Jazz_Perspective

Closer

    ・ ・ ・ ・ ・



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 エドワルド・ムンク の回顧展が来年秋、 上野 東京都美術館 で開かれることが決まったようです.
 ムンク と言えば 「叫び」 ・・・・・・・・ 複雑な感情を表現した作品で、似た構図の絵画やリトグラフが複数枚あるようです.
 さらにはいろいろなパロディでも登場しているから、多くの人が知っている作品でしょう.

 やってくるのは油彩のようなので、一般的に知られている作品となるのでしょうか.




madonna001

 ボクの関心は 「マドンナ」 もやってくるのか ・・・・・・・
 「叫び」 も観てみたいものの、ボクとしては 「マドンナ」 を観たいという願望のほうが大.

 でも、まだ一年以上先のお話しなんだなぁ ・・・・・・・・



    ・ ・ ・ ・ ・



 ムンクの話題から繋がるんだったら "北欧組曲 / 高橋達也と東京ユニオン" がぴったりですが、ずっと前に取り上げているので、北欧の歌姫のアルバムを聴いてみましょう.

 兎にも角にも、ビジュアル系です ・・・・・・ 大事なポイントです.

 ムンク のような精神的にズ――――ンとくるような感じはありませんので、ご安心を.








Storm005







  " Closer / Sidsel Storm "





  1. Walking Blindly
         (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 4:42
  2. April In Paris
         (V.Duke-E.Y.Harburg) ・・・・・ 5:33
  3. Get Out Of Bed
         (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 4:50
  4. That Old Black Magic
         (H.Alen-J.Mercer) ・・・・・ 3:39
  5. Sadness
         (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 6:26
  6. Lead The Way
         (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 4:23
  7. Who Cares
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 3:24
  8. I've Got A Crush On You
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 4:48
  9. You Leave Me Low
         (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 4:37
  10. The Party's Over
         (J.Styne-B.Comgen-A.Green) ・・・・・ 4:29
  11. How Deep Is The Ocean
         (Irving Berlin) ・・・・・ 4:55
  12. I'll See You In My Dreams
         (I.Jones-G.Kahn) ・・・・・ 4:38





  Sidsel Storm (vo), Tobias Wiklund (flh.tp),
  Magnus Hjorth (p), Jesper Thorn (b),
  Snorre Kirk (ds.perc),

  Gustaf Ljunggren (mandola.pedal steel),
  Magnus Wiklund (tb), Carl-Oscar Osterlind (cello),
  Cacilie Holst Andersen (vln), Peter Otto (marimba)







 シゼル・ストーム の 4 枚目のアルバムです.
 スタンダードが中心の選曲になっています.
 オリジナル・アルバムは 10 曲まで、最後の 2 曲は国内盤アルバムのボーナス・トラックです.
 どうも最近こういう売り方が多いなぁ.
 輸入盤が簡単に廉価で入ってしまうので、こういう方法でもとらないと国内盤が売れないので仕方ないと言えばそれまでなのかな.




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 彼女の写真を探すためネットで検索してみると、なぜか EOS 70D の写真が.
 どこかで見たことのある写真だと思ったら ・・・・・・・・・・・


 案の定ボクが以前ブログにアップした写真でした.
 その時に紹介したアルバムが "Swedish Lullaby"

 内容読み返してみると結構ネガティブな感じで書いているなぁ.
 ちなみに 3 年経った現在では "Swedish Lullaby" は大好きになっています (笑)

 おまけにあの頃は歯抜けになっていた Jazz Perspective 誌ですが、今では全冊きちんと棚に鎮座しております.
 カメラも EOS 7D Mark ll を経て EOS 5D Mark lV になりましたし、レンズも L レンズだけでも 3 本に.

 そして当時は全く関心もなかったポートレートの世界に今はドップリハマっています.


 そう言えばあの時書いた 「 6D Mark ll 、バリアングル液晶、タッチパネル」 が、ようやく今年その通りの仕様になって発売されました.
 5D Mark lV よりも早い発表だったら、今頃は 6D Mark ll を持っていたかもしれません.

 この 3 年間はいろいろあったなぁ ・・・・・・・・・




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 話がまたカメラに行ってしまったので、アルバムに戻しましょう.

 このアルバムはスタンダードが中心になっているアルバムです.
 ストリングスも入っていますが、聴いた感じとしてはピアノトリオを中心に歌い上げている感じです.

 バックの演奏もしっかりしたジャズらしい演奏なのですが、ヴォーカルが入ると違った雰囲気になります.
 特にピアノを含めたリズム・セクションがいいなぁ.
 変にコテコテのジャズという感じではなく、今風の感じも混ざり合った新しい感じです.


 これは決して否定的な感想ではなく、今の時代こういうのも十分にありかなという正直な気持ちです.




Sidsel Storm 005

 そして、北欧らしい ・・・・・ 北欧へ入ったことありませんが、何となくそんな感じ.

 北欧らしい独特なリリシズムが漂って、本当に透き通るような歌声です.
 基本的に クリス・コナー や ジュリー・ロンドン などのハスキー・ボイスが好きなボクにとっては、こういう透き通るようなきれいな声が、逆に違和感を感じていた部分なのかもしれません.


 一応彼女のアルバムは 3 枚持っています.
 これからももう少し追いかけてみようかな.




    ・ ・ ・ ・ ・



 一気に暑い夏になりました.
 とても暑くて ・・・・・・・ でも短い夏の真っ盛りです.

 お盆前に実家の草刈りをしたいのですが、さすがにこの殺人的ともいえる日差しの中では ・・・・・・・




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 写真は一昨日の日差しです.
 昨日は午後から曇ってきたので 15:00 頃から草刈り開始.


 ところが 1 時間くらいしたら空から雨が ・・・・・・・ その後本降りになってしまったので 1/4 ほどで本日の作業は中止です.


 今日は天気予報では曇り.
 だったら残りをかたずけてしまおうと、朝から残りの草刈りしてたのですが 10 時頃から強い日差しが出てその後快晴になりました.

 11 時頃には何とか終わったのでよかったけれど、気温も一気に上がった感じでした.


 そんなんで昼にシャワー浴びたら、もう何もする元気がないので家でぐたーーーーーーーっ.


 疲れたぁーーーーーーーーーっ !!



    ・ ・ ・ ・ ・

Big Blues

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 1 月 6 日はボクのお誕生日.

 Facebook でたくさんの方からお祝いメッセージいただきましたが、だんだん赤いチャンチャンコが近づいてくる感じがして、どうも素直に喜べない部分もあったりします.

 Facebook はこういう時、遠く離れてなかなか会うことができない人でもなんとなく近くに感じたりできるので いいなぁ と改めて思ったり.



 一応奥様から 軽井沢 で買ってきたと思われるチョコレートが机の上に置いてありましたが、他には全くサプライズもスペシャルなこともないので、一年間のご褒美にちょっと欲しかったものを買ってみました.



storm003


 Jazz Perspective 創刊号 !! です.


 この雑誌はずっと前に Azumino さんのブログ で紹介されたので、その時にすぐ購入すれば何のことはなかったのですが ・・・・・・・・・
 いつでも買えるような気でいて、そのうちに忘れててしまいました.
 一昨年、購入したいと思った時にはすべて在庫なし.

 それでもと思いオークションなどを探したものの、 10,000 円近い値段が当たり前のようについています.
 Amazon の中古書籍では、最高で 40,000 円くらいの値段がつけられていたようでした.


 さすがにこれじゃ買えません.
 そこまでの価値があるとも到底思えません.


 昨年末某オークションでかなり安くなったもの (といっても定価の倍以上はしましたが) を見つけ、 清水の舞台 からバンジージャンプしてしまいました.


 程度は 「かなり良い」 と書いてあったものの、中古はリスクも大きい.
 若干の不安があったのですが ・・・・・・・・・・

 届いたものを見たら本当に程度がよくて、これだったらこの価格も納得と思えるものでした.


 まぁとりあえず自分へのご褒美ということで ・・・・・・・・
 ちなみに Jazz Perspective はこれで創刊号から揃いました.

 ただ最近の 2 部はまだ購入していません.
 創刊号と同じようなことにならないように買えるときに買っておかないといかんなぁ(笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日のアルバムですが、本当は元日にこれから聴こうかと思っていたアルバムです.
 最近、何となく CTI のサウンドが聴きたいと思うことがあります.
 今日のアルバムはそんな CTI の中でもそれほど聴くことのないアルバム.




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  " Big Blues / Art Farmer & Jim Hall "





  1. Whisper Not
         (Benny Golson) ・・・・・ 8:44
  2. A Child Is Born
         (Thad Jones) ・・・・・ 7:40
  3. Big Blues
         (Jim Hall) ・・・・・ 7:23
  4. Pavane for a Dead Princess
         (Maurice Ravel) ・・・・・ 10:50






  Art Farmer (flh), Jim Hall (g),
  Mike Mainieri (vib), Michael Moore (b),
  Steve Gadd (ds)
  Recorded at Electric Lady Studios, NYC, February 2 & 3, 1978.







 CTI には アート・ファーマー のフリューゲルホーンの音色や、 ジム・ホール の温かみのあるギターの音色がよく合うなぁと感じさせてくれるアルバムです.

 そこに スティーヴ・ガッド が軽快にリズムを刻むと ・・・・・・・・


 まさに "Concierto" を連想しちゃいます ・・・・・・・・ ただしあちらのアルバムは チェット・ベイカー で、ピアノも入っていましたが.
 それでも、なんとなく雰囲気が似てるんだよねぇ.




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 ベニー・ゴルソン の代表曲 "Whisper Not" から始まります.
 この円やかな音が何とも言えずいい雰囲気なんだな.

 The Jazz Messengers あたりの演奏とはかなり違いますが、まぁこれはこれで.
 方向性の違いとでも言えばいいのかな.

 このアルバムはピアノレスで、ヴィブラフォンが入ったクインテット構成.
 このヴィブラフォンがこのアルバムでは独特な雰囲気を作っています.




Mike-Mainieri

 ヴィブラフォンのマイク・マイニエリの演奏はそんなに聴いたことがないような気がする ・・・・・・ あるいはあまり意識していなかっただけかもしれませんが.

 彼の演奏スタイルで有名なのが ムッサー・グリップ というマレットの持ち方でしょうか.
 マレットをクロスさせ外側は小指で持つというスタイルですが、この演奏スタイルだと強い音を出せないのが欠点で、そのためか彼はエレクトリック・アタッチメントを付けたシンセ・ヴァイブの第一人とも言われています.

 だからでしょうか、聴こえてくる音が非常にソフトな感じで耳に入ってきます.


 ちなみに一般的なジャズのヴァイヴ奏者は、 ゲイリー・バートンが 広めた バートン・グリップ で演奏するようです.
 今回初めて知りました.




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 "亡き王女のためのパヴァーヌ" (Pavane pour une infante defunte) は、フランスの作曲家 モーリス・ラヴェル が 1899 年に作曲したピアノ曲です.


 実はこの曲って結構ジャズの演奏でも取り上げられたりしており、ボクの持っているアルバムの中にもこの演奏を含めいくつかの演奏がありました.

  " The Song Book / Booker Ervin "
  " Pavane Pour Une Infante Defunte / The LA 4 "

 の二つの演奏は、今日のアルバムと同じようなどちらかというと明るい感じの演奏です.




bolero

 ボクが持っているこの曲のクラシック・アルバムは、上の写真の 指揮:ダニエル・バレンボイム 指揮、 パリ管弦楽団 による Grammophon のアルバム.

 やっぱりこの曲はこういう感じなんでしょうね.

 そうなるとオリジナルに近い演奏は " Deodato2 / Deodato " あたりかな.


 ジャズ演奏のなかで オルタード・スケール という言葉が出てきますが、これをクラシックでも使っていたのが ラヴェル さんだったようです ・・・・・ 一部では、 オルタード・スケール を作ったのが ラヴェル というような記事もありましたが、これは ???
 ただ、 ラヴェル に限らず ドビュッシー あたりもこのスケールを使って作曲しているようですから、まぁ一つの流行みたいなものなのでしょうか.


 ボク自身はこういったスケールなどの演奏のお話は からきし ダメ.
 いまだに モード なども、人にうまく説明できないくらいですから.
 だから、こういう 音階 といったようなお話にはできるだけ踏み込まないようなリスク・マネージメントをしています (笑)



 原曲はピアノ曲のようですので、できればピアノによるクラシックの演奏も聴いてみたかったのですが、残念ながら手持ちにはありませんでしたので You Tube で探してみたら、やっぱり荘厳な雰囲気でした.



 そういえば、以前読んだ本の中であるミュージシャンが確か ラヴェル のことを言っていたような記憶があるんだが ・・・・・・・・・・ 忘れた.
 確か マイルス だったような気もするんだけれどなぁ ・・・・・・・・ 記憶違いかな.

 近代フランス音楽の印象派的な部分が、のちにジャズのリリシズムにつながっていくのかな.



 だいぶアルバムから話が遠のいてしまいました.
 こういったクラシックなどを積極的にジャズと融合させていた時代ですので、今聴いてみるとなんとなく懐かしさも漂ったりしています. 




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 しっかし、こんなにも暖かな日が続いていいんだろうか.
 今日あたりから寒波到来ということでしたが、今もこんなにいいお天気です.




2016.1.9 002
 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/640sec f/10 ISO-100)

 明日は一日大事なお仕事、明日もこんな感じで一日いいお天気であればと ・・・・・・・


 とりあえず今日は、明日に備えていつものようにダルダルと過ごすことにします.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Black Fire

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日はカメラに関する話題をいくつか.



 昨夜 22:30 頃、ベッドの上で iPad 見ていたら外でサイレンがやたら聞こえます.
 ボクの家の南側には幹線道路が走っているので、いつも交差点に差し掛かった救急車が ウーウー サイレンにしていくのでそれかなと思って外をみると、赤色灯を回した車両が 2 台、水田の中を走る別の道を走っていきました.


 救急車ではなく、火災出動した消防車でした.
 ただ周りを見渡しても炎は見えませんでしたので、大したことなかったのかなぁ ・・・・・・・・・・


 と、数分後まだいろいろなサイレンが聞こえるのでもう一度外を見てみると



2015.1.11 0016

 先ほどは気が付かなかったのに、大きな火柱が立っていました.


 上の写真はさらに数分後、カメラを取りに行ってから撮ったものですので炎の勢いは最初に見た時よりも小さくはなっているものの、大きな火災です.


 EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM (焦点距離 135mm) 1/8sec F5.6 ISO-6400 WBオート

 手持ち撮影でしたのでかなりブレてます.
 自分の部屋にカメラ撮りにいって、いつも付いている広角レンズから 18-135mm に変え、設定も ISO 変えたり、寒空の下ベランダに出て ・・・・・・・・

 慌てて撮ったのでこのあたりが限界かな.



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 しばらくすると炎の勢いも無くなり、白煙になってきたので、レンズをいつもの通りの広角に交換してからもう一度外を見てみると、また火の手が大きくなっていました.


 こちらの写真は広角に交換してしまったレンズでの撮影.

 EF16-35mm F4L IS USM (焦点距離 35mm) 1/3sec F4.5 ISO-6400 WBオート.


 35mm だとこんな感じになってしまいます.
 よく見ると空の雲や、遠くの山並みも結構はっきりわかりますね.
 最近のカメラ、 ISO-6400 くらいでもきちんときれいに撮れると言われていますが、なるほど.



2015.1.12 004

 こちらは今朝の同じアングルから景色.

 EF16-35mm F4L IS USM (焦点距離 29mm) 1/1250sec F4.5 ISO-100 WBオート EV-0.3 .

 黄色い○あたりが昨夜の火災のあった場所.
 ちなみに使用カメラは APS-C サイズです.


 ここで一番言いたかったのはカメラのことではなくて、火災の怖さ.

 この時期暖房機器を取り扱う時期なので、火災はとても怖いですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、今日は Fire .
 当然ジャズなので黒っぽく ・・・・・・・・ 黒い炎 ですね.





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  " Black Fire / Andrew Hill "



   1. Pumpkin ・・・・・・ 5:22
   2. Subterfuge ・・・・・ 8:02
   3. Black Fire ・・・・・ 6:53
   4. Cantarnos ・・・・・ 5:48
   5. Tired Trade ・・・・・ 5:48
   6. McNeil Island ・・・・・ 2:55
   7. Land of Nod ・・・・・ 5:45
   8. Pumpkin (Alt-Tk) ・・・・・ 5:14
   9. Black Fire (Alt-Tk) ・・・・・ 5:45

      (All compositions by Andrew Hill)




  Joe Henderson (ts), Andrew Hill (p),
  Richard Davis (b), Roy Haynes (ds)
  Recorded at VG Studio, Engl. Cliffs, NJ, November 8, 1963.









 このアルバムは彼のデビュー・アルバム.
 Blue Note ではこのデビュー・アルバムから約半年間で 5 枚、合計 10 枚以上のアルバムを発表しているようですのでかなり評価は高かったのでしょう.
 でもボクの持っている彼のリーダー作はこれ一枚.


 ジャケットはこのアルバムも含め結構いいジャケットがあるんですがねぇ (笑)




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 まずこのアルバム、ほとんど聴きません.
 間違いなく アンドリュー・ヒル という名前だけでも 聴かず嫌い という感じなのです.

 今日久しぶりに聴いてみました.

 一番好きな演奏は 2 曲目の "Subterfuge"
 実はここでの ・・・・・・ このアルバム全体での ロイ・ヘインズ のドラムが鳥肌もの.
 アルバムの演奏全体が結構アブストラクティブな感じの演奏なので、 ロイ・ヘインズ のドラムがとってもマッチしている感じを受けます.

 そして リチャード・デイヴィス と ジョー・ヘンダーソン も、やっぱりこういう感じの演奏が合うんだなぁ.


 ただし演奏自体が好みかというとビミョウな感じも少しあります.
 それでも今までのような、聴く前からダメという感じはなくなっています.



Andrew Hill 001

 2 曲目の "Subterfuge" が好みと書きましたが、この演奏は ヘンダーソン が抜けたトリオ演奏.
 アンドリュー・ヒル のピアノもしっかり聴くことができます.

 飛び跳ねるような演奏ですね.
 すごく流れるような旋律の中にも、聴き手の予想を越えてしまうような音の拾い方やリズムの取り方をしています.
 このあたりが好き嫌いの分かれるところでしょうか.
 

 このアルバムもそうですが、ほとんどオリジナルしか演奏しないようですね.
 このあたりも、ちょっと聴いてみようかという気にならないのかもしれません.

 でも評価はかなり高いんですよね.


 前回書いたように 山中千尋 さんも一押し.



Jazz Perspective vol.7

 "Jazz Perspective" vol.7 で Blue Note の特集がありました.
 そこで Favorite BN として 山中千尋 さんが選んだアルバムというのが アンドリュー・ヒル の 5 枚なんだから ・・・・・・・・

 まぁ音楽をわかっている人が聴いた演奏のすごさや楽しさと我々ルーキーの聴いたすごさや楽しさは、きっとその尺度がかなり違っているんじゃないかといつも思っています.
 だから評論家のアルバム・レビューはあまりあてにしていません.

 でもそういった違いがあるからこそ音楽は楽しい.



 さて余談になりますが、 "Jazz Perspective" の Blue Note 特集の中に ECM レーベル創設者 マンフレッド・チャフナー も登場していました.
 彼が選んだアルバムというのが "Face To Face / Baby Face Willette" (BLP4068) !!
 このアルバム、ボクの Blue Note ベスト 5 に入るので、これはうれしかった.




 この "Black Fire" 、一部では "黒い情念" とも表記されるようですが、これはなんだかなぁ.
 完全なまでの 新主流派 的演奏は、やっぱり "Black Fire" でしょう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日最後の話題は同じカメラ・ネタですが、冗談半分なので軽く笑ってあげてください.




PICT9309

 これが職場の EOS 70D ・・・・・・ 通称 "黒い三連星" です.
 左から マッシュ 、 ガイア 、 オルテガ (笑)


 数か月前までは、みんな EF-S 18-135mm IS というレンズだったのが、こんな感じで変わりました.


 実は別部署の同僚さんは、自他共に認める "撮り鉄" さん ・・・・・・・ 最近話題の "キチ鉄" ではありません.
 とっても温厚な方です.
 でもカメラ構えると豹変するのかは不明ですが (笑)



 彼の使用機材は Canon ですので、この "黒い三連星" の写真を送ったところ ・・・・・・・・




DSCN2355

 こんな逆襲にあってしまいました ........ orz............



 例えれば、 "黒い三連星" が ジェットストリーム・アタック で奇襲をかけたのですが、白い ガンダム に完敗しちゃったという感じです (笑)
 ただし、写真の構図だけは十分勝っているかな.


 やっぱり "撮り鉄" はすごいなあ ・・・・・・・ これだけでも 200 万円くらいになっちゃうのか.


 あこがれの EOS 5D Mark ll & lll !
 少し前から、新発売になった EOS 7D Mark ll を買わせて上の一台を安く譲っていただこうと画策しているのですが.

 「もし買うとしたら、買い変えではなくて買い足し」 とおっしゃっていました.



 "撮り鉄" 恐るべし !!!



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Swedish Lullaby




 12 月 30 日です、残すところあと一日.
 山歩きしていると振り返ってみて結構近かったように感じることがありますが、この一年もあっという間に終わってしまう感じです.


 とりたてて目標を作っている訳でもなく、目の前のことをクリアしていくだけであっという間に一年が過ぎてしまいます.
 来年は何か新しい目標でもたててそれに向って進もうかと思っているのですが、きっといつも通りに終わってしまうのかなぁ ・・・・・・


 さて、明日は超まったり過ごす予定なのでこれが今年最後のブログ ・・・・・ 今年 104 回目の更新になります.
 先日も書いたように、思ったよりも更新できました.




2014.12.30 002

 朝から厚い霧に覆われていましたが、 11 時頃からようやく陽がさしてきました.



 今年最後のアルバムは、なにげにジャズっぽくなかったりします.
 最近はどうも北欧のジャズが注目されたりしているようです.
 一部には Disk Union 様の戦略効果のようにも受け取れてしまいますが (笑)


 とりあえず面食いのボクが選んだ今年最後のアルバムは ジャケ買い 必須とも言えるようなアルバム.
 ただし、ボクはこのアルバムに関しては ジャケ買い ではありませんでしたが ・・・・・・







Storm002







  " Swedish Lullaby / Sidsel Storm "





  1. Swedish Lullaby
       (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 5:06
  2. The Day He Returned
       (J.Dueholm) ・・・・・ 5:38
  3. Within A Lifetime
       (S.Storm-L.Janson) ・・・・・ 6:09
  4. All Or Nothing At All
       (J.Lawrence-A.Altman) ・・・・・ 4:01
  5. Stolen Years
       (S.Storm-P.Otto) ・・・・・ 3:58
  6. Hazy Mind
       (S.Storm-L.Janson) ・・・・・ 4:30
  7. Emily
       (J.Mercer-J.Mandel) ・・・・・ 4:38
  8. Don't Turn The Lights Out
       (J.Dueholm) ・・・・・ 3:41
  9. Secret Game
       (S.Storm-L.Janson) ・・・・・ 4:13
  10. Playing My Heart
       (J.Dueholm) ・・・・・ 5:15





  Sidsel Storm (vo), Lars Janson (p.Rhodes), 
  Jesper Thorn (b), Morten Lund (ds.perc),
  Gunnar Halle (tp), Alexander Kraglund (vln.harmonica),
  Carl-Oscar Osterlind (cello), Peter Otto (org)





Storm002-2

 正直、ボクの描いているジャズ・ヴォーカルっぽさはありません.
 部分的にジャズ・テイストはあるのですが、どうもジャズを聴いているような感じじゃないんだなぁ.

 Norah Jones のような感じとでも言うのかなぁ.


 バックの演奏なんてきちんとしたジャズっぽさがあるんですが、ヴォーカル部分が洗練され過ぎているというのか ・・・・・・・・・
 彼女の顔とぴったりマッチした感じなんですね.

 堅苦しいジャズの枠に囚われなければ、結構楽しく聴くことができます.




Sidsel Storm 002

 シゼル・ストーム : Sidsel Storm は デンマーク 出身のジャズ・シンガー・ソングライター.
 アルバム・タイトルが Swedish だったのでてっきり スウェーデン だと思っていました.
 2008 年に発表した "Sidsel Storm" が結構評判になり、日本でもいろいろなところで取り上げられたせいか人気があるようです.
 まぁ一番はその美貌でしょうか. 

 このアルバムは彼女の 2 枚目のアルバムで、日本でもかなり売れたようです.
 そしてその多くは ジャケ買い ・・・・・・・ だったようですな (笑)


 肝心の歌ですが ・・・・・・・・・・
 声はキレイなのですが、ちょっとジャズには似合わないような声って感じをうけました.
 だから、このアルバムのような "ちょっとジャズっぽい" 演奏が似合うのかもしれません.
 決して、このアルバムが悪いということではありません.



 上の写真は Disk Union で発行している "Jazz Perspective" という雑誌の創刊号の表紙に使われた写真.
 ちなみにこの雑誌の創刊号の紹介文には

 「これは、ジャズの雑誌です。ファッション雑誌ではありません。 ・・・・・」




Sidsel Storm 001

 そんな "Jazz Perspective" ですが、実はかなり前からこの雑誌のことは知っていました.
 最初に知ったのが Azumino さんの ブログ記事
 ちょうど 4 年前ですね.
 それ以降も Azumino さんのブログにはたびたび登場しています.


 Azumino さんの記事でちょっと興味持ったのですが、 Disk Union から出ていて 1,000 円もするというので特に購入しようという気にもなりませんでした.
 きっと Disk Union による、アルバム販売促進のための雑誌だろうな ・・・・・・ くらいの認識でしたし.



 ところが "ストックホルムでワルツを" を観た映画館にこの雑誌が置いてあったり、さらに Facebook のお友達 (と言っても、まったく面識ありませんが) がコラムを連載しており、最新号ではこの映画のことを書いたりしていることから、最近になってようやくこの雑誌に興味が出てきました.




Book Jazz Perspective 00221

 一冊購入したら結構面白かったので、 vol.3 から購入.
 創刊号と vol.2 は絶版で購入できませんでした.
 ちなみに創刊号に至っては、ヤフオクで 7,000 円くらいの価格設定、ただただビックリです.


 内容的には一般的なジャズの雑誌とは一線を画している感じ.
 ルーキー向けとは言い難いです.
 その分ヨーロッパなどのあまり知られていない部分を特集していたりと、読み物としても結構面白いのです.


 暇な時にパラパラしながら読むにはもってこいなので、しばらく購入してみようかと思ってます.
 ただ、少し前から価格が 1,620 円に値上がりしたようで、これについてはかなり批判的な意見が出ていました.
 製本もきれいで紙質もいいのですが、やっぱり 1,620 円はちょっと高いとボクも思っています.






 さて、年末になって大きなお買い物.
 いよいよボクも、 "L" の世界に踏み込んでしまいました.


 と言っても、少し前にブームになったアメリカ・ドラマ "L の世界" のことではありません.




2014.12.29 0010

 EF 16-35mm f/4L IS USM ・・・・・・ あこがれの 赤ハチマキ !! (最近は 赤ハチマキ ってあまり呼ばないようですが)

 11 月に注文しておいたレンズが昨日やってきました.
 当初 3 カ月待ちということでしたが、約 2 カ月.


 シロウトながらいろいろ考え、このレンズを購入.
 カメラ自体を 7D mark ll に変えようかと思ったこともありましたが、バリアングル液晶とタッチパネルはとても便利なのでボディ更新はやめて、レンズの購入でした.

 APS-C でも L 付けちゃいます、
 付けたからと言っていい写真が撮れるなんてことはありません、
 要は気持ちの問題、
 とりあえず格好からでしょ (笑)


 山の風景や街撮り中心なので、このくらいの広角ズームにしました.


 次は 6D mark ll の発売を待つだけだな.
 きっとバリアングル、タッチパネル装備で出してくれますよね、キャノンさん.




2014.12.30 0017

 さりげなくバックのアルバムを変えたりして カシャッ .


 大口径のレンズはそれだけでも迫力もの ・・・・・・・・・ それにしても重くなったねぇ.



 ということで、とりあえず平成26年のブログはこれで終了.
 今年も多くの方が拙ブログにお越しいただきまして、本当にありがとうございました.


 皆様にとりまして新年が良い年になりますように.


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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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