まだまだ "なでしこ ジャパン" がいろいろな意味で話題をさらっていますね.

 "熊谷選手のツイッター事件" なんかも、全くもって個人的な私生活の部分だからどうってことないと思うんだけどね・・・・・・・ まぁそんなことをツイッターで実況するような おバカ と一緒に飲んだことが問題と言われれば、 それはそうですが.
 一夜にして 国民栄誉賞 的な注目を浴びる存在になってしまったのですから、 20 歳そこそこの彼女たちにとっては、その変化に従順に対応できなくとも無理からぬことでしょう.


 サッカーのドイツ代表は、合宿の最初に代表ということについて徹底的な教育のようなものを受けると、昔どこかで聞いたことがあります.
 最初に、国を背負うという重みをきちんと認識させるということでしょう.

 日本代表は、オリンピックでも過去にもいろいろな発言などで物議を醸し出したことがありますが、やっぱり国を代表するということをきちんと教育する必要はあるんじゃないでしょうかね.
 それが嫌やだという人は、どんなに実力があろうとも、国の代表としては相応しくないような気がします.
 どうもいろいろな日本代表に中には、こういった国の代表という気持ちがないように見受けられる方たちがいるように思いますね.
 そんな意味で、今回の なでしこ たちは本当に爽やかに感動を与えてくれたんだけどな〜.


 せっかく世界一という快挙を成し遂げたのですから、つまらないワイドショーの話題になるようなことはしないで欲しいですよね.

 昨日のなでしこ・リーグも、今まででは考えられないほどの観客動員をしています.
 これからが、本当の意味で真価を問われる時代になっていくのではないでしょうか.
 頑張ってほしいですね、なでしこたち.




nadesiko

 なでしこ を英語にすると、 pink ・・・・・・・・・・・・ らしいです.
 となれば、ボクの場合 Pink Floyd なのですが、この話題は過去にも結構書いたので ・・・・・ Pink 姐さんでも行こうか ・・・・・ でも、やっぱり今夜はジャズがいいですね.

 そんな pink にちなんだ曲があるか マイ・アルバム内蔵型 iTunes で探してみましたが、いままで pink というタイトルの入った曲なんて、ジャズで聴いたことがありません.

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 ところが ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 なぜか "Sweet Georgia Brown" がヒットしました.

 ?????????????

 どこにも pink って入っていないのに ?????




 この曲を調べて納得でした、この曲の作曲者が Maceo Pinkard というんですね.
 1925 年に書かれた、当時のポピュラー・ソングですが、今ではジャズのスタンダードにもなっており、多くの演奏が残っています.



 そんな演奏の中から、ピアノ・トリオの演奏です.





Powell002






   "Jazz Giant / Bud Powell"




  1. Tempus Fugue It
  2. Celia
  3. Cherokee
  4. I'll Keep Loving You
  5. Strictly Confidential
  6. All God's Chillun Got Rhythm
  7. So Sorry Please
  8. Get Happy
  9. Sometimes I'm Happy
  10. Sweet Georgia Brown
  11. Yesterdays
  12. April In Paris
  13. Body And Soul




  #1-6 Bud Powell (p),  Ray Brown (b), Max Roach (ds)
  Recorded February 23, 1949.

  #7-13 Bud Powell (p), Curly Russell (b), Max Roach (ds)
  Recorded February 23, 1949 & February , 1950.






 元来ミュージシャンについての知識や蘊蓄に乏しいボクですが、 Bud Powell が精神的に病んでおり、演奏にはかなりのむらがあったことは知っています.
 彼自身もそういった状況をある程度理解していたのか、 "ジャズ・ミュージシャン 3 つの願い" (奇しくも、原題は "An Intimate Look at Jazz Giants") にも、 「医者に診てもらったり、病院に行ったりしなくていい状態」 と書かれていました.

 このアルバムはそんな彼の代表作の一枚 ・・・・・・・ ですよね ? きっと.
 一曲一曲は短いのですが、スタンダード中心の選曲で非常に聴き応えのあるアルバムです.




Powell002-2

 "Sweet Georgia Brown" ですが、とにかくそのスピード感が半端ではありません.
 息をつく間もないくらいの演奏です.
 この一曲だけでも、しっかり聴くとドッと疲れてしまうくらいすごい演奏です ・・・・・・ フレーズを追っていくだけでも一苦労 (笑) .
 そうかと思うと、その後の3曲では歌心溢れ、きらめくようなタッチの演奏.
 ・・・・・・・・・・ やっぱりすごいですね.


 BGM で聴くようなアルバムではなく、しっかりと耳を傾けたくなるアルバムですので、ルーキーの方には取っつき辛いかもしれませんが、間違いなく彼を代表するアルバムの一つでしょう.


 一曲目の "Tempus Fugit" でも超絶的な早さと、イマジネーション豊かなフレーズの大洪水です.
 このアルバムは、まずこの一曲で ガツン と強烈な一撃を受けてしまいます.
 そう言えばこの曲のタイトル ・・・・・ ラテン語で "光陰矢のごとし" .


 昔、このアナログ盤 LP を買ったのがつい最近のことにようにも思えます.
 あれからあっという間に オヤジ になってしまいました.
 
 そんなことを想いながら、ため息交じりに聴いています ・・・・・・・・・ 涙.