Introducing

Introducing / Milli Vernon

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 酷暑お見舞い申し上げます.


 この週末からの暑さは本当に半端ない.
 外に出る気にもならないくらいの暑さです.
 かといって、家の中が涼しいかというとまったくそんなことない.




2018.7.15 002

 この連休の 3 日間、ずっと部屋に引きこもって新しいパソコンへのデータ移行.
 特に CD のインポートが ・・・・・・


 今までの PC に入れてあったジャズアルバムは、最初は一枚ずつインポートしてましたが、データごとお引越しできそうなので外付けハードディスクにノートパソコンの CD データを全部入れ、それを一気に新しい PC に入れたので時間は多少かかるものの、作業自体は楽でした.

 それが終わって考えたのが ・・・・・
 まだ HDD 容量がたくさんあるので、今まで入れることのできなかったロック関係のアルバムも全部入れよう.




0R9A0223

 やり始めたら、普段聴くことがないロックや J-Pop などのアルバムもせっかくだから入れようなんて考え始め ・・・・・ おかげでこの作業がとっても大変でした (苦笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 インポート作業しながら、ブログ書いているので、なかなか記事が進まない.
 この記事も書き始めてもう四日目になるかな.

 最初はほかのアルバムのことを書こうと思っていたんだけれど、ちょっと前に届いたアルバムに針路変更.






Vernon001






  "Introducing / Milli Vernon"





  1. Weep For The Boy
       (J.Wilson-A.Frisch) ・・・・・ 2:27
  2. Moments Like This
       (F.Loesser-B.Lane) ・・・・・ 2:17
  3. Spring Is Here
       (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 3:04
  4. St.James Infirmary
       (Traditional) ・・・・・ 2:54
  5. My Ship
       (K.Waill-I.Gershwin) ・・・・・ 3:21
  6. This Year's Kisses
       (Irving Berlin) ・・・・・ 2:11
  7. Moon Ray
       (A.Shew-N.Madison-A.Quenzer) ・・・・・ 3:09
  8. Everything But You
       (D.Ellington-H.James-D.George) ・・・・・ 2:43
  9. Every Time
       (H.Martin-R.Blane) ・・・・・ 3:10
  10. Blue Rain
       (J.Mercer-J.V.Hausen) ・・・・・ 2:59
  11. I Don't Know What Kind Of Blues I'Ve Got
       (Duke Ellington) ・・・・・ 2:46
  12. I Gluess I'll Have To Hang My Tears Out To Dry
       (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 3:38





  Milli Vernon (vo), Ruby Braff (tp), Jimmy Raney (g),
  Dave McKenna (p), Wyatt Reuther (b), Jo Jones (ds)
  Recorded at NYC, February, 1956.





 故 向田邦子 さんの愛聴盤として有名なアルバムです.
 といっても、ボクは去年の暮れまで名前も知らなかったんだけれど.

 1956 年に Storyville レーベルで吹き込まれました.
 "St.James Infirmary" や "Moon Ray" といった選曲もすごく気になります.





Vernon001-2

 すごくノスタルジックな雰囲気が流れているアルバムです.
 バックの演奏も、彼女の歌い方なども ・・・・・ バックのスモール・コンボの演奏が彼女の歌をさりげなく引き立ててますね.


 そのノスタルジックな雰囲気がとても心地いいアルバムです.
 夜になってもとても蒸し暑い日が続いていますが、こんなアルバムをかけていると、しばしそんな蒸し暑さを忘れることができそうです.


 一部では 白人版 ビリー・ホリディ とも言われているようですが、 1 曲目の "Weep For The Boy" を聴いているとちょっと納得.
 ディブ・マッケンナ のピアノが マル・ウォルドロン を思う浮かべてしまう.


 アップテンポな曲もありますが、全体的にはしっとりした感じ.
 甘い感じではなく、どちらかというと淡々と歌い上げる感じかな.




MilliVernon003

 このアルバムをボクが知ったのは Facebook で Disk Union の 塙さん が LP 発売の アナウンス した時でした.


 ジャケットもいいし、なにより 向田邦子 さんの愛聴盤だったということですごく興味が湧きました.
 最近になって Azumino さんもブログで 記事 を書いたりしていました.


 本当は拘りぬいた限定版の LP を買えばよかったのですが、いかんせん購入しても聴くことができないので (涙)
 少し前にオークションですごく程度がよさそうで、価格もとてもお手頃なものを発見.
 渋いアルバムなので他の入札もなくすんなり開始価格でゲットできました.

 届いた CD も予想通りとてもきれいで大満足、内容も大満足のアルバムです.




e0022344_2019268

 このアルバム録音後次の録音もされたようですが、 Storyville レーベルが倒産し、テープも行方不明.
 その後も演奏活動は続けシングル盤数枚 (たしかこれらも寄せ集めのアルバムになったような) 録音、 1984 年には来日もしています.
 ただ、アルバム発売もなく幻の歌手的になってしまいました.

 その後、未発表だった音源を集めて作られたのが上の写真の "The Passion of Milli Vernon" .
 ただし、これは正式な録音という感じではなく、個人的な演奏だったようなことも書かれていました.


 またビッグバンドをバックにした演奏もアルバム化されていないようですので、これもいつか日の目を見るのでしょうか.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 家の下に幹線道路が走っているので、夜窓を開けるとうるさくてない元手眠れない.
 そのため新築した翌年にはエアコンを付けたのですが、今年はフル稼働といった感じです.


 早めに寝室に入って、エアコン利かせ、ノートパソコンで映画や WOWOW .



pic_wf_l

 ついつい最後まで観ちゃいましたが ・・・・・ なんだかなぁ.


 部分部分でよく理解できるところや、共感できる部分があっただけに、最後がモヤモヤ.
 なにか、みんな中途半端に終わった感じを受けました.
 原作は 村上由香 さんの有名な小説なんだけれど、これって原作に忠実なんだろうか.

 WOWOW のドラマは結構しっかり作られているものが多くあり期待していたんだけれど ・・・・・


 次回に大きく期待だな




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

3 Sounds + request

 この週末は、いろいろなことがあったり、いろいろなものが届いたりで、ブログの題材には当分困りそうもありません.



 まずはジャズに関係していることからでも、書いてみましょう、どうも最近ロックの話題が多かったので.
 なに聴きながら書こうかな ・・・・・・
 キリのいいところでもかけてみようか ・・・・・





1600






  "Introducing The Three Sounds"





  1. Tenderly
  2. Willow Weep For Me
  3. Both Sides
  4. Blue Bells
  5. It's Nice
  6. Goin' Home
  7. Woody'n You
  8. O Sole Mio




  Gene Harris (p,cel), Andrew Simpkins (b), Bill Dowdy (ds)
  # 4, 6-8 :
   Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, September 16, 1958
  # 1-3, 5 :
   Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, September 28, 1958






1600-2

 ほとんどが知っている 1500 番台の最後を飾る、アルバム番号 1600 番です.
 The Three Sounds は、その当時日本ではちょっと軽く見られていたというようなことが、いろいろな (と言っても、ほんの 2・3 冊しか知りませんが) 本に書かれています.
 ボクもジャズ屋に出入りしている頃、このグループのアルバムを聴いた印象がまったくと言っていいほど残っていません.


 もし、廉価版が発売されなければ、
 "いつもの小川さん" の書籍を読まなかったら、
 Blue Note をもっとしっかり聴いてみようと思わなかったら、
 きっと聴くことの無かったグループであり、アルバムでもあります.


 でも聴いてみると、何のことはない、普通のモダン・ジャズです.
 軽快にスイングする、非常に聴きやすい演奏です.
 この聴きやすいというのが、当時のシリアスなジャズ・ファンには受け入れられなかったんでしょうか、きっと.
 人のざわめきと、グラスの音・・・・と言っても、ライブ・ハウスというよりはバー・ラウンジあたりが似合いそうな演奏です.




 それで今日の本題はここからです.


 Blue Note Club の会報誌が届きました・・・・大体が、こういったクラブに入ること自体が、少し前のボクでは考えられなかったこと.


 その中に 「アンコールで発売してほしいアルバム」 として一般のファンから、今後リリースしてほしいアルバムのリクエスト結果が書かれていました.
 要は、 EMI としては皆さんのリクエストにこれだけ答えましたよ、っていう意味もきっとあると思います.
 現に発売されたアルバムには、アンダーラインが引いてあり、一目でわかるようになっています.
 こういったアンケートを見ていると、ほんとうに人それぞれでおもしろいですよね.
 「・・・うんうん、その通り」 と共感するのもあれば、
 「えぇーーっ、こんなアルバム・・・」 とボクが感じるのもあります.


 約 50 人ほどのリクエストが書かれています.
 で、読んでいくと 「うんうん、まったくボクもそう思う・・・・」 という意見が書かれていました.
 この意見と言うのが、
 「1500,4000,4100 番台すべて 1,100 円で出してほしい.
 いっそのこと、100 枚単位のボックスを 10 万円くらいで発売してほしい・・・」
 というようなことでした.


 あれーーーーーーっ.
 どうも、読んだことあるなー・・・・・・・・・・


 と思ったら、ボクが書いたものでした・・・・・汗.
 随分前 (昨年だったような・・・) のことなので、こんなリクエストしたのをすっかり忘れていましたが、途中に RVG シリーズに対しての苦言を入れたので、そこを読んで思い出しました.
 この苦言は、 "The Amazing Bud Powell, Vol.1" の曲順のことを言っています.
 このアルバムの白眉は、A 面の最初を飾る "Un Poco Loco" の 3 テイクなのですが、RVG 盤では順番がまったく違っています.
 きっとこの順番を変えたのは、本テイクの後に別テイクを並べたからのようですが、ライナーノーツにも 「この曲だけはぜひ 3 ヴァージョンを連続して味わってほしい.」 と書いてあります.
 だったら、オリジナル版のような曲順で、追加テイクを最後に持っていけばいいんじゃないの、って思うのはボクだけでしょうか??


 そんなメッセージを込めて書いたリクエストが、掲載されたものです.
 もしみなさんの中で会報誌 Vol.77 を持っている方は探してみてください.


 原文のまま掲載されていたので、ちょっと嬉しくなりました.
 とりあえず、リクエストが読まれたり、掲載されるって、なんとなく嬉しいものですよね.
 まぁ、このリクエストが実現して、100 枚 Box が実現したらもっと嬉しいんですが ・・・・・・・.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ