Eric_Dolphy

Out Front

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 三連休も終わりです.
 日本海側では大雪で自衛隊の災害派遣まで発生しているようですが、ボクの地域は今日こそ曇り空ですが比較的穏やかな天気が続いていました.



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  ● 2021.1.10 : EF 16-35mm F4L IS USM : F10 1/640秒 ISO-100 EV-1/3 16mm ●

 ようやく腰の痛みも引いてきたんですが、さすがにこの連休はおとなしくしています.


 相変わらず新型コロナの猛威は収まる気配すらなく、我が市でも、ここにきて感染者がドカンと出ています.
 日曜日は縮小開催予定だった消防出初式も、金曜日に急遽中止が決定.
 今日は 「成人の日」 で、本来ですと全国各地で 成人式 が行われるはずでしたが、こちらも全国的に中止や延期ばかり.
 両方とも新年を代表するようなイベントですが、今の状況ではとにかく人が集まるのがダメなのかなぁ.

 まぁなんでも中止にすればいいというわけではないでしょうが ・・・・・



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  ● 2016.1.17 上田市消防出初式 ●

 感染が拡大するにしただって、本当に他人ごとではなくなってきました.
 せめて自分でできる感染予防しっかりしないと思う今日この頃.




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 家にいても面白そうな映画もないので、音楽聴きながら SNS でも覗いてみたり.
 昨年最後に買ったアルバムを聴いてみます.




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  " Out Front / Booker Little "





  1. We Speak ・・・・・ 6:47

  2. Strength and Sanity ・・・・・ 6:18

  3. Quiet Please ・・・・・ 8:11

  4. Moods in Free Time ・・・・・ 5:45

  5. Man of Words ・・・・・ 4:52

  6. Hazy Hues ・・・・・ 6:42

  7. A New Day ・・・・・ 5:31

  (All compositions by Booker Little)




  # 1, 3 & 7 :
  Booker Little (tp), Julian Priester (tb),
  Eric Dolphy (as.fl.b-cl), Don Friedman (p),
  Art Davis (b), Max Roach (ds.timpani,vib)
  Recorded at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC, March 17, 1961.

  # 2 & 4 - 6 :
  Booker Little (tp), Julian Priester (tb),
  Eric Dolphy (as.fl.b-cl), Don Friedman (p),
  Ron Carter (b), Max Roach (ds.timpani,vib)
  Recorded at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC, April 4, 1961.





 Candid レーベルから発表された、 ブッカー・リトル にとって 3 枚目のリーダー・アルバム.
 昨年 12 月にリイシューされました.




9900 Little004-2

 ブッカー・リトル のリーダー・アルバムですが、一般的にはたった 4 枚ということになっています.
 ただ、 "Eric Dolphy At the Five Spot" については エリック・ドルフィー との双頭グループでのライブ・アルバムなので、彼のリーダー・アルバムと言っても間違いではないと思ってます ・・・・・ アルバムの好き嫌いは別として.


 わずか 23 歳で夭逝したミュージシャンなので、彼の残した演奏もそれほど多くありません.
 演奏がとてもユニーク.
 ハード・バップのようだったり、新主流派だったり、フリージャズだったり ・・・・
 すごくいろいろな側面が出ていて、聴いていてワクワクします.
 このアルバムでも、ものすごくフリーキーな演奏があったりして面白い.

 ボクの苦手な エリック・ドルフィー と一緒にグループ活動していたというのも、なんとなくわかります.



Booker Little 0012
  ● → Booker Little 、 Max Roach ●

 このアルバムが録音されたのは Candid レーベル.
 ボクのイメージはかなりディープなレーベルという感じ.
 とくに有名なのが当時の黒人公民権運動を真正面から取り上げた "We Insist! / Max Roach" .
 アルバム全体が完璧に政治的な主張になっています

 ジャケットは当時の公民権運動の一つ、白人席への座り込みを表現.

 Candid レーベルと言えばこのアルバムしか思い浮かばないと言っても、過言ではないかな.

 ただ、チャールズ・ミンガス、セシル・テイラー、ブッカー・リトルなどのアルバムを出していることももちろん知ってはいましたが.
 そういえば一緒に発売された "Charles Mingus Presents Charles Mingus" には、同じく黒人人種差別の リトルロック高校事件 をテーマにした "フォーバス知事の寓話" が入っていました.



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 前述のようにかなりフリーキーなアドリブも聴けるアルバムです.
 全曲が ブッカー・リトル のオリジナル曲ですが、とてもメロディアスなキレイな曲を書くように思います.

 TIME 盤 もそうなんだけれど、彼の演奏は聴いていても疲れない.
 なにかホッとできるような音色で、この音色に惹かれるなぁ.



 今日、暇に任せてその昔ジャズ屋で少し聴いただけの "Eric Dolphy At the Five Spot" をポチってしまいました.
 エリック・ドルフィー のバスクラが超苦手なのでそうは聴かないと思いつつも ・・・・・・



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 連休特に予定がなかったので、土曜日ドライブレコーダーを付けました.
 以前からずっと購入を考えてはいましたが、ようやくです.



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 カー用品店で購入・取り付けしましたが、正直種類が多くてどれにしたらいいのかよくわからない.
 おまけに価格も思ったよりも高くて ・・・・ さすが本体だけで 5 万円とか無理.


 360° カバーできるタイプも検討しましたが、価格的に断念.

 結果的にフロント対角160°/リア対角160° で、何とか予算内に.
 車に関するトラブルが多いだけに、一つの保険だと思って.


 最初からシートベルトのような安全装備として、義務化しちゃえばいいような気もしますが ・・・・・



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Ole ! / John Coltrane

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 4 月 1 日に風邪をひきました ・・・・・ 冬の間も大丈夫だったのにねぇ.


 あの日ブログ書き終えて買い物に行った時に、なにかゾクゾク.
 2 日から仕事でしたがなんとなく体が重い感じで ・・・・・・・

 4 日仕事終えてから一気に熱が出て最悪状態に ・・・・・・
 翌日病院へ行って一応インフルの検査もしましたがとりあえず陰性.




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 お薬いっぱいいただいてきましたが、まだまだ調子よくなりません.

 とりあえず熱は下がったので、少しずつ体動かしていかないと.
 座ってブログでも更新しよう.


 4 日の深夜は咳が特につらくて、咳をした後息を吸い込めないような感じにもなったり.
 専門用語でいう 嗄声 で典型的な 上気道閉塞 の症状でございました.


 今回の風邪は、風邪の症状がすべてやってきたような状態でした.




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 セシル・テーラー が 4 月 5 日に亡くなりました.
 哀悼の意も込めて彼のアルバムでも紹介しようかと思ったのですが、サイドメンを含め一枚もありません (涙)
 せめて Blue Note のアルバムくらい聴いてあげないといかんなぁ ・・・・ R.I.P


 じゃあということで、同じようなフリージャズに突き進んでいったミュージシャンのアルバムを.
 コルトレーン が一つの転換期を迎える頃のアルバムです.






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  " Ole ! / John Coltrane "





  1. Ole
       (John Coltrane) ・・・・・18:05

  2. Dahomey Dance
       (John Coltrane) ・・・・・10:50

  3. Aisha
       (McCoy Tyner) ・・・・・ 7:32

  4. Original Untitled Ballad (To Her Ladyship)
       (Billy Frazier) ・・・・・ 8:54






  John Coltrane (ss.ts), Freddie Hubbard (tp),
  Eric Dolphy (fl.as), McCoy Tyner (p),
  Reggie Workman (b), Art Davis (b),
  Elvin Jones (ds)

  Recorded at A&R Studios, NYC, May 25, 1961.






 ジョン・コルトレーン が アトランティック・レーベル に吹き込んだアルバムの数は 7 枚.
 その最後の録音になったのがこのアルバムです.

 エリック・ドルフィー ですが契約上の問題でしょうか、ジャケットには George Lane という名前で記載されています.

 オリジナルは 3 曲目までで、 4 曲目はボーナス・トラック.





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 コルトレーンは 1961 年 アトランティック から Impulse レーベルに移籍.
 直後の 5 月 23 日 Impulse に吹き込んだのが "Africa / Blass" .


 "Ole" はその二日後の録音になります.
 これは移籍は終わったものの、 アトランティック にまだ 1 枚の契約が残っていたため.
 これを知るまでは "Africa / Blass" が "Ole" の演奏から影響受けているとばかり思ってました.

 この "Ole" はスペインの "El Vito" という題名の革命の歌がベースになっています.
 "El Vito" は他にもいろいろな曲名になっているようですが、 You Tube でもこの曲探せますので興味のある方はどうぞ.
 




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 1 曲目 "Ole" のテーマメロディがきれいでボクは好きです.
 各ソロはモーダルで、ずっと昔初めて聴く前は苦手な エリック・ドルフィー がどんなソロをするのかとても心配しながら聴いた記憶があります.

 フルートによるソロは過激ではなくとてもメロディアス.
 その後続く フレディ・ハバード のソロも同じような感じで感情をちょっと押し殺したような雰囲気.

 これだけのメンバーだと、もっとアグレッシブになりそうですが、どこか淡々としています.
 それぞれの演奏がとてもうまく整理されている感じ.
 聴くたびに新しい発見ができるような演奏で大好き.



 そんなせいか、アナログ盤の頃は A 面しか聴きませんでしたが後半の演奏もいいですね.
 特にこの CD に入っている 4 曲目のバラードがちょっとオリエンタルっぽい雰囲気もあって、フルート聴いているとまるで ユセフ・ ラティーフ のようかと ・・・・




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 若い頃ドップリコルトレーンの洪水に飲み込まれましたが、年とともに聴くのが重くなってきて ・・・・・・

 彼のアルバム購入もめっきり減りましたし、聴こうかと思ってもなかなか CD まで手が伸びない感じでした.

 このアルバムのような演奏は コルトレーン らしさも、モダンジャズらしさもある、とても聴きやすいアルバムの一枚.




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 今年は桜の開花は本当に早いですね.

 長野県内も約一週間ほど例年より早いようです.
 ボクの家の下のプチ桜並木も昨夜の雨で散り始めています.




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 真ん中あたりの赤めの花は早く咲くので散るのも早いですが、他の木も道路には花弁がたくさん.

 今年は風邪のおかげで満開の頃にゆっくり見ることもなく終わってしまいそうです.



 さて、もう少しのんびりして身体を休めようっと.




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Village Vanguard 11-01-1961

 今日はビックリするくらいいいお天気.
 快晴というんじゃなく、白い雲も浮かんでいるもののとにかく空が青い.

 だからちょっとこれから使う blog の写真を撮りにドライブ.



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  湯の丸高原

 ここまで上がる周りの景色が本当にヤバイ.

 新緑のとにかくキレイなこと、おまけにこの青空.
 最高のドライブになりました.


 そうそう、シャッター考えてから押す ・・・・・ これが今のテーマ.




 6 月 4 日 としまえん で ヨドバシカメラ の撮影会がありました.
 先日の EOS学園 課外授業の中でもこの話題があがっていましたが、残念ながらこの日は自治会の草刈り作業や友人に頼まれた撮影があったので参加できませんでした.


 というか、まだまだこんなところに参加できるような腕じゃないしね.



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 この写真は 土屋先生 が Facebook にアップしたものを借りてきましたが ・・・・・・・・・

 なんと参加者 750 人だって !!!!
 写真家 12 名、モデルさん 23 名.

 一応定員 600 名ですが、この撮影会の場合来た人拒まずなので当日にならないと何人になるかさっぱりわからないというすごい撮影会です.

 単純計算しても写真家一人のところへ 60 人くらいの参加者 ・・・・・・・ 人気ある写真家やモデルさんだったら 100 名超えちゃうかもしれません.
 その人たちが一斉にシャッター切りまくりですのでこれはもう圧巻 ・・・・・・・・ というより カオスの世界 だろうか (笑)

 どうせだったらこの状況でみんな一斉に連写させて、どのくらいの音になるのか映像観たい気がします.


 終了後、いつもの 土屋組 の集合写真がアップされていましたが、ボクと同じ基礎組のメンバーも結構参加していました ・・・・・・・・

 なにげに 宮崎 からも来てるし ・・・・・・・・・
 またレンズ新しくなってるし ・・・・・・・・・

 皆さん本当に写真好きなんですねぇ (笑)


 11 日には 築地 のお祭り.
 こちらも行きたいのは山々ですが、朝からイベントのご招待を受けているのでそちらに参加しないと.
 14 日も EOS学園 で 東京 ですしね.





 たまには ジョン・コルトレーン に浸ってみようか.
 軽い気持ちで聴き始めると、とても痛い目にあうので気持ちを正して望まないとね.

 このアルバム、白い文字で書かれている数字に大きな意味がありました.




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  " Village Vanguard 11-01-1961 "





  1. Chasin' The Trane ・・・・・ 9:52

  2. Impressions ・・・・・ 8:48

  3. Spiritual ・・・・・ 12:35

  4. The Red Planet ("Miles' Mode") ・・・・・ 9:53

  5. Naima ・・・・・ 9:37

  6. Brasilia ・・・・・ 18:37




  John Coltrane (ts.ss), Eric Dolphy (as.b-cl),
  McCoy Tyner (p : # 1 omit), Reggie Workman (b : # 1, 3-6),
  Jimmy Garrison (b : # 2 only), Elvin Jones (ds)
  Recorded Live at Village Vanguard, NYC, November 1, 1961.







 "Coltrane "Live" at the Village Vanguard" という、上のジャケット写真と同じアルバムがあります.
 ところが今日のアルバムは同じようで全く違うアルバム.

 ボクはこのアルバムかなり前に購入しましたが、正直に言うと間違えて購入したものです.




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 このアルバムは 1961 年 11 月 1 日 "ヴィレッジ・ヴァンガード" でのライブの模様が収められています.
 この "ヴィレッジ・ヴァンガード" でのライブは、10 月から行われており、そのうちの 11 月 1 日から 3 日、それと 5 日の 4 日間の演奏が録音され、何枚かのアルバムに収められています.


 最初に "Coltrane "Live" At The Village Vanguard" のタイトルで発売されたアルバムは、 11 月 2 日と 3 日の演奏から 3 曲をピックアップ.
 A 面が "Spiritual" と "Softly, as in a Morning Sunrise" 、 B 面は 16 分を超える "Chasin' the Trane" 1 曲の 3 曲構成でした.

 このアルバムが俗に言うところのオリジナルという表現でいいでしょうか.


 その後 "The Other Village Vanguard" というタイトルで 2 枚組のアルバムが発売、このアルバムもアナログ盤で持ってました.

 さらに "The Complete 1961 Village Vanguard Recordings" という 4 枚組のアルバムもあり、これが現時点での完全版と言われているようです.






 このアルバムは "Coltrane "Live" At The Village Vanguard" の CD を持っていなかったので、結構前にクリック.
 購入時曲数が多かったのも、きっとボーナス・トラックが入ってるんだな、程度でよく確認しないまま購入しちゃいました.

 だってこのジャケット見れば、演奏が浮かんでくるくらい聴いた記憶があるんだから.


 商品が届いて家で聴いていると ・・・・・・・・・
 あれっ、 "Softly, as in a Morning Sunrise" 確か入っていたと思うんだけれど ・・・・・・・

 で、よくよく CD の帯などを見ていったら別物ということを知った次第です (笑)


 せめて "The Other Village Vanguard" のような違うジャケットで発売してくれればいいのに.
 二つ上の写真、日本語ライナーノーツに使われている写真などもオリジナルと全く同じなんだよね.





 さて内容ですが ・・・・・・・・・・

 4 日間の中の一日ですので、演奏曲は他の日と当然被っています.
 だからそのあたりの聴き比べが面白いはず ・・・・・・・・・ ですが


 "The Other Village Vanguard" をその昔買った時もそうだったんですが、聴き比べようという気力がなくなるんですよ.
 とにかく一曲聴くだけでも本当に疲れます.

 そのあたり、聴く側を一気に引き込む魅力も コルトレーン らしさなんですが、一度引き込まれちゃうと、一つ一つの音を追いかけないと聴いていられない.

 これこそがまさに "Chasin' The Trane" !!!


 15分超えるような演奏は一気に脱力感なんです.

 おまけにここでの演奏には、ボクがいまだに苦手な エリック・ドルフィー 先生がフル参戦.
 これがねぇ、キツイんだ.

 3 曲目の "Spiritual" はすごく荘厳な感じの曲で好きなんだけれど ・・・・・・・・ 疲れます.
 この曲一曲でも十分すぎるぜ.








 長野県 東御市の風景 その 14 、今回は道路事情についてです.


 東御市 には 旧 東部町 以前から町を東西に抜ける 国道 18 号線 が走っていました.
 現在ではその国道に並行するように 上信越自動車道 や 浅間サンライン という幹線道路が走っています.

 南面傾斜の農村地帯ですが、交通の便は比較的いい場所でもあります.



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 こちらが 上信越自動車道 で、写真は 東京 方面を向いています.

 この場所から約 1 km 先に 東部湯の丸 IC (サービスエリア併設) があります.

 この道路は 1998 年の 長野オリンピック 関連事業で 1996 年に供用開始になっていますが、その当時は暫定 2 車線の対面通行区間がほとんどでした.


 東御市 は東は 小諸市 、西は 上田市 に挟まれています.
 自動車道建設当時、その両方の市には当然 IC が建設されることが決まっていたため、旧 東部町 としてもなんとかインターチェンジ建設を、との誘致運動が盛んに行われていました.
 たしか SA は 東部町 地籍に建設することは前から決まっていたと思います.

 結果的には SA の設置に合わせ IC 建設も決定しました.
 たしか IC の建設費用を町が出す 請願 IC だったと思いますが、はっきりとは覚えていません.

 ちなみに IC と SA に名前は建設当時の "東部湯の丸" .
 町村合併し 東御市 になりましたが、名称の変更は膨大な費用もかかることから以前のままです.

 今になれば、市にとっても本当に IC があってよかった.
 個人的にも、ボクの家から 3・4 分で IC ですのでとても重宝しております.



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 国道 18 号 の渋滞緩和も含め、 上信越自動車道 よりもずっと前に作られたのが 浅間サンライン.
 正式名称は 浅間山麓広域農道 で、 軽井沢町 追分 から 上田市 住吉 までの 27.3 km を結ぶ広域農道でです.

 この道路ができるまでは、国道での交通事故が非常に多く、特に深夜の大型トラックに起因する死亡事故が多発していました.
 これは 碓井バイパス から神経使って運転してきたものが、この 東部町 地域に入ると結構直線の道になるため居眠りが多かったと言われています.

 写真はボクが今まで毎日通っていた場所で、朝はこのあたりの上下線は完全に車で埋め尽くされます.


 一応農道なので、側道をトラクターや軽トラックが走っています.
 交通量は多めですが、どこかのどかな風景が広がっています.

Point of Departure

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 今日も朝からきれいな青空です.
 こんないいお天気ですが、今日は年一回の暖房用気調システムの点検が午前中あるので家でお留守番です.
 点検中も特にやることないので、とりあえずのブログ更新.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/320sec f/10 ISO-100)

 今年の冬って、雪も少なく比較的穏やかな日が続いているから、家からの見る景色はほとんど変化なく面白くありません.
 そのため例年に比べると写真撮影枚数が極めて少ないのです.


 雪が多ければ多いで道路の凍結で大迷惑、もういらないと思ったりするのですが、今年のようになければないでもう少し冬らしい景色も眺めたいとも思ったりします.

 本当に自分勝手なのです (笑)



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 さてどこにも行くことのできない土曜日、午前中にブログを更新してしまおう.


 アブストラクト (・・・ [形動]抽象的な。観念的な。 ・・・)
 そんな言葉の似あうアルバムです.





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  "Point of Departure / Andrew Hill"





  1. Refuge ・・・・・ 12:16

  2. New Monastery ・・・・・ 7:05

  3. Spectrum ・・・・・ 9:47

  4. Flight 19 ・・・・・ 4:18

  5. Dedication ・・・・・ 6:45

  (All compositions by Andrew Hill)





  Kenny Dorham (tp), Eric Dolphy (as.b-cl.fl),
  Joe Henderson (ts), Andrew Hill (p),
  Richard Davis (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at RVG Studio, Engl. Cliffs, NJ, March 21, 1964.






 BLP-4167 ・・・・・・ 4100番台も後期になりますと、結構危険な香りのするアルバムがゴロゴロ.
 ボクにとってはこのアルバムもかなり危険な香りが.

 ボクの CD には入っていませんが、別テイク 3 曲がボーナストラックとして入っているものもあります.



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 超・新主流派 とでも呼んでしまおうか.

 それまでほとんど聴こうとしなかった アンドリュー・ヒル .
 幾度となく聴いてきたけれど、どうしても苦手な エリック・ドルフィー .

 このアルバムはこの二人に象徴されるのかなぁ.


 ベースの リチャード・デイヴィス はいかにも彼らしい演奏で、こういった演奏にも溶け込んでいます.
 トニー・ウィリアムス も同じですね.

 決してフリー・ジャズではないんだけれど、フリーキーな香りがプンプンしています.

 そしてとどめを刺すのが 3 曲目での エリック・ドルフィー の バス・クラリネット .




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 5 曲目 "Dedication" はとても抒情的な曲.
 途中の アンドリュー・ヒル のピアノがとてもリリカルなのです ・・・・・・・

 が、フレーズのところどころに予想外の音がちりばめられています.
 すごくステキな旋律を追いかけていると、突然一つの音が ・・・・・ そう予想外に飛び出すのです.

 このあたり、聴いていてもハラハラ・ドキドキといった感じで、これが彼の演奏を好きになるのかダメなのかのターニング・ポイントになるんじゃないのかなぁ.


 ボクは ・・・・・・・・・

 とりあえず数年前に比べかなり成長したので、最後まで聴き通すことはできるようになりました (笑)
 まぁ、これは 山中千尋 さんのエッセイの影響が大ではあるんですがね.

 結局は美女に弱いということなのか.



Dolphy002

 もっとダメなのが、 エリック・ドルフィー 様.

 ジョン・コルトレーン を聴きまくっていた頃に エリック・ドルフィー にも出会ったので、彼の演奏はぶっちゃけ以前かなり頑張って聴いた記憶があります.
 アルバムも有名どころのアルバム中心に、リーダー・アルバムだけでもたしか 5・6 枚は持っていました.


 でもねぇ ・・・・・・・・ やっぱりダメ.



 CD 集め始めてからは、彼のリーダー・アルバムで購入したのは "Out to Lunch!" のみ.
 彼を代表するアルバムではありますが、 CD を買うことにかなり躊躇していたアルバム ・・・・・・・ 購入後もたまに姿勢を正して聴いてみようと思うものの、やっぱりキツイのです.


 このアルバム、 ジョー・ヘンダーソン が出てくるとなにかホッとできます.
 この時期の ジョー・ヘンダーソン は "In 'n Out" (BLP-4166) 、 "Inner Urge" (BLP-4189) といったバリバリのモード演奏をしていましたが、この "Point of Departure" の中では非常にモダンて聴きやすい感じを受けます.

 それだけ エリック・ドルフィー や アンドリュー・ヒル の演奏がアブストラクトということなのかな.

 結構修業的なアルバムでもありますが、せっかく購入したアルバムなので聴かないとね.
 たまにはこういったアブストラクトな演奏も刺激に満ちていていいのかも.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ベアリスタ がまたまた届きました.
 10月に職場を異動になった元部下の腐女子からです.



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  今年の干支にちなんだ猿のバリエスタ ・・・・・ ではなく ベアリスタ です.


 ちなみに今年最初の心の旅の行き先は ・・・・・・・・

 ミャンマー という国のようです 昔でいう ビルマ ..


 まぁこのあたりのことは次の機会にでも書くことにします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Africa/Brass

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 いつもの家からの景色です.
 昨日撮ったものですが、いいお天気です.
 青い空と、冬らしい白い大地.


 今まで、ブログ記事の見出し写真をアルバムにするためアルバム・ジャケットを最初の写真にしていました.
 数週間前に気がついたのですが、いつの間にか選択で見出し写真を選べるようになっていました.
 この機能は前から欲しかったので、ちょっと嬉しい感じ.




 たまには John Coltrane でも、姿勢を正して聴いてみましょう.
 その昔、アナログ盤収集時代はかなりの枚数があったのに、 CD では代表作品 20 枚ほどしかありません.






Coltrane021
 





  " Africa/Brass / John Coltrane "





  1. Africa
       (J.Coltrane) ・・・・・ 16:25
  2. Greensleeves
       (traditional) ・・・・・ 9:56
  3. Blues Minor
       (J.Coltrane) ・・・・・ 7:22





  John Coltrane (ts.ss), Eric Dolphy (as.b-cl.fl.arr),
  McCoy Tyner (p), Reggie Workman (b), 
  Art Davis (b), Elvin Jones (ds)
  Brass section :
  Freddie Hubbard (tp), Booker Little (tp), Britt Woodman (tb),
  Pat Patrick (b-s), Bill Barber (tuba), Julian Priester (eup),
  Charles Greenlee (eup), Carl Bowman (eup),
  Garvin Bushell (piccolo, woodwinds), Julius Watkins (fhn),
  Jim Buffington (fhn), Bob Northern (fhn), Donald Corrado (fhn),
  Robert Swisshelm (fhn)
  # 1 & 3 : Recorded at RVG Studio, NJ, June 7, 1961.
  # 2 : Recorded at RVG Studio, NJ, May 23, 1961.






 Impulse ! レコードに移籍して最初のアルバムです.
 普段ビッグ・バンドに使われる機会の少ない ユーフォニウム や フレンチホルン が加わっているのが特徴です.
 といっても違和感はまったくありませんが.

 John Coltrane を語る場合、 モード・イディオズム とか絶対的に書かなければいけないはずですが、そういった難しいことはボクのブログには合わないので、気になる方は他で調べてみてください.


 アレンジはあの Eric Dolphy ・・・・・・・・・ 昔苦手だった演奏も、最近ではかなり克服し、問題なく聴いちゃってますが、 Eric Dolphy はまだ苦手の一人です (笑)

 このアルバムには他にも Freddie Hubbard や Booker Little といった、自身のリーダー・アルバムを何枚も出しているようなミュージシャンが一緒に演奏しているのですが、ソロ・パートはなく、バックのブラス・アンサンブルに徹しています.




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 その昔、 John Coltrane のアルバムは 50 枚くらいはあったはずです.
 当然、今より知識なんかなかった頃ですので、 モード演奏 と言っても 「何となくこんな感じ ・・・・・ 」
 それでもアルバムを買い漁ったのは、よくわからないながらも聴き手を惹きつけちゃう強力な何かがあったからでしょう.
 ところが、その強力な何かのおかげでいつの間にか簡単に聴こうとは思わなくなってしまいました.
 極端に言うと、彼の演奏を聴く場合はきちんと正座して、今から聴くぞと気合を入れて ・・・・・・・

 だからジャズ屋で常連でもない方が軽〜く 「 "Selflessness" の A 面」 なんてリクエストされちゃうと 「勘弁してよぉ」 的な目で見られちゃうのです.
 ちなみにボクの通っていたジャズ屋では "Ascension" 以降は営業時間内にはかけないルールがありました.
 また、上のようなリクエストが入った場合、「ごめんなさい、さっき Coltrane かかったばかりだから ・・・・・」 なんて ・・・・・・・・ ボクがバイトしていた時、 Coltrane を含めどうもその場の雰囲気に合わないようなリクエストの場合は、こんな感じでやんわりお断りしてました.




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 この "Africa/Brass" には、今はどうも廃盤のようですが、別のセッションを収めた "Africa/Brass Sessions 2" (タイトルは不確か) というアルバムがあり、その中に収められている "Song of the Underground Railroad" が大・大・大好きでした.
 結構アップ・テンポの曲で、ホーンもグイグイ来る感じだったと思います.
 ボクは両方のアナログ盤持ってましたが、 "Session 2" のほうがよく聴いていたかもしれません.

 Impulse ! のこの辺りは、ルーキーでもきっと問題なく聴くことができるでしょうか.






 さて、先にも書いたように、例えば John Coltrane の場合以前は 50 枚以上のアルバムがあったにも関わらず、今ではたったの 20 枚程度.
 Art Pepper に至っては 40 枚くらいあったものが、今ではたったの 3 枚.
 逆にジャズ・ヴォーカルなんかは以前ほんの数枚くらいしかなかったものが、最近買うアルバムの多くがヴォーカルになっていたり.

 かなり聴く対象 ・・・・・・ というか、 CD 購入対象が変わっています.


 アナログ盤をすべて処分し、 CD を少しずつ購入し始めた頃の CD は、 思い出 ・・・・・・ 記憶 のアルバムが中心でした.



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 こんな薄暗く、狭い ジャズ屋 で聴いたアルバムがすべて.
 サイフォンでおとしたコーヒーの香りと一緒に流れてくる音がすべて.


 だから聴いたことのないアルバムを購入する気も無く、新しい知識なんかまったく必要無し.
 ただただ 思い出 のジャズがボクのすべてでしたから.

 そしてアナログ盤でよく聴いたアルバムにも関わらず、 CD 購入を躊躇させるものもかなりありました.
 それが John Coltrane だったり、 Art Pepper だったり ・・・・・・・
 本当だったら今でもそんな偏った聴き方していてもおかしくなかったんでしょうが.



 そんな偏った聴き方を変えてくれたのがこのブログです.
 書き始めた頃はまったく見向きもされず、 PV (ページ・ビュー) も 0 と 1 ばかり.


 ところが少しずつアクセスが増えるにつれ、いろいろな人と関わりを持つようになってきました.
 小川さん だったり、ブログを通じて知り合った人たち ・・・・・・・・
 それに比例するように今まで聴くことのなかったアルバムがどんどん増えました.




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 今家にあるアルバムの半数くらいは、今まで聴いたことのなかった (聴いたとしても、気にも留めなかった) アルバムです.
 もしブログを止めていたら、これらのアルバムのほとんどはきっと棚になかったでしょうね.

 最近もブログを通じて新しい出会いがあり、そこからまた新しいアルバムを聴きたいと思うようなことがたくさん.


 常々、ジャズってとても人間臭いと思っていますが、こういった人との関わりの広がりとともにどんどん新しい世界をボクに見せてくれます.


 だからジャズって面白い ・・・・・・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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