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 "Hero Diamond Children's doc praises response at Fenway"
 "Scary scene overshadows game at Fenway"
 "Fan injured by broken bat at Fenway Park"
 "レッドソックス戦で折れたバットが女性の顔面に直撃"
 "折れたバットで負傷のファンに花束 「ここまでしてくれるなんて」"

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 といったタイトルで、数日前から Facebook などでこの話題が何度もシェアされてました.
 Yahoo でも取り上げられているから知っている方も多いと思います.


 なんでこの話題がシェアされているのかよくわからなかったので記事を読んでみると ・・・・・・・
 6 月 5 日に ボストン の フェンウェイ・パーク で行なわれた レッドソックス と アスレチックス の一戦で、折れたバットの一部が客席に飛び、女性が負傷するアクシデントがあった.
 事故があったのは 2 回、 アスレチックス の ブレット・ロウリー の振ったバットが折れ、客席の方に飛び、男性と少年と共に着席していた女性に直撃.

 たまたま居合わせた小児科医が迅速に手当てを ・・・・・・ なんて感じで読んでいたんですが.



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 他の写真を見てみると、あれっ、どこかで見たことのある顔.
 もう一度記事をしっかり読んでみると アリゾナ の小児集中治療室の医師とか書いてある.


 なんだ、お知り合いの Marc Berg 医師じゃないか.
 この先生、ボクが行っている いつもの講習会 の一番コアな部分にいるいる方で、使用しているテキストを書いたりもしています.
 とても偉い先生なのですが、会ってみるとそんな雰囲気は微塵もありません.


 日本 大好きで、学生時代は 金沢 に一年ほどいたことがあるようです.
 当然ですが日本酒も大好きで、 「このお酒はちょっと甘い ・・・・・・ もう少し切れのあるのが ・・・・・」 なんて感じの蘊蓄まで言ってしまいます.


 8 年くらい前に来日した際、ボクは彼と一週間ずっと一緒にいたので、 浅草 などの観光に連れて行ったり.
 その後も何度か来日しており、 東京 や 富山 でいつも顔を合わせていました.

 下の写真は 2012 年、まだ講習会場が京橋にあった頃の写真で、ボクの講習会に突如乱入して講義を始めた時の様子です (笑)



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 小児科医としては アメリカ でも結構有名なはずです.
 今回このニュースでさらに有名になってしまいました.

 "持っている" 人は違うなぁ (笑)


 そういえば少し前のニュースで、飛行機の中で 「お医者さまはいらっしゃいますか?」 とアナウンスがあった場合、アンケートに答えた 6 割の医師が手を上げないと書いてありました.
 日本の法律だと、善意の好意に対しても結果が伴わないと法的責任が問われる可能性があるためのようです.

 この Dr Marc は小児科医にも拘らず外傷の女性の応急処置をすすんで行っています.
 こういったところも アメリカ とは違うなぁ ・・・・・・・・・・・・



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 そんな日本酒大好きな彼に因んで、曲のタイトルに さけ (Sake) が入っているアルバムです.
 だたしここでの意味は 酒 ではありませんが.

 今日はさしずめ "For Marc's Sake" といったところかな.  





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  " Hub-Tones / Freddie Hubbard "





  1. You're My Everything
        (M.Dixon-H.Warren-J.Young) ・・・・・ 6:33
  2. Prophet Jennings
        (F.Hubbard) ・・・・・ 5:27
  3. Hub-Tones
        (F.Hubbard) ・・・・・ 8:19
  4. Lament for Booker
        (F.Hubbard) ・・・・・ 9:37
  5. For Spee's Sake
        (F.Hubbard) ・・・・・ 8:33
  6. You're My Everything (Alternate Take)
        (M.Dixon-H.Warren-J.Young) ・・・・・ 6:25
  7. Hub-Tones (Alternate Take)
        (F.Hubbard) ・・・・・ 7:56
  8. For Spee's Sake (Alternate Take)
        (F.Hubbard) ・・・・・ 7:54





  Freddie Hubbard (tp), James Spaulding (as.fl),
  Herbie Hancock (p), Reggie Workman (b),
  Clifford Jarvis (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, October 10, 1962.









 BLP 4115 .
 フレディ・ハバード にとっては 6 枚目のリーダー・アルバムになります ・・・・・・ ただし、 Blue Note では 5 枚目.
 オリジナルは 5 曲目までで、残り 3 曲は CD 化のボーナス・トラックです.



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 聴いてみると、ちょっと意外な感じがするアルバムです.
 この頃の フレディ・ハバード のイメージとしては、ちょっとモーダルにバリバリ吹く感じだったのですが、 1 曲目からそんな予想は覆されてしまいます.

 1 曲目の "You're My Everything" なんて聴いてみると、思わず 「この演奏を 1 曲目に持ってくるのか」 なのです.
 こういう フレディ・ハバード 、いいですねぇ.

 アルバム的には 3曲目の "Hub-Tones" をアルバムにのトップに持ってくるのが一般的じゃないかと思います.
 でもあえて "You're My Everything" なのです.


 この曲は 1931 年の ブロードウェイ "The Laugh Parade" のために作られた曲です.
 ただ、ボクの持っている CD の中には他の演奏はありませんでしたが、とてもステキな曲です.



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 4 曲目は James Spaulding のフルートから.
 この James Spaulding ですが、1970年代まで自身のリーダー・アルバムはありません.

 が、 1960 年代は有名なミュージシャンとの共演がゴロゴロあります.
 後年、 Sun Ra Arkestra といったフリー・ジャズ系のミュージシャンとの共演もありました.
 このアルバムでも、 "Hub-Tones" や "For Spee's Sake" といった演奏の中で、そんなフリーキーな一面も出しています.


 ボクがあまり気に留めていなかっただけで、 "Breaking Point! (BLP 4172)" 、 "Blue Spirits (BLP 4196)" 、 "Wahoo! (BLP 4191)" 、 "Components (BLP 4213)" 、 "Sweet Honey Bee (BLP 4252)" ・・・・ といった比較的よく聴くアルバムにも参加していました.


 ピアノの ハービー・ハンコック は改めて言うことないですね.
 あの ハンコック らしさを求めちゃうとちょっと物足りない部分もあるかもしれませんが、やっぱりステキなピアノを弾いています.


 最近は Blue Note の中でも、いかにも新主流派的なビートを好んで聴いていたんですが、ちょっとこういった軽快な演奏も悪くないですね.



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 いよいよ梅雨入りです.
 すでに九州地方では大雨による災害も発生しているようです.

 毎年こういった大雨による土砂災害等が発生していますが、今年はこういった災害が起きないことを祈るばかりです ・・・・・・・・・



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