Miles_Davis

今月の東京から

 "いつもの東京" から帰ってきました.
 日中は昼食を食べに出るくらいで、ほとんど講習会場なのですが、やっぱり長野よりは暖かですね.
 夜もだいぶ暖か ・・・・・ 長野とはかなり温度差があります.

 でもさすがに風は秋の風っぽくなっていました.
 新幹線の駅をおりると、長野の冷たい風に思わず身体をすくめてしまいました.





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 先日聴きかけの SADE ・・・・・ 今夜は Disk 2 を聴きながら、ブログをちょっと.
 この 2 枚目のディスクですが、 1 枚目と感じがかなり違っています ・・・・ ボクは古い 80 年代のような曲のほうが、何となく好きです.
 でもこれはこれで、静かな夜聴くにはとってもいい感じです.

 都会的で、今風な、大人の音楽 ・・・・・・ まさに アーバン・アダルト・コンテンポラリー そのものです (笑) .





 今日は珍しく講習終了後、 講習会場に残って Inter-FM 聴いてきました.
 そう、 "いつもの小川さん" の Jazz Conversation の日です.
 今日は、生放送で Miles Davis のリクエスト大会でしたので、少し前にリクエスト出しておきました.
 まぁ、有名な演奏や、素敵な演奏が、それこそ山ほどある Miles ですので、きっとリクエストもいろいろでしょう.


 この番組では、過去に幾度となくリクエストをかけていただいたり、プレゼントをいただいたりしておりますし、スペシャルなこともこの番組を通じて起きましたので、なんとなく身近な番組に感じています.
 ただ、ボクの住んでいるところでは聴くことができないので、 "いつもの講習会" の帰りに少し聴いてくるのが、月一度の楽しみにもなっていました.

 今回はリクエスト大会だったので、最後まで聴いてきましたが結果は見事撃沈でした.
 まぁ、今までがかかり過ぎでしょうね.

 今日の番組で聴いてみたいと思った曲が "TUTU" ・・・・・・ このアルバムも有名ですが、実は聴いたことがありませんでした.
 だって、少し前までは Bitches Brew でさえ聴かなかったんですから.
 例の Box で Columbia のアルバムは聴いていますが、まだ Warner のアルバムは聴いていませんので、今日聴いた "TUTU" とっても新鮮でした.
 なにか惹きつけるものがありました ・・・・・ 機会をみて購入しようかな.


 ということで、今日はちょっとお疲れですので、取りとめのないことを軽く書いて終了とします.

'Four' & More

 もう 8 月も終わりますね.
 いろいろあったけれど、過ぎてみれば毎年同じようにあっという間です.

 結果的には毎年同じことの繰り返し ・・・・・・ なんだかなぁ.
 "いつもの小川さん" 的な表現を借りるとすれば、 「いつも通りが一番」 といったところでしょうがね.


 それにしても時の流れが速すぎますね.
 1 秒の間隔は昔から変わっていないのに、流れが本当に速く感じられます.
 もっとゆっくり生活できればいいのですが、どうも社会の流れが時の流れを速く感じさせているようです.
 山にでも登って、ゆったりした時間を過ごさないといかんですね (笑) .




 この時間の速さ ・・・・・・・・・ まるで Tony Williams のビートのようです.





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   " 'Four' & More / Miles Davis "




   1. So What
   2. Walkin'
   3. Joshua
   4. Go-Go (The Theme)
   5. Four
   6. Seven Steps To Heaven
   7. There Is No Greater Love
   8. Go-Go (The Theme)




  Miles Davis (tp), George Coleman (ts), Herbie Hancock (p),
  Ron Carter (b), Tony Willams (ds)
  Recorded live at Philharmonic Hall, Licoln Center, February 12, 1964.






 昔から大好きなアルバムです.
 同じ日のコンサートの模様は、 "My Funny Valentine" というタイトルでもアルバムが発売されています.
 静の "My Funny Valentine" 、動の "'Four' & More" というような感じ.
 ジャズ聴き始めた頃は、 "My Funny Valentine" のほうが聴きやすい感じで好きだったのですが、いつの間にか "'Four' & More" を聴く機会がグンと増えてしまいました.




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 誰も文句を言う人がいないくらいの豪華メンバーですので、演奏も当然素晴らしいのは当たり前.
 中でもボクがこのアルバムで好きな理由が、 Tony Willams と George Coleman かな.
 いつからか、 Tony Willams の刻む高速 4 ビートが心地良く聴こえるようになりました.
 Tony Willams と Miles の掛け合いが何とも言えない緊張感なんですよね ・・・・・ ちなみにこの録音時、 Tony Willams はまだ 18 歳です.


 George Coleman については、 "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫著、平凡社)" にもあまり書かれてはいません.
 John Coltrane が脱退してからの数年間、テナー奏者は目まぐるしく変わっていましたから、 George Coleman にしてもその中の一人、程度.
 でもこの演奏を聴いている限り、ボクは結構いいと思います.
 ただ後任の Wayne Shorter が、これまたすごいのでどうもイメージが霞みがちになってしまいます ・・・・・ ちょっと可哀そうです.


 Miles はこの後、もっともっと高速で独自の道を突き進んでいきます.
 ボクが好きな時代はこの辺りから数年間 ・・・・ "At Plugged Nickel, Chicago" あたりまでだったのですが、今年また気になるアルバムが発売されます.




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 "Miles Davis Quintet-live In Europe 1967"

 1967 年 11 月のヨーロッパ・ツアー音源が 4 枚組 (3CD + DVD) ボックスセットでリリースされます.
 以前から海賊盤として出回っていた 11 月 4 日ベルリン公演、同月 6 日のパリ公演などの演奏のようです.
 この時の演奏は、一部映像でも残っており、 "The Complete Columbia Album Collection" にも 11 曲が DVD に収められていたいました.
 曲目などを見ると、まったく同じようなのでこの DVD はきっと同じものでしょうね (推測) .
 9 月発売ですが、 "とりあえず Click" 対象商品ですので注文済みです.

 9 月発売の欲しいものがたくさんあって、 10 月支払いが心配なのであります ・・・・・・・ 涙



 さて、昨日は珍しく打ち合わせなどというものをしました.
 実は来週ラジオ出演が決まりまして、その打ち合わせ ・・・・・・ ただ、ラジオと言ってもコミュニティFM放送なので、まったくもってローカル.
 約 1 時間ほど対談形式での出演ですが、生放送なので不適切な言葉を連発しないか、我ながら心配です.
 内容は ・・・・・・・ シークレットですが、結果は機会があれば書いてみようかな.


 お話し大好きなので、止まらなくなったらどうしようかと ・・・・・・・・・ Miles のように言葉少なめに、リリカルな放送になればいいのですが (笑).

The Man With The Horn

 なんとなく Miles が聴いてみたくなったので・・・・・・・ あまり聴くことのなかったアルバムをかけてみます.
 聴き始めたら このアルバムのことがもう少し知りたくなったので "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫 著)"  p. 394 辺りから読んでみます.


 そうすると、以前にも読んだにも拘らず、これがまた面白い.
 ついつい 60 ページほど一気に読んでしまった ・・・・ BGM は当然このアルバム.
 夏の暑い日差しに、この Miles のトランペットの音がマッチしすぎ.






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  "The Man With The Horn / Miles Davis"




   1. Fat Time
   2. Back Seat Betty
   3. Shout
   4. Aida
   5. The Man With The Horn
   6. Ursula





  #5 ・・・・ Recorded May, 1980.
  Miles Davis (tp), Bill Evans (ss.ts.fl), Robert Irving III (synth),
  Randy Hall (el-g.celeste.synth.vo), Felton Crews (el-b), 
  Vincent Wilburn Jr. (ds), Angela Bofill's (vo)

  #2.4.6 ・・・ Recorded January, 1981.
  Miles Davis (tp), Bill Evans (ss.ts.fl), Barry Finnerty (g),
  Marcus Miller (el-b), Al Foster (ds), Sammy Figueroa (perc)

  #1 ・・・ Recorded March, 1981.
  Miles Davis (tp), Bill Evans (ss), Mike Stern (el-g),
  Marcus Miller (el-b), Al Foster (ds), Sammy Figueroa (perc)

  #3 ・・・ Recorded May 6, 1981.
  Miles Davis (tp), Bill Evans (ss.ts.fl), Robert Irving III (el-p.arr),
  Randy Hall (synth.arr), Barry Finnerty (g), Felton Crews (el-b),
  Vincent Wilburn Jr. (ds), Sammy Figueroa (perc)






 まぁボクのように最近になって ・・・・・
 もちろん Prestige や Columbia 時代の代表作は持っていましたし、ほとんどのアルバムは聴いてもいましたが、それだけでは Miles を聴いたなんてとても言えないのが、最近になってよくわかりました、この辺りがルーキーたる所以 (汗) .
 70 年代 80 年代も聴いてこそ、初めて Miles の音楽を少しは理解できるんじゃないかと ・・・・・ わかったようなことを言ってみました.

 で、そんな最近になって Miles を聴いているボクが、きちんとしたレビューなど書ける訳もないので、いつものようにルーキー的な感想など.





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 1975 年、自己のグループを解散させ、コンサート活動やアルバム制作を止めた Miles が、活動を再開し発表したアルバムです.
 多くの Miles ファンが待ち焦がれていたアルバムでしょうね.
 ボクのデータは "The Complete Columbia Album Collection" の解説から引っ張ってきたものですが、若干小川さんの書籍とは違う部分があるようです.


 演奏はエレクトリックな演奏.
 アルバム全体の出来はどうなのかルーキーとしては判断しかねますが、悪くは無いと思います.
 Miles もかなりしっかり吹いています.
 そんな中でも、ボクは 3 曲目の "Shout" が好き.
 最近になって、 Miles のエリクトリックなサウンドがな〜〜〜んの抵抗もなく耳に入ってくるようになりました.

 4 ビートじゃ無くたっていいじゃん ・・・・・・・・
 8 ビートでエリクトリック全開だって、相変わらず Miles の独特な突き刺さるような音とリリカルなフレーズは、聴く者に独特な緊張感を与えてくれます.
 ボクはそんなスリリングな演奏に惹かれています.


 そしてこのアルバムでの、サクソフォーンの Bill Evans もいいですね.
 Marcus Miller と Al Foster については、改めて言うまでもありません.
 アルバムとしてのまとまりはちょっとないようにも思えますが ・・・・・・ でも悪くないアルバムです.



 暑い日差しを浴びながら、こんなアルバム聴くのもいいですね.

I Thought About You

 東海地区まで梅雨があけました ・・・・・・ となると、ボクの辺りは来週頃かな.
 例年よりも早い梅雨明けのようです.
 最近の異常気象では、例年と比べること自体がナンセンスなのかもしれません.

 とりあえず早く梅雨が明けないでしょうか ・・・・・・ 最近仕事に追われているので、ちょっと山にでも行ってリフレッシュしたいところです.
 行き先もすでに数か所決まっていますし、すぐにでも飛びだせるような準備も万全.
 こういったことに関しては、いつもは重い身体が結構素早動きます (笑) .



 暑い夏のような天気だから、 Cool な演奏でも聴きましょうか.
 昨日書いた Jazz Coversation Podcast 版 第 25 話 (ちなみに 5 月放送分です)で取り上げられたアルバムです.





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  "Miles Davis In Person At The Blackhawk Saturday Night"





  CD 1:
  1. If I Were A Bell
  2. So What
  3. No Blues 
  4. On Green Dolphin Street
  5. Walkin' 
  6. 'Round Midnight
  7. Well You Needn't
  8. The Theme


  CD 2:
  1. Autumn Leaves
  2. Neo 
  3. Two Bass Hit
  4. Bye Bye (Theme) 
  5. Love, I've Found You
  6. I Thought About You
  7. Someday My Prince Will Come
  8. Softly As In A Morning Sunrise




  Miles Davis (tp),  Hank Mobley (ts),  Wynton Kelly (p),
  Paul Chambers (b),  Jimmy Cobb (ds)
    (Recorded on April 22, 1961.)






 以前、このアルバムと対をなす "Friday Night" の演奏について、演奏された "Neo" のことをほんの少し書いた覚えがあります.




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 ボクがこのアルバムで好きなのは、 "Neo" のようなちょっと新しい感覚の演奏です.
 この時代の演奏曲目を見ると、まだスタンダード中心のようですが、演奏的にはかなり音を押さえぎみの新主流派に移行しようとする時期で、番組でも繰り返し話していたように John Coltrane というビッグ・ネームがグループを出たため、いろいろなメンバーが入っては出ていくような時期でもあります.
 そんな時代に演奏された "Neo" は、ボクにとってはかなり斬新にも聴こえます.
 この曲を聴いていると、 Hank Mobley も一生懸命やってるな〜と思っちゃうんですよね ・・・・・ Coltrane の "Neo" もちょっと聴いてみたかった気もしますが (笑) .


 でも今夜は違う曲に焦点をあてましょう.


 "I Thought About You"


 "Someday My Prince Will Come" の中でも演奏されていたスタンダードで、この時期ライブでも好んで取り上げられた曲ですので、いろいろな演奏を聴くことができます.
 このアルバムでは比較的短い演奏で、 Hank Mobley のソロもあっという間に終わってしまいます.
 でもいい曲ですよね、 Miles がこういったスタンダードのラブ・ソングを吹くと、彼独特のリリシズム溢れる演奏で、思わずうっとりしてしまいます.

 ちなみに、"My Funny Valentine" や "Miles In Europe" では、倍以上の長い演奏になっていますので、こういった演奏と聴き比べてみるのも面白いですよね.
 Miles はこういった同じ曲を繰り返し演奏しているので、年代ごとの演奏の違いなどもわかります.


 そういった意味でも "Complete Columbia Album Collection" は購入して大正解です.
 このボックスは絶対に買いでしょうね.




 さて右手首の痛みも、少しずつではありますが緩和してきました.
 やっぱり単なる ・・・・・・ だったのでしょうか.
 原因は、きっとよくわからないまま Cold Case のファイリング・ボックスのなかに葬られてしまいそうです.

 とりあえず、やれやれでした.



 そういえば、 ニコニコ動画から "【ニコニコ動画】 動画 心を開いて/ZARD /再生数が1万になりました!" というメールが届きました.
 夏をイメージして、ずっと昔にアップしてありましたが 10,000 回ですか ・・・・・ しみじみ.

 でも You Tube にアップした Jazz ものは、すでに 25,000 回越えていました ・・・・・ さすがに世界規模ですね、コメントもほとんどが海外からのものでした.
 かなりマイナーな演奏なんですがね.

 ちなみに、今では両方とも "放置プレイ" です ・・・・・・・・・・・・・・・・ 汗

Miles Valentine

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 ほんの数週間前はかなり暖かな日が続き、これで冬も終わりかとおもっていたら、ここ数日の大雪です.
 昨日も午後から舞い始めたと思ったら、朝にはガッツリ積っていました.
 でも日中の気温は高めなので、比較的早く溶けるのがなによりです.





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 さて先日の美女の仕打ちですが、今日 HMV から連絡があり、やっぱり製造時のプレスミスとのことでした.
 良品盤が入荷次第再送してくれるようです.
 そして、手元の不良品は返品の必要ないようですので、希少盤として取っておくことができます.
 ようやく巡り合うアルバムの出来はいかほどのものでしょうか ・・・・ すでにキツイ仕打ちを受けていますので、開き直ってます(笑).



 そういえば、昨日は St.Valentine's Day でした.
 日本では、かなりいろいろな "便乗型 Valentine" があるようですが、 Valentine なんかまったく興味が無いオヤジにとっては、 Funny でも Sweet でもない、普通の 2 月 14 日でした.


 世間の浮かれた話題は無視して、シリアスな Valentine でも聴いてみましょう.








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  "My Funny Valentine / Miles Davis"




  1. My Funny Valentine
  2. All Of You
  3. Stella By Starlight
  4. All Blues
  5. I Thought About You




  Miles Davis (tp), George Coleman (ts), Herbie Hancock (p),
  Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
  Recorded live at Philharmonic Hall, Lincoln Center on February 12, 1964.





 
 こういった、もろ直球勝負はボクあまり好きじゃないんですが、たまにはいいでしょうか.
 最初は "Jazz At The Plaza" のほうを紹介しようかと思ったのですが、音もちょっと良くないし、ルーキーにはこちらの方が絶対いいでしょうから・・・・・.




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 このアルバムは "'Four' & More" と同じ日のコンサート録音ですが、アルバムの内容はガラリと変わっており、この "My Funny Valentine" はスローテンポな演奏が中心、 "'Four' & More" は逆にアップテンポな演奏になっています.
 ジャズを聴き始めた頃は、この "My Funny Valentine" のアルバムの "Stella By Starlight" なんかが大好きでしたが、いつからか "'Four' & More" のほうが愛聴盤になってしまいました.

 この日の演奏曲目順はどこかに書いてあるのかな〜 ・・・・ ボクのちょびっとの知識ではわかりませんでした.

 "マイルス・デイヴィスの真実" でも、このアルバムのことはほんのさらりと書いてあるだけで、このアルバムのあとに、黄金のクインテットが誕生したということが、 Miles を語る上では重要なのかもしれません.
 George Coleman 可哀そうです ・・・・・ ここでの演奏も決して悪くないと、ボクは思うんですが.

 ちなみにどこかに、この公演のギャラを Miles が他のメンバーの分も無断で断ってしまったため、みんなが怒り狂った状態だった ・・・・ というようなことが書いてありましたね.
 これって、本当の話なのかなー ・・・・・・・・

 まぁ、それで George Coleman が辞めた訳ではありませんが.



 このアルバムが録音された頃の演奏は、ボクが一番好きな時代です.
 最近でこそ、 70 年代以降も聴くようになりましたが、やっぱり "Plugged Nickel" あたりまでがいいですね ・・・・ そう感じている人も、かなりいそうです.


 このコンサートは 2 月 12 日.
 Miles は誰かにこの曲を送ったのでしょうか ・・・・・

18th ONGAKU ゼミナール

 さてさて、東京だより第二弾 ・・・・ そんな大げさなことでもありませんが、 "ONGAKU ゼミナール" の全貌に迫ってみましょう ・・・ かなり長くなりそうです.
 今回のテーマは、 "ジャズ・トランペットあれこれ" です.



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 会場は、これまた "いつもの" 銀座 6 丁目 ミクニビル 7 階 "Bar le sept" です.
 事前の情報では、どうもキャンセルが続いていると、小川さんが泣いていましたので、はたしてどのくらい集まって、何曲かけることができるのでしょうか.

 いつものスタッフ、謎の外人 "gomez "さん、"yurico"さん、"tomorin"さん、"junjunjun"さんの女子 4 人組が入り口のカウンターで受付です.
 さすがに今回は名前を間違えませんでした ・・・・ 進歩しました.
 4 人へのお土産 (お土産は、地域限定のチープなお菓子と決めています、どうもこの 4 人は普段美味しいものばかり食べているようですので、たまにはこういったチープなものもいいでしょう) を渡し、カウンターの中にいる noriko さんと修平さんに、お土産の DVD をお渡ししながらご挨拶です.

 一番端に座ろうかと思ったのですが、予約になっていましたので、カウンターの出っ張り部分へ ・・・・ わかる人にはわかる、出っ張りです.
 すでに U-Z-○ さんがおいででしたので、ご挨拶とご馳走になったお礼など ・・・・ この一年で、ボクもちょっとばかり社交的になりました.



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 始まる前に、小川さんを激写.
 なんとなく様になってしまうところが只者ではありませんね(笑).
 ちなみに知らない人のために書くと、この方が 小川隆夫氏.
 本職は整形外科医、ジャズ・ジャーナリストでも有名で、膨大なレコード・コレクション、多くの書籍執筆、さらにはラジオ番組やテレビにまで出てしまう方です.


 徐々に人も集まってきて、いよいよゼミナールの開始ですが ・・・・・ 圧倒的に女性が多いです.
 先日、ブログに "女子系ジャズ" なんて書きましたが、集まったお客さんは、女性が 10 名、男性 4 名 ・・・・ 場所柄? それとも、小川さんの人気?


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1. 'Round About Midnight / Miles Davis
 小川さんと言えば Miles なので、順当な入り方ですね(笑).
 まずトランペットがジャズ創生期のデキシーランド・ジャズの頃から花形楽器だったことなんかをさらりと.
 もともとこの曲は Helen Merrill のために Gil Evans がアレンジしていたものを、 Miles がそのアレンジ中聴いて頂いちゃったようです.
 ボクはこの曲の Coltrane のソロの入り方が大好きでゾクゾクきちゃうんですが、演奏後小川さんもまったく同じことを言っていました.

2. Mox Nix / Art Farmer
 ボクのブログにも登場した、インパクトのあるアルバムから.
 元々 Art Farmer はリリカルな演奏が得意のようですが、このアルバムでは Benny Golson のアレンジによって Funky な演奏になっていること.
 そして Art Farmer グループから Ron Carter が Miles に引き抜かれたことや、 Benny Golson と Funky Jazz のことなどなどが ・・・.
 Bill Evans もこのアルバムに参加してますが、ボク的にはやっぱり演奏スタイルが違うかなという感じでした.



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3. My Ideal / Kenny Dorham
 "Lotus Blossom" ではなく、 "My Ideal" でくるところがいいですね.
 この人も Miles の影に隠れた、渋いトランペッターで、 Charlie Parker のグループにもいたりして ・・・・ なんてことを. 
 いろいろな話が、どうしても Miles に絡んでいってしまうのは、仕方ないですね.

4. Salt Peanuts / Dizzy Gillespie
 ほっぺの話が出るかと思ったけれど、出ませんでした.
 Dizzy Gillespie が在籍していた、 Billy Eckstine 楽団のことや、そこに加わった Miles の話、さらには Miles がリリカルな演奏をすることになった、 Dizzy Gillespie のアドバイスの話など.
 ただ、女性が多かったので、このあたりの選曲はどうでしょうか ・・・・.



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5. Smoke Gets In Your Eyes / Clifford Brown
 こんな雰囲気の中で、女性が聴くにはこういった演奏がよさげですが.
 Clifford Brown が数学教師の免許を持っていたというところから、 Ornette Coleman の言った 「ジャズと数学は同じ」、さらには Miles が麻薬を止めるきっかけのお話など.
 アドリブらしいものがほとんどないけれど、いい演奏です.

6. Candy / Lee Morgan
 Hudson Streets と Spring Streets の角にあった Half Note Club での演奏写真から、そのあたりの治安の悪かったことなどから、その後 Sonny Murray のライブのこと、Drug のこと、そしてこの Blue Note のオリジナル盤がなかなか手に入らなかったことなど.

 で、ここで前半終了ですが、すでに時計は 20 時をまわっています.
 隣の女性と、「このペースだと、今夜は 10 曲くらいで終了かも」 なんて会話をしていました.
 必死にメモしているボクの姿を見て、「英語で書いているなんてすごいですね」と言っていましたが、英語なのは曲名とアーティスト名くらいなので、すごく見えただけです(笑).



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7. Amen / Donald Byrd
 ここでも、 Donald Byrd が見つけた Herbie Hancock が Miles に引き抜かれた話や、 Donald Byrd の Funky な演奏や、これ以降の演奏について.

8. Carnival (Manha de Carnaval) / Freddie Hubbard
 斑尾ジャズ・フェスティバルの時に一緒に撮った写真を見ながら、その時のエピソードなど ・・・・ ちなみにボクもいつかは忘れましたが、斑尾ジャズ・フェスティバルで Freddie Hubbard の演奏を聴いた記憶があります.
 このアルバムのアレンジは Wayne Shorter ということですが ・・・・ どうでしょう、ボクはあまりいいアレンジとは感じませんでした.
 Freddie の音色は透き通ったような、とてもきれいな音で、何か機械を通したように聴こえるのは気のせいかな.



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9. Alone Alone & Alone / 日野皓正
 日野皓正 の若いころから、現在の活動のことなど.
 この中で、現在子供たちに楽器を教えている話がありましたが、ボクも以前、彼が中学校のブラスバンドにジャズを指導している TV 番組を見た記憶があります.
 とにかくアツイ人です、子供たちに向かって 「ハートで吹け」 とか、真顔でいっちゃっているんですよ ・・・ こういう人いいですよね、ボクは好きです.

 このアルバムも始めて聴きましたが、ボクが興味を持ったのはピアノでした.
 結構しゃれた感じで 「いいなぁ」 と思い、トイレから帰ってきた小川さんを捕まえて誰か尋ねたところ ・・・・・ 大野雄二 .
 なるほどね、納得しました.

10. There Will Never Be Another You / Chet Baker
 これも小川さんの大好きな Chet Baker 、予定の曲は "Time After Time" でしたが、曲目を変更 (これもよくあることです) .
 ここでの話の中心は、 Drug のことでした.



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11. St. Louis Blues / Louis Armstrong
 ボクはデキシーランド・ジャズからこのジャズの世界に入ってきたので、こういう演奏を聴いても楽しめてしまうのですが、この日のような女性たちはどう受け止めたのでしょうか ・・・・ 女性に限らず、デキシーは苦手な人多そうです.
 この演奏の中で最初に女性ヴォーカルが入っています.
 これもわからなかったので、小川さんに聞くと小川さんもど忘れ ・・・・ 持っていた CD で確認したところ Velma Middleton .
 You Tube で確認したら ・・・・・ 恐ろしいほどの巨漢でした.
 当時、一緒に演奏している映像がいくつもありました.
 ここでも、サッチモの住んでいたお家の話など.

12. Autumn Leaves / Wynton Marsalis
 予想された通り、ここで 「最後の曲」 との一言.
 会場からは、 「Roy Hargrove」 とのブーイングも.
 正直ボクも、Roy Hargrove を聴いたことが無かったので、ぜひ聴いてみたいと思っていたので、ちょっとガッカリ.
 で、 Wynton といえば "となりのウイントン" となる訳です.
 ちなみに サッチモ から Wynton になっているのは、単純にニューオーリンズ繋がりという、ある意味でオヤジ・ギャグ的なものでした.
 この演奏中小川さんがトイレ、帰ってきたところをちょっと捕まえて先の質問です.

 演奏終了して、終わりのあいさつかと思ったら、「この曲短いからかけちゃいましょうか」 という感じで、予定されていた最後の曲になりました.



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13. Nothing Serious / Roy Hargrove
 この人も、ボクが知らないだけで、かなり人気ある人のようです.
 非常にアップテンポな曲で、かなりラテン系の演奏です ・・・ 特にピアノがもろラテン系.
 ただアルト・サックスがちょっとねー ・・・・ .
 トランペットは面白そうなので、今年なにか一枚買ってみようかな、でもどれが代表作なのか分からないなー.


 ということで、予定時間をかなりオーヴァーしながらも Complete です.
 終了後、小川さんが隣に来たので、以前から気になっていた "Baby Face" Willette のことなんかも質問して、珍しくいろいろお話しさせていただきました.

 取り上げられた曲目やアルバムのほとんどが有名なものでしたが、改めて違ったことを考えながら聴くことができました.
 今回の収穫は、最後の Roy Hargrove でした.


 もっと書きたいことがあるような気もするのですが、さすがに今日二つ目ですので、疲れました.
 書けなかったことは次回にしましょう、他にもいろいろあった週末ですので.

 今回の東京滞在も短かったですが、ジャズを楽しめて、楽しいお酒も飲めました ・・・・・ 十分にリフレッシュしちゃいましたね.

1969年の問題作

 どうもパソコンの調子が悪いです.
 本体ではなく、どうもバッテリーの調子がいま三つくらいで、バッテリーだけでは立ち上がらなくなりました.
 おまけに、バッテリーを装着していると、AC 電源つながっていても立ち上がりません.
 仕方ないので、バッテリーを外しての作業です.
 とりあえずバッテリーはメーカーに見てもらいますが、単純にバッテリーの問題だけだといいんですが.


 明日から "いつもの講習会 出張コース" で、東京入り.
 パソコン持参で行く予定だったのですが、こういう時に限って調子悪くて ・・・・ まぁ、なんとか騙しだまし使ってみましょう.


 そんな問題を抱えながら、明日からの講習会の資料整理などを ・・・・・・・・・
 ・・・・・・ なんと、 BGM には大嫌いなアルバムを聴いています.
 大嫌いなのにどうしてあるのかというと、Box セットに入っていたからという、超単純な理由です.
 まぁ、大嫌いと言っても 食わず嫌い と言ったほうが正しいのかもしれませんが.

 そのアルバムは、かの有名な問題作




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   "Bitches Brew / Miles Davis"





  Disk 1:
    1. Pharaoh’s Dance
    2. Bitches Brew


  Disk 2:
    1. Spanish Key
    2. John McLaughlin
    3. Miles Runs The Voodoo Down
    4. Sanctuary
    5. Feio (bonus-tk)





  Disk 1: #2 , Disk 2: #2,#4 (Recorded August 19, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Lenny White(ds), Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)
  *Disk 2: #2 omit Harvey Brooks
  *Disk 2: #4 omit Bennie Maupin, Harvey Brooks, Lenny White


  Disk 2: #3 (Recorded August 20, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)


  Disk 1: #1 , Disk 2: #1 (Recorded August 21, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Larry Young(el-p), Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b),
  Jack Dejohnette(ds), Lenny White(ds), Don Alias(perc),
  Jimmy Riley(perc)


  Disk 2: #5 (Recorded January 28, 1970.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Billy Cobham(ds), Jack Dejohnette(ds),
  Airto Moreira(perc)






 録音データ書いただけでも、こんなになってしまいました.
 あの Miles Davis が 1969 年に録音した、"超" 問題作です.
 賛否両論、喧々諤々 ・・・・・・



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 当時 (それ以降も) のジャズ喫茶では、このアルバムをかけない店が結構ありました.
 ボクがジャズ屋に通っていたのは、このアルバムが発売されて何年も経っていましたが、やっぱりこのアルバムは営業中聴くことはできませんでした.
 これに似たアルバムは、結構あります ・・・ "Ascension / John Coltrane" 、 "The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Stockholm" などなど.
 特にフリーキーな演奏や、ロック・テイスト溢れるようなものは、その当時なかなか聴くことはできませんでしたね.
 このあたりが、シリアスな・ジャズ喫茶といったところです.


 このアルバムは、誰もが認める "歴史的な一枚" です ・・・・・ が、万人に受け入れられるかというとそうでもありません.
 上にも書いたように、このアルバムがジャズ界に与えた影響は計りしれません.
 よく、「こんなのはジャズじゃない !」という意見をいろいろな人が言っています.
 「ジャズじゃない!」 というよりも、ジャズとかロックというジャンルから飛び出した音楽とでも言うのが正解じゃないでしょうか.
 どこかに当てはめようとするから、逆に収まりきらなくなってしまうのではないでしょうか.


 実は今夜何年振りかで、ずっと通して流してみました.
 驚いたことに、全然違和感なく流せちゃいました.
 講習会の資料整理や、このブログ書きながら聴いていたのですが、昔聴いた時のような拒絶反応がまったくありません.
 こんな自分自身の変化が一番驚いてしまいました、成長したものです(笑).



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 ボクの持っている CD は、"Complete Columbia Album Collection" のものです.
 この "Bitches Brew" も最近では "Bitches Brew-40th Anniversary Collector's Edition (+2lp)" なんてものも発売されましたが、未発表テイクを追加したりと、いろいろなヴァージョンが発売になっているようです.
 ボクの CD も、1 曲ボーナス・トラックが含まれています.


 さて、メンバーを見るとわかるように、蒼々たるメンバーが顔を並べています.
 後のフュージョン界を背負っていくメンバーたちです.
 Miles のすごいところは、こういったまだ駆け出しのミュージシャンたちをうまく使って、そういったメンバーが次の世代を背負っていくようなミュージシャンになっていることじゃないでしょうか.
 先見の明がある、という感じです ・・・・ まぁ、音楽的な才能を見抜く、鋭い目があったんでしょうね.


 ルーキー向けではないでしょう.
 でも、後の "Weather Report" の Joe Zawinul や Wayne Shorter がいたり、 "Return To Forever" の Chick Corea がいたり ・・・・ そんな有名ミュージシャンたちが、 1969 年に Miles とこんなことをしてたんだ、という楽しみ方もあります.


 以前は完全否定だけのアルバムでしたが、今聴いてみると普通の音楽です.
 あまり杓子定規に枠に入れる必要もありません.
 とりあえず音を楽しみましょう、リズムに身を任せましょう.


 随分、大人になりました.

2011 ・・・・ so what !?

 新年あけましておめでとうございます.



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  (携帯で撮った今朝の日の出直前)

 真っ赤な朝焼けで、一年が始まりました.
 新年と言っても、我が家は 12 月 31 日から 1 月 1 日になっただけという感じで、ほとんどお正月らしさはありません.
 すでの奥様はスキー場にお出かけしてますし、娘たちも明日辺りから帰ってきます.
 元旦といってもいつもと変わらず、ボクは一人で家でゴロゴロしながらブログの更新したり、気が向けばちょっと勉強したりと、相変わらずいつも通りの新年を迎えています.
 でも、いつも通りに毎日を迎えられることを感謝しないといけないですよね.




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 年賀状をお送りできなかった皆様に、ブログからお年賀のご挨拶.
 ボクの HN は、 la belle epoque なので、数年前から年賀状はこんな感じで作っています.
 今年のデザインは、 "ルフェーヴェル・ユーティル" のビスケットの広告ポスター (1897作) です.
 一昔前までは100枚くらい出していましたが、最近はグッと少なくなりました.





 さて、去年の元旦は "Blue Train / John Coltrane" でスタートしましたので、今年も巨匠のアルバムからスタートしましょう.






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  "Kind of Blue / Miles Davis"





  1. So What
         (Miles Davis) ・・・・ 9:22
  2. Freddie Freeloader
         (Miles Davis) ・・・・ 9:46
  3. Blue In Green
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・ 5:37
  4. All Blues
         (Miles Davis) ・・・・ 11:33
  5. Flamenco Sketches 
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・ 9:26
  6. Flamenco Sketches (alt-tk)
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・ 9:32






  Miles Davis(tp), Cannonball Adderley(as),
  John Coltrane(ts), Bill Evans(p),  Paul Chambers(b),
  Jimmy Cobb(ds), Winton Kelly(p-#2 only)
  #1-3: Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, March 2, 1959.
  #4-6: Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, April 22, 1959.





 これくらい有名なアルバムになると、改めてボクが何かを言う必要がまったくないので楽ですね (笑).
 とにかく聴けばいいのですから.




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 新しいジャズの一歩を踏み出したアルバム、新年に聴くにはぴったりでしょうか.
 クールで、スタイリッシュな、モード・ジャズがここにあります.
 何度聴いても、カッコイイし、都会的なソフィスティケートされた演奏です.

 Coltrane のソロの入り方なんか、ゾクゾクしてしまいます.
 でも今年は、 Miles のように無駄なことは言わずに、淡々と生きていきたいと思っています ・・・・ 毎年思ってはいるんですが、どうも一言多かったりして、ボクはどちらかというと Coltrane に近いのかもしれません.




 今年も始まりました.

 今年はどんな人との出会いが待っているんでしょう.
 ここ数年は、 4 月になれば必ず新しいポストに座っていたので、せめて今年くらいは同じところにいたいと思うのですが、こればかりは "ひとごと(人事)" なので、自分の力ではどうしようもありません.
  とりあえず健康で、昨年のようにやりたいことをできれば、それが一番なのですが.



 ここを訪れてくださる皆様にとっても、良い一年でありますように ・・・・

And one hears Miles smile!

 "The Diary Of Jane / Eric Lewis" が流れてます.
 この曲、本当にきれいですね.
 前にも書いたように、オリジナルはオルタネィティブ系ロックバンド "Breaking Benjamin" の 1st シングル曲.
 オリジナルも、 Eric Lewis の演奏も、どちらも大好きです.


 最近このブログを見てくれる方がグ〜〜〜ンと増えておりまして、変に力入っている今日この頃です.
 ただ、力の入れ方がどうも間違っちゃっているような気もしているのですが.
 ブログ設定の "更新ping設定" に、 goo や、 Yahoo を追加したからでしょうか??? ・・・・ "更新ping設定" 自体が何を意味するのかよく理解できないので、すべては漆黒の闇の中です.


 で、最近憂鬱なのが、このブログ・デザインです.
 黒を主体に、赤が入っているのはいいのですが、どうも上のサンタさんがが ZZ Top の Billy Gibbons か、はたまた Dusty Hill のように見えてしまって ・・・・・ ZZ Top は大好きな Rock グループなのでありますが、このブログのイメージとはちょっと違うんだよね.
 でも黒 & 赤のカラーを使った、ちょっとダークなデザインがなかなか無いんです.
 だからいつも季節外れのサンタさんになってしまっています.
 本当は真っ黒なデザインで全然いいんだけれどね、写真やイラストは不要です.
 ただ超心配性なので、デザイン変えると写真の配置なども微妙にずれてしまうし、タイトル表示もみんな変わってしまうし ・・・・・・ なんて、いつも変えられずにいます.
 そういえば、パソコンによって表示は変わっているのかな〜 ・・・・ 一応ボクは写真の大きさと曲名のバランスなどを合わせているんですがね.

 それでも来年からはちょっとイメージ・チェンジしてみようかと、たまには冒険しないと.
 どうせ昔のブログなど読む人はほとんどいないでしょうし.



 今朝もきれいな青空が広がっていました.
 今日は奥様の年賀状など作成しながら、その合間にリンク先のブログをコツコツ覗いたり、脱線していろいろなホームページを覗いたりと ・・・・ なかなか作業が進みません.
 そういえばリンク貼ってあるブログは、結構仕事中や、家に帰ってからも、頻繁に覗きまくっています ・・・・ ストーカーじゃないですよ、性格が "まめ" なだけです.
 まぁ、今週末はゆったりできるのでのんびりと、脱線しながら作業でもすることにしましょう.




 さてこんなダルダルの休日の午後 ・・・・
 そうだ、 Miles でも聴こう.






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  "Miles Smiles / Miles Davis"




  1. Orbits
  2. Circle
  3. Footprints
  4. Dolores
  5. Freedom Jazz Dance
  6. Gingerbread Boy




  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p),
  Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
  # 1.2.4.5  Recorded October 24, 1966.
  # 3.6     Recorded October 25, 1966.





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 "いつもの小川さん" が Miles Davis の音を初めて意識したのが、このアルバムだったようです、当時まだ高校生 ・・・・ ただその数年前の日本公演を、ひょんなことから聴きに行っているようですが.
 ほんの高校生が、このアルバムを聴いてジャズにのめり込んでいったというのもスゴイ話ではあります、普通の高校生だったら、きっとこんなアルバム投げ出していたんじゃないでしょうか.


 俗に言われる "黄金のクインテット" による演奏ですが、物凄く微妙な時期のアルバムです.
 モード演奏からさらに多くの制約を取り除き、新しいフリー・ジャズやファンクといった方向に向かおうとしている時代です ・・・・ あっ、これからはあくまでボクの主観ねっ.
 演奏も非常に混沌としているような感じです、かなりフリーキーではあるんですが、最後の一歩で止まっているような感じです.
 その最後の一線が、えも言えぬ不安感や緊張感を生み出しています.

 Herbie のバッキング、Tony の小刻みなシンバル、Ron の同じフレーズを多用したベース ・・・・ これらが、Wayne のフリーキーな演奏を煽ります.
 そして Miles は ・・・・・ 好きにやれ!

 このアルバムは、ボクの大好きな "At Plugged Nickel" の翌年に録音されています.




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 そう、去年 "Complete Columbia Album Collection" を買って Miles をしっかり聴き始めたばかりなのに、こんなものも持ってます(笑).


 この 1966 年あたりのアルバムの評価はどうでしょう.
 Miles を聴きこんでいる人でしたら、間違いなくとても重要な時期、そして充実したクインテットの時期と、評価が高いでしょう.
 日本公演の後、 Sam Rivers がグループを抜け、Miles が待ちこがれていた Wayne shorter が加入します.
 そして "Miles In Berlin" , "ESP" , "At Plugged Nickel" , そしてこのアルバムと続いていくんですよね.
 ただ、ルーキーにはちょっとばかりモーダルで、フリーキーな演奏なので厳しいアルバムも多いかもしれませんね.

 2 曲目の "Circle" なんて、すごくリリカルで、かつ緊張感もあるので、ルーキーでも聴き易いかもしれませんが、全体的には ・・・・ ちょっとカオスな雰囲気があるんで.



  
 さて来週は "いつもの講習会" 、来週からは 2 週間おきにコースがあります.
 さすが全部は参加しませんが、参加しないコースの資料作りも若干あるので、なにかと周辺が慌ただしくなります.
 そうそう、イブの夜も付き合ってくれる相手が見つかったので、一人淋しく東京の夜を迎えなくてもよさそうです.
 なにか今年一年もバタバタしている間に終わろうとし、来年もバタバタしながら始まりそうです.
 すでに 1 月も、自虐的にスケジュールを詰め込んだので、先日も後から仕事が入ったりして、急遽調整.
 まるでオーバーブッキング状態です.
 さらにさらに、"いつもの小川さん" の "ONGAKU ゼミナール" も 1 月 29 日に開催ですので、これにも参加表明です.
 前回は諸用のため途中で帰って来ちゃったので、今回はしっかり最後まで飲むぞ ・・・・ じゃなくて、最後までお話し聴きます.
 今回は Trumpet の特集のようです、ボクの大好きな、あの "青い人の音色" は聴けるかな〜、楽しみです.

 小川さんと初めて会ったのが、今年 1 月 30 日の "ON ゼミ" ですので、ちょうど 1 周年記念ですね.



 そうだ、このアルバムの大事なこと書き忘れていました.
 それは、最後に Miles の声が入っていることです.


 "Teo, play that again! Teo? Teo? Teo? Teo, play that again for us!"
 And one hears him smile !

I'll Remember Miles



 昨日から雨ですね.

 天気がよければお出かけする予定だったのですが・・・・・天気がよくないと行けない場所なので、家でちょっと風邪気味の身体を休ませています.
 午前中は、iTunes にまだ入れてないジャズ CD のインポート作業.

 バックは、いつものようにシャッフル演奏です.
 あまり聴いていない CD からも、時々ハッとするような演奏がかかったりして、新しい発見に出会えます.





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 今日は Miles Davis の命日ですね.
 1991 年の今日、 Miles Davis が 65 才で亡くなりました.
 死因は、脳卒中、肺炎、呼吸不全だったようです.
 去年まで 9 月 28 日を特に意識したことはありませんでした.

 でも今年はちょっと違います.
 昨年から再びジャズにのめり込むようになって、それまであまり聴かなかったアーティストやジャンルのものも聴くようになりました.
 そんなアーティストの一人に Miles がいます.


 昨年の今頃から、特に Blue Note と Miles のアルバムは、とにかく聴きました.
 Blue Note は 1,100 円盤のまとめ買いなどで・・・.
 Miles は例の "Complete Columbia Album Collection" で、一度に Columbia 時代のアルバムが手に入ったので、それこそ元を取るつもりで、聴きまくりました.
 それに輪をかけたのが、"いつもの小川さん" との出会いでしょうか.
 彼の著書 "マイルス・デヴィスの真実" (平凡社) を読んだことも、 Miles の魅力の一端を知ることにつながりました.


 去年からのこういった物や人との出会いが無ければ、きっと今年の今日も、今までと同じで特に意味のない 9 月 28 日だったのかもしれません.
 最近は特にこういったいろいろな出会いが多いようにも思えます.
 サントリーオールドの CM じゃありませんが ・・・・・・・


 「人生、おいしくなってきた」 って、感じかな.






 先日の "ONGAKU ゼミナール" でも紹介されましたし、いろいろな書籍でも必ず Miles の代表作の一枚として取り上げられるアルバムです.






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  "'Round About Midnight / Miles Davis"






  1. 'Round Midnight
       (T.Monk-B.Hanighen-C.Williams) ・・・・・ 5:54
  2. Ah-Leu-Cha
       (C.Parker) ・・・・・ 5:50
  3. All Of You
       (C.Porter) ・・・・・ 7:00
  4. Bye Bye Blackbird
       (M.Dixon-R.Henderson) ・・・・・ 7:53
  5. Tadd's Delight
       (T.Dameron) ・・・・・ 4:26
  6. Dear Old Stockholm
       (Traditional; arr. by S.Getz) ・・・・・ 7:47
  7. Two Bass Hit (bonus-tk)
       (J.Lewis-D.Gillespie) ・・・・・ 7:00
  8. Little Melonae (bonus-tk)
       (J.McLean) ・・・・・ 7:19
  9. Budo (bonus-tk)
       (B.Powell-M.Davis) ・・・・・ 4:14
  10. Sweet Sue, Just You (bonus-tk)
       (W.Harris-V.Young) ・・・・・ 3:38





  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)

  # 4, 5, 6 :   
 Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, June 5, 1956.
  # 1, 3, 10 :  
 Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, September 10, 1956.
  # 2, 7, 8, 9 :
  Recorded at Columbia Studio D, NYC, on October 26, 1956.





 ほとんど説明いらないくらい有名なアルバムです.
 Miles 初のレギュラー・グループによるアルバムでもあります.
 アルバム・タイトルにもなっている "'Round Midnight" 一曲だけでも、いいと思えるくらい素敵な演奏です.

 この録音の前年、1955 年 7 月のニューポート・ジャズ・フェスティバルでの "'Round Midnight" の演奏も有名ですね、この曲は CD とか出ているんでしょうか ・・・・ ボクはよくわかりません.
 "マイルス・デヴィスの真実" の最後にある Discography にも書いてないところを見ると、録音が無いのかもしれません.





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 アルバム・タイトルは、"'Round About Midnight" なのですが、曲目は "'Round Midnight" という表記になっているものが多いですね.
 この "about" が入ったり、入らなかったりも、ほとんど適当のようです ・・・・ いろいろなところで、まちまちですし.
 このあたりのウンチクも、いつか小川氏に聞いてみたいものです.


 この一曲目 "'Round Midnight" の Miles はもちろんいいのですが、もっと凄いのが Coltrane だと、ボクは思っています.
 この曲での Coltrane のソロがボクは大好きです.
 最初の数小節で、聴く人の心をグッと掴んでしまうような、強烈なソロだとボクは思います.
 Coltrane の好きな演奏のほとんどは、こんな感じで、ソロパートの最初の数小節でガツーーーーーンと聴く者の心をノックアウトさせてしまいます.
 そこが、ボクは大好き.




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 真夜中の誰もいない通りを吹き抜けるような演奏が Miles だとしたら、 Coltrane はその静寂を突き破って、ストリートを駆け抜けていくスポーツカーでしょうか.


 ボクはリアル・タイムで Miles を聴いていた訳ではないので、"偲ぶ" という表現は適切ではないかもしれません.
 でも、最近になってようやく彼のいろいろなところが好きになってきましたので、今夜はそんな Miles の昔の演奏でも聴いてみます.



 "Bye Bye Blackbird" の演奏のように、淡々と世の中に、バイバイして逝っちゃったんでしょうかね〜 ・・・・・・・ Miles さん?

Sketches Of Kyoto

 蒸し暑いなー
 ボクのところでこんなに蒸し暑いんだから、東京あたりはどうなんでしょう.
 きっと、2・3 人は溶けちゃっているんじゃないでしょうかね.


 こんな不快指数 100% の夜は、気持ちよくパラグアイに勝って、スッキリ眠りたいですねー.
 今夜は決戦です!!   がんばれニッポン!!!



 実は You-Tube で、"ONGAKU ゼミナール番外編 in 京都"@バー探偵〜 60 年代のマイルス〜 なるものを見つけてしまいました.
 昨年の 8 月、京都で開催されたゼミナールの映像版です.

 このことは小川さんのブログにも、当時しっかり紹介されていたんですが、ボクが小川氏を知ったのは、これよりさらに数カ月たった頃なので、このゼミナールについてはほとんど知りませんでした.
 内容も "60 年代のマイルス" ということで、ちょうどボクが今興味を持っているところでもあったので、楽しく見ることができました.
 この映像では曲が入っていませんので、映像に合わせながら曲をかけて聴いてみました.


  ・・・・・・・


 結構、いいじゃありませんか.
 バーチャルリアリティ!!
 "いつもの小川さん" が目の前にいるような感じです ・・・・・ おっと、最初のほうで手を振っているのは ◎△◇さんじゃありませんか.


 こういう話を聴きながら、改めていろいろな曲を聴いてみると、まったく違ったように聴こえるのですから不思議ですね.
 ということで、ここでも紹介されたアルバムを聴いてみます.





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  "Sketches Of Spain / Miles Davis"




  1. Concierto de Aranjuez
  2. Will O' the Wisp
  3. The Pan Piper
  4. Saeta
  5. Solea
  6. Song of Our Country (bonus-tk)
  7. Concierto de Aranjuez, Pt. 1 (alt-tk)
  8. Concierto de Aranjuez, Pt. 2 (alt-tk)




  Miles Davis (tp.flh), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds),
  Elvin Jones (perc), Gil Evans (arr.cond) ・・・・・ and others.
  # 1.7.8 : Recorded on November 15 & 20, 1959.
  # 2-6 : Recorded on March 10, 1960.






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 書籍でも多く書かれていますし、さらにこういった書かれなかった部分の話を聴いたりすると、ボクのようなルーキーでさえも、なんとなくわかったような気になります.



 まったく違う話題です ・・・・・




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 400 万円也!!

 さすが Marilyn Monroe です.
 ただ驚くのは、金額ではなく、こういった個人情報が売買されること自体どうなんでしょう.
 本来こういった医療情報なんて、絶対公表されるべきものではないと思うのですが.
 親族とか訴えないんでしょうか?
 アメリカだから、すぐ訴訟になりそうな気がするんですが・・・.



 医療ネタ関連ではありませんが、明日は毎年恒例の人間ドックです.
 嫌なことはできるだけ早めに消化するボクは、いつも夏前にはこの大嫌いな人間ドックを済ませるようにしています.
 まぁ、人間ドックが嫌いというよりは胃カメラが嫌いといったほうが正しいでしょうか.



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 この機械を見ただけでもうダメ!
 胃まで先端が入ってしまうといいのですが、そこに到達するまでが ・・・・ 涙と涎の世界です、やったことのある人はわかりますよね.
 最近は 5mm くらいの細さで、鼻から挿入して、嘔吐反射をできるだけ少なくして実施するところも、結構あるようです.
 ただし、医師によっては太いほうが見やすいとの理由で、細いのを使いたがらない人もいるようです.
 ボクが毎年ドックを行っている病院も、一昨年までは細いものをつかっていて、比較的苦痛が少なかったのに、昨年から以前の太さのものになってしまいました.


 人間ドックを初めて受診した時は胃カメラではなく、バリウム飲んでレントゲン撮影だったのですが、これはこれでかなりの苦痛が伴います ・・・ ここはあえて詳しくは書きませんが.
 おまけによくわからないところがあるから、再検査で胃カメラしてくださいとか言われたので、それ以来胃カメラだけにしました.
 若干メタボが気になりますが、それ以外はとりあえず健康維持.
 ただ、いつも言われるのは善玉コレステロールが少ないこと.


 そんな大嫌いなドック終了後、職場のみんなで BBQ .
 すでにスペアリブを大量に仕入れ、程よい大きさにカットし、後は明日の朝ソースに漬けてできあがりです.
 善玉ならぬ、違うコレステロールをたっぷり摂取してしまいそうですね.



 ヤバい!!!!!!
 日本 vs パラグアイ もう始まっています.
 ブログ書いている場合じゃありません、応援しましょう.
 ガンバレ、ニッポン!!!!!

Rock な Fillmore West !

 今日は 6 月 9 日です ・・・・・ 語呂合わせで、"ロックの日" なんだそうです.
 でも一体なんなのか、よくわかりません ・・・・ まぁ、少しくらいはわからないことがあったほうが、人生は楽しいかもしれませんので、OK です.




 じゃ、ロックにちなんで ・・・・・・





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  "Black Beauty: Miles Davis Liveat Fillmore West"





  Disk 1:
   1. Directions
   2. Miles Runs The Voodoo Down
   3. Willie Nelson
   4. I Fall In Love Too Easily
   5. Sanctuary
   6. It's About That Time

  Disk 2:
   1. Bitches Brew
   2. Masqualero
   3. Spanish Key / The Theme





  Miles Davis (tp), Steve Grossman (ss), Chick Corea (el-p),
  Dave Holland (el-b), Jack Dejohnette (ds), Airto Moreira (perc)
  Recorded live at the Fillmore West, April 10, 1970.






 やっぱり、ロックといえばこの辺りでしょうか・・・・
 ただ、このアルバムの評価はどうもよくないようですね、 "Tribute To Jack Johnson" のアルバムのほうが、Miles を語る上では重要視されているようです.
 "いつもの小川さん" の著書の中でも、このライブ・アルバムについては、かなりサラリとしか書いてありません.

 このあたりについては、"マイルス・デイヴィスの真実" p.311 から始まる、"第8章:ロック・フィールドへの進出" を読んでいただくといいでしょう.
 もちろん、その前章も大きな意味を持っているようですので、必読ですが.
 よく考えたら、結構この本の PR してますね ・・・・ というか、他にあまり本を持っていないから、というのが正直なところです.

 このアルバムのような演奏は、はっきり言って苦手です.
 ただ、"マイルス・デイヴィスの真実" を読んでからは、その聴き方が変わっています.
 なんとなくではありますが、「あぁ〜〜、なるほどね〜」というような感じで、受け止めることができます.
 そして、本に書かれていることが、ほんの少しではありますが、「こういうことなのか・・・」とわかるような "気が" します ・・・・ あくまで、気がするだけです、多分理解はしていないと思います.




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 ・・・・・ カオス ですね.

 でも、"It's About That Time" なんか普通に素敵と思えてしまいます.
 ここでの Miles や Dejohnette 、結構好きです.
 数年前だったら、1 フレーズ聴いただけできっとダメだと思う Grossman のソロも ・・・好きとは言えないけれど ・・・ とりあえず聴いていけちゃいます.

 ただ、シリアスなジャズ・ファンを目指すルーキーのみなさんは、このアルバム購入はまだ早いですから ・・・・・ 慌てて買うアルバムではありませんよ.




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 さて以前購入した "Complete Columbia Album Collection" の中に、こんなチラシが入っていました.


 "The Genius of Miles Davis"


 これって一体なんだろう?
 例のボックスを収納するためのケースかな〜なんて.

 先日この写真を見つけました ・・・・・


 ・・・・・・・・ "The Genius Of Miles Davis"




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 ただ詳細説明がまったく書かれていません.
 写真で見る限り、アナログ LP なのか、 CD なのかもわかりません.


 で、ちょっとばかり調べました.
 アルバム・タイトルは "The Genius of Miles Davis" で、次の 8 つのボックス・セットが収録されるようです.

 "Miles Davis and Gil Evans: The Complete Columbia Studio Recordings(1957-1968)"

 "The Complete Columbia Studio Recordings 1965-1968(1965-1968)"

 "The Complete Bitches Brew Sessions(1969-1970)"

 "The Complete Columbia Recordings: Miles Davis & John Coltrane(1955-1961)"

 "The Complete In a Silent Way Sessions(1968-1969)"

 "Seven Steps: The Complete Columbia Recordings 1963-1964"

 "The Complete Jack Johnson Sessions(1970)"

 "The Complete On the Corner Sessions(1972-1975)"

 ボックスは、どうもトランペット・ケースの形のようです.
 リトグラフや、Tシャツ、マイルスのマウスピースの複製までついてくるらしいです.
 今年の秋発売のようですですが、ボクはこれはパスです.




 ちなみにこんなショップもありました.
     http://www.icon-collectibles.com/
 ここの商品、欲しいものたくさんあります.
 こういうのを見つけちゃうから、ついつい買ってしまうんですよね.

Podcast's Miles & Spanish Lady

 今日の午後からは、ようやく今どきの曇り空.
 いつもだったら、毎日こんな天気で、少し肌寒く、はやく夏にならないかと、夏を待ちわびているはずなのですが ・・・・.


 昨日のブログで、 "いつもの小川さん" がパーソナリティを務める Inter-FM "Jazz Conversation" のことを少し書きました.
 今日第 9 回目の Podcast 配信がありました.
 ボクのように、地方にいて番組を聴けない者にとっては、ほんの 20 分足らずの配信ですが、とても嬉しい配信です ・・・・ リアルタイムで聴けないにも拘らず、メールやリクエストを送っている人が、ボクを含めて何人もいるようです.
 なんて "けなげ" なのでしょうか、きっとこういう人たちには、いつかご褒美があると信じています(笑)


  ・・・・・・ Someday My Prince Will Come です.




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 今回の配信は 6 月 6 日放送の「マイルス・デイヴィスの真実」でした.
 昨日の話題になったメールにリクエスト書いたかよく覚えていませんでしたが、よく考えたら Podcast で 「マイルス・デイヴィスの真実」 をアップしてほしいと書いた記憶が蘇りました.
 まぁ、このリクエストに応えた訳ではないでしょうが、この 「マイルス・デイヴィスの真実」 はできれば放送で最後まで聴いてみたいという願望が大です.
 書籍も購入し読ませていただきましたが、今回の放送ではここに書かれなかったことも多く語られているようです.


 Miles Davis に関しては、その捉え方が以前と少しばかり変わってきました.
 「マイルス・デイヴィスの真実」や "Complete Columbia Album Collection" によって、なんとなくではありますが、その人間的な部分の面白さに惹かれていくようになりました ・・・・ まぁ、結果的にそれはいろいろな知識が入ったから、と言われればその通りかもしれませんが.
 だからこそ、書籍で語られなかった部分をもう少し聞いてもいいかな、なんて思い始めてしまいました.
 これはきっと、毎週聞くことができないかなおさら、そういった気持が強いのかもしれませんね ・・・・ もし全国で聞けるようになったら、逆に聞かなくなってしまうかもしれません (汗).

 あっ、冗談ですよ小川さん.




 随分前置きが長くなってしまいました.
 昨日 HMV のことも少し書きましたが、今夜は以前 HMV できっと手に入らないと思っていたのに買えてしまったアルバムのことをちょっと紹介します.





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  "Live At The Monterey Jazz Festival 1965 / John Handy"




  1. If Only We Knew
  2. Spanish Lady
  3. Tears of Ole Miss (Anatomy Of A Riot)




  # 1 & 2 : John Handy (as), Mike White (vio),
    Jerry Hahn (g), Don Thompson (b),
    Terry Clarke(ds)
  Recorded live at Monterey Jazz Festival, September 18, 1965.

  #3 (bonus-tk) : John Handy (as), Bobby Hutcherson (vib),
    Pat Martino (g), Albert Stinson (b), Doug Sides (ds)
  Recorded live at the Villege Gate, June 28, 1967.






 まず最初に言っておきますが、ルーキーの皆さんは、このアルバム結構厳しいかもしれません ・・・・ あまりお勧めできません.
 アナログ盤は AB 面各 1 曲だけだったと思います、この CD 盤になって、 Villege Gate での演奏がボーナス・トラックとして入っています.
 確か Columbia から出ていたと思いますが、今手元にある CD は Jazz Beat なる、よくわからないレーベルです.
 でもとりあえずきちんと音が出るので、良しとします.




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 さて問題の演奏ですが、非常にフリーキーです.
 そして珍しいことに、ヴァイオリンの入ったクインテット演奏です (ボーナス・トラックはメンバーもまったく別ですが).
 中でも、2曲目の "Spanish Lady" .
 アルトサックスによる哀愁を帯びた、メランコリックなメロディから始まるこの曲は、ボクにとってこのアルバムのすべてでもあります.
 正直、このアルバムを聴いてみると、フリーキーで演奏も長いので結構疲れますし、BGM のようなかけ方も不向きな演奏です.
 まぁ混沌とした 60年代後半を象徴するような演奏とでもいいますか ・・・・ なんでもありの時代ですから.


 John Handy のアルトは、独特な音色や吹き方なので、ちょっとばかり好き嫌いがはっきりと出てしまいそうです.
 Charles Mingus のグループでも吹いたりしてましたから、どちらかというとこういったフリーキーな演奏のほうが得意なのでしょうね.
 ボクも好きか嫌いか尋ねられたら、嫌いと答えてしまうかもしれません.
 3 曲目の "Tears of Ole Miss" の演奏などでも、ちょっとねーという部分がかなりありますし ・・・・ 不思議と Mingus グループの演奏を聴いてみたいと思わないんですよね.
 ただ、 "Spanish Lady" は別なんです ・・・ こういうところが、ジャズに限らず音楽の面白いところかもしれません.

 オリジナルのライナーノーツには、フェスティバルで 7,000 人の観衆の前での演奏の模様が書かれていました.
 ボクもこのアルバムを初めて聴いた時、このモンタレーの観衆のように、自然と演奏にグイグイ引き込まれていったことを思い出します.
 決して毎日聴きたいとは思わないのですが、ふと聴きたくなるような演奏なんですよね.

 ボクがこのアルバムを気に入っている理由の一つが、このヴァイオリンです.  ここでのヴァイオリンが、微妙にアルト・サックスとマッチしてとてもいい感じ ・・・ 何とも言えない雰囲気を醸し出しています.
 先日の "ONGAKU ゼミナール" 、このヴァイオリンを紹介していただくと、ボク的には超嬉しかったのですが ・・・・・ まぁ、時間の都合でヴァイオリン自体がカットされたので結果は同じでしたが(笑).
 それにこの長い演奏じゃ、とてもあのゼミには不向きですよね.



 ルーキーの皆さん、大事だから二度言いますが、このアルバムは危険なアルバムの一枚です.
 "Spanish Lady" を耳にした瞬間から、その危険な魅力の虜になりますよ ・・・・・

May 26, 1926 ・・・ Miles Davis

 昨日は 5 月 26 日です.
 去年までは、ただの 5 月 26 日・・・・・・本当はこのブログ、昨日更新予定だったのですが、書いていくうちにまとまらなくなって、本日再チャレンジしましたが、まとまった文章になるのかは、かなり微妙です.


 今年の 5 月 26 日は、今までと違う意味を持っています.
 Miles Davis の誕生日であります・・・・ 1926 年 5 月 26 日.




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 一応何年も前からジャズを聴きかじっていたので、 Miles のことはもちろん知っています.
 19 年前に亡くなった時も、いろいろなニュースで流れたので、ぼんやりと覚えています.
 でもそれからも 5 月 26 日はただの一日にすぎませんでした.


 去年、一つの出会いがありました.
 きっかけは、ブログでした.
 それからまだ、一年も経っていませんが、この一つの出会いは、ボクの生活を大きく変えました・・・・正確には、生活自体はほとんど変わりませんが、他のいろいろな部分での変化はかなり大きなものです.
 過去にもこういった出会いが多くあり、ボクはなぜかそういった出会いに助けられながらここまで生きてきたように思います.
 そういう意味では、とてもラッキーな人間だと思っています、いつも助けられてばかりの人生ですので(笑).

 昨年の、この出会いから Miles との新しい出会いもありました・・・・これは再認識というような新しい出会いかもしれません.
 この新しい出会いは、”いまさら何を・・・” とジャズを聴いている皆さんからは言われてしまいそうな、本当に遅すぎた出会いです.
 でもボクにとってはようやく巡ってきた、というような感覚の出会いです.


 Miles って一体どんな人だったんでしょう ・・・・ ?
 いろいろな本が出て、いろいろなエピソードや、彼の語った言葉が残っています ・・・ もちろん演奏もたくさん.
 大体こんな感じというようなイメージは昔からありました ・・・・ ただ、それが本当の Miles の姿かどうか、本人を知っている訳でないのでわかりませんが.

 去年のある方の出会いから、 Miles の音楽に正面から向き合って聴いてみると、今まで漠然と感じていた Miles Davis のイメージよりも、より具現的なイメージとして、音楽が聴こえてくるような気になっています.
 リアル・タイムでの Miles を知らないからこそ、イメージとしての Miles が、ボクの中でどんどん組み立てられていきます ・・・・ ボクにとっては、ちょっとばかり情報過多かなと思ってしまいますが.
 Miles を聴いている人だったら、きっとだれもがこういったイメージを自分なりに思い描きながら演奏聴いているんじゃないのかな.
 ボクも、ボクだけの Miles Davis というイメージ・・・・・
 そしてそのイメージは、なぜかとっても心地よいイメージでもあります.



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 ふとボクの過去ブログを見てみると、Miles という言葉がたくさん書かれています.
 正直、こんなに多く Miles を引用しているとは思わなかったくらい、いろいろなところに Miles が使われています.
 ここ数カ月の間、ごく自然に Miles はボクのある部分に溶け込んでしまったようです.


 すでにボクにとって、 Miles の情報は多すぎるくらい入ってしまいました.
 もう情報は必要ないかな・・・・・・あとは、昔の恋愛のような想い出として、
Miles の残してくれたアルバムでも聴いていきます.
 それがきっと、 Miles の言っていた「プレイすることこそ、ミュージシャンの生きざまを何よりも雄弁に物語っている。」ですよね.


 今日の空は、昨日の雨で大気中の汚れが洗い流されたせいか、雲の間から本当に綺麗な青空がのぞいていました.
 いつもは天国なんか絶対ないと信じているのですが、こんな青空を見ていると、ひょっとするとあるんじゃないかな、なんて思ってしまいそうです ・・・・・
 1991 年 9 月 28 日  Miles davis は永眠しました.


        Seven Steps To Heaven


 最近、なんとなくですが Miles Davis の音楽が好きになってきました・・・

Miles Ahead + G.W.

 今日は暑いという言葉がぴったりの休日でした.
 雲ひとつない青空、ちょっと焼けつくような日差しが・・・・小さい子供がいる家庭は大変ですよね.
 混んでいるのを承知で、どこかに遊びに連れて行ってやらなくちゃいけない.


 ボクの場合は遠い過去になりましたが.





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  "Miles Ahead / Miles Davis"




  1. Springsville  
  2. The Maids of Cadiz
  3. The Duke  
  4. My Ship
  5. Miles Ahead 
  6. Blues for Pablo
  7. New Rhumba   
  8. The Meaning of the Blues 
  9. Lament
  10. I Don't Wanna Be Kissed
  11. *Springsville (alt-tk)  
  12. *Blues for Pablo (alt-tk)
  13. *Medley:
     The Meaning of the Blues / Lament (alt-tk)
  14. *I Don't Wanna Be Kissed (alt-tk)

   (* Not on original LP)




  Miles Davis (flh), Ernie Royal (tp), Bernie Glow (tp),
  Louis Mucci (tp), Taft Jordan (tp), Johnny Carisi (tp),
  Frank Rehak (tb), Jimmy Cleveland (tb), Joe Bennett (tb),
  Tom Mitchell (tb), Tony Miranda (frh), Willie Ruff (frh),
  Bill Barber (tuba), Romeo Penque (fl,cl,bcl,oboe),
  Sid Cooper (fl,cl), Lee Konitz (as), Danny Bank (bcl),
  Paul Chambers (b), Arthur Taylor (ds), Gil Evans (arr,cond)





 録音年月日と詳細なメンバーについては、いろいろな本を参考にしてください.
 ちょっとメンバーが変わっていたり、録音も数日に渡っていますし、さらにはオーヴァーダビングまでしているようですので、ここではそこまで書きません.
 初心者としては、そこまで突っ込んで知る必要もないでしょう・・・・かなり、言い訳じみています.


 このアルバムの想い出は・・・・・・・・ジャケットですね.
 ボクの知っているジャケットはこれじゃなかったもの.




davis104-2

 これです!

 アルバムの演奏は全くと言っていいほど記憶にないのですが、ジャケットは鮮明に憶えています.
 だって、俗に言う "ジャズっぽくない" じゃありませんか.
 昔最初に見たとき 「なにっ、これ?」 です.

 で、"Complete Columbia Album Collection" 購入で久しぶりのご対面.
 なんでジャケット違うのよ、っていう感じです.
 今になると、あのジャケットのほうがよかったなー・・・・・かなり勝手です.
 このジャケットのことは "Complete Columbia Album Collection" 付属のブックにちょっとした解説が書かれていました.
 最初のジャケットは Miles が映っているものでしたが、リリース直後 Miles の意向でヨットのジャケットに変更になったようです.




Davis104-3

 さてさて、このアルバム・・・・・・どうしてどうして、いいです.
 いつもの Miles よりも音色が甘いんです、これはフリューゲルホーンで吹いているからですよね.
 そして、このビッグ・バンドから流れ出る音が物凄く繊細で美しいんです.
 "いつもの小川さん" の著書 "マイルス・デイヴィスの真実" の p.180 にしっかり書いてあります.

 そうです・・・・・普通のビッグ・バンドとの大きな違いがこのストリングスを思わせるようなサウンドでしょう.
 この p.180 は、ボクの感性とぴったり一致していて・・・・・初心者のボクでも思わず 「うんうん、そうそう・・・・そのとおり」 なんて思ってしまいます.
 1 曲目の "Springsville" や、 8 曲目の "The Meaning of the Blues" のような、いかにもビッグバンドといったようなホーンアンサンブルがところどころにされていますが、淡々と吹く Miles との絶妙のバランスがいいんです.
 かと思うと、2 曲目の "The Maids of Cadiz" なんかは、"Sketches Of Spain" を彷彿させるような感じですし・・・・.
 この絶妙のバランスが、一般的なジャズ・ビッグバンドのサウンドとは全く別のものを作り出しているような気がします.  
 先日少し書いた Lalo Schifrin のサウンドとはまったく違います.


 最近、こと Miles に関しては、きちんと年代を追いながら、"マイルス・デイヴィスの真実" を参考にしながら聴いていますが、改めて "Complete Columbia Album Collection" の偉大さを感じています.
 これって、ものすごく音楽的な変貌がよくわかります.
 このボックスは、ボクを含めたジャズ初心者にも自信を持ってお勧めします、ついでに "マイルス・デイヴィスの真実" を買って、この本に合わせながら聴いていけば完璧でしょう(笑).
 さらにはブログかなんかに思ったことを書いてみれば、気分は一人前のジャズ・ジャーナリストですね・・・・・(笑)

 ただ、そういった目的みたいのを持っていると、何度も同じアルバム聴いたりするので、見えなかったものも、だんだんぼんやり見えてくるようにも思います・・・・・あくまで、推測ですが.
 せっかく買ったアルバム、やっぱり聴かないとねー・・・・・・ちなみに、"Miles Ahead" は今日だけでも 10 回くらいリピート再生されています.





walking0075

 世間はゴールデン・ウィークですね.
 いつものウォーキング・コースも、ふだんより人影が多めです.
 天気もいいので、家族連れが芝生で昼食なんかとっていました.
 写真はコースわきの林ですが、普段人影などまったくないのに、今日は木陰でキャンプをしている家族が結構多いですね.
 ここには BBQ できる場所もありますし、歩いて2・3分のところには温泉施設もあります.
 ボクはいつも歩いている場所なので、それほど新鮮さはありませんが、都会から家族で来たりすると、かなりいい場所に思えるかもしれません・・・・池もあるし、温泉もあるし、BBQ も、芝生の上でキャンプもできますしね.


 相変わらず、ノルディック・ウォーキングしているのはボク一人・・・・.
 いまだにちょっとばかり変わった (?) 目で見られるような気がします(笑).
 いつも最初の 2 周くらいがきついのですが、その後は結構歩けます・・・・特に今日のような青空が広がっている日は.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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