心配していた台風ですが、東京を直撃のようです ・・・・・ 首都圏の交通網がかなり大変のようです.
 ボクの辺りでも、昼間はパラパラ程度だった雨が、夕方から雨と風がだんだん強くなってきました.
 折角の休みだったのでお出かけしようかと思ったのですが、やめて家でグダグダ.




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 午前中の写真ですが、気が滅入ってしまうような、ドヨヨ〜〜ンとした空です.
 気がついたら、いつの間にか周りの田んぼが黄金色になっていました.
 昨日の夜も薄手の長袖を着ないと寒いくらい ・・・・・ 信州の秋がやってきましたね.
 これから一雨ごとに山の色が赤く変わっていきそうです.


 今日あたり HMV からの荷物が届く予定のはずだったのですが ・・・・・・ 折角何もやることのない休日なので、午前中にでも届いてもらうとグッド・タイミングだったのにね.
 こういう時に限って夜になっても届きません、台風の影響もあるかもしれません (涙) .



 昨日の "September In The Rain" のコメントに、 Sarah Vaughan のことが寄せられていました.
 暇な一日、 HMV や Amazon をのぞきながら、面白そうな CD を物色 ・・・・・ コメントでもお勧めで、以前から欲しいと思っていた Sarah Vaughan の "At Mister Kelly's" を含め数枚注文です.
 なぜか最近はヴォーカルが今までよりも多く注文しているような気がします.
 今回も "At The Village Gate / Chris Connor" や "Jazz Singer / Rosemary Clooney" が一緒に Click されてしまいました.
 特に "Jazz Singer" に関しては、完全なるジャケ買いです (笑) .
 まぁ HMV ポイントが結構貯まっていたので、それを使っての購入なので、支払いは大したことありませんが.


 で、 Sarah Vaughan でも聴いてみましょう ・・・・・ と言っても、これ一枚しかありませんが (汗)







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  "Sarah Vaughan with Clifford Brown"





  1. Lullaby Of Birdland
  2. April In Paris
  3. He's My Guy
  4. Jim
  5. You're Not The Kind
  6. Embraceable You
  7. I'm Glad There Is You 
  8. September Song
  9. It's Crazy
  10. Lullaby Of Birdland (Alt-tk)




  Sara Vaughan (vo), Clifford Brown (tp), Harbie Mann (fl),
  Paul Quinichette (ts), Jimmy Jones (p), Joe Benjamin (b),
  Roy Haynes (ds), Ernie Wilkins (arr.cond)

  Recorded December 16 & 18, 1954.






 ルーキーにもお勧めできる、 Sarah を代表する一枚でしょう ・・・・・ きっと.
 でもボクは、どちらかというと Clifford Brown を中心に聴いているのかもしれません.
 "You'd Be so Nice to Come Home to / Helen Merrill"、 "Lover, Come Back to Me / Dinah Washington" 、そしてこの "Lullaby Of Birdland" の三曲はあまりにも有名な演奏で、これらの演奏が入っている 3 枚のアルバムは、 Clifford Brown を代表するアルバムでもある訳です ・・・・・・ もちろん、それぞれのヴォーカリストの代表アルバムと言っても決して間違いではないでしょう.

 ちなみにこの中で一番好きなアルバムは ? と聞かれたら、迷うことなく "Dinah Jams / Dinah Washington" と答えてしまうでしょうね.
 もちろん他の 2 枚もとても素敵ですが、 "Dinah Jams" のスタジオ・ライブという雰囲気がまず好きなので ・・・・ このアルバムはまたいつか紹介しましょう.


 ビバップのスタイルを歌唱に活かした、モダン・ジャズ・シンガーの先駆者である ・・・・・・ と Wiki に書かれていますが、ヴォーカルに詳しくないボクには、ビバップ・スタイルのヴォーカルというのがよくわかりません (涙) .
 でもそんなことをわからなくても、十分にその素敵さは伝わってくるので大丈夫です ・・・・・ ルーキーの皆さんもね.




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 "Lullaby Of Birdland" のなかで、スキャットと各楽器による 4 バースのところがとてもいいですね ・・・・ もちろん小気味好い Sarah のヴォーカルも.
 そしてこのアルバムで一番好きな Clifford の演奏は、 4 曲目の "Jim" でのソロ.
 でもこのアルバムでは、Clifford はちょっと控えめで、どちらかというと Harbie Mann 、 Paul Quinichette 、 Jimmy Jones あたりに花を持たせている感じがします.
 こんな控えめな演奏ができるのも、彼が多くのミュージシャンに愛された要因の一つかもしれませんよね.

 このアルバムを Clifford Brown のアルバムとして分類されることもありますが、やっぱりこのアルバムは Sarah のアルバムですよね.
 聴けば聴くほど、そんな思いが強くなっていきます.



 "Lullaby Of Birdland" (バードランドの子守唄) について ・・・・
 "バードランド" とは、ニューヨーク 52 丁目のジャズクラブの店名で、 Charlie Parker の愛称が "Bird" だったことから Charlie Parker 好きのオーナーが彼にちなんで付けました.
 1952 年 ジョージ・シアリングがこの店に出演したとき、店に捧げて弾いたのがこの子守唄です.
 ちなみに、歌詞に出てくる "Bill and coo" というのは人名ではなく、 「愛をささやく,いちゃつく」 という意味らしいですね.