Joe_Pass

For Django

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 すっかり秋の気配になりました.
 日中こそまだ暑いと感じる時もありますが、朝夕はちょっと肌寒い感じさえ.
 


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 味覚の秋らしい頂き物です.

 ちょっと見ると 巨峰 のように見えますが、 ナガノパープル というブドウ.
 種なしで皮まで食べることができます.

 出荷できないブドウで 「はぶき」 とも呼ばれていますが、食べる分には全く問題なし.

 結構お値段も高いブドウで、 2 房程度で 5,000 円くらいが相場でしょうか.

 こういった はぶき でもなければとても口にできません.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ちょっと前に カーメン・マクレエ のアルバムを何枚か書きましたが、彼女のアルバムと言えば "The Great American Songbook"
 そのアルバムでご機嫌なギターを弾いているのが ジョー・パス でした.

 
 今日はそんな ジョー・パス の代表アルバムを.









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  " For Django / Joe Pass "





  1. Django
       (John Lewis) ・・・・ 3:22
  2. Rosetta
       (E.Hines-H.Woode) ・・・・ 3:07
  3. Nuages
       (D.Reinhardt-J.Larue) ・・・・ 2:35
  4. For Django
       (Joe Pass) ・・・・ 2:55
  5. Night and Day
       (Cole Porter) ・・・・ 3:46
  6. Fleur d'Ennui
       (Django Reinhardt) ・・・・ 2:57
  7. Insensiblement
       (Paul Misraki) ・・・・ 3:14
  8. Cavalerie
       (Django Reinhardt) ・・・・ 4:26
  9. Django's Castle
       (Django Reinhardt) ・・・・ 3:49
  10. Limehouse Blues
       (D.Furber-P.Braham) ・・・・ 2:14





  Joe Pass (g), John Pisano (g),
  Jim Hughart (b), Colin Bailey (dms)

  Recorded at Pacific Jazz Studios, Hollywood, October 1964.






 ジョー・パス のリーダー・アルバムはこの CD 一枚だけしか持ってません.
 彼は 1970 年代に入ってから Pablo レーベルに移籍し、多くのアルバムを残しています.

 このアルバムは Pacific レーベルでの 4 枚目のリーダー・アルバム.






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 なんで ジョー・パス 聴かないんだろう ・・・・

 よくわからないんだけれど、何となく聴かないんだなぁ.
 昔ジャズ屋では Pablo のアルバムとかよくかかっていたんだけれど.


 ジョー・パス も多くのジャズ・ミュージシャン同様に麻薬中毒の一人.
 学校を終えニューヨークに出て活動を開始してすぐに麻薬で逮捕、その後何度も刑務所を出たり入ったり ・・・・・ 20 代はほとんど刑務所生活だったようです.


 サンタモニカ の シナノン療養施設 で彼が演奏していたところを パシフィック・ジャズ の社長の目にとまり、 1961 年にレコーディングしたのが "Sounds of Synanon" .
 このアルバムが彼のリーダー・デビュー作で、すでに 32 才でした.

 その後 ノーマン・グランツ にも認められ、 「ヴァーチュオーゾ (巨匠)」と呼ばれるまでになりました.




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 ジャンゴ・ラインハルト の両親は旅芸人の一座でヨーロッパを回っており、1910 年 1 月 23 日 ベルギー の リベルシー に滞在していた時に ジャンゴ が生まれました.
 そんな旅芸人の中での生活でギターやバイオリンの演奏を身につけていったようです.

 1920 年代には パリ 周辺で暮らすようになり、その後 レコーディングなどにも参加するようになりました.
 1928 年 10 月 26 日未明、キャラバンで発生した火事を消そうとして半身に大やけどを負い、彼の右足は麻痺、左手の薬指と小指には障害が残り、ギター演奏も無理と言われましたが、独特の奏法を身に着けて復活、その後の活躍はあまりにも有名.
 上の写真の薬指と小指は拘縮したままで伸びません.


 作曲の才能もあり "Nuages" や "Minor Swing" など多くの曲を書いています.
 特に "Minor Swing" はボクが彼の曲の中でも一番好きな曲です.




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 このアルバムは ジョー・パス が敬愛する ジャンゴ・ラインハルト をトリビュートしたアルバム.
 彼の代表アルバムの一枚.


 流れるように次から次へとフレーズが奏でられます.
 力んだ感じがなく、とっても軽快な感じですが、技巧的にはかなりスゴイ.

 代表的なアルバムだけあってとっても聴きごたえありますが、変に構えなくてもサラリと聴くことができます.

 欲を言うともう少し長く演奏してほしいなぁ ・・・・・ でもそんなところが ジョー・パス っぽいのかもしれません.


 秋の夜にぴったりかな.





  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 秋の夜長は映画でも ・・・・・

 そんな感じで最近 WOWOW ばかり ・・・・・ US オープン が終わってからは海外ドラマにどっぷりなのです.

 特に北欧を舞台にしたドラマが面白い.

 今ハマっているのが スェーデン のドラマ "凍てつく楽園" シリーズ.




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 北欧のドラマと言えば "犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク" があります.
 これは元 FBI プロファイラー を主人公にしたドラマで、 1 シーズンが 8 話構成で、 2 シーズンまで観ました.


 今ハマっている "凍てつく楽園" は、3 話で一つの物語が構成されています.
 そしてメインの出演者の人間関係がずっとつながっていくのが微妙に面白い.




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 ただ難点は、順番に見ないと面白さが半減してしまうのですが、その順番が微妙にわからないところです.

 それを知らなかったので、以前観た時に第 2 話から観た記憶があります.

 最近もう一度最初の話から順おって観ていますが、もう少し順番わかるようにしておいてほしいと思う今日この頃なのです (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Seven, Come Eleven

 来週は久しぶりの 東京 .
 カメラ持ってゆっくりクリスマス色に染まりかけた街の写真でも撮ってきたいのですが、珍しく予定がびっしり.

 だったら日・月で行く予定を土曜日からの 2 泊にしようと思ったのですが、連休中でもあり目ぼしいホテルはすべて満室.




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 去年撮った 銀座 の写真ですが、今回もまったく同じ日に 東京 に行く予定.
 ちなみにこの場所は、必ず写真に収める場所だったりします (笑)


 今日の午前中、 ダメ元 で宿泊先のホテルにキャンセルの確認したら運よく禁煙ルームのキャンセルが出ており、おまけに同室にしてくれるとのこと.
 超ラッキーです.
 これで 22 日から 2 泊で行くことができます.
 そうなると時間的にも余裕ができるので、ゆっくり街歩きしてこよう.



 そう言えば、昨日 "ザ・グランド・ブダペスト・ホテル" の写真見ていて、ピンクのホテルの写真がどこかで観たような記憶があって、引っ掛かっていたんだけれど

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・ 思い出しました.


 

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 昨年の ティファニー のクリスマス用飾り付けでした.
 イメージ的に、何となく似てますよね.

 今年はどんな感じなのか、楽しみです.





 さて久しぶりにジャズ・アルバムを聴いてみましょうか.
 会場の熱狂をよそに、クールな演奏から始まるアルバムです.



 



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  " Seven, Come Eleven / Herb Ellis & Joe Pass "





  1. In a Mellow Tone
        (M.Gabler-D.Ellington) ・・・・・ 7:34
  2. Seven, Come Eleven
        (C.Christian-B.Goodman) ・・・・・ 5:09
  3. Prelude to a Kiss
        (I.Gordon-I.Mills-D.Ellington) ・・・・・ 5:35
  4. Perdido
        (E.Drake-H.Lengsfelder-J.Tizol) ・・・・・ 4:51
  5. I'm Confessin' (That I Love You)
        (A.Neiburg-D.Daugherty-E.Reynolds) ・・・・・ 5:26
  6. Easy Living
        (L.Robin-R.Rainger) ・・・・・ 4:20
  7. Concord Blues
        (H.Ellis) ・・・・・ 8:52





  Herb Ellis (g), Joe Pass (g), Ray Brown (b),
  Jake Hanna (ds)
  Recorded live at "The Concord Jazz Festival", July 29, 1973.






 今年 9 月に数枚購入した "コンコード・ジャズ・セレクション" シリーズ 28 タイトルの中の一枚です.
 昔から見た記憶のあるジャケットの印象が強いのですが、今一つ演奏は覚えていません.




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 録音されたのは 1973 年なんだけれど、そんなことを知らないまま聴いてみると、もっと以前の録音 ・・・・・・ ちょっと古めのジャンルといった感じの雰囲気です.
 1970 年代に入るとジャズの世界は多方向に進んでいきましたから、こういった演奏が逆に新鮮に聴こえたりします.
 Miles なんてバリバリのエレクトリック・サウンドしちゃっているし、 CTI を中心にしたフュージョン旋風も吹いてます ・・・・・・・・
 そんな時代に Concord が誕生し、こういう感じのストレートなジャズばかりをリリースしたということはスゴイ.



 選曲はスタンダード中心ですが、どちらかというと結構渋めの曲ばかり.

 このアルバムの中でボクが好きなのが 5 曲目の "I'm Confessin' (That I Love You)" なんだけど、こんなの完全な 中間派 とでも言うのかなぁ.
 曲自体が 1930 年頃の曲で、リズムの取り方もとても単調に進むのでそんな感じなんだな





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 ジョー・パス は数枚のアルバム持っていましたが、 ハーブ・エリス に関してはまったくと言っていいほど聴いていないし、アルバムもありませんでした.
 今年になってようやく古めの Verve 盤が廉価価格で発売されたのを購入.
 それに続いての Concord 盤でした.



 この二人も、現在は天国の人たち.
 このアルバムでは、会話も含め、息の合った軽快な演奏が聴けます.

 派手さはありませんが、ゴキゲンにさせてくれるアルバムです.







 今日も穏やかな日差しが差し込んでいます.
 でもちょっと外に出てみると昨日より寒い気がしますね.




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 今日の午前中は薄い雲が空いっぱいに広がっていました.


 すでに陽は落ちて辺りは真っ暗です.
 日曜日もあっという間に終わってしまいそうです.


 この後はのんびり映画でも観て、明日からの一週間頑張りましょうか.

The Great American Songbook


 いつもの冬っぽくないような、穏やかな毎日です.
 日中の日差しの暖かさが、冬を忘れさせてくれるようです.

 でもこういう時に限って、ドカ雪のようなキツイ一発が突然やってくるので油断禁物.



 今日のアルバムは結構無理して 完全版 を昨年購入しました.
 たしか 1 枚で 20 曲くらい入っている CD もあったはずですが、このアルバムは多少高くても絶対にこのアルバムがお勧めです.

 単に歌がうまいとかだけでなく、ライブ全体の いかにもな 雰囲気に溢れています.
 





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   " The Great American Songbook (Disk.1) / Carmen McRae "





  1. Introduction ・・・・・1:38 
  2. Satin Doll
       (D.Ellington-B.Strayhorn-J.Mercer) ・・・・・ 4:35
  3. At Long Last Love
       (C.Porter) ・・・・・ 2:27
  4. If The Moon Turns Green
       (P.Coates-B.Hanighan) ・・・・・ 4:23
  5. Day By Day
       (P.Weston-S.Cahn-A.Stordahl) ・・・・・ 2:23 
  6. What Are You Doing The Rest Of Your Life
       (M.Legrand-A.Bergman-M.Bergman) ・・・・・ 4:16
  7. I Only Have Eyes For You
       (A.Dubin-H.Warren) ・・・・・ 4:14
  8. Intriduction ・・・・・ 1:36 
  9. Melody :  ・・・・・ 9:15
    ・Easy Living (L.Robin-R.Rainger)
    ・The Days Of Wine And Roses (N.Mancini-J.Mercer)
    ・It's Impossible (S.Wayne-A.Manzanero)
  10. Sunday
       (N.Miller-C.Conn-J.Stein-B.Krueger) ・・・・・ 3:59
  11. Musical Outro ・・・・・ 0:12
  12. Introduction ・・・・・ 0:14
  13. A Song For You
       (L.Russell) ・・・・・ 4:47
  14. I Cried For You
       (A.Freed-G.Arnheim-A.Lyman) ・・・・・ 1:54
  15. Musical Outro ・・・・・ 0:26
  16. Introduction ・・・・・ 0:40
  17. Behind The Face
       (J.Rowles) ・・・・・ 2:45
  18. Introduction ・・・・・ 2:51
  19. The Ballad Of Thelonious Monk
       (J.Rowles) ・・・・・ 3:31
  20. There's No Such Thing As Love
       (A.Newley-I.Fraser) ・・・・・ 5:01





  Carmen McRae (vo), Joe Pass (g), Jimmy Rowles (p),
  Chuck Domanico (b), Chuck Flores (ds)

  Recorded live at "Donte's" , Los Angeles, November, 1971.







Carmen Mcrae 001

 カーメン・マクレエ は 1920 年 4 月 8 日、 ニューヨーク ハーレム にてジャマイカ移民の両親の間に生まれました.
 1994 年 11 月 10 日、脳卒中から呼吸器疾患を合併し死去、 74 歳でした.
 若い頃はピアニストとして活動していたので、ピアノの腕もそこそこ ・・・・・・ このアルバムの "If The Moon Turns Green" では自身がピアノを弾きながら歌っています.
 ジャズ・ヴォーカルを代表する一人です ・・・・・・・・ が、ボクはこのアルバムしか持っていません (涙)


 メンバー紹介などの MC に続く一曲目の "Satin Doll" ・・・・・・・・ 大好きな曲がとてもゴキゲンな演奏になっています.
 この一曲だけでもボクは満足してしまいそうです.
 ベースをバックにワン・コーラス、そこに他のメンバーが加わって ジョー・パス のソロ、ベースのソロ、最後にヴォーカルが加わってまたベースとのデュエット.

 こんな雰囲気に弱いのです.
 お酒飲みながら聴くこんな演奏は、間違いなく最高.



 ヴォーカルは、正直歌のうまさや違いなどよくわからないのですが、そんなボクでさえも彼女の歌のうまさ ・・・・・・ エンターテーナーとしてのうまさが、このアルバムから聴くことができます.
 一枚組の CD では、このアルバムに入っている Introduction ・・・・ MC 部分がカットされているようですが、このアルバムはこういった MC が入っているからこそステキだと思うんですよね.

 おまけにこのアルバム (国内盤です) のライナーノーツには、曲の歌詞はもちろんですが、 MC 部分もすべて記載されていますので、何となくどんなこと喋っているのかがわかります.




ZZZ LA Donte

 多分ここが、ライブの行われた "Donte's" ・・・・・・・ データが少ないので、同じ名前の違うお店かもしれません.
 こういった写真はあまりないので、見つけたら即座に保存です.


 このアルバムは、ジャズのスタンダードが中心になってはいますが、 レオン・ラッセル の "A Song For You " や バート・バカラック の "They Long To Be Close To You" (邦題 「遥かなる影」 として Carpenters が唄い大ヒットしました) といったポピュラー・ソングも入っています.
 ポピュラーと言っても、聴いてみるとジャズそのものという感じです.

 今日の紹介は一枚目ですが、二枚目もすごく素敵な演奏がたくさんあります.
 こういう素敵なアルバムでしたら、何枚組になってもまったく問題なし.





 話は変わりますが、最近になって部屋の中に積んであったプラモデルが、一気に少なくなりました.
 前から燃えないゴミに出すのはもったいないけれど、さりとてオークションなどもなかなか売れないし ・・・・・・・


 と悩んでいたのですが、あるところで知り合った大学生モデラーにみんな差し上げています.

 すでに 140 サイズくらいの箱で二つ.
 作りかけや、プラモデル本体ではないエッチング・パーツやレジン部品など ・・・・ さらには参考図書まで大量に処分です.
 少なくても、ボクの部屋で眠っているよりも作ってもらえる場所に行ったほうがプラモデルとしても本望かと (笑)


 狭い部屋ですが、だいぶスッキリしてきました.
 でも気が付くと、他のものがそんなスペースを埋めてしまうのがいつものことでして ・・・・・・・・・・・

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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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