前回の続きを ・・・・・・・・・

 そもそもビートルズを知ったのは、 7 歳年上の兄が "Let It Be" のアルバムを買ったことからです.
 洋楽なんて全く聴かなかった兄ですが、なにを間違えたのか、あるいはなにを唆されたのか知れませんが、このアルバムと "Bridge Over Troubled Water / Simon & Garfunkel" の 2 枚を買ってきました.
 たぶん、本人は 1 ・ 2 回くらいしか聴いていないでしょう.
 居間になにげなく置いておいてあったこれらのアルバムを手にしたのが、ビートルズとボクの出会いでした.



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 でも、最初に聴いた時に電流が走った ・・・・・・・ そんな感じはまったくなかったような気がします.
 一応名前くらいは聞いていたので 「ビートルズってこんななんだ」 っていうような感じだったと思います.
 このアルバムには LP の他に写真集 (というか、映画の記録みたいな感じ) が付いていて、確か値段も 3,980 円 (これはまったく不確かな金額です) くらいで、普通のアルバムよりも高かったんじゃないのかなー.




Let it be002


 実はこの写真集がボクに多大なる影響を与えてくれました.
 この写真集に写っている4人が、とにかくカッコいいんです.
 子供の心を完全に捕えてしまいました.
 なかでも George Harrison でしたね!!
 この写真集から、ボクのビートルズは始まっていきました.
 時代を逆行するかのように、ビートルズを聴いて、のめり込んでいきました.




Let it be0012


 LP はすでにどこかにいってしまいましたが、この写真集はいまだに家にあります.
 黄ばんで、ページの糊付けも取れて、きっと無くなったページもありそうですが、この写真集はボクにとってのビートルズそのものであり、兄の思い出でもあります.
 その後、映画 "Let It Be" をリバイバルで見ましたけれど、正直期待以上の感動はなかったです.
 そういえば、原題は "Get Back" でしたよね ・・・・・・・・・
 ビートルズもボクも、もう二度と戻ることはできないけれど、 14 枚の中のどのアルバムを聴いても、いろいろな思い出が、新しい感動とともに蘇ってきます.



  I didn't leave the Beatles.
 The Beatles have left the Beatles,
  but no one wants to be the one to say the party's over.