Jazz_Conversation

東京ジャズ 2016

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日の土曜日は、一日中ジャズ三昧って感じ.

 一週間前に 小川隆夫 さんが Facebook で、 「 "東京ジャズ" を NHK-FM で生放送.さらに PC で聴くこともでき、往年の "Jazz Conversation" も復活するかも ・・・・・・・・ 」 なんてことをアップしてました.



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 "東京ジャズ" の話題は SNS などでも、毎年いろいろアップされるのでボクも知ってはいましたが、いかんせん地方からだとなかなかねぇ.
 おまけにチケットも結構いい値段してますし、いい席は早いうちのソウルド・アウト.
 だから、なにか他人事 ・・・・・・・ 隣の町のお祭りって感じでした.

 でも PC でも聴けるんだったら ・・・・・・・ と思い、小川さんがアップした一週間前の土曜日に聴いていたんだけれど、まったくそれらしい番組なし.

 当然です、"東京ジャズ"今週だったんですから (笑)


 ということで昨日の土曜日は特に用事もなかったので、午前中は "CAROL" の続きを読んで、昼からは完全に臨戦態勢.

 先日の EOS 5D Mark lV ではありませんが、行ってもいないのにレビューっぽく書いてみます.
 なお写真は "東京ジャズ" のホームページからお借りしました.



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 (この写真は 群馬 の gomez 様から借用)

 まずはとても楽しかった、というのが正直な感想.

 やっぱりこういうのって、お祭りみたいで放送も含めみんなでワイワイガヤガヤって雰囲気がいいなぁ.
 食わず嫌いなところが多いので、こういった番組でもないとなかなか聴かないような演奏がたくさんあって、そういう演奏が聴いているととても新鮮で面白い.

 二人のアナウンサーに挟まれる感じでの解説だったせいか、小川さんのお話も以前よりずっと聞きやすかったようにも思います ・・・・・・ ここだけの話ですが (笑)



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  小曽根真 presents JFC All Star Big Band meets Juilliard Jazz Ensemble

 小曽根さん自身もビッグバンドを持っていますが、今回は音大の学生さんたちを集めてのバンドで、そこにジュリアード音楽院の皆さんが加わっての演奏でした. 

 ビッグバンドはどうしても経営が難しいので日本でもかぞえるほどしかありません.
 大学だとメンバーにお金がかからないので、音大のジャズ研を中心としたビッグバンドは結構盛んです.

 正直聴いた感想は、とにかくうまい.
 きちんとしたアンサンブルがとても気持ちいい.
 ソロ・パートも思っていたよりもずっとしっかりしてました.

 演奏後の話の中にも インスパイア という言葉はいくつか出てきましたが、やっぱりこういうシチュエーションの中での演奏は違うんだろうな.

 最後の曲は女性ピアニストのオリジナルだったようですが、すごく難しい曲にも拘らずとてもいい演奏でした.



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  寺井尚子 meets パブロ・シーグレル “THE JAZZ TANGO PROJECT”
 
 寺井尚子 さんのアルバム、実は一枚も持っていません.
 この演奏聴いて深く反省なのです.

 この演奏、ビックリするくらい良かったなぁ.
 モダン・ジャズとはちょっと違いますが、ジャズらしさの中でタンゴが踊っている感じがとても気持ちいい.


 このメンバーでのアルバム出たら購入しよう.



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 ハービー・ハンコック featuring ジェームス・ジーナス、レイラ・ハサウェイ、トレヴァー・ローレンス Jr.、テラス・マーティン

 まぁこれはもう何も言うことないでしょう.
 前半は レイラ・ハサウェイ のボーカルをフューチャーし、後半は往年の "Watermelon Man" や "Cantaloupe Island" (こちらは定かではないので間違っているかも ・・・・・) といった曲で一気にボルテージも上がりました.
 映像がないのでわかりませんが、演奏後のコメントでは肩掛けのシンセサイザーで演奏もあったようです.

 演奏終了後のインタビューもおもしろかった.
 他の演奏者もそうだけれど、こういったインタビューなんかも結構あって楽しめるのがこの "東京ジャズ" のよさかもしれません.


 放送のメインは ホール での演奏ですが、合間には プラザ で行われている演奏なども入れられていました.


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 渡辺貞夫 BEBOP NIGHT featuring ウォレス・ルーニー(tp)、ビリー・チャイルズ(p)、ジェフ“テイン”ワッツ(ds)、ベン・ウィリアムス(b)

 20:00 頃から大御所の登場です.

 現在 83 歳ですが、演奏聴いている限りとてもそんな年齢とは思えません.
 とにかくすごいの一言.

 オリジナルのバラード "Solitude" もよかったなぁ.
 ナベサダ 氏のバラードって、本当に日本人の心にジーーーーッと染みるというか.

 ご本人は演奏後に気持ち入りすぎちゃったようなことを言っていましたが、もう十分すぎるでしょ.



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 サッチャル・ジャズ・アンサンブル


 こちらはホールでの演奏ではなく、無料のプラザでの演奏です.

 これ、笑っちゃうくらいジャズっぽい音楽.
 パキスタン のグループ (?) ですが、ジャズのようでジャズではない不思議な感じになってしまいます.
 使用している楽器も インド などの民族楽器でシタールまで入っています.
 このシタールはジャズに限らずどんな演奏に入っても、完全な個性を出してしまう恐ろしい楽器です.

 ジャズではないけれど、こういう場で聴くととても楽しめるんだな.
 最後に "Take Five" なんかも演奏しちゃったり.


 ちなみに彼らのドキュメンタリー映画が "ソング・オブ・ラホール"



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 スウィングしなけりゃ "あと" がない ・・・・・・・・ だって.
 この映画も地方では観れないので、 DVD 待つしかないな.

 こういう音楽聴いていると、結局ジャズってどんな国の民族音楽にもうまく混じって一つの音楽になっちゃうんだなぁって感じます.





 そんな中でやっぱり一番の感動は 18:00 頃 ・・・・・・・
 "It's All Right With Me / Johnny Griffin" のテーマ部が流れ、「こんばんは、小川隆夫です ・・・・・ 」 ってなったところだろうな.


 これ、完全に "Jazz Conversation" なんです (笑)
 懐かしさ全開.
 いろいろなところで昔と同じ音を使っていたので、以前聴いたことのある人だったら思わずニヤリなのでした.



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 Inter FM で放送していた頃が本当に懐かしいなぁ.
 番組を聴いたのはわずかですが、この番組にかかわる思い出はたくさんあります.

 おまけに "マイルス・デイヴィスの真実" まで !!
 Inter FM の放送終了時からの続きでやっちゃうんだから.
 偉いなぁ NHK !!

 上の写真は放送開始当時、スポンサーだった DESSO のオフィスで行った公開放送の模様です.
 スキン・ヘッドの方はこの番組のディレクターで、今回の "東京ジャズ" でもしっかりステージ上においでになりました.


 ということで、聴く前までは退屈だったら適当に違うことしようと思っていたんですが、あっという間に 10 時間過ぎてしまった感じでした.
 大満足ですね.


 もし来年も同じような感じでやるとしたら、今度は聴きに行くつもりです.

 ・・・・・・・・・・・ ただしオープン・スタジオの席ですが (笑)



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New Herd In New York

 秋と言えば、番組改編の季節ですね.
 TV に限らず、ラジオもこの時期に改編が多いようです.

 我らが 小川隆夫 さんがパーソナリティを務める Inter FM の "Jazz Conversation" も、とうとう今月いっぱいで終了になってしまいます.





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 この番組、 Inter FM なのでボクの住んでいる地域では当然聴くことができませんでした.
 でも、この番組が始まった頃はボクも月一回以上 東京 に行っていた頃だったので、いつもの講習会終了後の日曜日の夕方、この番組を聴きながら帰ってきた記憶が.

 番組開始の頃は、スポンサーもちゃんと付いており、時間も日曜日の 16:00 から 18:00 .
 その後スポンサーが離れ、時間も変更になり、さらには 1 時間枠になったりと危険な状況を乗り越えながらも、前回の番組改編で日曜日 18:00 になっていました.


 番組開始当初は、リクエスト大会や生放送など結構面白い企画があり、ボクのリクエストも何度かかけてもらうことができ、おまけにプレゼントにも数回当たったり (笑)

 そうそう、詳細は話すことができませんがこの番組を通じてとても温かな交流もありました.
 そんな感じで、あまり聴いてはいなかった割には、とても身近で想い出深い番組だったりします




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 そんないろいろな思い出が詰まった番組だったので、番組終了がわかる数週間前に radiko のプレミアム会員になって、遠く離れた 長野 で聴き始めたばかりだったのですが ・・・・・・・・

 なんというバッド・タイミングなのでしょう.



 でもまぁ、スポンサーもなく今までやってこれたのが不思議なくらいです.
 この番組はもちろんですが、 ピーター・バラカン の代表番組 "バラカン・モーニング" も終了になるので、こういった番組終了に対する反響は思ったものよりはるかに大きかったですね.

 どこかのお金持ちの人がスポンサーになれば、こういった番組も復活できそうではありますが.




 そんな Jazz Conversation 8月31日の特集がボクの大好きな ニューハード でした.
 ゲストにはリーダーの 宮間利之 さん、ギタリストで作・編曲家の 山木幸三郎 さん、現在のコンマス 川村裕司 さん.

 今日は 宮間利之 & ニューハード のアルバムを.









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  " New Herd In New York / 宮間利之 & ニューハード "




  1. Introduction - New Herd's Theme
      (MC: Ira Gitler / John Phillips)   
         (K.Yamaki) ・・・・ 3:14
  2. Donna Lee
         (C.Parker - arr: N.Maeda) ・・・・ 6:48
  3. Maiden Voyage
         (H.Hancock - arr: M.Uchibori) ・・・・ 8:46
  4. Manteca
         (D.Gillespie - arr: K.Yamaki) ・・・・ 10:07
  5. Furisode is Crying : 振り袖は泣く
         (K.Yamaki) ・・・・ 5:30
  6. Rhythm Of Yamaki : 邪馬台賦
         (M.Sato) ・・・・ 13:43
  7. Doxy
         (S.Rollins-T.Newsom) ・・・・ 5:49
  8. Pithecanthropus Erectus - New Herd's Theme
         (C.Mingus - arr: N.Maeda) ・・・・ 9:52




  宮間利之 (leader.cond), 
  竹田恒夫 (tp), 奥村晶 (tp), 菊池成浩 (tp), 伊勢秀一郎 (tp), 
  片岡輝彦 (tb), 、梅木亮 (tb), 三塚知貴 (tb), 
  岡田澄雄 (b-tb), 今尾敏道 (as), 海付豊 (as),
  川村裕司 (ts.ss.fl), 坂川篤 (ts.fl), 大野憲一郎 (bs),
  山木幸三郎 (g), 松本全芸 (p), 増根哲也 (b), 坂田稔 (ds)
  Recorded live at Bryant Park, JVC Jazz Festival, NYC, June 21, 2000.






 1974 年 9 月 20 日 モンタレイ・ジャズ・フェスティバル での成功は、アルバム "モンタレイのニューハード (TRIO - 廃盤)" に第一日目と三日目の演奏が LP 2 枚に収められていました.
 その成功の後、帰国してすぐに同じ選曲で吹きこまれたアルバムが "New Herd (TBM-32)" .


 このアルバムは、そんなモンタレイから四半世紀後に吹き込まれていますが、演奏された曲はお馴染みのナンバーばかり.
 アイラ・ギトラー の紹介から始まるテーマ曲を聞いただけでも、 ニューハード そのもの.




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 ニューハード 好きなボクとしては、ロックを演奏しても、ポピュラーを演奏しても、ラテンを演奏しても ・・・・・・
 ニューハード は ニューハード なのです.
 逆にジャンルに囚われることなく、いろいろな演奏をしているところも好きだったりします.


 テーマ曲のホーン・アンサンブル聴いてみてください.
 これが ニューハード・サウンド なのです.

 そして一気に "Donna Lee" がくるか.
 いやぁーっ、こりゃたまらん.
 "桃太郎" の "Donna Lee" もよかったけれど、ビッグ・バンドの演奏も盛り上がるねぇ.
 一人ひとりの演奏のクオリティがとても高いです.


 ハード・バップ から 新主流派 の "Maiden Voyage"、さらに D.ガレスピー の "Manteca" .
 そしてお馴染みの "振り袖は泣く" ・・・・・・・・・

 S.ロリンズ の "Doxy"
 最後は C.ミンガス の "Pithecanthropus Erectus" .



 とにかくもう、聴いていて楽しくなります.
 スモール・コンボとは全然違った楽しさです.




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 ただ、このアルバム屋外でのライブのせいか、どうも録音が今一つ.
 低音の ブーーーーーン というような音が入っています.
 ステージの後ろに衝立のようなパネルが何枚もあるようなので、その影響で風の音を拾っているのでしょうか.


 そう言えばジャケット写真の右側にもそのパネルのようなものが中途半端に写っていたりします.
 これも何とも微妙だなぁ.




 Jazz Conversation でのインタビューのバックで、さりげなく "褐色のブルース" が流れていました.
 この曲はボクが ニューハード を好きになるキッカケの一つにもなった曲.
 この曲の入っていたアルバムも以前は持っていたんだけれど、 CD は現在廃盤.
 女性のとてもキレイなお尻がシルエットで写っているステキなジャケットでした.



 TBM のアルバムもほとんどが廃盤でしたが、 宮間利之とニューハード のアルバムの多くも廃盤.
 また再販してくれないかなぁ.






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 家の周りの景色も秋の色です.
 周りの水田が黄金色に変わり、稲刈りも始まりました.

 朝夕はめっきり涼しくなり、数週間後には紅葉.


 今年の冬は大雪になりませんように ・・・・・・・・・・・・・・

The Kerry Dancers

 今夜は奥様が会議かなにかで不在のため、いつものように外食.
 ところが午後からしっかりと雨降り.


 おまけにいつものように寄った スタバ ではほぼ満席のためテイクアウト.


 ちょっと早めの夕食でした.





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 メタボ街道まっしぐら !!
 コテコテの豚骨らーめん "バリコテ 白" + チャーハン (小) です.

 見た目から背脂ギトギトなのですが、食べた感じはそんなにコテコテという感じはありません.
 このお店も地元では結構人気のあるお店で、 セブンイレブン のカップラーメンにもなりました.

 ただボクは可もなく不可もなくという感じかな.
 もう少し見た目のようなインパクトのある味だったらいいなぁ.
 まぁ、普通に美味しいという感じなのです.






 さて、スタバで時間潰しできなかったので、家に帰ってきても微妙に時間があります.
 ので、予定外のブログ更新しましょう.


 今夜は TBM はちょっと脇に置いておいて、好きな曲の入ったアルバムを.









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  " The Kerry Dancers / Johnny Griffin "




  1. The Kerry Dancers
           (Traditional) ・・・・・ 4:42
  2. Black Is Color Of My True Love's Hair
           (Traditional) ・・・・・ 6:13
  3. Green Grow The Rushes
           (Traditional) ・・・・・ 4:37
  4. The Londonderry Air
           (Traditional) ・・・・・ 4:54
  5. 25 1/2 Daze
           (S.Cassey) ・・・・・ 4:41
  6. Oh, Now I See
           (J.Griffin) ・・・・・ 5:10
  7. Hush-A-Bye
           (S.Fain-J.Seelen) ・・・・・ 4:54
  8. Ballad For Monsieur
           (S.Cassey) ・・・・・ 3:36





  Johnny Griffin (ts), Barry Harris (p), Ron Carter (b),
  Ben Riley (ds)
  # 2, 6, 7 : Recorded at NYC, December 21, 1961.
  # 3, 5, 8 : Recorded at NYC, January 5, 1961.
  # 1, 4 : Recorded at NYC, January 29, 1961.






 Johnny Griffin を代表するアルバムの一枚でしょう.
 ただ、ボクは彼のテナーがそんなには好きじゃないんです.
 彼の印象は 「もうブローしまくり ・・・・・・ 」 という感じ.

 男も女も、おしゃべりはそんなに好きな方じゃないので.


 そんな彼が、ボクの大好きな "Hush-A-Bye" をどんなふうに演奏しているのか、とても気になります.
 この "Hush-A-Bye" ですが、とても素敵な曲なんだけれど、演奏はそれほど多くないように思います.
 そんな中で Johnny Griffin は、このアルバムを始め "Woe Is Me" といったアルバムでもこの曲を演奏してたりする.

 そういうところは、ボクの心にもちょっとグググッとくるんですが (笑)





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 "Woe Is Me" も持っており、聴き比べるとこの "The Kerry Dancers" の演奏のほうがアップテンポです.
 "Woe Is Me" の演奏のほうがちょっとゆったり目で、ボク的には好み.

 ですが、演奏自体は "The Kerry Dancers" の演奏のほうがまとまりがいいかな.
 "Woe Is Me" の演奏のほうは、バックの演奏がどうも今一つなのです.
 こちらのアルバムの "Hush-A-Bye" が最高という方もおいでですが、ボクは "The Kerry Dancers" の演奏のほうが全体的にはいいと思います.


 このアルバムは俗に言われるトラディショナルな曲を、昔で言うところの A 面 4 曲に収めてあります.
 B 面はオリジナル 1 曲、 Sara Cassey の曲が 2 曲、 そして "Hush-A-Bye" .

 この Sara Cassey という人はよくわからないんだけれど、このアルバムに収められている 2 曲はとてもいい曲です.
 Johnny Griffin のテナーにピッタリという感じ.




 Johnny Griffin と言えば、 Blue Note の "Introducing Johnny Griffin" (BLP-1533) .
 このアルバムに入っている "It's Alright With Me" の演奏が非常にインパクトが強いんです.

 この曲は 小川隆夫 さんが Inter-FM でパーソナリティを務める "Jazz Conversation" のテーマ曲.
 数年前まで、この番組が日曜日の 16 時から流れていた頃は、いつもの講習会の帰りによく聴いていたものでした.
 しかしこの番組も、いろいろな事情から深夜になったり時間枠が削られたり ・・・・・・・
 ちょっと前に、日曜日の 18 時から 2 時間枠で復活していました.


 ボクの地域では聴くことができなかったのですが、少し前から radiko のプレミアム会員になると全国のラジオが聴けるようになりました.
 もちろん Inter-FM も.


 先日の日曜日、会員になって初めての "Jazz Conversation" を聴きました.

 そうしたら、Johnny Griffin のあの曲が今でもしっかりテーマ曲として使われており、それだけでとても懐かしくなったり.





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 さて、このアルバム聴いて「あれっ」 と思ったのが 2 曲目.
 "Black Is Color Of My True Love's Hair" ですが、これどこかで聴いたなぁ.

 早速 iTunes で検索 ・・・・・・・
 すべてのアルバムを iTunes に入れてあるので、こういった調べ事するにはとても便利.


 これまた大好きな 山本剛 のアルバム "Speak Low" に入ってました.
 ただ曲名は "Black Is Color" だけ.
 確かに他の情報をみても "Black Is Color (Of My True Love's Hair)" と書かれているものも結構ありました.

 You Tube には Nina Simone の歌が結構アップされていました.

 このアルバムのこの曲の演奏、結構ステキだったりします.


 やっぱり Johnny Griffin を代表するアルバムと言って間違いないのかな.








 スタバ では、今日からアニバーサリー・グッズやコーヒーの販売.
 先日 台湾 スタバ のマグカップを貰い、すでに置き場がなくなっていることを書いたばかりというのに ・・・・・・・




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 ついつい買ってしまいました (笑)


 いつものようにちょっと気取って、支払いはスマホ ・・・・・・・ モバイル支払いだったのですが

 「残高が足りないようです」 といつもの店員に笑顔で言われちゃいました.

 残高が 1,000 円切るとオートチャージするような設定になってはいますが、ちょうど 1,000 円ちょっとしか残高がなく、購入したものがそれを越えたため残高不足.
 すぐにオートチャージはされますが、この支払に関しては足りない分現金で.


 カッコつけた割には、何ともカッコ悪いお話しでした (笑)

Saturday Night "ON ゼミ"

 金曜日から いつもの講習会 のため 東京 .
 金曜日はほんとにもう暑かった、土曜日は 7 度くらい気温が下がったのですが、寒いという感じではなく涼しいと言ったところ.




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 さて今回の目的の一つは小川さんの "ONGAKU ゼミナール" 参加です.
 講習会と "ON ゼミ" の日程が重なった時だけ参加しているので、毎回出席という訳にはいきません.
 たまたま 3 月に小川さんに 長野 へ来ていただいて出張コースを行ったので 2 カ月ぶりでしたが、その前に行ったのっていつだったっけ ・・・・・ ????

 講習会開催しているので、あまり早く会場を抜けだす訳にはいかないので、終了 1 時間前の 18:00 頃、他のインストラクターに後を任せて銀座へ.
 会場になるお店には、予約の段階から遅れることを連絡済みでした.


 この日は曇り空、前日に比べると気温も低めで、長袖でちょうどいいくらいでした.
 なぜかここで写真を撮ることが多いです.
 特別時計を意識していないのですが、過去にも同じ場所から撮った写真が結構ありました.
 時刻は 18:05 ・・・・・・・ すでに "ON ゼミ" は始まっているでしょうね.



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 この右手は、ちょっと ・・・・・・・・・ (笑)

 いつもの道筋で、いつもの Bar le sept へ.
 いつものようにエレベーターに乗って7階に降りるとドア越しに音楽が聴こえていました.


 # 1 : "スペイン / チック・コリア"
   "Light As a Feather" から


 今回 "ON ゼミ" のテーマは "Jazz Conversation 祝 ! 2 時間枠復活記念" という長いタイトル.
 小川さんがパーソナリティーを務める、 Inter-FM の "Jazz Conversation" が 2 時間枠になった (開始当初はスポンサーも付いて夕方 2 時間だったのですが、その後スポンサーも撤退し深夜の 1 時間に縮小されていたものです) ことを記念して、このような長いタイトルになりました.
 
 このあたりの事情を ピーター・バラカン の話も交えて最初にしたようなのですが、当然ボクは聞くことなく.
 この部分って、今回のイベントのベースとなる部分だけに遅刻が悔やまれるのでした.
 ・・・・・・・ だれか教えてください.

  今回はそんな "Jazz Conversation" の中の 「Meet The Star」 という、ゲストを迎えて話や演奏を聴くコーナーに関したお話しやインタビューなどを紹介でした.



 お店に入ると、なんとほぼ満席.
 これ幸いと、いままで座ってみたかったワインクーラー前の丸椅子に腰かけさせていただきました.
 精神的にはお子ちゃまなので、こういう狭い感じのところが結構好きだったりします.



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 もう幾度となく見かけた顔が並んでいました.
 写真はあえてピンボケを選んでアップです.


 それでは 2 曲目から怒涛の紹介


 # 2 : "サフィナード / 中村善郎 & The TRIO'"
   東日本大震災支援イベント
    "Jazz Conversation presents Jazz Aid 2011" から
   2011 年 4 月 26 日 代官山 "レザール"   

 # 3 : "ナイト・アンド・ディ - ミスティ / TOKU & 山本剛トリオ with 菅野邦彦"
   東日本大震災支援イベント
    "Jazz Conversation presents Jazz Aid 2011" から
   2011 年 4 月 12 日 代官山 "レザール"  


 最近 中村善郎 さんは小川さんとも多くのイベントを行っており、さらには会場の Bar le sept でもイベントを行ってますので、集まったお客さんにとってはお馴染みになりつつあります.
 独特の甘い ボサノヴァ の弾き語りです.


 TOKU さんと 山本剛 は、同じ 新潟県 三条市 生まれだったようです.
 TOKU さんが歌うことは知っていましたが、声を聴いたのはこれが初めて.
 ジャズ というよりも、まんま ソウル って感じをボクは受けました.
 途中から 菅野邦彦 が手製のピアニカで "Misty" になりますが、アップ・テンポな演奏です.
 3 年前の "ON ゼミ" の "さまざまな楽器が奏でるジャズ特集" でかけてもおかしくないですね.




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 # 4 : "ムース・ザ・ムーチ / グレート・ジャズ・トリオ"
   "At the Village Vanguard" から


 ナンク・ジョーンズ が亡くなる直前のインタビューも交えて、このインタビューが アメリカ でも紹介されたお話し等.
 ただ、インタビューの内容は健康の秘訣といったようなことが中心だったようで、小川さん的にはつまらないことを聞いたと申しておりました.
 ちなみに、 グレート・ジャズ・トリオ って最初は トニー・ウイリアムズ がリーダーだったんですね.


 # 5 : "セント・トーマス / 渡辺香津美"
   2011 年 6 月 3 日 お茶ノ水 "NARU"  


 ジョージ・ローデン のギターに関係したライブを、たまたま収録できたようです.
 曲は S.ロリンズ の有名なカリプソ・ナンバーですが、これをインド風にアレンジ.
 これはもう、完璧にインディアなのです.
 途中からスパニッシュ系の曲のように高揚していきますが、どこまでもインド (笑)



 この曲で前半終了でしたが、その前に番組に登場したミュージシャンたちの ステーション ID を流してくれました.
 こういった ステーション ID だけでも、なかなか聴く機会がないのでおもしろかった.
 ジョージ・デューク の M.デイヴィス のマネなんかもあったりして ・・・・・・・・




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 # 6 : "時の流れに / サイモン & ガーファンクル"
   "The Concert in Central Park" から  


 # 7 : "リユナイテッド / OTB"
   "Out of The Blue" から  


 この 2 曲は、 デヴィッド・マシューズ と ケニー・ギャレット の日本語についての話題に関係しての選曲でした.
 二人とも日本語が堪能で、流れたインタビューでもかなり日本語が上手でした.
 ちなみに ケニー・ギャレット のことを、小川さんは 「ニューヨークのウナギ犬」 と呼んでいるようです (笑) .

 実はこの OTB の演奏がとてもよかった.
 ボクは初めて聴いたのですが、アップテンポで、いかにも新主流派といった感じでグイグイくるような演奏でした.
 これはちょっと購入を検討なのです.


 # 8 : "ミスティ / 山本剛 & 生沼邦夫"
   2011 年 6 月 10 日 代官山 "レザール"  


 こちらの "ミスティ" は、お馴染みのスローバラード.
 こういったレコードにはなっていない演奏を聴くことができるのが、今回の "ON ゼミ" のいいところでした.



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 # 9 : "アイ・ソート・アバウト・ユー / ブランフォード・マルサリス"
   "Random Abstract" から  


 マルサリス 兄弟と小川さんの関係は "となりのウイントン" として書籍にもなっているくらい有名なお話し.
 
 

 # 10 : "セプテンバー・イン・レイン / 佐藤允彦"
   2012 年 9 月 27 日 代官山 "レザール"  


 スタンダードを7拍子にアレンジしての演奏でした.



 # 11 : "ラッシュ・ライフ / 日野皓正"
   "Trans Blue" から  


 "東京ジャズ" でのトーク・イベントの模様.



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 # 12 : "ドラリセ / 中村善郎"
   2010 年 4 月 25 日 代官山 "レザール"  


 "Getz / Gilberto" の全曲を次のイベントで中村さんが演奏するようです.
 そんなこともあり、最後もこのアルバムで演奏されていた曲でした.


 そしてエンディングは ステーション ID .
 おしまいかと思ったら、 「こんなのもある・・・・・」 と


 # 13 : "フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン / TOKU"
 
 # 14 : "モナリザ / 福田重男 & 布川俊樹"


 の 2 曲を追加で.



 ということで、かなり足早に概要を紹介しました.
 本当はもっともっと面白いお話しがたくさん聞けたのですが、なかなかすべてを文章にするのはつらいですし、まぁ参加した人の特権ということで.

 かかった曲のほとんどが番組用の 秘蔵音源 でした.
 これがやっぱり今回の一番の目玉でした.
 そんな曲目は、小川さんのブログでもあえて載せてありませんでしたが、ボクはガッツリ書いちゃいました.


 それ以外の東京については、明日にでも書くことにしましょう.

Emily





 気がつけば、もう 11 月 ・・・・・・・ 今年もあとわずかになってきました.
 今年も、いつもの年と同じような一年.
 まぁ、変わらないことはいいことなのでしょうが、この時期になって振り返るといつも同じというのもねぇ ・・・・・・
 


 ブログを始めた頃、簡単に取り上げたアルバム.
 あの時はアナログ盤の青みがかったジャケット写真を載せましたが、今夜はボクが現在持っているのと同じ XRCD 版のモノクロ・ジャケット写真です.
 データを中心に軽く取り上げてみることにしましょう.


 これは名盤 ・・・・・・ 今では手に入らないのがとても残念です.





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   " Moon Ray / 大友義雄 "





  1. Moon Ray
         (A.Shaw) ・・・・・ 9:12
  2. Emily
         (J.Mandel-J.Mercer) ・・・・・ 8:49
  3. If I Should Lose You
         (R.Rainger-L.Robin) ・・・・・ 5:09
  4. Love Comes Quietly ( 愛は静かに )
         (Y.Otomo) ・・・・・ 8:12
  5. Shufflin'
         (O.Nelson) ・・・・・ 6:08





  大友義雄 (as), 山本剛 (p), 川端民生 (b),
  オージェス倉田 (ds)
  Recorded at Epicurus Studio, Tokyo, April 21 & 22, 1977.




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 彼が吹くバラードは、日本人の心にグッとくるような、演歌に近いバラードのような気がしてなりません.
 タメとか、リフとか ・・・・・・・・・ グッとくるんです、ハイッ !!
 そうかと思うと、アップテンポの曲では非常に饒舌になったりします.


 ボクが一番印象に残っているのは、行きつけのジャズ屋で聴いた時のライブ演奏.
 もうまったくと言っていいほど、その時の演奏の内容は憶えてはいませんが、アップ・テンポの曲を一気に吹いていた姿は何となく覚えています.
 当時はアフロヘアにひげを蓄えて、いかにもミュージシャンといったオーラ全開.
 結構小柄な体格だったと思いますが、アップテンポの曲でみせるエネルギッシュな演奏を聴いてビックリしてしまいました.




 まぁ、今ではボクとおんなじでかなりの貫禄がでているようですが ・・・・・・・ (笑)
 そして、ピアノの 山本剛 もおんなじ (笑)




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 アルバム・タイトル曲の "Moon Ray" がとにかくステキすぎちゃいます.
 この曲、何度聴いてもグッときちゃうのです ・・・・・ この曲があるから、このアルバムを聴くたびにグッとくるのかもしれません.
 そういえば、 小川隆夫 さんがパーソナリティを務めている Inter-FM "Jazz Conversation" でも、この曲をリクエストしてかけていただきました ・・・・・・ あの頃は、番組も日曜日の 16:00 - 18:00 だったのに、今では水曜日の 23:00 から一時間に変わっています.
 リクエストも、ずっと昔のような錯覚を覚えてしまいます.

 
 さてこのアルバム、選曲がいいですよね.
 彼のオリジナル曲が一曲入っていますが、それ以外はスタンダード曲.
 それも歌心溢れる演奏にピッタリの曲ばかりです.


 
 そんな中の一曲が、 2 曲目の "Emily" .


 この曲は 1964 年に公開された "The Americanization of Emily" というラブ・コメディ映画の主題曲です.
 日本での公開名 "卑怯者の勲章" というようですが、この映画のことはまったく知りませんでした.




The Americanization of Emily-3

 出演しているのは ジェームズ・ガーナー 、 ジュリー・アンドリュース 、 ジェームズ・コバーン 、 メルヴィン・ダグラス ・・・・・・・ といった、錚々たるメンバー.
 アカデミー賞 2 部門にノミネートもされたようですが、ラブ・コメディの哀しさかあまりヒットしなかったのでしょうか.
 作品はモノクロ映画、当時はほとんどカラー映画に移行していたんじゃないでしょうか.

 ジュリー・アンドリュース にとって、 "メリー・ポピンズ" の次に撮った作品がこの映画だったようです.
 話が全く違う方向に行きますが、先日行われた フィギュア・スケート "中国杯" のエキシビションで、 浅田真央 ちゃんが演じたのが "メリー・ポピンズ" だったようで、いろいろな所に写真が出ていましたね.



 作曲は Johnny Mandel 、 作詞が Johnny Mercer 、映画では ジュリー・アンドリュース が主題歌を歌っていたようですが、探してもヒットしませんでした.
 その代わり、 フランク・シナトラ や アンディー・ウィリアムズ といった歌手の曲がいくつかありました.


 "Emily, Emily, Emily ・・・・・・・・"
 
 非常に甘〜く、素敵な曲です.



TUTU

 最初は Prestige だけでもいいかなと思っていたのに ・・・・
 いつの間にか Columbia 時代も聴くようになり ・・・・
 Bitches Brew なんてとんでもないと思っていたのに ・・・・
 気が付いたら Columbia Box の "At Fillmore" なんかも聴いちゃうようになって ・・・・
 さらには "The Man With The Horn" も全然 OK ・・・・


 そして Warner Bros. のアルバムまで ・・・・・・・・・





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  " TUTU / Miles Davis "




  1. Tutu
  2. Tomaas
  3. Portia
  4. Splatch
  5. Backyard Ritual
  6. Perfect Way
  7. Don't Lose Your Mind
  8. Full Nelson

    (All songs composed by Marcus Miller)




  #5: Recorded February 6, 1986.
  Miles Davis (tp), Marcus Miller (b), 
  Paulinho Da Costa (perc), George Duke (other Instrumentals)

  #4: Recorded February 10, 1986.
  Miles Davis (tp), Adam Holzman (synth),
  Paulinho Da Costa (perc), Steve Reid (perc),
  Marcus Miller (other Instrumentals)

  #1: Recorded February 11, 1986.
  #3: Recorded February 13, 1986.
  Miles Davis (tp), Paulinho Da Costa (perc), 
  Marcus Miller (other Instrumentals)

  #2,6-8: Recorded May 12-25, 1986.
  Miles Davis (tp), Michal Urbaniak (vln-#7), 
  Bernard Wright (synth-#2,7), Omar Hakim (ds.perc-#2), 
  Marcus Miller (other Instrumentals)







 このアルバムとの最初の出会いはつい数か月前 ・・・・ 小川隆夫 氏がパーソナリティーを務めている Inter-FM "Jazz Coversation" での Miles Davis 特集で聴いたのが初めてでした.
 確か "いつもの講習会" を終え、京橋から東京駅まで歩いている途中に、リクエストでこの曲がかかりました.
 結構衝撃的だったなぁ〜


 そしてすぐに HMV へ注文 ・・・・・ たまたま一緒に頼んだアルバムが 11 月発売だったため、到着はかなり遅れてしまいましたが、その間にも You Tube で聴いていたりしてました.
 ちなみにこのアルバム、たったの 600 円 !! です.
 いくら International 盤だからといってもねぇ ・・・・・・ 価格崩壊もいいところです.




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 このアルバムは、 Miles が 30 年来共にしていた Columbia から Warner Bros. へ移籍した後の第一弾アルバム.
 とにかくアルバム・ジャケットのインパクトが強いです.
 このジャケット・デザインは、撮影が アーヴィング・ペン 、アート・ディレクションが 石岡瑛子 ・・・・ グラミー賞で ベスト・アルバム・パッケージ賞 を受賞しています.
 アルバム・タイトルの "Tutu" は、 1984 年ノーベル平和賞を受賞した南アフリカの平和運動家 デズモンド・ムピロ・ツツ からつけてあるようです.


 それまでのグループ・セッションという概念を捨て、シンセサイザーを多用し、オーバー・ダビングで録音したアルバムです.
 一般的な Jazz というカテゴリーに、無理やり押し込もうとするのは間違いでしょうね.

 5 曲目の "Backyard Ritual" だけが George Duke のアレンジですが、他の曲はすべて Marcus Miller です. その "Backyard Ritual" の演奏が ・・・・・ またいいんです.
 もちろんアルバム・タイトルでもある "Tutu" も大好きです.


 Miles はこんな演奏をアルバムで作り上げた後、ライブでそれを再現するためにミュージシャンを集めたようです ・・・・・・ ボクの大好きな Pink Floyd の場合はその逆で、まずライブで演奏して、それをスタジオで煮詰めてからレコードにしていました.
 このあたりの違いも面白いですねぇ ・・・・・・ .

 それにしても ・・・・・・ 聴けば聴くほどスゴイなぁ、 Miles は.



 そういえば Amazon のおすすめ商品に "Blue Notes in Black and White: Photography and Jazz" なる洋書が取り上げられていました.
 表紙は Miles ・・・・・・ あの Blue Note ジャケットで有名な Francis Wolff の写真も取り上げられているようでしたので、つい勢いで Click しちゃいました.





 さて天気予報では今日から崩れ気味で、山沿いは雪の予報だったと思いますが、朝から気持ちのいい青空が広がっていました.
 昨日の夜は、すごく星がきれいに見え、そのかわりに刺すような寒さ ・・・・・ 放射冷却現象でしょうか.
 朝、山々を見てみると 浅間山 もちょっと白く雪化粧.


 あまりに天気がいいので、給油に出たついでにラーメンなどを食しに ・・・・ と言っても、家からほんの 15 分程度の場所なのですが.



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 "らーめん みそ丸" というお店です.
 職場のラーメン通に教えてもらったお店.
 信州みそを使ったみそラーメンのお店で、メニューは数種類のみそラーメンだけです.
 長野市にも同じお店があり、そちらが本店のようです.


 ボクが注文したラーメンは、 "ねぎ丸" というラーメン 800 円也.



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 携帯だったのでボケてしまいました.

 麺は中太で少しちぢれで、ゆで加減はちょうどいい腰の強さで好感持てます.
 "ねぎ丸" なのでもやしの上に長ネギが載っています.
 このもやしの炒め加減が、ボクにはちょうどいいかな ・・・・・ 同じみそラーメンで最近よく行く京橋の "どみそ" のもやしは、ちょっとシャキシャキしすぎている感じで、もやしだけならこちらの "みそ丸" のほうがボクは好き.
 メンマは太くてこちらもシャキシャキ、写真の煮玉子はトッピングです.
 スープはそれほど濃厚という感じではありませんが、しっかりした味、背油も少し載っていますね. 


 東京に行った時は、 2〜3 食はラーメンなのですが、なぜか豚骨系がほとんど.
 ようやく最近は、京橋のみそラーメンが割り込んできたという感じです.

 やっぱりこれからの時期は、みそラーメンが恋しくなりますねぇ.

今月の東京から

 "いつもの東京" から帰ってきました.
 日中は昼食を食べに出るくらいで、ほとんど講習会場なのですが、やっぱり長野よりは暖かですね.
 夜もだいぶ暖か ・・・・・ 長野とはかなり温度差があります.

 でもさすがに風は秋の風っぽくなっていました.
 新幹線の駅をおりると、長野の冷たい風に思わず身体をすくめてしまいました.





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 先日聴きかけの SADE ・・・・・ 今夜は Disk 2 を聴きながら、ブログをちょっと.
 この 2 枚目のディスクですが、 1 枚目と感じがかなり違っています ・・・・ ボクは古い 80 年代のような曲のほうが、何となく好きです.
 でもこれはこれで、静かな夜聴くにはとってもいい感じです.

 都会的で、今風な、大人の音楽 ・・・・・・ まさに アーバン・アダルト・コンテンポラリー そのものです (笑) .





 今日は珍しく講習終了後、 講習会場に残って Inter-FM 聴いてきました.
 そう、 "いつもの小川さん" の Jazz Conversation の日です.
 今日は、生放送で Miles Davis のリクエスト大会でしたので、少し前にリクエスト出しておきました.
 まぁ、有名な演奏や、素敵な演奏が、それこそ山ほどある Miles ですので、きっとリクエストもいろいろでしょう.


 この番組では、過去に幾度となくリクエストをかけていただいたり、プレゼントをいただいたりしておりますし、スペシャルなこともこの番組を通じて起きましたので、なんとなく身近な番組に感じています.
 ただ、ボクの住んでいるところでは聴くことができないので、 "いつもの講習会" の帰りに少し聴いてくるのが、月一度の楽しみにもなっていました.

 今回はリクエスト大会だったので、最後まで聴いてきましたが結果は見事撃沈でした.
 まぁ、今までがかかり過ぎでしょうね.

 今日の番組で聴いてみたいと思った曲が "TUTU" ・・・・・・ このアルバムも有名ですが、実は聴いたことがありませんでした.
 だって、少し前までは Bitches Brew でさえ聴かなかったんですから.
 例の Box で Columbia のアルバムは聴いていますが、まだ Warner のアルバムは聴いていませんので、今日聴いた "TUTU" とっても新鮮でした.
 なにか惹きつけるものがありました ・・・・・ 機会をみて購入しようかな.


 ということで、今日はちょっとお疲れですので、取りとめのないことを軽く書いて終了とします.

I Thought About You

 東海地区まで梅雨があけました ・・・・・・ となると、ボクの辺りは来週頃かな.
 例年よりも早い梅雨明けのようです.
 最近の異常気象では、例年と比べること自体がナンセンスなのかもしれません.

 とりあえず早く梅雨が明けないでしょうか ・・・・・・ 最近仕事に追われているので、ちょっと山にでも行ってリフレッシュしたいところです.
 行き先もすでに数か所決まっていますし、すぐにでも飛びだせるような準備も万全.
 こういったことに関しては、いつもは重い身体が結構素早動きます (笑) .



 暑い夏のような天気だから、 Cool な演奏でも聴きましょうか.
 昨日書いた Jazz Coversation Podcast 版 第 25 話 (ちなみに 5 月放送分です)で取り上げられたアルバムです.





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  "Miles Davis In Person At The Blackhawk Saturday Night"





  CD 1:
  1. If I Were A Bell
  2. So What
  3. No Blues 
  4. On Green Dolphin Street
  5. Walkin' 
  6. 'Round Midnight
  7. Well You Needn't
  8. The Theme


  CD 2:
  1. Autumn Leaves
  2. Neo 
  3. Two Bass Hit
  4. Bye Bye (Theme) 
  5. Love, I've Found You
  6. I Thought About You
  7. Someday My Prince Will Come
  8. Softly As In A Morning Sunrise




  Miles Davis (tp),  Hank Mobley (ts),  Wynton Kelly (p),
  Paul Chambers (b),  Jimmy Cobb (ds)
    (Recorded on April 22, 1961.)






 以前、このアルバムと対をなす "Friday Night" の演奏について、演奏された "Neo" のことをほんの少し書いた覚えがあります.




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 ボクがこのアルバムで好きなのは、 "Neo" のようなちょっと新しい感覚の演奏です.
 この時代の演奏曲目を見ると、まだスタンダード中心のようですが、演奏的にはかなり音を押さえぎみの新主流派に移行しようとする時期で、番組でも繰り返し話していたように John Coltrane というビッグ・ネームがグループを出たため、いろいろなメンバーが入っては出ていくような時期でもあります.
 そんな時代に演奏された "Neo" は、ボクにとってはかなり斬新にも聴こえます.
 この曲を聴いていると、 Hank Mobley も一生懸命やってるな〜と思っちゃうんですよね ・・・・・ Coltrane の "Neo" もちょっと聴いてみたかった気もしますが (笑) .


 でも今夜は違う曲に焦点をあてましょう.


 "I Thought About You"


 "Someday My Prince Will Come" の中でも演奏されていたスタンダードで、この時期ライブでも好んで取り上げられた曲ですので、いろいろな演奏を聴くことができます.
 このアルバムでは比較的短い演奏で、 Hank Mobley のソロもあっという間に終わってしまいます.
 でもいい曲ですよね、 Miles がこういったスタンダードのラブ・ソングを吹くと、彼独特のリリシズム溢れる演奏で、思わずうっとりしてしまいます.

 ちなみに、"My Funny Valentine" や "Miles In Europe" では、倍以上の長い演奏になっていますので、こういった演奏と聴き比べてみるのも面白いですよね.
 Miles はこういった同じ曲を繰り返し演奏しているので、年代ごとの演奏の違いなどもわかります.


 そういった意味でも "Complete Columbia Album Collection" は購入して大正解です.
 このボックスは絶対に買いでしょうね.




 さて右手首の痛みも、少しずつではありますが緩和してきました.
 やっぱり単なる ・・・・・・ だったのでしょうか.
 原因は、きっとよくわからないまま Cold Case のファイリング・ボックスのなかに葬られてしまいそうです.

 とりあえず、やれやれでした.



 そういえば、 ニコニコ動画から "【ニコニコ動画】 動画 心を開いて/ZARD /再生数が1万になりました!" というメールが届きました.
 夏をイメージして、ずっと昔にアップしてありましたが 10,000 回ですか ・・・・・ しみじみ.

 でも You Tube にアップした Jazz ものは、すでに 25,000 回越えていました ・・・・・ さすがに世界規模ですね、コメントもほとんどが海外からのものでした.
 かなりマイナーな演奏なんですがね.

 ちなみに、今では両方とも "放置プレイ" です ・・・・・・・・・・・・・・・・ 汗

整形外科の診察室で想ふこと

 ちょっと苦労しながらキーボード入力してます.
 昨日から右手首尺骨遠位端辺りの痛みが続いています.
 手首の前屈や後屈ではそれほど痛みがないのですが、回転させようとすると、ちょっとグリッというような感じと共にひきつるような強い痛みです.
 おかげで車の運転も四苦八苦、キーボードもやっとです.



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 (写真はボクの手ではありません、ボクのはもう少し尺骨が長いです)

 昼前に整形外科にいって診察、レントゲン撮ってももらいましたが当然のように骨折もありません.
 だって、どこかにぶつけた訳でもなく ・・・・・・ 思い当たるとしたら荷物を持ち上げて上に異動させるときになにかあったのかな ??? くらい.
 結果は、 「しばらく湿布して様子みましょう、あまり痛いようでしたら痛み止めも出しますけど ・・・・ 尺骨がちょっと長いからその影響で、関節の炎症かもしれません ・・・・・・」

 で、とりあえず湿布しながら経過観察になりました.
 朝ほどの痛みの強さではありませんが (気持ちの問題かな?) 、まだ痛みは残っています.
 年のせいでしょうか ・・・・・・・・・ 汗



 Jazz Conversation の 25 回目の Podcast 配信がありました.
 もう何十回も書いたと思いますが、この番組を聴くことができるのはごく一部の地域です.
 でもここ数回、この Podcast 配信で、この番組の目玉ともいえる "マイルス・デイヴィスの真実" の部分を聴くことができます.
 ボクのような、普段この番組を聴けない者にとっては嬉しい限りです.

 ボクは正直、 Miles Davis を好んでは聴いていませんでした ・・・・・ "Bitches Brew" のようなアルバムの印象が強かったせいでしょうか.
 だからアルバムも Prestige と Columbia 時代のものを数枚程度.
 そんな Miles にグッと傾倒していくきっかけとなったのが、 "Complete Columbia Album Collection" と "小川さん" でした.



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 このどちらか一つでも欠けていたら、きっと今のようなジャズの聴き方はしていなかったでしょう.
 Miles Davis の '70 年代のアルバムに耳を傾けることもなかったでしょう.
 ここ 2 年くらいの、ジャズ・アルバムの大人買いもなかったはずです.


 特に "小川さん" との出会いが、ボクにとっては エポック・メイキング 的な意味を持っています.
 それまでは徹底的な ライナーノーツ嫌い、ジャズ評論家嫌い だったのですから.
 先日小川さんのブログの中で、 「永遠のお子ちゃまですから・・・・」 という表現が書いてありましたが、基本的に一緒なんでしょうね、ここの部分では.
 まぁ、お子ちゃまのレベルはだいぶ違いますが、いろいろな部分で非常に近い感性を持っているようです ・・・・ ボクが思っているだけですが (笑) .


 そんな小川さんの "ONGAKU ゼミナール" が 8 月銀座で開催されますが、運悪くその日は地方での "いつもの講習会" 開催のため完璧に出席することができません.
 去年は結構ボクの東京行きと同じ日程に重なったのですが、今年は微妙にずれてしまいます.
 こればかりは仕方ありませんね ・・・・・ 縁があればまたどこかで会うことができるでしょうから.




 今日、整形外科の診察を受けながら、そういえば小川さんも整形外科医だったなぁ ・・・・ なんて、ふと思ってしまいました.

閑散とした銀座を歩く ・・・・・

 今回の東京も、いろいろありました.
 そうはいっても、ほとんどいつもと同じ行動なんですがね ・・・・・ 汗.

 金曜日、いつもより早めに出かけ、ちょっとした用事.
 夜は友人と銀座で軽く飲みです.



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 次の土曜日に撮った写真なんですが、今の銀座こんな感じです.
 この写真は、夜の 10 時ちょっと前ですよ.



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 こちらは今年の1月と、去年のクリスマスに撮った写真です.
 土曜日は風も強く、雨も降っていたのですが ・・・・・ それでも、とても同じ街とは思えませんよね.
 大きなビルのネオンはほとんど消え、お店の看板程度のものしか点いていない状態です.


 確かに無駄な電気を節電することは大事だとは思いますが、元気を出していかなくちゃいけない部分もあるはずです.
 せめて銀座くらいは、そろそろ元気出してもいいんじゃないのかなぁ ・・・・・・ この薄暗い銀座を見たら、なにか元気が無くなってしまうような気がします.


 そんなことを想いながら、友人と二次会に ・・・・・・・
 有楽町界隈を少し歩いてみたのですが、どうもこれといったお店が無かったので、ちょっと足を延ばして "いつもの le sept" へ.
 金曜日だから混んでいると思ったら ・・・・・・ ここも空いていました.
 っていうか、有楽町駅周辺はそこそこ人がいたのですが、並木通りあたりはいつもにも増して閑散としてました.
 上の写真でもわかるように、街が暗いのはともかく、人が歩いていないんだもの.



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 そして、誰もいなくなりました ・・・・・・・・・・・ (笑)



 ボクは、 タンカレー No.10 の Tom Collins.
 連れは、 Maker's Mark (バーボン) を使ったハーブの香り豊かなカクテル ・・・・・・・ 他.
 などを頂いて、 23 時頃には帰りましたが、なぜか土曜日の朝寝過してしまい、危うく講習会に送れるところでした.
 知らず知らずのうちに、身体はお疲れモードのようです.



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 土曜日の東京は大荒れ ・・・・・・ 昼食でビルの外に出たら、叩きつけるような雨降りでした.
 夕方も風が強めで、雨も少し残っていました.
 一日目の講習終了後は、いつもの反省会と言う名の懇親会.
 今回は新しい方も参加して、安く、楽しく、飲んで、食べて ・・・・ 満足満足.
 この "とり鉄" は全国チェーンのお店のようですが、安くて結構うまいんですよね.
 おまけに、講習会場のすぐ隣なので、こういった天気の悪い日は銀座まで足を延ばさずに、隣で懇親会となる訳です.

 一次会終了後、またまた "le sept" です.
 前日届けられなかったものをお届けでした、その途中に撮ったのが上の写真.
 イベントの日だったので飲まないで帰るつもりでしたが、すでに終わっていたので、ついつい軽く一杯となってしまいました.
 Tomorin さんお久しぶりっ !!


 今日は講習会終了後、一人会場に残って Inter FM "Jazz Conversation" 生放送リクエスト大会を聴いていました.
 過去のリクエストはすべてかけてもらっているので、 3 連覇を目指したのですが ・・・・・・・・

 悪運が強いことに、見事クリアでした!!

 リクエスト曲は、 "毬と殿様 / 秋吉敏子" という、非常に微妙な選曲 ・・・・・・ でもこの演奏結構素敵なんですよ.
 これだけリクエストがかかるということは (すでに 5 曲くらいかかっています) 、きっと小川さんと好みの感性が近いんじゃないかと、いいように解釈しています.
 この番組は、プレゼントをもらったり、リクエストかけてもらったり、メール読んでもらったりと、大変お世話になっています.
 ・・・・・・・・・・・ でも、いまだにボクの地域では聴くことできないんですよね、残念.
 せめて聴けるようになるまで、この番組が続くのを祈るばかりです.


 ということで、今回も新しい出会いもありましたし、楽しいこともたくさんあり、十分リフレッシュできた東京になりました.

When You Wish Upon A Star

 今日は春らしい気持のいい青空が広がりました.
 でも気温はちょっと低めでしょうか.
 日一日と春らしくなっていくのでしょうか.


 そんな穏やかな日曜日の午後、珍しくラジオ聴いてました.
 現在、東北地方太平洋沖地震の緊急対応として "radiko.jp" が全国に開放され、 PC でいろいろな FM 番組を聴くことができます.
 そうなると ・・・・ 日曜日の午後と言えば、 Inter FM の "Jazz Conversation" です、 "いつもの小川さん" です.
 ボクの住んでいる田舎では、本来 Inter FM は聴くことができないのですが、先週から OK に.
 普段まったくラジオを聞きませんので、この機会に他の局の番組も少し聴いてみたら、結構面白い番組がありました.


 "Jazz Conversation" は、 "いつもの講習会" で東京へ行った帰りの時間が、ちょうどこの時間帯に当たるので、京橋から歩きながら東京駅の新幹線に乗るまでの間のわずかな時間聴いています.
 でも、今日のように部屋の椅子にゆったりと腰掛けながらゆっくりと聴くのがいいですね ・・・・ 机の上には Coke とおせんべいです (笑) .
 できればこれからも、 radiko 聴くことができればありがたいな.


 リンクを貼らせていただいている duke さんのブログ (変態的に超マニアックなジャズ・ブログ) は、一つの曲をテーマにみんなのお気に入りの演奏をそれぞれコメントで書き込んでいくようになっています.
 今週のテーマは "When You Wish Upon A Star" .
 地震被害の一日も早い復興を願っての、この曲です.



 それでボクの選んだのはこのアルバムの演奏でした.





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  "Hot House Flowers / Wynton Marsalis"




  1. Stardust
  2. Lazy Afternoon
  3. For All We Know
  4. When You Wish Upon A Star
  5. Django
  6. Melancholia
  7. Hot House Flowers
  8. I'm Confessing (That I Love You)




  Wynton Marsalis (tp), Branford Marsalis (ts), Kenny Kirkland (p),
  Ron Carter (b), Jeff Watts (ds) ・・・ and others.






 さてこのアルバム、 "いつもの小川さん" との関わり深いアルバムでもあります.
 昨年の 1 月、初めて参加した "ONGAKU ゼミナール" の中で紹介された一枚です.
 ただしその時は、アルバムのサブ・タイトルにもなっている "Stardust" を、 Clifford Brown の演奏と聴き比べてでしたが.


 このアルバムはストリングスとの共演アルバムです.
 数年前だったら、間違いなく買うことのないアルバムです.
 ジャズの知識等を否定し続けて聴いていましたから、当然のように新しいミュージシャンも知らないし、聴きもしませんでした.

 Wynton Marsalis だって、決して新人ミュージシャンではありませんが、ボクにとってはしっかり聴いたのがこの "ON ゼミ" が初めてなので、ほとんど新人扱いです.
 この程度の知識で、偉そうにジャズ・ブログを謳い文句にしているこのブログは、ほとんど詐欺に近いものがありますね ・・・・ まぁ自分自身が改めてルーキーの気持ちで聴くというようなスタンスと言うことで許してもらいましょう.




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 このアルバムを "ON ゼミ" で聴いて、少し後に購入したのですが、その理由の一つは 2 曲目の "Lazy Afternoon" でした.
 ボクがこの "Lazy Afternoon" を知ったのは、 Blue Note の "Basra / Pete La Roca" のアルバムからです.
 この曲での Joe Henderson と Steve Kuhn の演奏が大好き.
 "ON ゼミ" で紹介された Wynton Marsalis のアルバムに、偶然にもこの曲 (Lazy Afternoon) が入っていたことが購入のきっかけでした.

 アルバムを聴いてみると、ボクが以前イメージしていた感じとは全然違います.
 With Strings って、イメージ的にちょっと軟弱で、ソロなんかもあまりとっていないし、ジャズ初心者が BGM 的にはいいんじゃないの、っていうような感じがありました.
 でもこのアルバムは、緊張感もあったり、ソロ・パートもしっかり聴けます.



 話を "When You Wish Upon A Star" にしましょう.
 この曲は ウォルト・ディズニー 映画 "ピノキオ" の主題歌として映画の中でコオロギの ジミニー・クリケット が歌ったので、ジャズに興味のない方でもメロディーはきっと知っているでしょう.
 日本語タイトルは、 "星に願いを" .


 このアルバムでの Wynton の演奏は、いろいろな顔をのぞかせてくれます.
 少しアップテンポな出だしから、 Wynton の抜けるようなトーンでテーマ部になります.
 このテーマ部だけが、聴きなれた "星に願いを" なのですが、それ以外の部分はまったく別の音楽のようなアンサンブルになっています.
 この曲はいろいろなジャズ・ミュージシャンが取り上げて演奏しています.
 そういえば、 サッチモ の歌も良かったですよね.




   When you wish upon a star
   Make no difference who you are
   Anything your heart desires
   Will come to you

   If your heart is in your dream
   No request is too extreme
   When you wish upon a star
   As dreamers do

   Fate is kind
   She brings to those who love
   The sweet fulfillment of
   Their secret longing

   Like a bolt out of the blue
   Fate steps in and sees you through
   When you wish upon a star
   Your dream comes true




 今の ニッポン 、みんなが願えば夢はかなうかも ・・・・・・

Criss Cross Jazz に酔ってみる

 ようやく PC が戻ってきました.
 やっぱり速さが全然違います、画像が全然違います.
 便利さに慣れてしまうと、ほんの少しの不便さも我慢できなくなってしまうようです.
 HDD は問題なかったので、データも出荷時のままで、ホッと一息です.


 さて昨日からブログのビジュアル化をしています.
 といっても大げさなものでなく、 Link のバナーを自分で作って貼ったものです.
 コンセプトはズバリ、 "お銀座のビルでよく見かける看板" ・・・・ 新宿や池袋でなく、お銀座というところがポイントです (笑) .
 すでに数名の方 (っていうか、 Link 自体が数個しかないのですが・・・・汗) から喜びの声をいただき、確かな手ごたえを感じています (なんのこっちゃ) .


 夕方ポストの中に、見慣れた Inter-FM の封筒が入っていました ・・・・・ なぜかこの封筒、結構見慣れているんです.
 えっ、今度は、なに、なに ・・・・・・・・・・・・・・



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 yurico さん流に表現すると、"当たったぜぃーーーーーっ!!"


 "Criss Cross Jazz Complete Catalog" !!


 そういえばずっと前、番組あてに応募メール出したような記憶がよみがえってきました.
 どんなこと書いて応募したのか、約 2 か月前に出した送信メールを確認してみると

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 「ただ希望しても面白くないので、 "モニター希望" です.
ブログで番組 PR と、プレゼント・レビューしますのでよろしく・・・・・」
 なんて書いてありました (汗) .
 あちゃ〜、こんなこと書いちゃいましたっけ ???
 でも書いた以上は約束を守らないといけませんね、どんなレビューになるかは別としてもやるだけやってみましょう.



BIZN2sampler

 Criss Cross はオランダのジャズ・レーベルで、 30 年近く若手や無名の新人を中心にアルバムをすでに 300 枚以上制作おり、小川さんに言わせると 「現代のブルーノート」 となるようです.

 創設者は Gerry Teekens で、巻頭 (巻末に日本語訳あり) の彼のあいさつ文には、レーベルの一貫性を大事にしているということが書かれています.
 一人のプロデューサー、一人のレコーディング・エンジニア、スタジオもできるだけ変えず、アルバム・デザインや解説者に至るまでの一貫性を貫いている、ということが書かれています.
 なるほど、 Blue Note っぽいです、でも肝心の演奏はどうなんでしょう.


 このカタログには、サンプラーとして 1 枚 CD が付いており、そこには次の 12 曲が入っています.



 1. What Is This Thing Called Love :
    Jimmy Raney Quartet (Criss 1001CD)
 2. Everything Happens To Me :
    Clifford Jordan Quartet (Criss 1025CD)
 3. Love For Sale :
    Peter Bernstein Quartet (Criss 1079CD)
 4. All God's Chillum Got Rhythm :
    Melvin Rhyne Quartet (Criss 1080CD)
 5. Beautiful Things :
    Eric Alexander Quartet (Criss 1133CD)
 6. Esther's Step :
    John Awana Sextet (Criss 1019CD)
 7. Nica's Tempo :
    Grant Stewart Quartet (Criss 1124CD)
 8. A Calling :
    One For All (Criss 1234CD)
 9. Some Other Blues :
    Orrein Evans Trio (Criss 1213CD)
 10. Panic Attack :
    Ryan Kisor Quartet (Criss 1215CD)
 11. When The Saints Go Marching In :
    Wycrliffe Gordon And The Garden City Gospel (Criss 1253CD)
 12. Trombone Joe :
    Herlin Riley (Criss 1272CD)


 この選曲も、小川さんと記載があります.
 この CD 聴いてまず感動したのが一曲まるごと入っていることです.
 とかくこういったサンプラーは、途中でフェード・アウトが結構多いんですよね.
 でも、自身の番組でも 「極力まるごとかけたい」 と言っているように、自分の監修では当然カットできないですよね.
 だから、非常に聴き応えのある一枚になっています.
 67 分に及ぶ 12曲の演奏、サンプラーとあなどってはいけません.


 選曲はスタンダード中心で、ストレート・アヘッドなナンバーがズラリと並んでいます.
 このあたりはシリアスなジャズ・ファンを気取っている方々にも、十分納得させられるような選曲です.
 おまけにデキシーランド・ジャズまで入っていますよ (笑) .

 ボクがまず気にいったのは、 5 曲目の Eric Alexander の演奏です.
 ボクが知らないだけでしょうが、 Eric Alexander はすでに日本でも有名なテナー奏者のようです.
 すごく都会的でモダンな演奏で、こういうテナー好きです.
 それにピアノもいいんです、とてもスリリングに絡み合っています.
 そして 8 曲目の "A Calling" まで、一気にゴキゲンな演奏が続いていきます.
 それぞれ、参加しているミュージシャンも違いますし、演奏スタイルも違うのですが、通して聴いてもまったく違和感なく、グルービーでホットな演奏ばかりです.


 正直、ボクはかなり違うイメージを聴く前に持っていました.
 ヨーロッパのレーベルなので、もう少し神経質な感じがあるのかなーと ・・・・ おまけに、ほとんどのミュージシャンの名前も知りませんし.
 だから 1 曲目の "What Is This Thing Called Love" を聴いた時に、「あれっ・・・??」 というような感じさえ受けてしまいました.
 あまりにストレートなジャズでした (笑) .
 続いて流れてくるのが、久しぶりの Clifford Jordan によるとっても甘くメローな "Everything Happens To Me" なのですから ・・・・ おいおい、 "In The World" の Clifford はどこにいった.
 演奏でも、なにか Blue Note を彷彿させるような演奏ばかりでした.


 こんな機会が無ければ、絶対に聴かなかっただろう演奏です.
 国内盤はありませんが、 International 盤として大手の CD ショップなどでは購入することもできそうです.
 Gerry Teekens があいさつの最後で言ったように、これらの CD が日本盤としてショップの店頭に並ぶのはいつの日でしょうか.


 もう幾度となく言っていますが、 Inter-FM の "Jazz Conversation" はボクの地域では聴けません ・・・・・ ようやく隣の県までは聴こえるようになったようですが.
 でも、東京から帰ってくる日曜日の夕方など、ほんの少しだけでも聴くようにしています.
 この番組からはいろいろなものをいただいていますし、リクエストに関してはかなりかけていただいています.
 公開生放送があれば必ず行きますよ ・・・・ 何と言っても、ずっとそれをリクエストしてますので.

 ということで、拙いレビューは終了です.
 小川さん、 Y ディレクター、番組スタッフの皆さん、ありがとうございました、これからも素敵な番組にしてください.



 ちなみのボクの地域では、この番組の時間帯 FM東京 系列の "福山雅治" の番組です.
 小川さんは、福山を越えられる ・・・・・ いやいや、すでに越えたのでしょうか (笑). 

Freddie 準備はいいかい?

 昨日は “いつもの小川さん” の “Jazz Conversation” で、第 2 回目の生放送リクエスト大会でした.
 まぁいつものとおり、聴くことはできませんが、なぜかこの番組には大変お世話になっていますので、リクエストだけは出させていただきました.
 このあたりは "まめ" というか、"律儀" というか、"けなげ" というか ・・・・ 誰も褒めてくれないので、自分で褒めておきます.


 ただ、もう幾度となく番組でメール紹介されたり、リクエストをかけていただいているので、さすがにボクはもういいでしょう(笑). 
 こういった生放送は、やっぱり生で聞かないと面白さが半減ですよね ・・・・ サッカーの試合結果を知ってから録画を見るようなものでしょうか.
 番組 HP にリアルタイムで Playlist が書きこまれていきますが、途中で曲目と演奏者の欄を間違えて入力してあったりして、生放送故の現場のバタバタ状態が伝わってきました (笑).
 番組が続いている間に、ボクのところでも聴こえるようになって欲しいものですね.


 なんて、思いながらパソコンいじりながら番組 HP 見たら、リクエストした曲が掲載されていました.
 こんな曲をリクエストするのは、きっとボクくらいでしょうから ・・・・・・

 “Moon Ray / 大友義雄” でした.

 もういいとか言っておきながら、リクエストがかかったとわかると、つい独りでニヤけています.




 最近「 200 万円当選しました」というメールが連続してきました.
 それも、実名入りで、発信元は “Plant-one”という会社.
 200 万円当たるような懸賞に応募した覚えもないので、この会社名で Yahoo を検索してみたら、同様のメールが届いたというものがいくつかヒットしました.
 結果から言うと、完全な詐欺のようですね.
 メールアドレスだけなら完全無視だったのですが、実名まで書いてあるとなるとね〜 ・・・・ .
 個人情報って、結構いろいろなところから漏れていってしまいそうですね.



 "いつもの講習会" の関係者 Mi さんと、携帯メールのやり取りをしながらこれ書いているので、ブログの筆が遅々として進みません(笑) ・・・・ まぁ、オヤジ的にはメールのやり取りをそれなりに楽しんでいるので、それはそれでいいのですが.

 ただ、携帯電話での入力がどうも苦手なんですよね、昔持っていた J-Phone の携帯電話が、一番手にフィットして入力しやすかったんですが、それ以降手にフィットする携帯がないな〜.
 どうも最近は、使い勝手よりも見た目で買っちゃっているので ・・・・ ミーハーですかね.




 さて、久しぶりの Blue Note です.
 Freddie 準備はいいかい?






4085






  "Ready For Freddie / Freddie Hubbard"





  1. Arietis
  2. Weaver Of Dreams
  3. Marie Antoinette
  4. Birdlike
  5. Crisis
  6. Arietis (alt-tk)
  7. Marie Antoinette (alt-tk)




  Freddie Hubbard(tp), Bernard McKinney(euph),
  Wayne Shorter(ts) McCoy Tyner(p), Art Davis(b),
  Elvin Jones(ds)
  Recorded August 21, 1961.







 いつもの International 盤の RVG シリーズです.
 最後の 2 曲が追加されたトラックです.
 まず、ジャケットがいいです.
 きれいな青のモノトーンに、名前だけ白字、横顔のアップと、シンプルな文字群.
 こういう、いかにも Blue Note という感じのアルバム・ジャケットいいですね.
 これも Blue Note の魅力の一つです.
 ちなみに、この International 盤の RVG シリーズは、ライナーノーツの部分が、オリジナルと再発売時のものの 2 種類(すべてなのかは未確認)入っており、写真も結構いいものが使われています.
 当然 Bernard McKinney の演奏している写真も入っています ・・・・ へぇ〜、この人か.




4085-2
 
 このアルバムは、 Freddie が Jazz Messengers に加入する直前に吹き込まれたもので、Blue Note での 4 枚目のリーダー・アルバムになります.
 ただ、このアルバムまでにサイドメンとしても何枚かのアルバムに参加していますので、Blue Note の中でもすでに 引っ張りだこ だったのでしょう.
 いきなりネガティブですが、アルバムのデキとして見た場合にはどうでしょう.

 ボクは、デビュー・アルバムの "Open Sesami" や "Goin' Up" といったアルバムのほうが好きですね ・・・・ ただこの好きというのは、Freddie だけを捉えたものでなく、他のメンバーも含めての好き嫌いなので、その意味で言うと "Open Sesami" がベストになってしまうでしょうね、きっと.
 だって、大好きな Tina Brooks が入っているんだもの (笑).


 1 曲目の "Arietis" がいいです、この曲大好き.
 とにかく軽快です、ボクはこの曲と 2 曲目だけでも、このアルバムに関して満足してしまいそうです.
 5 曲目の "Crisis" もちょっと好きかも、こういった感じの曲.
 クレジット見たら、 1 曲目も 5 曲目も Freddie の曲でした.
 なんだぁ、結構いい曲書いてるじゃないですか.


 さてこのアルバム、俗に言う 新主流派 のようなモーダルな部分がここでは聴くことはできますが、特に Shorter の演奏がモーダルであって、 Freddie に至っては、まだハードバップの香りを残しつつモードに足を入れ始めたような演奏に、ボクは感じられます.
 そのあたりが、ちょっと中途半端な感じがして、アルバムの評価としてはボクの中でそんなに高くない部分かもしれません.


 2 曲目の "Weaver Of Dreams" は、Shorter と McKinney が抜けたワン・ホーンのカルテット演奏と "Blue Note Book" にも書かれていますが、一番最初の 4 小節だけ、しっかりホーンが入ってますね.
 この演奏は、じっくり彼の演奏を聴くことができます.
 ソロ・パートはちょっとアップテンポになり、そこでも朗々と歌っていますよね ・・・・ うぅ〜〜ん、この演奏もいい、最高じゃないけれど、いいです.


 このアルバムの楽器編成がユニークです.
 ユーフォニウムの Bernard McKinney が入っています.
 どうしてこの楽器を入れたのかは、正直よくわかりません.
 この手の楽器は、ジャズという音楽の中でアドリブ演奏するには、やっぱりちょっと厳し過ぎますかね.


 おっと、もう 23 時になろうとしてます.



 あっ ・・・・



 本当は今日、ちょっと前に見たとっても素敵な映画のこと書こうと思っていたんだ.
 またの機会ですね ・・・・・・ 

雨の日に吹く風は、 West Coast の風

 数日前までは、「今日も暑い・・・・」 でしたが、
 どうも最近は、「今日も雨降り・・・・」 になってしまいました.
 雨降りの日はジャズのお勉強ですね(笑)


 もう幾度となく書いてますが、 "いつもの小川さん" がパーソナリティを務めている、 "Inter-FM Jazz Conversation" という番組があります.
 この番組は東京近郊でしか (スカパーでも聴けたのかな・・・・??) 聴くことができませんので、ボクは当然聴くことができません.


 日曜日の夕方、いつもの講習会で東京に行った帰りの時間が、この番組の時間帯なので、講習会場から新幹線に乗るまでの少しだけ聴くのが関の山.
 聴くことはできませんが、小川氏のブログや、番組 HP でおおよその雰囲気を覗うことができるので、場賑やかしの意味も含めてリクエストやメールを送っています.
 もう幾度となくリクエストにも応えていただいてます ・・・・ ようです.
 8 月 29 日、この番組の後半 1 時間、生放送でリクエスト大会を行ったことは以前にも書きました.
 その時のリクエストのことや、一緒に添えたエピソードのことも・・・・.
 どんなふうに紹介されたのか興味があったのですが、当日は家にいたので残念ながら聴くことはできませんでした.


 ところが今日、この番組を聴くことができました.
 ある方から番組を録音した CD を送っていただきました.
 このある方というのは、この番組を通じて知り合った方で、ボクはお顔も存じておりません.
 その知り合った経過については、残念ながらここでは詳細な説明をできませんが、一つの番組を通じて全く知らない方と繋がっていくのも何か不思議な感じです.
 また、この出会いには人の温かな気持ちもたくさん詰まっていました.
 「人生、おいしくなってきました」 ・・・・・ 実感です.
 N.W. 様、どうもありがとうございました.


 それで後半のリクエスト大会の部分を早速聞いてみると、結構いい雰囲気じゃないですか.
 これはやっぱりリアル・タイムに聞きたかったなー、というのが本音です.
 公開生放送でもあれば、駆けつけてみようかななんて思っています.



 さて昨日の夜も HMV から段ボールが一つ.
 中には 999 円のアルバムが 6 枚入っていました.
 実はこれ、貯まっていたポイントで買ったので 0 円でした.

 Four Freshmen & 5 Trombones / Four Freshmen
 Modern Art / Art Pepper
 Welcome Matt Dennis / Matt Dennis
 Chet Baker Sings & Plays / Chet Baker
 Chet Baker Sings / Chet Baker
 Live At The Village Vanguard / Thad & Mel


 ちょっとばかり West Coast の香りが強いのですが、ポイントだから買ってみようかという感じの購入です.
 今までもずっと購入しかねていたものがほとんどです ・・・・・
 I can't get started.  といったところでしょうか(笑)






Baker002






  "Chet Baker Sings"





  1.  That Old Feeling
  2.  It's Always You
  3.  Like Someone In Love
  4.  My Ideal
  5.  I've Never Been In Love Before
  6.  My Buddy
  7.  But Not For Me
  8.  Time After Time
  9.  I Get Along Without You Very Well
  10.  My Funny Valentine
  11.  There Will Never Be Another You
  12.  The Thrill Is Gone
  13.  I Fall In Love Too Easily
  14.  Look For The Silver Lining





  Chet Baker (tp.vo), Russ Freeman (p.celeste),
  Jimmy Bond (b), Carson Smith (b), Joe Mondragon (b),
  Shelly Manne(ds), Bob Neal (ds), Larance Marable (ds),
  Peter Littman(ds)
  # 12 : Recorded on October 27, 1953.
  # 7 - 11 , 13 , 14 :
       Recorded on February 15, 1954.
  # 1 , 2 , 5 : Recorded on July 23, 1956.
  # 3 , 4 , 6 : Recorded on July 30, 1956.






 甘すぎでしょ、これは.
 途中から、なんとなく女性の声のようにも聞こえてきます.
 なにか、"パンツのゴムがゆるゆる" な感じです ・・・・ すぐにパンツが落ちてしまいそうな.
 男性ヴォーカルとしてはどうでしょう?




Baker002-2

 ボクはヴォーカルの良し悪しがほとんど分かりませんが、もう少し男っぽさみたいのもあったほうが好きです.
 まぁ、選曲のせいかもしれませんね.
 でもこのアルバムは Chet Baker を代表するアルバムですし、このアルバム辺りから人気が出たんじゃなかったかなー.
 ジャズに限らず、音楽は聴く時の感情やその時期などによって、まったく別の印象を受けることが多々あるので、雪降る冬の夜にでも聴くと、もっともっと素敵に聴こえるかもしれません.
 まぁ、男一人で聴くにはちょっと ・・・・・・
 ボクはやっぱり歌よりもトランペットのほうがいいかな、そうは言っても、彼のトランペットを聴いたのも今年になってから.
 それまでは、本当に見向きもしませんでした(笑).


 そういえばこのアルバムの中の "There Will Never Be Another You" が、Jazz Conversation のリクエストの中にもありました.
 リクエストされた方の名前だけで、エピソードの紹介はありませんでした.
 こういったリクエスト番組って、それぞれの思い入れみたいなものがあって、それを聞いたりするのが楽しいですよね.
 中には、 「うん、うん、ボクも一緒・・・・」 なんて思ってしまうような話もあったりして.


 そんなリクエストの中に、ボクに CD を送ってくださった方のリクエストも交じっていました.
 今夜はそんな感謝の意味も込めて、ゆっくり聴いてみましょう.

リクエストは "Play Fiddle Play"

 やっと咳が止まってきました.
 季節はずれの、感冒症状でした.
 熱が出なかったことが、せめてもの救い.


 昨日は一日中 ・・・ といっても、数時間だけですがほとんど TV を見ないボクにとっては、たった数時間でも大変なことです ・・・ TV を見て、まったりしていました.
 夕方 5 時過ぎ、"いつもの小川さん" の Jazz Conversation の番組 HP で、どんな曲がかかったのか見てみたら ・・・・・・



 ボクのリクエストした曲も表示されていました.
 「最近メールがこない」、「リクエストこなかったらどうしよ」 ・・・ なんて小川さんが言っていたので、ほんの場賑やかしのつもりで金曜日にリクエストしておいたものです.
 結果的には 66 通あまりのリクエストがあったようです.
 ただ、番組を聴いていた訳ではないので、他の方のリクエストかもしれません ・・・・・ でもこんな曲をリクエストするのは他にいないだろうと、勝手に思い込んでおくことにします.



 18 曲かかったリクエストの中で、唯一国内ミュージシャンの曲でした. 







suzuki002






  "Blue City / 鈴木勲"




  1.  Body And Soul
  2.  45th Street -At 8th Avenue-
  3.  Play Fiddle Play
  4.  Blue City





  渡辺 香津美 (g), 菅野 邦彦 (p), 鈴木 勲(cello.b),
  井野 信義 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorded on March 4,1974.






 ボクがリクエストした曲は、このアルバムから B 面の "Play Fiddle Play" でした.
 一応この曲にまつわるエピソードを付けてリクエストしたのですが、そのエピソードはずっと前にも書いた、甘い甘い思い出でした.

 この曲は、ボクがジャズ屋に通っていた当時、どちらかというと常連からは煙たがれるような感じで、リクエストなんかすると、カウンターにたむろしている "シリアスなジャズ・ファン" から白い目で見られてしまいます.
 それだけに、この曲を好んでいた彼女の印象も残っているんですが.




suzuki002-2

 この曲名は、演奏スタイルからでしょうか ・・・・ ヴァイオリンのようなプレイという.
 テーマ部分のインパクトが強いのですが、ボクが好きなのは、当時駆け出し中の渡辺香津美のギターです.
 このソロ部分は、いつになっても大好き ・・・・ 昨日の放送では、間違いなくこの部分はかかっていないはずです.
 菅野邦彦のピアノも、井野信義のベースも、小原哲次郎のドラムもいいんです、もちろん鈴木勲は言わずもがな.
 ボクの大好きな TBM 、録音はあの藤井武プロデューサーです.
 この頃の日本のジャズってよかったな〜 ・・・・・・ なんて思えてしまうような、組み合わせです.


 結果的にボクがこのアルバムを好きなのは、その当時の思い出を引きずっているだけかもしれませんが、そういうのもありですよね.
 ボクのジャズは、基本的に思い出という土台の上に乗っているジャズなのですから.
 そんな思い出の詰まった曲が、みんなに聴いてもらえただけでも十分に満足ですね.
 エピソードは、ほんのおまけです.


 ひょっとするとこのエピソードに登場する女性も、この番組を聞いていたかもしれません.
 ボクはオヤジになってしまいましたが、彼女はどこかで、素敵なレディになっているんでしょうか ・・・・・



 昨日の夜はそんな空想をしながら、静かに聴いてみました. 
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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