Jackie_McLean

Capuchin Swing

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 秋ですねぇ、でも 11 月というのにこの暖かさは何なんでしょう.

 連休最後の日曜日ですが、この連休中はいいお天気が続きました.
 「文化の日」 の金曜日は、愛車の洗車 & ワックスがけをしたのですが、暑くて汗をかくほど.



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 ● EOS RP + Planar T* 1,4/50 ZE : F1.8 1/1600秒 ISO-100 ●

2023.11.3 0010
 ● EOS RP + Planar T* 1,4/50 ZE : F1.8 1/12800秒 ISO-100 ●

 11 月 1 日には長野県内のトップを切って 軽井沢プリンスホテルスキー場 がオープン.
 地元の 湯の丸スキー場 のオープンは 11 月 25 日を予定していますが、これだけ暖かい日が続くとどうなんだろう.
 昨シーズンも 11 月 24 日予定でしたが、暖冬のため 12 月 4 日オープンになりました.
 湯の丸スキー場 のオープンはゲレンデの横幅の広さが売りの一つですが、昨年はゲレンデ上部のリフト降り場付近が、雪不足でかなり狭かったことを思い出しました.


 今シーズンは レストハウス ファミリー が増築されるので、特に土日の混雑緩和になるんじゃないでしょうか.
 また、第 3 駐車場から第 5 リフト乗り場まで登る坂が凍結してすごく危なかったんですが、これも今シーズンは工事用の足場を使って階段が設けられました.
 昨シーズンもお客さんは予想より多かったようですが、今シーズンも賑やかなゲレンデになりますように.



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 ● レストハウス ファミリー増築 (湯の丸観光開発から) ●

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 ● 第 3 駐車場から第 5 リフトに続く階段の整備 (湯の丸観光開発から) ●

 3 週間後にはスタッドレスタイヤの履き替えをして、完全な冬のモードにシフトチェンジです.


 湯の丸スキー場 は、ただ今シーズン券の早期割引も行ってます.
 東京 からも近いので是非遊びに来てください.



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 さてと、今日は Blue Note .
 一応アルバム紹介は、ダブらないようにチェックしてるので、あまり聴かないアルバムがどうしても残ってきます.

 今日のアルバムもそんな感じですねぇ.





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  " Capuchin Swing / Jackie McLean "





  1. Francisco
          (Jackie McLean) ・・・・ 9:33
  2. Just for Now
          (Walter Bishop, Jr.) ・・・・ 7:33
  3. Don't Blame Me
          (D.Fields-J.McHugh) ・・・・ 4:24
  4. Condition Blue
          (Jackie McLean) ・・・・ 8:13
  5. Capuchin Swing
          (Jackie McLean) ・・・・ 6:10
  6. On the Lion
          (Walter Bishop, Jr.) ・・・・ 4:44





  Blue Mitchell (tp), Jackie McLean (as), 
  Walter Bishop, Jr. (p), Paul Chambers (b),
  Art Taylor (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, April 17, 1960.




 ジャッキー・マクリーン のリーダー・アルバムとしては、 Blue Note では 3 枚目になりますが、それ以前にも Prestige レーベルなどに何枚も録音しています.

 タイトルの カプチン とは、ジャケットにも一緒に写っている、彼が当時ペットにしていた オマキザル のこと.





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 ジャッキー・マクリーン も ブルーノート にはかなり多くのアルバムや演奏を残してます.
 彼のリーダー・アルバムは、ボクが持っているだけでも 15 タイトルあり、ボクの所有枚数から見るとかなり多いほうになります.
 でも、どちらかというと苦手感の強いミュージシャン ・・・・ だから 15 枚しかもっていないと言ってもいいでしょう.

 初期は チャーリー・パーカー 派のアルト (とよく言われますが、彼が学生時代によく聴いていたのは コールマン・ホーキンス や レスター・ヤング だったようです) でしたが、 1960 年代後半からだんだんフリーキーな演奏になっていきました.

 ボクが彼の演奏を意識して聴き始めたのが、たまたまそのあたりの演奏だったせいか自然と苦手意識が植え込まれてしまいました.


 「ブルーノート のアルトは?」 と聞けば、多くの人が ルー・ドナルドソン か ジャッキー・マクリーン と返ってくると思います.
 キャノンボール・アダレイ や オーネット・コールマン もいますが、録音枚数は少ないです.
 ブルーノート でのアルト奏者ってすごく少ない気がします.


 ちなみに 「ブルーノート の ジャッキー・マクリーン のアルバムといえば?」 と聞いたとすると、間違いなく何人かは "Cool Struttin' (BLP-1588) " って答えるでしょうね.



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 これはきっと 日本 だけのことで、今はあまりこういうこと言わないかもしれませんが、ボクがジャズ聴き始めた頃は、「白っぽい」 とか 「黒っぽい」 と言う表現がよく使われていました.
 今の時代では、一見差別用語にも捉われかねないですが、昔は演奏のみならず、友達の行動などに対しても、当たり前のように使われてました.

 ジャッキー・マクリーン の演奏を意識するようになった頃、彼の外見があまりにも白人ぽくて、当時は白人なの?って思ってましたが、演奏を聴くとどうも黒っぽい ・・・・・・・
 後で知りましたが、バリバリ ハーレム 生まれの黒人のようです.



Jackie McLean 101

 このアルバムはますメンバーが渋い.
 ブルー・ミッチェル と ウォーター・ビショップ Jr. ですよ.
 演奏内容もこのメンバーならという感じのハードバップで、納得.

 録音時期が 1960 年代初頭なので、ボクにとってはちょっと意外なくらいストレートな演奏です.

 時期的にはボクが大好きな Tina Brooks とも共演した頃で、すごくステキな演奏が幾通もありますが、この 1 年後に録音された "A Fickle Sonance (BLP-4089) " あたりになると、だんだんモーダルな演奏スタイルになり、その後のフリー系な演奏へと繋がっていきます.


 フリーキーな演奏は好きじゃないんですが、このアルバムはストレート・アヘッドな演奏がとてもうまくまとまっているだけに、なにか一抹の物足りなさを感じてしまうのはなぜだろう ・・・・・・



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 冬に向かっての準備も、今年は順調.
 庭にあって伸び切ってしまった木も、数週間前にようやく伐採してすっきり.

 インフルエンザの予防接種もちょっと早いですが終了.
 新型コロナワクチン接種も、「一緒にやっちゃいますか?」 という医師のアドバイスで完了.



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 ● EOS RP + Planar T* 1,4/50 ZE : F4.0 1/2500秒 ISO-100 ●

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 ● EOS RP + Planar T* 1,4/50 ZE : F1.8 1/4000秒 ISO-100 ●

 今年は暖かいせいか、まだ紅葉が里まで下りてこない感じですが、このまま冬になってしまうのかも.



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Pithecanthropus Erectus

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 ブログの Twitter への同時配信ができなくなってしまい、微妙に不便さを感じてます.
 リアルタイムでの投稿時にはボタンが出てきて配信はできるのですが、時間予約してあるものができないんですよね.

 まぁ無料だからこのくらいはガマンなのかな (笑)



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 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 8.0 1/320秒 ISO-100 50mm ●

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 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 2.8 1/3200秒 ISO-100 50mm ●

 暇な時はカメラやレンズをイジイジ、家の庭で Planar 撮影.
 上の 蓼科山 、こういうのが プラナー らしいと言うのかな.
 WB などの設定変更はしておらず、ピクチャースタイルは 「風景」 .
 若干アンダー気味にしただけですが、雲と空の感じがとてもいいな.

 空気は ・・・・・・・ 写っていないかな (笑)



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 さて超・超久しぶりにジャズ・アルバムのこと書いてみよう.
 まぁ少し前からできるだけ聴くようにしてたんだけど、ブログまではなんか書く気がなくて、ようやく.





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  " Pithecanthropus Erectus / Charles Mingus "




  1. Pithecanthropus Erectus
         (Charles Mingus) ・・・・ 10:41

  2. Foggy Day
         (George Gershwin) ・・・・ 7:53

  3. Profile of Jackie
         (Charles Mingus) ・・・・ 3:07

  4. Love Chant
         (Charles Mingus) ・・・・ 14:56





  Jackie McLean (as), J. R. Monterose (ts),
  Mal Waldron (p), Charles Mingus (b),
  Willie Jones (ds)

  Recorded at Audio-Video Studios, NYC, January 30, 1956.





 チャールズ・ミンガス が Atlantic レーベルで最初に吹き込んだアルバム.
 歴史的名盤と呼ばれていたりするくらい、彼を代表するアルバムで、俗に呼ばれる名盤の中には必ずと言っていいほどこのアルバムは入っています.

 その割には、今まで取り上げていなかったんですが (笑)




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 ミンガスのファンの皆さんには申し訳ありませんが、ボクは チャールズ・ミンガス がかなり苦手.
 アナログ盤聴いていたころは、それでも 6・7 枚彼のリーダーアルバムを持っていましたが、 CD になってからは "The Clown" とこのアルバムしか持っていません


 一つ目の理由として、ものすごく政治的なメッセージを含んだ演奏が多く、イメージ的に難解といった感じが強く、聴かず嫌いになってます.
 まぁこれは、彼が活動してきた時代が 黒人差別 や 公民権運動 といったことが切り離せない時代だったから、ミュージシャンとしてもとても大きい影響を受けざるを得なかったのでしょう.


 このアルバムには入っていませんが、彼が書いた "Fables of Faubus" ( フォーバス知事の寓話 ) は彼の政治的メッセージが入った代表的な曲.
 1957 年に リトルロック高校 への州兵を派遣した アーカンソー州 知事 オーヴァル・フォーバス に対する直接の抗議として書かれました.
 この事件に関する映像がたくさん残っているので、当時の黒人差別の酷さがよくわかります.
 この知事の無茶苦茶なこともよく分かりますが、当時は似たような考えの白人達が多かったというのも今では衝撃的.


 ちなみにこの "Fables of Faubus" は "Mingus Ah Um" (Columbia) に入っていますが、 Columbia レーベルがセリフ入りの録音に対して難色を示したため、インストルメンタルのみの演奏です.
 その後 "Charles Mingus Presents Charles Mingus" (Candid) にセリフ入りの演奏が収録されましたが、同じ曲名が使えなかったため "Original Fables of Faubus" というタイトルになっています.



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 ● Charles Mingus ●

 今日のアルバム・タイトル曲 "Pithecanthropus Erectus" (「直立猿人」) は、「進化」、「優越感」、「衰退」、「滅亡」という 4 つのパートで構成されています.
 曲を聴けばよくわかりますが、かなりフリーキーな演奏で当時としてはかなり革新的というか前衛的な演奏だったんじゃないのでしょうか.
 このフリーキーな部分がボクは今でもちょっと苦手で、 ミンガス を好きになれなかったもう一つの理由.


 録音時、メンバーには楽譜がなく、ミンガスが口で歌って伝えたというエピソードもあります.
 暗めのテーマ部から一気に、不規則なホーンの咆哮.
 この演奏を聴いてると、 " 2001 年宇宙の旅" のお猿さんの部分をいつも思い出してしまいます.


 ただこの演奏のすごいところは、カルテットというスモール・グループで、これだけのアンサンブルを生み出して広がりのある演奏をしているところだろう.
 昔、このアルバムを聴き始めた頃、ジャケット手にして 5 人しかいなかったのを知ってびっくりした記憶が蘇りました.



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 ● Jackie McLean ●

 このアルバムを改めて聴いてみると、あの当時にこれだけ革新的な演奏をしていることに驚きを隠せません.
 歴史的名盤と言われるのも納得.

 ただ、名盤が万人受けするとは限りません.
 こういうところもジャズのイメージを難しくしているひとつかなぁ.
 ジャズを聴き始めた人が、名盤と呼ばれるこのアルバムを聴いたら、間違いなく難解と思う人も何人かはいるはずです.


 ジャッキー・マクリーン のちょっとピーキーなアルトが、こういう演奏にピッタリ.
 今一つ ジャッキー・マクリーン を好きになれないのは、このアルバムのせいかも (笑)



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 ● J. R. Monterose ●

 "A Foggy Day" は霧の ロンドン をイメージし、 ジョージ・ガーシュウィン が書いたラブソングで、多くのミュージシャンが演奏してます.
 ここでもいきなりホーンやホイッスルなどの不協和音を使って都会の喧騒のようなイントロからテーマ部に入りますが、背後では調和の取れない音がいろいろ飛び込んできます.
 ここまででも十分フリーキーな雰囲気を満喫できます、でもメインの演奏部分は普通にジャズしてます (笑)

 とても ロンドン とは思えない ・・・・ どうも "A Foggy Day In San Francisco" の別名がつけられているようです.


 "Profile of Jackie" のとても短い演奏ですが、ステキなバラード.
 今までの喧噪はどこへ、って感じですが、静寂の中にも何かピリピリした危険な香りが漂っているような気がします.


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 ● Mal Waldron ●

 最後は "Love Chant" というちょっとフリー的な要素が詰まってます.
 各ソロなんかはハードバップという感じでもあるんですが、全体的にはホーンアンサンブルを強調した実験的な演奏とでも言えばいいのかな.


 久しぶりに聴いてみましたが、昔ほどの嫌悪感はなく、まぁ普通に聴けますね.
 枯れてきた証拠だろう (笑)


 さすがにジャズ聴き始めたばかりの人にはお勧めできませんが、やっぱり名盤と呼ばれるだけのことはあるなぁと実感.



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Matador

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 ずっと休日も引きこもっていると、昼食も本当に軽く.
 土日ボクは休みですが、奥様はほとんどお仕事なので、結構インスタントのカップ麺が多い.



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 一番のお気に入りは 日清カップヌードル チリトマトヌードル で、次点が同じ カップヌードル カレー ・・・・・・
 この二つは、昔山登りでも結構持っていきました.

 基本的に、色々なことで冒険しないタイプなので、気に入るとずっと同じものだけっていう傾向が強いです.
 ボタンダウンシャツも全く同じもの 4 枚あったり、インナーの T シャツはすべて丸首で黒のみ.

 日清カップヌードル も 20 種類以上出ているようですが、手にするのはいつも同じ.
 10 種類も食べていないかもしれません.



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 それと好きなのが 「凄麺」 シリーズ.
 この 「凄麺」 シリーズは結構前から発売されており、こちらも現在 20 種類を超えているようです.
 こちらはほとんど食べてみましたが、中でも最近大好きなのが写真の 酸辣湯麺の逸品 .

 酸味と辛さのバランスがちょうどいい、麺に関してはこのシリーズみんなおいしい.


 暇だから思いっきりハイキーに撮影してみました.




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 このアルバムも、いつの間にか Blue Note と同じ販売系列に並べられているようです.
 多くのジャズ・レーベルがいろいろ吸収合併とかを繰り返しているのでこういうのは仕方ないこと.

 でも昔から聴いているボクにとっては、 Blue Note は Blue Note 、 United Artists は United Artists なんだなぁ.






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  " Matador / Kenny Dorham "





  1. El Matador
       (Kenny Dorham) ・・・・ 6:32
  2. Melanie Parts 1-3
       (Jackie McLean) ・・・・ 11:34
  3. Smile
       (Charlie Chaplin) ・・・・ 5:00
  4. Beautiful Love
       (H.Gillespie-W.King-E.V.Alstyne-V.Young) ・・・・ 5:13
  5. Prelude
       (Heitor Villa-Lobos) ・・・・ 4:47
  6. There Goes My Heart
       (B.Davis-A.Silver) ・・・・ 5:12





  Kenny Dorham (tp), Jackie McLean (as),
  Bobby Timmons (p), Teddy Smith (b),
  J.C. Moses (ds)

  Recorded at Sound Makers, NYC, April 15, 1962.





 United Artists レーベルから発表されたアルバム.
 このアルバムもアナログ盤時代から持っていましたが、どうもジャケットがジャズっぽくなくてあまり聴かなかったかな.
 でも 1 曲目からすごく印象的な演奏が入っており、一度聴いたらあのメロディは忘れられないかな.




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 この人の場合は、とにかく "Quiet Kenny (New Jazz 8225)" というイメージがずっと付きまとってます.
 もちろんそれだけ内容的にもいいのは周知の事実.
 ボクもジャズ聴き始めたころから、ずっと聴いておりアナログ盤購入したのも早い時期でした.
 なかでも "My Ideal" の演奏は今でもとても好きな演奏の一つ.


 そんなイメージからすると 6 曲目の "There Goes My Heart" が彼らしいということになってしまうのでしょうか.
 でも実際には、彼の他のアルバム聴いてみると結構アグレッシブな感じを受けます.
 一緒にやっているメンバーにしても、このアルバムの ジャッキー・マクリーン をはじめ、ジョー・ヘンダーソン ・・・・・ ”Una Mas (BLP-4127)” なんかも結構新主流派って感じですね.

 1 曲目の "El Matador" は変拍子でテーマ部をがとても印象的な曲ですが、 ケニー・ドーハム のソロはいつもの彼らしいソロ.



Jackie McLean 003

 ジャッキー・マクリーン はこのアルバムの直前、 Blue Note で録音した "Let Freedom Ring (BLP-4106)" で、それまでのビバップから新しい方向を探り始めたころ.
 そんな雰囲気を、 2 曲目 "Melanie Parts 1-3" で聴くことができます.

 個人的には "Let Freedom Ring" 以降のジャッキー・マクリーン は、どうも苦手意識が強い.
 アルトでピーキーに吹かれるのが結構キツイ.

 このアルバムくらいの演奏だと、悪くないんですが.
 うまいし、いいミュージシャンとは思いますが、好き嫌いとなるとちょっと ・・・・・



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 3 曲目の "Smiles" は チャーリー・チャップリン の映画 "Modern Times" に使われた曲.
 この曲も結構演奏されていおり、 ナット・キング・コール 歌バージョンも有名です.
 しっとり演奏されるのが多いように思いますが、このアルバムではとても軽快な演奏になっています.

 最後の "There Goes My Heart" で彼らしくしめて、アルバムは終わります.
 ジャケットはあまり好きじゃないけれど、内容はとってもストレートな好演奏になっています.



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 昨日も zoom .
 すでに定例的になりつつあります.

 前回から 土屋勝義 先生も参入し、完全な EOS学園 の授業の延長になっています.
 土屋先生 にはいろいろ気を使っていただき、本当に感謝です.

 今回はセレクトや RAW 現像を、先生のパソコン画面を通じて見せていただきましたが、先生の場合ほとんど現場で出来上がっているので現像はほんのわずかの修正って感じです.



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 写真も撮りに行くことができない状態なので、なかなかモチベーションを維持するのも大変な状態です.
 参加した方の何人かは在宅でテレワークのようですし、みんな大変そうです.


 ボクも ヨドバシカメラ へ買い物に行きたいんだけれど、いったいいつになったら 東京 に行けるのかなぁ.
 新幹線の本数もかなり減ってしまいました.



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Swing, Swang, Swingin'

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 ちょっと前に本を購入しました、本買うのも久しぶりだな.




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 バスキア 大好きなので ・・・・・・


  ・・・・・ と言いたいところですが、正直 バスキア は好きじゃないし、全然いいとも思わない.
 ボクの目に留まったのが、下のほうにちょこっと書かれている第 2 特集.

 表紙から目に飛び込んできたのは、 バスキア ではなく ブルー・ノート の文字.
 これがあったので、買ってみました.




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 内容自体は、大体知っていることばかりなので、まぁこんなもんか.
 バスキアの特集の中で、結構ジャズのことが取り上げられており、そちらが何気に面白かった.

 Pen という雑誌を読むのも初めてなんだけれど ・・・・・ こういう感じなんだ.

 ちょっとボクの生活水準にはリンクしそうもありませんね (笑)




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 そんな ブルーノート のアルバム聴いてみます.
 とても軽快なマクリーン節が堪能できるアルバム.

 これから 10 年くらいすると、かなり違った方向に行ってしまうので、このあたりの時代が一番聴き易いかな.





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  " Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean "






  1. What's New?
         (J.Burke-B.Haggart) ・・・・ 5:16
  2. Let's Face the Music and Dance
         (Irving Berlin) ・・・・ 4:48
  3. Stablemates
         (Benny Golson) ・・・・ 5:45
  4. I Remember You
         (J.Mercer-V.Schertzinger) ・・・・ 5:14
  5. I Love You
         (Cole Porter) ・・・・ 5:08
  6. I'll Take Romance
         (O.Hammerstein II-B.Oakland) ・・・・ 5:46
  7. 116th and Lenox
         (Jackie McLean) ・・・・ 6:02





  Jackie McLean (as), Walter Bishop Jr. (p),
  Jimmy Garrison (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, October 20, 1959.






 この 1959 年に、 ジャッキー・マクリーン は 3 枚のリーダー・アルバムを録音しています.

  BLP-4051: "Jackie's Bag" (1957.1.18 録音)
  BLP-4013: "New Soil" (1959.5.2 録音)
  BLP-4023: "Swing, Swang, Swingin'" (1959.10.20 録音)

 "Jackie's Bag" がリリースされたのは 1961 年でした.

 その後も 1960 年代後半まで、年間数枚のリーダー・アルバムを吹き込んでいるので、ブルーノート を代表するミュージシャンの一人と言っても決して過言ではありません.
 それ以外にも 1950 年代の Prestige 、 1970 年代の SteepleChase ・・・・・




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 ブルーノート の音といえば、 ルディ・ヴァン・ゲルダー の録音.
 アルフレッド・ライオン と ヴァン・ゲルダー が出会ったのが 1954 年.

 当時は ヴァン・ゲルダー の ハッケンサック にある自宅の居間スタジオで録音していました.
 その後、新たに イングルウッド・クリフ にスタジオを新築したのが 1959 年 7 月.
 このアルバムはそんな新しいスタジオができた二か月後に録音されています.


 ワンホーンのカルテット編成.
 リズム・セクションは名の知れた人たちで、特に ウォーター・ビショップ・ジュニア らしさがでてるなぁ.
 ただ、ここではリズム・セクションの一人として、そんなに目立った感じではありませんがいい感じ.
 まぁそんなちょっと控えめな感じが好きなんですが.

 ウォーター・ビショップ・ジュニア と ジミー・ギャリソン は、 3 年後にあの名盤 "Speak Low" で共演しています.




Englewood Cliffs 00121
 ● Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey ●

 スタンダードが何曲か入っています.
 全体には軽快な相変わらずの ジャッキー・マクリーン 節 ・・・・・ 全開とまではいかないようですが.
 ボクの持っている ジャッキー・マクリーン のアルバムは Blue Note 版が 13 枚に他数枚.
 そこそこあるほうでしょうか.

 ただ、以前からジャッキー・マクリーン ってそんなに好きじゃないんだなぁ.
 なんとなくだけれど、ボク的には結構お喋り系のアルトって位置付けなんだよね.

 このアルバムに入っているスタンダードも、結構軽快に吹いています.
 まぁそれがスタイルと言えば、彼らしいというのかな.

 ちょっとかすれたような音で、一部ではその音色が彼らしい哀愁感と言われているようです.
 まぁ彼の名前を一躍有名にした "Left Alone" なんかは、バリバリの哀愁って言ってもいいでしょうが.



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 後年モーダルで、時にはフリーキーな演奏が目立ってきちゃうので、そういったところもあまり好きになれなかった部分かもしれません.


 好き嫌いな別にして、 ブルーノート を代表するミュージシャンと言っていいでしょう.

 ちなみに、このアルバム 1 曲目の "What's New?"が有名ですが、ボクは "116th and Lenox" が一番かな.




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 冬の気配を感じられるようになりました ・・・・・
 と言っても、まだまだ日が差すと暖かい.

 紅葉もようやく下まで降りてきた感じです.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4L IS USM: F5.6 1/500秒 ISO-100 モノクロ フィルタ−緑 16mm ●

 一本の薄明光線 ・・・・・ にしてはちょっとボヤケ過ぎ.

 最近はいつもの風景をはじめ、部屋でもいろいろモノクロ撮影の練習.
 まぁ昨年の撮影会から結構チャレンジしてるんですよね.

 フィルターの効果もだんだんわかってきたので、自分がどんな感じで撮りたいか決めて、それで設定をほんの少しはできるようになってきた.

ただフォトコンはそんなモノクロ・データを再度カラー現像しちゃったりしてるんです (笑)




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New Soil

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 こんどの日曜日は EOS学園 撮影実習.

 ・・・・・・・・・・・・ ですが、天気が激ヤバッ.



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 前回 8 月 6 日も天気予報では降水確率高かったのですが、当日は暑い日差しの下での撮影でした.

 でもさすがにこんどの日曜日は ・・・・・・・・
 台風 18 号の影響でひょっとすると大荒れになりそうな気配です.

 18 日の月曜日も 銀座 での撮影を中心としたセミナー申し込んであるので、そちらもヤバいかなぁ.
 こればかりは祈るしかありません.


 土屋先生、何とかしてください ・・・・・・・ ぼそっ




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 さて、 Blue Note のアルバムを取り上げるのは一か月ぶりです.
 ジャケットがいいなぁ ・・・・・・・・・・・・・

 でも、このアルバムそんなに聴いていないんです.






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  " New Soil / Jackie McLean "





  1. Hip Strut
         (Jackie McLean) ・・・・・ 11:15
  2. Minor Apprehension
         (Jackie McLean) ・・・・・ 7:30
  3. Greasy
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 7:20
  4. Sweet Cakes
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 6:41
  5. Davis Cup
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 5:25
  6. Formidable
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 6:13







  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as),
  Walter Davis Jr. (p), Paul Chambers (b),
  Pete LaRoca (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 2, 1959.







 BLP-4013 、 ジャッキー・マクリーン にとって Blue Note での最初のリーダー・アルバムになります.
 ただし録音に関しては "Jackie's Bag (BLP-4051)" が最初になります.
 このアルバム録音の約半年後 "Swing, Swang, Swingin' (BLP-4024)" が吹き込まれました.


 オリジナル・アルバムは 5 曲目までで、 6 曲目 "Formidable" は CD 化に伴ったボーナス・トラックです.

 ちなみに私、最初にこのアルバムを知った時、タイトルが "New Soul" だとばかり思ってました.






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 ジャッキー・マクリーン のイメージは、新主流派でもかなりアグレッシブな演奏をする ・・・・・・・
 というのがボクの持っている印象です.
 ソロでも時々ピーキーな感じが出たり.


 もちろんそれはこのアルバムよりももう少し後の演奏.
 現にこのアルバムはとても聴きやすいハード・バップです.

 ただ一度そういうイメージを持ってしまうと、なかなかそれを払拭するのが難しい.
 特にボクを含めジャズ聴いている人たちって、ある意味で頑固なところあるから ・・・・・・ (笑)


 そんな感じでなかなか好んで聴こうとしないミュージシャンの一人.
 Blue Note への吹込みが多いので、ボクの部屋の棚にも彼のアルバムは 15 枚ありました.
 持っている枚数が 1000 枚ちょっとなので、それを考えると結構多いほうかもしれません.




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 このアルバムは ジャッキー・マクリーン とピアノの ウォルター・デイヴィス・ジュニア のオリジナル曲で構成されています.
 
 そんな選曲も、ちょっと聴く前から抵抗を感じてしまう部分かもしれません.
 ただこういったアルバムはたくさんありますし、単に聴かず嫌いを否めません.
 サイドメンとして有名なアルバムにも参加しているので、そういったところでも彼のステキな演奏を聴くことが多いのですが、どうもリーダー作となると ・・・・・・・・・・ ぼそっ

 
 で聴いてみると、先にも書いたようにとても聴きやすく、ご機嫌なアルバムにに仕上がっています.
 後年の前衛的な雰囲気も時々あるものの、あまりゴリゴリせず ・・・・・ ピーキーでないところがとても聴きやすいのです.


 Prestige 時代にも何枚かのリーダー・アルバムがありますが、ボクは "4, 5 and 6" しか持っていませんので正直 Blue Note 時代との比較ができません.

 1 月に書いた記事読んでみたら、やっぱり今回と同じようなことが書いてありました.




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 感じたのは特に ドナルド・バード がいいんだな.
 この人のトランペットの音が好きだなぁ.

 とても聴きやすいアルバムで、いかにも Blue Note らしいアルバムでもあります.

 でも後年の彼の演奏が好きな方には、まとまりすぎた感じでちょっと物足りないかもしれませんね.




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 今夜、テレビのニュース番組で紹介されていましたが、お隣の 上田市 塩田平 にある松茸小屋がオープンし始めました.
 この 塩田平 には、こういった小屋がいくつかあります.

 週末のお天気同様、松茸の収穫もお天気次第.
 今年は結構収穫が見込まれているようで、出だし好調のようです.




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 この 塩田平 は、上田市の南西に位置しているのどかな田園地帯.
  「信州の鎌倉」 とも呼ばれ、古い社寺が 多く文化財も豊富です.
 特に有名なのは 別所温泉 にある国宝の 安楽寺 三重塔 ですが、他にも重要文化財の 前山寺 三重塔 もあります.
 これからの時期はそういった神社仏閣を散策して歩くのもステキです.

 3 年前の勤務先がこの 塩田平 だったので、このあたりはいろいろ歩いたことがあります.




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 東京 から 上田 まで新幹線で1時間半、そこから 別所線 という超ローカル線で 塩田平 に行けます.
 また終点の 別所温泉 には結構お高い温泉旅館や 北向観音 や 安楽寺 三重塔 などの観光名所もあります.



 ちなみにボクは キノコ をまったく食しませんので、松茸も全く興味がないエコ設計になっています (笑)



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Right Now !

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 土曜日です ・・・・・・

 昨日、無事に定年退職を迎え、久しぶりに夜は奥様と二人でお食事でした.
 ちゃんと車の運転はボクがして、奥様にはたっぷりお酒を飲んでいただき、支払いは奥様がしていました (笑)


 辞めた次の日が土曜日ということもあり、何となくいつもの週末と同じような感じです.
 長いお勤め生活が終わったという感じが全くありません.

 強いて違うことといったら、家の中が頂いたお花で溢れていることくらいかな(笑)



2017.3.31 006-8
  (金曜日の夜、家から撮ってみました)

 それにしてもここにきて寒さが戻ってきました.

 まぁ 「寒さ」 と言うよりは 「雪」 って言ったほうが正解かもしれませんが.


 昨夜も食事中は雨だったのに、食事を終え家に近づくにつれ雪が横殴り状態、今朝はまた白い世界でした.



2017.4.1 002-8
  (土曜日の朝)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、本日も Blue Note の白地ジャケットの中から一枚.
 こういう白地に黒の文字やデザインのアルバムって、1500番台には全くなく、 "Us Three" (BLP-4037) が初めてかな.
 基本的にはミュージシャンの写真を中心にしたデザインが多かったから.

 その後 4100 番台になってこういう、ちょっと現代的とでもいう感じのデザインが増えています.






4215 Right Now






  " Right Now ! / Jackie McLean "





  1. Eco
         (Jackie McLean) ・・・・・ 6:05
  2. Poor Eric
         (Larry Willis) ・・・・・ 10:09
  3. Christel's Time
         (Larry Willis) ・・・・・ 10:33
  4. Right Now
         (Charles Tolliver) ・・・・・ 9:27
  5. Right Now
         [Alternate Take] ・・・・・ 11:44





  Jackie McLean (as), Larry Willis (p),
  Bob Cranshaw (b), Clifford Jarvis (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 29, 1965.






 BLP-4215 ・・・・・・・・ かなり最近までカオス感持っていた 4200 番台.
 でもジャケット・デザインは秀逸なものがとても多く、演奏同様に新しい感じのするデザインがたくさん.

 特に ジャッキー・マクリーン のアルバムはステキなデザインのものが多い感じを受けます.






4215-2 Right Now

 白地に目一杯拡大したタイプライターの文字.
 写真なんて一切使わず、文字だけドカンというのがいいね.

 写真入れるんだったら 林修 先生の写真入れれば受けるかな ・・・・・・・
 「今でしょ」



 冗談はさておき、このアルバムは ジャッキー・マクリーン のワン・ホーン.
 Blue Note での録音はたくさんありますが、ワン・ホーンはそんなに多くない.

 ざっと見たところ "Swing, Swang, Swingin'" (BLP-4024) と、今日のアルバム同様白地に大きな文字のデザイン "Let Freedam Ring" (BLP-4106) くらいか.
 "Tippin' the Scales" という後から出た同時期のものはありますが.




Jackie McLean 0023

 このアルバムは、軽快な "Eco" から始まります.
 のびのびと吹くマクリーンはともかく、ピアノが結構いい感じです.

 ピアノは Larry Willis というピアニストですが、初めて聞くような名前.
 1990 年代頃からリーダー・アルバムを結構発表しています.
 Blue Note では ジャッキー・マクリーン 他、リー・モーガンのアルバムに参加していますが全部でも 4・5 枚ほど.

 "Eco" や 2 曲目の "Poor Eric" の演奏聴いていると、かなりいいなぁと思うんだけれど.
 そういえば 2 曲目 "Poor Eric" は彼の作品です.
 とても美しい旋律の曲で、リリカルなピアノを聴くことができます.


 アルバム全体は、そんなにモーダルな感じではなく結構聴きやすいアルバムのような気がします.
 こんな演奏の ジャッキー・マクリーン だったら全然大丈夫なのです (笑)



2017.3.31 0025-8
  (食卓の上の花 ・・・・ 床にもまだあったり)

 さて、四月からはしばらく仕事しないで、いろいろな後片付けなどしてのんびりします.
 
 生活は厳しいでしょうが、まぁ質素にのんびり一年間生きようと思っています.


 少し前には更新を考えていた インテ R ですが、金銭的な問題はさておき、どうしても乗りたいという車がないので、少し整備してまだ乗ることにしました.
 まだまだしっかり走れるし、走ることもそんなに多くないので今の車で十分ですね.

 だからとりあえず奥様の車の更新かな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて 3 月に観た映画です.
 先月はかなり内容的にも充実していました.



  レヴェナント:蘇えりし者
  シャッター アイランド
  遥かなる戦場
  ダージリン急行
  キック・アス
  イル・ポスティーノ [オリジナル完全版]
  ヒットマン:エージェント 47
  ワーテルロー
  アサシン・クリード
  ラ・ラ・ランド
  愛の嵐
  悪名
  さらば愛しき女よ
  シン・ゴジラ
  マネーモンスター
  乱気流 タービュランス
  劇場版 MOZU
  アンフェア THE END
  新宿スワン



  昨年のアカデミー賞作品 "レヴェナント:蘇えりし者" は見応えありましたし、同じく今年アカデミー賞で話題の "ラ・ラ・ランド" もとてもおもしろかった.
 かなり前の "愛の嵐" や "遥かなる戦場" も懐かしかったなぁ.
 Blu-ray になってやってきた "シン・ゴジラ" ですが、やっぱり面白い.
 "新宿スワン" も二度目でしたが、この映画結構好きです.


 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・・・・・・


  

Waterloo 001

 やっぱりこれかなぁ.
 こんな映画、これからは絶対作れそうにありません.
 CG なんて言葉もなかった時代に、とにかく膨大なお金と人を動員して作った映画です.

 ナポレオン が英語喋っていようと、戦術的なものがわかりにくいだろうが関係ありません.
 この映画の ロッド・スタイガー は本当にすごかった.

 この映画の戦闘場面は、間違いなく鳥肌ものです.



Waterloo 004

 ただし、折角高いお金出して購入した DVD ですが、なんと PC ではうまく再生できません.
 ならばとリビングで観ようとしたのですが、どうも SHARP 製の再生機だと再生できないものもあるようで全く観れません.
 これはもう、大減点です.

 仕方ないのでボクは特殊な方法を駆使して、ようやく家で観ることができました.
 これからこの DVD 購入しようと思っている人は、よく確認してから購入した方がいいですよ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Left Alone

 この一週間は本当にいろいろなことがあって、とてもブログ更新する元気もなし.
 仕事中も、家で音楽聴いても、映画観ても、何かフィルターがかかったような感じで集中できませんでした.


 昨日のお通夜、今日のお見送り、そして告別式(初七日法要) ・・・・・・・
 一般的には初七日法要までが一つの区切りと言われていますが、正直、心の中では一区切りついたとは全然言えません.

 それでもいつまでの引きずっている訳にもいかないので、一通りのお別れを済ませた今日からブログを再開します.



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   ( 長野県ホームページ から )


 志半ばで亡くなられました 9 名の方々に、合掌.







 今日のアルバムは、 ビリー・ホリディ の死後哀悼の意を込めて作られたアルバム.
 1957 年 4 月から 1959 年まで、彼女の伴奏を務めた マル・ウォルドン の代表アルバムです.





Waldron001






  " Left Alone / Mal Waldron " 





  1. Left Alone
        (M.Waldron-B.Holiday) ・・・・・ 6:07
  2. Catwalk
        (Mal Waldron) ・・・・・ 6:56
  3. You Don't Know What Love Is
        (D.Raye-G.DePaul) ・・・・・ 5:54
  4. Minor Pulsation
        (Mal Waldron) ・・・・・ 8:15
  5. Airegin
        (Sonny Rollins) ・・・・・ 7:12
  6. The Way He Remembers Billy Holiday
                   ・・・・・ 4:13





  Jackie McLean (as : # 1), Mal Waldron (p),
  Julian Euell (b), Al Dreares (ds)
  Recorded on 1960.







 オリジナルは ベツレヘム・レーベル で、 東芝エンジェル から国内発売されましたがまったく売れず、すぐに廃盤.
 ところがジャズ喫茶で幻の名盤として騒がれはじめ、今ではベストセラー・アルバムの一枚になっています.

 アメリカ 版 Wiki には録音年月日が 1959 年 2 月 24 日と、まことしやかに書かれていますが、 ビリー・ホリディ が亡くなったのが 1959 年 7 月 17 日なので明らかにこの記載は間違い.




Waldron001-2

 このアルバムの代表曲が、タイトル曲でもある 1 曲目の "Left Alone" .
 この曲は ビリー・ホリディ が存命中に作られたものです.

 作曲は マル・ウォルドン .
 1959 年春、 サンフランシスコ へ向かう飛行機の中で ビリー・ホリディ がその曲に歌詞を書いたと言われています.
 ステージでも歌われたようですが ビリー・ホリディ の録音は残されていないようです.
 ひょっとするともっと違うイメージの曲なのかもしれません.

 彼女はこの年、 1959 年 7 月 17 日に 44 歳という若さで亡くなっています.


 1 曲目のみ ジャッキー・マクリーン が参加しています.
 曲も重く悲しげな曲なのですが、このアルト・サックスがさらにむせび泣くような独特な音を振り絞っていて ・・・・・・・
 このアルトの音色が、この曲を一層重い雰囲気にさせています.

 多くの演奏を残している ジャッキー・マクリーン ですが、 日本 ではこの演奏が彼の代名詞になっていると言ってもおかしくないでしょうね.




Mal Waldron 001
  Ⓒ Roy Gaines

 このアルバムはとにかく 1 曲目のインパクトが強く、一気に深いところへ引きずり込まれてしまう感じなのです.
 そのため他の曲の印象がどうも薄くなってしまうのです.
 
 ボクは 2 曲目の "Catwalk" が大好きです.
 ちょっと暗いベースから入っていきますが、テーマ部は結構爽やかさのあるメロディ.

 淡々とソロが続きます ・・・・・・・・ やっぱりいいなこの演奏.


 かと思うと、 4 曲目ではガラリと雰囲気が変わり高速のアドリブが展開されます.




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 6 曲目には曲ではなく マル・ウォルドン のインタビューが収められています.
 相手はこのアルバムのプロデューサーでもある テディ・チャールス .
 これもアルバムとしてはとても珍しいものです.


 マル・ウォルドン のリーダー・アルバムは数多くありますが、ボクの持っているのはこの一枚だけ.
 サイドマンとしても "直立猿人 / チャールズ・ミンガス" くらいしか思い浮かびません.


 それにしてもこのアルバム、何度聴いても心の中にジーーーンと浸み込んでくる感じなのです.











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 10 日の夕暮れ.
 本当に久しぶり、 蓼科山 を撮ってみました.
 データ見てみたらほぼ一か月ぶりの家から風景でした.



 いつまでも留まっているわけにはいかないので、少しずつまた歩いていかないと ・・・・・・・・

4, 5 and 6




 最近 食 の話題がほとんどなかったので、久しぶりに ・・・・・・

 と言っても、らーめんですが.



 週に何度かある 「奥様、何かの会議やナイタースキーのため、旦那一人外食日」 ですが、仕事を終えてから遠くまで一人でご飯を食べに行くというのはなかなか気乗りしません.
 半分くらいはお惣菜買って家で適当に食べますが、残りの半分くらいは外食.

 ほとんどが帰り道に近いところで済ましてしまいます.



 今までの一押しが職場から数分の "ゆいや" というらーめん屋さん.




29 ゆいや 辛い中華そば
  (辛い中華そば)

 基本的にここのらーめんは、あっさり系の和風スープ.
 細めの麺の湯で具合がとてもいい食感でございまして.
 さらに焦がしたチャーシューが香ばしさを醸し出していて、とってもいい感じ.

 写真は "辛い中華そば" ですが、ビックリするほどの辛さではないので、基本的なスープのおいしさを味わうことができます.
 そしてこのお店の目玉が "替え飯"

 以前は餃子も提供していたようですが止めてしまい、その代わりにと考えたのが "替え玉" ならぬ "替え飯" だそうです.




12 ゆいや004
  (ピンボケです、替え飯を放り込みワサビと酢を入れるのがボクのお好み)

 開店当初は昼食時間帯だけの営業でしたが、昨年の 1 月から夕方の営業を始めたので、昨年はとてもお世話になりました.
 ところが昨年末から夕方の営業を辞めてしまったので、本当に残念.

 ちなみにこのお店、昼食時は駐車場もいっぱいで、店の前には行列もできる人気店です.



 そんな "ゆいや" の代わりになるところを探していたところ、見つけたのが "武蓮" と言うチェーン店.




26 武蓮 武蓮辛味噌らーめん
  (武蓮辛味噌らーめん)

 この店、ちょっと訳あり.
 というのも、このお店のある場所は、お店ができてはすぐに閉めて、また新しいお店という感じで、どんどん変わっていく場所です.
 今までは "晴家 (はれるや)" というらーめん店でした.
 お客さんはそこそこ入っていたと思うんですが、突然の閉店.

 決して儲かっていないので止めちゃうというんではなく、どうもオーナーの意向と言うことらしいのです.

 この "武蓮" は 新潟 (だったっけ?) を中心としたチェーン店で、ボクの以前の職場のそばにも一軒ありました.


 背油たっぷりのギトギトした感じで、ボクのようなメタボにはとってもよくないようなスープですが、特に味噌らーめんは微妙に好きだったりします.
 ただしゆずの味が付いているところはボク的にはちょっと減点.




DSC_0173

 らーめんの種類は圧倒的に "武蓮" のほうが多いです.
 夕方時々寄る身としてはメニューが豊富なのは助かります.

 店員さんがもう少しこぎれいな格好しているといいんですが ・・・・・・・

 ・・・・・・・・ ということで、ボクはやっぱり "ゆいや" かな.






 さって、本題に入りましょう.

 このアルバムもずっと前から知っていたし、当然耳にもしていました.
 ただ、演奏者のイメージがどうも Blue Note での後期のちょっとフリーキーな演奏を連想してしまいようやくの購入.





McLean001







  " 4, 5 and 6 / Jackie McLean "





  1. Sentimental Journey
        (B.Homer-B.Green-L.Brown) ・・・・・ 9:58
  2. Why Was I Born?
        (J.Kern-O.Hammerstein II) ・・・・・ 5:14
  3. Contour
        (Kenny Drew) ・・・・・ 4:59
  4. Confirmation
        (Charlie Parker) ・・・・・ 11:24
  5. When I Fall in Love
        (E.Heyman-V.Young) ・・・・・ 5:33
  6. Abstraction
         (Mal Waldron) ・・・・・ 8:03




  Jackie McLean (as), Hank Mobley (ts: # 4)
  Donald Byrd (tp: # 3, 4, 6), Mal Waldron (p),
  Doug Watkins (b), Arthur Taylor (ds)

  # 1-3: Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 13, 1956.
  # 4-6: Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 20, 1956.





 1956 年 Prestige で録音された、 ジャッキー・マクリーン のリーダー作としては 3 枚目のアルバム ( Prestige レーベルでは 2 作目) です.
 アルバムには二日間の演奏が入っており、 7 月 13 日の演奏はこのほかに ジーン・アモンズ が加わったものが 3 曲録音されており、そちらは "Jammin' with Gene" というタイトルで発表されています.





McLean001-2

 まずはこのジャケット.

 このジャケット写真は、ジャズっぽいっていうか、とてもカッコいい.
 ジャッキー・マクリーン の演奏は、音色がちょっとの部分と Blue Note の後期のちょっとフリーキー演奏の印象があったりで、そんなに好きとは言えないミュージシャンです.
 だから今まで持っていたリーダー・アルバムも、 Blue Note のアルバムは 13 枚だけで、この CD が初めての他レーベル作品になります.


 それでもこのアルバムのジャケット写真は別物.
 以前から大好きなジャケット・デザインです.



 アルバム・タイトルはジャズを聴いている人だったらすぐにわかると思いますが、カルテット (4) 、クインテット (5) 、 セクステット (6) という意味.

 1962 年に Prestige の傘下レーベル New Jazz から再販された時には、このデザインではない違うジャケットだったようです.




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  (Les Brown, Doris Day)

 ゆったりめの "Sentimental Journey" からこのアルバムは始まります.

 この曲は 1944 年 ドリス・デイ が歌って大ヒットしました.
 ドリス・デイ は レス・ブラウン の楽団の専属歌手.
 以前からこの曲を歌っていたようですが、 1942 から 1944 年の音楽業界のストライキのために録音できず、 1944年にようやく吹き込まれました.
 この ドリス・デイ の歌う "Sentimental Journey" は何度聴いてもいいんだなぁ.


 曲の内容は恋愛を歌ったものではなく、夢破れ故郷に帰るといったような感じのようですが、ヒットしたのがちょうど第二次大戦末期、多くの兵士たちがこの曲を聴きながら故郷を懐かしんだようです.




Jackie McLean 005

 マクリーンのアルバムに話を戻しましょう.

 聴かず嫌いだったボクのイメージとかなり違って、ストレートなハード・バップ.
 ソロもとても聴きやすいです.

 マル・ウォルドン 、 ダク・ワトキンス 、アート・テイラー のリズム・セクションがいい.
 派手じゃなく、しっかり仕事しているという感じが好感度アップです.


 アイラ・ギトラー が書いたオリジナルのライナーノーツの最後には

  "Thus ― 4,5 and 6 ... henceforth ― get your kicks"


 いろいろな意味で、なんとなくカッコいいアルバムなのです.





 さて、またまた 雪 ・・・・・・・




21 0016

 昨夜寝る前はほとんど降っていなかったのに、朝起きてビックリです.

 今夜は飲み会があるんですが、どうやって行こうか思案中.


 これから日が出て融けてくれればいいんですが ・・・・・・・・・・・


Evolution




 まだまだ残暑厳しい日が続いています.
 それでも月曜日の夜などはグッと涼しく、薄いタオルケット一枚では寒く感じるほどでした.

2016.8.21 003

 ちなみに ・・・・・ 日曜日の風景.



 Blu-ray 購入でお小遣いが底をついたため、 CD の購入も全くできない状態でしたが、ようやくお給料日を迎えたのでオークションで前から狙っていたアルバムを数枚購入.

 以前から言っているように、ボクは完全なるコレクターとは全然違うので、輸入盤でも構わないし、ボーナス・トラックの有無もそんなに気にしない ・・・・・・・

 とりあえず お金をかけないでそのアルバムが聴ければいい、 って感じなのです.

 今回は Blue Note の中でも結構マニアックなアルバムを 2 枚落札し、もう 2 枚は現在入札中.




 先日 Facebook である方が 「これで "Out to Lunch !" のメンバーで残っているのは Richard Davis だけになってしまった」 と言っていました.

 そう Bobby Hutcherson の死去に伴ってのコメントです.




Bobby Hutcherson 003

 8 月 15 日に ボビーハッチャーソン が 75 歳で亡くなりました.

 彼の演奏で一番好きなのは "Bobby Hutcherson Live: Cookin' with Blue Note at Montreux" に収められている "The Moontrane"


 ただし、彼の名前を聞いて真っ先に思い出すアルバムは、ピンクのジャケットで有名な "Happenings (BLP-4231)" なのです.





 そんな彼を偲んで、ピンクのアルバムを聴いてみます.
 今回オークションで落としたアルバムの一枚.
 今まで、何となくですが 1,500 円以上出してまで買おうと思わなかったアルバムなのです (笑)






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  " Evolution / Grachan Moncur III "






  1. Air Raid
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 9:19
  2. Evolution
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 12:24
  3. The Coaster
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 11:39
  4. Monk in Wonderland
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 7:54





  Grachan Moncur III (tb), Lee Morgan (tp),
  Jackie McLean (as), Bobby Hutcherson (vibes),
  Bob Cranshaw (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, November 21, 1963.






 このアルバム、以前から何度 Amazon や HMV でクリックしてはキャンセルしたものか.
 どうしても最後の踏ん切りがつかなかったなぁ.

 今回もたまたまオークションで欲しかったアルバムを落札し、同じ出品者からこのアルバムも出品されていたのでそのついでに落としたような感じでした.





4153-3

 ボクはこういった演奏に対してアブストラクトという表現でみんな片づけちゃっています.
 ただ、最近はこういった演奏も結構しっかり聴くことができるようになったんだな.
 以前だったら一回聴いて 「もう十分 ・・・・」 って感じ.

 でもまぁルーキー向けではないでしょう.

 完全に 新主流派 と呼べる演奏です.
 ただ購入前に抱いていた トロンボーン の苦手感も全く気にならず、普通に聴くことができます.


 今までクリックできなかったのは Grachan Moncur III という名前と、演奏しているトロンボーン.
 申し訳ないけれど名前聴いただけで 超アブストラクティブ .
 おまけにトロンボーンは、どちらかというと苦手なイメージを持つ楽器.

 まぁ結果的には、いつもの完全なる聴かず嫌いだったんですがね.




Grachan Moncur 003
  (J.McLean, G.Moncur III, L.Morgan)

 アルバム・ タイトルでもある 2 曲目の "Evolution" ですが、とてもゆったりした静寂の中に混沌感や不安感ありありといった感じの音が行き来します.
 アルバム "Happenings" よりもこちらの演奏のほうが ・・・・・・・ ボクはカオス感じてしまうかな (笑).


 それに対して 3 曲目の "The Coaster" はアップテンポになり、すごくいい感じでワクワクしちゃいます.
 こういう曲のトニー・ウイリアムスは水を得た魚のように、自由奔放に泳ぎ回っている感じ.
 リー・モーガン のクールさの中のホットな演奏もすごきいい.
 こういうのはアドリブ云々って感じじゃなくって、全体の雰囲気がすごくいいのです.


 ボビー・ハッチャーソン も 「やっぱりこうでなくっちゃ」
 静寂間の中に響くヴァイブの透き通るような音もいいけれど、アップテンポの中で目まぐるしく転げ回るような音もいいなぁ.




Grachan Moncur 002

 聴いた時の気分なのか、はたまたボクが大人になったせいなのか ・・・・・・・
 こういった新主流派の演奏も難なくクリアできるようになっちゃいました.


 グレイシャン・モンカー三世 のアルバムですが、やっぱり ボビー・ハッチャーソン のインパクトもありますね.


 ・・・・・・・・・・ "Some Other Stuff" もいけそうかな (笑)











 オリンピックもあっという間に終わってしまいました.
 最初はあまり興味もなかったのに、連日のメダル・ラッシュでいつの間にか夢中になってました.


  水泳でしょ ・・・・・・・
  体操でしょ ・・・・・・・
  柔道でしょ ・・・・・・・
  卓球でしょ ・・・・・・・
  陸上でしょ ・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・ 他にもいっぱい.




Rio 00656

 惜しくもメダルには届かなかったけれど、

  女子バスケットボール ・・・・・・・・
  ラグビー 7 人制 ・・・・・・・・

 この二つ競技の頑張りには、本当にビックリでした.


 これで一気に東京オリンピックへ加速って感じですね.
 エンブレムのことや、スタジアムのこと、 森 さんのこと ・・・・・・・・・

 なんかもう、みんな忘れちゃったような感じです (笑)




Rio 100036

 オリンピック最後はこの三人でしょ.


 この三人は、ものすごく一生懸命やっていてもちょっとゆるめな、何とも言えない雰囲気が漂っていいなぁ.



Destination... Out!

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日は休日出勤の代休だったので、四連休をエンジョイ ・・・・・・
 と言いたいところですが、昨日は朝から雨降り.
 朝のうちは、久しぶりにしっかりした雨降りって感じでした.


 この連休はいろいろやろうと思っていた細々としたことを消化.
 本当は今日にでも散髪に行く予定だったのですが、昨日今日と理髪店は連休.
 ということで日曜日の午後に終了.

 昨日はインフルエンザの予防接種をしたり、スタバでちょっと休んだりといつもの休日とほとんど変わらない過ごし方になってしまいました.

 基本的なスタンスはグダグダの生活で変わりないんですがね(笑)



F07A0885
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/9 EV-0.3 ISO-100)

 今朝は青空が戻りました.
 ただ 蓼科山 を含む 北八ヶ岳 は雲の中です.



F07A0858
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/200sec f/9 ISO-100)

 こちらは土曜日、家の前で撮った写真.
 広葉樹の葉もすべて落ちてしまいました.

 きれいな青空と秋っぽい雲です.





 さて 11 月です. 
 この時期毎年同じことを言っていますが、「早いものです」
 このブログも今年 97 回目の更新.
 週 2 回程度の更新を目標にしていましたが、この目標は余裕でクリアできそうです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 さて今日は昼までに書き上げて、午後はのんびり映画でも観よう.
 そういえばここ数か月映画の話題を書いてませんが、まぁいいでしょ.

 今日も Blue Note 、モーダルな新主流派の面目躍如といった感じです.
 今まで苦手でほとんど聴いていなかったアルバムでもあるんですが (笑)





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  " Destination... Out! / Jackie McLean "





  1. Love and Hate
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 8:25
  2. Esoteric
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 9:02
  3. Kahlil the Prophet
         (Jackie McLean) ・・・・・ 10:23
  4. Riff Raff
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 7:07





  Jackie McLean (as), Grachan Moncur III (tb),
  Bobby Hutcherson (vibe), Larry Ridley (b),
  Roy Haynes (ds)
  Recorded at VG Studio, Englewood Cliffs, September 20, 1963.








 BLP-4165 、ジャケット・デザインがステキですね.
 この頃の ジャッキー・マクリーン のアルバム・ジャケットって、演奏と同じで結構斬新なものが多い気がします.




4165-2

 正直 ジャッキー・マクリーン は今一つ好きになれませんでした.
 どんどんモーダルな演奏から、フリーキーになっていっちゃうものだから.

 Blue Note では彼のリーダー・アルバムがたくさんあります.
 そんな Blue Note でのリーダー・アルバムも家の棚に 15 枚ほどありました.
 その割にはなかなか聴きたいと正直思わなかったんだなぁ.


 このアルバムにしても、 1 曲目 "Love and Hate" の出だしの数音聴いただけでもカオス感ありありなのです.
 この 1 曲目のような演奏ですが、ボクはどうしても不安感を煽られるような印象を受けてしまいます.


 いきなりキツイなぁ ・・・・・・・・

 それでも最近は 新主流派 ドンと来い ! ですから、まぁ独特な雰囲気でいいところもあるじゃないか.


 すると追い打ちをかけるように 2 曲目 "Esoteric" .
 タイトルからして "難解" なのです、再びキツイなぁ.


 そして 3 曲目でようやくスピーディーなドライブ感を持った演奏になりました.



mclean002

 実は今日このアルバムを取り上げたのは、いつものかけ流し iTunes から聴こえてきた "Riff Raff" がとてもいい演奏だったからです.
 最初は、こんな演奏どこにあったんだろう ・・・・・・・ って感じで、独特な雰囲気の演奏につい作業をやめて聴きほれてしまいました.

 こういう ジャッキー・マクリーン が大好きです.


 おまけにこの演奏でのトロンボーンがいい.
 グレイシャン・モンカー 3 世 は完全なる聴かず嫌い状態で、彼のアルバム購入もちょっと躊躇しています.
 新主流派時代のトロンボーンってどうなのよ ・・・・・・・ でした. 


 ところがこの曲聴いたら、とてもステキな演奏にビックリ.

 Sam Rivers や Andrew Hill や Freddie Roach もようやく普通に聴けるようになったから、次は グレイシャン・モンカー 3 世 だな (笑)



Hucherson0010

 それと ボビー・ハッチャーソン の参加が大きい.
 前作 "One Step Beyond (BLP-4137)" から、 マクリーン、モンカー、ハッチャーソン での演奏ですがやっぱりこのヴィブラフォンの音が独特の世界を出します.
 ちなみにこの "One Step Beyond" は、 トニー・ウィリアムス の Blue Note 最初のレコーディングとしても有名です.

 ハッチャーソンのヴィヴは、 Milt Jackson とは全然違った世界ですね. 
 この辺は好き嫌いの分かれるところでしょうか.
 ボクも以前は、ハッチャーソンのヴィヴがあまり好きではありませんでしたが、気が付いたらいつの間にか大好きになっていました.



 ということで、独特な世界が広がっている 新主流派 のアルバムでした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて簡単に映画のお話し.
 といっても劇場観賞は全くありませんが、先月観た映画は次の 17 本.


  リスボンに誘われて 、 セクター 4 、 バトルランナー 、
  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 、 アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ 、
  コンタクト 、 インデペンデンス・デイ[エクステンデッド版] 、
  レッド・プラネット 、 トロピック・サンダー/史上最低の作戦 、
  紙の月 、 ドラキュラZERO 、 特捜部Q 檻の中の女 、
  ホビット 思いがけない冒険[エクステンデッド版] 、
  リトル・アクシデント―闇に埋もれた真実― 、
  ザ・インタープリター 、 レッド・ファミリー 、 ダークナイト ライジング


  この中での一番は ・・・・・・・・・・・・・・





紙の月001

 久しぶりに邦画です.

 若干動機付けとエンディングに首を傾げる感じはあったものの、全体的にはまぁ面白かった.
 どんどん落ちていく姿が、まるでボク自身を見ているようでした (笑)


 年齢を重ねてもキレイな人はいつまでもキレイですね.
 そこを見習わないといかんなぁ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Shades of Redd

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 この時期は陽が沈むのがすごく早くなっているので、夕方の風景が全く写真に収められないのです.

 ということで、今朝の風景を.



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   (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/4.5 ISO-100)

 先週は結局一回だけの更新になってしまいました.
 いくら不規則なアップと言っても、さすがに週一回はまずいだろう ・・・・・・

 ということで、頑張って平日の夜書いております.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 このアルバムはずっと前にジャケット写真を載せた程度でしたので、再掲載.
 結構マイナーなのですが、何とも言えない味があります.
 こういうアルバムが有名なアルバムの間に隠れているのも Blue Note のよさです.




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  " Shades of Redd / Freddie Redd "




  1. The Thespian ・・・・・ 6:58
  2. Blues, Blues, Blues ・・・・・ 5:57
  3. Shadows ・・・・・ 7:20
  4. Melanie ・・・・・ 5:03
  5. Swift ・・・・・ 4:02
  6. Just a Ballad for My Baby ・・・・・ 4:11
  7. Ole ・・・・・ 6:22
  8. Melanie (alt-tk) ・・・・・ 5:26
  9. Ole (alt-tk) ・・・・・ 7:38




  Jackie McLean (as), Tina Brooks (ts), Freddie Redd (p),
  Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)
  Recorded at VG Studio, Englewood Cliffs, August 13, 1960.





 このアルバムはすべて フレディ・レッド の曲で占められています.
 オリジナルは BLP-4045 、 8 曲目と 9 曲目は CD 化のボーナス・トラックです.




4045-2

 久しぶりに聴いたなぁ.
 2 曲目の "Blues, Blues, Blues" がかかって、思わず笑ってしまう ・・・・・ そうそう、これだよ.

 このアルバムは、 ティナ・ブルックス が参加していたので、 フレディ・レッド のことは全く分からないまま購入した記憶があります.
 だから 2 曲目の ティナ を聴いただけでも十分満足した記憶もよみがえりました.

 このアルバムを購入してから、 オフ・ブロードウェイ で上演された "The Connection" のことを知り、 "The Music from 'The Connection' (BLP-4027)" を購入.

 さらにHoward McGhee 名義の"The Connection" をやっとの思いで手に入れたんだった.
 そういえば、そのアルバムジャケットの名前は Freddie Redd ではなく I.Ching でした.



redd003

 フレディ・レッド のピアノは、感覚的に ティナ・ブルックス のテナーのような感じ.
 べらぼうにうまいという感じではなく、不器用そうなんだけれど独特の味があるとでもいうか.
 このアルバムはすべて彼の曲ですが、そんな曲が結構ブルージーだったりするところもボクの好み.

 そんなところが微妙に良かったりするのです.


 Blue Note の彼のリーダー・アルバムは、上記を含むたった 2 枚だけ.
 その後未発表だった "Redd's Blues (TOCJ-66076)" が発表されました.


 この "Redd's Blues" もいいアルバムなので、いつか取り上げてみよう.


 ちなみにこのアルバムでは、 ティナ・ブルックス と ジャッキー・マクリーン も結構いい演奏しています.


 それにしても通して聴いていると懐かしさを感じてしまうなぁ.
 それほど多くは聴いていないアルバムのはずなのに、ほとんどの曲が 「そうそう ・・・・・ これこれ ・・・・・」 って感じで思い出されます.



 購入した時には結構聴いたんだったっけ ・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、今夜家に一冊の本が届きました.
 ボクが普段行っている いつもの講習会 の日本語テキストです.



PEARS0015

 実はこのテキストの日本語翻訳のお手伝いをした関係でいただきました.
 お手伝いは完全なる無償の作業でしたので、製本 1 冊くらいはいただいてもいいですよね.

 あと 1 年くらいするときっと新しいものが出るはずですが、まぁ自分の足跡的に大事にとっておくことにします.

 この作業したのが 2 年半くらい前だったかな ・・・・・・

 あの頃は今よりずっとパワーがあったような気がします.


 最近、なんとなくですがめっきり老けた気がしてなりません.
 この本もう一度読み返して、あの頃のパワーを取り戻したいものです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

featuring The Peck

DSC_1741

 昨日の夕方の写真 ・・・・・・・ かなり強い風.
 雨の量はまだ多くありませんでしたが、風が強いので体感的にはかなり降っているように感じました.

 我が家は高台にあるので、普段でも風は強めですので、台風とかになるそれはもう ・・・・・
 深夜 0:00 頃までどんどん風が強くなり、雨量も増えたのですが、それ以降ピタッと風が止んだ様でした.
 おかげで熟睡.



DSC_1743

 そして朝はこんなお天気 ・・・・・・ 台風一過の青空.
 なにか、 6 月にはちょっと似合わないような青空です.





 そういえばこのアルバムも、青が印象的なアルバムです.
 でもこちらの青は、ちょっと緑が混ざったような青.




wallington001






  " Live! At Cafe Bohemia / George Wallington "




  1. Johnny One Note (Rodgers-Hart) ・・・・ 8:18
  2. Sweet Blanche (G.Wallington) ・・・・ 6:53
  3. Minor March (J.McLean) ・・・・ 6:40
  4. Snakes (J.McLean) ・・・・ 5:49
  5. Jay Mac's Grib (D.Byrd) ・・・・ 8:34
  6. Bohemia After Dark (O.Pettiford) ・・・・ 7:54
  7. Minor March (alt-tk) ・・・・ 7:32

   (# 7 Bonus Track not part of the original album)




  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), George Wallington (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded live at the Cafe Bohemia, NYC, September 9, 1955.






 このアルバムは、ボクがジャズを聴き始めた頃すでに幻の名盤とか呼ばれていたように記憶しています.
 そしてその後アナログ盤が再販されたのですが、ボクが手に入れたアルバムの色は ・・・・・・ 確か紫っぽい色のジャケットのように記憶してます.
 これは定かではありませんが、 Prestige から出ているものが青色、他のメーカーから出たものが紫色なのかもしれません.

 今手元のある CD は 2007 年に発売されたもので、 Prestige のレーベル名が入っているので青色のジャケットです.
 ちなみにこの時のライナーノーツは "いつもの小川さん" でした ・・・・・・ でもかなり簡単なライナーノーツです.
 アルバム自体が 1,100 円という廉価盤なので、原稿料も安かったせいでしょうか (笑)
 今週末お会いするので、直接聴いてみようか ・・・・・・ 冗談です.



 以前からこのジャケット見つめて疑問に思っていたことが、ジャケットに書かれている "featuring The Peck" .
 この意味がずっとわからずに今日まできちゃいました.
 今日このレビュー書くため、ダメモトでググってみたら、とあるブログにヒット.
 このブログが、 "いつもの小川さん" にも微妙に関係していたのでちょっと驚いてしまいました.


 ヒットしたブログは "加持顕(かじあきら)の棚から選んだじゃず(JAZZ)" というタイトルのブログ.
 どこかで聞いたことあるような名前だなぁ ・・・・・・ と思いながらもいくつか記事を読んでいると、小川さんのブログ "Keep Swingin'" にもよくコメント入れられている方でした.
 自身でもビッグバンドで演奏しておられるようで、理論的なことはボクなんかとは比べ物にならないくらい詳しいレビューが書かれていました.



 で肝心の "featuring The Peck" の意味ですが、加持さんのブログの本文をそのまま引用されてもらいます ・・・・
 「蛇足ですが、アルバムの中で聴かれる、短いセンテンスでお互いの演奏を刺激し合う、1音づつのソロ交換らしきものを、 "ペック (奏法) " と呼んでいるみたいです。
 ただしその後、この奏法がジャズ界に広がった気配はありません (笑)。」


 なるほど ・・・・・・ ようやくジャケットの謎が解けました.
 でもわざわざアルバムに書かれているということは、その当時こういった奏法が流行っていたのでしょうか ?
 加持さんのコメントのように、ボクのその後この言葉自体聞いたことないからなぁ ・・・・


 ところで加持さんのブログは、青ならぬ緑色が基調になっています.
 そうですよね ・・・・・・・・・・・・・

 加持さんと言えば、当然 スイカ !!


 アッ、これって エヴァンゲリヲン の世界のお話しでした ・・・・・・ 失礼.



 featuring The Peck の謎は解けたのですが、もう一つ新しい疑問が湧いてきました.
 一体この写真ってどこで撮ったの ?
 凱旋門 らしきものが写って入るものの、どう見ても パリ の エトワール凱旋門 とは違うように思います.
 また新しい疑問なのです.



 演奏については有名なアルバムなので改めてボクが書くようなことはありませんが、まるで Blue Note のようなバリバリのハード・バップを聴くことができるアルバムです.
 ボクは George Wallington というと、どうしても "New York Scene" ・・・・ それも "In Salah" の印象があまりにも強烈なのです.


 ちょっと聴かず嫌い的なところがありましたが、改めて聴いてみると ・・・・・ 他のミュージシャン同様いい感じな演奏が多くあります.
 やっぱりしっかり聴かないといけませんな.





DSC_1748

 夕方には、こんな夕焼けです.
 なにかもう、秋のような雰囲気なのですが (笑) .

 
 6 月に台風が上陸したりと、相変わらず自然のリズムが何か狂ってしまっているような感じですね.

My Girl Shirl

 もうじき梅雨入りでしょうか ・・・・・・・ 沖縄はすでに梅雨に入っていますし.

 ボクの関心は、いつ頃梅雨が明けるかなのです.

 実は 7 月中旬、お泊りで山に行くので梅雨が明けていればいいなぁ.
 最悪天気が悪そうな場合はキャンセルにしてしまう予定なのですが、できれば ・・・・・




tateyama_16

 こんな風景の中で、まったりとしてきたいんですよね.
 うまく梅雨明けになりますように ・・・・・・・・・



 昨夜は ワールドカップアジア地区最終予選 でしたね.
 まぁ、上々の発進ということで ・・・・ 久しぶりに、ちょっと余裕で TV 観戦できました.
 こんな調子で、残りすべての試合を戦って欲しいのですが、それはかなり甘い考えかな.

 目標はまず本大会出場なので、内容よりも結果で.





 久しぶりに聴いたアルバムですが、思ったよりも素敵な演奏が入っています.
 ピアノが ・・・・・・ いい仕事してますねぇ.






4048






   " Byrd In Flight / Donald Byrd " (BLP- 4048)




  1. Ghana 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:19
  2. Little Boy Blue 
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 7:27
  3. Gate City 
           (D.Pearson) ・・・・ 5:02
  4. Lex 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:36
  5. "Bo" 
           (D.Pearson) ・・・・ 6:32
  6. My Girl Shirl  
           (D.Pearson) ・・・・ 5:48




  # 3 :
  Donald Byrd (tp), Hank Mobley (ts), Duke Pearson (p),
  Doug Watkins (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 17, 1960.


  # 1,4 :
  same personnel
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 25, 1960.


  # 2,5,6 :
  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), Duke Pearson (p),
  Reggie Workman (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, July 10, 1960.






 アフロ・キューバーン・チックな "Ghana" から始まるアルバムです.
 ボクのイメージとしては、 4100 番台くらいのイメージが強いのですが、れっきとした 4000 番台.
 ジャケット写真が、それまでの写真と違うのでそう感じてしまうのかもしれません.

 Donald Byrd のアルバムの中では、あまり聴くことのないほうのアルバムです.
 そう ・・・・・・・ あまり目立たずに棚の中に埋もれていました.


 そんなアルバムですが、いつもの iTunes かけ流しで、まずピアノでヒット ・・・・・・・ ちょっとユニークなピアノだなぁ、いいところあったかと思うと、詰まっちゃったりして、よくわからないピアノ.
 それでちょっと調べてみて ・・・・・・ このアルバムを再認識.




4048-2

 ボクが弱いのが、最後の "My Girl Shirl" のような曲.
 この曲は素敵です、演奏もやっぱり素敵.
 この手の曲に McLean のアルトはハマりすぎでしょう.
 McLean の Blue Note アルバムもそれなりに持っているのですが、どうもごく初期を除いてあまり聴きません.
 どちらかというと、サイドメンとしての演奏のほうが好きな演奏が多いように思います.

 

 二曲目の "Little Boy Blue" だけはワン・ホーンで、 Byrd が朗々と吹いています.
 このトランペットは癒されるなぁ ・・・・・・・
 おまけに、ここでの Pearson のピアノが ・・・・・・ クゥゥ〜〜ッ って感じなんですね.



 何気なくかけている iTunes からこういう演奏を見つけると、やっぱりジャズっていいなぁ ・・・・・・ Blue Note っていいなぁと思ってしまいます.
 こういう演奏に巡り合えることが、喜びなんですよね.




 その反面、何度聴いてもダメなアルバムもあるんですがね ・・・・・ (笑)

Melody For Melonae

 ボクの住んでいる近くにも、ようやく "TOHO シネマズ" がやってきます.
 "いつもの講習会" のついでに、東京に行った時に映画は結構観ていたのですが、なぜか "TOHO シネマズ" が多かったですね.
 でも、映画館はやっぱり近いところにあるのがいいですよね.
 新しくできる "TOHO シネマズ" は、トーヨーカ堂系の大型ショッピングセンター "Ario 上田店" に併設されるもので、今月 21 日にグランド・オープンです.




Ario

 場所は新幹線上田駅のそばで、 JT (日本たばこ産業) 跡地の広大な場所、将来は警察署や文化ホールが建設される予定になっています.
 上田市内も、全国の地方都市同様都市部の過疎化が深刻な状態です.
 ボクがまだ小さかった頃などは、市内は活気にあふれ、通りを歩く人も多かったのですが、今では多くの店のシャッターが閉ざされ、夕方になると人もほとんど歩いていないような状況です.
 まぁそんなところに、こういった大型店舗の出店がいい活性剤になればいいのですが ・・・・・ .


 今日ちょうどその前を通ってみましたが、オープンに向けてスタッフや業者の方たちが慌ただしそうでした.
 上田城跡の桜も昨日あたりから一気に咲きはじめました.
 グランド・オープンの頃が、ちょうど上田城跡の桜の満開となりそうですね.



 さて、たまには Jackie McLean でも聴いてみましょう.
 なぜかこの人の音って、聴きたくなる時と、聴きたくない時があります.
 ある意味で独特のアルトですよね.




 このアルバムは、とにかくデザインが好きだったので買った一枚.
 そういえば、ユニクロ の T シャツのデザインにもなっています ・・・・ 当然一枚購入しておきました.





4106






  "Let Freedom Ring / Jackie McLean"




  1. Melody For Melonae
  2. I'll Keep Loving You
  3. 12 Rene
  4. 13 Omega





  Jackie McLean (as), Walter Davis Jr. (p), Herbie Lewis (b),
  Billy Higgins (ds)
  Recorded March 19, 1962.







4106-2

 このあたりのアルバムはよくわかりませんので、 "ブルーノート・ブック" をちょっと読んでみると ・・・・・
 どうもフリーな方向に向かい始めた、記念すべきアルバムのようです (笑) .
 確かに、ワン・ホーンでかなり一曲の演奏が長いので、ソロなどではフリーキーな部分も聴かれますがね.
 でもボクの印象としては、フリー・ジャズとは感じません.
 2 曲目の "I'll Keep Loving You" なんて、いつもの McLean のちょっと哀愁を帯びたような音色でしっとりとしたソロをとっています ・・・・ 一部で不協和音のような音を出してはいますが.


 どちらかというと、新主流派という表現のほうが、ボクは合っているような気もします.
 ただ、数年前まではこのあたりのアルバムは手に取ることさえなかったので、その時に聴いていたとしたらきっとフリーと思ったかもしれません (笑) .


 いいか悪いか、好みかそうでないかは別として、このアルバムを代表している曲が "Melody For Melonae" でしょうね.
 最初に聴いた時はそんなにいいとは思いませんでしたが、幾度となく聴いていると、なにかちょっとよさげに聴こえてきます.


 ちょっとくすんだ音色がボクは好きです.
 あまり、ピーキーな演奏はする必要ないと思うんですがね ・・・・ 最近は、このあたりの新主流派も違和感なく、サラリと聴けるような大人になりました.
 何と言っても、 Ornette Coleman まで Click したのですから.
 今月中には "Golden Circle" が届くはずです ・・・・・ 最後まで聴けるか、ちょっと心配はしてますが (汗). 




 気がついたら、桜の花が至る所で開花し始めました.

 あの大地震からわずか一カ月ちょっと ・・・・ でも、ずいぶん前のことのように思えてしまいます.
 被災者の春はまだまだ遠いようですよね ・・・・・・・ 

Jackie's Bag

 菊池凛子(女優)、 古畑任三郎(刑事)、 シャーロック・ホームズ(探偵)、
 ジャンヌダルク(聖人)、 リチャード2世(英国王)、 ・・・・・ そして、ボク

 これらに共通しているのは ・・・・・・・




DSC_0486

 昨日、 1 月 6 日が誕生日だったということです.


 まぁ、誕生日だからと言ってお祝いするような年でもありませんが、なんとなくこの 1 年間無事に過ごせてこれたかな〜という思いはありますね.
 写真のように、いつもと同じ風景を、いつもと同じように眺めることができる.
 これが一番ですよね、刺激はだんだん不必要にもなってきています.
 ただ、一年があっという間に過ぎていってしまいます ・・・・ もう少し生活も落ち着かないといけないのかな〜.







4051






  "Jackie's Bag / Jackie McLean"





  1. Quadrangle
  2. Blues Inn
  3. Fidel
  4. Appointment In Ghana
  5. A Ballad For Doll
  6. Isle Of Java
  7. Street Singer(bonus-tk)
  8. Melonae's Dance(bonus-tk)
  9. Medina(bonus-tk)




  #1-3: Recorded January 18, 1959.
  Donald Byrd(tp), Jackie McLean(as), Sonny Clark(p),
  Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

  #4-9: Recorded September 1, 1960.
  Blue Mitchell(tp), Jackie McLean(as), Tina Brooks(ts),
  Kenny Drew(p), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)







 このアルバムって Jackie McLean の Blue Note での初リーダー・アルバムですよね ・・・・・・ ちょっと表現が正しくないか.
 正確には、 Blue Note における初リーダー・セッションでした.
 というのは、このアルバムが発売される前に、
   BLP 4013 New Soil
   BLP 4024 Swing, Swang, Swingin'
が発売されていたからです.
 でも録音は、本アルバムが古く、初めてのリーダー・セッションという訳. 

 本来だったらこのアルバムが最初に出るはずなのですがどうして後になったのかはボクにはわかりません.
 このアルバムの A 面と呼ばれる最初の 3 曲が、 Jackie McLean の初リーダー・セッションになり、このアルバムに収められなかった演奏が 2 曲あるのですが、それらには曲名も付いておらず、現在でも陽の目を見ていないようです.
 となると、アルバム用に一応 5 曲吹き込んではみたものの、内容的にいま一つだったのかと勘ぐってしまいます.





4051-2

 以前にも少し書きましたが、この謎は、このアルバムの次にリリースされた
  BLP 4052  Back To The Tracks / Tina Brooks
にも関係があります.
 なぜか "Back To The Tracks" には、本アルバムのボーナス・トラック "Street Singer" が収められています・・・まぁ、これについては 1960 年 10 月 20 日に録音された "David the King" の出来があまりにも悪かったため、 9 月 1 日の演奏で、本 "Jackie's Bag" に収められなかったものを 1 曲入れたというようですが.
 だから、 "Back To The Tracks" のジャケットには Jackie McLean の名前が印字されていないのもつじつまが合います.

 本来ならば、1959 年 1 月 28 日に演奏された 5 曲で 1 枚、
 1960 年 9 月 1 日のセッションで演奏された 6 曲 (このアルバムの 4 曲目から 9 曲目) で 1 枚 ・・・ 実はこれがアルバムになっているんですよね、 "GXF 3067 Street Singer / Jackie McLean & Tina Brooks" . 
 そして、1960 年 10 月 20 日 Jackie McLeanを除いたメンバーでの、5曲で "Back To The Tracks" と、 3 枚を作れば非常にわかりやすかったんだろうけどね.
 そうはいかないのが、演奏の良し悪しといったところでしょうか.
 まぁ、そういった部分をあれこれ考えながら聴くのも、こういったアルバムの良さかもしれません.




tina brooks002

 さて肝心の演奏ですが、このアルバムは 3 曲目までと、残りの 6 曲を別に考えた方がいいかもしれません.
 まず 3 曲目までですが、"Cool Struttin' / Sonny Clark(BLP 1588)" のトランペットが Art Farmer から Donald Byrd に変更になっているだけです.
 ですから、ファンキーっぽい演奏なのです ・・・・・ が、どうもボクはあまりこの 3 曲の演奏がいいとは思わないんです.
 どうしても残りの演奏に集中してしまいます.
 その最大の理由は、 Tina Brooks でしょう.

 ボクは Tine Brooks 大好きなので、彼の数少ない演奏が聴けるだけでニヤッとしてしまいます.
 そうなると、どうしても後半 ・・・・ ボーナス・トラックを入れた 6 曲になってしまう訳です.
 まぁ、誰か特定の人を好きになって、そこから徐々に聴く範囲を広げていくという聴き方も全然ありで、ルーキーにはジャズの範囲を広げていきやすい方法じゃないかと思います.


 で、Blue Mitchell, Tina Brooks, Jackie McLean の三つのホーン・アンサンブルが結構いいんですよね.
 ただ、ピアノがどうでしょう.
 前半の 3 曲では、あの Sonny Clark ですが、どうもいま一つな感じです.
 残りの演奏は、 Kenny Drew なのですが、このホーンに合っていないような印象を、ボクは受けます.
 このピアノがもう少しマッチングすれば、このアルバムの評価ももっと高いんじゃないのかなんて思ってみたり ・・・・・ よくわからないくせに、偉そうなことを書いてしまいました.


 ネガティブなことを書いていますが、Jackie McLean のちょっとくすんだ音色は好きです.
 Blue Note での彼のリーダー・アルバムも 8 枚持っています.
 ただ、ここでは Tina に視線がいってしまうだけのことです ・・・・
 "Street Singer" 大好きですから.





 ようやく冬らしい、厳しい寒さがやってきました.
 写真のように、雪は遠くの山だけですが、寒さは真冬ですね.
 放射冷却現象で、きれいな景色が連日広がっています.
 そろそろ、山に写真でも撮りに行こうかな ・・・・・


 Jackie's Bag でも担いで.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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