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Whistle Stop

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 今日は忘年会出席のため昼から 東京 へ.
 ボクの家から 東京 へ行くこと自体は新幹線もあって簡単なんだけれど、一番の問題はどのくらい寒いのか、暑いのか ・・・・ 地方と 東京 の温度差がいまひとつピンとこないという感じなのです.
 過去にも寒いと思って厚着していったら日差しが暖かく汗かくほどだったことが何度も.

 ファッションには全く興味ありませんが、何をどのくらい着ていくか悩むところです.




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 昨日ローソンで見つけて衝動買いしてしまいました.

 京橋 の "どみそ" は以前講習会場がこのそばだったので、もう何度も行ったお店.
 最近では 富士フォトギャラリー銀座 で写真展を観る機会も増えたので、そのついでに入ったりしています.
 今年だけでも 3 回、ちょっと前に "特みそこってり" 食べたばかりです.


 7・11 で売っている "蒙古タンメン 中本" くらい美味しければいいのだけれど ・・・・・
 なんて思いながら早速食べてみました.



 結果は ・・・・・・ まぁ十分満足いくレベルかな.


 べらぼうに旨いというほどではありませんが、味も香りも結構似ています.
 あの麺を再現するのはちょっと無理だと思うし、全体的に悪くないですね.




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 さて、たまにはハード・バップ聴こうかな ・・・・・・・ なんて思った時にこういう演奏だと、気分が一気に上昇.

 比較的目立たないアルバムなんだけれど、とても Blue Note らしいアルバムでもあります.
 まぁこのあたりのアルバムはどれも 外れ なしといった感じです.






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  " Whistle Stop / Kenny Dorham "





  1. Philly Twist ・・・・・ 5:36
  2. Buffalo ・・・・・ 7:36
  3. Sunset ・・・・・ 6:15
  4. Whistle Stop ・・・・・ 5:53
  5. Sunrise in Mexico ・・・・・ 5:36
  6. Windmill ・・・・・ 6:15
  7. Dorham's Epitaph ・・・・・ 1:09

   (All compositions by Kenny Dorham)





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Kenny Drew (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at DVG studio, Englewood Cliffs, January 15, 1961.





 
 Blue Note には彼のリーダー・アルバムが 5 枚あります ・・・・ "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and his Band" (LP 5010) を含めば 6 枚.
 このアルバムは 1961 年に録音されたアルバムで BLP-4063 .





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 Blue Note の ケニー・ドーハム と言えば、やっぱり "'Round About Midnight At The Cafe Bohemia" でしょう.
 そう、あの Cafe Bohemia です.

 今日のアルバムは全曲ケニー・ドーハムのオリジナルで構成された、軽快なハード・バップのアルバムです.
 彼の曲作りのうまさは "Lotus Blossom" 、 "Blue Bossa" 等を聴いてもわかります.

 このアルバムでの曲は、 テキサス州 生まれの彼らしく、南部に因んだタイトルが付けられています.
 ちなみにアルバム・タイトルでもある "Whistle Stop" は、 アメリカ の田舎にあるような小さな駅で、笛などで合図をしないと停車しないような 「信号停車駅」 という意味のようです.



 このアルバムの演奏、 ケニー・ドーハム はもちろんですが ハンク・モブレー の演奏が特にボクは好きです.
 ケニー・ドリュー もいい感じで、他の二人のメンバーについては改めて言うまでもなく.




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 この人の場合、どうしても "Quiet Kenny" (New Jazz) のイメージが亡霊のように付きまとってしまう.
 哀愁とか 、静かとか ・・・・ とても地味な感じをどうしても受けてしまいます.
 事実、アップ・テンポな曲の中にも独特なマイナーさがあったりして.
 そんなところが玄人受けしてるんでしょうが (笑)


 でもどちらかというと常に新しいものにチャレンジしていたような感じなのです.
 1955 年には "Afro-Cuban" (Blue Note) と言ったラテン系の吹込みも一早くしています.
 1960 年代後半にはポップな方向にも挑戦していたようなことをどこかで読んだような ・・・・ 曖昧な記憶.

 ただ 1960 年代後半からのアルバムはぐっと減って、リーダー・アルバムに至っては 1964 年の "Trompeta Toccata" (Blue Note) が最後のようです.


 クリフォード・ジョーダン の "In The World" は "Vienna" での ドン・チェリー のインパクトが大きいんですが、アナログ盤の B 面の二曲には ケニー・ドーハム が入っていて、結構面白い演奏が聴けました.




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 ジャケット裏の アイラ・ギトラー の解説に、 ケニー・ドーハム の過小評価について当時の評論家たちに向かっての言葉が書かれていました.

 「多くの評論家たちは ケニー・ドーハム についての記事のたびに過小評価されているミュージシャンと書いているけれど、そんな同情を書くだけのエネルギーを使ってもっといい部分を書いてあげればきっともっと多くの成功を収めているはず ・・・・・」

 なるほどなのです.
 これって日本のジャズにも通ずるような気がするなぁ.



 1924 年 8 月 30 日 テキサス州 フェアフィールド で生まれたビバップを代表するトランペッターは、 1972 年 12 月 5 日 48 歳の若さで静かに去っていきました.





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 さて、今夜は EOS学園 土屋組 の忘年会.
 今年一年間基礎講座と実践講座を受講した方たちが一緒になって開催されます.
 参加資格は今年一年間でこの講座を一回でも受講した方 ・・・・ だから忘年会に出るために EOS学園 を受講する方もいたりします (笑)




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 ドップリ写真にのめり込んだ一年の最後 ・・・・・ と言っても、正しくは 20 日の夜最後の授業がありますが.
 そんな一年の締めくくりですので、いろいろ写真のお話しでも楽しくしてこようと思ってます.

 が、またまた 写真の講評会 があります.
 忘年会での講評会、とは言うもののきっとみんな本気モードで作品持ってくるんだろうな (笑)


 これで凹んだらどうしよ ・・・・・ シャレにならないなぁ (笑)




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New Faces, New Sounds

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 木曜日は午後から豪雨で、ボクの住んでいる地域でも多くの水害が発生しました.
 幸いにも人的なものはありませんでしたが、久しぶりに降ったなぁって感じです.



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 今日も午前中から曇ったり、雨が落ちたり、かと思うと写真のように青空がのぞいたり ・・・・・・

 今 14:00 頃ですがまた暗くなって雨も落ち始めてきました.

 明日の日曜日も、天気は今一つみたいです.
 夏が終わって、台風がやってきた感じですね.



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 Blue Note の古いアルバムを聴いてみますか.
 このアルバム、久しぶりに聴いてみたので 「あっ、こんな演奏だったんだ ・・・・・・」 でした.




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  " New Faces, New Sounds / Kenny Drew " 





  1. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  2. Stella by Starlight
          (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 2:27
  3. Gloria
          (Kenny Drew) ・・・・・ 3:32
  4. Be My Love
          (N.Brodzsky-S.Cahn) ・・・・・ 2:42
  5. Lover, Come Back to Me
          (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 3:31
  6. Everything Happens to Me
          (T.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 4:40
  7. It Might as Well Be Spring
          (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・・ 2:47
  8. Drew's Blues
          (Kenny Drew) ・・・・・ 2:25





  Kenny Drew (p), Curly Russell (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 16, 1953.





 Blue Note の 5000 番シリーズの一枚.
 この 5000 番台は 10 インチサイズのモノラル LP 盤でした.



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 このアルバムもそうですが、この年から ニュージャージー州 ハッケンサック (Hackensack) にあった Rudy Van Gelder のリビングを改造したスタジオを使っての録音が行われるようになりました.
 このスタジオでは 1959 年 7 月 1 日まで録音が行われ、多くの名演奏がアルバムに収められました.

 その後さらに完成度の高いスタジオが イングルウッド・クリフス (Englewood Cliffs) にでき、最初のセッションが 1959 年 7 月 20 日に録音されました.

 この最後と最初の両セッションは アイク・ケベック の録音セッション.
 ちなみに イングルウッド・クリフス までミュージシャンの送迎をしていたのも アイク・ケベック というのは有名なお話ですね.




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  (RVG Studio, Hackensack)

 アルバム・タイトル通り、このアルバムは ケニー・ドリュー 名義のデビューアルバムになります.
 Blue Note はこの "New Faces, New Sounds" というコピーで、多くの新人たちの録音を行っています.


 5018: Horace Silver Trio - New Faces, New Sounds
 5020: Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 5021: Lou Donaldson / Horace Silver a.o. - New Faces, New Sounds
 5023: Kenny Drew Trio - New Faces, New Sounds
 5025: Wynton Kelly Trio - New Faces, New Sounds
 5029: Elmo Hope Trio - New Faces, New Sounds
 5030: Lou Donaldson / Clifford Brown a.o. - New Faces, New Sounds
 5031: Wade Legge Trio - New Faces, New Sounds
 5036: Urbie Green Septet - New Faces, New Sounds
 5043: Frank Foster Quintet - New Faces, New Sounds
 5044: Elmo Hope Quintet - New Faces, New Sounds, Vol. 2
 5053: Julius Watkins Sextet - New Faces, New Sounds
 5054: Gil Melle Quartet - New Faces, New Sounds, Volume 3
 5056: Jutta Hipp Quintet - New Faces, New Sounds from Germany


 ほとんどはその後もアルバムを残し、ボクにもなじみの深い人たちですが、中には全然聞いたことのない名前もあったりします.
 このあたりは アルフレッド・ライオン が気に入ればとりあえず録音って感じなのでしょうね.
 これがあったから Blue Note の今の評価があるという感じです.





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 ケニー・ドリュー はその後も Blue Note をはじめいろいろなアルバムに演奏を残しますが、 アメリカ ではなかなか高い評価を得られませんでした.

 1961 年に パリ に渡り 1964 年から デンマーク の コペンハーゲン に活動の拠点を移し活動しています.
 ニールス・ペデルセン とは多くの秀逸なアルバムを残しています.

 彼の場合どちらかというとヨーロッパでの演奏に人気があるようで、ボクのイメージも "Dark Beauty" などの SteepleChase 時代を思い浮かべてしまいます.
 ヨーロピアン・リリシズム とでもいうのか、独特なリリシズムで演奏を行いますが、今日のアルバムではまだまだパップ・ピアニストといった演奏を聴かせてくれます.


 今回久しぶりに聴いたら、とても軽快な歌心溢れる小作品集という感じでした.
 


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 雨降りの休日、何となくテレビを点けると オリンピック .
 ついつい観てしまいますねぇ ・・・・・・・ 感動しちゃいますねぇ.

 日本を応援するのはもちろんですが、日本人の出ていない競技でも感動しちゃいます.

 やっぱり一生懸命やっている姿は美しいなぁ.



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 これはビックリでした.

 まさかこの種目で銀メダルとは ・・・・・・・ あの アメリカ に勝ったんですから.

 今回のオリンピックでも何十年ぶりのメダルとか言われるものが多いのですが、まさか短距離でメダルとは.
 こういうのを びっくりぽん っていうのでしょうか (笑)


 為末 氏が記事に書いていましたが、ボクも成績の悪かった日本選手の謝罪が嫌い.
 なんで謝る必要があるのか意味不明です.

 最近どうもほんの一部のヘイトな発言ばかりが変にクローズアップされ、逆に大多数の意見が見て見ぬふり的な感じがいろいろなところであるように思います.
 この謝罪というのも、一部の批判に対しての謝罪なのでしょうか.

 一生懸命やっている姿は TV などでも十分すぎるほど伝わっています.
 その結果がどうであれ胸張っていいんじゃないのかなぁ.


Genevieve Lacaze
  Genevieve Lacaze

 キレイな人が頑張っている姿は感動です ・・・・・・・ ボソッ



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Dark Beauty

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 今日の天気予報は曇り空.
 午前中は予報通りの雲がありましたが、午後からは青空が広がりました.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/8 ISO-100)

 風は涼しいのですが、結構日差しが強いのです.
 水田の草刈りもほとんど終わりました、残っているところはコンバインでの刈り取り用.
 遠くに見える台地はまだ紅葉が始まりませんが、この写真の背中側にある山々はすでに紅葉が始まっています.


 さて、今日の話題はいつもの勘違い.
 ですがその前にアルバムを引っ張り出しましょう.



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 このアルバムも勘違いしまくっていたアルバム.
 タイトルを "Black Beauty" とばかり思ってました (笑)
 以前も簡単に紹介しましたが、今回はデータも含めて再掲載.






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  " Dark Beauty / Kenny Drew "





  1. Run Away
        (P.Carstens) ・・・・・ 6:16
  2. Dark Beauty
        (Kenny Drew) ・・・・・ 5:34
  3. Summernight
        (A.Dubin-H.Warren) ・・・・・ 4:08
  4. All Blues
        (Miles Davis) ・・・・・ 6:25
  5. A Felicidade
        (L.Bonfa-A.C.Jobim) ・・・・・ 5:59
  6. It Could Happen to You
        (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 6:56
  7. Love Letters
        (V.Young-E.Heyman) ・・・・・ 5:12
  8. Silk Bossa
        (T.Clausen) ・・・・・ 5:05
  9. Blues Inn
        (Kenny Drew) ・・・・・ 4:53
  10. In Your Own Sweet Way
        (Dave Brubeck) ・・・・・ 7:12
  11. Stranger in Paradise
        (R.Wright-G.Forrest) ・・・・・ 8:05





  Kenny Drew (p), Niels-Henning Orsted Pedersen (b),
  Albert "Tootie" Heath (ds)
  # 1, 2, 4, 5, 7 :
  Recorded at Copenhagen, May 21, 1974.
  # 3, 6, 8, 9 :
  Recorded at Copenhagen, May 22, 1974.







 下の写真にもあるように、オリジナルは 9 曲目までで残りはボーナス・トラックです.
 ちなみにボクの持っているアルバムは輸入盤.



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 スタンダード曲もいくつか入っており、全体としてはとても聴きやすいトリオ演奏なのです.
 

 そんな中でも 5 曲目の "A Felicidade" がとてもステキです.
 こういう軽快なリズムの中を、彼の煌めくようなフレーズが飛び交う感じがとてもいいなぁ.
 どちらかというとベースをフューチャーした曲ですが、ピアノやドラムのソロもとてもいい.

 この曲、 "The In Crowd / Ramsey Lewis" にも入っていましたが、オリジナルと呼べるのはいったいどこにあるんだろう.
 ちょっと調べていたら Diana Panton のアルバムに行きついて、このフランス語のボサノバが微妙に良かったりするものだから、ついつい他の方向に行ってしまいました.
 そういえば Diana Panton の声ってどこか透き通るような感じです.



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 Blue Note の ケニー・ドリュー と言えば "Undercurrent (BLP-4059)" と多くの方は言うんじゃないかな.
 確かに "Funk-Cosity" なんてボクのツボにピッタリではありますが ・・・・・


 偏屈なボクは デクスター・ゴードン の "One Flight Up (BLP-4176)" なんだなぁ.
 このアルバムの "Tanya" は、 デクスター・ゴードン の演奏の中でも一番好きな演奏と言っても過言ではないかもしれません.
 この デクスター のアルバムでの ケニー・ドリュー は、今日のアルバムのような演奏とはちょっと違い、演奏自体もそれほどすごいわけではないのですが、全体の雰囲気というかどうしても "Tanya" に軍配が上がってしまうのです.


 Blue Note のホーンが入ったアルバムとは違い、こちらのアルバムはトリオ.
 独特のリリシズムがあふれたアルバムです.

 こんな感じのトリオ演奏が結構アルバムとして残っています.

 いつもこんな演奏ばかりだとちょっと満腹になってしまいますが、秋風の中、たまにはこんな演奏もいいものです. 




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 昨日の夕方、地元の NHK ニュース中 "撮るしん。" のコーナーで写真が紹介されました.
 ちなみにホームページ上には、すでに掲載されていました.

 これでホームページへの掲載が 5 回.
 テレビでの紹介が 3 回目.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/60sec f/4 ISO-1250)

 アップされた写真は、若干アングルは違ってはいますがこんな感じの写真.



 最近、この "撮るしん。" は写真のレベルが高く、ボクなんか見てても感嘆するようなものがたくさん.
 だからこそ、 7 回の投稿で 5 回採用となると ・・・・・・・・

 勘違いするのも無理ないですよね.


 勘違いついでに、来年はフォト・コンに応募しようかと思っています.
 今まではここに投稿するための写真を撮っていたわけではなく、たまたまいい写真が撮れたので投稿したという感じです.
 来年は、ちょっと力んでフォトコンのための写真を撮ろうかとも思っています.

 ただ、 "撮るしん。" は信州の風景がメインテーマなので話題性などで採用されますが、フォトコンとなるとまったく別.

 どうなることでしょうか ・・・・・・・


 もっともっと勘違いさせてくれたらありがたいんですがね (笑)




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The Waiting Game

 また雪でした
 昨日は朝からずっと、シンシンと降り続いていました.

 ただ、気温が比較的高かったせいかまったくと言っていいほど積もらず、道路も雨が降ったような感じでした.



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    (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 0.6sec f/4 ISO-6400)

 昨夜家に帰ってから撮ってみました.
 ISO 6400 だとどのくらいに映るのかテストみたいな感じで.

 雪の降る夕方 18:00 過ぎですので、当然辺りはほとんど真っ暗に近い状態.
 家や道路の光量が結構あったせいか、ビックリするほど明るくなってしまいました.
 もう少し青っぽい雰囲気出したかったのですが、明るすぎて面白みに欠けてしまいますが (笑)

 数枚設定変えて撮ったりしましたが、手持ち撮影 & 露出時間が長いためかなり手振れが ・・・・・・
 もう少し試そうかと思いましたが、雪も降っているし、寒いしで家に飛び込んでしまいました.


 カメラはジャズ以上にルーキーなので、とりあえず撮りまくるしかないですね.






 さて土曜日なのでブログ更新.
 早めに更新して、ノルマ (笑) の映画鑑賞でもしようか.
 幸いなことに今日明日は奥様がスキーでお泊まりなのです.
 アルバムも映画も大きな音出して楽しめます.


 ということで、久しぶりに大好きなテナーでも聴くとしましょう.
 こういうアルバムはちょっと大きめな音で聴くのがいいです.









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  "The Waiting Game / Tina Brooks "





  1. Talkin' About
         (T.Brooks) ・・・・・ 7:41
  2. One For Myrtle
         (T.Brooks) ・・・・・ 4:39
  3. Dhyana
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:53
  4. David The King
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:40
  5. Stranger In Paradise
         (Wright-Forrest-Borodin) ・・・・・ 7:32
  6. The Waiting Game
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:12





  Johnny Coles (tp), Tina Brooks (ts), Kenny Drew (p),
  Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 2, 1961.








 Tina Brooks ・・・・・・・・
 なぜかこの人のテナーが大好きです.
 特別このミュージシャンの演奏をよく聴くわけでもありません.
 でも 「好きなミュージシャンは ?」 と聞かれれば必ず彼の名前が出てしまいます.


 4 曲目 "David The King" のソロに入っていくところなんか、グッときたりする訳ですよ.
 うまいという感じは受けないんですが、ちょっと不器用そうな演奏がいいんだな.





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 このアルバムも マイケル・カスクーナ が発掘したアルバムの一枚.
 1999 年、日本で TOCJ-66075 " The Waiting Game "として発売.

 この日本で発表されたのが世界で初めてというような表記がありますが、 "The Complete Blue Note Recordings Of The Tina Brooks Quintets" (Mosaic MR4-106) というタイトルでも発表されているようですので、どちらが最初なのかはよくわかりませんし、まぁボクにとってはどうでもいいかな (笑)

 ちなみにボクの持っている CD は、数年前に結構苦労して探した輸入盤.
 よくわからない 40536 というナンバーが入っています.


 このアルバム、 ユニバーサルミュージックジャパン の "ブルーノート・ザ・マスターワークス" シリーズ第 3 期 30 枚中の一枚として、昨年 6 月に発売されています.
 こういうアルバムが廉価価格で発売されるのは、本当にうれしいです.
 



 トランペットの Johnny Coles も渋いなぁ.
 この人の演奏もあまり聴いたことがないですね.
 一応 Blue Note のリーダーアルバム "Little Johnny C" を持っていますが、あのアルバムはボクの思っていたような演奏ではなかったと記憶しています.
 このアルバムのことはいずれまた.

 このアルバムでの Johnny Coles はリーダー・アルバムで感じたようなイメージとはちょっと違って、淡々とストレートに吹いている感じです.
 ティナ・ブルックス のテナーにとてもよく合う感じがします.

 お互いに言いたいことをはっきり言わないような演奏ではありますが (笑)


 このアルバムは一曲を除いてすべて ティナ・ブルックス の曲.
 彼の曲もボクのツボにハマるというか ・・・・・・・・ こういう作曲のセンスもいいですね.






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 この人こそ不遇のミュージシャンといっても過言ではないかな
 最初のレコーディングは 1958 年 3 月、 リー・モーガン 、 ソニークラーク 、 ダグ・ワトキンス 、 アート・ブレイキー という層々たるメンバーで録音したのにもかかわらず、お蔵入り.
 このアルバムが陽の目を見たのは 1980 年代の日本でした.


 ティナ・ブルックス は、 Blue Note でこのアルバムを含め 4 枚のリーダー・アルバムを吹き込んだにもかかわらず発売されたものは "True Blue" 一枚のみ.

 "Back to the Tracks" に至っては、アルバムのインナー・スリーブにジャケット写真が印刷されレコード番号が付いてていたにも拘らず発表されなかったため、一気に幻のアルバムになってしまいました.


 そして今日のアルバム以降のアルバム録音はまったくありません.
 彼も多くのミュージシャン同様に薬物依存、 1974 年 8 月 13 日肝不全により ニューヨーク で 42 歳で亡くなっています.
 本当にもったいないなぁ.



 久しぶりにゆっくり聴いてみると、やっぱりいいのであります.
 語尾がちょっとはっきりしないような演奏ですが、そういうところもいいじゃありませんか.

 とてもホッとできるような演奏なのであります.

 








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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/400sec f/14 ISO-100)

 午前中には雪も止んで青空が見えてきました.
 気温はそれほど上がらないのか、外はかなり冷え込んでいます.



 さてこれからのんびり映画でも観るとしましょう.
 何を観ようかと、探すのが結構時間がかかったりもします (笑)

Riverside の Kenny Drew

 ここ数年ずっとこの時期に思うのですが、どうも昔のような 師走 という感じが無くなったように思います.
 子供のころは、年末や年始に向けて街全体がもっとバタバタしていましたし、ワクワクするような感じもあったように思います.
 不景気なせいもあるんでしょうか、街全体が 師走 という感じがしません.


 ようやく今年の年賀状デザインも決まり ・・・・・ と言いましても、毎年同じ Alfons Mucha の絵を題材にしているだけなんですがね.
 後は印刷するだけですので、来年も元旦にはお届けできそうです.




 さて、久しぶりに Jazz です.
 ちょっと地味な感じはありますが、とっても軽快でくつろげる演奏です.






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    "Kenny Drew Trio"




   1.  Caravan
          (Ellington-Tizol-Mills) ・・・・・ 4:52
   2.  Come Rain Or Come Shine
          (Mercer-Arlen) ・・・・・ 6:06
   3.  Ruby, My Dear
          (T.Monk) ・・・・・ 5:43
   4.  Weird-O
          (K.Drew) ・・・・・ 4:03
   5.  Taking A Chance On Love
          (LaTouche-Duke-Fetter) ・・・・・ 4:39
   6.  When You Wish Upon A Star
          (Washington-Harline) ・・・・・ 5:16
   7.  Blues For Nica
          (K.Drew) ・・・・・ 5:29
   8.  It's Only A Paper Moon
          (Harburg-Rose-Arlen) ・・・・・ 6:25




   Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), 
   Philly Joe Jones (ds)

   Recorded at NYC, September 20 & 26, 1956. 






 Kenny Drew は Paul Quinichette や Buddy DeFranco といったグループで何枚かのアルバムのレコーディングをした後、 1953 年 4 月 16 日 "Introducing The Kenny Drew Trio" というタイトルで、 Blue Note に初リーダー作品を録音しています.
 その後も有名ミュージシャンとのセッションを重ね、順風満帆だったはずなのですが ・・・・・ なぜかアメリカでは認められなかったようで、その当時の多くのミュージシャン同様、活躍の場所をヨーロッパに移しました.




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 このアルバムは、当時の Miles Davis グループの二人にサポートされ Riverside レーベルに吹き込まれた、初期の Kenny Drew を代表する一枚です.
 有名なスタンダードがたっぷり詰まったアルバム.
 "Come Rain Or Come Shine" もいいけれど、ボクがこのアルバムで一番好きなのは、 4 曲目の "Weird-O" !!
 この演奏、もう少し長ければ本当に最高なんだけれどなぁ、惜しいことに演奏が短い.
 でも、とっても軽快でスウィンギーな演奏です.

 Kenny Drew は、このくらい軽快な曲のほうが似合っているようにも思えます.
 だから次の "Taking A Chance On Love" もゴキゲンなのです、いかにも ハード・バップ・ピアニスト なのです.

 アメリカにいる頃から、かなり多くの有名ミュージシャンと演奏して、アルバムもたくさんあるのに、どうして評価されなかったんでしょうね.
 派手さが足りなかったのでしょうか.


 スイング・ジャーナル選定「ゴールド・ディスク」 を受賞しています.
 この賞に関しては、その選出基準などがかなりダークで、多くの方が頭を傾げるようなアルバムが受賞したりもしていましたが、このアルバムはまぁ納得というところでしょうか.
 ただ、ピアノ・トリオの代表的なアルバムとは、ちょっと言いにくいでしょうか ・・・・・ この辺りも、地味な部分なのでしょうね.



 それにしても "Dark Beauty" とは違うなぁ ・・・・・ この人はヨーロッパに行って大正解でした.


 ボクもどこかに行って成功を収めたいと思うのですが ・・・・・・・・・・ 毎日同じ景色見ています、トホホ.

Undercurrent of cloud

 今朝は遠くの山並みが真っ白でした.
 里は雨だったのですが、標高の高いところは雪に変わったようです.
 今日も日差しが出たり、隠れたりで.



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 低い雲 ・・・・・ 何となく素敵だったので、とりあえず一枚.


 ここ数日肩こりがひどくて ・・・・・ 背中までビンビンです.
 家にいても ボォーーーーーーーッとしているだけなのがいけないでしょうかね.
 少しは外に出て身体を動かさないといけないですよね.
 そうは思っていても、今日のお休みも結局午前中は先日借りてきた "ヒトラーの贋札" 見て、午後はジャズ聴きながらブログ更新.
 まぁ、恐ろしいくらいまったりした休日です.
 こんな生活続けていると、間違いなく脳が溶けてしまうでしょうね.


 "ヒトラーの贋札" もよかったな〜、さすがアカデミー外国語映画賞 (2007年) を獲っただけのことはあります.



 アカデミー外国語映画賞といえば、 1994 年の同賞 "太陽に灼かれて" が 4 月に DVD 発売されます.
 これは速攻予約です ・・・・ 今回はいつもの HMV ではなく、数百円安い Amason ですが.
 そしてこの映画の続編 "戦火のナージャ" が、ゴールデンウィークから公開になります.

 昨日、この映画のオフィシャル・サイトもオープンしました.
 これ以上書くと、またまた映画の話題になってしまいそうなので、このあたりで止めておきますが、この映画だけは見に行くつもりです.
 ただ上映館が限られているので、 "いつもの講習会" の前日に銀座で見てこようかな.






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  "Undercurrent / Kenny Drew"




  1. Undercurrent
  2. Funk-Cosity
  3. Lion's Den
  4. The Pot's On
  5. Groovin' The Blues
  6. Ballad




  Freddie Hubbard (tp), Hank Mobley (ts), Kenny Drew (p),
  Sam Jones (b), Louis Hayes (ds)
  Recorded December 11, 1960.






 このアルバムは、最近になって いいなぁ と思うようになったアルバムの一枚です.
 以前はあまり気にもならなかったのですがね.

 このアルバム自体は、 Kenny Drew を代表するアルバムの一枚なのですが、どうも最初の印象は可もなく不可もなくといった感じで、ずっと棚に隠れていました.
 少し前、たまたま iPod で "Undercurrent" が流れて、そのあたりからいいなぁと思うようになりました.
 今日も幾度となく聴いているのですが、いいですね.




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 Kenny Drew が Blue Note に残したリーダー名義のアルバムは、 "Introducing The Kenny Drew Trio" とこのアルバムの 2 だけですが、 "Blue Train / John Coltrane" 、 "Jackie's Bag / Jackie McLean" 、 "Whistle Stop / Kenny Dorham" など、サイドメンとしての録音も結構あります.
 特にこのアルバムの翌年の 1961 年、 Blue Note には 4 枚のアルバムに名前を残しています.
 Kenny Drew もヨーロッパに魅せられ、この録音の 1 年後ヨーロッパ公演に行ったままアメリカには戻りませんでした.
 もし戻っていたら、 Blue Note にもっと多くの録音をしていたかもしれませんね.
 そう考えると、もう少し彼の Blue Note でのリーダー・アルバムを聴いてみたかった気がします.


 このアルバムは、全曲 Kenny Drew のオリジナルなのですが、結構いい曲書いています.
 "Funk-Cosity" 、 "Groovin' The Blues"
 この辺りの演奏がボクは好きです.
 そしてフロントの二人がいいです ・・・・ やっぱり Hank Mobley 、曲によって表情を変える、何とも言えない雰囲気を出します.
 Freddie Hubbard もちょっと荒々しいところはありますが、のびのび吹いている感じがいいです.


 音楽って、聴くたびにいろいろ表情を変えたりするので、食わず嫌いはよくないですね.
 たまには埃を被ったアルバムも聴いてあげないと.


 ところで "Undercurrent" の意味って、 底流とか下層流と言う意味らしいですね.
 日本語のほうが難しく感じます ・・・・ 演奏はそんなに難しくないんですが (笑).




DSC_0590

 数時間後の空を、逆光にもめげずに.
 空には青空もあるのに、相変わらず低く重いような雲です.
 また天気崩れるのでしょうか.


 こういう雲を Undercurrent とでも言えばいいのかな ・・・・ ???

Dark Beauty / Kenny Drew

 新型インフルエンザ"濃厚接触者"として一日長い連休になってしまいましたが、そうもゆっくりしていられなかった ・・・・・・.
 その割には、いつもにもなく長い日記を書いたりして・・・・・
 逆に忙しい時のほうが集中してできたりして、追い詰められないとやらないタイプです.


 今日はジャズのことは置いておいて、いろいろ ・・・・・・

 まず明日発売の "Complete Columbia Album Collection / Miles Davis" ですが、なぜか一日早く今日発売になったようです ・・・・・・ いきなりジャズ・ネタでした.
 Miles はあまり好きではないとか、買おうかどうしようか迷っているとかいっていた割には、いよいよ来るという期待感と興奮を隠しきれません.
 このあたり、結構いい加減な性格です.
 後期のアルバムを聴けるかなー ・・・・・・
 ジャケットは期待しないほうがいいよなー ・・・・・
 というようなことを思いながら、きっと我が家に着くのは水曜日かな.

 まずは、一番聴きたかった "At Plugged Nickel"
 このためにボックスを購入したといっても、決して過言ではありません.



 なにかと話題の Lady Gaga 4 月再来日、それも単独公演.
 先日もほとんど下着姿で公式の場に現れたというようなことがニュースになっていました.
 いろいろなものがごちゃ混ぜ的な音楽ですなー、 "Pokerface" くらいかな、聴いたことあるのは ・・・・・・
 You Tube で "Just Dance" 聴いてみたら、なぜか Akon のような感じがしました.
 ちなみに、同じレーベルだそうです.
 とりあえず、オヤジ的にはこのエロさにノック・アウトなのですが、さすがにコンサート会場にはいけそうもないですね (笑) .
 いいところ Heaven and Hell まで・・・・グワシッ!!



drew01


 "Dark Beauty / Kenny Drew"


 ・・・・ なんか流しながら、こんな話題書いています、完璧に、今夜は作業用としてかけています.
 実は最近まで、アルバム・タイトルを "Black Beauty" だと思っていました.
 何気なく、曲目見たら ・・・・・・ あれっ、 "Dark Beauty" って書いてある.
 相変わらず、この程度の情報収集能力です.

 Niels Pedersen の独特なベース ・・・・・ たまにはこういうのもいいかな.
 "A Felicidade" なんかいいですね.


 12 月第二週は、毎年恒例の "金太郎温泉" での忘年会.
 今年もちょっとしたプレゼンを宴会で行うので、そのパワーポイントの仕上げもようやく完成.
 問題は雪ですね、昨年の忘年会は雪が舞った程度でしたが、一月にいった時は猛吹雪のなか 氷見 の民宿まで、次の朝自分の車がわからないほど積もっていました.
 金太郎温泉 の夜食は、タクシーで家系ラーメン "はじめ家" です.


 今夜はこんなグチャグチャな話題を、軽ーく書いて終了.


 最後にこのアルバム、
 何気なく聴いていると作業用にもなってしまいそうですが・・・・・かなり本気モードの演奏です.


 油断していると、痛い目にあいそうですね ・・・・・・・・ 
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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