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In A Silent Way

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 今日は夏の日差しが戻り暑い一日になりましたが、めっきり涼しくなりました.
 この時期、眠るときはタオルケットお腹にかけているんですが、数日前には足の先が寒いくらい.



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  ● 写真は てぴっくす さんの ブログ からお借りしました ●

 そう言えば、今年夕立 ・・・・・・ というか、雷の発生がほとんどなかった気がします.
 いつもだったら毎日のように午後になると黒い雲が広がり、遠くからゴロゴロ ・・・・・・・・

 そんな雷や土砂降りの雨を、今年は見た記憶がないような気がします.

 8 月になって夕立ってあったっけ ?

 本当に不思議な夏ですが、もう家の周りには秋の気配が.





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 このアルバムはずっと前にも書いたことがあります.
 でもその頃とは聴いた感じが全然変わっているのでもう一度.






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  "In A Silent Way / Miles Davis"





  1. Shhh / Peaceful
           (Miles Davis) ・・・・・ 18:16

  2. In A Silent Way / It's About That Time
           (Joe Zawinul / Miles Davis) ・・・・・ 19:51





  Miles Davis (tp), Wayne shorter (ss),
  John McLaughlin (el-g), Chick Corea (el-p),
  Herbie Hancock (el-p), Joe Zawinul (org),
  Dave Holland (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at Columbia Studio B, NYC, February 18, 1969.






 あの問題作と言われた "Bitches Brew" の直前の作品です.
 アルバム全体がどこか牧歌的な雰囲気で、一般的な評価はそれほど高くありませんでした.

 ボクもこのアルバムの前に吹き込まれた "Filles de Kilimanjaro" の演奏のほうがずっと好きでした.
 ただしそれはちょっと前までのお話し.





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 この時期の一番大きな出来事は、黄金のクインテットとしてマイルス・グループの一世代を築いていたリズム・セクションがガラリと変わったことでしょうか.


 まず ハービー・ハンコック ですが、 1968 年 8 月に新婚旅行のため ブラジル を訪れた際食中毒を患い帰国できなくなり、その穴埋めに チック・コリア がグループに参加しました.
 この辺り、それが原因でグループを追い出されたのかは当事者の証言にもいろいろ食い違いがあるので何とも言えないところです.

 現にその後のこのアルバムでも ハービー・ハンコック は参加しているわけですし.
 

 ベースの ロン・カーター ですが、この頃になると自身も多忙になりライブでも参加できないことが多くなり、さらにはマイルス・グループのエレクトリック化にもジレンマを感じ退団、ごくわずかの期間 ミロスラフ・ヴィトゥス が参加し、 1968 年 7 月からは デイヴ・ホランド に変わっていきます.


 1968 年 12 月にはドラムスの トニー・ウィリアムス が退団、 ジャック・デジョネット に変わりました.
 本来このアルバムではその時のメンバーでもある ジャック が参加するのが当然ですが、この録音にはギターの ジョン・マクラフリン の参加があり、彼のギターとの相性から トニー・ウィリアムス が叩いているようです.



Embed from Getty Images

 そしてなんといっても ジョー・ザヴィヌル の参加.
 これによって、その後の Weather Report 結成の道ができていきます.

 キーボードが 3 人、別々のリズムを刻んでいくというのも今聴いてみるととても面白いし、独特の音の広がりがいい感じ.
 テーマ部とアドリブの明確な線引きもないため、ともするとただダラダラ続いていくような演奏に聴こえてしまうかもしれません.


 それとギターの ジョン・マクラフリン の参加です.
 これまであまり気にもかけませんでしたが、この演奏の中でのギターって結構効いている感じなのです.


 ボクはこのアルバム好きになりました、演奏も大好きです.


 "Filles de Kilimanjaro" の次のアルバムという位置付けですが、実際はこの二つのアルバムの間には 4 つのスタジオ・レコーディングが行われており、それらの演奏は数年後に発表されています.




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  ● "Filles de Kilimanjaro" のモデル、ベティ・メイブリー ●

 この "In A Silent Way" にも発表されなかっら多くの演奏があり、後年 "Complete in a Silent Way Sessions" というタイトルで 3 枚組で発売されました.
 このボックスは総じて評価がとてもいいアルバムです.

 こちらのアルバムも以前から購入しようと思っているんですが、ちょっとお値段が ・・・・・・

 EU 盤だとちょっと安いんだけれど、作りも全然違うし


 今回の記事に当たっては、かなりの部分で "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫 著)" を参考にさせていただいております.




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 そして今、この "In A Silent Way" 演奏し、アルバムを作ったグループがいます.

 Selim Slive Elementz については以前ご紹介いたしましたが、とうとうレコード (CD) 発売です.




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 はい、あの 小川隆夫 氏がプロデュースして結成したバンドです.
 あの話を最初に聞いてその頃のデモテープを聴いた時には、ほとんど冗談半分だと思っていましたが ・・・・・・・・
 まさかマジでこんなことになるとは.


 9 月には 渋谷 での "東京ジャズ 2017" にも出演.
 まぁ 小川さん を除いたメンバーは一流ミュージシャンばかりだから、少ない練習でもこれだけの演奏になっちゃうんですね.

 すでに You Tube にもライブでの "Double Image (excerpt)" の映像がアップされています.
 ただしこの演奏は、今日の "In A Silent Way" の演奏とはかなり違った演奏です.




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 こちらがそのアルバム.

 Amazon ではまだ予約・購入できませんが、 HMV や ディスク・ユニオン などでは予約できます.
 8 月 23 日発売です.

 ちなみにボクは、次に小川さんと会った時に直接購入します.
 本人曰く 「 5 枚くらいまとめて購入しないとご利益がない」 と言ってましたが、とりあえず家内安全を祈願して 1 枚だけ買わせていただきます (笑)


 どんな "In A Silent Way" が聴けるのか、今からとても楽しみです.




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CAPA09

 一昨日届いた CAPA の記事の中に 「超広角レンズ使いこなし 超 テクニック」 という記事がありました.
 超広角レンズを使って、それぞれのジャンルでの撮影のポイントや注意点を解説したものです.
 ポートレートについては 増田賢一 氏が書いていましたが、それを読んで超納得.

 以前 "築地ラビリンス" の中でも書きましたが、 EOS学園 の撮影実習ではボクと S 氏は 土屋先生 から 「これからも広角に拘ってもらう」 というミッションが出てしまいました ・・・・・ まぁ半分くらいは冗談のつもりでしょうが (笑)

 だからこれからの撮影実習も超広角持って行くつもりなのですが ・・・・・・・

 これがねぇ、とっても難しい.


 今までも超広角レンズで歪みを極端に表現した作品作りましたが、本当に難しい.
 今回の記事に書いてあることすべてを肌で体験しています.




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 とにかく余計なものまでみんな飛び込んでくるから、まず背景となる構図をしっかり作らなくちゃいけない.
 背景ができても、今度はモデルさんとの距離やレンズの位置が少し変わっただけでも、作品がガラリと変わってしまうのでそれも考えなくちゃいけない.
 さらに超広角独特の歪みも考えないと ・・・・・・・・・
 

 久しぶりに ウンウン 頷きながら読んだ記事でした.

 
 ただいま 30 日の講評会用作品作りの真っ最中.
 RAW から作品作りしてますが、ディスプレイとプリントの微妙な差もあったりで色の微調整で四苦八苦.

 どうなるかなぁ ・・・・・・・・・・・・・ ぼそっ.



  ・ ・ ・ ・ ・

In A Silent Way / Miles Davis



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  "In A Silent Way / Miles Davis"





  1. Shhh/Peaceful

  2. In A Silent Way / It's About That Time





  Miles Davis(tp), Wayne shorter(ss),
  John McLaughlin(el-g), Chick Corea(el-p),
  Herbie Hancock(el-p), Joe Zawinul(org),
  Dave Holland(b), Tony Williams(ds)
  (Recording on February 18,1969)






 "Filles De Kilimanjaro" の翌年に録音されたアルバム.
 さらにこのアルバムの翌年 "Bitches Brew" が録音されてます.
 前作は電子化され始めているものの、まだモダン・ジャズと呼べるような部分が多く残っていましたが、このアルバムは keyboard も複数になり、音がかなり広がり、奥行きが出ているような感じがします.



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 ただ、ボクは前作のほうがはるかに好きです ・・・・・・
 このアルバムは、ハード・バップやファンキーと呼ばれる一般的なモダン・ジャズという概念からはかなり離れていってますが、逆に言うと、そういう概念を捨ててしまって新しいジャンルとして聴くべきなのかも知れません.
 どうしても昔の演奏に拘ってしまうので、このあたり以降のアルバムは、賛否の "否" が取り上げられます.

 でもそんな人たちはレコード店に行って昔のアルバム買えばいいんですよね ・・・・・・ ねぇ Miles さん.




 昨日は N 市で、講習会とその仲間での忘年会.
 一昨日からの雪が積もり、朝の交通情報では自動車道も一部通行止め.
 仕方ないので一時間ほど早く出発 ・・・・・・・



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 幸いなことに道路上はきちんと除雪がされており、部分的に雪が残っている程度、でも周りの景色は白一色の雪景色です.
 それでもほとんどの区間が 50 km/h の速度制限.
 途中一か所だけあるオービスの下を 100 km/h くらいで通りながら、 「速度規制中のオービスは何 km/h で作動するんだろ・・・?」 なんてヒヤヒヤ.
 無事に会場まで着いたのですが、会場の駐車場の除雪がほとんどされていなかったのでどこに止めていいのやら.



 講習終了後は、市内の鮪がメインの居酒屋に移動して、忘年会.




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 さすがにみなさん飲みます、食べます、騒ぎます!
 サービスで兜焼きまでいただき、とりあえず大満足.

 一次会終わってから M 君が近くの Bar に行こうというので、カラオケ組と Bar 組に分かれ、ボク等は 6 人で Bar 組.
 店の外は、とんでもなく寒い夜でした!!!
 「すぐそこのビルの陰」 と M 君がいうので、トボトボ歩いていったのですが ・・・・・
 なんと、約 1 km くらい!!!!
 どこが近くじゃ!!みんなで大ブーイング.


 歩道は雪が溶けて凍結し、所々に残った雪が.
 寒いし、滑って歩きにくいし、酔いは醒めるし ・・・・・ 女の子たちは途中で逃亡しそうになるは.



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 ボクは知らなかったんだけれど、地元 TV 局で毎週放送されている番組が収録されている Bar だそうです.
 マスターと M 君が昔からの友人で ・・・・・・ 実は数年前にボクも会っていたのですが、思い出せませんでした.
 とりあえず ボンベイ・サファイア のジン・トニック.
 この店ではライムが入ってこないなー、店によってはライムかレモンか聞くところもあります.
 たかがジン・トニックなのに、お店によって味が微妙に違います.

 お店の雰囲気としては、ボクの好みはもう少しオーセンティックな感じが好きですが、このお店がきらいということではありませんよ.
 あまり話したことない人たちと昨夜は随分話しました A 嬢ともブログの話なんかして・・・・
 今日なにげに彼女のブログを見つけてしまいました.


 さらに駅前まで移動して ・・・・・ さすがに歩く元気ないのでタクシー移動して、ホテル最上階のラウンジで仕上げ.
 で休もうと思ったら、もう一つのグループが駅前でラーメン食べるというので、お付き合いでまたホテルの外へ.
 駅前に店を出している屋台のラーメンをみんなで ・・・・・ ところがとんでもなく寒い!!
 しっかりコートも着ていても、ガクガク震えちゃうほどの寒さ.
 バス停のベンチ椅子に座って食べることできるんだけれど、冷たくて座れないから立って、震えながら食べました.

 でも、これがうまかった・・・・特に麺が細めでうまい.
 このラーメン 600 円は安い!!


 昨夜は飲んで、食べて、歩いて、話して・・・・・・楽しい一夜でした.
 今週はもうクリスマス、最後の講習会が京橋であります.
 こちらも、人数は少ないけれど大忘年会になりそうです.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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