Herman_Foster

Light-Foot

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 21日日曜日は全国的に大雪の荒れ模様ということでしたが、なんと雨.
 多くのスキー場でも雨降りという、何か全然この時期らしからぬ空模様でした.

 22 日も厳しい寒さもなく過ごしやすかったのはいいんですが、なにかがおかしいですね.



IMG_0360-1

 写真は今日の話題に全く関係なく、カメラの詳細設定のためフィギュアをモデルにして撮ってました.
 ポートレート設定でシャープネスの調整なんだけど、フィギュアが小さすぎて今一つ違いがわからないという残念な結果.
 折角だから箸休めに一枚載せてみました.

 それにしても SIGMA の Art シリーズ、やっぱりいいな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、今年の目標の一つとして月一回くらいはブログタイトルの通りジャズのアルバム紹介をすることにしました.
 最近は新しいアルバムもほとんど購入しないので、紹介していないアルバムもどんどん少なくなってきて、かなり微妙なアルバムが残っている感じになりつつあります.


 でも Blue Note だけでも、まだ何枚もあるので頑張ってみよう.
 そういえば 小川隆夫 氏が現在執筆中の本も、どうも Blue Note の本のようです.
 こちらはちょっと購入しないと ・・・・・・・


 ということで、今日は Blue Note 花の 4000 番台.





4053 Light-Foot





  " Light-Foot / Lou Donaldson "




  1. Light-Foot
        (Lou Donaldson) ・・・・ 5:35
  2. Hog Maw
        (Lou Donaldson) ・・・・ 7:39
  3. Mary Ann
        (Lou Donaldson) ・・・・ 6:41
  4. Green Eyes
        (N.Menendez-A.Utrera) ・・・・ 5:21
  5. Walking by the River
        (U.M.Carlisle-R.Sour) ・・・・ 5:39
  6. Day Dreams
        (Herman Foster) ・・・・ 5:00
  7. Stella by Starlight
        (N.Washington-V.Young) ・・・・ 5:50





  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Jimmy Wormworth (ds), Ray Barretto (congas)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 14, 1958.




 1958 年 7 月に録音された "Blues Walk" は BLP-1593 でしたが、その半年後に録音された本アルバムは BLP-4053 と 60 番ほど間が空いてます.
 このあたりは発売時期の関係でしょうか.




4053-2

 アルバムタイトル通りの演奏で、とても軽快な演奏が続きます.
 アナログ盤でいう A 面の三曲が ルー・ドナルドソン のオリジナルで、 B 面はスタンダードという構成.


 裏ジャケットに写真に記載されている "Swing and Soul (BLP-1566)" 、 "Blues Walk (BLP-1593)" とほぼ同じメンバー構成で、ドラムスだけが Dave Bailey から Jimmy Wormworth に代わっています.


 この時代の ルー・ドナルドソン と言えば、やっぱり レイ・バレット .
 このコンガのリズムが入ってることで、ラテン的な雰囲気ムンムンで、いい気にファンキーさが増します.
 ただ演奏全体の雰囲気がちょっと似た感じになってしまい、シリアスなジャズ・ファンにはちょっと煙たがれてしまうかもしれません.
 最後の "Stella by Starlight" もちょっとアップで軽快な演奏になってますが、個人的には "Gravy Train (BST-84079)" の中の "Polka Dots and Moonbeams" のようにコンガを外してしっとり歌い上げて欲しかった気もする.



barretto 02
 ● Ray Barretto ●

 タイトル曲 "Light-Foot" では、 ルー・ドナルドソン が "ボルガの舟歌" を引用すれば、ピアノの ハーマン・フォスター は "スイングしなけりゃ意味がない" のフレーズを使ってアドリブ.
 こういう遊び感覚もジャズのアドリブの楽しさ.
 ジャズを聴き始めた頃は、アドリブの中に聴いたことのあるフレーズが出てくると、それだけでちょっとうれしくなったものです.

 ピアノの ハーマン・フォスター は ルー・ドナルドソン のアルバムではおなじみですが、あまり注目されてない感があります.
 今回も写真探していて、サングラスかけて演奏している写真を見つけてなんか面白いなぁと思ったら、全盲だったんです.
 そんなことも知らなかった.
 リーダー・アルバムも何枚か出しています.
 シングルトーンの演奏がちょっと特徴的かな.



HERMANFOSTERB001
 ● Herman Foster ●

 2 曲目の "Hog Maw" は曲の入りを間違えたものをわざと残してます.
 周りの笑い声などとともに、録音時の和気藹々とした雰囲気が少し伝わってきます.
 こういうのはカットされてしまうことが多いので、最初から入っているのは珍しいかも.


 アルバム全体は確かに軽快なんだけれど、あまり記憶に残らない感じがしないでもない.
 "Hog Maw" や "Day Dreams" もゆったりしたブルースなんだけれど、他の曲と混ざってしまうというか ・・・・


 演奏がよくない訳ではないんだけれど、もうすこしメリハリつけてアルバムにアクセントあったほうがよかったかも.



Lou Donaldson 003
 ● Lou Donaldson ●

 ルー・ドナルドソン もすでに 97 歳.
 10 年くらい前に予定されていた来日公演も体調不良で中止になっています.
 さすがにもう来日はないと思いますが、短命なミュージシャンの中でもうじき 100 歳.

 いつまでもお元気でまでもう少しなので



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Wailing With Lou

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 東洋経済 では、全国の市を対象に 「住みよさランキング」 を毎年公表しています.
 このほど最新結果が "都市データパック 2015 年版" に掲載されました.

 なんとボクの住んでいる市が 長野県 で一番 (と言っても 19 市しかないんですがね・・・・笑) になりました.
 全国ランキングでも 52 位.



28 026

 1 位と言っても、いつもアップしているボクの家からの風景を見ればわかるように本当に田舎の町です.
 人口にしたって約 3 万人ととても小さい.
 雨が少なく陽当たりがよく、大きな災害が起きないことはちょっとだけ誇れそうですが、本当になんもない.


 ただ交通の便は比較的よくって、 上信越道 の IC もボクの家から数分、隣の市にある新幹線駅まで車で 20 分くらいで行けちゃいます.
 そういった交通の便の良さも評価になったようです.

 こういうところからでも経済効果に繋がっていけばいいんですがねぇ.





 さて今日は土曜日.
 明日は当然日曜日なのですが、明日の日曜日もお仕事で丸一日つぶれます.

 だから今日くらいはまったりしようと、朝から スタバ でコーヒー飲みながらブログの下書きしたり.



4 0011

 地方のスタバだから、 9:30 頃でも写真のように店内はガラガラ.

 10 時頃になるとお客さんも増えてきましたが、さすが土曜日だけあって子供連れの方が多かったです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今月来日予定だった ルー・ドナルドソン が体調不良のため来日延期になりました.
 実はサインをもらう予定でいたので超ショック.
 年齢が 88 歳ですので、こればかりは仕方ないですね.


 今日はそんな彼のアルバム ・・・・・・・・ まだとても若かったころのアルバムを.






1545






  " Wailing With Lou / Lou Donaldson "





  1. Caravan
        (D.Ellington-I.Mills-J.Tizol) ・・・・・ 5:58
  2. Old Folks
        (D.L.Hill-W.Robison) ・・・・・ 6:22
  3. That Good Old Feeling
        (L.Donaldson) ・・・・・ 6:52
  4. Move It
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:57
  5. There Is No Greater Love
        (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 6:54
  6. L.D. Blues
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:18





  Donald Byrd (tp), Lou Donaldson (as),
  Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, January 27, 1957.









 彼がまだ十分な評価を受けていなかった頃のアルバムです.
 このアルバムよりももう少し後になると、ギターやコンガを加えファンキーな演奏するようになり大ブレイクしていきますが、このアルバムではまだまだ抑えたような感じなのです.




1545-1

 彼の演奏では好きな演奏がたくさんありますが、その中でも結構好きなのが "Gravy Train (BLP 4079)" に入っている "Polka Dots and Moonbeams" .
 実はサインもそのジャケットに書いてもらおうと思っていたんです (笑)

 ファンキーな演奏もいいんですが、こんな曲のようなしっとりと歌い上げる演奏が大好き.

 このアルバムでは "Old Folks" や "There Is No Greater Love" .
 特に "There Is No Greater Love" は、今回聴いてみて改めていいなぁと思った演奏でした.
 ここでの ドナルド・バード がいい.
 ちなみに ドナルド・バード が ブルーノート からリーダー・アルバム "Off to the Races (BLP 4007)" を発表するのは翌年のこと.


 そして ハーマン・フォスター のピアノがいいんです.



clifford-brown005

 この写真は 1954 年 2 月の バードランド での演奏風景で、この時の演奏はアルバム "A Night at Birdland (BLP 1521-22)" に収められています.
 クリフォード・ブラウン が加わって演奏しているこのアルバムはとても有名で、ジャズがハードバップへと進化していく歴史的な過程をとらえたアルバムのような紹介をされていたりもします.

 そんなホットな演奏者の中に ルー・ドナルドソン もいたのですが、 "Wailing With Lou" のジャケ裏のライナーノーツにある アイラ・ギトラー (小川隆夫 著の "ジャケ裏の真実" の記事では レナード・フェザー とありますがどうなんだろ ・・・・・ ) の記事だとまだまだ過小評価だったようですね. 



Herman Foster001

 ピアノの ハーマン・フォスター です.
 ルー・ドナルドソン と言えば ハーマン・フォスター と言っても過言でないくらい、多くのアルバムを録音していますし、相性も抜群なのです.

 彼は生まれつき盲目のピアニスト.
 独特なブロック・コードを使用する演奏ですね.


 ちなみに私、その昔このアルバムのタイトルを "Waiting With Lou" だとばかり思っていました (笑)


 先日書いた "Detroit - New York Junction / Thad Jones" のように、派手なアルバムではありませんが、いい感じのアルバムなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 あまり多くはありませんが、他の方のブログも読んでいたりします.
 それぞれ個性的でおもしろいものがいっぱいあります.

 ただ基本的に自称ビジュアル派なので見た目読みやすそうだったり、キレイな写真が使われているようなブログがどうしても中心.
 逆に内容的に興味があっても、コマーシャルがいっぱい張り付いていたり、ゴチャゴチャしたようなデザインは読む気がなくなってしまいます.



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 ボクのブログ・スタンスは一人でも多くの方に読んでもらうこと.
 だからできるだけ第一印象でもある 見かけ 重視してます (笑)
 やっぱり最初は外見大事でしょう (笑)


 だから ・・・・・・・・・・・・・・・・


 ずっと前にブログのデザインを変えようかな、と思ってみたものの今になって変更できずにいます.

 性格は結構 チキン だったりなのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

There Will Never Be Another You

 グッと過ごしやすくはなってきましたが、今日はちょっと気温が上がりました.
 と言っても夏の最盛期に比べればまったく大したことはないのですが、ここ数日涼しかったので暑く感じてしまいました .




 たまには HMV や Amazon を覗かないと、限定版などを見落としてしまうので、久しぶりに覗いてみました.
 いろいろ出てはいますが、どうしてもというものは ・・・・・・・

 そんな中で見つけた一枚、ジャケ買い しちゃいました.




krall015
  " Glad Rag Doll / Diana Krall "


 10 月発売の新しいアルバムですが ・・・・・・・・・
 このジャケットはもう 反則 に近いでしょう、無条件に Click してました.
 でもしっかり International 盤を Click しているのは、かすかに残っていた冷静さかもしれません.


 長年連れ添ったプロデューサー トミー・リピューマ から、夫である エルヴィス・コステロ や T・ボーン・バーネット をプロデューサーに起用したニュー・アルバムです.
 ジャケットからすでの商業的な香りがプンプンしていますが、わかっていてもコロッといってしまうのが男の性 (サガ) です ・・・・・ 涙

 まぁ、彼女の歌 ・・・・ というか、声は結構好きなので内容に関係なく、とりあえずは聴いてみることにしています.







 ハイになった気持ちを、こんな演奏で落ち着かせるとしましょう.
 このアルバムでの、 "There Will Never Be Another You" の演奏が大好きです.
 グッとくるような演奏、秋にはぴったりですね.





1566






   " Swing And Soul / Lou Donaldson " (BLP-1566)





    1. Dorothy
          (R.Nichols) ・・・・ 5:21
    2. I Won't Cry Anymore
          (A.Frisch-F.Wise) ・・・・ 4:19
    3. Herman's Mambo
          (H.Foster) ・・・・ 4:51
    4. Peck Time
          (L.Donaldson) ・・・・ 5:18
    5. There Will Never Be Another You
          (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 5:04
    6. Groove Junction
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:14
    7. Grits And Gravy
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:16





   Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
   Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorede at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 9, 1957.







1566-2

 このアルバムの特徴として、 コンガ ・・・・・ Ray Barretto が加わっていることが挙げられるでしょう.
 よりラテンな香りのする、ソウルフルな演奏を目指したのかもしれませんが、内容的にはコンガがうまく効いているとは思えません ・・・・・ 演奏が良くないというのではありません、演奏はとても素敵です.

 この 1 年後に、同じメンバーで吹きこまれた " Blues Walk (BLP-1593) " のほうが、はるかにソウルフルでファンキーなアルバムに仕上がっています.
 当然ですが、ジャズ喫茶の人気も、 "Blues Walk" のほうが上.


 でもこのアルバムもしっとりと落ち着いて聴くにはいい感じのアルバム.
 まぁ、ボクの場合は大好きな "There Will Never Be Another You" が入っているから.
 この曲は、やっぱりこんな演奏がしっくりきます.

 この曲多くのミュージシャンンが演奏しています.
 中にはオルガンでの演奏なんかもあったりしますが ("The Sound Of Jimmy Smith" BLP-1556) ・・・・・ボクはこのアルバム様な演奏が好きですね.




loudonaldson

 Lou Donaldson は、 Blue Note に多くの演奏が残っています.
 リーダー名義のものはもちろん、サイドメンとしても ・・・・・・.

 それだけに演奏のタイプも、ハード・バップ、ファンキー、ソウル、ロックというように多岐にわたっています.
 個人的には、 1500 〜 4000 番台あたりが一番好きです.
 昔ほど聴かず嫌いではなくなっていますが、やっぱり彼の演奏はハード・バップからファンキーあたりの演奏がいいですね.





 先日、 "見つめていたい歌姫たち" シリーズのことをほんの少し書きましたが、 "JAZZ THE BEST お宝コレクション 魅惑の女性ヴォーカル編" なるシリーズも、 1,100 円で限定発売されていました.
 決してジャケ買いではありませんが、結果的にはジャケットの素敵な 3 枚をお買い上げです.

 やっぱり秋はしっとりと女性ヴォーカルだよなぇ ・・・・・・ なんて、よくわからないくせに (笑) .



reys001
  "Cool Voice Of Rita Reys Vol.2 / Rita Reys"



dearie001
  "Give Him The Ooh La La / Blossom Dearie"



merrill02
  "Helen Merrill With Strings / Helen Merrill"



 どれもみんな、素敵なジャケットでした.
 相変わらずの面食いです.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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