Harold_Mabern

In Paris Wes Montgomery

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ボクが今働いている 湯の丸高原スキー場 で、ようやく昨日 17 日に スノーパーク ( 通称 パーク) がオープンしました.




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 上は 16 日に撮った パーク の写真で、完成直前.


 この写真では高さがわかりませんが、実際に目の前にするとかなりの高さで、レールやボックスなども年々難易度が上がっているようです.
 このパークも、多くのスキー場で整備してあり、新しい楽しみ方の一つになっています.

 ところが昨日は一日中限りなく雨に近いみぞれ模様.
 ボーダー数人が小さめのジャンプをしていただけになってしまいました. 


 ちなみに働いているのスキー場ですが、スキーやスノーボードは当然で、他に障害者用のチェアスキー、スノースクート、チェアスノーボード (Swaky) などが同じゲレンデを滑っています.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日のアルバムは、今年になって初めて購入したアルバムです.

 2 枚組で 3,600 円と、ボクにとってはかなりの高額だったので輸入盤にしようか悩んだ末の国内版 ・・・・ と言っても仕様は輸入盤のデジパックに日本語のブックレットが付いているもの.





Montgomery008-3






  " In Paris / Wes Montgomery "





  Disk 1 :
  1. Four On Six
       (Wes Montgomery) ・・・・・ 6:35
  2. Impressions
       (John Coltrane) ・・・・・ 10:03
  3. The Girl Next Door
       (H.Martin-R.Blane) ・・・・・ 6:44
  4. Here's That Rainy Day
       (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 8:31
  5. Jingles
       (Wes Montgomery) ・・・・・ 12:34

  Disk 2 :
  6. To Wane
       (Harold Mabern) ・・・・・ 11:09
  7. Full House
       (Wes Montgomery) ・・・・・ 10:48
  8. 'Round Midnight
       (B.Hanighen-C.Williams-T.Monk) ・・・・・ 9:26
  9. Blue 'N Boogie / West Coast Blues
       (F.Paparelli-J.Gillespie) / (Wes Montgomery) ・・・・・ 13:14
  10. Twisted Blues
       (Wes Montgomery) ・・・・・ 13:43






  Wes Montgomery (g), Harold Mabern (p),  
  Arthur Harper (b), Jimmy Lovelace (ds)
  Johnny Griffin (# 7 - 9 : ts)

  Recorded at "Theatre des Champs-Elysees" Paris, March 27, 1965.






 ボクは知らなかったのですが 21 世紀最高の発掘レーベルとも呼ばれている Resonance Records が未発表音源をアルバム化したものです.
 録音されたのは 1965 年 3 月、 パリ の シャンゼリゼ劇場 でのコンサート.

 ウェス が唯一 アメリカ から ヨーロッパ に飛んでツアーを行った時の音源になるようです.





Montgomery008-2

 このアルバムについてはいろいろなところで見かける評価がおおむね好評です.
 ただボクは、後年の彼の企画的アルバムなどもあって正直 ウェス が大好きとも言えないのでちょっと不安もありました.

 ところが 1 枚目のアルバムをかけてみるとそんな不安が一気に吹き飛びます.
 お馴染みのナンバー "Four On Six" で始まりますが、これが超ゴキゲン.

 2 曲目の "Impressions" まで一気に駆け抜けちゃう感じです.

 もっとリラックスした雰囲気で始まるのかと思ったら、スタートダッシュから全開といった感じでした.
 ほんとに息をつく暇のないような演奏が続きます.


 3 曲目の "The Girl Next Door" でちょっとクールダウンさせるようなグッとくる演奏.




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●左から Harold Mabern, Wes Montgomery, Arthur Harper, Jimmy Lovelace ●

 ウェス の演奏はもちろんですが、バックのリズムセクションの演奏がとてもいい.
 特にピアノの ハロルド・メイバーン .
 "Jingles" のソロでもそうですが、高速のアツい演奏が随所で聴くことができます.


 このピアニストの演奏は Blue Note でもサイドメンとしていくつかのアルバムで聴けます.
  "Blue Spirits / Freddie Hubbard (BLP 4196)"
  "Dippin' / Hank Mobley (BLP 4209)"
  "Bring It Home to Me / Blue Mitchell (BLP 4228)"


 今までそれほど意識していませんでしたが、このアルバムのようなステキな演奏を聴いてしまうと、もう少し違うアルバムも聴いてみたくなります.




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●左から Arthur Harper, Wes Montgomery, Johnny Griffin ●

 2 枚目には当時 ヨーロッパ で活動していた ジョニー・グリフィン が加わっています.
 ウェス と ジョニー・グリフィン と言えばアルバム "Full House" .

 このアルバムでは3曲だけの参加ですが、特に 2 枚目の 2 曲目 "Full House" .
 この演奏の ジョニー・グリフィン が好きです.

 次の "'Round Midnight" ではちょっとした掛け合いもあったりして、リラックスした雰囲気が伝わってきます.




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●左から Arthur Harper, Harold Mabern, Wes Montgomery, Jimmy Lovelace ●

 ボクにとっては結構高価なアルバムでしたが、その分十分な聴き応えでとてもご機嫌なのアルバムでした.

 やっぱり CTI でのポップ系の企画アルバムよりも、こういった演奏のほうがいいです.
 改めて ウェス が好きになりました.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日はお休みだったので、ちょっと滑りに行ってきました.
 滑ると言ってもスキーやスノーボードではなく、スノースクート.




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 実は以前からずっとやってみたいと思っていて、ようやく最近中古をゲット.
 今日が初滑りでした.


 ・・・・・ が、とても滑ると言えるような状態ではなく.
 緩斜面で直滑降や止まる練習してたんですが、思ったよりも難しくて心が折れそうです.

 スキーでもこんなに転んだことのないくらい、とにかくよく転びました.
 斜度がないところなので、急斜面に比べ転んだ時の衝撃はかなり大きくって ・・・・・

 ヘルメット被っていて大正解.


 ちなみに練習した場所もかなり硬めのバーン.
 FB の友達でずっと前からスクートしている方にそんな話をしたら、「アイスバーンは初心者にはキツイ ・・・ 」 ということでした.

 もっと普通の雪だったらもう少しうまくできるかなぁ ・・・・・ ぼそっ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Bring It Home to Me

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 一気に寒くなりました.
 月曜日の夜なんか、タオルケット一枚では寒く感じるくらい.

 おまけに台風の影響からか、ここ数日はとにかく風が強くて.
 高台にある我が家としては、風の影響をダイレクトに受けてしまうのです.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/120sec f/5 ISO-100)

 昨日の夕方です ・・・・・・・
 仕事から帰ってきて雨上がりのいつもの風景.

 後でよく見たら、高台のところから虹がほんの少し映っていました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ブロ友さんがこのアルバムをアップしたので、自分はどんなこと書いたのかブログで探してみたら、まだこのアルバム取り上げていませんでした.
 ということですっかり秋の気配の中でちょっと聴いてみましょう.







4228






  " Bring It Home to Me / Blue Mitchell "




  1. Bring It Home to Me
      (Jimmy Heath) ・・・・・ 7:57
  2. Blues 3 for 1
      (Blue Mitchell) ・・・・・ 6:03
  3. Port Rico Rock
      (Tom McIntosh) ・・・・・ 6:33
  4. Gingerbread Boy
      (Jimmy Heath) ・・・・・ 6:35
  5. Portrait of Jennie
      (G.Burdge-J.R.Robinson) ・・・・・ 5:37
  6. Blue's Theme
      (Blue Mitchell) ・・・・・ 5:21






  Blue Mitchell (tp), Junior Cook (ts), Harold Mabern (p),
  Gene Taylor (b), Billy Higgins (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 6, 1966.







 1966 年録音の、このアルバムのオリジナルのレコード番号が BST-84228 .
 俗に言うところの 4200 番台.
 ボク的にはこの 4200 番台というのが、とても大きな意味を持っています.



4228-1

 ブルー・ミッチェル は リー・モーガン のような派手さはありませんが、ボクは大好きなトランペッター.
 有名なのはこのアルバムよりちょっと前、 Blue Note に残した ホレス・シルバー・グループ での演奏でしょうか.


 ただ 「彼のアルバムで一番好きなアルバムは ?」 って聞かれたら、間違いなく "Blue's Moods (Riverside)" って答えちゃうんですが (笑)



 話を戻して ・・・・
 このアルバム、先に書いたように 4200 番台.
 このアルバムの前後には

    " Jacknife / Jackie McLean " (BST 4223)
    " At the "Golden Circle" / Ornette Coleman " (BST 4224-5)
    " Complete Communion / Don Cherry " (BST 4226)
    " Got a Good Thing Goin' / John Patton " (BST 4229)

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 なんてアルバムがドーーーンと控えています.


 一応シリアスなジャズ・ファンに揉まれながら育ってきたボクにとって、この辺りのアルバムはまさに秘境なのです.

 今でこそこのあたりのアルバムも結構持ってはいるものの、正直 4200 番台で好きと呼べるアルバムは数えるほどなのです.


 だからこのアルバム、ジャケット・デザインはとても好きだったんだけれど、かなり迷って購入した記憶があります.



blue-mitchell001

 1 曲目、アルバムタイトルでもある "Bring It Home to Me" が流れ始めて ・・・・・・

 「あぁ、やっぱりこんな感じなんだな」 というような思いがありました.

 この時代だったらこうのも全然ありかな.



 相変わらずちょっとくすんだ感じが、ボクのツボです.
 こういった演奏って、単純に技術がスゴイとかではないんですよね.
 ビックリするくらいうまくなくても、何か心にジワーーーーッとくるような演奏っていうのが彼の持ち味だったりします.

 ジュニア・クック もそんなところが少し似ていたり.
 彼もやっぱり ホレス・シルバー・フループ の演奏になっちゃうなぁ.



 5 曲目の "Portrait of Jennie" は 1948 年 ジョセフ・コットン と ジェニファー・ジョーンズ 出演の映画 "Portrait of Jennie" のために書かれた曲.
 ここではしっとりとした演奏です.

 でも、 ブルー・ミッチェル が目指していた方向はファンキーでロックビートに乗った演奏だったのでしょうか.



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 ピアノは ハロルド・メイバーン .
 そう言えばライナーノーツに書かれている 「ミッチェル版 "Dippin'"・・・・・」 とありますが、あのアルバムのピアノも ハロルド・メイバーン でした.


 昔の "Dippin'" の記事を読んでみたら、今日書いたことと同じようなことが書いてあり、思わず苦笑い.


 4 曲目 "Gingerbread Boy" でみせるファンキーなピアノがいいなぁ.


 ボクの中ではいろいろな問題や新しい発見のある 4200 番台ですが、そんな中でも静かに佇んでいる感じのアルバムです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて話はまったく違いますが、ボクの家のそばには 1 軒だけコンビニがあります.
 以前は "Save On" というローカルなコンビニでしたが、県内のこのコンビニ・チェーンが大手の ローソン に買収されたようで、 7 月から ローソン に衣替えされました.



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 今まで閑散としていたコンビニが、最近ではいつも車が何台も停まっています.
 歩いて 2-3 分のところに住んでいるボクといたしましては、大手 ローソン にバンザイ.

 品数も豊富ですし、マチカフェ もある !!


 ただ一つだけ難点は、今までより混雑が ・・・・・・・・ (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Recado Bossa Nova

 今日は暖かい日でした.
 午後もこんな青空が ・・・・・・・・



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 でも日本海側では、まだまだ雪が降るようなことをニュースが伝えていました.
 異常なお天気が続きますねぇ ・・・・・・ いつしか、こんな異常な天気が当たり前の天気になってしまうのでしょうか.




 昨日、 TBM からセールのお知らせが届きました ・・・・・ 不思議と、また TBM 聴きたいなぁ、と思っているような時にきちんとセールのお知らせが届きます (笑) .
 でも、欲しいアルバムのほとんどがもう在庫ないので購入不可能です.
 そんな中、昔のアルバムの xrcd 版が数枚あったので、そこから何枚か購入しようと思っています.

 何年か前、最初に送っていただいたお知らせには、まだまだクラシック盤 (・・・・といっても、クラシック音楽ではなく、ジャズの初期のアルバム群のことで、 xrcd 化されていない物) が結構あったのですが、さすがにもうないですよね.
 それでもその当時 20 枚ほどは直接購入できたので、まぁタイミング良かったということにしておきましょう.

 とりあえず今回は 5 枚注文しておきます.




 気がつけば、 Blue Note のアルバムも 300 枚を越えました.
 もういいかなぁ、といつも思っているのですが、まだ持っていないアルバムの廉価盤を見つけたりすると、ついつい購入してしまいます.
 今日も前から欲しかったアルバムを発見 ・・・・・ 中古でそんなには安くなかったのですが、こういう機会を逃すと次の機会がいつになるのか全く分からないので、ちょっと無理をして購入です.
 こんな買い方しているおかげで、数年前までは考えられなかったような演奏まで聞くようになりました.



 このアルバムはブログを始めた頃に、サラリと取り上げたアルバムです.
 ジャズ喫茶で一世を風靡したアルバムで、ボクもかなり前から持っていた、朱色がとても鮮やかなアルバムです.







4209






    " Dippin' / Hank Mobley " (BLP-4209)





   1. The Dip 
            (H.Mobley) ・・・・ 7:54
   2. Recado Bossa Nova 
            (D.Ferreiro) ・・・・ 8:09
   3. The Break Through 
            (H.Mobley) ・・・・ 5:49
   4. The Vamp 
            (H.Mobley) ・・・・ 8:19
   5. I See Your Face Before Me 
            (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・ 5:27
   6. Ballin' 
            (H.Mobley) ・・・・ 6:51




   Lee Morgan (tp), Hank Mobley (ts), Harold Mabern (p),
   Larry Ridley (b), Billy Higgins (ds)
   Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 18, 1965.







 ハンク・モブレー は 1930 年 7 月 7 日 ジョージア州の イーストマン 生まれ.
 レナード・フェザーによって 「テナー・サックスのミドル級チャンピオン」 と呼ばれたことで知られます.
 John Coltrane や Sonny Rollins のような華やかさはありませんが、 Blue Note の多くのアルバムに吹き込みを残し、 Blue Note を代表するテナー奏者であることは間違いありません.
 一時は Miles Davis のグループにも入ったものの、思うような演奏ができないまま短期間で脱退しています.
 この辺りのことは "マイルス・デイヴィスの真実" (小川隆夫著) に詳しく書かれています.




4209-2

 このアルバムは BLP-4209 ・・・・・ 4200 番台です.
 Blue Note の 4200 番台というと、フリーキーな演奏、モーダルな演奏、ジャズ・ロック的な演奏 ・・・・・・・
 非常に多国籍的な印象があります.
 一昔前は、絶対に 4200 番台なんて聴かないと思っていたくらい、バラエティに富んでいます.


 このアルバムの前後にも、 Andew Hill 、 Sam Rivers 、 Ornette Coleman 、 Bobby Hutcherson 、 Anthony Williams 等のアルバムがあります.
 これらの名前を見ただけでも ・・・・・・・ うぅ〜〜ん、という感じ.


 そんなラインナップの中にあるこのアルバム、ストレートアヘッドで骨太な演奏です.
 1 曲目の "The Dip" はちょっとロック・テイストの軽快な曲.
 まるで Lee Morgan の "The Sidewinder" のような感じかな.
 そんな曲での Mobley のソロは ・・・・・・ やっぱり、ブルージーなんだよね、そこが彼のいいところ.


 そして 2 曲目の "Recado Bossa Nova" になだれ込んでいくのですが、この演奏はもう何も言えないくらいゴキゲンです.
  Mobley はもちろんですが、ピアノの Harold Mabern がすごくいい演奏してます、ボクの好み.
 ブロック・コードを主体にした演奏が、超ゴキゲンなのでありますよ.
 このアルバムが日本でとてもブレイクした要因の一つに、このピアノがあるからじゃないかとボクは思ってしまいます.
 "I See Your Face Before Me" の演奏も悪くない.



 このアルバムをまだ聴いたことのないルーキーのみなさまにも自信を持ってお勧めできるアルバムです.
 とにかく 2 曲目の "Recado Bossa Nova" 聴いてみてください.



 今日の青空のように気分がウキウキする演奏ですから ・・・・・ .
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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