Kenny_Clarke

Walkin'

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日は今年初めての EOS学園 で、これから 東京 です.
 朝から土砂降りです ・・・・・・・・ でしたが、今 ( 11:10 ) はほとんど止みました.


 一応これから回復するようなので、夜もそんなに降らないかな.




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 今回経費節減のため、初めて高速バスで行きます.

 EOS学園 は夜からなので時間的余裕はあります.
 のんびり本でも読んでいくことにします.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 折角の 東京 なのでいつものように写真でも撮りながらブラブラ歩きたいのですが、お天気はどうなんだろ.

 こんなアルバム聴いて、気分だけでも街を闊歩してみよう.

 今日のアルバムは 10 年前に一度 記事 にしましたが、当時はデータもほとんど載せていなかったので再掲です.





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  " Walkin' / Miles Davis "





  1. Walkin'
       (Richard Carpenter) ・・・・・ 13:26
  2. Blue 'n' Boogie
       (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 8:16
  3. Solar
       (Miles Davis) ・・・・・ 4:44
  4. You Don't Know What Love Is
       (D.Raye-G.de Paul) ・・・・・ 4:23
  5. Love Me or Leave Me
       (G.Kahn-W.Donaldson) ・・・・・ 6:54






  # 1 & 2 :
  Miles Davis (tp), Lucky Thompson (ts),
  J.J.Johnson (tb), Horace Silver (p), 
  Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)
  Recorded at RVG studio, Hackensack, April 29, 1954.


  # 3 - 5 :
  Miles Davis (tp), David Schildkraut (as),
  Horace Silver (p), Percy Heath (b),
  Kenny Clarke (ds)
  Recorded at RVG studio, Hackensack, April 3, 1954.







 Prestige レーベルに吹き込まれた、ちょっとオールスター・ジャム・セッションっぽい演奏のアルバム.
 録音されたのは 1954 年ですが、リリースされたのは 1957 年になってからです.

 あくまでボクの推測ですが、演奏がよくなくてお蔵入りという訳ではなく、 Prestige お得意の販売戦略があったんじゃないでしょうか.





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 1954年はマイルスが麻薬をきっぱりやめ、精力的に音楽活動を行っていた年で、このアルバムを聴いただけでも精神的にも健康な感じが窺い知れます.


 アルバム・タイトル曲は リチャード・カーペンター の書いたブルース.
 この曲は後年もライブなどでよく演奏され、 '60 年代のライブアルバムでは必ずと言っていいほどアルバムに入っていますね.
 今日の初演の演奏と、 '60 年代のモーダルな演奏を聴き比べるのも面白いかも.




Miles Davis JJJohnson 012

 まだ黄金カルテット誕生前ですので、この時期のアルバムはいろいろなメンバーが加わっています.
 このアルバムの前半ではテナーの ラッキー・トンプソン が入っています.
 彼に対するイメージはちょっと古い感じを持っていましたが、このアルバムでの演奏はちょっと口数少なめな抑え気味な感じを受けます.
 そこが演奏にマッチしていていい感じなんですが.


 もう一人 J.J.ジョンソン .
 我が家もトロンボーンが入った演奏が増えてはいますが、どうも今一つグッとこない ・・・・・・

 というか、何気に聴き流してしまうという感じ.
 だから J.J.ジョンソン の凄さとかもよくわからないというのが正直なところ.

 ただこの演奏聴いていても普通にいいとは思うんだけれどねぇ.




miles-davis-web

 このアルバムも今まで聴いたのはほとんどアナログ盤の A 面 ・・・・ CD の 2 曲目までばかり.
 久しぶりに後半の 3 曲聴いてみると、そういえば "You Don't Know What Love Is" も入っていたなぁ ・・・・・・ (笑)


 こういうアルバムはいつ耳に入ってきてもいいなぁと思えるし、特に一曲目などは気分もグッと上がる感じです.




 そういえば、この 10 年前の記事も 東京 に行く直前に書いたものでした (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 昔の記事に文中リンクを貼ることがよくあります.

 ブログ画面のデザイン変更を昨年行いましたが、それ以前の記事では写真の大きさが今に比べて一回りも小さいので、リンクを貼る時にできるだけ直すようにしています.

 ところが、この作業が結構大変.

 ブログにアップしてある写真はすでに一度縮小をしてあるのでもう一度大きくしようとすると画質が落ちてしまうためもう一度同じ写真を最初からアップ.

 おまけにこの写真を探す作業がかなり大変なのです.


 記事自体の修正はしたくないのでどうしても同じ写真を使いたいのですが、拾ってきた写真の中には保存してないものもあったりで ・・・・・・




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● 完全なイメージ画ですがもし更新するとしたらデスクトップかな ●

 PC の不調もあったりしたので、そんな作業と一緒に過去のいろいろな写真の整理も始めています.
 一応撮影したものはすべて DVD に落としていますが、 HDD でもバックアップ.

 でも肝心の PC 本体更新も視野に入れていかないといかんなぁ ・・・・・・・


 頭が痛い.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Django

 水曜日は EOS学園 のため 東京 へ.

 折角 東京 行くので、いろいろ観たいものを事前に考えてから行くことにしています.


 今回は写真展を二つ、時間ありそうだったら CD も見てこようかなと.


 まず最初に行ったのが 新宿 ・・・・・・・ あまり好きな場所じゃないなぁ.
 基本的に危険な場所にはいかないことにしているので、久しぶりって感じです (笑)
 相変わらず人ばかり ・・・・・・・ それも日本人よりも外国人のほうが多いくらい目立ちます.


 東口の 紀伊国屋書店 新宿本店 へ




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 資生堂 トップヘアメイクアップアーティストの 原田忠 氏の 「原田忠全部展」 .

 作品集 "原田忠全部" (女性モード社) から数十点が展示されていました.

 "ジョジョ" のファンでも、ヘア・メイクに興味があるわけではありませんが観てきました.
 ポートレートの写真展を観ているようでとても楽しかった.
 ここでも、何か今までとは写真の見方が変わっていることを実感したりして (笑)


 写真がとてもよかっただけに、小さな会場で展示作品が少ないことがとても残念.
 もっと大きな会場でまた開催されるようだったら、もう一度行きたいと思います.
 それと会場の都合で仕方ないと思うんだけれど、光のあて方がちょうど写真のところで反射しているのがあったりしてすごくもったいないなぁ.



 メインは "ジョジョの不思議な冒険" のキャラクターを 3 次元化した特大タペストリー作品ですが、他の写真もすごくステキなものがありました.




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 このタペストリーは圧巻でした.

 徹底して作り込んであってスゴイ.
 一人一人をよく見ると、その作り込みのスゴさがよくわかります.
 身体のラインのキレイな出し方とかも勉強になるなぁ.

 写真も当然ですがとてもステキで、とってもお勉強にもなりました.
 会場内の写真 OK っていうのもとてもいいな.




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 作品集も置いてあったので見てきましたが、この作品集がよかった.
 すごく欲しい ・・・・・・・・・・・・・


 ただ金額が 8,000 円なので ・・・・・・ ちょっと厳しいなぁ.
 すごく欲しくて後ろ髪引かれまくりで会場を後にしました.




 この日はとても気温と湿度が高くて、ちょっと日差しの下歩いただけで肌がべっとり.
 空調の効いたお店でゆっくり昼食食べて、時間があったので 御茶ノ水 へ移動、 Disk Union の Jazz TOKYO へ.

 特別欲しいアルバムがあったわけではありませんが、一度くらいは顔出さないと.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ そう、今回初めて行ってみました (笑)
 今頃〜〜って感じですね.


 御茶ノ水 ・・・・・ というか、中央線に乗るころ自体が久しぶりだなぁ.
 御茶ノ水 は数年前 赤門のある大学で定期的に講習会やっていた頃以来になります.

 おかげで 御茶ノ水駅 の 聖橋口 に出てしまい、不必要な汗をかいてしまった.





 そんな 御茶ノ水 で Walkman から流れていたのは、ムッとするような暑さとは全然雰囲気の違うこのアルバムのタイトル曲でした.





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  " Django / The Modern Jazz Quartet "





  1. Django
         (John Lewis) ・・・・・ 7:02
  2. One Bass Hit
         (D.Gillespie-O.Pettiford) ・・・・・ 2:59
  3. La Ronde Suite
         (John Lewis) ・・・・・ 9:36
  4. The Queen's Fancy
         (John Lewis) ・・・・・ 3:12
  5. Delauney's Dilemma
         (John Lewis) ・・・・・ 3:57
  6. Autumn In New York
         (Vernon Duke) ・・・・・ 3:39
  7. But Not for Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 3:43
  8. Milano
         (John Lewis) ・・・・・ 4:24





  Milt Jackson (vib), John Lewis (p),
  Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)

  # 4 - 7 : Recorded on June 25, 1953.
  # 1, 2, 8 : Recorded on December 23, 1954.
  # 3 : Recorded on January 9, 1955.
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey, NY.






 1953 年からの 3 回のセッションから 8 曲を集めてアルバムにしてあります.
 なんとなく Prestige ぽいアルバム作りですね.





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 すごくウエスト・コーストっぽい音楽なんですが、れっきとした東海岸のグループです.
 アンサンブルを重視していたので、当時のバップなどとはかなり違った音楽性になっています.

 クラシック音楽を彷彿させるような室内楽的な雰囲気もあります.
 そんなところが一昔前にはシリアスなジャズ・ファンからはちょっと白い目を向けられる要因だったのかもしれません.



 アルバム・タイトル曲は、 1953 年 5 月 16 日に 43 歳で亡くなったジプシー系ギタリスト ジャンゴ・ラインハルト の死を悼しんで ジョン・ルイス が書き上げた曲です.
 現在ではジャズのスタンダードともいえる曲で、多くのミュージシャンたちが演奏しています.

 何といってもこのオリジナルが白眉といったところでしょうか.






 このグループは、当時 ディジー・ガレスピー のビッグ・バンドでで活動していたピアノの ジョン・ルイス 、ヴィヴラフォンの ミルト・ジャクソン 、ベースの サム・ジョーンズ 、ドラムスの ケニー・クラーク の 4 人で 1951 年に結成されました.
 その当時のグループの名前は Milt Jackson Quartet 。こちらも MJQ でした.

 1952 年 サム・ジョーンズ に代わり パーシー・ヒース が加入、 1955 年には ケニー・クラーク が脱退し渡欧したため代わりに コニー・ケイ (Connie Kay) は加入して解散までこのメンバーで活動しました.

 1974 年 ミルト・ジャクソン の脱退によりグループは解散.
 1974 年 11 月 25 日 ニューヨーク の Avery Fisher Hall で行われた最後のコンサートの模様が "The Last Concert" としてアルバム発売されました.

 その後 1981年に再結成され1994年に最後の録音も行われました.



 Connie Kay : 1994 年 11 月 30 日 67 歳で死去
 Milt Jackson : 1999 年 9 月 9 日 76 歳で死去
 John Lewis : 2001 年 3 月 29 日 81 歳で死去
 Percy Heath : 2005 年 4 月 28 日 81 歳で死去






 こんなタキシード姿が一番似合ったグループだと思っています.


 このアルバムはそんな彼らの代表作です.
 "Django" の演奏は改めて言うことはありません.

 結構ホットな演奏をするんですが、印象はとてもスッキリした感じです.
 6 曲目の "Autumn In New York (ニューヨークの秋)" は大好きな曲です.


 眉間にしわ寄せて聴くだけがジャズでなないので、肩の力を抜いてこんなアルバムを聴くのもたまにはいいものです.








 水曜日はさらに写真展をもう一つ.
 一度ホテルでチェックインし、シャワー浴びてお出かけです.




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 久しぶりに 銀座線 京橋 で降車.
 こちらも数年前までは講習会場がこの交差点の角だったので懐かしさいっぱい.

 東京スクエアガーデン できる前から通っていたもんねぇ.
 講習終了後、ここから 銀座 までよく歩きました.


 "どみそ" でこれまた久しぶりのらーめんを食べてから 東京スクエアガーデン のすぐそばにある 富士フォトギャラリー銀座 へ.

 小澤太一 氏の写真展 "COLORS-LAOS, DON DET"



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 原田忠 氏の写真展は洗練されたモダンなものでしたが、こちらの 小澤太一 氏の写真展は対照的にちょっと脱力系 (?) の風景が広がっています.


 この写真展観て一番感じたのは、ここに写っている風景ってまるでボクが育った昭和の日本の風景.
 一昔前の日本でも、ちょっと田舎に行けばあんな風景が広がっていました.
 あの頃は子供たちも川や池で普通に水遊びしていた.

 みんな一度くらいは溺れそうになったことあるんじゃないかな (笑)

 生活も今のように豊かじゃなかったけれど、あの写真のような笑顔がどこにでもあった気がします.



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 そんな大人や子供たちの笑顔があふれ、そして東南アジア・テイスト漂うカラフルな多国籍感にあふれた写真展でした.


 小澤太一 氏とは EOS学園 の時に会場ですれ違った程度で、全く面識はありませんが、この日も熱心に見学されている方に解説をされていました.

 ボクはちょっと離れたところから聴き耳 ・・・・・・・ フムフム




 この写真のような蒸し暑い 東京 の土曜日でしたが、二つの写真展でかなり充実した一日になりました.

 たまにはこういう刺激も受けないといけないなぁ.

Our Man In Paris

  ・ ・ ・ ・ ・



 今週はお仕事が結構忙しく、夜も送別会などの飲み会が複数.
 なかなか、早く家に帰っててのんびりという訳にはいきません.
 今夜も定年退職される方の送別会で 22:30 頃のお帰り.
 ようやくこの一週間が終わったという感じです.

 明日はお休みなので多少夜更かししても OK .
 数日にわたって少しずつ書きためておいた記事をまとめて、ブログを仕上げてます.


 今年の目標、映画鑑賞のほうもここにきてガックリペースダウン.
 ヤバいです ・・・・・・・
 250 本も厳しそうな気配になってきました.
 とりあえず明日明後日の二日間は引き籠ってガッツリ映画観ることにしよう.



 さて、ブログの右側に表示されている "人気記事" ですが、ここにきて前に書いた "ラウンド・ミッドナイト" がなぜかアクセス急増でビックリ. 

 かなり前に書いた記事ですし、自分でも 「なんで ・・・・」 って感じでちょっと驚き.
 ということで、火曜日の夜久しぶりに DVD を観てみました.



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 やっぱり本当のミュージシャンの演奏シーンは違います.
 錚々たるメンバーが出ているので、多くの演奏シーンを観ているだけでも楽しめます.


 "最強のふたり" に出ていた フランソワ・クリュゼ も若いなぁ.
 久しぶりに見る クリスティーヌ・パスカル は、相変わらずステキです.



  ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムは、タイトルからまんまそんな感じ.
 演奏も、そんな映画の場面を切り取ったようなアルバム.

 ハード・バップ華やかしき頃の、パリの香りのするアルバムなのです.






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  " Our Man In Paris / Dexter Gordon "





  1. Scrapple From The Apple
         (C.Parker) ・・・・・ 7:21
  2. Willow Weep For Me
         (A.Ronell) ・・・・・ 8:46
  3. Broadway
         (H.Woode-T.McRae-B.Bird) ・・・・・ 6:43
  4. Stairway To The Stars
         (M.Parish-M.Malneck-F.Signorelli) ・・・・・ 6:56
  5. A Night In Tunisia
         (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 8:15





  Dexter Gordon (ts), Bud Powell (p), 
  Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds)
  Recorded at CBS Studios, Paris, France, May 23, 1963.








 このアルバムもボーナス・トラックが入っているものがありますが、ボクの持っているものはオリジナル版と同じ構成の国内盤.
 こういうボーナス・トラックが入っているのがいいか、悪いかというところも意見の分かれるところですね.

 オリジナル云々 (と言っても CD の段階でアウトのような気がしますが) 言わなければ、他のテイクが入っているほうがラッキーじゃないかなってボクは思います.
 特に好きなミュージシャンだったら、他の演奏も聴きたいと思うのはきっとみんな同じ気持ちじゃないでしょうか.




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 メンバーこそ違えども、まさに映画の世界がこのアルバムには再現されているようです.
 まぁ映画のベースが デクスター・ゴードン や バド・パウエル がいた頃の パリ のを様子を描いているようなので、当然と言えば当然なんだけれど.


 このアルバムで演奏されるのは、全曲ハード・バップ時代の有名な曲ばかり.
 所説によると、ピアノは最初 ケニー・ドリュー だったのが急遽 バド・パウエル に変更になり、すでに精神的にも健康と言えない状態の バド・パウエル がオリジナルなどを短期間で覚えることができなかったため、こういうビ・バップ の代表曲を選曲したようなことが書かれています.
 久しぶりにライナーノーツ読みました (笑)


 この頃 バド・パウエル は 精神分裂病 (今で言う 統合失調症) を患っており、その治療として 電気ショック療法 を受けたことがあるようです.
 この 電気ショック治療 は患者にかなりの苦痛を与えることが多く、その後の抗精神薬等の薬剤の登場により、一般的にはあまり耳にしなくなりました.
 そんなこともあってか、 "Nica's Three Wishes" のなかで バド・パウエル は 「医者に診てもらったり、病院へ行ったりしなくていい状態」 と願いを語っていました.


 ここでの バド・パウエル のピアノはどうなんだろう.
 "Stairway To The Stars" の出だしにしてもボクはそんなにいいとは思えないのですが、まぁ好き嫌いは聴く人次第だから.



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 最近、ブロ友へのコメントでライナーノーツあまり読まないことを書いたら、 「そんな人初めて ・・・・・ 」 といった感じでビックリされちゃいました.
 やっぱり、アルバムとか買うとみんなライナーノーツきちんと読んでいるのかなぁ.


 ボクの批評家嫌い、ライナーノーツ嫌いのことはずっと前に書きましたが、それでも最近は遥か昔のように ・・・・・・・ ジャズを聴き始めていろいろな知識を蓄えようとガンガン読み漁っていた頃のように、少しずつ書籍に目を通したりもしています.
 そうは言っても、多くのジャズ・ファンほどの知識もウンチクも持ち合わせてはいませんが.


 相変わらずライナーノーツはほとんど読まない状態 (笑)
 ブログの記事を書く時でも、読んだり読まなかったり ・・・・・・・・ 字が小さいというのが一番の原因かもしれません.


 批評家嫌いは ・・・・・・・・・
 まぁ 小川さん との出会いがあったから、いままでのようなとんがり方はしていません.
 おまけにこの出会いから、どうもジャズ関連書籍を買うようになった気もします.


 それでも今だに、評論家諸氏の意見を参考にアルバムを買うことはほとんどありません.
 だからいつまで経っても 聴かず嫌い な訳でして ・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・ 話がまた違う方に行ってしまいました.



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 このアルバムに入っている "Stairway To The Stars" はとてもステキな曲で、ここでの演奏もとても素敵なのです.
 全体的にアップテンポにブローしまくる演奏が続くので、この曲になった時には微妙にホッとしてたりします.



 元々、デクスター・ゴードンのテナーはそんなに好きなテナーとは言いかねます.
 どちらかというと少し前まで敬遠気味.

 うまいのはわかるのですが、結構吹きまくる演奏が多いのでちょっと ・・・・・・ という感じでした.
 数年前から Blue Note を集め始めてから Blue Note 盤は聴くようになってきたものの、他のレーベルの演奏に至ってはまったく状態.
 音も豪放な感じで ソニー・ロリンズ にとても似たイメージを抱いています.


 このアルバムのようにハード・バップ (ビ・バップ) してます的な演奏はやっぱりちょっと ・・・・・・・ たまに聴くにはいいんですがね.
 だから 4 曲目の "Stairway To The Stars" でホッと一息ついたりしちゃうのです.


 ただ、これがもう少し 新主流派 的演奏になると印象がガラリと変わります.
 "One Flight Up (BLP-4176)" に入っている "Tanya" なんてもう ・・・・・・・・ 超 カッコよくって、大好きなんですから.



  ・ ・ ・ ・ ・


 
 さって、 Blue Note と言えば ・・・・・・・・・

 創立 75 周年を記念して 2013 年から発売されていた ブルーノート・ザ・マスターワークス・シリーズ ですが、 3 月 25 日に "第 5 期" 50 タイトルが発売になります.



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 今回がシリーズ最終ということで、 4000 番台ばかり.
 持っていないアルバムが約 20 枚ほどありました.



 持っていないアルバムのうち欲しいと思うのは 5・6 枚 ・・・・・・・

 できれば欲しいんだけれど ・・・・・・・・・・・

 いかんせん、お金がない ・・・・・・・・・・・



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 さらに ・・・・・・・・・


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 こんなのや ・・・・・・・・・


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 こんなものや ・・・・・・・・・


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 おまけに ・・・・・・・・・


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 ・・・・・・・・・・・ orz


 恐るべし ユニバーサル・ミュージック・ジャパン .

 いくら廉価価格とは言え ・・・・・・・・・・・ 終わった感ありあり.


 とても、無理 ・・・・・・ !!


 今月から 5 月にかけてはいろいろ物入りで、とても CD 購入にお小遣いを回す余裕がない.

 ・・・・・・・・・ ここはじっと我慢するしかないなぁ.



 お金と一緒に出るのはため息だけです ・・・・・・・・・・ ハフッ



  ・ ・ ・ ・ ・

Carribean Cutie

 肌寒いお天気です、梅雨だから仕方ありませんが.
 朝からこんな重めの空です.



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 でもこんな日でも、気分次第で晴れたり、曇ったり ・・・・・・・



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 じゃ、今日は "Come Rain Or Come Shine" ・・・・・・・ といきたいのですが、そうじゃありません.



DSC_063313_tonemapped

 これらの写真、一枚の写真から加工してあります.
 HDR (high dynamic range imaging) 加工したものです.
 HDR とは、露出の違う写真を合成させ幅広いダイナミックレンジを表現させるもので、明暗の強調やいろいろな表現が可能になります ・・・・・・ わかっているようで、ボクもほとんどわかっていませんが.
 基本的には数枚の露出の違う画像を掛け合わすのですが、今回試してみたソフトウェア "Photomatix" では一枚の写真でも HDR 加工ができます.
 それが上の 3 枚の写真で、一番上はプログラムモードで撮影した元の写真.


 実は去年からずっとこの HDR が気になっていました.
 山に登って写真撮っているんですが、山の写真を HDR 加工したくて ・・・・・ "Photomatix" もずっと気になっていました.
 秋に デジタル一眼レフ を安く譲ってもらってから、結構写真撮っていたのですが、 "RAW 画像" なんて一度も使ったことありませんでした.

 今日初めて、 "RAW 画像" を使い HDR 加工です.
 ほんの少しばかり扱いが面倒ですし、容量も取ってしまいますが、今年はすべて RAW で記録することにします.
 "Photomatix" は ・・・・・・・・・ どうしようか検討中.







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  "Bohemia After Dark / Kenny Clarke"




  1. Bohemia After Dark
  2. Chasm
  3. Willow Weep For Me
  4. Late Entry
  5. Hear Me Talkin' To Ya
  6. With Apologies To Oscar
  7. We'll Be Together Again
  8. Carribean Cutie (alt-tk)




  Julian Cannonball Adderley (as), Donald Byrd (tp), 
  Nat Adderley (cor), Jerome Richardson (ts.fl),
  Horace Silver (p), Hank Jones (p - #7.8), 
  Paul Chambers (b), Kenny Clarke (ds)

  #1-6 Recorded June 28,1955.
  #7.8 Recorded July 14,1955.





 昔持っていたアナログ盤のジャケットデザインは、下の写真のように全く違うものでした.




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 この女性のジャケットは、あまり好きじゃありません.
 この女性のジャケットは "Carribean Cutie" に合わせてあるんでしょうね、きっと.
 どう見ても "Cafe Bohemia" とは似合いそうもありませんので ・・・・・ (笑)
 このジャケットがオリジナルなのか、ボクにはわかりません.


 そういえば曲数も、曲順も少し違っているような気がします.
 まぁ、 CD 発売の際には未発表テークなど入れるのが当たり前のようになっていますから.


 さてこのアルバム、 Kenny Clarke ・・・・・・ Clarke の綴りが微妙に他の方たちと違いますね ・・・・・・ の代表アルバムとされていますが、ボクのアルバムではがっつり "Cannonball Adderley - Bohemia After Dark" と書いてあり、ライナーノーツ部のデータに "Kenny Clarke featuring Cannonball Adderley" です.
 ライナーノーツには、この録音の少し前にフロリダからやってきたばかりの Adderley 兄弟が "Cafe Bohemia" で Oscar Pettiford グループと演奏したことなどが書かれています ・・・・ 英文なので正しいかは微妙です.
 昨日書いた Wayne Shorter もそうですが、 Adderley 兄弟も新人らしからぬ演奏ですよね.




Clarke001-2

 5 曲目の "Hear Me Talkin' To Ya" がいいです、こういった R&B に弱いボクです.
 実はボク、 Cannonball のアルトがほんの少し苦手なのです ・・・・・・ でも、この曲のようなミディアムテンポでの演奏は、いいかなと思えます.

 そしてなんといってもタイトル曲 ・・・・・ "Bohemia After Dark" でしょう.
 Oscar Pettiford の作った曲で、軽快なリズムにちょっとメランコリックなテーマが乗っていきます.
 とっても素敵な曲です.
 同じ系列の曲として "Five Spot After Dark" があります.
 両曲とも、ジャズ・クラブの名前をタイトルに使っています.



 夜が更けるたびに、いろいろなクラブで、いろいろな演奏が繰り広げられていたんでしょうね.
 すでに、古き良き時代になってしまいました.

Melty, As In The Summer Sunlight !?

 ようやく梅雨明けです.
 全国でかなり大きな被害をもたらした梅雨ですね.
 痛ましいニュースが多すぎます.




0056

 昨日はボクの地域も真夏を思わせるような暑さ、今朝もこんな青空です.
 気持ち、湿度は高めでしょうか.
 9 時少し前ですが、もう暑さを感じます.
 今日も間違いなく暑くなりますね、短い夏の始まりです.



 こんな暑さの中、来週 ・・・ 今週になるのかな?? ・・・ は、いつもの講習会のため東京です.
 溶けてしまうかも ・・・・・
 開催一週間前というのに受講生のキャンセルがあったりで、資料の作成もはかどりません.
 受講対象は医師や看護師といった医療従事者なのですが、みなさん超多忙.
 当日キャンセルもありますし、疲れきって講習寝ているなんてよくあることです、特に若い医師たちに至ってはほとんどお疲れモード.
 このあたりの光景を見ていると、今の医療現場の抱える一つの問題が見えてくるような気がします ・・・・・・・ かなりオーバーかな.


 昨日は珍しい方がこちらにやってきたので、ほんの少しですがエスコート ・・・・ なんて気の利いたものではありませんが、軽く夕食.
 ところが時間が遅かったので、ほとんどのお店がしまっています.
 しかたないので居酒屋で遅い夕食、まったくもって気が利いていません ・・・・ とはいっても、食事よりもお話しメイン的な部分が大きいので、楽しい時間を過ごせました.

 都会だったら深夜でもお店たくさんあるんですが、田舎は 22 時頃にはほとんどのお店が閉まってしまいます.






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  "The Golden 8 / Kenny Clarke"




  1. La Campimania
  2. Gloria
  3. High Notes
  4. Softly, As In A Morning Sunrise
  5. The Golden Eight
  6. Strange Meeting
  7. You'd Be So Nice To Come Home To
  8. Dorian 0437
  9. Poor Butterfly
  10. Basse Guite




  Dusko Gojkovic(tp), Derek Humble(as), Karl Drevo(ts),
  Raymond Droz(ah), Christian Kellens(barh), Francy Boland(p),
  Jimmy Woode(b), Kenny Clarke(ds)
  Recorded at Koln, West Germany, May 18 & 19, 1961.







 このジャケットはどうでしょう ・・・・・ 悪いとは思いませんが、ちょっと Blue Note らしからぬジャケット・デザインのような気がします.
 このアルバムが録音されたのは、あのハッケンサックでも、イングルウッド・クリフスでもなく、ドイツのケルンです.
 Kenny Clarke がヨーロッパで活動していた頃に、地元の有名ミュージシャンと録音したのがこのアルバムです.
 有名ミュージシャンと言っても、ボクは初めて耳にする名前ばかりです.
 Kenny Clarke のリーダー・アルバムということになっていますが、ジャケット写真のように、実質は Francy Boland との双頭グループのようです.




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 最近 Miles Davis & Gil Evans といったビッグ・バンドのアンサンブルに耳を傾けることが多かったせいか、最初にこのアルバムを聴いた時 ・・・・ 特に 1 曲目の "La Campimania" のアンサンブルなんかは、どこか古臭い感じがありました ・・・・・ ボクにとってはという意味.
 そうかと思うと、 8 曲目の "Dorian 0437" ではモーダルな演奏も聴くことができます.
 録音された 1961 年ということを考えると、アンサンブルなどもちょっと古いんじゃないというような演奏ですが、個々のソロではグッとくるような演奏があります.
 なかでも Dusko Gojkovic のトランペットと、 Derek Humble のアルトがボクは好きです.

 そういえば、"A.T.'s Delight" の Dave Burns のように、ほとんど知らなかったのに聴いてみたらよかったという演奏者がたくさんいます.
 このアルバムでの二人もそれと一緒.
 もちろん星の数ほどアーティストたちはいるのですから、「一発屋」 的な人たちもたくさんいます、そんなあたりも Jazz たる所以.
 こういった新しい発見、うれしいですね.


 先日の "Unity" でも演奏されていた、"Softly, As In A Morning Sunrise" がここでも演奏されています ・・・・ まぁ、この曲はあまりにも有名な曲なので、だれが演奏してもまったく不思議ではありませんが.
 こういった有名な曲は多くのミュージシャンが演奏しているので、聴き比べてみるのは正統派ジャズの入門的な聴き方でしょうね.
 それによって、気に入ったアーティストの演奏を聴いていったりすると、だんだんジャズの深き世界に入っていけるかもしれません ・・・・ なんて、ルーキーのくせに偉そうな言葉を言ってしまいました.

 ボクもウン十年前、ジャズを聴き始めた頃は、何を聴いていいのか分からないから、聴いたことのある曲の入ったアルバムをリクエストしていました.
 それでだんだん好きなアーティストが見つかり、今度はアーティストからの広がり、そして年代からの広がりへと ・・・・ 蟻地獄のように這いだせなくなってしました (笑).

 このアルバムは決して悪くはないアルバムですが、その当時の Miles Davis あたりと聴き比べてみると、どうもちょっとばかり古い感じがするのは気のせいかな?
 逆に、Miles があまりに先をいっていたからでしょうか.



 日差しが強いです ・・・・・・
 溶けてしまいそうです ・・・・・
 夏ですね !!
 そういえば、夏と言えば 「斑尾ジャズ・フェスティバル」・・・ 正式には 「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」 ・・・ だったのに、いつの間にかこれもなくなってしまいました.


 溶けるような日差しの中で聴いたジャズ、懐かしいですね.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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