Joe_Zawinul

8:30 / Weather Report

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 下は土曜日の午後、家の前から撮った写真.

 この日も本当に暑かったなぁ.
 っていうか、毎日こんな暑さで体がおかしくなりそうですね.




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 先日久しぶりに 腐女子 からコメント.
 またどこかに行って、お土産のことかと読んでみたら ・・・・・・



 なんと、ボクの家の近所に咲いている花の写真撮ってこい、と.

 普段お土産もらっているから、仕方なく炎天下の焼けるような暑さの土曜日の午後、撮ってきました.




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 70-200 mm を使うのも久しぶりかな.

 花の撮影は難しい.
 ピント一つにしてもどこに置けばいいのかよくわからない.
 被写界深度も ・・・・ どのくらいに絞るのがベストなのか.


 構図を考えるのはもちろんですが、最近では撮る前にこんな写真にしたいといろいろ考えるようになりました.
 一応進歩はみられるかな.




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 結構色被りもありますが、このくらいなら補正なくてもいいかな.




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 こういう暑い日はちょっと涼しげな高原の野原に横になって、ご機嫌なフュージョンでも聴いてるのがいいなぁ.

 遠い昔の "ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾" みたいな ・・・・

 そしてこんなグループが登場したら最高だろうな.






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  " 8:30 / Weather Report "





  Disc 1:
  1. Black Market
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 9:47
  2. Scarlet Woman
       (A.Johnson-W.Shorter-J.Zawinul) ・・・・・ 8:42
  3. Teen Town
       (Jaco Pastorius) ・・・・・ 6:03
  4. A Remark You Made
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 8:01
  5. Slang
       (Jaco Pastorius) ・・・・・ 4:45
  6. In a Silent Way
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 2:47

  Disc 2:
  1. Birdland
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 7:13
  2. Thanks for the Memory
       (L.Robin-R.Rainger) ・・・・・ 3:33
  3. Medley: Badia / Boogie Woogie Waltz
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 9:32
  4. 8:30
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 2:36
  5. Brown Street
       (J.Zawinul-W.Shorter) ・・・・・ 8:34
  6. The Orphan
       (Joe Zawinul) ・・・・・ 3:17
  7. Sightseeing
       (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:34





  Joe Zawinul (key.synth.perc.vocoder), Wayne Shorter (ts.ss),
  Jaco Pastorius (b.perc.ds), Peter Erskine (ds)
  Erich Zawinul (perc.Disk 2 # 5)





 Weather Report 通算 10 枚目のアルバム.

 このアルバムは 2 枚組で、2 枚目 4 曲目から 7 曲目 (アナログ盤では B 面の 4 曲) はスタジオ録音です.

 ライブ音源は 1978 年秋のツアーからで、詳細データはわかっていませんが、ほとんどのトラックは 11 月 28 日に行われた カリフォルニア州 ロング・ビーチ "ザ・テラス・シアター" のものというのが研究家の中では通説のようです.





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 アルバムタイトルは、当時彼らのコンサート開演時間が 8 時 30 分だったところから付けたようです.


 二枚目の "Birdland" もとても好きな曲ですが、やっぱり "Black Market" でしょう.
 このアルバムのようなイントロが流れただけで、テンション・マックスという感じです 

 とにもかくにも ・・・・・・ ジャコ・パストリアス .
 彼がぐいぐい引っ張っていく感じで、躍動感半端ない.

 このベースだけ追っかけて行ってもすごく楽しめる演奏です.


 そういえば You Tube で Live at Montreux 1976 での "Black Market" 映像を観たんだけれど、なぜか ジャコ の顔が全く映らない ・・・・・ なんなんだろう.




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 正直このグループでの ウェイン・ショーター は、 マイルス・グループ や Blue Note での演奏に比べると今一つ好みじゃない部分があります.


 二枚目の 2 曲目のソロ "Thanks for the Memory" もちょっと苦手だなぁ.
 だからどうしても、キーボードやベースに注目がちになってしまうかな.


 このアルバムは グラミー賞 の "最優秀ベスト・フュージョン・パショーマンス賞" になりましたが、 ジョー・ザビヌル は マイルス 同様にフュージョンという枠に入れられるのをすごく嫌がっていたようです.





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 一世を風靡したグループのライブの模様が楽しめるアルバム.
 今聴いてもとてもご機嫌なアルバムなのです.


 多くのメンバー・チェンジを繰り返してきたグループですが、やっぱりこのメンバーの演奏が一番好きかなぁ.




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 夕方 6 時過ぎの 電柱のある風景 です.

 久しぶりの曇り空って感じで、今日は午前中からとても過ごしやすかった.
 台風接近の影響か、結構風がありますがとても気持ちのいい風です.

 おかげで草刈り作業も無事完了です.




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 そういえば EOS学園 の友人 Toki さんが、 EF 16-35mm F4L IS USM という、ボクがいつもメインにしているレンズを買ったようです.
 ボクがこの レンズ 買ったのが 2014 年の 12 月 ・・・・・ ものすごく前のような気がしますが、このころから本格的にカメラ ・・・・ いやいや、写真の道に迷い込んでいきました.

 あの頃はまだ EOS 70D 、それがすぐに EOS 7D Mark ll になって、今では EOS 5D Mark lV です.



 少し前には同じく EOS学園 の Kusa さんが EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM を購入したようですし ・・・・・・

 みんな嬉しそうに Facebook にアップしていましたが ・・・・・ 羨ましい限り.



 ボクは PC 購入したのでしばらくはレンズ沼の周りをうろつくだけです.



 しっかし ・・・・・

 自分も含めて 「どんだけぇ〜〜」 って感じですね (笑)





 8/8 追記:
 腐女子 のリクエストで ケイトウ の写真.




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 色が重なり合っちゃって、いい写真じゃないですが ・・・・




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Black Market

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 今頃ですが ・・・・・・

 新年明けましておめでとうございます !




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● 元旦の朝 ●

 今年の初日の出はこんな感じの霧がかかったような感じで、全く観ることができませんでした.
 ここ数年は東から顔をのぞかせる初日の出を観れたのですが ・・・・・・

 ちなみにこの電柱は、昨年我が家の下に新築住宅が建設され、そのための電柱.
 家から 蓼科山 を撮ると、今までは雑木林しかなかったのですが今度は家の屋根や、この電柱が入ってしまいます.

 まぁ仕方ないんだけれどね.



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 こちらは同じ元旦 ・・・・ 最初の写真の約 1 時間後に、今働いているスキー場で撮った写真です.
 山まで登ってきたら雲一つない快晴.
 とても穏やかな、比較的暖かな元日でした.


 年末からずっとここで仕事をしているので、今年はいつにも増して年末年始らしさを感じないお正月になってしまいました.

 おかげで今年初のブログも、ようやく更新という体たらく ・・・・・


 でも、昨年までの無職でだらけた生活に比べればずっときちんとしているなぁと実感なのです.




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 さて今年初めてのアルバム.
 ちょっと重いアルバムは、疲れた身体には応えそうなので思いっきり軽快に.


 スキー場に通うようになって、とても天気予報が気になり始めました.





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  " Black Market / Weather Report "





  1. Black Market
      (Joe Zawinul) ・・・・・ 6:29
  2. Cannon Ball
      (Joe Zawinul) ・・・・・ 4:38
  3. Gibraltar
      (Joe Zawinul) ・・・・・ 7:47
  4. Elegant People
      (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:04
  5. Three Clowns
      (Wayne Shorter) ・・・・・ 3:22
  6. Barbary Coast
      (Jaco Pastorius) ・・・・・ 3:09
  7. Herandnu
      (Alphonso Johnson) ・・・・・ 6:36






  Joe Zawinul (p.el-p.synth), Wayne Shorter (ss.ts),
  Alphonso Johnson (el-b), Jaco Pastorius (# 2 & 6: el-b),
  Narada Michael Walden (#1 & 2: ds),
  Chester Thompson (# 3-7: ds),
  Alex Acuna (# 2-5, 7: conga.perc), Don Alias (# 1 & 6: perc)

  Recorded at Devonshire Sound, North Hollywood, CA,
        December, 1975 – January, 1976.





 Weather Report として 7 作目のアルバム ・・・・・ スタジオ録音としては 6 作目.
 何といってもベーシストである ジャコ・パストリアス が初めて参加したことでも有名なアルバム.
 ちなみに次の "Heavy Weather" からは正式にメンバーとしてグループに加入しています.

 奇しくもこの "Heavy Weather" を紹介したのが 5 年前の 1 月 3 日でした.
 これはまったくの偶然で、リンクさせようと思ったら気が付いた次第.





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 なんたってタイトル曲.

 この頃はこういった クロスオーヴァ― or フュージョン 系のジャズは全く聴いていませんでしたが、このタイトル曲だけはいろいろ耳にした記憶があります.

 このアルバムはいろいろなイメージの曲で構成されている感がとても強い.


 軽快なビートの 1 曲目と 6 曲目の "Three Clowns" では全く雰囲気が違ってます.

 ウェイン・ショーター の楽曲ってちょっと独特な印象うけるんだなぁ.
 もちろん好みの曲もいっぱいあるけれど、微妙と感じる曲も結構ある (笑)
 だから "Super Nova" なんかもちょっと買えずにいたりします.




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 2曲目はタイトル通り ジュリアン・キャノンボール・アダレイ に捧げられた曲.
 ジョー・ザヴィヌル と キャノンボール といえば "Mercy, Mercy, Mercy !"


 それにしても、久しぶりに聴いてみると ジャコ・パストリアス のインパクトはやっぱり大きいな.
 たった 2 曲だけの参加なんだけれど、とても大きなインパクトを残しています.


 この後 "Heavy Weather" で新たな Weather Report を聴くことができます.





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 さて昨年 12 月の映画鑑賞は 14 本で、一年間では 180 本という数でした.
 2016 年よりも若干増えています.
 特に シニア割 の対象になったので、映画館観賞も増えています.



  パッセンジャー
  魍魎の匣
  ジャスティス・リーグ
  スターシップ・トゥルーパーズ
  スターシップ・トゥルーパーズ2
  Mr.&Mrs. スパイ
  第9地区
  スター・ウォーズ/最後のジェダイ
  アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
  ドクター・ストレンジ
  激流
  アサシン クリード
  グランド・ブダペスト・ホテル
  パリより愛をこめて



 この中での一本ですが、久しぶりに観た "激流" がとてもよかったし、超 B 級作品の "Mr.&Mrs. スパイ" は ガル・ガドット の魅力全開って感じでもありました.

 そんな中での一番は ・・・・・・・・・・・・・・




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 まぁこれは仕方ないだろうな.

 突っ込みどころ満載で、正直 「最高 !」 とは言えませんが.


 今回の作品はとにかくいろいろ入れすぎ感がとてもあります.
 もっとシンプルに、勧善懲悪な映画でも十分楽しめるはずだと思うんだけれど.


 それでも映画に対する期待度もすごく大きいし、映像を観ていても単純にワクワクできるところはさすがといったところでしょうか.




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 人生初の IMAX 鑑賞はできませんでしたが、 TCX + Dolby ATMOS + プレミアボックスシート での鑑賞はとても映画を楽しむことができました.

 これも シニア割 あってのことと、喜んでいいのか ・・・・・・


 今年もいい映画をたくさん観ようと思っています.

 ちなみに 2 日の夜、少し前に届いた廉価価格の Blu-ray 版 "ブルー・マックス" を観ましたが、映像がきれいなのと、こんな大作だったっけと二つの驚き.

 やっぱり映画はいいなぁ.




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In A Silent Way

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 今日は夏の日差しが戻り暑い一日になりましたが、めっきり涼しくなりました.
 この時期、眠るときはタオルケットお腹にかけているんですが、数日前には足の先が寒いくらい.



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  ● 写真は てぴっくす さんの ブログ からお借りしました ●

 そう言えば、今年夕立 ・・・・・・ というか、雷の発生がほとんどなかった気がします.
 いつもだったら毎日のように午後になると黒い雲が広がり、遠くからゴロゴロ ・・・・・・・・

 そんな雷や土砂降りの雨を、今年は見た記憶がないような気がします.

 8 月になって夕立ってあったっけ ?

 本当に不思議な夏ですが、もう家の周りには秋の気配が.





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 このアルバムはずっと前にも書いたことがあります.
 でもその頃とは聴いた感じが全然変わっているのでもう一度.






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  "In A Silent Way / Miles Davis"





  1. Shhh / Peaceful
           (Miles Davis) ・・・・・ 18:16

  2. In A Silent Way / It's About That Time
           (Joe Zawinul / Miles Davis) ・・・・・ 19:51





  Miles Davis (tp), Wayne shorter (ss),
  John McLaughlin (el-g), Chick Corea (el-p),
  Herbie Hancock (el-p), Joe Zawinul (org),
  Dave Holland (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at Columbia Studio B, NYC, February 18, 1969.






 あの問題作と言われた "Bitches Brew" の直前の作品です.
 アルバム全体がどこか牧歌的な雰囲気で、一般的な評価はそれほど高くありませんでした.

 ボクもこのアルバムの前に吹き込まれた "Filles de Kilimanjaro" の演奏のほうがずっと好きでした.
 ただしそれはちょっと前までのお話し.





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 この時期の一番大きな出来事は、黄金のクインテットとしてマイルス・グループの一世代を築いていたリズム・セクションがガラリと変わったことでしょうか.


 まず ハービー・ハンコック ですが、 1968 年 8 月に新婚旅行のため ブラジル を訪れた際食中毒を患い帰国できなくなり、その穴埋めに チック・コリア がグループに参加しました.
 この辺り、それが原因でグループを追い出されたのかは当事者の証言にもいろいろ食い違いがあるので何とも言えないところです.

 現にその後のこのアルバムでも ハービー・ハンコック は参加しているわけですし.
 

 ベースの ロン・カーター ですが、この頃になると自身も多忙になりライブでも参加できないことが多くなり、さらにはマイルス・グループのエレクトリック化にもジレンマを感じ退団、ごくわずかの期間 ミロスラフ・ヴィトゥス が参加し、 1968 年 7 月からは デイヴ・ホランド に変わっていきます.


 1968 年 12 月にはドラムスの トニー・ウィリアムス が退団、 ジャック・デジョネット に変わりました.
 本来このアルバムではその時のメンバーでもある ジャック が参加するのが当然ですが、この録音にはギターの ジョン・マクラフリン の参加があり、彼のギターとの相性から トニー・ウィリアムス が叩いているようです.



Embed from Getty Images

 そしてなんといっても ジョー・ザヴィヌル の参加.
 これによって、その後の Weather Report 結成の道ができていきます.

 キーボードが 3 人、別々のリズムを刻んでいくというのも今聴いてみるととても面白いし、独特の音の広がりがいい感じ.
 テーマ部とアドリブの明確な線引きもないため、ともするとただダラダラ続いていくような演奏に聴こえてしまうかもしれません.


 それとギターの ジョン・マクラフリン の参加です.
 これまであまり気にもかけませんでしたが、この演奏の中でのギターって結構効いている感じなのです.


 ボクはこのアルバム好きになりました、演奏も大好きです.


 "Filles de Kilimanjaro" の次のアルバムという位置付けですが、実際はこの二つのアルバムの間には 4 つのスタジオ・レコーディングが行われており、それらの演奏は数年後に発表されています.




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  ● "Filles de Kilimanjaro" のモデル、ベティ・メイブリー ●

 この "In A Silent Way" にも発表されなかっら多くの演奏があり、後年 "Complete in a Silent Way Sessions" というタイトルで 3 枚組で発売されました.
 このボックスは総じて評価がとてもいいアルバムです.

 こちらのアルバムも以前から購入しようと思っているんですが、ちょっとお値段が ・・・・・・

 EU 盤だとちょっと安いんだけれど、作りも全然違うし


 今回の記事に当たっては、かなりの部分で "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫 著)" を参考にさせていただいております.




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 そして今、この "In A Silent Way" 演奏し、アルバムを作ったグループがいます.

 Selim Slive Elementz については以前ご紹介いたしましたが、とうとうレコード (CD) 発売です.




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 はい、あの 小川隆夫 氏がプロデュースして結成したバンドです.
 あの話を最初に聞いてその頃のデモテープを聴いた時には、ほとんど冗談半分だと思っていましたが ・・・・・・・・
 まさかマジでこんなことになるとは.


 9 月には 渋谷 での "東京ジャズ 2017" にも出演.
 まぁ 小川さん を除いたメンバーは一流ミュージシャンばかりだから、少ない練習でもこれだけの演奏になっちゃうんですね.

 すでに You Tube にもライブでの "Double Image (excerpt)" の映像がアップされています.
 ただしこの演奏は、今日の "In A Silent Way" の演奏とはかなり違った演奏です.




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 こちらがそのアルバム.

 Amazon ではまだ予約・購入できませんが、 HMV や ディスク・ユニオン などでは予約できます.
 8 月 23 日発売です.

 ちなみにボクは、次に小川さんと会った時に直接購入します.
 本人曰く 「 5 枚くらいまとめて購入しないとご利益がない」 と言ってましたが、とりあえず家内安全を祈願して 1 枚だけ買わせていただきます (笑)


 どんな "In A Silent Way" が聴けるのか、今からとても楽しみです.




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 一昨日届いた CAPA の記事の中に 「超広角レンズ使いこなし 超 テクニック」 という記事がありました.
 超広角レンズを使って、それぞれのジャンルでの撮影のポイントや注意点を解説したものです.
 ポートレートについては 増田賢一 氏が書いていましたが、それを読んで超納得.

 以前 "築地ラビリンス" の中でも書きましたが、 EOS学園 の撮影実習ではボクと S 氏は 土屋先生 から 「これからも広角に拘ってもらう」 というミッションが出てしまいました ・・・・・ まぁ半分くらいは冗談のつもりでしょうが (笑)

 だからこれからの撮影実習も超広角持って行くつもりなのですが ・・・・・・・

 これがねぇ、とっても難しい.


 今までも超広角レンズで歪みを極端に表現した作品作りましたが、本当に難しい.
 今回の記事に書いてあることすべてを肌で体験しています.




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 とにかく余計なものまでみんな飛び込んでくるから、まず背景となる構図をしっかり作らなくちゃいけない.
 背景ができても、今度はモデルさんとの距離やレンズの位置が少し変わっただけでも、作品がガラリと変わってしまうのでそれも考えなくちゃいけない.
 さらに超広角独特の歪みも考えないと ・・・・・・・・・
 

 久しぶりに ウンウン 頷きながら読んだ記事でした.

 
 ただいま 30 日の講評会用作品作りの真っ最中.
 RAW から作品作りしてますが、ディスプレイとプリントの微妙な差もあったりで色の微調整で四苦八苦.

 どうなるかなぁ ・・・・・・・・・・・・・ ぼそっ.



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Weather Report

 一昨日の午後、風邪をひきました ・・・・・・・・ 間違いなく一昨日の午後から (笑)


 一昨日の午後になって喉の痛みが出てきて、夜になっても全然改善なし.
 これは風邪だな、って ・・・・・・・ 昨日の朝になったら鼻水も出てきて.

 熱が出なければいいんだけれど.


 先週末からの疲れでしょうか.




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 写真は昨日の朝ですが、どんよりしたお天気.
 昼間は少しパラパラした程度で、夜にはちょっとまとまった雨がおちてきました.


 今朝も曇り空で 蓼科山 も写真のように雲の中って感じです.



 気温の変化が大きいから、ちょっと油断していると体調を崩してしまいそうです.
 月曜日の昼、 東京 から帰ってきて 上田駅 に降りたらムッとするような暑さでした.




 さて、先日書いた ウェザー・リポート ですが今日は記念すべき第一作目です.
 中期のヒット作 "ヘビー・ウェザー" や "ブラック・マーケット" とは、かなり雰囲気が違います.


 


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  " Weather Report "





  1. Milky Way
         (W.Shorter-J.Zawinul) ・・・・・ 2:31
  2. Umbrellas
         (W.Shorter-M.Vitous-J.Zawinul) ・・・・・ 3:25
  3. Seventh Arrow
         (Miroslav Vitous) ・・・・・ 5:21
  4. Orange Lady
         (Joe Zawinul) ・・・・・ 8:42
  5. Morning Lake
         (Miroslav Vitous) ・・・・・ 4:26
  6. Waterfall
         (Joe Zawinul) ・・・・・ 6:18
  7. Tears
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 3:23
  8. Eurydice
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:45






  Wayne Shorter (ss), Joe Zawinul (el-p),
  Miroslav Vitous (b.el-b), Alphonse Mouzon (ds.voice),
  Airto Moreira (perc)






 ウェザー・リポート のデビュー・アルバムです.
 録音は 1971 年の 2 月に行われています ・・・・・・・・ ほぼ半世紀近くも前のアルバムです. 

 さすがにこのアルバムはリアル・タイムに聴いてはいませんが、こんなアルバムが出てきたという衝撃は大きかったと容易に想像でします.
 "ダウンビート" 誌の読者投票で 最優秀ジャズ・アルバム に輝いてもいます.






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 今回初めてライナーノーツを読んでみて、ビックリしたのは、あの ビートルズ が シェイ・スタジアム 公演を行ったのが 1965 年で、そのわずか 6 年後にこのアルバムが録音されたということです.


 音楽性の違いはともかく、とても新しい音楽になっているのがわかります.
 イメージとして ビートルズ というとかなり古い感じを受けますが、その数年後にはこんな音楽が作られていたのかというちょっとした驚きがあります.
 今こうしてアルバムを聴いていても、その斬新さはよくわかります.


 ライナー・ノーツには、このグループ発足当時のマネージメントを シド・バーンスタイン に頼んだことが書かれており、そこにこの ビートルズ 公演のことについてが触れられていました.
 その シド・バースタイン は ビートルズ を アメリカ に紹介した立役者としても有名で、前述の シェイ・スタジアム 公演は史上初めて行われた野球場での音楽コンサートでした.




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 このアルバムはかなり抽象的な感じを受けるアルバムです.
 ボクにとっての Weather Report の音楽的な印象としては、どうしても中期あたり ・・・・・・・ ジャコ・パストリアス が活動していた頃になります.

 それに比べると、こののデビュー・アルバムはかなり演奏が違っています.
 まぁ録音された時代が時代です、 マイルス・デイヴィス のエレクトリカル・サウンドにとてもイメージが似ています.


 今 小川隆夫 氏が本気になって活動している "Selim Slive Elementz" のような雰囲気でしょうか.
 ちなみにこちらのグループはもうじきアルバム発売、さら 渋谷 WWW X で、 9 月 1 日から開催される 第 16 回 Tokyo Jazz Festival ( 通称 Tokyo Jazz ) への出演も決まっています.
 何年か前にこの話を聞いた時には、完全に趣味の世界だと思っていましたが、まさかこんなことになるなんてねぇ (笑)



 特に 1 曲目 "Milky Way" が抽象的すぎる.
 余韻の長い ザヴィヌル のキーボードから発せられる音が続いていくだけです.

 打楽器が一度、ホーンが一音だけ入りますが ・・・・・・・ あとは静寂感漂うキーボードの音だけ.
 抽象的でもあり、アブストラクティブでもあり.






 このアルバムが作られた当時、ジャズのこういったグループに個人名以外の名前を付けて活動することは比較的珍しかったようです.
 ほとんどが "だれだれのグループ、だれだれのクインテット ・・・・・" っていうのが一般的.

 でも "The Three Sounds" なんていう有名なグループもありましたが ・・・・・



 この Weather Report は特にメンバーの変動が大きいことでも有名です.
 このアルバムの作られた 1971年だけみても、パーカッション奏者が入れ替わっています.
 ドラムス も固定せず、何人ものドラマーがこのグループに入っています.

 ダイアナ・クラール の伴奏でも有名な ピーター・アースキン もそのうちの一人です.


 さらにベースも Miroslav Vitous → Alphonso Johnson → Jaco Pastorius → Victor Bailey へと.

 1986 年にはオリジナル・メンバーの一人だった ウェイン・ショーター も脱退し、ほとんど ジョー・ザビヌル・バンド といった感じになり、 1987 年にバンドとしての活動は終焉迎えます.




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  ( "Ed Freeman Fine Art" から )

 以前からこの "Weather Report" のジャケット写真がすごく気になってました.

 このジャケットは CG とかではなく、 Ed Freeman というカメラマンが撮った写真が使われているようです.
 厚いガラスに入ったヒビのようですが、正確なところはわかりませんでした.


 この エド・フリーマン について少し調べると、 "Desert Realty" や "Urban Realty" といったまるでジオラマのような建物を撮った作品にぶつかりました.
 上の写真がその一枚ですが、アルバム・ジャケットの写真と作品のイメージが全然違うんです.


 でももっと調べていくと "Abstract Faces" 、 "Abstract Nudes" 、 "Curvatures" といった、幾何学的なイメージや抽象的な作品も出てきました.
 おまけに ビートルズ 最後のツアー・マネージャーも務めたと書いてあるので、やっぱりこの人かな.
 ここでもちょっと ビートルズ につながっています.


 いろいろ調べてみたものの、今日のアルバムジャケットについての記載はありませんでしたが、きっとこの写真家が撮影したものだと思います ・・・・・・・・ ただし 100% そうなのかはわかりません.





 たった今、メールでニュースが飛び込んできました.




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  ( Canon ホームページから )

 やっと EOS 6D Mark ll の発売です.

 2620万画素、765g、常用 ISO 感度 100 ~ 40000、バリアングル&タッチパネル ・・・・・・・

 これは売れそうですね.

 特に軽量というのが女性にとっても助かるんじゃないかな.


 それと何といってもバリアングル.
 先日の撮影実習でもバリアングルだったらなぁ ・・・・・・・・ でした.

 
 予想本体価格 225,000 円は、まぁそれくらい行くかなという感じ.


 ボクはかなり無理して 5D Mark lV を購入しましたが、購入時期が今だったらかなり考えちゃう.

 6D Mark ll も全然ありでしょう.

Mr. Gone / Weather Report

 久しぶりに梅雨らしい雨が降っています.
 昨日も夏のような暑さだったので、今日は寒いと感じるくらいです.




 最近、ちょっと怠けすぎかな ・・・・・・・・

 写真ばかりでなく、そろそろ違う活動もしないと.

 ということで、ほぼ 1 年ぶりに講習会のインストラクションを再開していきます.

 昨年、すべての活動を止めようと思って一度協会を退会、関係していた Facebook の友達を一気に 100 人以上切ってしまうという暴挙に出たりもしました.


 ところがその後、大人の事情というか ・・・・・・・・・・ いろいろとありまして ・・・・・・・・・




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 ライセンス期間も十分にあったこともあり、結果的に協会に復帰し、活動再開となりました.
 5 月には事前の学習も含め二日間 千葉 でお勉強.


 最近今までの復習を兼ねて勉強しているんですが ・・・・・・・・ 連続は 4 時間くらいが限界.
 昔は丸一日やったこともあったのに、こういったお勉強にも少し慣れていかないといかんなぁ.


 これからは回数こそ多くないものの、以前よりも広範囲な活動になりそうでこの先どうなることやらねぇ.






 さて先日の "V.S.O.P." に続き、 "Head Hunters" のことでも書いてみようかと思いましたが、気が変わりほんの少しだけ方向転換.
 それでも同じ 70 年代を代表するグループ.

 アルバムタイトルは当然ですが ニッサン とは関係ありません (笑)






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  " Mr. Gone / Weather Report "





  1. The Pursuit of the Woman with the Feathered Hat
             (Joe Zawinul) ・・・・・ 5:02
  2. River People
             (Jaco Pastorius) ・・・・・ 4:50
  3. Young and Fine
             (Joe Zawinul) 6:55
  4. The Elders
             (W.Shorter-J.Zawinul) ・・・・・ 4:19
  5. Mr. Gone
             (Joe Zawinul) ・・・・・ 5:21
  6. Punk Jazz
             (Jaco Pastorius) ・・・・・ 5:08
  7. Pinocchio
             (Wayne Shorter) ・・・・・ 2:26
  8. And Then
             (J.Zawinul-S.Guest) ・・・・・ 3:21





  Weather Report :
   Joe Zawinul (el-p.key), Wayne Shorter (ss),
   Jaco Pastorius (b.ds: # 2), Peter Erskine (ds: # 1 & 7)

  Guest :
   Tony Williams (ds: # 5 & 6), Steve Gadd (ds: # 3 & 8),
   Manolo Badrena (voice: # 1), Jon Lucien (voice: # 1),
   Deniece Williams (voice: # 8), Maurice White (vo: # 8)

  Recorded at Devonshire Sound Studios, CA, May 1978.







 1978 年に発表された、 Weather Report 7 枚目のスタジオ録音アルバムです.
 1971 年にグループが結成され、以降ほぼ 1 年に一枚のアルバムを発表しています.

 録り込んだジャケット写真がかなり白っぽい感じだったので、ちょっとトーンを落としてあります.





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 "Heavy Weather" については以前 ( ・・・・ 今回改めて見てみたら、なんと 5 年も前なんだ ) 取り上げましたが、他にもデビュー作 "Weather Report" 、 "Black Market" 、 "8:30" ・・・・・・・ など有名なアルバムがたくさんあり、それらのほとんどがもまだここで取り上げていません.

 なのにちょっとひねくれながら、結構マイナーな作品を選んでみました.


 マイナーとは言うもののそこそこ売れたアルバムです.
 このアルバムが発売された頃は、ボクもちょうどジャズを聴き始めた頃で、このグループのアルバム・ジャケットはいろいろなところで目にしました.


 ただ、その頃はシリアスなジャズじゃなければジャズでないというような感じがジャズ屋全体を包み込んでいたので、この時期に彼らの演奏を聴いた記憶はありません.
 ただジャズ屋では聴かなかったものの、いろいろなところでこのグループの演奏は耳に入ってきました.

 意識して彼らの演奏を聴いたのはそれから 10 年くらいしてかな.

 アルバムを集めだしたのだって 2012 年以降ですし.






 さてこのアルバム、評価がすこぶるよくない.

 1 曲目の "The Pursuit of the Woman with the Feathered Hat" (邦題 : "貴婦人の追跡" ) なんか、途中 アフリカ の大地を思わせるようなちょっと面白い曲で、ボクはこのアルバムの中で一番好きなんだけれどな.


 前作の "Heavy Weather" が大ヒット.
 それに続く作品だっただけに、期待もかなり高かったのでしょう.
 さらにこのアルバムでは トニー・ウィリアムス と スティーヴ・ガッド という、その当時のトップドラマー二人も参加しています.

 ・・・・・・ がっ、発表してみたら評価が今一つ.


 発売当時、 ダウンビート 誌のアルバム評価で最低点の星一つだったというのは有名なお話し.







 聴いてみると全体的にまとまりがないというか ・・・・・・・・・ パッとしないんだなぁ.
 後年他のミュージシャンにカバーされるような曲も入ってはいるんですが ・・・・・・・・・

 前作がよく出来すぎていた感じなので、どうしてもそれを基準に聴いてしまう感じもあるんだろうけれど.

 ただ ジョー・ザビヌル 自身は、当時のインタビューでも 「F●ck you ! 俺たちはやりたいことをやるだけさ.同じことはしない ・・・・・」
 だから、それはそれでいいのかもしれません.


 土屋先生 的には 「次回に大きく期待 !」 って感じかな ・・・・・・・・ (笑)









 長野県 東御市の風景 その 17.
 今日は以前書き忘れた旧 北御牧村 地域の交通事情です.



TomiShi003

 この地図にある 千曲川 が以前の 境 で、上 (北) が旧 東部町 地域で、下 (南) の部分が旧 北御牧村 になります.
 前にも少し書きましたが、 北御牧 地域は東西に 御牧原 と 八重原 という二つの台地があり、その間を 鹿曲川 (かくまがわ) が南から北の 千曲川 に流れ込んでいます.
 その 鹿曲川 と平行に 佐久市 に抜ける道路があり、道路沿いには集落があります.

 通称 久保通り と呼ばれ、以前は旧 東部町 方面から 佐久市 に行く際この道路を多くの人が使っていましたが、最近は他の道路整備がされ以前ほどの利用は無いような気がします.




0R9A998901

 写真は 鹿曲川 で、南から 佐久市 方向を撮っています.
 写真の水量はそれほどありませんが、ちょっとした豪雨などでも一気に増水します.


 この 久保通り も数年前に一部区間でバイパス整備がされました.
 以前からの道路は、特に集落中の道路が狭く、大型車などくると擦れ違いするにも大変な場所などありました.

 この道路は佐久市望月 や 立科町 へと続いています.

 また、 千曲川 に平行に走る道路があり 小諸市 へ抜けることができます.




0R9A99850202

 実はこの 北御牧 地区を 北陸新幹線 が通っています.

 通っていると言っても、二つの台地はすべてトンネルで地下を通過、唯一地上に出るのがこの 鹿曲川 部分で、上の 鹿曲川 の写真の一番奥に見える橋がその部分です.

 当然ですが人が立ち入らないように何重にもロックされています.


 二つの台地にもメインとなる道が走っていますが、台地なので何をするにも降りなければなりません.
 その部分が少し不便かなぁ.


 台地の上は本当に開放感があり、 蓼科山 や 八ヶ岳 をより近くで見ることができるので住むには本当にいい環境なんですがね.




  ≪追記≫

0R9A9994

 バイパスの写真をアップし忘れたので最後に貼っておきます.

 南から 旧 東部町 方向を撮ってあります.

Heavy Weather

 年賀状を送ることのできなかった皆様へ、新年のご挨拶.
 毎年お馴染みの Alfons Maria Mucha です.




DSC_1365

 そんな年賀状の周りに、脈絡のないアルバムが並んでいますが、じつはこれ今日届いたアルバムたち.
 年末に 「輸入版 881 円 ・・・・・」 なんてメールが Amazon から届いてしまったので、何気なくホームページをのぞきながら、何気なく Click してしまったアルバムです.
 今年はお金を少し貯めて、アンプを買おうと思っていた矢先にこれだものねぇ ・・・・・ 汗.


 それにしても、我ながら呆れるくらい脈絡のない買い方です.
 本当は、 "Tenor Man / Lawrence Marable" と "Boston Blow Up / Serge Chaloff" というストレート・アヘッドな 2 枚が欲しくて、そのついでに注文した 5 枚が先に届いてしまいました.
 さすがのこの 2 枚に関しては、国内発売の 999 円シリーズですが、 それにしてもみんな安い.
 写真の 5 枚も、すべて 800 円台です.
 まぁ、だから買ったという感じでもあるんですがね ・・・・・・ 自己弁護.



 ボクの家の周りは、昨日も雪が降ったものの積雪までには至っていません.
 でも周りの山々を見ると、かなり白くなっていますね.
 特にこの数日は山も荒れ模様のようでした.

 そんな中、山岳遭難のニュースがどんどん飛び込んできます.
 ボクはルーキーそのものなので、とても冬山に登ろうとは思いませんが、ニュースを観ていると素人目にも 「どうも認識が甘いんじゃないの?」 って思うような感じ.
 基本的に山は自己責任の世界です.
 寒くて動けなくなったから携帯で 110 番して救助要請 ・・・・・・ 、まぁ命が助かったのだから間違いではないでしょうけれど ・・・・・・・・ なんだかなぁ.


 野沢温泉の遭難なんて、呆れてものも言えません.
 立ち入り禁止のロープを越えてスノーボード、そして違う沢に下りて帰れなくなる.
 幸い、野沢温泉は立ち入り禁止地区に入った遭難者の救助費用は遭難者が支払うと村の条例で決まっています.
 今回の救助にも適用されるようです.
 救助者は表層雪崩の危険のある中、こういったおバカさんを救助に行かなくてはならないということを考えると、当然でしょうね.
 立ち入り禁止のロープを越えるということは、何が起きても自分で責任を取るということ ・・・・・ 遭難しても捜索不要の念書でも書いて越えていってほしいですよね.


 雑誌なども、新雪、パウダースノー ・・・・・ なんてことばかり書いているんじゃなくて、もっと自然というものが相手で、一つ間違えると生命にもかかわることももっと周知させるべきじゃないのかなぁ.





 そんな悪天候にちなんで ・・・・・・
 そのままズバリ、グッド・タイミングで CD 到着でした.






Weather001






   " Heavy Weather / Weather Report "





   1. Birdland   
            (J.Zawinul) ・・・・・ 5:57
   2. A Remark You Made   
            (J.Zawinul) ・・・・・ 6:51
   3. Teen Town
            (J.Pastorius) ・・・・・ 2:51
   4. Harlequin   
            (W.Shorter) ・・・・・ 3:59
   5. Rumba Mama   
            (Badrena/Acuna) ・・・・・ 2:11
   6. Palladium   
            (W.Shorter) ・・・・・ 4:46
   7. The Juggler   
            (J.Zawinul) ・・・・・ 5:03
   8. Havona   
            (J.Pastorius) ・・・・・ 6:01




  Wayne Shorter (ts.ss), Joe Zawinul (el-p.p.synth), 
  Jaco Pastorius (el-b), Alex Acuna (ds), 
  Manolo Badrena (perc)
  Recorded Devonshire Sound Studios, North Hollywood, CA.






 今年からちょっとデザインを変更し、ジャケット写真をできるだけ大きめにアップすることにしました.
 それに伴って作曲者と演奏時間も、可能な限り表記していこうと思います.
 ただ時間については、実際の再生時間が違ったりしていますので、ボクの CD に記載されている時間にしていきます.




Weather001-2

 ウェザー・リポート は、マイルス・デイヴィス のグループに在籍していた ウェイン・ショーター と ジョー・ザヴィヌル の二人が中心になって、エレクトリック・サウンドをメインにしたフュージョン・グループで、 1971 年に結成されてからは一世を風靡しました.
 ただ、ボクは今までは避けてきたグループです ・・・・・ 理由は簡単で、シリアスなジャズ・ファンを気取っていたから.
 70 年代の Miles Davis のアルバムと ウェザー・リポート のアルバムを聴くと、なるほどと思うような似た雰囲気が至る所で聴くことができます.



 このアルバムは 1977 年に発売され、スタジオ録音盤としては 7 枚目のアルバムで、大きな特徴として ジャコ・パストリアス が正式メンバーになっていることが挙げられます.
 このグループの音楽性を語る上で、どちらかというとアコースティック・ベースを多用する ミロスラフ・ビトウス から、エレクトリック・ベースを使う ジャコ・パストリアス への変化は、その音楽にも大きな影響を与えていたようです.
 その転機となったのが、このアルバムの前作 "Black Market" のようですね.




jaco_pastorius

 そんなベースの魅力的演奏が、 3 曲目の "Teen Town" .
 この演奏では、 ジャコ がドラムを叩いていると書いてあります.
 ベースはもちろんですが、ドラムもなかなかです ・・・・・ 子供のころはドラムを叩いていたようです.

 ジョー・ザヴィヌル の曲作りのうまさは相変わらずです.

 5 曲目の "Rumba Mama" だけがライブ演奏になっていますが、データは特に明記してありません.
 この曲のみ、ドラムとパーカッションによる演奏ですが、全体的にはちょっと異質に聴こえてしまいます. 

 ウェイン・ショーター も、 マイルス・デイヴィス との演奏のようなヤバいくらいの緊張感はありませんが、こういったリラックスしたムードの中の演奏も素敵です.
 こういった演奏のほうが、向いているのかもしれません.


 そして何と言っても、このアルバムの目玉は "Birdland" .
 これを聴いていると、なぜかその昔横浜で聴いた "The Manhattan Transfer" が浮かんできます.
 よくこんな曲を、素敵なアレンジで歌にしているなぁと、改めて感心してしまいます.




 明日もお天気はいま一つのようです.

 まぁ、冬ですので仕方ありません ・・・・・ 大雪にならないことを祈ります.

Mercy, Mercy, Mercy!




 なにか、今年の冬の訪れは遅いような ・・・・・・ まだまだ、暖かな日が続いていますね.


 ボクの携帯は、まったく電話やメールが来ない日が続いたかと思うと、なぜかメールや電話が多く来る日があったりと ・・・・・ まるで持ち主の精神状況のような、裏表のある携帯さんです.
 そして今日は、珍しくいろいろなメールなどが多く来た日.

 ただ、嬉しいことばかりではなく、知人のお父様が亡くなったという悲しい連絡も入っていたり ・・・・・ .






 この曲は、きっと神を讃えるような曲なのでしょうか.






AdderleyC 001








  "Mercy, Mercy, Mercy / Cannonball Adderley"





  1. Fun
  2. Games
  3. Mercy, Mercy, Mercy
  4. Sticks
  5. Hippodelphia
  6. Sack O' Woe





  Nat Adderley (cor), Cannonball Adderley (as), Joe Zawinul (p),
  Victor Gaskin (b), Roy Mccurdy (ds)
  Recorded live at the Capitol Studio A, Hollywood, October 20, 1966.







 Cannonball Adderley を代表するアルバム ・・・・・・ には、違いありません.
 がっ、シリアスなジャズ・ファンたちにとっての評価は、あまりいいものではなさそうです.
 ボクは、なぜか Cannonball のアルトの音が、いまいち好きになれなかったんですよね.
 だからアルバムも数枚で、そんなに好んでは聴きません.
 このアルバムを最近購入したきっかけは、ズバリ ・・・・・・・ 999 円という価格でした (笑) .






AdderleyC 001-2
 
 アルバム全体を聴いてみると、ファンキーなジャズなのですが、あまりにも 4 曲目のアルバム・タイトルにもなっている "Mercy, Mercy, Mercy" のインパクトが大きすぎます.
 この一曲があることによって、アルバム全体がゆる〜い感じ ・・・・・ というか、シリアスなジャズとはかけ離れているような捉え方をされてしまっているように、ボクは思ってしまいます.


 そうは言っても、このアルバムはビルボード誌のポピュラー・アルバムの13位まで登りつめたアルバム.
 さらに "Mercy, Mercy, Mercy" はシングルカットされ、ヒットチャートの 11 位 ・・・・・・ これって、ジャズのアルバムにしては、想像もできないくらいとってもとってもすごいことなのです.




joe zawinul 0022

 その "Mercy, Mercy, Mercy" なのですが、まる教会のゴスペルのような感じ.
 MC のバックで、オルガンが響き、観客の掛け声や口笛 ・・・・・ まるで映画 "The Blues Brothers" の一場面じゃないですか.
 曲自体は単純なリフの繰り返し.

 "Oh! Lord" ・・・・・   "hallelujah" ・・・・・  なんて聴こえてきそうです.
 ロック・ビートで聴きやすく、 Joe Zawinul のエレクトリック・ピアノをフューチャーしてます.
 単純だからこそ、一度聴くとそのフレーズが自然と口から出てしまいそうな曲です.
 まぁ、確かに悪くないですよ、悪くは ・・・・・・・・・・・
 ただボクはやっぱり ??? ・・・・ だからこのアルバムはずっと購入を控えていました.




joe zawinul 0027

 "Mercy, Mercy, Mercy" を書いた Joe Zawinul は、この Cannonball のグループで数年活動したのち Miles Davis に引き抜かれ、 "In A Silent Way" や "Bitches Brew" のアルバムに参加し エレクトリック・マイルス 時代の一翼を担ったミュージシャンでもあります.
 その後 1970 年代に入り、 "WEATHER REPORT" で活躍したのは有名な話しです.


 改めて聴いてみると新しい発見がありました.
 特に 6 曲目の "Sack O' Woe" なんかとてもファンキーでソウルフルな演奏で ・・・・・・・ うんうん、こういう演奏だよね.
 ボクが好きな演奏はこうなんですよ.
 まるで Blue Note の Fred Jackson や Harold Vick のようにブローする Adderley ・・・・・ いいじゃん.
 おまけに Nat Adderley (ルーキーの皆さんのために説明しておくと、 Cannonball の弟です) もゴキゲン.
 スタジオ・ライブという独特の雰囲気がすごくいいんです.
 そうなってくると、 1 曲目や 2 曲目の演奏もいいと思ってしまう ・・・・・ そして

 このアルバムって、やっぱりいいアルバムなのか ・・・ ????




Cannonball Adderley 003

 このアルバム、なぜかジャケットにはシカゴの "The Club" でのライブという表記が、表にも裏にもされています.
 ところが、これはまったくの嘘で、録音されたのはロサンゼルスのスタジオ.
 どうしてこんなことになったのかは、ボクの知識ではわかりかねます (涙) . 




 ちなみに Mercy を一つ取って "Mercy, Mercy" という曲にしてしまうと、Don Covay という R&B ミュージシャンの 1964 年のデビュー曲になり、その時バックでギターを弾いていたのが、あの伝説のギタリスト Jimi Hendrix 様なのであります.
 さらに翌年には、 The Rolling Stones がこの曲をカバーしています.



 "Mercy, Mercy, Mercy" とはまったく関係ありませんでしたが、余談まで.


1969年の問題作

 どうもパソコンの調子が悪いです.
 本体ではなく、どうもバッテリーの調子がいま三つくらいで、バッテリーだけでは立ち上がらなくなりました.
 おまけに、バッテリーを装着していると、AC 電源つながっていても立ち上がりません.
 仕方ないので、バッテリーを外しての作業です.
 とりあえずバッテリーはメーカーに見てもらいますが、単純にバッテリーの問題だけだといいんですが.


 明日から "いつもの講習会 出張コース" で、東京入り.
 パソコン持参で行く予定だったのですが、こういう時に限って調子悪くて ・・・・ まぁ、なんとか騙しだまし使ってみましょう.


 そんな問題を抱えながら、明日からの講習会の資料整理などを ・・・・・・・・・
 ・・・・・・ なんと、 BGM には大嫌いなアルバムを聴いています.
 大嫌いなのにどうしてあるのかというと、Box セットに入っていたからという、超単純な理由です.
 まぁ、大嫌いと言っても 食わず嫌い と言ったほうが正しいのかもしれませんが.

 そのアルバムは、かの有名な問題作




Davis133






   "Bitches Brew / Miles Davis"





  Disk 1:
    1. Pharaoh’s Dance
    2. Bitches Brew


  Disk 2:
    1. Spanish Key
    2. John McLaughlin
    3. Miles Runs The Voodoo Down
    4. Sanctuary
    5. Feio (bonus-tk)





  Disk 1: #2 , Disk 2: #2,#4 (Recorded August 19, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Lenny White(ds), Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)
  *Disk 2: #2 omit Harvey Brooks
  *Disk 2: #4 omit Bennie Maupin, Harvey Brooks, Lenny White


  Disk 2: #3 (Recorded August 20, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)


  Disk 1: #1 , Disk 2: #1 (Recorded August 21, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Larry Young(el-p), Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b),
  Jack Dejohnette(ds), Lenny White(ds), Don Alias(perc),
  Jimmy Riley(perc)


  Disk 2: #5 (Recorded January 28, 1970.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Billy Cobham(ds), Jack Dejohnette(ds),
  Airto Moreira(perc)






 録音データ書いただけでも、こんなになってしまいました.
 あの Miles Davis が 1969 年に録音した、"超" 問題作です.
 賛否両論、喧々諤々 ・・・・・・



Davis133-2

 当時 (それ以降も) のジャズ喫茶では、このアルバムをかけない店が結構ありました.
 ボクがジャズ屋に通っていたのは、このアルバムが発売されて何年も経っていましたが、やっぱりこのアルバムは営業中聴くことはできませんでした.
 これに似たアルバムは、結構あります ・・・ "Ascension / John Coltrane" 、 "The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Stockholm" などなど.
 特にフリーキーな演奏や、ロック・テイスト溢れるようなものは、その当時なかなか聴くことはできませんでしたね.
 このあたりが、シリアスな・ジャズ喫茶といったところです.


 このアルバムは、誰もが認める "歴史的な一枚" です ・・・・・ が、万人に受け入れられるかというとそうでもありません.
 上にも書いたように、このアルバムがジャズ界に与えた影響は計りしれません.
 よく、「こんなのはジャズじゃない !」という意見をいろいろな人が言っています.
 「ジャズじゃない!」 というよりも、ジャズとかロックというジャンルから飛び出した音楽とでも言うのが正解じゃないでしょうか.
 どこかに当てはめようとするから、逆に収まりきらなくなってしまうのではないでしょうか.


 実は今夜何年振りかで、ずっと通して流してみました.
 驚いたことに、全然違和感なく流せちゃいました.
 講習会の資料整理や、このブログ書きながら聴いていたのですが、昔聴いた時のような拒絶反応がまったくありません.
 こんな自分自身の変化が一番驚いてしまいました、成長したものです(笑).



Miles Davis0036

 ボクの持っている CD は、"Complete Columbia Album Collection" のものです.
 この "Bitches Brew" も最近では "Bitches Brew-40th Anniversary Collector's Edition (+2lp)" なんてものも発売されましたが、未発表テイクを追加したりと、いろいろなヴァージョンが発売になっているようです.
 ボクの CD も、1 曲ボーナス・トラックが含まれています.


 さて、メンバーを見るとわかるように、蒼々たるメンバーが顔を並べています.
 後のフュージョン界を背負っていくメンバーたちです.
 Miles のすごいところは、こういったまだ駆け出しのミュージシャンたちをうまく使って、そういったメンバーが次の世代を背負っていくようなミュージシャンになっていることじゃないでしょうか.
 先見の明がある、という感じです ・・・・ まぁ、音楽的な才能を見抜く、鋭い目があったんでしょうね.


 ルーキー向けではないでしょう.
 でも、後の "Weather Report" の Joe Zawinul や Wayne Shorter がいたり、 "Return To Forever" の Chick Corea がいたり ・・・・ そんな有名ミュージシャンたちが、 1969 年に Miles とこんなことをしてたんだ、という楽しみ方もあります.


 以前は完全否定だけのアルバムでしたが、今聴いてみると普通の音楽です.
 あまり杓子定規に枠に入れる必要もありません.
 とりあえず音を楽しみましょう、リズムに身を任せましょう.


 随分、大人になりました.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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