもなっている 1 曲目の "Sweet Honey Bee" が有名なようです.
 軽快なビートに乗って、フルートのメロディにちょっとラテン的なホーン・アンサンブルが絡んできます ・・・・ 奇しくもライナーノーツ読んでみたら、ほとんど同じような表現が書かれていました.
 軽快な素敵な曲です、それぞれのソロもイカしています.
 ボクのお気に入りは 3 曲目の "After The Rain" .
 フルートで奏でられるメランコリックなテーマと、少なめな音を使った Pearson のソロ ・・・ とってもきれいな曲です.


 そして一番のお勧めは、 5 曲目の "Big Bertha"
 sophisticate された演奏です、とってもスタイリッシュな感じ.
 それぞれのソロもちょっと短めではありますが、ゴキゲンなソロが聴けます.
 もう少しソロを長くして、ホットな演奏にしたらおもしろいと思うんだけれど.


 このアルバムはすべて Duke Pearson の曲です.
 このアルバムを聴いただけでも、彼の曲作りのうまさの一端が垣間見えます.
 とても BLP 4252 という番号が信じられないくらい ・・・ このあたりのアルバムって、もっとアヴァンギャルドな感じのものがゴロゴロしてるので ・・・ 素敵なアルバムじゃないですか.
 Duke Pearson 、やっぱりすごいです.
 やっぱり、聴かず嫌いはよくないですね (笑).
 このアルバムはルーキーの皆さんが聴いても、十分楽しめるアルバムでしょう.



 今、雨が降っています.
 明日は 6 時頃家を出ようかと思っているんですが、どうも雨の雰囲気が ・・・・ こればかりはどうしようもありません.
 のんびり行くしかなさそうですね.

どんな Profile ?

20100701

 ここ数日、午後になると ゴロゴロ ・・・・
 こんな色した雲が遠くから雷とともにやってきます.

 ボクの地域も、連日大雨警報が出ていますが、幸いなことにそれほど多くの雨は降っていません.
 そういえばボクが子供の頃の夕立って、今と比べてもっともっと凄かったように覚えています.
 今も夕立ありますが、なにかあっという間に終わっているように思えます.
 雪も同じで、昔のほうがたくさん降りました.

 地球温暖化の影響でしょうかね. 






4022







   "Profile / Duke Pearson"





  1. Like Someone In Love
  2. Black Coffee
  3. Taboo
  4. I'm Glad There Is You
  5. Gate City Blues
  6. Two Mile Run
  7. Witchcraft





  Duke Pearson (p), Gene Taylor (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 25, 1959.







 Duke Pearson ですね ・・・・ ようやく購入しました.

 どうして、今頃??

 ジャケットの横顔が、妙に神経質っぽく見えてしまいます.
 それに彼を紹介する記事には、必ず 「作曲家、アレンジャー」 というようなことが、ピアニストの部分より前面に出ています (ボクの少ない図書からのデータですので、かなり偏っているかもしれませんが).
 それとそれと、このジャケットです.
 このジャケットは Blue Note では珍しいですよね.
 彼のことを紹介しているじゃないですか ・・・・ それも、ボクがごく最近覚えた "Lyrical" という表現を使って.


 こんな感じで、今まで購入 Click できず、見送り状態が続いていました.
 それでもそろそろ聴いてみようかと、購入に至ったのですが ・・・・・

 なんと、普通のピアニストじゃありませんか(笑)
 非常に聴きやすい演奏です.
 The Three Sounds のような感じでしょうか ・・・・・




4022-2

 お馴染みのスタンダード中心ですが、彼の作曲した曲が 2 曲.
 "Gate City Blues" は "Byrd In Flight / Donald Byrd" の中で "Gate City" という曲名で演奏されています.
  "Byrd In Flight" のほうが少しアップ・テンポに演奏されてます ・・・ ちなみに、このアルバムでの Hank Mobley さんが結構いいんですよね.

 最後の曲、 "Witchcraft" はどこかで聴いたことあると思ったら、ボクの好きなアルバムの一枚 "Byrd In Hand / Donald Byrd " の一曲目でした.
 Donald Byrd のアルバムでの演奏もすごく素敵ですが、このピアノ・トリオの演奏もいいです.

 こういった繋がりで、いろいろな演奏を聴いていくのもすごく面白いんですよね.
 演奏者繋がり、
 曲目繋がり、
 レーベル繋がり ・・・・・・・


 Blue Note の、1500,4000,4100 番台は、聴いてみると「結構いいじゃん」と思うようなアルバムがゴロゴロしています.
 そういったところが、名門レーベルと言われ、多くのジャズ・ファンの心を掴むのでしょうね.
 ボクも新しいアルバム聴くたびに、少しずつではありますが Blue Note の良さがわかっていくような気がします.
 ルーキーの皆さんも、とりあえず 4100 番台あたりまでだったら、ほとんど (ごく稀に首を傾げるようなものはありますが ・・・) 何を買っても外れがなく、ジャズの楽しさを味わえるはずです.




 それにしても、蒸し暑いです.
 雨はほとんど止んだ状態なのに、夕立の後のスッキリがまったくなく、ジメジメとした空気が漂っています.
 いよいよ今夜からは、ベスト 8 の激突です.
 日本はいなくなってしまいましたが、まだまだ楽しそうなカードが控えていますので、楽しみです.


 そんな楽しい World Cup もあとわずかで終わってしまいます、あっという間の一ヶ月でした.

The Spoiler + CD派

 今日も暑いですね・・・・夏のような挨拶になってしまいました.
 突然ですが・・・ボクは元来、出不精です.
 だから、初めての場所などは・・・・苦手です.
 ただ、講習会などは初めての場所でも全然平気で、仕切ってしまいますが.


 一応ジャズを中心に聴いていますが、ほとんど(すべてと言ってもいいくらい) CD ばかりです.
 ライブは・・・・・・・


 ・・・・今はいいですかね.


 まず住んでいる場所の問題があります.
 新幹線で 1 時間ちょっとで東京に行けるのですが、ライブだけのために行こうというような気力も正直ありません.
 ましてや初めてのライブハウスやコンサートホールなんて・・・・・結構ストレスを感じちゃいます.
 初めての ONGAKU ゼミナール のように、会場のドアを開けるまでに、ドキドキしてしまいます.
 だから、ボクのジャズは CD で十分満足なのであります.
 「ジャズはやっぱり生に限るよねー」とか言う声が聞こえてきそうですが、それはそれ.
 もちろん生で聴く良さは、過去にも嫌というほど聴いていますので、ライブについては完全に肯定しちゃいますが、今のボクにとっては CD だけで十分です.
 "いつもの小川さん" のブログにはたくさんのコンサート・レビューが書かれていますが、CD に収められている思い出という名の過去の恋人を、このまま追い続けていくのもいいと思っています・・・・開き直りじゃないですよ.


 最近はそんな恋人たちの中に、BLUE NOTE や Miles Davis のアルバム、さらには今まで頑なに拒んで聞かなかったようなアルバムまでが、どんどん仲間入りしています.
 思い出と言っても、古いものばかりでなく新しい思い出もあるので、それはそれでいいことでしょうか.





4256






  " The Spoiler / Stanley Turrentine "




  1. The Magilla
  2. When The Sun Comes Out
  3. La Fiesta
  4. Sunny
  5. Theme From "The Oscar" (Maybe September)
  6. You're Gonna Hear From Me




  Blue Mitchell (tp), Julian Priester (tb),
  James Spaulding (as. fl), Stanley Turrentine (ts),
  Pepper Adams (bars), McCoy Tyner (p),
  Bob Cranshaw (b.el-b), Mickey Roker (ds),
  Joseph Rivera (shaker.tamb), Duke Pearson (arr)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 22, 1966.





 このアルバムもボクにとっての新しい思い出の一枚.
 でもジャズ初心者のみんなは、このあたりのアルバム(BLP 4200 番台)ではなく、もう少し前のアルバム辺りがいいんじゃないでしょうか.
 これはモダン・ジャズらしさを求めるならという意味です.
 Turrentine らしさは、4200 番台のアルバムを聴いても十分に堪能できるはずです.
 いつになっても Turrentine は Turrentine なのであります.
 ただ、このあたりになってくると 16 ビートや 8 ビートを使った曲も多くなるので、俗に言うところの "シリアスなジャズ・ファン" からは煙たがれてしまうかもしれません.
 ボクも過去には Turrentine というだけで聴きませんでしたから(笑)




4256-2

 このアルバムと、"Rough 'N Tumble" は兄弟のようなものです.
 2 枚ともほとんどメンバーも一緒で、アレンジも一緒です.
ビッグ・バンドとはいかないものの、大人数の編成でアンサンブルを奏でていますが、先日書いた Miles Davis の Gil Evans のアレンジとは感じが全く異なります.
 ストリング・アンサンブル的な響きではなく、ホーン・アンサンブルそのものです.
 アレンジしたのは Duke Pearson なのですが、この人は、ボクにとって多くのほとんど聴いたことないアーティストの一人なのです.
 なぜか、今まで聴いたことがありません・・・・・ちょっと違いました、記憶にないが正解です、少なくても "Hush" は幾度と聞いたことがあるはずです.


 このアルバム "La Fiesta" がいいです.
 こういった小難しくないジャズも最近は許容しまくりです.
 次の "Sunny" のアレンジは、ボク的にはあまり好きとはいえません.
 このアルバムは、アルバムとしてはいろいろな感じの曲がてんこ盛り状態という感じでしょうか.
 決定的名盤とは言い難いのですが、悪くもないですね.
 ただ Turrentine はこれより前か、これよりずっと後の CTI 辺りのほうがボクは好きです.
 どうもこの 2 枚のアルバム辺りは・・・・・悪くはないけれど、という感じですかね.
 ところで、このアルバム・タイトルの意味って何なんでしょう・・・・よくわかりません.




 Duke Pearson の "Profile" 、 "Tender Feelin's" 、 "Wahoo" と、ジャケットが結構気になってはいるのですがどうしてもクリックできません.
 1,100 円で出ていることですし、思い切ってクリックしようかな ・・・・・・



 今日は超ハードな一日で、肉体的にクタクタです.
 なので、早めに休もうと思います ・・・・・・ おやすみなさい.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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