Marcus_Miller

Star People

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 四月一日です.

 希望とか、旅立ちとか、新しいとか ・・・・・ そんな言葉がぴったりの日.
 今年は日曜日なので、明日のほうが似合うのかもしれませんが.


 今日もいいお天気で、気温も昨日よりも 5 ℃ 近く上がるようです.




0R9A7333

 昨日も暖かい日でしたので思い切ってスタッドレスタイヤの交換.
 ついでに洗車 & ワックスかけまで.

 やっぱり車はキレイな方がテンション上がるなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ジュリー・ロンドン も悪くはないけれど、さすがにこんなイメージの日に聴くのはちょっとばかり KY な感じなので元気が出そうなアルバムを聴いてみよう.

 ということで Miles !!!






Davis149






  " Star People / Miles Davis "





  1. Come Get It
       (Miles Davis) ・・・・・ 11:03
  2. It Gets Better
       (Miles Davis) ・・・・・ 10:07
  3. Speak / That's What's Happened
       (M.Davis-J.Scofield) ・・・・・ 8:28
  4. Star People
       (Miles Davis) ・・・・・ 18:46
  5. U'N'I
       (Miles Davis) ・・・・・ 5:55
  6. Star on Cicely
       (Miles Davis) ・・・・・ 4:26






  # 1 :Recorded live at Jones Beach Theatre, NYC, August 28, 1982.
  # 4 & 5 :Recorded at Columbia Studio B, NYC, September 1, 1982.
  # 6 :Recorded at Columbia Studio B, NYC, August 11, 1982.
    Miles Davis (tp.synth), Gil Evans (arr), Bill Evans (ts.ss.fl.el-p) 
    Mike Stern (el-g), Marcus Miller (el-b), 
    Al Foster (ds), Mino Cinelu (perc)

  # 2 :Recorded at Record Plant Studio, NYC, January 5, 1983.
    Miles Davis (tp.synth), Gil Evans (arr), Bill Evans (ts.ss.fl.el-p) 
    Mike Stern (el-g), John Scofield (el-g), Marcus Miller (el-b), 
    Al Foster (ds), Mino Cinelu (perc)

  # 3 :Recorded live at Cullen Auditorium, University of Houston, February 3, 1983.
    Miles Davis (tp.synth), Gil Evans (arr), Bill Evans (ts.ss.fl.el-p) 
    Mike Stern (el-g), John Scofield (el-g), Tom Barney (el-b), 
    Al Foster (ds), Mino Cinelu (perc)









 ジャケットのイラストはマイルスによるもの.
 このアルバムで彼のイラストが初めて陽の目を見たと言っていいでしょうか
 ただ "You're Under Arrest" で描かれていたようなイラストがボクの持つ彼のイラスト・イメージなので、それと比べると "Star People" のほうはちょっと ・・・・・・





Davis149-2

 1975 年の大阪公演を最後に、事実上の活動休止状態から アル・フォスター や マーカス・ミラー たちと "The Man With the Horn" で活動再開したのが 1981 年.
 その後ヨーロッパ公演など積極的にライブ活動も再開.

 この長い活動休止期間は 映画 にもなっています事実とフィクションがゴチャ混ぜでしたが (笑)


 今日のアルバムはそんな再開後のいくつかの演奏を一つのアルバムにしたものです.


 ジャケットには ギル・エヴァンス のクレジットはありませんが、リハーサルなどにはいつも彼が呼ばれ、演奏に関してもかなり影響力があったようです.
 ちなみに コンプリートボックス に付いているブックレットのディスコグラフィには、ギル・エヴァンス の名前もアレンジャーとして記載されています.




Miles33362

 確か前にも書いたと思うんだけれど、この頃になると曲のテーマ部がよくわからないような演奏がとても多くなっています.
 このアルバムも今日だけでも繰り返しで 4 回目を聴いているのに、今かかっている曲名を聞かれたらまず答えられないだろうな (笑)

 とりあえず演奏しながら新しいものを見つけていくという感じが、この時代の演奏からうかがい知れます.

 そんなところが、少し前までの聴かず嫌いの要因だったんだろうか.

 ボクのようなシリアスなジャズがすべてというような聴き方を覚えたものにとって、この時代は正直キツかった.


 だからジャズなんて全然知らないで、たまたま "Agharta" あたりでマイルスに興味を持った若者のほうが、ずっと自然にこの時代の音楽を許容できるのかもしれません.




miles-001145

 このアルバムでのマイルスは結構元気いっぱい、思ったよりも吹いているなぁという感じです.


 至る所にマイルスらしいフレーズもまだ聴くことができます.

 全体はビートを利かせているものの、ファンクとかフュージョンとかクロスオーバーとかジャンルにこだわっていない感じで、自由なイメージが強い.




 このアルバムはこの時代の他のアルバム同様あまり聴く機会はありませんが、今だからこういうのも全然ありだと言えます.





  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて過去最低の映画鑑賞を記録した 2 月でしたが、 3 月は平日の休みも増えたのでちょっと頑張って 15 本.
 映画館にも久しぶりに行ったしね.




  ムーンライト
  ワイルドシングス
  シェイプ・オブ・ウォーター
  スリー・ビルボード
  ドライビング Miss デイジー
  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
  劇場版 SPEC〜天〜
  劇場版 SPEC〜結〜 漸ノ篇
  劇場版 SPEC〜結〜 爻ノ篇
  マッチポイント
  LOGAN/ローガン
  THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦
  ディーバ
  ヘイル、シーザー!
  愛と青春の旅だち







 そんな中の一番は文句なく "スリー・ビルボード"


 なんですが、これはもう取り上げちゃったので同じくらい面白かった映画ということで.




the-shape-of-the-water2
● The Shape of Water ●

 大人のメルヘン映画って感じです.

 メルヘンなんだけれど、変に生臭いような現実描写があったりして、不思議感覚に溢れた映画でした.
 いろいろな要素をてんこ盛りにしてあって、それらのバランスがとてもいい映画.

 さりげなく彼女の生い立ちも描かれていて、それが最後で ・・・・・・・ これ以上は言えない.



 この映画のほかに懐かしい映画が何本かありました.




007-diva-theredlist
● Diva ●

 この映画は結構カルト的な人気のある映画で、ボクも以前から好きな映画.
 何年ぶりかで観ましたが、サスペンス映画としても十分楽しめます.

 "アメリ" で ジョゼフ 役を演じた ドミニク・ピノン が殺し屋役で出ていましたが、全く忘れていました.




Richard-Gere-and-Debra-Winger
● An Officer and a Gentleman ●

 こちらは大ヒットした映画で、最後は究極の お姫様抱っこ (笑)

 この映画の中には MTV 全盛期のいろいろな曲がかかっているので、そのあたりも懐かしい.
 主題歌ともいえる "Up Where We Belong" はもちろんですが
   "Tunnel of Love / Dire Straits"
   "Treat Me Right / Pat Benatar"
   "Tush / ZZ Top" ・・・・・・・

 あと リー・リトナー もインストで演奏していたり.




driving-miss-daisy-1
● Driving Miss Daisy ●

 こちらの映画もじわーーーーっとくる映画で久しぶりに鑑賞.

 結構こういう感じの映画も好きです.
 ジェシカ・タンディ の魅力があふれていてよかったなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

TUTU

 最初は Prestige だけでもいいかなと思っていたのに ・・・・
 いつの間にか Columbia 時代も聴くようになり ・・・・
 Bitches Brew なんてとんでもないと思っていたのに ・・・・
 気が付いたら Columbia Box の "At Fillmore" なんかも聴いちゃうようになって ・・・・
 さらには "The Man With The Horn" も全然 OK ・・・・


 そして Warner Bros. のアルバムまで ・・・・・・・・・





davis154






  " TUTU / Miles Davis "




  1. Tutu
  2. Tomaas
  3. Portia
  4. Splatch
  5. Backyard Ritual
  6. Perfect Way
  7. Don't Lose Your Mind
  8. Full Nelson

    (All songs composed by Marcus Miller)




  #5: Recorded February 6, 1986.
  Miles Davis (tp), Marcus Miller (b), 
  Paulinho Da Costa (perc), George Duke (other Instrumentals)

  #4: Recorded February 10, 1986.
  Miles Davis (tp), Adam Holzman (synth),
  Paulinho Da Costa (perc), Steve Reid (perc),
  Marcus Miller (other Instrumentals)

  #1: Recorded February 11, 1986.
  #3: Recorded February 13, 1986.
  Miles Davis (tp), Paulinho Da Costa (perc), 
  Marcus Miller (other Instrumentals)

  #2,6-8: Recorded May 12-25, 1986.
  Miles Davis (tp), Michal Urbaniak (vln-#7), 
  Bernard Wright (synth-#2,7), Omar Hakim (ds.perc-#2), 
  Marcus Miller (other Instrumentals)







 このアルバムとの最初の出会いはつい数か月前 ・・・・ 小川隆夫 氏がパーソナリティーを務めている Inter-FM "Jazz Coversation" での Miles Davis 特集で聴いたのが初めてでした.
 確か "いつもの講習会" を終え、京橋から東京駅まで歩いている途中に、リクエストでこの曲がかかりました.
 結構衝撃的だったなぁ〜


 そしてすぐに HMV へ注文 ・・・・・ たまたま一緒に頼んだアルバムが 11 月発売だったため、到着はかなり遅れてしまいましたが、その間にも You Tube で聴いていたりしてました.
 ちなみにこのアルバム、たったの 600 円 !! です.
 いくら International 盤だからといってもねぇ ・・・・・・ 価格崩壊もいいところです.




Davis052-2

 このアルバムは、 Miles が 30 年来共にしていた Columbia から Warner Bros. へ移籍した後の第一弾アルバム.
 とにかくアルバム・ジャケットのインパクトが強いです.
 このジャケット・デザインは、撮影が アーヴィング・ペン 、アート・ディレクションが 石岡瑛子 ・・・・ グラミー賞で ベスト・アルバム・パッケージ賞 を受賞しています.
 アルバム・タイトルの "Tutu" は、 1984 年ノーベル平和賞を受賞した南アフリカの平和運動家 デズモンド・ムピロ・ツツ からつけてあるようです.


 それまでのグループ・セッションという概念を捨て、シンセサイザーを多用し、オーバー・ダビングで録音したアルバムです.
 一般的な Jazz というカテゴリーに、無理やり押し込もうとするのは間違いでしょうね.

 5 曲目の "Backyard Ritual" だけが George Duke のアレンジですが、他の曲はすべて Marcus Miller です. その "Backyard Ritual" の演奏が ・・・・・ またいいんです.
 もちろんアルバム・タイトルでもある "Tutu" も大好きです.


 Miles はこんな演奏をアルバムで作り上げた後、ライブでそれを再現するためにミュージシャンを集めたようです ・・・・・・ ボクの大好きな Pink Floyd の場合はその逆で、まずライブで演奏して、それをスタジオで煮詰めてからレコードにしていました.
 このあたりの違いも面白いですねぇ ・・・・・・ .

 それにしても ・・・・・・ 聴けば聴くほどスゴイなぁ、 Miles は.



 そういえば Amazon のおすすめ商品に "Blue Notes in Black and White: Photography and Jazz" なる洋書が取り上げられていました.
 表紙は Miles ・・・・・・ あの Blue Note ジャケットで有名な Francis Wolff の写真も取り上げられているようでしたので、つい勢いで Click しちゃいました.





 さて天気予報では今日から崩れ気味で、山沿いは雪の予報だったと思いますが、朝から気持ちのいい青空が広がっていました.
 昨日の夜は、すごく星がきれいに見え、そのかわりに刺すような寒さ ・・・・・ 放射冷却現象でしょうか.
 朝、山々を見てみると 浅間山 もちょっと白く雪化粧.


 あまりに天気がいいので、給油に出たついでにラーメンなどを食しに ・・・・ と言っても、家からほんの 15 分程度の場所なのですが.



dsc06918_l12

 "らーめん みそ丸" というお店です.
 職場のラーメン通に教えてもらったお店.
 信州みそを使ったみそラーメンのお店で、メニューは数種類のみそラーメンだけです.
 長野市にも同じお店があり、そちらが本店のようです.


 ボクが注文したラーメンは、 "ねぎ丸" というラーメン 800 円也.



111116_134120

 携帯だったのでボケてしまいました.

 麺は中太で少しちぢれで、ゆで加減はちょうどいい腰の強さで好感持てます.
 "ねぎ丸" なのでもやしの上に長ネギが載っています.
 このもやしの炒め加減が、ボクにはちょうどいいかな ・・・・・ 同じみそラーメンで最近よく行く京橋の "どみそ" のもやしは、ちょっとシャキシャキしすぎている感じで、もやしだけならこちらの "みそ丸" のほうがボクは好き.
 メンマは太くてこちらもシャキシャキ、写真の煮玉子はトッピングです.
 スープはそれほど濃厚という感じではありませんが、しっかりした味、背油も少し載っていますね. 


 東京に行った時は、 2〜3 食はラーメンなのですが、なぜか豚骨系がほとんど.
 ようやく最近は、京橋のみそラーメンが割り込んできたという感じです.

 やっぱりこれからの時期は、みそラーメンが恋しくなりますねぇ.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ