Like_Someone_In_Love

Turn Up The Quiet

   ・ ・ ・ ・ ・


 まずは 欅 ちゃんに関する話題からです.




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 欅坂 46 の楽曲の中に "月曜日の朝スカートを切られた" という曲があり、最近この曲が物議を醸しているようです.
 問題の内容は、実際にスカートを切られた方から 「事件を思い出したりして不快 ・・・・・ 」 といった意見がありそれに同調した人たちによる署名活動までに発展.

 これに対して逆に 「それはおかしい ・・・・・」 という人たちも現れてきて.


 この曲は彼女たちのデビュー曲 "サイレント・マジョリティー" の前日譚を描いたもの.
 映画で言えば "エイリアン" における "プロメテウス" みたいなものです.
 だから 小林由依 がチャリこいでいるのも何となくわかる ・・・・・・・

 ちょっと前に発売された彼女たちのファースト・アルバムの一番最初にあるのかと思っていたら、なぜか一番最後に収録されていました.

 ちなみにボクはこの曲結構好きです.




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  「こいつらが欅ちゃんですっ !」

 元々このグループって、同世代の若者たちの持っている闇の部分みたいなところも歌で表現してます.
 ただこれに関しては戦略的なものがあるので、彼女たちの意志はあまり関係ないところだと思います.


 今の若者たちの抑圧された感情のような部分を表現しようとしていくと "サイレント・マジョリティー" や "不協和音" そして "月曜日の朝スカートを切られた" になっていくのは、ボクは決して間違っているとは思いません.

 この曲に関して、詩の捉え方は個人差があるとは思いますが、スカートを切る行為を肯定してるんじゃないというのは誰でもわかるんじゃないでしょうか.


 内容がダメだとしたら 中島みゆき の "ファイト" なんてもっとダメって感じじゃないの ?

 そうなると単純にタイトルがダメなの ?
 じゃあ小説で 「●●殺人事件」 というタイトルや、映画やドラマでの殺人場面も、事件にあった人が嫌がるからすべてダメってなっちゃうのかな ・・・・・・・・

 まぁこれはかなりの極論です.


 当事者が思い出すから嫌だ、というのは一つの意見ですからある意味では当然のことかもしれません.
 ただし表現の自由がある以上それは守られるべきで、それによって何を伝えようとしているのかという部分での論議が正しいのではないでしょうか.

 後はネット社会での 匿名性 かな.
 匿名だから何でも好き勝手言える部分もねぇ ・・・・・・




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 この論争をみると、当事者の思いとはだんだん離れていってただうわべだけの部分でそれに同調して署名活動したり、さらに批判の矛先が 秋元康 のプロデュース方法や単純に 欅坂 46 に対してアンチなだけで同調しているような ??? なところもあるような気がしています.


 最近なんにでも否定する人たちが多すぎでボクはウンザリしています.
 そういう人たちに限って、血管切れそうな大きな声を張り上げる.


 ボクはそういう人たちに関わりたくないから、ついつい サイレント・マジョリティー の一人になるのです.
 だからこの記事に関するコメントはすべてノー・コメントということで.




   ・ ・ ・ ・ ・




 前置きがすごく長くなってしまいました.
 最近ボクの読者の方で本題を斜め読みしてしまう方たちがどうもたくさんいるようですが、本題はここから.
 ここからがメイン・ディッシュです.

 欅坂 46 よりももっともっと大人の女性のアルバムです.

 彼女ももう 52 歳ですか ・・・・・・・・ とてもそんな年には見えませんね.
 今回のアルバムはボクの期待していたようなアルバムになったのでしょうか.





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  " Turn Up The Quiet / Diana Krall "






  1. Like Someone In Love
        (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 3:16
  2. Isn't It Romantic
        (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・・ 4:29
  3. L-O-V-E
        (M.Gabler-B.Kaempfert) ・・・・・ 4:21
  4. Night And Day
        (Cole Porter) ・・・・・ 4:39
  5. I'm Confessin' (That I Love You)
        (R.E.Daugherty-A.J.Neiburg-E.Reynolds) ・・・・・ 3:24
  6. Moonglow
        (E.Delange-W.Hudson-I.Mills) ・・・・・ 5:15
  7. Blue Skies
        (Irving Berlin) ・・・・・ 4:39
  8. Sway
        (N.Gimbel-L.D.T.Molina-P.R.Rodriguez) ・・・・・ 6:13
  9. No Moon At All
        (R.Evans-D.A.Mann) ・・・・・ 4:06
  10. Dream
        (Johnny Mercer) ・・・・・ 4:05
  11. I'll See You In My Dreams
        (I.Jones-G.Kahn) ・・・・・ 3:51






  Diana Krall (p.vo)

  # 1. 7. 10 :
   Russell Malone (g), Christian McBride (b)

  # 2. 3. 4. 8. 9 :
   Anthony Wilson (g), John Clayton (b),
   Jeff Hamilton (ds)  and strings.

  # 5. 6. 11 :
   Marc Ribot (g), Tony Garnier (b),
   Karriem Riggins (ds), Stuart Duncan (fiddle)






 2015年 に発表された "Wallflower" 以来のアルバムです.
 発売は 5 月でしたが、ここまで引っぱっちゃいました.
 国内盤には通常版と初回限定で DVD 付きのものがありす.
 ボクは価格最重視なのでインポート版で十分なのです.





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 彼女のアルバムはピアノの演奏ももちろんですが、最近は特にヴォーカルの方で評価される感じです.
 これはプロデューサーやレコード会社の戦略なのかもしれませんが.

 特に 2009 年の "Quiet Nights" からジャズというよりもポピュラー寄りのアルバム作りになっていった傾向があります.
 2012 年の "Glad Rag Doll" でジャズの原点回帰的なアルバムを発表したものの、 2015 年の "Wallflower" に至っては完全にジャズから切り離れたものになっていました.
 ジャズっぽいポピュラーソングアルバムって感じかな.

 まぁこれはこれで、聴いていても心地いいし、決して悪くはないとは思っています.
 でもボクが求めているのは、ずっと前のピアノ・トリオやギターを加えたカルテットでの小粋なピアノ演奏です.

 そろそろそういった演奏に戻ってもいいんじゃないのかなぁ ・・・・・・




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 以前ブロ友の 風呂井戸 氏がこのアルバムの レビュー しており、そこにコメントを書き込ませていただきました.
 風呂井戸 氏のレビュー読んでみると、やっぱり今回もスタンダードが多いけれどこれまでの数作品同様の路線を辿っている印象.
 このあたりも購入を躊躇していた部分です.

 国内盤はボーナストラックが 1 曲入っていますが、正直それだけのために高いアルバムを買う気にもなれず、特別ライナーノーツを読まなくてもいいかなぁって感じ.



 このアルバムも録音の良さにビックリ.

 ボクの部屋はとても狭いので、耳から数 10 cmのところに JBL 4311 があります.
 初めて聴いたときはボリュームを 9 時ちょっと前くらいでかけたんですが・・・・・
 しっかりしたベースの音に続いて彼女の息を吸い込む音、そして歌が始まると鳥肌ものでした.




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 ドラム・レスのトリオによる軽快な演奏から始まります.
 2 曲目になるとストリングスも加わりグッとムーディーな雰囲気に.

 3 曲目は ナット・キング・コール でも有名な曲.
 ここまで聴いてみて確かに録音はいいし、演奏も悪くない ・・・・・・・・・

 でも、なにかガッツーーーーーーンとくるものがない.
 全体が同じような演奏なんです.
 この "L-O-V-E" にしても最初のワンコーラスだけヴォーカルで、後はカルテットの演奏でよかったんじゃないのって思ってしまう.

 極端に言っちゃうとバースだけ歌って、テーマ部はすべて演奏だけにしちゃうなんてのもありじゃないのかな.
 もう少し歌を聴きたと思わせるような構成があっていいと思う.


 ダイアナ・クラール は大好きなので、これからもこのアルバムを聴く機会はきっとあります.
 アルバム全体としては決して悪くはないし、とても聴きやすい.

 でも、ポップスを中心とした前作の "Wallflower" のほうが、ボクは割り切って聴けるので好きです.


 この先もボクの求めているようなアルバムは出ないのかなぁ ・・・・・・
 まぁ次回に大きく期待 !! って感じなのです.




   ・ ・ ・ ・ ・



 おまけです ・・・・・ 先週東京で撮った写真.



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 先週の 東京 、竹沢うるま 氏の写真展の前 Tiffany でセルフ・ポートレート.
 焦点距離 70mm 、フードをガラスに付けて撮影したんだけれど花形フードなので余計な光がたくさんですね.



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 Facebook のプロフィール画に使うため真四角に切って拡大.

 そうしたら、糸くずみたいなものが ・・・・・・・・・・


 Tiffany さん、これにはガッカリだなぁ.



   ・ ・ ・ ・ ・

Like Someone In Love

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 いつもの年だったら、こんな日曜日は年賀状の印刷などしているのですが ・・・・・・・

 今年は年賀状やめてみようかと考えています.
 たいした理由はないんだけれど、とりあえず 2 年くらいやめたらどうなるんだろう ・・・・・ って感じなのです.


 ただし、本当に出さなければいけない人が数人いるので、この方たちは別ということで (笑)




 日曜日、初めて自分の写真をプリントアウトしてみました.
 今まで子供の写真などをプリントアウトしたことはありますが、しっかり一眼レフで撮った山の写真や風景写真のプリントアウトは初めて.
 それも ワイド 6 切 というちょっと大き目なサイズなのです.



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 よくカメラマンの方が、「自分で撮った写真をプリントアウトしてみてください ・・・・・」 なんてその手の番組で言っていました.
 ボクはデータで保管して、観るときはディスプレイ.

 今回は、 撮るしん。 で採用された写真くらいは家で飾ろうかなと思い、そんな写真を中心に数枚プリント.


 そうしたら、ビックリするくらいキレイで ・・・・・・・・


 これはもう大発見、ちょっとした感動だったのです.
 やっぱり L の力かなぁ


 ちなみに、初めてのプリントアウトは近くにある "カメラのキタムラ" .
 その中の 1 枚ですが、仕上がったものを見たら全然ピントが甘い.
 おかしいなぁと思い、ちょっとクレーム気味に確認.

 そうしたらボクの注文が間違っていた (汗)
 再度新しいものをプリントアウトしてもらいましたが、料金は不要とのこと.

 偉いぞ、キタムラ !!!
 大変、失礼しました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 久しぶりにじっくり聴いてみたら、今までのイメージとは全然違っていました.
 写真じゃないけれど、こういう発見もあるから Blue Note はステキなんだな.







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  " Like Someone In Love /
       Art Blakey & The Jazz Messengers "





  1. Like Someone In Love
              (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 8:01
  2. Johnny's Blue
              (Lee Morgan) ・・・・・ 9:09
  3. Noise in the Attic
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 7:52
  4. Sleeping Dancer Sleep On
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 8:04
  5. Giantis
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:32
  6. Sleeping Dancer Sleep On
              [Alternate Take] ・・・・・ 8:05






  Lee Morgan (tp.flh), Wayne Shorter (ts),
  Bobby Timmons (p), Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs,
  # 3, 4, 6 : August 7, 1960.
  # 1, 2, 5 : August 14, 1960.







 BLP-4245 、 1960 年に録音されたアルバムです.
 オリジナルは 7 曲、 6 曲目はボーナス・トラック.
 このアルバムは "A Night in Tunisia" (BLP-4049) と同日のセッションと、その一週間後同じメンバーでの録音を収めたもので、 1967 年にそれら未発表だったものを集めて一枚のアルバムになっています.




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 アート・ブレイキー のアルバムって、 Blue Note をはじめいろいろなレーベルに、個人名義や The Jazz Messengers 名義のものなどそれこそ数えるのが大変なくらいあります.


 そんな アート・ブレイキー に対するボクのイメージは ・・・・・・・・
 "Au Club Saint-Germain" 、 "At The Cafe Bohemia" 、 "A Night At Birdland" などのライブや、 "Moanin'" 、 "A Night In Tunisia" ・・・・・・・・
 アップ・テンポでガツガツとビートを刻む、バリバリのハード・バップとイメージ.


 最近ボクの傾向としては 新主流派 の演奏を聴く機会が圧倒的に多いので、自然とこういったバリバリのハード・バップやナイヤガラ・ドラムスは敬遠がちでした.
 ちなみにボクが持っている The Jazz Messengers のイメージは、 ベニー・ゴルソン がいた頃にどうしてもなってしまうかな.


 そのため、今日のアルバムと同じ時期のアルバムも数枚あるにも関わらず、あまり手が伸びなかったのです.
 購入時はそれなりに聴いているはずだけれど、内容も全く忘れてました.



 いつものように作業用の iTunes から流れた "Sleeping Dancer Sleep On" にビックリ.

 このアルバム、ボクの持っていたイメージとかなり違う感じのアルバム.
 モダンでスタイリッシュな香りのアルバムなのです.



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 この写真のデータがわかりませんが、このアルバム録音当時の写真と推測されます.
 ウェイン・ショーター の顔もちらっと見えます.
 ベースも ジミー・メリット かな、きっと.


 ジミー・メリット は 1957 年から 1962 年まで The Jazz Messengers に加わっていました.
 1961 年からは カーティス・フラー を加えたセクステットになりますので、このアルバムはクインテット演奏の最後のほうでしょう.
 その後もビックリするような有名ミュージシャンたちが、この The Jazz Messengers で演奏をしています.



 そんなアルバムですが、 1 曲目はミディアム・テンポのスタンダード.
 もうここからしてボクの中のイメージが壊れていくのです.
 そして 4 曲目の "Sleeping Dancer Sleep On "

 この曲は ウェイン・ショーター の曲ですが、いい雰囲気の曲でボクの好みにピッタリ.
 "Night Dreamer" (BLP-4173) の中の "Oriental Folk Song" のようなちょっと多国籍的雰囲気を持った曲です.
 最近、 ウェイン・ショーター の作曲センスに感動することが多いような気がします.

 そしてここでの ボビー・ティモンズ がいいんだなぁ.
 おまけに別テイクまでボーナス・トラックとして入っている ・・・・・・・



 今夜のような、寒い夜空に溶け込んでいくような "Sleeping Dancer Sleep On" なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今週は忘年会が週末に二つ.
 そのうちの一つは土曜日に 東京 、その翌日はそのまま 東京 で家庭のイベント.

 週末のブログ更新はできそうもないので、土曜日はちょっとクリスマス色の 東京 でも撮ってこようかと思っています.
 まぁ、毎年撮っている風景になっちゃうんだろうが.


 ただ、天気があまり良くないみたいだなぁ ・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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