Helen_Merrill

There Will Never Be Another You

 グッと過ごしやすくはなってきましたが、今日はちょっと気温が上がりました.
 と言っても夏の最盛期に比べればまったく大したことはないのですが、ここ数日涼しかったので暑く感じてしまいました .




 たまには HMV や Amazon を覗かないと、限定版などを見落としてしまうので、久しぶりに覗いてみました.
 いろいろ出てはいますが、どうしてもというものは ・・・・・・・

 そんな中で見つけた一枚、ジャケ買い しちゃいました.




krall015
  " Glad Rag Doll / Diana Krall "


 10 月発売の新しいアルバムですが ・・・・・・・・・
 このジャケットはもう 反則 に近いでしょう、無条件に Click してました.
 でもしっかり International 盤を Click しているのは、かすかに残っていた冷静さかもしれません.


 長年連れ添ったプロデューサー トミー・リピューマ から、夫である エルヴィス・コステロ や T・ボーン・バーネット をプロデューサーに起用したニュー・アルバムです.
 ジャケットからすでの商業的な香りがプンプンしていますが、わかっていてもコロッといってしまうのが男の性 (サガ) です ・・・・・ 涙

 まぁ、彼女の歌 ・・・・ というか、声は結構好きなので内容に関係なく、とりあえずは聴いてみることにしています.







 ハイになった気持ちを、こんな演奏で落ち着かせるとしましょう.
 このアルバムでの、 "There Will Never Be Another You" の演奏が大好きです.
 グッとくるような演奏、秋にはぴったりですね.





1566






   " Swing And Soul / Lou Donaldson " (BLP-1566)





    1. Dorothy
          (R.Nichols) ・・・・ 5:21
    2. I Won't Cry Anymore
          (A.Frisch-F.Wise) ・・・・ 4:19
    3. Herman's Mambo
          (H.Foster) ・・・・ 4:51
    4. Peck Time
          (L.Donaldson) ・・・・ 5:18
    5. There Will Never Be Another You
          (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 5:04
    6. Groove Junction
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:14
    7. Grits And Gravy
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:16





   Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
   Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorede at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 9, 1957.







1566-2

 このアルバムの特徴として、 コンガ ・・・・・ Ray Barretto が加わっていることが挙げられるでしょう.
 よりラテンな香りのする、ソウルフルな演奏を目指したのかもしれませんが、内容的にはコンガがうまく効いているとは思えません ・・・・・ 演奏が良くないというのではありません、演奏はとても素敵です.

 この 1 年後に、同じメンバーで吹きこまれた " Blues Walk (BLP-1593) " のほうが、はるかにソウルフルでファンキーなアルバムに仕上がっています.
 当然ですが、ジャズ喫茶の人気も、 "Blues Walk" のほうが上.


 でもこのアルバムもしっとりと落ち着いて聴くにはいい感じのアルバム.
 まぁ、ボクの場合は大好きな "There Will Never Be Another You" が入っているから.
 この曲は、やっぱりこんな演奏がしっくりきます.

 この曲多くのミュージシャンンが演奏しています.
 中にはオルガンでの演奏なんかもあったりしますが ("The Sound Of Jimmy Smith" BLP-1556) ・・・・・ボクはこのアルバム様な演奏が好きですね.




loudonaldson

 Lou Donaldson は、 Blue Note に多くの演奏が残っています.
 リーダー名義のものはもちろん、サイドメンとしても ・・・・・・.

 それだけに演奏のタイプも、ハード・バップ、ファンキー、ソウル、ロックというように多岐にわたっています.
 個人的には、 1500 〜 4000 番台あたりが一番好きです.
 昔ほど聴かず嫌いではなくなっていますが、やっぱり彼の演奏はハード・バップからファンキーあたりの演奏がいいですね.





 先日、 "見つめていたい歌姫たち" シリーズのことをほんの少し書きましたが、 "JAZZ THE BEST お宝コレクション 魅惑の女性ヴォーカル編" なるシリーズも、 1,100 円で限定発売されていました.
 決してジャケ買いではありませんが、結果的にはジャケットの素敵な 3 枚をお買い上げです.

 やっぱり秋はしっとりと女性ヴォーカルだよなぇ ・・・・・・ なんて、よくわからないくせに (笑) .



reys001
  "Cool Voice Of Rita Reys Vol.2 / Rita Reys"



dearie001
  "Give Him The Ooh La La / Blossom Dearie"



merrill02
  "Helen Merrill With Strings / Helen Merrill"



 どれもみんな、素敵なジャケットでした.
 相変わらずの面食いです.

Sophisticated Night

  ソフィスティケート【sophisticate】
  [名](スル)都会的に洗練すること。「―された身のこなし」



 昨日、ある方のブログの中で 「ソフィスティケートされた雰囲気がある」 と言われてしまいました.
 ボクの知っている 「ソフィスティケート」 の意味とは別の意味があるのかと、辞書を調べてみると ・・・・・・ やっぱり、 「都会的に洗練」 ですよね.


 今までこんな言葉を言われたことなどもちろんありませんし、女性にも言ったことありません.
 そういえば、こんな単語もあったんだなぁ〜、というような感じです.
 ボクは、正真正銘の田舎人です、とても都会的でもありません.
 ましてや 「洗練」 なんて ・・・・
 そう言ってくれた方のほうが、一億倍くらい 「ソフィスティケート」 されています ・・・・ 社交辞令として受け止めておきましょうか.
 ただボクくらいの歳になると遠慮がほとんどなくなってくるので、たとえ社交辞令とわかってもそう思わせていただくことにします.
 そうすれば、ほんの少しだけでも洗練されるかもしれませんので.




Cocktail003

 月一度くらいのペースで東京には行っていますが、都会的ではありませんね.
 とても東京で暮らすことはできそうもありません.
 やっぱり田舎の暮らしがいいですね ・・・・ と言っても、あまりに田舎すぎて不便な場所は、それはそれでダメです.
 今住んでいる場所は、高速のインターまで 3・4 分、新幹線の駅まで車で 15 分ほど ・・・・ 新幹線に乗れば 90 分程度で東京です.
 このくらいの田舎が、ボクにはちょうどいいですね.


 東京に行っても、基本的行動パターンはいつも一緒.
 泊まる場所も、講習会場も、飲みに行く場所も、みんないつもと一緒です ・・・・・・ これだけでも、とても洗練されているとは思えないなー(笑).
 おまけにファッションといったら、いつもほとんど同じような服しか着ませんし、ブランドなんてまったく興味なし.
 気に入ったものあれば、同じものを数着必ず買っておきます.
 食も、好き嫌いが多いのでとても 「グルメ」 にはなれません.
 恋は ・・・・・ 遠い日の花火のように、思い出だけしか残っていません.
 どこにでも漂っている、加齢臭まき散らかすオヤジの一人ですね.




tokyo00665

 東京に行った時は、時間があるとカフェでコーヒーです.
 コーヒー飲みながら、お店の中や外を歩く人たちのマン・ウォッチングするのが楽しいんですよね.
 ほんとうにいろんな人たちがいっぱいいます ・・・・ こういうところは、都会の面白さの一つ.
 田舎では、到底見ることのできないような人たちも、ゴロゴロいます.
 そこが、都会たる所以でしょう.


 一部のスキも無く着飾った女性、
 クタクタの背広で疲れ切った中年男性、
 一心不乱に携帯のキーをたたく若者、
 ゆったりとブランチをとっている老夫婦 ・・・・


 ある意味で、みんなソフィスティケートされています.
 みんなみんな、都会の一部なんでしょうね.




 そんな都会の夜に似合いそうな、ソフィスティケートされたアルバム.






IMG_0219






   "Helen Merrill"





  1. Don't Explain
  2. You'd Be So Nice To Come Home To
  3. What's New
  4. Falling In Love With Love
  5. Yesterdays
  6. Born To Be Blue
  7. 'S Wonderful





  # 1, 2, 6, 7 :
  Helen Merrill (vo), Clifford Brown (tp), Danny Bank (bs.fl),
  Barry Galbraith (g), Jimmy Jones (p), Milt Hinton (b),
  Osie Johnson (ds)
  Recorded on December 22, 1954.

  # 3, 4, 5 :
  Helen Merrill (vo), Clifford Brown (tp), Danny Bank (bs.fl),
  Barry Galbraith (g), Jimmy Jones (p), Oscar Pettiford (b.cello),
  Bobby Donaldson (ds)
  Recorded on December 24, 1954.

  Quincy Jones (arr.cond)






 "With Clifford Brown" という表記がよくされていますが、正式タイトルは "Helen Merrill" でしょうか.
 Clifford Brown との共演であまりにも有名なアルバムです.
 そして "You'd Be So Nice To Come Home To" といえば Helen Merrill ・・・・・ このアルバムと言うくらい、有名かつ名演でもあります.




Merrill001-2

 こういったヴォーカルは、きっと 「Cotton Club」 あたりが似合うんでしょうね.
 「Cotton Club」 は東京駅の近くにあるので、行く気になれば簡単に行けるのですが、どうもボクには似合いそうもありません.
 それと同様に 「Blue Note Tokyo」 も、どうもダメなのです.
 ボクは煙草の煙があってグラスのガチャガチャとぶつかり合う音があって、ちょっとシリアスな 4 ビートが流れて、そして洗練されていない (?) 場所のほうがいいですね.

 このアルバムは、当然 Helen Merrill のアルバムです.
 ただ、 そんなに長い演奏ではありませんが、みなさんが知っている通り Clifford Brown がいいんですね.
 "What's New" の演奏なんか、すごくいい.



 Falling In Love With Love ・・・・・



 都会には、こんな恋が星の数ほど散りばめられています.
 ひと月に一度程度、こんな都会の夜を彷徨えば、ボクは十分です.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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