Kenny_Dorham

Matador

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 ずっと休日も引きこもっていると、昼食も本当に軽く.
 土日ボクは休みですが、奥様はほとんどお仕事なので、結構インスタントのカップ麺が多い.



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 一番のお気に入りは 日清カップヌードル チリトマトヌードル で、次点が同じ カップヌードル カレー ・・・・・・
 この二つは、昔山登りでも結構持っていきました.

 基本的に、色々なことで冒険しないタイプなので、気に入るとずっと同じものだけっていう傾向が強いです.
 ボタンダウンシャツも全く同じもの 4 枚あったり、インナーの T シャツはすべて丸首で黒のみ.

 日清カップヌードル も 20 種類以上出ているようですが、手にするのはいつも同じ.
 10 種類も食べていないかもしれません.



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 それと好きなのが 「凄麺」 シリーズ.
 この 「凄麺」 シリーズは結構前から発売されており、こちらも現在 20 種類を超えているようです.
 こちらはほとんど食べてみましたが、中でも最近大好きなのが写真の 酸辣湯麺の逸品 .

 酸味と辛さのバランスがちょうどいい、麺に関してはこのシリーズみんなおいしい.


 暇だから思いっきりハイキーに撮影してみました.




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 このアルバムも、いつの間にか Blue Note と同じ販売系列に並べられているようです.
 多くのジャズ・レーベルがいろいろ吸収合併とかを繰り返しているのでこういうのは仕方ないこと.

 でも昔から聴いているボクにとっては、 Blue Note は Blue Note 、 United Artists は United Artists なんだなぁ.






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  " Matador / Kenny Dorham "





  1. El Matador
       (Kenny Dorham) ・・・・ 6:32
  2. Melanie Parts 1-3
       (Jackie McLean) ・・・・ 11:34
  3. Smile
       (Charlie Chaplin) ・・・・ 5:00
  4. Beautiful Love
       (H.Gillespie-W.King-E.V.Alstyne-V.Young) ・・・・ 5:13
  5. Prelude
       (Heitor Villa-Lobos) ・・・・ 4:47
  6. There Goes My Heart
       (B.Davis-A.Silver) ・・・・ 5:12





  Kenny Dorham (tp), Jackie McLean (as),
  Bobby Timmons (p), Teddy Smith (b),
  J.C. Moses (ds)

  Recorded at Sound Makers, NYC, April 15, 1962.





 United Artists レーベルから発表されたアルバム.
 このアルバムもアナログ盤時代から持っていましたが、どうもジャケットがジャズっぽくなくてあまり聴かなかったかな.
 でも 1 曲目からすごく印象的な演奏が入っており、一度聴いたらあのメロディは忘れられないかな.




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 この人の場合は、とにかく "Quiet Kenny (New Jazz 8225)" というイメージがずっと付きまとってます.
 もちろんそれだけ内容的にもいいのは周知の事実.
 ボクもジャズ聴き始めたころから、ずっと聴いておりアナログ盤購入したのも早い時期でした.
 なかでも "My Ideal" の演奏は今でもとても好きな演奏の一つ.


 そんなイメージからすると 6 曲目の "There Goes My Heart" が彼らしいということになってしまうのでしょうか.
 でも実際には、彼の他のアルバム聴いてみると結構アグレッシブな感じを受けます.
 一緒にやっているメンバーにしても、このアルバムの ジャッキー・マクリーン をはじめ、ジョー・ヘンダーソン ・・・・・ ”Una Mas (BLP-4127)” なんかも結構新主流派って感じですね.

 1 曲目の "El Matador" は変拍子でテーマ部をがとても印象的な曲ですが、 ケニー・ドーハム のソロはいつもの彼らしいソロ.



Jackie McLean 003

 ジャッキー・マクリーン はこのアルバムの直前、 Blue Note で録音した "Let Freedom Ring (BLP-4106)" で、それまでのビバップから新しい方向を探り始めたころ.
 そんな雰囲気を、 2 曲目 "Melanie Parts 1-3" で聴くことができます.

 個人的には "Let Freedom Ring" 以降のジャッキー・マクリーン は、どうも苦手意識が強い.
 アルトでピーキーに吹かれるのが結構キツイ.

 このアルバムくらいの演奏だと、悪くないんですが.
 うまいし、いいミュージシャンとは思いますが、好き嫌いとなるとちょっと ・・・・・



Kenny Dorham 003

 3 曲目の "Smiles" は チャーリー・チャップリン の映画 "Modern Times" に使われた曲.
 この曲も結構演奏されていおり、 ナット・キング・コール 歌バージョンも有名です.
 しっとり演奏されるのが多いように思いますが、このアルバムではとても軽快な演奏になっています.

 最後の "There Goes My Heart" で彼らしくしめて、アルバムは終わります.
 ジャケットはあまり好きじゃないけれど、内容はとってもストレートな好演奏になっています.



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 昨日も zoom .
 すでに定例的になりつつあります.

 前回から 土屋勝義 先生も参入し、完全な EOS学園 の授業の延長になっています.
 土屋先生 にはいろいろ気を使っていただき、本当に感謝です.

 今回はセレクトや RAW 現像を、先生のパソコン画面を通じて見せていただきましたが、先生の場合ほとんど現場で出来上がっているので現像はほんのわずかの修正って感じです.



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 写真も撮りに行くことができない状態なので、なかなかモチベーションを維持するのも大変な状態です.
 参加した方の何人かは在宅でテレワークのようですし、みんな大変そうです.


 ボクも ヨドバシカメラ へ買い物に行きたいんだけれど、いったいいつになったら 東京 に行けるのかなぁ.
 新幹線の本数もかなり減ってしまいました.



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At the Cafe Bohemia, Vol. 2

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 娘が連休取れたといって、 東京 から帰ってきました.
 火曜日ちょうどボクも休みだったので、二人でちょっと 戸隠 までドライブ.

 信濃町 の焼きもろこしと、間違いなく 戸隠 で一番人気のある うずら屋 のおそばをいただいてきました.




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 ● うずら屋 ●

 平日でも関係なく混んでいます.
 以前来た時も、あまりの混みようで他のお店に入った記憶があります.

 このお店の人気の一つが、とにかく接客がとても丁寧なこと.
 こういう接客されると、多少混んでいても許せちゃいますね.
 入口の予約表に名前書いて、待ち時間の間に 中社 参拝やお土産屋さんを覗いたりもできます.
 店の前には椅子ありますし、周りにも腰掛けられる場所があるので、一休みするのもありでしょう.




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 ● ざるそば 大盛り ●

 ざるそば大盛り・・・・・戸隠らしい控えめな盛りです.
 写真のようなそばの盛り方が ぼっち盛り といって、戸隠そばの特徴でもあります.
 1 ぼっち がおおよそ一口大のようですが、ちょっと一口ではきついかな.
 並盛で 5 ぼっち 、写真は大盛りなので 7 ぼっち .




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 ● お野菜いろいろ天ぷら盛り合わせ ●

 このお店の天ぷらも評判がいいので頼んでみました.
 評判通り、おいしいです.
 季節によって種類は変わるようで、この日は さつまいも、大葉、ズッキーニ、カボチャ、さやえんどう など.

 かなりのボリュームで、ボクは一人だったらちょっとムリだったかな.
 娘と半分にしましたがお腹いっぱいになりました.




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 ● Leica D-LUX7 F2.8 1/125秒 ISO 640 130mm ●




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 さて久しぶりに正統派のビバップ.
 Blue Note 流すのも本当に久しぶりって感じです.

 アルバム 2 枚で発売された 2 枚目のほうです.






1508






  " At the Cafe Bohemia, Vol. 2 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art ・・・・ 0:37 

  2. Sportin' Crowd
         (Hank Mobley) ・・・・ 6:53
  3. Like Someone in Love
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 9:15
  4. Yesterdays
         (O.Harbach-J.Kern) ・・・・ 4:18
  5. Avila and Tequila
         (Hank Mobley) ・・・・ 12:46
  6. I Waited for You
         (G.Fuller-D.Gillespie) ・・・・ 9:47
  7. Just One of Those Things
         (Cole Porter) ・・・・ 9:27
  8. Hank's Symphony
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:43
  9. Gone with the Wind
         (H.Magidson-A.Wrubel) ・・・・ 7:27








  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, Greenwich Village, November 23, 1955.







 Vol. 1 については以前書いて、その時に カフェ・ボヘミア のことなんかも書きました.
 だから今日は全然違うことなんかも書いたりしてみよう.

 今日のアルバムもオリジナルは 6 曲目までで、残り 3 曲が CD 化のボーナストラックになります.





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 ● 15 Barrow Street, Greenwich Village, New York (昔あった場所) ●

 カフェ・ボヘミア はグリニッジ・ヴィレッジにあったようですが、 1960 年代に閉店してしまいました.
 このお店のことも、前の記事でちょっと書いています.


 グリニッジ・ヴィレッジ の Cafe で検索して結構ヒットするのが "Cafe WHA?" .
 こちらはジャズではなく、いろいろなジャンルのライブなどを行っているようです.
 一番有名なところでは ボブ・ディラン かな.

 彼は ニューヨーク に出てきて グリニッジ・ヴィレッジ に住んでいたこともあり、 "Cafe WHA?" でのライブも行っていました ・・・・ まだ売れる前.


 最初のヒット・アルバム "The Freewheelin' Bob Dylan" のアルバムジャケットも、そんな グリニッジ・ヴィレッジ で撮られたものです.
 当然、ボクも持ってます.




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 ● "The Freewheelin' Bob Dylan" ●

 話を The Jazz Messengers のアルバムに戻しましょう.
 このアルバムは (BLP-1507 と 1508) は唯一 The Jazz Messengers としてのアルバム.
 アート・ブレイキー 曰く 「全員がリーダーでサイドマン」 というコンセプトだったようです.
 まぁその後 ホレス・シルバー と別れて、どちらがこの名前を使うのかとか ・・・・・・


 でもこのアルバムはそんなことが起こる前の演奏です.そんなこともあってか、とてもリラックスした演奏になっています.
 お互いを触発しあって火花を散らすようなライブもいいですが、こういったのんびり感覚の演奏も悪くないです.

 演奏される曲はスタンダードに加えて ハンク・モブレー の曲が 2 曲 (ボーナストラックにはもう 1 曲) .

 特に 5 曲目 "Avila and Tequila" の演奏が好きだな.
 これは曲のメロディもとてもきれいで好きです、 ハンク・モブレー ってこういう曲書くのがうまいような気がする.




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 6 曲目の "I Waited for You" はグッとくるようなスロー・バラード.
 ここでは ケニー・ドーハム のちょっとかすれたようなトランペットが朗々とソロを吹いています.

 この曲の最後にはテーマ曲がフェードアウトされているので、この曲でセット終了かな.

 続くボーナストラックはスタンダードの歌もの "Just One of Those Things" ですが、かなりアップテンポにちょっと熱い演奏になっています.
 この演奏も悪くないと思うんだけれど、レコードの収録時間の制約などでカットされてしまったのでしょうか.





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 こういったアルバム聴くと、古き良き ブルーノート って感じです.
 今のように便利で快適な生活ではなかったはずなのに、いろいろな意味でいきいきしたバイタリティのようなものが感じられます.


 もうずっとずっと昔のホットな演奏なのです.




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 一か月前に PV アクセス 777,777 のキリバンを撮りそこなったんですが、 25 日の日曜日、車のエンジンかけたら 7 が並んでました.




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 何かいいことあるかなぁと思ったものの、何事もなく一日がサラッと終わりました.

 まぁ何もないことが一番幸せということにしておこう.


 下のような夕陽が見れたのが、いいことだったのかも ・・・・・




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 ● 8/25 電柱の見える風景 (EOS 5D Mark lV) : F5.6 1/640秒 ISO 400 24mm ●




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Trompeta Toccata

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 この土日は ヨドバシカメラ で土屋先生のセミナーがあります.
 Facebook を見ると、いつもの写真友達の皆さんはすでに土曜日に聞きに行ったようですが、ボクは来週写真展に行くこともあり、さすがに毎週 東京 へ遊びには行けません.


 昨日の土曜日は天気も良く、春のような暖かさでした.
 セミナー聞けないので、せめて写真の練習にと山まで行ってきました.




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 ● Model: Tenpei Do S. ●

 ゲレンデにはほんの 2 時間ほどでしたが、結構顔が日焼け.
 おまけに、ここ数か月はデスクワークばかりなので、雪の上を少し歩いただけというのに足には疲労感ありありなのです.


 夜は地元の 海野宿 で雛祭りにちなんだイベントを開催しており、土曜日の夜だけ行灯に明かりを灯しているので、去年 に続いて撮影に行ってきました.




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 格子戸の向こう側に雛人形が飾ってあり、室内からライトアップ.

 昨年は三脚使って通りの写真など撮りましたが、今年は一脚だけ持参.

 19:00 頃出かけてみましたが、三脚持ったカメラおじさんたちがたくさんいてビックリ.
 昨年なんて、一般の見物含めても数人しかいなかったのに.


 通りが真っ暗なので、三脚立ててスローシャッター撮影しているのがわからないんですよね.
 結構三脚の前を観光客が平気で横切っていく風景があちこちに.




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 家の中の明かりもそれぞれなので、写真にするのは結構難しいなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 久しぶりにジャズ・アルバムの話題.
 あまり写真のことばかり書いていると、冗談抜きで "雨の日だからカメラでも勉強しよう" にブログ・タイトル変えないといけなくなっちゃいます.

 そんなに有名なアルバムじゃないけれど、聴きこんでいくと結構楽しめるアルバム.






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  " Trompeta Toccata / Kenny Dorham "





  1. Trompeta Toccata
         (Kenny Dorham) ・・・・ 12:21
  2. Night Watch
         (Kenny Dorham) ・・・・ 5:44
  3. Mamacita
         (Joe Henderson) ・・・・ 11:02
  4. The Fox
         (Kenny Dorham) ・・・・ 7:59





  Kenny Dorham (tp), Joe Henderson (ts),
  Tommy Flanagan (p), Richard Davis (b),
  Albert Heath (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, September 14, 1964.









 ケニー・ドーハム 最後のリーダー・アルバムです.
 このアルバムの後も演奏は続けていましたが、サイドメンとしてわずかに演奏しただけのようです.

 リリースされたのは 1965 年、 BST-84181 ・・・・・・ ボクの中ではこのくらいの番号は、 Blue Note 後期と勝手に思っています.






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 ともすると "静かなケニー" のイメージばかりが付きまとってしまいがちですが、こういうのも ケニー・ドーハム だよね.

 結構いろいろなリズムを取り入れた演奏してますし.
 あの "Blue Bassa" の作曲者でもあります.

 ジョー・ヘンダーソン とは 1963 年録音の "Una Mas" (BST 84127) から一緒にプレイしています.


 いろいろなところに、過小評価されたミュージシャンということが書かれています.
 でも 日本 では "静かなケニー" によって、今でも根強い人気があります.




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 このアルバムでは特に ジョー・ヘンダーソン がいいなぁ.

 最近は CP+ などで、どうもガッツリ聴く暇もなかったので、このアルバムの ジョー・ヘンダーソン のようなアグレッシブな演奏がとても新鮮さがあるなぁ.
 昔だったら、ちょっと厳しいかなぁと思える部分も、今では全然いいじゃん.

 そんな演奏に触発されてか、他のメンバーも結構アツい演奏を繰り広げています.
 特に最後の "The Fox" が ・・・・・・ トミー・フラナガン のソロもアツい.

 まぁこの時代のこういった演奏に トミー・フラナガン が加わっていること自体も、ちょっと意外だったりもします.
 この時代の Blue Note だったら、圧倒的に ハービー・ハンコック や マッコイ・タイナー が加わった演奏が多い.

 アンドリュー・ヒル が台頭してきたのも、ちょうどこの頃でした.




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 ボクが好きな ケニー・ドーハム は、"'Round About Midnight at the Cafe Bohemia (Blue Note)" や "
Quiet Kenny (New Jazz)" といった定番ものになってしまいますが、久しぶりにこういう演奏を聞いてみると、他のアルバムも全然捨てたもんじゃないなぁと思います.




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 ちょっと遅くなりましたが、 2 月の映画鑑賞.
 2 月も結構観たほうかな、 18 本でした.




  バトル・ロワイアル
  ブラックパンサー
  ボス・ベイビー
  リディック
  リディック:ギャラクシー・バトル
  インターステラー
  ドラゴン・タトゥーの女
  ワイルド・スピード ICE BREAK
  セッション
  ランボー
  キリング・フィールド
  アフリカの女王
  犬ヶ島
  心と体と
  ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜
  アリータ: バトル・エンジェル
  ラストエンペラー
  ONCE ダブリンの街角で



 この時期は WOWOW でも アカデミー賞 関係の名作が多く放映されるので、面白い映画がたくさん.



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 本年度の アカデミー賞 でも話題だった "ブラックパンサー" 、
 "インターステラー" も難しくてすべては理解できないけれど、かなり科学的な考証をベースにした作品ですし、
 "セッション" もようやく観ることができました、
 "キリングフィールド" は何年かぶり、

 名作 "アフリカの女王" や、結構好きな "心と体と" ・・・・・・


 そんな中での一番は ・・・・・・





The Last Emperor 001

 上質の歴史大作ですね.
 映像もいいし、音楽もいいし、登場する俳優たちが子役も含めて魅力的な人ばかり.
 ジョン・ローン もとてもよかった.

 映画だけに、若干脚色してある部分もあるようですが、歴史大作として十分に楽しめます.

 今でも当時の予告編を覚えていて、「世界はラストエンペラーにひれ伏す」 の言葉がとにかく印象的でした.




The Last Emperor 006

 ずっと前に 200 何分かの ディレクターズ・カット版 を観たんだけれど、観ていて面白いので、時間的に長いと感じなかった記憶があります.

 坂本龍一 の演技は置いておいて、音楽がとてもいい.
 あのメロディーを耳にすると、紫禁城の場面が浮かんできます.




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 この映画の監督は、 ベルナルド・ベルトルッチ ・・・・・ といえば、なんたって 暗殺の森 !!

 一応 "ラスト・タンゴ・イン・パリ" も持っているけれど ・・・・・・
 他の作品も数作品観た記憶がありますが、あまり好きになれない.

 やっぱり "暗殺の森" 、 "ラスト・エンペラー" 、 "1900年" かな.


 昨年 11 月に 77 歳で亡くなっています
 今の時代、まだ若いのにねぇ ・・・・・ 合掌




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Whistle Stop

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日は忘年会出席のため昼から 東京 へ.
 ボクの家から 東京 へ行くこと自体は新幹線もあって簡単なんだけれど、一番の問題はどのくらい寒いのか、暑いのか ・・・・ 地方と 東京 の温度差がいまひとつピンとこないという感じなのです.
 過去にも寒いと思って厚着していったら日差しが暖かく汗かくほどだったことが何度も.

 ファッションには全く興味ありませんが、何をどのくらい着ていくか悩むところです.




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 昨日ローソンで見つけて衝動買いしてしまいました.

 京橋 の "どみそ" は以前講習会場がこのそばだったので、もう何度も行ったお店.
 最近では 富士フォトギャラリー銀座 で写真展を観る機会も増えたので、そのついでに入ったりしています.
 今年だけでも 3 回、ちょっと前に "特みそこってり" 食べたばかりです.


 7・11 で売っている "蒙古タンメン 中本" くらい美味しければいいのだけれど ・・・・・
 なんて思いながら早速食べてみました.



 結果は ・・・・・・ まぁ十分満足いくレベルかな.


 べらぼうに旨いというほどではありませんが、味も香りも結構似ています.
 あの麺を再現するのはちょっと無理だと思うし、全体的に悪くないですね.




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 さて、たまにはハード・バップ聴こうかな ・・・・・・・ なんて思った時にこういう演奏だと、気分が一気に上昇.

 比較的目立たないアルバムなんだけれど、とても Blue Note らしいアルバムでもあります.
 まぁこのあたりのアルバムはどれも 外れ なしといった感じです.






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  " Whistle Stop / Kenny Dorham "





  1. Philly Twist ・・・・・ 5:36
  2. Buffalo ・・・・・ 7:36
  3. Sunset ・・・・・ 6:15
  4. Whistle Stop ・・・・・ 5:53
  5. Sunrise in Mexico ・・・・・ 5:36
  6. Windmill ・・・・・ 6:15
  7. Dorham's Epitaph ・・・・・ 1:09

   (All compositions by Kenny Dorham)





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Kenny Drew (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at DVG studio, Englewood Cliffs, January 15, 1961.





 
 Blue Note には彼のリーダー・アルバムが 5 枚あります ・・・・ "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and his Band" (LP 5010) を含めば 6 枚.
 このアルバムは 1961 年に録音されたアルバムで BLP-4063 .





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 Blue Note の ケニー・ドーハム と言えば、やっぱり "'Round About Midnight At The Cafe Bohemia" でしょう.
 そう、あの Cafe Bohemia です.

 今日のアルバムは全曲ケニー・ドーハムのオリジナルで構成された、軽快なハード・バップのアルバムです.
 彼の曲作りのうまさは "Lotus Blossom" 、 "Blue Bossa" 等を聴いてもわかります.

 このアルバムでの曲は、 テキサス州 生まれの彼らしく、南部に因んだタイトルが付けられています.
 ちなみにアルバム・タイトルでもある "Whistle Stop" は、 アメリカ の田舎にあるような小さな駅で、笛などで合図をしないと停車しないような 「信号停車駅」 という意味のようです.



 このアルバムの演奏、 ケニー・ドーハム はもちろんですが ハンク・モブレー の演奏が特にボクは好きです.
 ケニー・ドリュー もいい感じで、他の二人のメンバーについては改めて言うまでもなく.




Kenny Dorham 003

 この人の場合、どうしても "Quiet Kenny" (New Jazz) のイメージが亡霊のように付きまとってしまう.
 哀愁とか 、静かとか ・・・・ とても地味な感じをどうしても受けてしまいます.
 事実、アップ・テンポな曲の中にも独特なマイナーさがあったりして.
 そんなところが玄人受けしてるんでしょうが (笑)


 でもどちらかというと常に新しいものにチャレンジしていたような感じなのです.
 1955 年には "Afro-Cuban" (Blue Note) と言ったラテン系の吹込みも一早くしています.
 1960 年代後半にはポップな方向にも挑戦していたようなことをどこかで読んだような ・・・・ 曖昧な記憶.

 ただ 1960 年代後半からのアルバムはぐっと減って、リーダー・アルバムに至っては 1964 年の "Trompeta Toccata" (Blue Note) が最後のようです.


 クリフォード・ジョーダン の "In The World" は "Vienna" での ドン・チェリー のインパクトが大きいんですが、アナログ盤の B 面の二曲には ケニー・ドーハム が入っていて、結構面白い演奏が聴けました.




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 ジャケット裏の アイラ・ギトラー の解説に、 ケニー・ドーハム の過小評価について当時の評論家たちに向かっての言葉が書かれていました.

 「多くの評論家たちは ケニー・ドーハム についての記事のたびに過小評価されているミュージシャンと書いているけれど、そんな同情を書くだけのエネルギーを使ってもっといい部分を書いてあげればきっともっと多くの成功を収めているはず ・・・・・」

 なるほどなのです.
 これって日本のジャズにも通ずるような気がするなぁ.



 1924 年 8 月 30 日 テキサス州 フェアフィールド で生まれたビバップを代表するトランペッターは、 1972 年 12 月 5 日 48 歳の若さで静かに去っていきました.





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 さて、今夜は EOS学園 土屋組 の忘年会.
 今年一年間基礎講座と実践講座を受講した方たちが一緒になって開催されます.
 参加資格は今年一年間でこの講座を一回でも受講した方 ・・・・ だから忘年会に出るために EOS学園 を受講する方もいたりします (笑)




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 ドップリ写真にのめり込んだ一年の最後 ・・・・・ と言っても、正しくは 20 日の夜最後の授業がありますが.
 そんな一年の締めくくりですので、いろいろ写真のお話しでも楽しくしてこようと思ってます.

 が、またまた 写真の講評会 があります.
 忘年会での講評会、とは言うもののきっとみんな本気モードで作品持ってくるんだろうな (笑)


 これで凹んだらどうしよ ・・・・・ シャレにならないなぁ (笑)




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At the Cafe Bohemia vol.1

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 昨日は久しぶりに以前の仕事関係の飲み会でした.
 仕事を辞めても、以前の肩書だけはずっとついてきちゃいます.

 そんな仕事関係の先輩との飲み会は、とにかくみなさん ・・・・ という感じで大騒ぎでした (笑)



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 さて、明後日はもう撮影実習です.
 前回の撮影実習から講評会までは 3 週間以上開いたのでかなり長く感じましたが、今回はあっという間に 撮影実習って感じ.





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 EOS学園 の第 3 クールも、次の撮影実習と 20 日の講評会を残すだけになりました.
 本当に今年は EOS学園 にどっぷりという感じだなぁ.

 一応来年のコースも申し込み完了.


 どこまで行けば、どのくらいうまくなるのか ・・・・・・・・ なんてまったくカタチになってこないので、この先どうなることやら.



 そういえば 16 日には 土屋組 の忘年会も予定されています.
 なんとそこでも あめ玉講評会 やるようなので、今から戦々恐々なのです.

 持っていく作品が ・・・・・・ ない !




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 さて、久しぶりにバリバリ ・・・・ ゴリゴリの ハード・バップ を聴いてみます.
 もうメンバー見ただけでもその熱い演奏が聴こえてきそうです.





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  " At the Cafe Bohemia vol.1 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art Blakey ・・・・・ 1:32
  2. Soft Winds
        (Fletcher Henderson) ・・・・・ 12:34
  3. The Theme
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 6:09
  4. Minor's Holiday
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 9:11
  5. Alone Together
        (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 4:15
  6. Prince Albert
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 8:51
  7. Lady Bird
        (Tadd Dameron) ・・・・・ 7:30
  8. What's New?
        (B.Haggart-J.Burke) ・・・・・ 4:31
  9. Deciphering the Message
        (Hank Mobley) ・・・・・ 10:13





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b),
  Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.





 このライブの模様は、 BLP-1507 、 1508 とアルバム 2 枚に構成されています.
 CD 化の際に、未発表だったテイクを 6 曲をそれぞれのアルバムに 3 曲ずつ入れてコンプリート盤として再販されました.
 ボクの CD はそのコンプリート盤ですので、 7 曲目からの 3 曲がボーナス・トラックになります.





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 ジャズ・メッセンジャーズ 名義で録音された最初の演奏は、 1947 年 12 月 22 日に録音された "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and His Band (BLP-5010)" で、 2 曲 (後年未発表テイク 3 曲が加わって CD 化) 吹き込まれています.
 この時の演奏は 8 人編成のビッグ・コンボでしたが、一応この時のグループ名が "Art Blakey's Messengers" と言われています.


 その後今日のアルバムと同じメンバーで吹き込まれたのが 1954 年 11 月 13 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.1 (BLP-5058)" と、 1955 年 2 月 6 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.2 (BLP-5062)" の 2 枚の 10 インチ盤.
 この 2 枚のアルバムは、その後一枚の 12 インチ盤として "Horace Silver And The Jazz Messengers (BLP-1518)" のタイトルで 1956 年に発表されました.

 この 1955 年 2 月の録音の直後、 フィラデルフィア のジャズ・クラブ "ブルーノート" に出演した際に "The Jazz Messengers" を名乗り、これがこのグループ名での最初と言われています.
 ですので ホレス・シルバー のアルバムも 12 インチ盤になって The Jazz Messengers の名前が付いた次第.




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 このライブが行われたのが "カフェ・ボヘミア" .

 場所はニューヨークの グリニッジ・ビレッジ ・・・・・ バロー通り 15 .

 マンハッタン のジャズ・クラブやライブ・ハウスの情報は 小川隆夫 著の "マンハッタン・ジャズ・カタログ" に場所はもちろん、地下鉄の路線名から最寄り駅、営業時間に至るまで詳細に書かれています.
 ただし 2006 年の本なので、多くのお店は変わっているかもしれません.

 ちなみにこの本には マンハッタン の歩き方から地図の見方、地下鉄・バス・タクシーの乗り方まで親切に書かれています.

 そんな "マンハッタン・ジャズ・カタログ" にも、 "カフェ・ボヘミア" についての記載はありませんでした.



 1955 年、当時レストランとは言うもののストリップなども行っていたちょっと怪しげなお店 "The Pied Piper" が、 チャーリー・パーカー のアドバイスでジャズ・クラブに店名も変え模様替え.
 その最初のライブが チャーリー・パーカー の予定でしたが、その直前に死亡.
 一部にはこのお店の最初のステージが パーカー の演奏だったと書かれているものもあるようですが、これが間違いというのは今では一般的な意見かな.
 他のミュージシャンの協力もあり営業を始めたようですが、期間は数年くらいだったのでしょうか.
 正確にいつまで営業していたかは調べてみましたがわかりませんでした.




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 これは マイルス・デイヴィス の "’Round About Midnaight" のジャケットですが、この有名な写真が撮影されたのも カフェ・ボヘミア .
 ここでの演奏中に撮影されたもののようです ・・・・ 今回初めて知りました.


 枚数こそ多くないものの、ここでのライブ・アルバムもあります.

 "'Round About Midnight at the Cafe Bohemia / Kenny Dorham" (Blue Note)
 "George Wallington Quintet at the Bohemia" (Progressive ・ Prestige)
 "Mingus at the Bohemia / Charles Mingus" (Debut)
 "Jazz a la Bohemia / Randy Weston" (Riverside)
 "The Unissued Cafe Bohemia Broadcasts / Miles Davis" (Domino)



 "Live at The Cafe Bohemia / Lennie Tristano" という名前のアルバムもあります.
 このアルバムには レニー・トリスターノ が 1947 年にこのお店で行ったライブ演奏数曲が入っていますが、当時はまだ Cafe Bohemia という店名ではありませんでしたので、ちょっとタイトルは ???


 また、ライブとは違いますが "Bohemia After Dark / Kenny Clarke (Savoy) も有名です ・・・・・ センスがよくないジャケットの上半身裸の女性でも有名 (苦笑)
 これは同名の曲を オスカー・ペティフォード が作ったステキな曲で、かの有名な "Five Spot After Dark" 同様に カフェ・ボヘミア に因んで作られました.




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 よく見たらみんな同じスーツ着てますね.
 四つボタンのジャケットがおしゃれです.
 袖口にもちょっとしたアクセントつけてあるし.

 ハンク・モブレー の横縞のニットタイ (?) もおしゃれだなぁ.
 色付きのワイシャツのようですが、これカラーでどんな色だったのか見てみたいですね.


 最後に演奏ですが、ご機嫌なハード・バップ.
 これだけで十分でしょうか (笑)
 錚々たるメンバーが、それぞれ一番元気だった頃のアルバムです.
 メンバー一人一人がとてもイキイキした感じが伝わってきます.

 いろいろ書くよりは、聴いたほうが手っ取り早いです.




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 レコードも 10 インチから 12 インチ LP に移行し始め、 Blue Note のレコード番号も 1500 番台になったばかり.
 それまでの 6 枚のアルバム (Miles Davis, Bud Powell, J.J. Johnson) はすべて 10 インチ盤を 12 インチ LP にし直しただけでしたが、このライブ・アルバムは 12 インチ LP のために初めて録音されたアルバムです. 
 そう意味でも記念すべきアルバムです.


 バップからハード・バップ ・・・・
 10 インチ SP 盤から 12 インチ LP 盤 ・・・・


 Blue Note が輝きを増し始める頃の、とてもエネルギッシュな演奏が詰まっています.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、今日も比較的暖かな日差しですが、季節はもう 12 月.
 あっという間に今年も終わろうとしています.


 11 月中に観た映画は ・・・・・・・
 


  Blade Runner 2049
  雲のむこう、約束の場所
  秒速 5 センチメートル × 3
  敦煌
  言の葉の庭 × 3
  星を追う子ども × 2
  バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍
  首都消失
  ゲット スマート
  MILES AHEAD / マイルス・デイヴィス 空白の 5 年間
  オケ老人!
  her / 世界でひとつの彼女
  ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
  ブラック・サンデー
  フローズン・タイム


 以上 15 作品ですが、 新海誠 作品は何度も観たものもあったりで.


 映画館観賞の "Blade Runner 2049" も、もう一度観たいと思うくらい面白かったし (不満もあるけれど) 、突っ込みどころ満載の "Miles Ahead" も楽しめた.
 前から好きな "her / 世界でひとつの彼女" 、 "ブラック・サンデー" 、 "フローズン・タイム" は何度観ても楽しかった.


 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・・・・・






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 まるで写真のような映像の美しさが一番.
 そして "秒速 5 センチメートル" や "君の名は。" のように登場する人物が魅力的です.

 この映画は何度観ても飽きない.


 最初はあまり好きじゃなかった主題歌 "Rain" もいつの間にか好きになってました.




kotonoha 005





  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Point of Departure

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日も朝からきれいな青空です.
 こんないいお天気ですが、今日は年一回の暖房用気調システムの点検が午前中あるので家でお留守番です.
 点検中も特にやることないので、とりあえずのブログ更新.



16 002
 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/320sec f/10 ISO-100)

 今年の冬って、雪も少なく比較的穏やかな日が続いているから、家からの見る景色はほとんど変化なく面白くありません.
 そのため例年に比べると写真撮影枚数が極めて少ないのです.


 雪が多ければ多いで道路の凍結で大迷惑、もういらないと思ったりするのですが、今年のようになければないでもう少し冬らしい景色も眺めたいとも思ったりします.

 本当に自分勝手なのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 さてどこにも行くことのできない土曜日、午前中にブログを更新してしまおう.


 アブストラクト (・・・ [形動]抽象的な。観念的な。 ・・・)
 そんな言葉の似あうアルバムです.





4167






  "Point of Departure / Andrew Hill"





  1. Refuge ・・・・・ 12:16

  2. New Monastery ・・・・・ 7:05

  3. Spectrum ・・・・・ 9:47

  4. Flight 19 ・・・・・ 4:18

  5. Dedication ・・・・・ 6:45

  (All compositions by Andrew Hill)





  Kenny Dorham (tp), Eric Dolphy (as.b-cl.fl),
  Joe Henderson (ts), Andrew Hill (p),
  Richard Davis (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at RVG Studio, Engl. Cliffs, NJ, March 21, 1964.






 BLP-4167 ・・・・・・ 4100番台も後期になりますと、結構危険な香りのするアルバムがゴロゴロ.
 ボクにとってはこのアルバムもかなり危険な香りが.

 ボクの CD には入っていませんが、別テイク 3 曲がボーナストラックとして入っているものもあります.



4167-2

 超・新主流派 とでも呼んでしまおうか.

 それまでほとんど聴こうとしなかった アンドリュー・ヒル .
 幾度となく聴いてきたけれど、どうしても苦手な エリック・ドルフィー .

 このアルバムはこの二人に象徴されるのかなぁ.


 ベースの リチャード・デイヴィス はいかにも彼らしい演奏で、こういった演奏にも溶け込んでいます.
 トニー・ウィリアムス も同じですね.

 決してフリー・ジャズではないんだけれど、フリーキーな香りがプンプンしています.

 そしてとどめを刺すのが 3 曲目での エリック・ドルフィー の バス・クラリネット .




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 5 曲目 "Dedication" はとても抒情的な曲.
 途中の アンドリュー・ヒル のピアノがとてもリリカルなのです ・・・・・・・

 が、フレーズのところどころに予想外の音がちりばめられています.
 すごくステキな旋律を追いかけていると、突然一つの音が ・・・・・ そう予想外に飛び出すのです.

 このあたり、聴いていてもハラハラ・ドキドキといった感じで、これが彼の演奏を好きになるのかダメなのかのターニング・ポイントになるんじゃないのかなぁ.


 ボクは ・・・・・・・・・

 とりあえず数年前に比べかなり成長したので、最後まで聴き通すことはできるようになりました (笑)
 まぁ、これは 山中千尋 さんのエッセイの影響が大ではあるんですがね.

 結局は美女に弱いということなのか.



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 もっとダメなのが、 エリック・ドルフィー 様.

 ジョン・コルトレーン を聴きまくっていた頃に エリック・ドルフィー にも出会ったので、彼の演奏はぶっちゃけ以前かなり頑張って聴いた記憶があります.
 アルバムも有名どころのアルバム中心に、リーダー・アルバムだけでもたしか 5・6 枚は持っていました.


 でもねぇ ・・・・・・・・ やっぱりダメ.



 CD 集め始めてからは、彼のリーダー・アルバムで購入したのは "Out to Lunch!" のみ.
 彼を代表するアルバムではありますが、 CD を買うことにかなり躊躇していたアルバム ・・・・・・・ 購入後もたまに姿勢を正して聴いてみようと思うものの、やっぱりキツイのです.


 このアルバム、 ジョー・ヘンダーソン が出てくるとなにかホッとできます.
 この時期の ジョー・ヘンダーソン は "In 'n Out" (BLP-4166) 、 "Inner Urge" (BLP-4189) といったバリバリのモード演奏をしていましたが、この "Point of Departure" の中では非常にモダンて聴きやすい感じを受けます.

 それだけ エリック・ドルフィー や アンドリュー・ヒル の演奏がアブストラクトということなのかな.

 結構修業的なアルバムでもありますが、せっかく購入したアルバムなので聴かないとね.
 たまにはこういったアブストラクトな演奏も刺激に満ちていていいのかも.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ベアリスタ がまたまた届きました.
 10月に職場を異動になった元部下の腐女子からです.



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  今年の干支にちなんだ猿のバリエスタ ・・・・・ ではなく ベアリスタ です.


 ちなみに今年最初の心の旅の行き先は ・・・・・・・・

 ミャンマー という国のようです 昔でいう ビルマ ..


 まぁこのあたりのことは次の機会にでも書くことにします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

'Round About Midnight At The Cafe Bohemia

 今年初めての 雪 です.
 雪降りだから ・・・・・・ 引き籠ってブログの整理でもしましょう.


 そうしたら、過去に二度も取り上げたにもかかわらず、詳細データを記載していないアルバムを見つけたので、三度目の登場です.
 イメージは 静かな ・・・・・・・・ でもれっきとしたハードバッパーなのです.
 特にこんなライブでは、静かに ・・・・・ それでいて熱い演奏.






1524






  " 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia
                        / Kenny Dorham"






   CD-1
   1. K.D.'s Blues (alt-tk)  
       (K.Dorham) ・・・・・ 10:41
   2. Autumn in New York
       (V.Duke) ・・・・・ 4:38
   3. Monaco (alt-tk)     
       (K.Dorham) ・・・・・ 5:33
   4. N.Y. Theme
       (K.Dorham) ・・・・・ 5:36
   5. K.D.'s Blues
       (K.Dorham) ・・・・・ 9:30
   6. Hill's Edge
       (K.Dorham) ・・・・・ 8:16
   7. Night in Tunisia   
       (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 9:31
   8. Who Cares ? (alt-tk)
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 4:59
   9. Royal Roost
       (K.Clarke-K.Dorham) ・・・・・ 8:41

   CD-2
   10. Mexico City 
       (K.Dorham) ・・・・・ 6:02
   11. 'Round About Midnight
       (T.Monk) ・・・・・ 7:44   
   12. Monaco  
       (K.Dorham) ・・・・・ 6:37
   13. Who Cares ?
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:21
   14. My Heart Stood Still
       (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 7:49
   15. Riffin'
       (K.Dorham) ・・・・・ 7:50
   16. Mexico City (alt-tk)
       (K.Dorham) ・・・・・ 6:33
   17. Prophet
       (K.Dorham) ・・・・・ 6:20





  Kenny Dorham (tp), J.R.Moterose (ts), Kenny Burrell (g),
  Bobby Timmons (p), Sam Jones (b), Arthur Edgehill (ds)
  Recorded at the "Cafe Bohemia", NYC, May 31, 1956.








 この上のデータはボクの持っている "The Complete 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia" という 2 枚組アルバムのものです.
 オリジナル・アルバムは BLP-1524 番で、次の 6 曲が収められていました.




1524-2

   1. Monaco
   2. 'Round About Midnight
   3. Mexico City 
   4. Night in Tunisia   
   5. Autumn in New York
   6. Hill's Edge


 その後当日の別の演奏が発掘され、日本 Blue Note から BNJ-61003、 BNJ-61004 のアナログ盤 2 枚に 11 曲が収められ発表.
 そして CD & リマスター に伴い、計 3 枚のアルバムが 2 枚の CD になって 2002 年に発売されたのがこのアルバムです.
 たしかボクのちょっぴりの知識では、このアルバムは当日の演奏順に収録されているはずです ・・・・・・ もし違っていたらごめんなさい.


 最初にオリジナルと同じ構成の CD を購入したのですが、この International 盤の 2 枚組を再購入しました.




K Dorham003

 この演奏が録音された頃、 ケニー・ドーハム は Art Blakey & The Jazz Messengers を止め、自身のグループ Jazz Prophets で演奏していました.
 そんな頃を代表するアルバムがこのアルバム.


 ハードバッパーとしての ケニー・ドーハム の面目躍如といった感じでしょうか.
 聴き応えたっぷりで、そしてライブハウスの雰囲気も伝わってもきます.


 アルバム・タイトルにもなっている "'Round About Midnight" .
 この曲と言えば、 Miles Davis の演奏がすぐに浮かんできますが、ホーンの演奏ではそれと同じくらいな素敵な演奏が、このアルバムのものでしょう.
 やっぱりこの曲はこのアルバムの白眉といってもいいでしょうが、この曲ばかりでなく素敵な演奏がゴロゴロ.


 このグループのテーマ曲でもある "K.D.'s Blues" のホットな演奏に続く "Autumn in New York" がいいです.
 いかにも "静かな" トランペッター 、 ケニー・ドーハム という感じ.


 まぁこのアルバムに関しては、これくらいいいでしょうか ・・・・・・ もう何回も書いているので.






 今日のお天気 !


 Before ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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 午前中は辺り一面真っ白で、雪が降っていました.

 仕方ないので引き籠って、ジャズ聴きながらブログの整理していたのですが、昼頃にはすっかり雪も止み、いつの間にかこんなきれいな青空になっていました



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ After



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 そう言えば、もう 12 月 ・・・・・・ 本当に今年もあとわずかです. 
 今年も、来年用の手帳の準備完了.




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 と言っても、手帳を買っている訳ではなく、リフィルのみ購入です.

 QuoVadis の Business Prestige を、ここ数年使っています.
 探せばもっと使いやすかったり、素敵なデザインのものがたくさんあるとは思うのですが、手帳自体の使用頻度もそれほど多いとは言えないので、とりあえずいつもこれになっています.


 この辺りの話題も、毎年書いているような気が ・・・・・・・・・
 まぁ、同じように毎年年末を迎えられるのが一番かもしれません.

In 'N Out

 連休です.
 今年の連休は、いつもの年よりもいろんな意味を持っている連休かもしれませんね.
 被災者の救援の手はだいぶ届き始めているようですが、被災地の復興に至ってはどうでしょう ・・・・・ ほとんど手つかずと言ってもおかしくないでしょうか.
 大震災のリバウンドか、被災地には関係のない観光地まで大きなダメージを受けているようです.
 不要な部分を節約したりするのは当然必要ですが、もう少し日本全体が元気出していかないと、本当に日本がダメになってしまうような気がしますね.



 ボクの連休の予定は ・・・・・ と言っても、中に仕事が挟まっているので、社会一般的連休には程遠いのですが ・・・・・ 4日に東京へ行くくらいで、あとは庭の草取りでものんびりとしていようかと思います.






4166






   "In 'N Out / Joe Henderson"




   1. In 'N Out
   2. Punjab
   3. Serenity
   4. Short Story
   5. Brown's Town
   6. In 'N Out  (alt-tk)




  Kenny Dorham (tp), Joe Henderson (ts), 
  McCoy Tyner (p), Richard Davis (b), Elvin Jones (ds)
  Recorded April 10, 1964.





 Joe Henderson の Blue Note での 3 枚目のリーダー作です ・・・・・・ "BLP-4140 Page One" , "BLP-4152 Our Thing" に次いで.
 オリジナルアルバムは 5 曲目まで、残りの 1 曲は International 盤のボーナス・トラックです.
 この 3 枚すべてに競演しているのが、トランペットの Kenny Dorham です.

 以前にも書いたように、イメージ的には "いぶし銀" 的なのですが、このアルバムでは 1 曲目からバリバリのモード演奏となっています.
 個人的好き嫌いになりますが、同じバリバリ吹くのでもボクは "BLP-1524 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia" のようなハードバップの演奏のほうが好きです ・・・・・ まぁ 3 曲目の "Serenity" や 4 曲目の "Short Story" のような演奏も悪くないし、ゴキゲンですけどね.




4166-2

 バックの 3 人がスゴイな〜.
 まんま John Coltrane Quartet という感じです、この手の演奏にはピッタリの 3 人ですね (笑) .
 この中では、ちょっと Elvin Jones が大人しいような感じを受けますが ・・・・・ .


 で、そんなバックやサイドメンに乗せられてか、主役の Joe Henderson が結構自由に吹いています.
 "Page One" のアルバム評価の多くは、ちょっと大人しいというようなニュアンスが含まれていますが、ボクもそう感じてしまいます.
 2 作目の "Our Thing" は先日届いたもののまだ聴いてないのでわかりませんが、少なくてもこのアルバムのほうがはるかに自由な演奏という印象です. 
 このアルバムのあと、自身のリーダー作は "BLP-4189 Inner Urge" 、 "BLP-4227 Mode For Joe" 、計 5 枚のリーダー作を Blue Note に吹き込みました.
 この後の 2 枚も、モーダルでちょっとフリーキーな演奏になっています. 


 このアルバムも、ジャケット・デザインが秀逸です.
 太い文字と小さな文字の組み合わせが何とも言えませんし、文字の配置の微妙さもいいですよね.
 Blue Note はこんな感じで、ジャケットだけ眺めていても気持ち良く慣れるものがゴロゴロとあります.
 このあたりも 名門 と呼ばれる所以でしょう.



 さて明日も休みだから、これからゆっくり Blu-ray でも観るとします.
 少し前に届いた "パイレーツ・オブ・カリビアン ブルーレイ・トリロジー・セット" です.
 一応 DVD で三作とも持ってはいたのですが ・・・・・・・・・・ 勢いで Click してしまいました.
 1 作目は先日観たので、今夜は 2 作目ですね.


 やっぱり Blu-ray はきれいです ・・・・・・・・ それではよい連休を.

Echo Of Spring

 四月です ・・・・・
 昨日は快晴の爽やかな青空でした.
 三月に去る人たちがいれば、四月に新しく入ってくる人たちもいます.
 そんな新人たちを、暖かな日差しが迎えていました.



 そんな春に因んだ、明るい演奏を ・・・・・・





1535





  "Afro-Cuban / Kenny Dorham"




  1. Afrodisia
  2. Lotus Flower
  3. Minor's Holiday
  4. Basheer's Dream
  5. K.D.'s Motion
  6. The Villa
  7. Venita's Dance
  8. Echo Of Spring (K.D.'s Cab Ride)
  9. Minor's Holiday (alt-tk)




  tk.5-8
  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts), Cecil Payne (b-s),
  Horace Silver (p), Percy Heath (b), Art Blakey (ds)
  Recorded January 30, 1955.

  tk.1-4, 9
  Kenny Dorham (tp), J.J. Johnson (tb), Hank Mobley  (ts),
  Cecil Payne (b-s), Horace Silver (p), Oscar Pettiford (b),
  Art Blakey (ds), Carlos "Patato" Valdes (conga), 
  Richie Goldberg (cowbell)
  Recorded March 29, 1955.






 Blue Note 1500 番台のアルバム (BLP 1535) です.
 録音も 1955 年です.
 これだけでも、想像されるアルバムのイメージは、かなり古臭いイメージを持ってしまいますが、演奏自体はどうしてどうして.




1535-2

 もともとのオリジナルは、 BLP 5065 "Afro-Cuban / Kenny Dorham" という 10 インチ LP で、 1 曲目から 4 曲目までが入っていました.
 その後、追加の 3 曲を加え BLP 1535 の 12 インチ LP として 再発売されました.
 2 つのレコーディングから成っているアルバムで、 8 曲目は CD 発売の際に追加され、さらにボクの持っている International 盤では 9 曲目がボーナスとして追加されています.


 Kenny Dorham は、どうも日本では渋いイメージとして捉えられているようです ・・・・・ あまりにも "Quiet Kenny" (Prestige) の印象強いからでしょうね.
 でも、この "Afro-Cuban" をサポートするメンバーは、ほとんど The Jazz Messengers といってもおかしくありません.
 そんなメンバーをバックにしているのですから、自然とホットな演奏になってしまいます (笑) .
 事実、この年の 11 月には The Jazz Messengers 名義で、"The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia" のライブ録音をしており、その演奏の中でも特に "Minor's Holiday" の Kenny Dorham の演奏は有名、ボクも大好きなソロの一つです.


 このアルバム全体が、タイトル通り明るく楽しいノリで演奏されています、ここでの "Minor's Holiday" もゴキゲンです.
 そんな中にも、時折彼独特のくすんだ様な音色が現れたたりします ・・・・ そんなところで、ちょっとニヤリ.
 このアルバムも久しぶりに聴いてみましたが ・・・・・


 なんてゴキゲンなのだっ!!
 古臭さなんか、ちっとも感じさせません.
 春の温かさを運んでくるような、ほんのりと暖かなトランペットの音です.


 そんなホットなアルバムから、春に因んだ "Echo Of Spring" .
 春の声は、もうすぐそこまで来ていますね.

軽井沢 + TOTO + UNA MAS

 春、春、春ですねー
 あまりいいお天気なので、ドライブを兼ねて 軽井沢 までスニーカーを買いに出かけました.
 窓を開けると、ほんとうに気持ちのいい風です.

 春霞 ・・・・ 景色全体が白っぽい感じですね、田園地帯ののどかな風景を見ながらのんびりドライブ.
 今日はそんな 軽井沢 のことでも書こうかと思っています.



 が、今日は三連休の初日でした.
 西から 軽井沢 に入るんですが、町に入った辺りから車の流れが悪くなりナビを見るとすでに渋滞の赤ラインが先まで ・・・・・ ファッション・モールまではまだかなりあるのにこの渋滞です.

 仕方ないので引き返してきました.
 モールができるまでこんな時期は大して混んでいなかったのに.


 帰りに銀行に寄って通帳の記入をすると ・・・・・
 なんと TOTO-BIG が当たっているではありませんか.
 金額は 1,770 円!!!  5 等です!
 昨年から毎回 3-5 枚だけ TOTO-BIG を購入していましたが、初当たりです.
 金額は本当にわずかですが、こういったツキを大事にして次につながればいいんです.
 次は 600,000,000 円ですね、間違いありません!





 ということで、お天気もいいし気分もいいので、ちょっと能天気なアルバムでも聴きながら時間を潰します.






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  "Una Mas / Kenny Dorham"





  1. Una Mas (One More Time)
  2. Straight Ahead
  3. Sao Paolo
  4. If Ever I Would Leave You (Bonus-tk)





  Kenny Dorham (tp), Joe Henderson (ts), Herbie Hancock (p),
  Butch Warren (b), Tony Williams(ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 1, 1963.





 以前書いた "Quiet Kenny" とはかなり毛色が違うアルバムです.
 向こうはちょっと控えめに吹いていますが、こちらでは軽快な曲に合わせて新主流派的なモダンな演奏です.
 ただ、 4 曲目 "If Ever I Would Leave You" は少しこのアルバムの演奏とは違った演奏です.
 オリジナルのアルバムにはこの曲が入っていなかったのですが、そちらが正解のような気がします.
 この曲だけちょっと違うんですよね.
 3 曲聴いてくると、ちょっと違うなーというようなきになります.
 これは決して良くない演奏というのではなく、あまりにストレートな演奏でそれまでの新しい感じの演奏と違う感じを受けるという意味です.




4127-2

 ここでは Joe Henderson がいいです.
 このアルバムが Blue Note デビュー作で、この 2 カ月後に自身のリーダー・アルバム "Page One" を録音しています.
 Kenny Dorham もそのアルバムには参加しています.
 ピアノとドラムスが Herbie & Tony ではありませんが、系統的には似た感じのアルバムです.
 この "Page One" も有名なアルバムですね.


 "Una Mas" も以前 秋葉原 でアナログ輸入盤を見つけて購入したのですが、そんなに多くは聴かなかったですね.
 ぶっちゃけ BLP-1524 や BLP-1507 あたりの Kenny Dorham のほうが好きです.
 ただ、いつも聴きたいと思わなくてもたまにこんなアルバムが聴こえてくると、ご機嫌になります.
 実は今日車の iPod から突然 Coltrane がかかりました.
 いつも Coltrane ばかりでは参ってしまいますが、たまにかかるととてもいい感じ.
 このアルバムもきっとそんな感じの一枚でしょうか.
 そういえば BLP-1507 冒頭のアナウンスで、 "ケニー・ドーハム" と発音しています、結構褒めた紹介してますね.



 そうそう、今日は大事なことがもう一つ.
 ブログ・タイトルをほんのちょっと変えました.
 以前の "雨降りだからジャズでも勉強しよう" を英語に直すと、 "rainy day" ではなく "wet" になってしまうようです.
 これは、ちょっとばかりボクのイメージと違ってしまうので、あえて "雨の日だからジャズでも勉強しよう" に改名しました.
 まぁそれほど多くの人が読んでくれるブログではありませんので、どうでもいいと言えばそれまでなのですが ・・・・・ 汗
 ちょっとしたこだわりですね.


 But also to study jazz on a rainy day.


 ようやくこんな英文タイトルになりました.

Quiet Kenny / Kenny Dorham

 金曜日です ・・・・・ 明日はお休み!!
 講習会のない週末は本当にのんびりできます.
 ・・・・・がっ、もう次の講習会の準備、今月末は2つのコースがあるのでその調整におわれています.



 昨日の "Newk's Time" に収録されていた "Asiatic Raes" は Kenny Dorham の曲で、"Lotus Blossom" というタイトルで演奏されています.
 今夜はそんな曲が入っている Kenny Dorham の有名なアルバム.






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  "Quiet Kenny / Kenny Dorham"





  1. Lotus Blossom
  2. My Ideal
  3. Blue Friday
  4. Alone Together
  5. Blue Spring Shuffle
  6. I Had The Craziest Dream
  7. Old Folks
  8. Mack The Knife




  Kenny Dorham (tp), Tommy Flanagan (p), 
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded on November 13, 1959.






 昨日、Sonny Rollins の音がボクはちょっと苦手と書きましたが、逆にこのアルバムの Kenny Dorham の音色は大好きです.
 とにかく癒されます、この音.
 アルバム全体が、癒し系の音色で統一されています.

 ちなみに彼の名前って日本語でどう呼ぶんでしょう.
 普通は "ドーハム" なんでしょうか ・・・・
 ボクは昔 "ダーラム" って呼んでいました、何となくですがこっちの方がカッコよさそうだからというくだらない理由からです.


 Kenny Dorham の人気はどうなんだろう?
 どうも、当時は過小評価されていたようなことがいろいろなところに書かれています.
 当時はもう少し、バリバリ吹くほうが人気あったんでしょうか.
 Miles のようなカリスマではありませんが、いいアルバム、ボクが好きなアルバムは何枚もあります.
 "シブい" という表現が似合いそうです.


 前に "'Round About Midnight At The Cafe Bohemia / Kenny Dorham" のことを少し書きました.
 あのブログの後 2 枚組の International 盤をガッツリ購入しました.




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  "'Round About Midnight At The Cafe Bohemia"




  CD-1
  1. K.D.'s Blues (alt-tk)  
  2. Autumn in New York
  3. Monaco (alt-tk)    
  4. N.Y. Theme
  5. K.D.'s Blues        
  6. Hill's Edge
  7. Night in Tunisia   
  8. Who Cares? (alt-tk)  
  9. Royal Roost


  CD-2
  10. Mexico City         
  11. 'Round About Midnight
  12. Monaco           
  13. Who Cares?
  14. My Heart Stood Still  
  15. Riffin'
  16. Mexico City (alt-tk)    
  17. Prophet





 演奏の内容はちょっとばかり違いますが、これもいいです.
 基本的に、彼のトランペットの音がボクにフィットするんでしょうね.
 このあたりは Tina Brooks に通じるところがあります.
 こういうのって、言葉ではきっと説明できないでしょう.
 好きなものは好き!って感じかな.




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 話を "Quiet Kenny" に戻して ・・・・・・
  Blue Note の "Cafe Bohemia …" は彼のジャズ・プロフィッツというグループの演奏ですが、この "Quiet Kenny" はワンホーンで淡々と吹いています.
 バックの 3 人もいいんです.
 1 曲目の “Lotus Blossom” ももちろんですが、ボクが好きなのは 3 曲目の “Blue Friday” です.
 静かな夜にでもこのアルバムをかけていると、本当に癒されます.
 2 曲目の "My Ideal" なんかももう・・・・・
 深夜のジャズ屋でこんなアルバムがかかると、一気に酔いがまわってしまいそうです.
 このアルバムはジャズ初心者にも超お勧めのアルバムです.


 このアルバムも RVG シリーズがでていますが、どうなんでしょう?
 ボクが持っているアルバムは、もう何年も前に買った International 盤なのでこの際思い切って RVG 購入しようかと思っているのですが ・・・・・.



 Blue Note はきちんとリハーサルをしてから録音され、 Prestige はどちらかというと行き当たりばったりな感じで録音されていたというようなことが言われていますが、どちらも多くの名盤を生んでいます.
 そういったところが、ジャズのおもしろさの一つでもあります.
 録音の善し悪しや緻密な演奏などとは別に、人間臭さのようなところが聴く人の心に大きく関係してくるんでしょう.



 さーて、明日は土曜日!!
 天気が良ければちょっとウォーキングなどに行くつもりです.
 新しいウォームアップ・スーツも届きましたので.
 たまには健康的なこともしないといけません.


 といいつつ、明日も引き籠っていたりなんかして ・・・・・ 汗

'Round About Midnight At The Cafe Bohemia

 理屈抜きにして、好きな音 (音色) があります.
 とかく、アドリブという音の集合体に関心がいきがちです ・・・・・・

  唸ってしまうようなアドリブ、
  グイグイ後押ししてくるリズム・セクション、
  みんなジャズの素敵なところであり、醍醐味でもあります.


 でも、単純に「いい音」、「好きな音」というのもたくさん.
 こういう感覚的に捉える音って、ジャズなんてほとんど聴かない人でも共有できるはずです


 なぜか Kenny Dorham の音に魅かれます.
 この音がいいんだなー ・・・・・・・ 確かにアドリブのフレーズなんかも素敵なんだけれど、ボクはこの、ちょっと控え目で口篭もるような音を聴くと、ホッとできます.
 それは、例えば Tina Brooks なんかの音と共通してます.




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 ライブ・アルバムは録音の状態がよくなかったりで、あまり聴かないんです.
 もちろん、ライブだからこそという名盤もたくさんありますが.
 偏屈なボクは、このアルバムもライブというだけの理由で、今まで購入しませんでした.
 ジャズ屋では、よくかかっていて、それなりに耳にしていたと思うのですが.
 ようやく、最近になって購入です.


 改めて聴いてみると ・・・・・・・・・
 やっぱり、トランペットの「音」がいいんです、録音云々ではなく、とにかく「音」が ・・・・・・・ いいんですな.
 一曲目の "Monaco" から "'Round About Midnight" へと、どっぷり入っていけてしまいます.
 少し鼻にかかった声での MC に続く "Autumn in New York" の演奏 ・・・・・・・ これもいい.

 ・・・・・やっぱり、これって名盤!


 ただ、 J. R. Monterose はこのアルバムではフィットしていないような気がするんだなー.
 ちょっとばかり個性的な奏者で、それなりに名盤もあるんだけれど、Kenny Dorham とは少し合わないような気がしてます.
 それとこのアルバムの曲順は、当日の曲順と違うところが残念.

 最後まで聴いてみると、いいぞこれ!!
 確かアメリカ盤 2 枚組では、この日の 4 セットに及ぶ演奏を演奏順に並べ替えて完全収録したものが発売されているから ・・・・・・・・・ HMVに即予約です.

 この演奏は、他のセットも聴いてみたくなるような気にさせますね.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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