Harold_Land

Jam Session

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 もう数週間前になりますが、 7 月に撮影した救助隊の 訓練風景 写真から使用するものを選んでいただき、それをトリミングと軽いレタッチしてデータを引き渡し.

 数日前にゲラ刷りを見せてもらって、撮影からの一連の作業は完了です.



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 ● 2022.7.7.  : EOS-1DX Mark ll + EF 70-200mm F2.8L IS lll USM ●

 撮影した訓練は、 8 月 26 日に 東京都立川市 で開催された 第 50 回全国消防救助技術大会 に出場するための特別訓練の風景.
 上田地域広域連合消防本部 からは個人種目に 2 名が出場しました. 
 団体種目のほうは 1 チームが 7 月に開催された関東大会に出場しましたが、残念ながら全国大会まではコマを進められませんでした.


 この大会は大きく陸上の部と水上の部に分かれています.
 陸上の部の訓練種目は、隊員ひとりひとりが基本的な技能を練磨する「基礎訓練(2種目)」(個人種目) と、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練(5種目)」(団体種目) 、さらに、使用器材や訓練内容を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」の全8種目があります。

 それぞれの種目には標準所要時間と安全管理などの減点項目が設定されており、減点がなく標準タイムを切ると入賞となります.
 タイム測定して競技会方式にはなっているものの、救助技術を向上させるために始まった大会ですので、入賞者の賞状にも「第一位」とか「優勝」といった表記はなく「入賞」のみ.
 公式記録もスタート順での表記で、それぞれタイムと減点などが表示されるだけ.

 各都道府県大会で速いタイムを出したチームが、上位のこの大会に出場しています.



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 ● 2021.6.3. : EOS-1DX Mark ll + EF 70-200mm F2.8L IS lll USM ● 

 順位付けはないものの、参加している選手はとにかく一番速いタイムを出し、実質的な全国一を目指します.


 実は今回の大会で「ロープブリッジ渡過」に出場した上田広域消防の隊員が、見事一位になりました.
 過去にも全国大会で入賞した隊員は何人かいますが、一位は消防本部としても初めて.

 この「ロープブリッジ渡過」とは、水平に展張された渡過ロープ 20 メートル(往復 40 メートル)を、往路はセイラー渡過、復路はモンキー渡過するロープ渡過の基本的な訓練です.
 公式記録は 15 秒 7 、大会記録だったそうです.
 まさにブッチギリの速さで圧勝という感じでした ・・・・ しっかり You Tube のライブ配信観て感動しちゃいました.



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 ● 2022.7.7.  : EOS-1DX Mark ll + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ●


 おめでとうございました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日のメインはこちら.

 救助隊のオレンジにちなんで、オレンジ色のジャケットのアルバム.
 かなり古いアルバムで、演奏スタイルも古き良き時代の香りがします.




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  " Jam Session / Clifford Brown "




  1. What Is This Thing Called Love?
         (Cole Porter) ・・・・ 15:06
  2. Darn That Dream
         (E.DeLange-J.V.Heusen) ・・・・ 5:16
  3. Move
         (Denzil Best) ・・・・ 14:42
  4. Melody: ・・・・ 11:35
     My Funny Valentine (L.Hart-R.Rodgers)
     Don't Worry 'bout Me (R.Bloom-T.Koehler)
     Bess, You Is My Woman Now (G.Gershwin-I.Gershwin)
     It Might as Well Be Spring (O.Hammerstein II-R.Rogers)




  Clifford Brown (tp), , Maynard Ferguson (tp), Clark Terry (tp),
  Herb Geller (as: # 1, 3 & 4), Harold Land (ts),
  Junior Mance (p: # 1, 3 & 4), Richie Powell (p: # 2),
  Keter Betts (b), George Morrow (b), Max Roach (ds),
  Dinah Washington (vo: # 2)

  Recorded at Los Angeles, California, August 14, 1954.





 この時期結構あったスタジオライブを収めたアルバム.
 この手のジャム・セッションは熱いバトルを聴くことができます.
 リフを繰り返しながらソロが変わっていくところなんか、いかにもって感じで好きだなぁ.

 このジャケットがいいです.
 表裏の写真が違うものだったらももっと素敵だったのにな.





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 クリフォード・ブラウン と言えば、 Blue Note にも録音はありますが、やっぱり EmArcy .

 ジャズ聴き始めて少ししてから、このレーベルの クリフォード・ブラウン 関連のアルバムはほとんど購入した記憶があります.
 確かこのこれらのアルバムは、当時 1,500 円で他のアルバムに比べると結構安かった気がします.
 ジャズ屋で注文すると、直接問屋から仕入れられたので、さらに何割引きかで購入できたので、これらは結構まとめて購入したんだっけかな.


 同じ EmArcy レーベルから発表された "Helen Merrill" 、 "Sarah Vaughan" 、 "Dinah Jam / Dinah Washington" は、それぞれのヴォーカリスト名義のアルバムにはなっているものの、ある意味で クリフォード・ブラウン を代表するアルバムと言ってもいいでしょう.



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 ● Clifford Brown ●

 ボクの持っている CD のライナーノーツには、それぞれの演奏のソロイストを判別すべき 油井正一 氏と 児山紀芳 氏の対談が記載されていましたので、そこで書かれているソロイストを書いておきましょう.


 1.What Is This Thing Called Love?
  C.Terry ⇒ H.Land ⇒ C.Brown ⇒ H.Geller ⇒ K.Betts ⇒ M.Ferguson ⇒ M.Roach ⇒ J,Mance ⇒ R.Powell  
 2. Darn That Dream
  H.Land ⇒ D.Washington  (p: R.Powell)    
 3. Move
  C.Terry ⇒ H.Land ⇒ C.Brown ⇒ G.Morrow & K.Betts ⇒ H.Geller ⇒ M.Ferguson ⇒ M.Roach ⇒ R.Powell & J,Mance
 4-1. My Funny Valentine
  J,Mance ?   
 4-2. Don't Worry 'bout Me
  C.Terry & R.Powell & G.Morrow
 4-3. Bess, You Is My Woman Now
  H.Geller   
 4-4. It Might as Well Be Spring
  C.Brown


 ただしアメリカ版 Wiki には、リッチー・パウエル は 2 曲目だけという表記になっており、この記事のメンバー表記もそれと同じに書いてます.
 Wiki は結構誤りが多いので、どちらが正解なのかは ????



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 ● Harold Land ●

 ハロルド・ランド も何気に好きなんです.
 全然派手さはなく、ちょっとボソボソって感じで吹いたりすることもあるけど、なぜかねぇ好きなんだな.
 でも彼のリーダー・アルバムは一枚も持ってないんです (笑)


 クリフォード・ブラウン はやっぱり音がきれいだな.
 こういったジャム・セッションではかなりホットな感じで吹いたりもしますが、それでも落ち着いて聴いていられる.


 古き良き時代のホットなジャズの雰囲気を堪能できる一枚でしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Remarkable Carmell Jones

・ ・ ・ ・ ・ ・




 今年の梅雨は、ほんとに梅雨らしい.
 ここ数日雨の日が本当に多い気がします.



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 庭の隅に咲いてる紫陽花.
 この花は本当に強いな、今年もきれいに咲いてくれました.

 雨が多いせいで、どうも雑草の成長がすごく早いらしい.
 そろそろ実家の草刈りしないといけないんですが、どうも雨にたたられちゃってます.

 あまり伸びないうちに刈りたいんだけどな.



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 ちなみに今日も朝からどんより.

 降りそうで降らない、本当にはっきりしない天気です.

 仕方ないので家でブログ更新.



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 本来なら土曜日は、 東京 で娘たちと昼食して午後は撮影会だったのに ・・・・
 今月になって一気に新型コロナウイルス感染者が増加してしまったので、とても 東京 に出ていけるような状態ではなくなってしまいました.

 モデルさんには最初から前日の天気予報確認してキャンセルもある旨伝えておきましたが、まさか新型コロナ感染者が増えるとは思ってもいませんでした.
 一週間前に延期を決定.

 本当にこれじゃいつまで経っても 東京 に行けそうもありません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 こんな梅雨時のお休みは、こんな歌でも聞いてみよう.
 かなりマイナーなアルバムです.

 最近はジャズゆっくり聴いている時間がないので、ブログのために聴く時間はとても新鮮.





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  " The Remarkable Carmell Jones "





  1. I'm Gonna Go Fishing
        (P.Lee-D.Ellington) ・・・・ 11:13
  2. Come Rain or Come Shine
        (J.Mercer-H.Allen) ・・・・ 4:30
  3. Night Tide
        (Jimmy Bond) ・・・・ 4:02
  4. Sad March
        (Carmell Jones) ・・・・ 5:46
  5. Stellisa
        (Carmell Jones) ・・・・ 9:10
  6. Full Moon snd Empty Arms
        (B,Kaye-T.Mossman) ・・・・ 6:37




  Carmell Jones (tp), Harold Land (ts),
  Frank Strazzeri (p), Gary Peacock (b), Leon Pettis (ds)
  Recorded at CA, June,1961.





 トランぺッター カーメル・ジョーンズ のデビュー・アルバム.
 Pacific Jazz レーベルでの録音.




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 このアルバムの演奏って、とても懐かしく感じるような演奏.
 ずっと昔、ジャズ屋で黙々と聴いていたころを思い出させるような演奏です.

 あの頃聴いたジャズは、こういう感じだったなぁ.
 薄暗い店内、タバコの煙が濛々と立ち込める中で、みんな静かに聴いてたなぁ.


 ただ、その当時 カーメル・ジョーンズ という名前を聞いた記憶がない.
 とてもマイナーなトランぺッターです.

 今回ちょっと調べてみたら、なんと ホレス・シルバー のグループにも在籍したことがあり、あの "Song For My Father (BLP-4185) " でラッパ吹いてるじゃないですか.
 タイトル曲でのソロはありませんが、 2 曲目の "The Natives Are Restless Tonight" ではかなりアグレッシブな演奏が聴けます.


 このアルバムでは変に気負うこともなく演奏しているところが、とても聴きやすい.



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 このアルバム聴いてまず印象的だったのがベース.
 最初聴いたときに、何か面白いベースだなぁ ・・・・ 調べてみたら ゲイリー・ピーコック だって.
 あまり聴いたことなかったので、新鮮です.

 ピアノの フランク・ストラッツェリ に至っては初めて聴いた名前.
 カーメル・ジョーンズ がこのデビューアルバムを作ることになったきっかけは、 カンザスシティ で フランク・ストラッツェリ・グループの一人として演奏していたところを、評論家の ヨアヒム・ベーレント が聴き、ダウンビート誌などで紹介.
 そこからこのアルバム録音へと繋がっていきました.

 そんなこともあり、ピアノは フランク・ストラッツェリ だったのかもしれません.




Carmel Jones 001

 とにかくとても聴きやすい.

 ジャズがジャズらしかった頃 (一体いつなんだっ ・・・・ って突っ込まれそう) の演奏なのです.

 もちろん ハロルド・ランド も 「いい仕事してますねぇ」




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、 EOS R5 & R6 の発売発表から 10 日余り.
 評判も良さそうで、予約もかなり入っているようです.



EOS R6 1002

 ボクも R6 予約しましたが、現在持っている EF レンズを使うための マウント・アダプター がなんと品切れ状況のようです.
 一応同時に予約しておいたので、 R6 の発売までには入荷すると思うんだけど.

 万が一 マウント・アダプター がこないと、シャレにならないなぁ.

 バッテリーの消費がかなり気になります.
 R6 で 250 枚と公式サイトに書いてありますが、ということは 20 コマ/ 秒だと 10 数秒連写で撮ればバッテリー一本終わっちゃうの?
 って考えちゃいますよね.



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 実際に使用した方の話ですと 1,000 枚くらいは大丈夫ということでした.
 今 EOS 5D Mark lV で使っているものが 2 本、今回追加で新しいものを 1 本購入するので、さすがに 4 本あれば大丈夫だと思うんだけどなぁ.

 一番気になるのが 3 月のスロープスタイルの大会.
 参加者も多いので、 3,000 枚くらいはいきそうだけどどうかなぁ.

 最悪、リフト小屋で充電だな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Clifford Brown & Max Roach

 気がつけば、布団がなければ眠れないくらい朝夕の冷え込みが厳しくなってきました.
 さすがに氷点下とはなりませんが、あっという間に車のフロントガラスが霜に覆われる日もやってきそうです.


 なんとなく暖かな音色のトランペッター.
 若くして散った、天才トランペッターのアルバムです.





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   " Clifford Brown & Max Roach "





  1. Delilah
         (V.Young) ・・・・・ 8:03
  2. Parisian Thoroughfare
         (B.Powell) ・・・・・ 7:16
  3. The Blues Walk
         (C.Woods) ・・・・・ 6:53
  4. Daahoud 
         (C.Brown) ・・・・・ 4:01
  5. Joy Spring
         (C.Brown) ・・・・・ 6:48
  6. Jordu
         (D.Jordan) ・・・・・ 4:00
  7. What Am I Here For ?
         (D.Ellington-F.Laine) ・・・・・ 3:04





  Clifford Brown (tp), Harold Land (ts), Richie Powell (p),
  George Morrow (b), Max Roach (ds)

  # 1 & 2 : Recorded at Capitol Studios, Hollywood, August 2, 1954.
  # 3   : Recorded at Capitol Studios, NYC, February 24, 1955.
  # 4 & 5 : Recorded at Capitol Studios, Hollywood, August 6, 1954.
  # 6   : Recorded at Capitol Studios, Hollywood, August 3, 1954.
  # 7   : Recorded at Capitol Studios, NYC, February 25, 1955.






 やっぱりこのアルバムは1曲目 ・・・・・・・ "Delilah" の演奏がとても素敵なのです.
 特に ハロルド・ランド のテナーが結構いいんですよね、この演奏.
 "Introducing Kenny Burrell (BLT-1523)" でもこの曲が演奏されており、その演奏も好きですが、この曲はやっぱりこの クリフォード・ブラウン の演奏でしょうか.




Samson and Delilah 001

 この曲は、 1949 年に公開された セシル・B・デミル 監督・製作による "サムソンとデリラ (Samson and Delilah)" の主題歌ですね.
 映画の邦題は "デリラ" という表記ですが、ジャズ・ナンバーとしては一般的に "デライア" と表記されるようです.
 主演は ヴィクター・マチュア 、 ヘディ・ラマー ・・・・・・・
 特に最後の場面、 ダゴンの神殿 の柱を倒し ペリシテ人 を巻き添えにして自らも死んでしまう場面の特殊撮影は、今観てもとてもよくできていると思います.

 この映画、ずっと前にテレビの洋画劇場で観た記憶があります.
 ただ、その時はこの主題曲まったく気にも留めていませんでした.





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 クリフォード・ブラウン は、 1930 年 10 月 30 日 デラウェア州 ウィルミントン 生まれのジャズ・トランペッター.
 バップ から ハード・バップ 初期に活躍した、ジャズ界を代表するトランペッターで、特にドラマーの マックス・ローチ とのバンドによって吹き込まれたアルバムの評価が高い.
 愛称は "ブラウニー" .


 1956 年 6 月 26 日、 リッチー・パウエル の妻 ナンシー の運転する車に リッチー と共に フィラデルフィア から シカゴ に向かう途中、 ペンシルベニア・ターンパイク で交通事故死.
 25 歳という若さでした.
 初録音が 1952 年、 そして最後の演奏として記録されているのが事故の前の日 1956 年 6 月 25 日のレコード・ショップでの演奏.
 あまりに早い 死 です.



 このアルバムは、 マックスローチ とのグループで マーキュリー・レーベル (Emarcy) に吹き込まれたうちの一枚.
 この マーキュリー のアルバムには、あの有名な 3 枚のヴォーカル・アルバムもありますし、他にも有名なあものがあり、特に "Study In Brown" なんかは名作と言われていますが、ボクとしてはこちらのアルバムのほうが聴く機会が多いです.


 "Jordu" も素敵な曲ですが、この演奏はもともと 8 分くらいの演奏だったのですが、このアルバムでは ブラウニー のソロだけで、他のソロの部分はカットされているようです.
 今日ライナーノーツを読んで初めて知りました ・・・・・・ 何年も前に買ったアルバムだというのに (苦笑)
 ちなみにこの元の演奏は "More Study In Brown" に入っているようです.





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 今日はいいお天気でした.
 明日は朝早くから大事なお仕事があるので、今日のような青空が広がってくれることを祈るばかり.

 そういえば、家から見える景色 ・・・・・ 黄金色だった周りの水田も、ほとんど稲刈りが済んでいます.


 冬の夜は、大人しく家でジャズでも聴いているのが一番です.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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