Lou_Donaldson

Light-Foot

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 21日日曜日は全国的に大雪の荒れ模様ということでしたが、なんと雨.
 多くのスキー場でも雨降りという、何か全然この時期らしからぬ空模様でした.

 22 日も厳しい寒さもなく過ごしやすかったのはいいんですが、なにかがおかしいですね.



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 写真は今日の話題に全く関係なく、カメラの詳細設定のためフィギュアをモデルにして撮ってました.
 ポートレート設定でシャープネスの調整なんだけど、フィギュアが小さすぎて今一つ違いがわからないという残念な結果.
 折角だから箸休めに一枚載せてみました.

 それにしても SIGMA の Art シリーズ、やっぱりいいな.



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 さて、今年の目標の一つとして月一回くらいはブログタイトルの通りジャズのアルバム紹介をすることにしました.
 最近は新しいアルバムもほとんど購入しないので、紹介していないアルバムもどんどん少なくなってきて、かなり微妙なアルバムが残っている感じになりつつあります.


 でも Blue Note だけでも、まだ何枚もあるので頑張ってみよう.
 そういえば 小川隆夫 氏が現在執筆中の本も、どうも Blue Note の本のようです.
 こちらはちょっと購入しないと ・・・・・・・


 ということで、今日は Blue Note 花の 4000 番台.





4053 Light-Foot





  " Light-Foot / Lou Donaldson "




  1. Light-Foot
        (Lou Donaldson) ・・・・ 5:35
  2. Hog Maw
        (Lou Donaldson) ・・・・ 7:39
  3. Mary Ann
        (Lou Donaldson) ・・・・ 6:41
  4. Green Eyes
        (N.Menendez-A.Utrera) ・・・・ 5:21
  5. Walking by the River
        (U.M.Carlisle-R.Sour) ・・・・ 5:39
  6. Day Dreams
        (Herman Foster) ・・・・ 5:00
  7. Stella by Starlight
        (N.Washington-V.Young) ・・・・ 5:50





  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Jimmy Wormworth (ds), Ray Barretto (congas)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 14, 1958.




 1958 年 7 月に録音された "Blues Walk" は BLP-1593 でしたが、その半年後に録音された本アルバムは BLP-4053 と 60 番ほど間が空いてます.
 このあたりは発売時期の関係でしょうか.




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 アルバムタイトル通りの演奏で、とても軽快な演奏が続きます.
 アナログ盤でいう A 面の三曲が ルー・ドナルドソン のオリジナルで、 B 面はスタンダードという構成.


 裏ジャケットに写真に記載されている "Swing and Soul (BLP-1566)" 、 "Blues Walk (BLP-1593)" とほぼ同じメンバー構成で、ドラムスだけが Dave Bailey から Jimmy Wormworth に代わっています.


 この時代の ルー・ドナルドソン と言えば、やっぱり レイ・バレット .
 このコンガのリズムが入ってることで、ラテン的な雰囲気ムンムンで、いい気にファンキーさが増します.
 ただ演奏全体の雰囲気がちょっと似た感じになってしまい、シリアスなジャズ・ファンにはちょっと煙たがれてしまうかもしれません.
 最後の "Stella by Starlight" もちょっとアップで軽快な演奏になってますが、個人的には "Gravy Train (BST-84079)" の中の "Polka Dots and Moonbeams" のようにコンガを外してしっとり歌い上げて欲しかった気もする.



barretto 02
 ● Ray Barretto ●

 タイトル曲 "Light-Foot" では、 ルー・ドナルドソン が "ボルガの舟歌" を引用すれば、ピアノの ハーマン・フォスター は "スイングしなけりゃ意味がない" のフレーズを使ってアドリブ.
 こういう遊び感覚もジャズのアドリブの楽しさ.
 ジャズを聴き始めた頃は、アドリブの中に聴いたことのあるフレーズが出てくると、それだけでちょっとうれしくなったものです.

 ピアノの ハーマン・フォスター は ルー・ドナルドソン のアルバムではおなじみですが、あまり注目されてない感があります.
 今回も写真探していて、サングラスかけて演奏している写真を見つけてなんか面白いなぁと思ったら、全盲だったんです.
 そんなことも知らなかった.
 リーダー・アルバムも何枚か出しています.
 シングルトーンの演奏がちょっと特徴的かな.



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 ● Herman Foster ●

 2 曲目の "Hog Maw" は曲の入りを間違えたものをわざと残してます.
 周りの笑い声などとともに、録音時の和気藹々とした雰囲気が少し伝わってきます.
 こういうのはカットされてしまうことが多いので、最初から入っているのは珍しいかも.


 アルバム全体は確かに軽快なんだけれど、あまり記憶に残らない感じがしないでもない.
 "Hog Maw" や "Day Dreams" もゆったりしたブルースなんだけれど、他の曲と混ざってしまうというか ・・・・


 演奏がよくない訳ではないんだけれど、もうすこしメリハリつけてアルバムにアクセントあったほうがよかったかも.



Lou Donaldson 003
 ● Lou Donaldson ●

 ルー・ドナルドソン もすでに 97 歳.
 10 年くらい前に予定されていた来日公演も体調不良で中止になっています.
 さすがにもう来日はないと思いますが、短命なミュージシャンの中でもうじき 100 歳.

 いつまでもお元気でまでもう少しなので



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Here 'Tis

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 「令和」 スタート.

 新聞やニュースの話題も、新元号で持ち切りです.
 でも、一か月前からわかっていたことなので、ボクにとっては違和感まったくないですね.


 昨日は 明治神宮 の御朱印貰うのに 10 時間待ちとか ・・・・・・
 おまけにそんな御朱印がすでにオークションに出されていたりして、参拝もしていないのにネットで御朱印買う意味が分からない.




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 ● 5/2 AM 8:30 令和 最初の 電柱のある風景 ●

 さらに出産や入籍を昨日済ませたという話題もたくさん.
 そういえば姪っ子も昨日入籍したようです.


 令和 最初の写真は、何ともどんよりしたお天気.
 おまけに 5 月 1 日でなくて 2 日 ・・・・・・・ これは昨日ちょっと雨も降ったりしていたから、と言い訳.




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 ● 5/2 令和 二番目の 電柱のある風景 上の写真の 1 時間後 ●


 天気予報の通り晴れてきました、連休後半は天気も回復するようです.
 連休終わってから撮影会や EOS学園 が始まるので、この連休は天気が良くてもひたすら家でガマン.




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 さて映画ばかり観てボケっと過ごしていないで、少しはジャズも聴いてみよう.
 と言っても、あまりにもヘビーなのはちょっとツラい.


 ほど良い軽さのアルバムなのです.






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  " Here 'Tis / Lou Donaldson "





  1. A Foggy Day
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 6:38
  2. Here 'Tis
       (Lou Donaldson) ・・・・ 9:25
  3. Cool Blues
       (Charlie Parker) ・・・・ 6:53
  4. Watusi Jump
       (Lou Donaldson) ・・・・ 7:32
  5. Walk Wid Me
       (Lou Donaldson) ・・・・ 8:36






  Lou Donaldson (as), Grant Green (g), 
  Baby Face Willette (org), Dave Bailey (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 23, 1961.






 ルー・ドナルドソン が初めてオルガン・トリオと録音したアルバムです.
 このアルバムにはボクの大好きな二人のミュージシャンも、新人として参加しています.





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 グラント・グリーン と ベビーフェイス・ウィレット の二人は、 ルー・ドナルドソン に見いだされたというのが通説です.

 ただ グラント・グリーン はこれ以前にサイドメンとしてのレコーディングもありますし、 Blue Note にリーダー作としての録音をしたようですが、なぜかそれがボツになってしまい現在はテープもないようです.
 ですのでこのアルバムが実質的なデビュー作と言ってもいいでしょう.


 この録音の 5 日後 "Grant's First Stand (BLP-4064)" が初リーダー・アルバムとして録音されていますが、発売されたのは "Grant's First Stand" のほうが先でした.




Grant Green0037

 もう一人の ベビーフェイス・ウィレット ですが、こちらは完全に初レコーディング.

 Blue Note にとっては ジミー・スミス に次ぐ二人目のオルガン奏者として、かなり期待もされていたんでしょう.
 このアルバム録音の一週間後に初のリーダー・アルバム "Face To Face (BLP-4068)" を吹き込んでいます.
 当時のオルガン奏者のだれもが ジミー・スミス の影響を受けているといっても間違いでないように、 ベビーフェイス もかなりの影響を受けたようですが、彼のベースは ゴスペル や R&B .
 演奏的には ジミー・スミス とはかなり違って、どこか泥臭さのようなものがあって、ボクは何気にそこが好きだったりします.


 期待されてはいたものの Blue Note でのリーダーアルバムは "Face To Face (BLP-4068)" と "Stop and Listen (BLP-4084)" の二枚だけ.
 サイドメンとしても今日のアルバムと "Grant's First Stand (BLP-4064)" の二枚だけ.

 その後 Argo レーベルから "Mo' Rock" と "Behind the 8 Ball" の二枚のリーダー・アルバムを発表しましたが、それきり.




Babyface 003

 ルー・ドナルドソン といえば、 ソウルジャズ や ファンキー という形容詞が付いてきます.
 元々はチャーリー・パーカー派のサックス奏者ですので、このアルバム以前のものを聴くとかなりバリバリって感じ.
 ボクはアルトでバリバリ吹かれるのがそんなに好きじゃないので、こんな感じのファンキーさのほうが楽に聴けるかな.


 このアルバムは、正直そんなに好んで聴くアルバムではありません.
 購入したのも、一応 Blue Note の 4000 番台ですし、大好きな ベビーフェイス・ウィレット がメンバーに入ってますし、買わないわけにいかないかなって感じでした.

 ただし、ジャケット写真のアルバム番号見てわかるように、輸入盤だけどね.




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 チャーリー・パーカー の "Cool Blues" も、ちょっとイメージしていた感じとは違います.
 この録音が 4・5 年前だったら、きっと全然違う演奏になっていたんじゃないかな.

 もちろんメンバーも全然違っているだろうし.


 でも、このアルバムのようなファンキーさも十分 OK .
 気楽に聴くことのできるアルバムです.





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 四月の映画鑑賞です.
 "Game Of Thrones" を観始めてしまったので、映画のほうはちょっと少なめ.



  ポリーナ、私を踊る
  ホース・ソルジャー
  エンド・オブ・キングダム
  エンド・オブ・ホワイトハウス
  ヤマカシ
  禁断の惑星
  インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
  メトロポリス
  恋におちたシェイクスピア
  ヴァレリアン 千の惑星の救世主
  クレイマー、クレイマー
  ハングマン



 "クレイマー、クレイマー" は久しぶりに観たけれど、あの ビリー がヤバすぎるだろ ・・・・ アカデミー助演男優賞 に最年少でノミネートはされましたが受賞には至りませんでした.

 "ハングマン" は途中まで結構面白かったんだけれど、終盤がちょっとでもったいない.

 "ヴァレリアン 千の惑星の救世主" になぜか ハービー・ハンコック が出ていて ・・・・ こちらも最初は面白かったんだけれどなぁ.


 ということで、平成最後四月の一番は ・・・・・・・





Shakespeare in Love 001


 実はこの映画、ずっと前から観よう観ようと思っていて、結局観なかったもの.
 やっと鑑賞できました.


 とにかくバランスがとてもいい映画だと思う.
 基本的にはコメディ・タッチなのですが、コミカルな部分とちょっと悲しい恋愛部分、それが絶妙のバランスで構成されています.


 笑ったかと思うと、ちょっとジーーーーンとなったり.




Shakespeare in Love 002

 グウィネス・パルトロー は、"セブン" で初めて観て、 "恋におちたシェイクスピア" と同じ年に公開された "大いなる遺産" ですごく好きになりました.
 あの映画の中の エステラ は本当にきれいだったな.

 でもこの "恋におちたシェイクスピア" のような演技がとても向いている気がします.
 特に トマス・ケント がヤバいくらい可愛い (笑)


 最近は アベンジャー シリーズの ペッパー・ポッツ 役が中心になってしまいました.
 もうちょっと違う映画も出てほしい.




Shakespeare in Love 003

 エンディングは人によっていろいろ受け取れるかな.

 ストーリーのベースとして 戯曲 "ロミオとジュリエット" と "十二夜" などがいろいろ入り混じっています.
 このあたりの脚本もとてもうまい ・・・・ アカデミー脚本賞 もしっかり獲ってます.


 久しぶりに映画の楽しさを味わえるような作品を観た、って感じなのです.




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Lou Takes Off

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 今年もあと 10 日ほどですね.
 毎日仕事に追われていて、気が付けば今年も終わりという感じです.
 今年中にやっつけておきたい仕事があるので、来週 4 日間でなんとかしないと.


 今日は昔の仲間との忘年会、そしてクリスマス ・・・・・・ ここまでくると一年が終わるなぁという気分になってきます.




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 ● 築地警察署 銀座一丁目交番 ●

 先日の日曜日撮影したものです.
 ここって、今までてっきり 京橋交番 だとばかり思っていました.


 以前やっていた講習会場がここから一本北側の 京橋交差点 だったので、この交番の前はそれこそ何度通ったものか.
 今まではこの 銀座通り口交差点 が 銀座 と 京橋 の境界だとばかり思っていましたが、どうも違ったようです.




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 やっすい CTI を続けてきましたので、今夜は硬派なものを.
 久しぶりにゴリゴリの Blue Note .

 そういえば今年は Blue Note のアルバム、一枚も購入しなかった気がする ・・・・・・






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  " Lou Takes Off / Lou Donaldson "





  1. Sputnik
       (Lou Donaldson) ・・・・ 10:05
  2. Dewey Square
       (Charlie Parker) ・・・・ 7:16
  3. Strollin' In
       (Lou Donaldson) ・・・・ 14:34
  4. Groovin' High
       (Dizzy Gillespie) ・・・・ 6:22





  Donald Byrd (tp), Curtis Fuller (tb),
  Lou Donaldson (as), Sonny Clark (p),
  Jamil Nasser A.K.A. George Joyner (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, December 15, 1957.






 チャーリー・パーカー 派のアルト奏者 ルー・ドナルドソン が 1957 年に吹き込んだアルバムです.
 Blue Note での、自身 4 枚目のリーダー・アルバムになります.




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 そんなには多くない三管編成のアルバム.
 それぞれのソロ部分も増えるので、一曲ごとの演奏時間も長くなります.

 いろいろな楽器が入ることによって、ミュージシャンはほかの演奏にインスパイアされ、段々ジャム・セッションのような熱い演奏になっているような気がします.


 Blue Note のトロンボーンといえば J.J.ジョンソン がまず浮かんできます.
 その後本アルバムの カーティス・フラー や ベニー・グリーン .
 ところがそれ以降がなかなかつながらない.


 1959 年に録音された "Walkin' & Talkin' / Bennie Green" (BLP-4010) 以降は、 1961 年録音の "Hub Cap / Freddie Hubbard" (BLP-4073) までメンバーとしてトロンボーンが入っているアルバムもありません.
 トロンボーン奏者がリーダーを務めているアルバムに至っては、 "Evolution / Grachan Moncur III" (BLP-4153) まで全くありません.
 楽器が持っている宿命みたいなものなのでしょうか ・・・・・




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 ● Curtis Fuller ●

 このアルバムで演奏している カーティス・フラー は、このアルバムが録音された 1957 年 デトロイト から ニューヨーク に出てきました.
 そしていきなり Prestige にリーダーアルバム "New Trombone" を録音、 Blue Note でもこの年だけで 3 枚のリーダー・アルバムを録音しています.
 もちろんその他にもサイドメンとしてのアルバムも何枚かあります.
 順風満帆のスターという感じですね.


 彼の代表作と言えば、きっとほとんどの人が "Blues-ette (Savoy)" と答えるでしょう.
 とにかくジャズ喫茶でも "Five Spot After Dark" は本当によく聴きました.
 このアルバムは、 マイルス・デイヴィス の "Kind Of Blue" のように、何回も再販され、いろいろなヴァージョンのアルバムが市場に出回っています.



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 ● Спутник-1 ●

 1 曲目のタイトル "Sputnik" はアルバム・ジャケット写真にも使われている ソ連 (当時) が 1957 年 10 月 4 日に打ち上げた世界初の人工衛星の名前です.
 この打ち上げ成功によって、当時アメリカの宇宙開発のリーダーというプライドが崩れ落ち、全世界に スプートニック・ショック を引き起こしたようでした.


 これにより 宇宙開発競争 が激化していったようです.
 何か遠い昔のお話しですね.




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 ● Lou Donaldson ●

 アルバムはとてもくつろいだ感じの中で、適度な緊張感持ちながら演奏している感じです.
 同じような三管編成の代表アルバム "Blue Train / John Coltrane" (BLP-1577) のようにいきなりガツーーーンとくるような感じもなく、ゆったりした演奏が聴けます.


 ルー・ドナルドソン はその後コンガやオルガンを加えたりしてソウル・ジャズと呼ばれるようなファンキーな演奏に変わっていきます.
 ボクはどちらかというとそんなソウルフルな演奏のほうが好きですが、たまにはこのアルバムのような チャーリー・パーカー を彷彿させるような演奏もいいですね.


 そうそう、 ソニー・クラーク も何気にいいのです.




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 ● 電柱の見える風景 ●

 今朝の風景ですが朝ベッドの上でオレンジの雲を見つけ、カメラ取りにいったついでにオシッコ ・・・・・・ いざ撮ろうと思ったらそんなにきれいな色じゃなくなっていた.

 空の変化ってあまりないようにも思いますが、ファインダー覗いていると刻々と変わっていくのがよくわかります.


 
 さて今夜は昔の職場の仲間とささやかな忘年会.
 



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Sophisticated Lou

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 先日の "君の名は。" に続いて "ラ・ラ・ランド" の Blu-ray が届きました.
 この映画は今年 2 月 14 日 バレンタイン・デー の公開でしたが、ボクが観たのは 3 月に入ってから.
 半年後には Blu-ray や DVD 発売ですので、うれしいような ・・・・・・・




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 早速観てみましたが、何度観ても面白い.
 いい映画です.
 そして、ミュージカルなので当たり前ではありますが音楽がとてもいい.



 映画の中で Kenny G のことについて話す場面があります.

 ボクは Kenny G の演奏を全く聴いたことがありませんでした.
 もちろん名前や雰囲気くらいはなんとなくわかりますが、しっかり聴いたことは一度もない.
 以前映画を観た後に You Tube で、彼の代表作と言われている "The Moment" を聴いてみましたが ・・・・・・・



 今回 Blu-ray でその会話の場面で 「なるほど ・・・・ (笑)」
 映画の中の セブ の表情などにすごく納得で笑ってしまった.



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 同じサクソフォン奏者でもこちらは筋金入りのハード・バップ奏者.
 Blue Note を代表するファンキーなアルト奏者です.


 でもこのアルバムは時代の流れを感じさせるような演奏になっています.








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  " Sophisticated Lou / Lou Donaldson "





  1. You've Changed
           (B.Carey-C.Fischer) ・・・・・ 4:56
  2. Stella by Starlight
           (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 4:45
  3. What Are You Doing the Rest of Your Life?
           (A.Bergman-M.Bergman-M.Legrand) ・・・・・ 4:32
  4. Long Goodbye
           (J.Mercer-J.Williams) ・・・・・ 3:35
  5. You Are the Sunshine of My Life
           (Stevie Wonder) ・・・・・ 3:46
  6. Autumn in New York
           (Vernon Duke) ・・・・・ 4:32
  7. Blues Walk
           (Lou Donaldson) ・・・・・ 5:07
  8. Time After Time
           (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 6:46






  Lou Donaldson (as), Joe Venuto (vib),
  Derek Smith (p.el-p), Jay Berliner (g.12 string guitar),
  Richard Davis (b: # 1, 3, 6 & 8),  
  Ron Carter (b: # 2, 4, 5 & 7),
  Grady Tate (ds), Omar Clay (perc)

  # 1, 3, 6 & 8 :
  Recorded at A&R Studios, NYC, December 8, 1972.
  # 2, 4, 5 & 7 :
  Recorded at A&R Studios, NYC, December 11, 1972.


  Joe Farrell (fl.a-fl),  Paul Winter (fl.a-fl),
  Eugene Bianco (harp), Harry Lookofsky (vln),
  Aaron Rosand (vln), Irving Spice (vln),
  Harry Zaratzian (viola), Seymour Berman (viola),
  Seymour Barab (cello), Wade Marcus (arr)
  Overdubbed on December 18, 1972.







 このアルバムのレコード番号は BNLA-024 .

 それまでの BLP (BST) ナンバーと違っています.
 1966 年 5 月、経営状態の悪化から Blue Note の原盤権を大手の リバティ に売却、さらにその後 1968 年にその リバティ が ユナイテッド・アーティスツ (UA) を買収していた TRANSAMERICA と併合しました.
 そのためアルバムの番号には ユナイテッド・アーティスツ の通し番号が付けられるようになりました.

 通常は LA-○○○ ですが Blue Note のアルバムにはその頭に BN が付けられたので BNLA-○○○ となっています.






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 "21 世紀盤 ブルーノート・ブック" の中で、このアルバムの解説文には
 「とりたてて斬新なものや語るべきことのあるアルバムではない ・・・・・・」
 なんて書かれています.

 もちろんこれだけではなく、肯定的なことも書かれてはいますが.


 ボク自身、このアルバムはほんの数回程度しか聴いていないので偉そうなことは言えないか.
 いつもの iTunes から "Blues Walk" の演奏が流れなかったら、こんな記事も書いていなかったろうし.


 ユナイテッド・アーティスツ でのアルバムのせいか、まずジャケットの雰囲気がガラリと変わっています.
 まぁこれに関しては 4200 番台辺りからもかなり変化はあったものの、それでも Blue Note らしさがどこかに残っていました.
 この BNLA シリーズは本当に ガラリ と変わったという感じ.




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 彼の代表作 ・・・・・・ とボクは思っているのが "Blues Walk" .

 オリジナルはアルバム・タイトルにもなっている BLP-1593 .
 この曲を演奏しているのはこのアルバムだけではないでしょうか.

 デジタル化されたような音色のアルトですが、演奏は悪くない.
 ただ尻つぼみなのがとても気になるし、一番はストリングスの存在.

 このアルバムのストリングス部分は後日オーバーダビングして加えたものです.
 わざわざそんな手間をかけなくても、ストリングスなしでも十分アルバムになったんじゃないのかなぁと、ついつい思ってしまう.


 6 曲目の "Autumn in New York" は大好きな曲.
 いろいろなミュージシャンが演奏していますが、中でも好きな演奏は "Balladist / 纐纈歩美"

 あのアルトの音はねぇ ・・・・・・・・・・ オヤジの心の隙間に浸み込みます.


 こちらの ルー・ドナルドソン のほうもストリングが加わりとてもメローな感じの演奏です.
 途中しっかりしたピアノのソロがありますが、これだけの演奏するんだったらやっぱりストリングスなくてもいいんじゃないのかなぁ ・・・・・・・ と思ってしまうのです.




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 録音された時代背景や、その頃の彼の音楽性を考えるとこういったアルバム作りも納得できる部分があります.
 今こうして聴いてみても、まぁこれはこれで全否定できないんじゃないかと.

 元々ファンキーで、聴いていてもちょっと笑ってしまうようなゴキゲンな演奏でしたので 「別にシリアスに聴くだけがジャズじゃない ・・・・・・・」 なんて言われてしまうかもね.

 でもまぁ、無理に ソフィスティケーテッド しなくてもねぇ (笑)


 2 年前来日予定でしたが健康上の問題でキャンセル.
 すでに 90 歳を越えていますので再来日はかなり厳しいでしょうか.



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 さて明日は EOS学園 ポートレート基礎講座 の撮影実習.
 お天気もなんとか大丈夫そう ・・・・・・・・ 今週初めに 50% だった降水確率も今日には 20% になりました.

 すでに 土屋先生 からは虫よけスプレー持参の指令も出ています (笑)



 月曜日ちょっとした用事があるので、今回も泊まることにしました.
 日曜日の宿泊はホテル料金も安いので、折角だから泊まって他の用事も済ませることができます.
 何より帰りの時間を気にしなくていいのがいい.


 そんな明日の撮影実習に備えて、今日は シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM を持って撮影練習へ.




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 今夜の市民祭りのイベントで行われた子供相撲大会.

 AF モードは 61点自動選択、絞り開放、シャッタースピードは 1/800 から 1/1250 、レンズは 6~∞ でしたが感覚的に若干 AF動作 が遅い感じも.
 また AF が追いつけなかった写真もありましたが、写りは十分にキレイでくっきり.
 価格に対しての満足度は高いんじゃないでしょうか.




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ちなみに明日はこのレンズ持って行きません (笑)





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Good Gracious!

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最初はシャレだとばかり思っていたのですが ・・・・・・・
 ここにきて予告編が解禁になってきました.



Ghost In The Shell 002

 これだけいくつもの予告編が出ているということは、マジみたいですね.
 ボクとしては冗談であってほしかったのですが ・・・・・・



 そうなると、自称 攻殻機動隊 オタク としてはちょっと一言言わせていただかないと ・・・・・・・・


 まぁ スカーレット・ヨハンソン の 草薙素子 は何とか我慢できる.
 ・・・・ というか、下の写真の雰囲気なんて全然いい、ひょっとすると原作以上かとも思っちゃう.
 これは ・・・・・・・・ 萌えるぞ.
 予告編に映る銃の構え方が今一つですが (笑)


 草薙素子 の顔は TV 版でも話ごとに違っていたので、敢えて特定なものに合わせる必要はないと思っています.
 今回の スカヨハ はその意味でもいいと思うんだけれど、ヘアスタイルを無理にアニメと一緒にする必要はなかったなぁ.



Ghost In The Shell 006

 問題はさぁ、まわりの配役なんだな .
 特に 荒巻 役が 北野武 だって ・・・・・・・ ムリ、ムリ.
 スピルバーグ にでもやらせた方がずっと似合っていそうだな.


 バトー はPilou Asbak ・・・・・・・・ "Lucy" で リチャード 役ですぐ殺されちゃった人だね.
 これも ・・・・・・ 予告編観る限り微妙すぎる、っていうか無理ですから.
 やっぱり スティーヴン・セガール だろ、どこから見ても絶対的 (笑)


 トグサ が Chin Han だって ・・・・・・ だれっ、それ ?


 クゼ・ヒデオ まで出るのか ・・・・・・・ これは "個別の十一人" だろ.
 じゃあ 人形使い は出ないのか ・・・・・・・


 ホントに出演するキャラが結構残念すぎる.
 まぁこの中でマッチしていると思うのが サイトー 役くらいか.



Ghost In The Shell 0011

 ストーリーも結構合わせてる部分が多そうなんだけれど、絶対オリジナル・ストーリーにしたほうがいいと思う.

 確かに上の写真のように 光学迷彩 でキックする場面は、アニメと同じように足を回転させて倒れるところなんかとてもよくできているし、光学迷彩の描写も実写版のほうがいいと思う.
 この写真見ただけでも、オリジナルをしっかり踏襲している感がありあり.
 それにこの身体の太さがいいなぁ、やっぱりこのくらいの太さのほうがリアリティある.

 それでもまぁ、やっぱりオリジナルにすべき ・・・・・・・・ というのがボクの考え.

 この映画はツッコミどころ満載の映画になりそうだな.
 いかんせんオリジナルに絶対的な信者がたくさんいるから.

 まぁ スカヨハ が出ているし、ブログの美味しいネタになりそうだから間違いなく映画館で観ますが ・・・・・・



 なんか "Lucy" のようにいいところと悪いところが混在した映画になりそうです.
 現時点で残念極まりないなぁ (笑)



Ghost In The Shell 0015

 そんな映画の Ghost に関係した曲が入っているアルバム.
 本当だったら "Ghost of the Chance" の入っているアルバムにしたかったのですが、少ない球数のすべてが紹介済みでした.



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 もし スカヨハ とすれ違うような機会があれば、間違いなくこんなジャケット写真のようになっちゃうでしょう.





4125 Good Gracious!






  " Good Gracious! / Lou Donaldson "





  1. Bad John
        (Lou Donaldson) ・・・・・ 8:18
  2. The Holy Ghost
        (Lou Donaldson) ・・・・・ 8:38
  3. Cherry
        (D.Redman-R.Gilbert) ・・・・・ 5:17
  4. Caracas
        (Lou Donaldson) ・・・・・ 7:19
  5. Good Gracious
        (Lou Donaldson) ・・・・・ 6:52
  6. Don't Worry 'Bout Me
         (R.Bloom-T.Koehler) ・・・・・ 5:35





  Lou Donaldson (as), Grant Green (g),
  Big John Patton (org), Ben Dixon (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 24, 1963.







 
 1500 番台の ルー・ドナルドソン の印象を引きずったまま聴くと、ビックリするかもしれませんが BST-84125 ですから、まぁこんな感じも十分にありといったところでしょうか. 

 よく見るとこのジャケット写真が変.
 女性の影がありませんね、意図的なものなのかそれともたまたまなのか ・・・・・・・




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 ファンキー ・・・・・・・・
 ソウル ・・・・・・・・

 まぁ小難しいことは考えず楽しく演奏、聴く方も軽快な音楽を楽しんでくれ、って感じのアルバムです.
 このアルバム、一回目に聴いた時と、ここまで 10 回以上聴いた感じではだいぶ印象が変わってきました.

 確かに、俗に言うところの 軽い感じ のアルバムなんですが、個々の演奏聴いていると結構いいんじゃない ・・・・・・・・

 ただこのアルバムにはいろいろな感じ、スタイルの違っている曲が入っています.
 そのせいか、以前書いた "Joe Farrell Quartet" ほどではないにしろ、ちょっと全体にまとまった感じを最初に受けてしまいます.

 それが聴いていくうちにぜんぜんよくなって ・・・・・ ゴキゲンになってくるんだから.



Grant Green and Big John Patton
   ( Grant Green and Big John Patton )

 この二人の演奏がいいなぁ.
 グラント・グリーン 、 ビッグ・ジョン・パットン 、 ベン・ディクソン のリズムセクションは "The Natural Soul (BLP-4108)" に続いてですが、その時はトランペットが入ったクインテットでした.
 ちなみに "The Natural Soul " は パットン のデビュー作.


 このリズム・セクション、その後も
    "Along Came John / Big John Patton" (BLP-4130)
    "Steppin' Out! / Harold Vick" (BLP-4138)
    "Am I Blue / Grant Green" (BLP-4139)
    "Blue John / John Patton" (BLP-4143)
    "Shoutin' / Don Wilkerson" (BLP-4145)

 と録音を残していますが、このアルバムたち一目見ただけでも納得.
 こういうソウルフルなアルバムには、このリズム・セクションピッタリだったんだなぁと改めて. 

 特に Big John Patton はこういうソウルフルな演奏させるととてもいい.



Lou Donaldson 0022

 ルー・ドナルドソン については Blue Note の顔ともいいでしょね、今さら言うまでもありません.
 バップ から ハード・バップ、ファンキー ・・・・・・ いつの時代でも自分のスタイルを残したまま、時代にうまく乗っていく感じなのです.

 以前からコンガを加えての演奏をしたり.
 自分自身も楽しむし、聴いている人たちにももっと気楽に楽しんでくれ、って感じの演奏は自然と笑顔になってしまいます.


 そういえば去年の夏、来日予定でしたが体調不良のためキャンセルになってしまいました.
 残念だったなぁ・・・・・・・・・
 間接的にサイン貰うつもりで段取りつけてあったのですが.


 今年 90 歳という年齢を考えると、仕方ありません.
 また 日本 にやってきて楽しい演奏を聴かせて欲しいものです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて明日から某団体の研修旅行に参加し 名古屋 まで.
 この旅行は多くの研修旅行と同様、研修半分、懇親半分といった感じ

 ・・・・・・ ですが、ボクはがっつり写真撮ってくるつもりです.



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 特に二日目は セントレア空港 の滑走路見学コースなるものに参加するので、初めての航空情景写真にチャレンジ.
 前日は夕方の懇親会までちょっと時間があるので、ホテル近くの オアシス 21 でもぶらついてスナップ撮影.
 懇親会終了後は某公園まで行って 名古屋 の夜景でも撮る予定です.

 三脚 + 望遠レンズ の重装備になっちゃうなぁ.

 完全に、研修旅行というよりは撮影旅行に気持ちはいっちゃってます (笑)
 果たして予定通りいい写真撮れるかなぁ.


 せめて天気くらい ・・・・・・・ 晴れてくれないかな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Wailing With Lou

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 東洋経済 では、全国の市を対象に 「住みよさランキング」 を毎年公表しています.
 このほど最新結果が "都市データパック 2015 年版" に掲載されました.

 なんとボクの住んでいる市が 長野県 で一番 (と言っても 19 市しかないんですがね・・・・笑) になりました.
 全国ランキングでも 52 位.



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 1 位と言っても、いつもアップしているボクの家からの風景を見ればわかるように本当に田舎の町です.
 人口にしたって約 3 万人ととても小さい.
 雨が少なく陽当たりがよく、大きな災害が起きないことはちょっとだけ誇れそうですが、本当になんもない.


 ただ交通の便は比較的よくって、 上信越道 の IC もボクの家から数分、隣の市にある新幹線駅まで車で 20 分くらいで行けちゃいます.
 そういった交通の便の良さも評価になったようです.

 こういうところからでも経済効果に繋がっていけばいいんですがねぇ.





 さて今日は土曜日.
 明日は当然日曜日なのですが、明日の日曜日もお仕事で丸一日つぶれます.

 だから今日くらいはまったりしようと、朝から スタバ でコーヒー飲みながらブログの下書きしたり.



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 地方のスタバだから、 9:30 頃でも写真のように店内はガラガラ.

 10 時頃になるとお客さんも増えてきましたが、さすが土曜日だけあって子供連れの方が多かったです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今月来日予定だった ルー・ドナルドソン が体調不良のため来日延期になりました.
 実はサインをもらう予定でいたので超ショック.
 年齢が 88 歳ですので、こればかりは仕方ないですね.


 今日はそんな彼のアルバム ・・・・・・・・ まだとても若かったころのアルバムを.






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  " Wailing With Lou / Lou Donaldson "





  1. Caravan
        (D.Ellington-I.Mills-J.Tizol) ・・・・・ 5:58
  2. Old Folks
        (D.L.Hill-W.Robison) ・・・・・ 6:22
  3. That Good Old Feeling
        (L.Donaldson) ・・・・・ 6:52
  4. Move It
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:57
  5. There Is No Greater Love
        (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 6:54
  6. L.D. Blues
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:18





  Donald Byrd (tp), Lou Donaldson (as),
  Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, January 27, 1957.









 彼がまだ十分な評価を受けていなかった頃のアルバムです.
 このアルバムよりももう少し後になると、ギターやコンガを加えファンキーな演奏するようになり大ブレイクしていきますが、このアルバムではまだまだ抑えたような感じなのです.




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 彼の演奏では好きな演奏がたくさんありますが、その中でも結構好きなのが "Gravy Train (BLP 4079)" に入っている "Polka Dots and Moonbeams" .
 実はサインもそのジャケットに書いてもらおうと思っていたんです (笑)

 ファンキーな演奏もいいんですが、こんな曲のようなしっとりと歌い上げる演奏が大好き.

 このアルバムでは "Old Folks" や "There Is No Greater Love" .
 特に "There Is No Greater Love" は、今回聴いてみて改めていいなぁと思った演奏でした.
 ここでの ドナルド・バード がいい.
 ちなみに ドナルド・バード が ブルーノート からリーダー・アルバム "Off to the Races (BLP 4007)" を発表するのは翌年のこと.


 そして ハーマン・フォスター のピアノがいいんです.



clifford-brown005

 この写真は 1954 年 2 月の バードランド での演奏風景で、この時の演奏はアルバム "A Night at Birdland (BLP 1521-22)" に収められています.
 クリフォード・ブラウン が加わって演奏しているこのアルバムはとても有名で、ジャズがハードバップへと進化していく歴史的な過程をとらえたアルバムのような紹介をされていたりもします.

 そんなホットな演奏者の中に ルー・ドナルドソン もいたのですが、 "Wailing With Lou" のジャケ裏のライナーノーツにある アイラ・ギトラー (小川隆夫 著の "ジャケ裏の真実" の記事では レナード・フェザー とありますがどうなんだろ ・・・・・ ) の記事だとまだまだ過小評価だったようですね. 



Herman Foster001

 ピアノの ハーマン・フォスター です.
 ルー・ドナルドソン と言えば ハーマン・フォスター と言っても過言でないくらい、多くのアルバムを録音していますし、相性も抜群なのです.

 彼は生まれつき盲目のピアニスト.
 独特なブロック・コードを使用する演奏ですね.


 ちなみに私、その昔このアルバムのタイトルを "Waiting With Lou" だとばかり思っていました (笑)


 先日書いた "Detroit - New York Junction / Thad Jones" のように、派手なアルバムではありませんが、いい感じのアルバムなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 あまり多くはありませんが、他の方のブログも読んでいたりします.
 それぞれ個性的でおもしろいものがいっぱいあります.

 ただ基本的に自称ビジュアル派なので見た目読みやすそうだったり、キレイな写真が使われているようなブログがどうしても中心.
 逆に内容的に興味があっても、コマーシャルがいっぱい張り付いていたり、ゴチャゴチャしたようなデザインは読む気がなくなってしまいます.



blog_20130903_1

 ボクのブログ・スタンスは一人でも多くの方に読んでもらうこと.
 だからできるだけ第一印象でもある 見かけ 重視してます (笑)
 やっぱり最初は外見大事でしょう (笑)


 だから ・・・・・・・・・・・・・・・・


 ずっと前にブログのデザインを変えようかな、と思ってみたものの今になって変更できずにいます.

 性格は結構 チキン だったりなのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

LD + 3

 春の嵐でしょうか ・・・・・・・・・・・・・・
 家の周りも、午後から雨が降ってきました.
 そんな天気だというのに、我が家の奥様は今年最後のスキーとやらで 志賀高原 へお泊り.

 一人静かに、嵐の休日を過ごしています.


 そんな中、予定外の宅配業者がやってきて、 CD を置いていきました.
 最近はかなり購入頻度を減らしているので、大体届くころを把握していたので、予定外のお届けものにちょっとびっくり.
 届いたものを見てみると、 Blue Note Club の会員更新の特典でした.



 今年は xrcd 24 シリーズの 2 枚を希望していたのですが、これらのプレゼントは在庫があればいいのですが、なければ当然希望のアルバムは届きません.
 今回は運よく 2 枚ともゲットでした.
 まぁ両方とも、すでに普通の CD を持っているんですが ・・・・・・・・ 他に目ぼしいアルバムも無かったので.

 そんな中の 1 枚です.





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  " LD + 3 / Lou Donaldson " (BLP-4012)





  1. Three Little Words
       (H.Ruby-B.Kalmer) ・・・・・ 6:17
  2. Smooth Groove
       (L.Donaldson) ・・・・・ 5:47
  3. Just Friends
       (.M.Lewis-J.Klenner) ・・・・・ 5:08
  4. Blue Moon
       (L.Hart-R.Rogers) ・・・・・ 3:00
  5. Jump Up
       (L.Donaldson) ・・・・・ 6:30
  6. Don't Take Your Love From Me
       (H.Nemo) ・・・・・ 5:47
  7. Confirmation
       (C.Parker) ・・・・・ 5:34





  Lou Donaldson (as), Gene Harris (p), 
  Andrew Simpkins (b), Bill Dowdy (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, February 18, 1959.







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 ジャケット裏のサブ・タイトルに "with the Three Sounds" と書かれているように、当時売り出し中の ルー・ドナルドソン と The Three Sounds を共演させたアルバムです.


 The Three Sounds というと、軽快で、ブルージーで、耳に優しい感じの演奏というイメージが強いのですが、 1 曲目の "Three Little Words" でのソロ聴いてわかるように、このアルバムではファンキーな演奏です.
 驚くような早口で、ホットなソロを演奏しています.
 聴き慣れた The Three Sounds のサウンドとは少しばかり感じが違っていますね.


 2 曲目の "Smooth Groove" はお得意のブルース.
 こういった演奏はお互いに得意なので、お手のものという感じ.

 
 "Don't Take Your Love From Me" は素敵な曲です.
 1940 年 Henry Nemo によって書かれた当時のポピュラー・ソングで、最初のレコードはあの ミルドレッド・ベイリー が吹きこんだものだったようです.
 残念ながら、ボクの手持ちにはこの演奏がありませんでした.




The Three Sounds001

 The Three Sounds は、ピアノ・トリオの名称です.
 ピアノの Gene Harris 、ベースの Andrew Simpkins 、ドラムスの Bill Dowdy という固定メンバーで構成されています.
 グループ結成当初はサックスの Lonnie Walker が加わった "The Four Sounds" と言っていたようですが、一年後にサックスが抜けて以降三人で演奏しています.
 ミシガン州 Benton Harbor でグループ結成、陽の目をみるのは ワシントン へ出てから.
 ワシントン を訪れたミュージシャンの口コミで徐々に名前が知れ渡り、 Blue Note とも契約を交わすようになりました.



 本国ではかなり人気があったようですが、日本のジャズ喫茶ではさっぱり.
 ボクはこのトリオの演奏を、通っていたジャズ屋で聴いた記憶がありません.
 忘れてしたっただけか、注意深く聞かなかっただけかもしれませんが、いずれにせよ多くはかからなかったことは事実です.
 今になって聴いてみると、何のことはない ・・・・・・ 素敵なトリオなのにねぇ.



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 昨日からようやく、家の下にある桜の木の花が咲き始めました.




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 写真は昨日撮ったものですが、今日になったら五分咲きくらいになっていました.
 でも、今日はこんな強風と雨のお天気 ・・・・・・・・

 花の命は短いのでしょうか.



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 そんな今日の天気とは好対照な昨日の青空.
 思い切って車のお洗濯でした.

 職場の後輩から高いワックスを無理やり借りて (パワハラ全開モード) 、珍しくワックスがけまで.
 日差しがまるで初夏のようで ・・・・・
 洗車後窓を全開にして車を走らせましたが、まったく寒くなく、気持ちいい風が心地よし.


 今は冷たい風と雨が窓を叩いています.

 さて、これから夕飯でも食べに行くことにしましょう.
 こんな日はきっとラーメンです.


 映画も行こうかと思ったんだけれど、天気が悪いから止めときます.

There Will Never Be Another You

 グッと過ごしやすくはなってきましたが、今日はちょっと気温が上がりました.
 と言っても夏の最盛期に比べればまったく大したことはないのですが、ここ数日涼しかったので暑く感じてしまいました .




 たまには HMV や Amazon を覗かないと、限定版などを見落としてしまうので、久しぶりに覗いてみました.
 いろいろ出てはいますが、どうしてもというものは ・・・・・・・

 そんな中で見つけた一枚、ジャケ買い しちゃいました.




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  " Glad Rag Doll / Diana Krall "


 10 月発売の新しいアルバムですが ・・・・・・・・・
 このジャケットはもう 反則 に近いでしょう、無条件に Click してました.
 でもしっかり International 盤を Click しているのは、かすかに残っていた冷静さかもしれません.


 長年連れ添ったプロデューサー トミー・リピューマ から、夫である エルヴィス・コステロ や T・ボーン・バーネット をプロデューサーに起用したニュー・アルバムです.
 ジャケットからすでの商業的な香りがプンプンしていますが、わかっていてもコロッといってしまうのが男の性 (サガ) です ・・・・・ 涙

 まぁ、彼女の歌 ・・・・ というか、声は結構好きなので内容に関係なく、とりあえずは聴いてみることにしています.







 ハイになった気持ちを、こんな演奏で落ち着かせるとしましょう.
 このアルバムでの、 "There Will Never Be Another You" の演奏が大好きです.
 グッとくるような演奏、秋にはぴったりですね.





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   " Swing And Soul / Lou Donaldson " (BLP-1566)





    1. Dorothy
          (R.Nichols) ・・・・ 5:21
    2. I Won't Cry Anymore
          (A.Frisch-F.Wise) ・・・・ 4:19
    3. Herman's Mambo
          (H.Foster) ・・・・ 4:51
    4. Peck Time
          (L.Donaldson) ・・・・ 5:18
    5. There Will Never Be Another You
          (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 5:04
    6. Groove Junction
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:14
    7. Grits And Gravy
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:16





   Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
   Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorede at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 9, 1957.







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 このアルバムの特徴として、 コンガ ・・・・・ Ray Barretto が加わっていることが挙げられるでしょう.
 よりラテンな香りのする、ソウルフルな演奏を目指したのかもしれませんが、内容的にはコンガがうまく効いているとは思えません ・・・・・ 演奏が良くないというのではありません、演奏はとても素敵です.

 この 1 年後に、同じメンバーで吹きこまれた " Blues Walk (BLP-1593) " のほうが、はるかにソウルフルでファンキーなアルバムに仕上がっています.
 当然ですが、ジャズ喫茶の人気も、 "Blues Walk" のほうが上.


 でもこのアルバムもしっとりと落ち着いて聴くにはいい感じのアルバム.
 まぁ、ボクの場合は大好きな "There Will Never Be Another You" が入っているから.
 この曲は、やっぱりこんな演奏がしっくりきます.

 この曲多くのミュージシャンンが演奏しています.
 中にはオルガンでの演奏なんかもあったりしますが ("The Sound Of Jimmy Smith" BLP-1556) ・・・・・ボクはこのアルバム様な演奏が好きですね.




loudonaldson

 Lou Donaldson は、 Blue Note に多くの演奏が残っています.
 リーダー名義のものはもちろん、サイドメンとしても ・・・・・・.

 それだけに演奏のタイプも、ハード・バップ、ファンキー、ソウル、ロックというように多岐にわたっています.
 個人的には、 1500 〜 4000 番台あたりが一番好きです.
 昔ほど聴かず嫌いではなくなっていますが、やっぱり彼の演奏はハード・バップからファンキーあたりの演奏がいいですね.





 先日、 "見つめていたい歌姫たち" シリーズのことをほんの少し書きましたが、 "JAZZ THE BEST お宝コレクション 魅惑の女性ヴォーカル編" なるシリーズも、 1,100 円で限定発売されていました.
 決してジャケ買いではありませんが、結果的にはジャケットの素敵な 3 枚をお買い上げです.

 やっぱり秋はしっとりと女性ヴォーカルだよなぇ ・・・・・・ なんて、よくわからないくせに (笑) .



reys001
  "Cool Voice Of Rita Reys Vol.2 / Rita Reys"



dearie001
  "Give Him The Ooh La La / Blossom Dearie"



merrill02
  "Helen Merrill With Strings / Helen Merrill"



 どれもみんな、素敵なジャケットでした.
 相変わらずの面食いです.

Lush Life

 かなり悩んでしまいました ・・・・・・・
 果たして、ボクの使いたいことが十分にできるのだろうかと ・・・・・・・
 すでに持っている方から直撃取材したりして ・・・・・・・
 いろいろな可能性を考えてみて ・・・・・・・
 アプリなんかもほんの少し検討してみて ・・・・・・・
 やりたいことができそうな感じ ・・・・・・・・・・・・・・・・ で、




 とうとう購入しちゃいました ・・・・・・・・・







new-ipad
 新しい iPad なのであります.
 と言っても、予約しただけですので手元に届くのは 2 週間くらい先でしょうか.

 今回は、ガチで "講習会のため" に買いました.
 いつも、分厚いテキストや関係資料の入ったファイルを持って東京に行くのがいい加減苦痛になってきました.
 テキストは 300 ページくらいなので、すべてバラバラにして PDF 化、後はうまく項目ごとにタグ付けして見やすくできればと ・・・・・・ .


 テキスト入れて、コースで使用する DVD も入れて、各種資料も入ればとりあえず十分.
 これだけでも約 60,000 円の価値はきっとあると信じています (笑) .

 だから他にも使えれば、それはすべて儲かったことになるという、ポジティブ・シンキングなのであります.


 どれだけきれいなのか楽しみなのです ・・・・・ 綺麗な女性、じゃなくて きれいなもの には、とんと目がないボクなので.
 ただ、今までも綺麗なものには散々な目に会ってきましたから、どうなることやら ・・・・・・ .







 今日も本当に暖かな一日でした.
 春霞、とでも言うのか遠くの山々はちょっとぼやけた感じで、空も抜けるような青空とは言えませんが、いかにも春というお天気でした.

 そんな春に因んだ有名な曲を ・・・・・・・・・ It Might As Well Be Spring






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   " Lush Life / Lou Donaldson " (BST-84254)





  1. Sweet Slumber
            (Millinder-Woode-Neiberg) ・・・・ 5:54
  2. You've Changed
            (B.Carey-C.Fischer) ・・・・ 4:21
  3. The Good Life
            (Distel-Reardon-Broussole) ・・・・ 4:52
  4. Stardust
            (H.Carmichael) ・・・・ 3:37
  5. What Will I Tell My Heart?
            (Lawrence-Tinturin-Gordon) ・・・・ 4:22
  6. It Might As Well Be Spring
            (R.Rogers-O.Hammerstein) ・・・・ 5:55
  7. Sweet And Lovely
            (Arnheim-Tobias-Lemore) ・・・・ 5:58





  Freddie Hubbard (tp), Garnett Brown (tb), Lou Donaldson (as),
  Jerry Dodgion (as, fl), Wayne Shorter (ts), Pepper Adams (bs),
  McCoy Tyner (p), Ron Carter (b), Al Harewood (ds), Duke Pearson (arr)
  Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 20, 1967.

  Reissue of Blue Note (Japan) GXF-3068 entitled "Sweet Slumber".







 Blue Note でたまに見かける、オクラ入りになっていたアルバムの一枚です.
 1980 年 2 月 Lou Donaldson の来日に合わせ、日本で発売されたもの (GXF-3068) がオリジナル.
 どうしてこういう演奏がオクラ入りになっていたのかはよくわかりません ・・・・・ そんなアルバムが何枚もあるんですよね.




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 録音されたのは 1967 年.
 この頃の Blue Note ・・・・ というかジャズ全体が、どんどんいろいろな方向に進んでいた頃で、いろいろなタイプの演奏が Blue Note にも吹き込まれていました.
 おまけにジャケットが怪しすぎます ・・・・・ Blue Note の女性ジャケットは、危険な香りがプンプンと漂っていますし.
 


 ところが、演奏曲目をみるとスタンダードのバラードがズラリと並んでいます.
 おやっ ・・・・・ ひょっとするとこんなバラードを変なアレンジしてるのかな?
 なんてちょっと勘ぐってしまいますが、どうしてどうしてストレートなアレンジで、リラックスした演奏を聴くことができます.


 ハード・バップをバリバリ吹いてしまう Lou Donaldson は、正直あまり好みとは言えません.
 このアルバムのように、ゆったりと歌い上げる Lou のほうがずっと好きです.
 ちょっと物足りないと思う方もいるでしょうが、このアルバムはこんな感じだからこそいいのかもしれません.
 このゆったり感 ・・・・・・・ これがいいんです.
 ホーンも多いのですが、バックに徹し、変に前に出てこないところがいいですね ・・・・・ アレンジは Duke Pearson 、グッドですね.
 "It Might As Well Be Spring" もいいのですが、 2 曲目の "You've Changed" や 3 曲目の "The Good Life" が素敵です.
 


 これらの演奏 ・・・・・・ とても贅沢な演奏です、だから "Lush Life" なのかな.







 さて、 iPad 本体が届くのは約 2 週間後なのですが、同時購入した iPad Smart Cover は先に届くようです.
 これが先に届いてもねぇ ・・・・・・ ちなみにこの磁力がかなり強烈なようで、レビューの何人かが、持っていたカードをダメにしたとありました.


 購入は Apple Store なので、無料の刻印までガッツリ入れてしまいました.

 "to make a difference"


 iPad で何かが変わることを祈りながら ・・・・・・・

The Time Is Right

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 昨日の朝の風景.
 雲の影からオレンジに差し込む朝日がきれいだったので、パチッ.
 ところどころに、薄っすらと雪の白が残っています.



 気がつけば 1 月も 2 週間が過ぎました.
 今週末はいつもの京橋なのですが、今回は指導者向けの講習会.
 でも、ボクの目的はこの講習会ではなく土曜の夜 ・・・・・・・ ちょうど一年ぶりとなる、 小川さん の "ONGAKU ゼミナール" に顔を出すことです.
 だから土曜日の講習会も途中で抜け出してしまいます.

 この "ON ゼミ" 、昨年は 1 月に参加しただけで、あとはすべてスケジュールが合いませんでした.
 今年も講習会は月一回ペースなのですが、うまく "ON ゼミ" と重なってくれるのか ・・・・・・・・ . 




 Blue Note のアルバムでも引っ張り出して聴いてみましょう.
 あまり聴かないアルバム ・・・・・ だったのですが、聴いてみたら思っていたよりも素敵なアルバムでした.





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    " The Time Is Right / Lou Donaldson " (BLP-4025)




   1.  Lou's Blues  
           (Donaldson) ・・・ 5:55
   2.  Be My Love  
           (Brodsky-Cahn) ・・・ 5:48
   3.  Idaho  
           (Stone) ・・・ 5:08
   4.  The Nearness Of You 
           (Carmichael-Washington) ・・・ 4:39
   5.  Mack The Knife 
           (Well-Brecht-Blitzstein) ・・・ 5:15
   6.  Crosstown Shuffle  
           (Donaldson) ・・・ 5:12
   7.  Tangerine 
           (Schertzinger-Mercer) ・・・ 4:57




  #1. 4-7 :
  Blue Mitchell (tp), Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p),
  Laymon Jackson (b), Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 31, 1959.

  #2 :
  Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p), Laymon Jackson (b),
  Dave Bailey (ds)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 31, 1959.

  #3 :
  Blue Mitchell (tp), Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p),
  Sam Jones (b), Al Harewood (ds)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, November 28, 1959






 ルー・ドナルドソン ・・・・・・・・
 1926 年 11 月 1 日 ノースカロライナ州 バディン 生まれ ・・・・ 日本版 Wikipedia には 11 月 3 日とありますが、オフィシャル・サイトでの表記も 11 月 1 日なので、日本版が間違いでしょうね.
 Blue Note を代表する、ハード・バップのアルト・サクソフォン奏者です.

 Blue Note はもちろんですが、他のレーベルにも多くのアルバムを残しています.




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 このアルバム吹き込みの前年 1958 年には、 "Blues Walk" (BLP-1593) や "Light Foot" (BLP-4053) といったアルバムで Herman Foster や Ray Barretto といったお馴染みのメンバーで、ソウルフルな録音しています.
 Blue Note の Lou Donaldson と言えば、この二人というような感じがありますが、本アルバムのピアノはボクの大好きな Horace Parlan になっています.
 おまけに、これまた大好きな Blue Mitchell がトランペット ・・・・・・ とくればねっ.
 このアルバムでも、きれいな音で吹いています.


 Lou Donaldson については、聴き方が結構微妙です.
 どちらかというと結構お喋り系のアルトですので、いつもこういったアルトばかり聴いていると疲れてしまいます ・・・・・ 楽器も女性もお喋りなのは、ちょっとばかり苦手なので.
 これは Charlie Parker の聴き方にも共通しています.
 Charlie Parker の演奏もイマジネーション豊かで素敵な演奏が多いのですが、ずっと聴いていると疲れてしまいます.
 だから、 Lou も 2 曲目 "Be My Love" のような演奏がボクは好み.

 ただ、聴きたいと思う時は 1 曲目のような演奏がいいのであります.
 相変わらず、聴き手は身勝手ですので (笑) .


 1 曲目と 6 曲目が Lou のオリジナルですが、特に "Crosstown Shuffle" ・・・・・ マイナー調でとってもいい感じの曲、正に どストライク !


 このアルバム、 Lou のアルトの音もいつもにも増して耳に優しく、非常に聴きやすいいいアルバムです.
 聴けば聴くほど、楽しくなるアルバムですな.

ハード・バップ 誕生の夜

 まるで夏のような日差しでしたね.
 少し夏っぽい雰囲気で ・・・・・・ パチッ !



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 今日コンビニで見つけました、でも最近はドキッとするような飲み物がありません.
 過去に ペプシ は、アズキ味や BAOBAB なんてものがありましたので、今年も何かやってくれるのでしょうか.
 思いっきり期待してしまいます ・・・・ 超偏食主義なのですが、こういった飲み物とかは冒険できちゃうタイプです.




 "いつもの小川さん" のブログ に、オンライン・ショッピングについて少し書かれていました. 
 ボク自身も、オンライン・ショッピングが欠かすことのできない生活を送っているので、とても偉そうなことを言える立場ではありませんが、便利な半面なにか味気なさがあるような部分もかなりあるように以前から思っています.
 PC で Click すれば、数日後には家に届きます・・・・・試聴もできるし、配送料もほとんど無料、とっても便利です.
 ただこうやって購入したものって、何となく愛着が薄い感じもしています.


 まだアナログ盤を購入していた頃は、レコード店も数多くあり、お店でビニールの被ったジャケットを裏表ひっくり返しながら、気にいったものを探したものでした.
 当時のレコードも今の CD と同じくらいの価格でしたが、収入額が全然違うので、とても大人買いなんかできる訳でもなく ・・・・・・ 必然的にお店で時間をかけて、十分に検討して買うことになる訳です.


 今なんか、ちょっと安いキャンペーンなどでまとめて 20 枚とか平気で買っちゃっているんですから.
 どうでもいいようなものまで、たくさん買ってしまってますね (苦笑) .




 そんな昔に購入したアルバムです ・・・・・ 今はそのアルバムもなく、手元にあるのは CD のみ.
 このあたりも、ちょっとばかり味気ないです ・・・・・ 演奏はとっても味があるというのに.







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  "A Night At Birdland With Art Blakey Quintet"





  Vol. 1  (BLP 1521)
  1. Annoucement
       (By Pee Wee Marquette) 
  2. Split Kick
  3. Once In A While
  4. Quicksilver
  5. A Night In Tunisia
  6. Mayreh
  7. Wee-Dot (alt-tk)
  8. Blues





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  Vol. 2  (BLP 1522)
  1. Wee Dot
  2. If I Had You
  3. Quicksilver (alt-tk)
  4. Now's The Time
  5. Confirmation
  6. The Way You Look Tonight
  7. Lou's Blues



  Clifford Brown (tp), Lou Donaldson (as), Horace Silver (p),
  Curly Russell (b), Art Blakey (ds), Pee Wee Marquette (ann)
  Recorded at "Birdland" NYC, February 21, 1954.





 このアルバムについては、以前にも 3 種類のジャケットについて書きましたので (ただデータは記載しなかったので再度取り上げてみました) 、ジャケットの話は今回は止めておきましょう.
 とにかく Blue Note を代表するアルバムの 1 枚と言ってもいいでしょうね.

 ハード・バップなるものの誕生を、克明に記録したアルバムとも言われているようです.
 ただ細かいことを言うと、 "ハード・バップ誕生の夜" という表現もあれば、 "ハード・バップ誕生前夜" という表現もあります.
 今聴けば間違いなくハード・バップなのですが、その当時まだハード・バップというものが確立されていなかったから、あながち "誕生前夜" という表現も間違いではなさそうです.




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 以前持っていたアナログ盤は、それぞれ 5 曲ずつ収録されていました.
 その後、未発表テイク 4 曲が "A Night At Birdland With Art Blakey Quintet, Vol. 3" (BNJ-61002) として発売されました.
 ボクが現在持っている CD は、珍しく International 盤ではなく、 "コンプリート・バードランドの夜" というタイトルで EMI ミュージックジャパン から 1,700 円 (今のボクにとってはかなり高く感じます) で発売されたものです.
 この 2 枚の CD には "Vol.3" の 4 曲が含まれています.
 それ故に、 "コンプリート・バードランドの夜" となる訳です.


 とにかくホットな演奏です ・・・・・ この一言でアルバムを表現できてしまうんじゃないでしょうか (笑) .
 最近、頓に 新主流派 ばかりなので、どうもこういうホットなハード・バップから疎遠になっています.
 久しぶりにそんなハード・バップを聴いてみると、とにかく熱気がプンプン伝わってきます.
 正直こんな演奏ばかりだと、ちょっと疲れてしまいそうですね ・・・・・ このライブを聴いてたみなさんはどうだったんだろ.
 ステージは午後 11 時から朝の 3 時までだったようですが、信じられませんね.
 ただ、当時のミュージシャンにとっては日中のスタジオ録音よりもはるかに夜の演奏のほうが、演奏しやすかったようですので、こんなにも熱気溢れる演奏になったのかもしれません.


 そんなホットな演奏の中から、 "Once In A While" .
 Lou が抜けて、 Clifford Brown のワン・ホーンでの演奏なのですが、いいですよね.
 やたらに高音を使わないところもいいし、歌心溢れる演奏はさすがといったところです.
 他の曲のようにバリバリ吹かせてもゴキゲンですし ・・・・・・・・ これが "ブラウニー" ですね.

 この録音の翌年には、 "ジャズ・メッセンジャーズ" という名称を使うようになり、いくつかの録音を残していますが、ボクは "The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia (BLP 1507,1508) " の演奏のほうが、正直この "Birdland" よりも好きかな.
 でも好きなアルバムと、想い出のアルバムは全く別.
 このアルバムは、ジャズを聴き始めた頃のいろいろな思い出が詰まったアルバムでもありますから.




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 ジャケットのこと書かないと言いましたが、やっぱりボクの思い入れ深いのは、このジャケットなんだよね.
 上の CD ジャケットと使っている写真は同じなのに、全然イメージが違っています.
 ボクはこちらのジャケットのデザインのほうが、はるかに洗練されてスタイリッシュだと思うのですがね.


 このアルバムで、 Blue Note のジャケットに興味持つようになりました.
 レコード店でさんざん迷った挙句に購入したアルバムだからこそ、いろいろな思い出もあります.


 それに比べ、最近はアルバム一枚の重さをまったく感じなくなっています ・・・・・・・ ワン・クリックだけですものね (涙) .

Sunny Side Up

 久しぶりの雨ですね.
 空気が乾燥していたので、ちょっといい雨ですが、被災地ではどうなんでしょう.


 こんな日は久しぶりに部屋の掃除.
 といっても、部屋に積み重ねていたプラモデルの整理です.
 申し遅れました、ボク "戦車オタク" です (笑) .
 今までかなりのモデルを作ってきましたが、数年前にコンタクト・レンズにしたら手元が微妙に見にくくなってしまい、それ以来作ることを止めてしまいました ・・・・ まぁ、これはほんの一つの理由にすぎませんが.


 完成品の多くは、欲しいという友人にほとんど差し上げ ・・・・ というか、邪魔な物を片付けたと言ったほうが正しいかな.
 残っているのは、途中まで作りかけて箱に入えてあったものや、まったく手つかずのモデル.
 とりあえず作りかけのものはすべて分別して廃棄です.
 これだけでもかなりの量でした、箱にして 20 箱ほど.


 ちなみに結構作るのはうまいんですよ ・・・・ 自分で言うのもなんだけれど.
 こういったモデルを作る人たちは、まず歴史から入っていきます.
 この戦車は、何年に、どの戦場にいて、どこで戦闘したのか ・・・ というような情報を調べてから、作り始めます.
 どこの舞台で、車番は何番で、どんな迷彩していたか ・・・・ こんなことを調べ始めると、作ることよりも情報収集のほうがメインになってしまったりと.
 だから参考図書とかもかなりある訳で ・・・・・ このあたりは、単に模型を組み立てるだけとは違っています.
 もちろん、戦車好きだから、戦争好きという短絡的な図式は当てはまりませんので、あしからず.
 あくまでプラモデルを組み立てることが好きなだけです.



 ようやく壁の前もすっきりし、地震がきても崩れそうもない程度になりました.
 手つかずのものはオークション行きかな ・・・・・・.




 そんなプラモの分別作業しながら PC の iTunes かけ流しだったのですが、今日はなぜか Lou Donaldson が多くかかります.
 それではということで、ちょっと聴いてみましょう.






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  "Sunny Side Up / Lou Donaldson"




  1. Blues For J.P.
  2. The Man I Love
  3. Politely
  4. It's You Or No One
  5. The Truth
  6. Goose Grease
  7. Softly, As In A Morning Sunrise




  #3.6.7 Recorded February 5, 1960.
  Bill Hardman(tp), Lou Donaldson(as), Horace Parlan (p),
  Sam Jones(b), Al Harewood(ds)

  #1.2.4.5 Recorded February 28, 1960.
  Bill Hardman(tp), Lou Donaldson(as), Horace Parlan (p),
  Laymon Jackson(b), Al Harewood(ds)





 Lou Donaldson は Blue Note に多くのアルバムを残しています.
 そんな多くのアルバムの中でも、このジャケット・デザインがボクは大好きです.




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 Lou Donaldson を Blue Note に連れてきたのは Horace Silver というのは有名な話です.
 だからってファンキーな演奏が得意と言う訳ではないでしょうが、 Lou Donaldson もファンキーでバリバリの演奏が得意のようです.

 このアルバムは彼を代表するアルバムではないかもしれませんが、クインテット ( 5 曲目のみカルテット) によるファンキーかつ、ブルージーな演奏が聴けます.
 ただ、ボクの Lou Donaldson に対するイメージは、ちょっと吹きすぎ、喋り過ぎという感じなんです.
 バリバリのファンキーな演奏も決して悪くはないんですが、気分的に聴きたくないと思う時も結構あるんですよね ・・・・ そのあたりは吹きすぎてしまうのが気になるからでしょうか.

 だからこのアルバムの "Politely" のようなミディアム・テンポな演奏のほうがボクは好きです.
 こういった曲で聴かれる、ブルース・フィーリングが大好きです.


 このアルバムには、ボクの大好きな Horace Parlan がピアノを弾いています.
 この人のピアノも、少しミディアム・テンポで間をとりながらの演奏がボクは好き.
 6 曲目の "Goose Grease" では、彼のお得意な同じフレーズを繰り返す演奏も聞かれます.
 ちなみにこのアルバム (BLP 4036) の次のアルバム (BLP 4037) が、 Horace Parlan の代表作 "Us Three" です.

 そういえばこの曲のリズム、なにかコンガが似合いそうなリズムです.
 やっぱり Lou Donaldson はこんな感じの曲が似合うのかな.




 さてテレビでは東京消防庁ハイパー・レスキューの記者会見の模様が幾度となく流されています.
 まず非常に分かりやすい説明でした ・・・・ 東京電力や保安院の会見とはまったく違います.
 このあたりの、報道に対する情報提供はさすが東京消防庁といったところです.
 そしてなにより感動したのは、それぞれ上に立つ者としての使命感や責任感ですね.
 きっとこれが全国を感動の渦に巻き込んだんじゃないでしょうか ・・・・ 決してオーバーな表現ではないですよね.

 被災地では、いまなお警察・消防・自衛隊・海保、さらには医療スタッフ、各自治体のスタッフ、その他救援の皆さんが、寒い中それぞれの場所場所で頑張っておられます.
 たまたま今回は東京消防庁ハイパー・レスキューが注目を浴びましたが、そういった影の部分で頑張っている人たちも、同じくらい称賛されるべきでしょうね.
 さらにはいろいろなところから送り出された人たちの分、後方支援として残っている人たちも、同じでしょう.


 ボクは、今回東京消防庁ハイパー・レスキューに浴びせられた称賛が、こういったすべての人たちに対してのものだと思っています.


 今はそれぞれの立場で、できることを頑張るしかないでしょうね.


 被災地にも一日も早く暖かな陽があたりますように


 ・・・・・・ Sunny Side Up

Alligator Bogaloo

 以前届いた "ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジー BOX セット" ・・・・ もちろん Blu-Ray ですが、最近になってようやく見直しています.
 いかんせん、一本の時間が 180 分と長いので、ある意味で見るのも大変です.


 映像はかなりクリアになっています、さすが HD です.
 遠景の細かい部分まで、かなりはっきりと見て取れます.
 こういった HD 作品を見ると、映画館で見るよりきれいかなと思ってしまいます.
 Blu-Ray 作品も、だいぶ安くなりました.
 安いものでは定価が 2500円 、実売価格で 1800円 くらい ・・・・ 映画館に行ったつもりで、つい購入してしまいます.
 Blue Note 1100 シリーズと一緒で、かなりヤバい感じです.
 こういった商法に "イチコロ" です.



 ということで、廉価価格ゆえに購入した Blue Note の一枚.
 最初に言っておきますが、ボクはこのアルバム、ルーキーには勧めませんので.







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  "Alligator Bogaloo / Lou Donaldson"





  1. Alligator Bogaloo
  2. One Cylinder
  3. The Thang
  4. Aw Shucks!
  5. Rev. Moses
  6. I Want A Little Girl




  Melvin Lastie (cor), Lou Donaldson (as), Lonnie Smith (org),
  George Benson (g), Leo Morris (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 7, 1967.






 まず、何といってもこのジャケットです.
 この頃のアルバムは、女性が多く登場するようになりました.
 ルース・ライオンが後年語っているように、 1500 番台から 4100 番台あたりの、いかにも Blue Note というようなアーティストの写真をメインにしたジャケットは、当初レコード店では結構不評だったようです ・・・・・ でも、ボクを含めて多くの Blue Note ファンたちは、そういったジャケットの虜でもあります.
 今だからこそ、ああいったシンプルで、ハードボイルドな感じのジャケットは評価されるのかもわかりませんが ・・・・.
 一応シリアスなジャズ・ファンを気取るボクには、逆に 4200 番台から登場してくる、女性のジャケットのほうが違和感ありありです.

 そしてそれは、演奏内容も大いに関係しています.
 モードからフリー、ジャズ・ロックといったような、おおよそシリアスなジャズとはかけ離れた演奏が、この時期のアルバムに多いからです.
 混沌とした時代 ・・・ カオスです.
 今でこそこういったアルバムを購入し、何気なく聴きながらリズムを取ったりしていますが、一昔前まではレコード店でも手に取ることすらありませんでした.




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 いつしか、Blue Note の女性ジャケットは危険!! というイメージが完成しつつありました ・・・・ 余談ですが、きれいな女性にはいつも痛い目に遭っていますし.

 ようやく購入して聴いてみると ・・・・・
 ちょっと古臭さの残る、ラテンの香りがするジャズ・ロックとでも言えばいいのかな ・・・・ まぁ、40 年以上前の録音なので、古臭いのは当然と言えば当然.
 ちょっとばかり中途半端な感じを受けてしまいます.
 でも、タイトル曲の "Alligator Bogaloo" は、その当時シングル発売もされ、ヒットチャートに顔を出したようです ・・・・・ これってすごいことですよね.
 やっぱりあの当時、いい服、いい女、いい車を手に入れるには、 Rock だったのでしょうか ・・・・ ねぇ、Miles さん ?

 このアルバムは、俗に言われるジャズ・ロック的な演奏なのですが、所々に Lou Donaldson 得意のブルージーな演奏が聴くことができます.
 そういった部分が、逆に中途半端な印象として、ボクには繋がってしまいます.


 かなり否定的なことばかり書いてきましたが、それは一時期ボクがシリアスなジャズ・ファンを気取っていたからでしょうね.
 例えばルーキーの皆さんが、何も知らずに、このアルバムを初めて聴いた時に、普通にいいと思うかもしれません.
 本来 Blue Note というレーベルは、新しいアーティストたちをたくさんフィーチャリングしたレーベルです.
 音楽性でも、新しいものがたくさんです.
 だから、シリアスなジャズばかりに拘るほうが、お門違いかもしれません.

 "No Room For Squares !"

 差し詰めボクは、こんなふうに言われていまいそうです.



 さて金曜日からは、猛暑の東京です.
 大丈夫かな〜 ・・・・
 溶けちゃわないかな〜 ・・・・

 いつものホテル、いつもの京橋、いつもの銀座 Bar、いつもの講習会 ・・・
 夜は珍しく銀座で友人とお食事 ・・・・・ 待ち合わせは、 "和光" 前でも、"数寄屋橋交差点" でもなく、なぜか "一丁目交差点".
 "Across 110th Street" の曲が似合いそうな街です.



 夕方の銀座、人の流れでも見ながら夕涼みとしますか.

Polka Dots And Moonbeams

 とうとう鳩山さん辞任ですね.
 結局どこが政権とっても、誰が総理になっても、沖縄問題はうまく解決できないんじゃないでしょうかね.
 自民党を含めた野党も、社民党なども、政権変わればこの問題をクリアできるのでしょうか?
 なにか、ただ相手のアラ探しをしているだけで、自分たちだったらこうするという具体的な政策が見えてきていないのですが ・・・ ボクが鈍いだけなのでしょうか.
 政治全体の不信感がただ増悪しているだけのような気がします.
 まぁ、所詮 "政治" は、おまつりごとなので、仕方ありませんか.



 ボクに似合わない、難しい話はここまでにして、たまにはきちんとジャズのお勉強 ・・・・・・
 シリアスで、ストレートな、それでいて軽やかな、 Blue Note でも聴きます.





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  "Gravy Train (RVG) / Lou Donaldson"





  1. Gravy Train
  2. South Of The Border
  3. Polka Dots And Moonbeams
  4. Avalon       
  5. Candy
  6. Twist Time
  7. Glory Of Love
  8. Gravy Train (alt-tk)
  9. Glory Of Love (alt-tk)





  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Ben Tucker (b),
  Dave Bailey (ds), Alec Dorsey (conga 1,2,4-7)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1961.







 先日の "ONGAKU ゼミナール" のような変わった演奏も、たまには ・・・ 本当に、たまにはいいですが、やっぱりこういった演奏のほうがホッとできますね.
 コンガ入りクインテット演奏ですが、コンガ奏者はおなじみの Ray Barretto ではありません.
 気分がハッピーになるようなアルトです.
 ただ、ボクの気分によっては、ちょっと喋りすぎで聴きたくないなー、なんて思うことも結構あるアルトでもあります.




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 このアルバムの中での注目は、2 曲目の "Polka Dots And Moonbeams" です.
 曲がとても素敵です.
 そして、ボクが "いつもの小川さん" と初めて出会った 1 月 30 日の "ONGAKU ゼミナール" で、1 曲目にかかった想い出の曲でもあります ・・・・ 恋愛のような甘酸っぱい想い出ではありませんが.
 ただ、会ったのは初めてなのですが、それまでブログで言いたいこと言ってましたので、とても初めてのような感じは無かったような気がします ・・・・ 会話は弾みませんでしたが.
 そういえば、その時 「ECG のこと教えて!」 と言われましたが、それきりになってしまいました.
 資料はいつもバッグに入っているのに ・・・・・ 今度会った時には、そのこと聞いてみよう.




PolkaDots001

 この曲は、「月夜の晩、ダンスパーティーで、水玉模様のドレスを着た可愛い娘に出会って恋をする」というような内容で、どちらかというと失恋の歌が多いジャズの中でも、これはハッピーエンドの歌のようです.

 ここでの演奏は、この曲だけコンガが抜けてカルテットでの、短い演奏です.
 こういったラブ・バラードは、あまり喋らず、言葉少なめに、そして淡々と演奏するのがいいです ・・・・・ ボクはそういうのが好き.


 そう言えば、神保町に "Polka Dots & MOONBEAMS" という名前の Bar もあるようです ・・・ きっとここのオーナーはこの曲好きなんだろうな.

 この頃の Lou Donaldson のアルバムは、ジャズらしいジャズを聴きたいと思っているルーキー諸君には、どれを買っても間違いないんじゃないかな.
 ところが、 "Alligator Bogaloo (#4263)" なんかは、 Lou Donaldson の代表作のようなことが結構書かれていますが、ちょっとシリアスとは言い難いので、やっぱり 1500 番台、 4000 番台あたりをはじめに購入するのがよろしいかと思います.
 最近でこそ、 4200 番台も HMV で Click するようにはなってきましたが、やっぱり Click するまでは悩んでしまいます ・・・・ 結果的に有名なアルバムしか Click できないでいます.
 "Alligator Bogaloo" もまだ Click できないでいます.



 今日は暖かな ・・・ 暑いくらいの一日でした.
 一年の中でも比較的忙しい 6 月が始まりました.
 今月は本業が忙しいので、東京はお休みです.
 その間に少しばかり、 Off the Job Training のお勉強でもします ・・・・ 夏からのスケジュールが先日メールで届きました.



 夏の東京は ・・・・・ 最悪ですね.

Blues & Nordic Walking

 今日は珍しくいろいろ家のこととかをやった一日でした.
 天気もよかったので、外にいても気分爽快、春を感じますね.
 そういえば、もう 4 月がそこまで来ています.






1593






   "Blues Walk / Lou Donaldson"




  1. Blues Walk
  2. Move
  3. The Masquerade Is Over
  4. Play Ray
  5. Autumn Nocturne
  6. Callin' All Cats




  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Dave Bailey (ds), Ray Barretto (per.conga)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, July 28, 1958.







1593-2

 こんな天気の日は、こんなアルバムでも聴きながら、街をブラブラしてみたいですよね.
 一曲目の "Blues Walk" は、何か春らしくていいですよね.
 今日はタイトルの語呂合わせで、こんなアルバムを.



 まずは愛車のタイヤ交換です.
 天気予報ではこの連休、ちょっと荒れるというようなことが言われていたので交換するのを待っていたんですが、今朝起きたらこんなにいい天気なので、交換しました。
 来週は 東京 なので、いずれにせよ今週やってしまって正解かな.
 数日前からの黄砂で、車の窓は真っ白状態でした.


 そしてそれが終わったら、貯まっていた段ボール、雑誌とペットボトルを近くのストックヤードまで.
 段ボールと雑誌は束ねるのがちょっと大変なので、今日のようによっぽどやる気が起きないとなかなか行動に移せないタイプです.



 そして、お彼岸ですのでお墓参りに ・・・・
 全くと言っていいほどの、無宗教者ですのでお墓参りも年に一回程度.
 そんなボクがお彼岸にお墓に行くことも珍しいです.
 ここまででもう、かなり自分的には達成感アリアリの一日です.




 今日はさらに、ウォーキングです!
 こんないい天気の日に行かなければ、行く日が無くなってしまいます.




walking0065

 上の写真がボクのウォーキング・コース.
 この池の周囲を回るのですが、一周約 700 - 800 m くらいでしょうか.
 ここは、浅間山も見える場所ですので周りの景色を見ながら歩くには最高の場所です.
 左側の林の中には美術館があり、この写真を撮っている背中方向には温泉施設もあります.
 午後 2 時ころ行ったのですが、日陰に入ると風は結構寒いですね.
 とりあえず今日はここを 6 周程で終了です.
 車のiPod を外し、ウォーキングしながら聴いていると、いつものジャズもちょっと違って聴こえてきます.




walking0066

 そうそう ・・・
 ボクのウォーキングは ノルディック・ウォーキング です.
 両手にストックを持ちながら (実際はあまり持たないで、離しているほうが長いかもしれません ・・・) 歩くんですが、最近少しずつブームになりつつありますよね.
 通常のウォーキングよりも、運動量が多くなるらしいので、ボクはこちらを行っています.


 池の周りではほんの数人、犬の散歩やウォーキングをしている程度で、当然ノルディック・ウォーキングなんかしている人は皆無です.
 美術館の喫茶コーナーが池を見渡せるようになっており、そこで休んでいる皆さんの視線がなにか気になったのは気のせいでしょうか.
 すれ違う人も、ちょっと珍しそうに見ていました.


 実は今年、富士山に登ろうかと考えているので、今から少しずつ歩くことに慣れておかないと ・・・・
 職場の若い連中が、ここ数年富士山登山をしています.
 ほとんどがもう二度と行かないと言っているのですが、今年はボクのサポート役を数人パラハラ行使して連れて行こうと思っています.
 まぁ、まだ計画なのでどうなることやら ・・・・ 来年度の人事もまだ出ていないし.


 三連休は、最終日充実した一日で終了です.
 いよいよ今週は内示発表、新年度に向けての引き継ぎやら何やらでゴタゴタした一週間になりそうです.
 でも金曜日はお休みして、週末はいつもの 京橋 ・・・・
 ということは、今週は忙しいにも拘らず 3 日間しか働きません.
 大丈夫なのか、自分でも少し不安ですが ・・・・
 まぁなんとかなるでしょう、今までもなんとかなってきましたから.



 そういえば "Blues Walk" のテンポは、微妙にウォーキングに合いそうで合わなくて歩きにくかったですね.
● プロフィール ●

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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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