Milt_Jackson

Bags' Groove

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 アカデミー受賞式 が、日本時間 25 日の月曜日ありましたねぇ.
 昼間の式典でしたので、仕事の合間に Yahoo でチェック、チェック、チェック.

 夜 WOWOW オンデマンド でゆっくり観ました.




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 "ボヘミアン・ラプソディ" が思っていたよりも大健闘でちょっとビックリ.
 音響編集賞 や 録音賞 は何となく頷けるものの、まさか 主演男優賞 まで獲るとは思ってもいなかった.
 Queen に対してはそんなに思い入れがないので、今までどちらかというと無視していた感じですが、さすがにこれだけの賞を獲得したとなると、一度は観ないといけないかな.


 主演男優賞 に関しては、映画の内容的にも クリスチャン・ベール か ヴィゴ・モーテンセン だと思っていたんだけどなぁ ・・・・


 個人的には 歌曲賞 を Lady GAGA が受賞したのがうれしいな.
 ボクが好きな "アリー/スター誕生" ですが、結構ノミネートされてはいたものの完全にリメイク作品なので、こういった賞を撮るのは厳しいだろうと思ってました.






CarlDorogo003

 プレゼンターの中では エミリア・クラーク .
 "Game Of Thrones" の デナーリス・ターガリエン ・・・・・ ヘアスタイルが違うので雰囲気がガラリと変わってました.
 ドラゴンの話のところで気がつきました (笑)

 その前のプレゼンで、デナーリス の夫 カール・ドロゴ 役の ジェイソン・モモア が出ていたので、二人で絡めば面白かったのにね.




 今回は司会者不在で話題になりましたが、観ている限り司会者いなくても、それぞれのプレゼンターの方がそれなりに面白いので全く問題なかったように思います.





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 Lady GAGA の涙もよかったけれど、 スパイク・リー の弾け方には笑ってしまった.

 とりあえず "ブラック・クランズマン" 、 "グリーンブック" 、 "ある女流作家の罪と罰" は観てみたい.


 それと来年 "アリータ:バトル・エンジェル" がノミネートされるかが興味津々.




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 最近は WOWOW でちょっと昔の観たい映画が結構あって、
 おまけにドラマ "キャッスル・ロック" 観始めたら結構面白くて、
 さらに "機動警察パトレイバー" もようやく終わりを迎えたりで ・・・・・・


 なかなかゆっくりジャズ聴いている時間がないのです. 
 いつものように空いている時間は iTunes のかけ流し.

 そんな時間の中で流れたのがこの曲でした.






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  " Bags' Groove / Miles Davis "





  1. Bags' Groove (Take 1)
           (Milt Jackson) ・・・・ 11:14
  2. Bags' Groove (Take 2)
           (Milt Jackson) ・・・・ 9:21
  3. Airegin
           (Sonny Rollins) ・・・・ 4:56
  4. Oleo
           (Sonny Rollins) ・・・・ 5:11
  5. But Not for Me (Take 2)
           (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 4:36
  6. Doxy
           (Sonny Rollins) ・・・・ 4:50
  7. "But Not for Me (Take 1)
           (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 5:45






  # 1 & 2 :
  Miles Davis (tp), Milt Jackson (vib),
  Thelonious Monk (p), Percy Heath (b),
  Kenny Clarke (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, December 24, 1954


  # 3 & 7 :
  Miles Davis (tp), Sonny Rollins (ts),
  Horace Silver (p), Percy Heath (b),
  Kenny Clarke (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, June 29, 1954.







 Prestige レーベルから 1957 年にリリースしたアルバムですが、録音は 1954 年.
 二つのセッションかを収めたアルバムです.
 






Davis011-2

 1940 年代後半から麻薬に手を染めていった マイルス・デイヴィス が完全に麻薬をやめて完全復活したと言われているのが、このアルバムを吹き込んだ 1954 年.

 このアルバムでの マイルス は、とてもゆったりしたのびのび演奏している感じです.
 そういう意味でもとても聴き易いアルバムです.



 アルバム・タイトル曲の "Bags' Groove" は二つのテイクが収録されており、最初のテイクが "Miles Davis All Stars, Volume 1 (PRLP 196)" という 10 インチ盤の演奏です.
 
 アナログ盤の B 面、 CD の 3 曲目から 7 曲目までは "Miles Davis with Sonny Rollins (PRLP 187)" というタイトルで 10 インチ盤で発売されていましたが、 10 インチ盤の廃止でこのアルバムになりました .





Mles Davis and Monk

 このアルバム、ボクが結構苦手と思っているミュージシャン二人が入っています.
 まず最初の 2 曲には セロニアス・モンク .

 この曲の演奏は、とても軽快で爽快で、独特のグルーブ感があって、マイルスの音色もとてもいい.
 続く ミルト・ジャクソン も自分の曲だけあって、改めて言うまでもない.


 ところが モンク と言えば マイルス のソロが終わるまでひたすら沈黙.
 自分のソロ・パート以外では、 ミルト・ジャクソン のソロ部分で少しずつリズムを刻む程度なんですよね.
 このあたりが後に喧嘩セッションと呼ばれたりする所以.

 実際には喧嘩ではなく、 マイルス のトランペットと モンク のピアノは合わないので、 マイルス が「自分が吹く時はピアノを弾くな」と言っただけ.




Mles Davis and Rollins

 もう一人苦手なのが ソニー・ロリンズ .

 なんでだろう ・・・・・・
 確かにうまいし、フレーズもどんどんあふれ出てくるし ・・・・・

 それでも、何となくダメなんだなぁ.


 ソニー・ロリンズ がこの後 マイルス・グループ に加入していたら、その後のジャズ・シーンはどうなっていたんだろう ・・・・・・
 ジョン・コルトレーン はどうなっていたんだろう ・・・・・・



 そんなことを思いながら、このアルバムに耳を傾けるのも一つのマニアックな聴き方かもしれませんね (笑)




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 明日からは、いよいよ CP+ .

 ボクにとっても、いつの間にか一年に一度の写真のお祭りになりました.
 4 年前このイベントを見に行ったから、今のように写真にのめりこみました.




CP+2019

 今年で 4 回目になります.

 今年は金曜日と土曜日の二日間見てくるつもりです.
 金曜日の夜は、いつものメンバーが集まって 桜木町 での 懇親会 + 写真の見せっこ .


 今年もいろいろ写真に撮ってきたいとは思いますが、以前ほど物珍しくみんなシャッター切るという感じがなくなってます.

 それよりものんびりセミナーでも聞いてこようなのです.




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Concorde

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 連日、スキー場は極寒の世界.
 氷点下 10 ℃ 以下も当たり前の世界 ・・・・ 今日も風が強くてとても寒い一日でした.




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 寒いだけならまだしも、問題は強風.
 写真のようにあっという間にホワイトアウトで、リフトも停止です.


 まぁ自然相手のスポーツなので仕方ないですが ・・・・・




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 iTunes を流しながら画面を見ていたら、 "In Paris / Wes Montgomery" の上が "California Dreaming / Wes Montgomery" で、その上が今日のアルバム.
 まだこのブログにアップしていなかったのでちょうどいい機会です. 

 寒さで疲れた身体にはこういう演奏がいいです.





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  " Concorde / Modern Jazz Quartet "





  1. Ralph's New Blues
        (Milt Jackson) ・・・・・ 7:12
  2. All of You
        (Cole Porter) ・・・・・ 4:32
  3. I'll Remember April
        (G.DePaul-P.Johnston-D.Raye) ・・・・・ 5:09
  4. Gershwin Medley: (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 7:58
      Soon
      For You, For Me, Forevermore
      Love Walked In
      Our Love Is Here To Stay
  5. Softly, As in a Morning Sunrise
        (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 8:00
  6. Concorde
        (John Lewis) ・・・・・ 3:40






  Milt Jackson (vibes), John Lewis (p),
  Percy Heath (b), Connie Kay (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 2, 1955.






 Prestige レーベル初期のアルバム (7005) .
 MJQ はこのレーベルに "Django" という名作を残していますが、今日のアルバムもちょっと地味ではありますがとてもステキなアルバムです.

 ただしグループの活動を見ると、この後移籍した Atlantic レーベルでのアルバム制作がメインになっています.





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 このアルバムで一番好きなのが 5 曲目の "朝日のようにさわやかに" .
 この曲もスタンダードとして、本当に多くの演奏がありますが、この MJQ の演奏もボクのベスト
5 に入るかな.
 このアルバムの演奏はもちろんですが、特に 1974 年の "The Last Concert" での演奏が白眉かな.

 あの演奏は今日のアルバムと同じようなアンサンブルでの演奏 ・・・・・ というか、このアルバムでこの曲のアンサンブルが確立されていたのかな.
 曲のイメージとこのグループの醸し出す独特のクールさがとってもよくマッチした名演奏だと思います.


 このグループは火の出るようなアツいアドリブを求めるような演奏ではないので、ボクの通っていたジャズ屋でもウエストコーストっぽい演奏というような、ちょっと見下したようなレッテルを一部の常連から貼られていましたが、今聴いてみるとどうしてどうして ・・・・・・・




Modern Jazz Quartet 191

 1940 年代後半から ディジー・ガレスピー のビッグ・バンドで一緒に活動していた ミルト・ジャクソン 、 ジョン・ルイス 、 ケニー・クラーク 、 レイ・ブラウン の 4 人が 1951 年に "ミルト・ジャクソン・カルテット" を結成、その翌年にはグループ名を モダン・ジャズ・カルテット に.
 ミルト・ジャクソン・カルテット の略称であった "MJQ" の "MJ" を モダン・ジャズ の略称として置き換えたと言われています.

 1952 年、 レイ・ブラウン に代わって パーシー・ヒース がベースに.
 1955 年には ケニー・クラーク に代わって コニー・ケイ がドラムスになり、一般的な MJQ の不同のメンバー 4 人が確立されました.


 そんな最終的なメンバーが最初に吹き込んだアルバムが今日のアルバムです.


 このグループはその後 20 年にわたり同じメンバーで活動し、解散したもののその後も再結成し活動しましたが今では 4 人とも墓の中で眠っています.





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 昨年当たった コカ・コーラ のケーキが届きました.




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 つい先日は通販で購入したコンタクトレンズについていたスクラッチで 1,000 円当たりましたし ・・・・・・・


 こういう "ちょっとした" ものの引きは結構強いのですが、 toto のような "Big" なものはまったくかすりもしないんです.

 一度だけでもいいから "Big" な当たりが欲しいと思う今日この頃なのです.



 ちなみにケーキのお味は ・・・・・・ ごく普通でした (笑)




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Goodbye

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 やっと来ました !!
 "The Game Of Thrones" 第六章: 冬の狂風



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 かなり前に発売はされていましたが、とても定価で購入する元気はありませんので、いつものように半額くらいになるまで待っての購入です.
 まぁそれでもボクにとってはかなりのお値段なのですが ・・・・・・



 このドラマについては 以前 にもかきましたが、とにかく大好き.
 この シーズン 6 もとても期待していましたが、やっぱりその期待を裏切らない.
 観始めたら ・・・・・・ 一気に十話.


 面白い、とにかく面白いのです.
 相変わらず 「えっ、ここで死んじゃうの ・・・・」 の連発.
 下の写真の人たちも、このシーズン終了後にはちょうど半分しか生きていません.

 このドラマについては、また別の機会にネタバレ全開の記事にしたいと思っています.



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 このドラマは現在 シーズン 7 が放映中ですが、すでにシーズン 8 で終了することが発表されています.

 とかく海外ドラマの場合人気が出るととことんシーズンが続いていくことが多いのですが、大人気ドラマにも拘らずゴールを決めるのはいい.

 一体どんな結末になるのか・・・・・・一体誰が生き残るか、今からとても楽しみです.




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 "The Game Of Throns" では本当に多くの登場人物たちがグッドバイしていきましたが、今日のアルバムはそんなタイトルそのもの.

 でも変に重くなることもなく、スイング感あふれる軽快な演奏が楽しめます.






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  " Goodbye / Milt Jackson "





  1. Old Devil Moon
            (E.Y.Harburg-B.Lane) ・・・・・ 5:48
  2. S.K.J.
            (Milt Jackson) ・・・・・ 6:45
  3. Opus de Funk
            (Horace Silver) ・・・・・ 6:44
  4. Detour Ahead
            (L.Carter-H.Ellis-J.Frigo) ・・・・・ 7:57
  5. Goodbye
            (Gordon Jenkins) ・・・・・ 9:21






  # 1, 3, 4 & 5 :
   Hubert Laws (fl), Milt Jackson (vib),
   Cedar Walton (p.el-p)、 Ron Carter (b),
   Steve Gadd (ds)
   Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December, 1973.

  # 2 :
   Freddie Hubbard (tp.flh), Milt Jackson (vib),
   Herbie Hancock (p), Ron Carter (b),
   Billy Cobham (ds)
   Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 12, 1972.






 砂漠に立っている道路標識の向こうにはさらに砂漠が続き、アルバム・タイトルが "Goodbye" .
 シュールなアルバムです (笑)

 CTI レーベルでの "Sunflower" に続く 2 枚目のリーダー・アルバムになります.
 この 2 枚の間に "Cherry" がありますが、こちらは スタンリー・タレンタイン のアルバムと言っていいと思いますので.





JacksonM002

 2 曲目の "S.K.J." は、ボクの持っている "Sunflower" の CD にも入っていました.
 実はこの演奏は "Goodbye" での演奏とまったく同じです.

 これは "Sunflower" のアルバムが CD 化された時にこの演奏をボーナス・トラックとして加えたもので、オリジナルのアナログ盤は今日の "Goodbye" に収録されいました.
 きっとアナログ・レコードの収録時間の都合だったんでしょう.


 アルバム・タイトル曲 "Goodbye" は 1935 年に ゴードン・ジェンキンス が書いた曲で、当時 ベニー・グッドマン・オーケストラ のクロージング・テーマにも使われて有名になったようです.

 家にあるアルバムの中にもいくつかの演奏がありましたが、古い曲のせいか思ったほど多くはありませんでした.
 ウィントン・ケリー 、 マッコイ・タイナー 、 菅野邦彦 などのピアノでの演奏が多かったかな.




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 このアルバム、聴く前からどうしても CTI レーベルという固定概念を持ってしまうのですが、聴いてみると普通のジャズ.
 ヴィヴラフォンやフルート、さらにはエレクトリック・ピアノなどが入っているので音の雰囲気はストレート・アヘッドな印象を受けませんが、演奏はストレートそのもの.

 
 4 曲目の "Detour Ahead" は 1947 年に書かれたスタンダード曲で、多くのミュージシャンの演奏があります.
 ボクの持っている CD の中にも数こそそれほど多くないもののいくつかの演奏がありました.

 有名なのは "Waltz For Debby / Bill Evans" ・・・・ ヴィレッジ・ヴァンガード でのライブ演奏.
 ボクがよく聴く演奏は "Balladist / 纐纈歩美"
 変わりどころでは "A New Conception / Sam Rivers" ・・・・・・ などなど





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 そんなスタンダードを中心にしたアルバムです.

 演奏については、これだけのメンバーですので改めて言うことはないかな.
 後はこういった演奏が好みかそうでないか、こういった録音が好きかどうかくらいの問題でしょう.

 最近になってようやく大人になったボク的には、こういうのも全然あり.

 気軽に楽しめるアルバムなのです.




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 "The Game Of Thrones" の Blu-ray 同様、やっときました ・・・・・・・・ 



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 契約したのはちょうど 3 か月前.
 もうほとんど忘れかけてました (笑)

 N-ONE Premium Tourer 4WD


 数か月前まで インテ R で 6,000 rpm くらい回していたのを考えると ・・・・・・・
 いやぁ〜〜〜、丸くなっちゃたなぁ、感がハンパありません (笑)



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 ちなみに 「ラグビーワールドカップ 2019」 の白ナンバー付けてあります.

 インプレについてはまた後日.



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Django

 水曜日は EOS学園 のため 東京 へ.

 折角 東京 行くので、いろいろ観たいものを事前に考えてから行くことにしています.


 今回は写真展を二つ、時間ありそうだったら CD も見てこようかなと.


 まず最初に行ったのが 新宿 ・・・・・・・ あまり好きな場所じゃないなぁ.
 基本的に危険な場所にはいかないことにしているので、久しぶりって感じです (笑)
 相変わらず人ばかり ・・・・・・・ それも日本人よりも外国人のほうが多いくらい目立ちます.


 東口の 紀伊国屋書店 新宿本店 へ




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 資生堂 トップヘアメイクアップアーティストの 原田忠 氏の 「原田忠全部展」 .

 作品集 "原田忠全部" (女性モード社) から数十点が展示されていました.

 "ジョジョ" のファンでも、ヘア・メイクに興味があるわけではありませんが観てきました.
 ポートレートの写真展を観ているようでとても楽しかった.
 ここでも、何か今までとは写真の見方が変わっていることを実感したりして (笑)


 写真がとてもよかっただけに、小さな会場で展示作品が少ないことがとても残念.
 もっと大きな会場でまた開催されるようだったら、もう一度行きたいと思います.
 それと会場の都合で仕方ないと思うんだけれど、光のあて方がちょうど写真のところで反射しているのがあったりしてすごくもったいないなぁ.



 メインは "ジョジョの不思議な冒険" のキャラクターを 3 次元化した特大タペストリー作品ですが、他の写真もすごくステキなものがありました.




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 このタペストリーは圧巻でした.

 徹底して作り込んであってスゴイ.
 一人一人をよく見ると、その作り込みのスゴさがよくわかります.
 身体のラインのキレイな出し方とかも勉強になるなぁ.

 写真も当然ですがとてもステキで、とってもお勉強にもなりました.
 会場内の写真 OK っていうのもとてもいいな.




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 作品集も置いてあったので見てきましたが、この作品集がよかった.
 すごく欲しい ・・・・・・・・・・・・・


 ただ金額が 8,000 円なので ・・・・・・ ちょっと厳しいなぁ.
 すごく欲しくて後ろ髪引かれまくりで会場を後にしました.




 この日はとても気温と湿度が高くて、ちょっと日差しの下歩いただけで肌がべっとり.
 空調の効いたお店でゆっくり昼食食べて、時間があったので 御茶ノ水 へ移動、 Disk Union の Jazz TOKYO へ.

 特別欲しいアルバムがあったわけではありませんが、一度くらいは顔出さないと.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ そう、今回初めて行ってみました (笑)
 今頃〜〜って感じですね.


 御茶ノ水 ・・・・・ というか、中央線に乗るころ自体が久しぶりだなぁ.
 御茶ノ水 は数年前 赤門のある大学で定期的に講習会やっていた頃以来になります.

 おかげで 御茶ノ水駅 の 聖橋口 に出てしまい、不必要な汗をかいてしまった.





 そんな 御茶ノ水 で Walkman から流れていたのは、ムッとするような暑さとは全然雰囲気の違うこのアルバムのタイトル曲でした.





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  " Django / The Modern Jazz Quartet "





  1. Django
         (John Lewis) ・・・・・ 7:02
  2. One Bass Hit
         (D.Gillespie-O.Pettiford) ・・・・・ 2:59
  3. La Ronde Suite
         (John Lewis) ・・・・・ 9:36
  4. The Queen's Fancy
         (John Lewis) ・・・・・ 3:12
  5. Delauney's Dilemma
         (John Lewis) ・・・・・ 3:57
  6. Autumn In New York
         (Vernon Duke) ・・・・・ 3:39
  7. But Not for Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 3:43
  8. Milano
         (John Lewis) ・・・・・ 4:24





  Milt Jackson (vib), John Lewis (p),
  Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)

  # 4 - 7 : Recorded on June 25, 1953.
  # 1, 2, 8 : Recorded on December 23, 1954.
  # 3 : Recorded on January 9, 1955.
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey, NY.






 1953 年からの 3 回のセッションから 8 曲を集めてアルバムにしてあります.
 なんとなく Prestige ぽいアルバム作りですね.





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 すごくウエスト・コーストっぽい音楽なんですが、れっきとした東海岸のグループです.
 アンサンブルを重視していたので、当時のバップなどとはかなり違った音楽性になっています.

 クラシック音楽を彷彿させるような室内楽的な雰囲気もあります.
 そんなところが一昔前にはシリアスなジャズ・ファンからはちょっと白い目を向けられる要因だったのかもしれません.



 アルバム・タイトル曲は、 1953 年 5 月 16 日に 43 歳で亡くなったジプシー系ギタリスト ジャンゴ・ラインハルト の死を悼しんで ジョン・ルイス が書き上げた曲です.
 現在ではジャズのスタンダードともいえる曲で、多くのミュージシャンたちが演奏しています.

 何といってもこのオリジナルが白眉といったところでしょうか.






 このグループは、当時 ディジー・ガレスピー のビッグ・バンドでで活動していたピアノの ジョン・ルイス 、ヴィヴラフォンの ミルト・ジャクソン 、ベースの サム・ジョーンズ 、ドラムスの ケニー・クラーク の 4 人で 1951 年に結成されました.
 その当時のグループの名前は Milt Jackson Quartet 。こちらも MJQ でした.

 1952 年 サム・ジョーンズ に代わり パーシー・ヒース が加入、 1955 年には ケニー・クラーク が脱退し渡欧したため代わりに コニー・ケイ (Connie Kay) は加入して解散までこのメンバーで活動しました.

 1974 年 ミルト・ジャクソン の脱退によりグループは解散.
 1974 年 11 月 25 日 ニューヨーク の Avery Fisher Hall で行われた最後のコンサートの模様が "The Last Concert" としてアルバム発売されました.

 その後 1981年に再結成され1994年に最後の録音も行われました.



 Connie Kay : 1994 年 11 月 30 日 67 歳で死去
 Milt Jackson : 1999 年 9 月 9 日 76 歳で死去
 John Lewis : 2001 年 3 月 29 日 81 歳で死去
 Percy Heath : 2005 年 4 月 28 日 81 歳で死去






 こんなタキシード姿が一番似合ったグループだと思っています.


 このアルバムはそんな彼らの代表作です.
 "Django" の演奏は改めて言うことはありません.

 結構ホットな演奏をするんですが、印象はとてもスッキリした感じです.
 6 曲目の "Autumn In New York (ニューヨークの秋)" は大好きな曲です.


 眉間にしわ寄せて聴くだけがジャズでなないので、肩の力を抜いてこんなアルバムを聴くのもたまにはいいものです.








 水曜日はさらに写真展をもう一つ.
 一度ホテルでチェックインし、シャワー浴びてお出かけです.




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 久しぶりに 銀座線 京橋 で降車.
 こちらも数年前までは講習会場がこの交差点の角だったので懐かしさいっぱい.

 東京スクエアガーデン できる前から通っていたもんねぇ.
 講習終了後、ここから 銀座 までよく歩きました.


 "どみそ" でこれまた久しぶりのらーめんを食べてから 東京スクエアガーデン のすぐそばにある 富士フォトギャラリー銀座 へ.

 小澤太一 氏の写真展 "COLORS-LAOS, DON DET"



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 原田忠 氏の写真展は洗練されたモダンなものでしたが、こちらの 小澤太一 氏の写真展は対照的にちょっと脱力系 (?) の風景が広がっています.


 この写真展観て一番感じたのは、ここに写っている風景ってまるでボクが育った昭和の日本の風景.
 一昔前の日本でも、ちょっと田舎に行けばあんな風景が広がっていました.
 あの頃は子供たちも川や池で普通に水遊びしていた.

 みんな一度くらいは溺れそうになったことあるんじゃないかな (笑)

 生活も今のように豊かじゃなかったけれど、あの写真のような笑顔がどこにでもあった気がします.



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 そんな大人や子供たちの笑顔があふれ、そして東南アジア・テイスト漂うカラフルな多国籍感にあふれた写真展でした.


 小澤太一 氏とは EOS学園 の時に会場ですれ違った程度で、全く面識はありませんが、この日も熱心に見学されている方に解説をされていました.

 ボクはちょっと離れたところから聴き耳 ・・・・・・・ フムフム




 この写真のような蒸し暑い 東京 の土曜日でしたが、二つの写真展でかなり充実した一日になりました.

 たまにはこういう刺激も受けないといけないなぁ.

Cherry

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 先日のブログにもちょっとアップしましたけれど、ボクの地域では今が桜の季節.
 今週末くらいが一番の見ごろなのですが、昨夜からの雨でどうなんでしょ.


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 (EF16-35mm F4L IS USM : 34mm 1/160sec f/4 ISO-100 EV+0.6)

 ここ数日気温もグッと低めで、開花スピードも心なしかスピードダウン気味.


 それでも昨日の天気予報では雨のはずの今日ですが、曇り空から青空がのぞき始めています.
 気温もまずまずで、まぁそこそこのお花見日和かな.



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 当然 桜 に因んだアルバムでも ・・・・・・・

 今日のアルバムは、もうここで取り上げてあるとばかり思ってました.
 だから最初は、 "A Chip Off The Old Block" を取り上げようかと思ってブログ・データを確認したら、このアルバムまだ取り上げてないことがわかったのです.





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  " Cherry / Stanley Turrentine "





  1. Speedball
          (L.Morgan) ・・・・・ 6:39
  2. I Remember You
          (J.Mercer-V.Schertzinger) ・・・・・ 5:10
  3. The Revs
          (M.Jackson) ・・・・・ 7:47
  4. Sister Sanctified
          (W.J.Irvine) ・・・・・ 6:01
  5. Cherry
          (R.Gilbert-D.Redman) ・・・・・ 5:13
  6. Introspective
          (W.J.Irvine) ・・・・・ 7:02





  Stanley Turrentine (ts), Milt Jackson (vib),
  Bob James (p.el-p.arr), Cornell Dupree (g),
  Ron Carter (b), Billy Cobham (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, May, 1972.









 CD によってはボーナス・トラックとして "The More I See You" が入っているものがあるようですが、ボクの CD はアナログ盤と同じ構成です.

 ジャケット写真で掴んでいるのはなんでしょう ・・・・・・・・・・




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 CTI-6017 がこのアルバムのレコード番号.

 CTI のテナーと言えば、やっぱりこの人になるのかな.
 ただ、ボクのイメージだと Joe Farrell のほうが CTI というイメージになっており、 タレンタイン はやっぱり Blue Note のイメージなんだな.


 CTI 一作目の "Sugar" は大ヒット.
 この作品は録音順にいうと CTI 四作目になります.



 1 曲目 "Speedball" の出だしからして、なんてゴキゲンなんでしょう.
 "Speedball" は リー・モーガン の曲で "The Gigolo / Lee Morgan (BLP-4212)" に、オリジナルが入っています.


 このアルバム最初に聴いた時に、このギターと電子ピアノはだれ ? ・・・・・
 って感じだったんだなぁ.

 ピアノが ボブ・ジェームス ってわかって、またまたビックリ.
 この曲での タレンタイン が、もう完全に タレンタイン しちゃって ・・・・・・・・・ こういうテナーもいいよねぇ.
 どうしてシリアスなジャズ・ファンにはこれが受け入れられなかったんだろうねぇ.



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 このアルバムの特徴は、やっぱり ミルト・ジャクソン .
 演奏に独特の音の広がりが出ます.

 2 曲目のスタンダード "I Remember You" のような曲には ヴァイヴ がとても似合います.
 タレンタイン のアーシーなテナーもピッタリ

 この曲は 作詞 ジョニー・マーサー 、作曲 ヴィクター・シャーツィンガー によるもので、 1942 年のアメリカ映画 "The Fleet's In" の中で歌われたものです.
 映画の主演は ウィリアム・ホールデン 、この曲を歌ったのは ドロシー・ラムーア .



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 CTI というレーベルのイメージとはちょっと違って、スモール・コンボでしっかりジャズしちゃっているアルバム.

 全編に タレンタイン のアーシーでぶっといテナーを聴くことのできるアルバムなのです.




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 さて、昨日の午後は休日出勤の代休をいただいていろいろ用事を済ませた後、桜を見てきました.
 正確には見てきたと言うよりは、 撮ってきた のほうが正しいかな.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/640sec f/4 ISO-100 EV+0.3)

 場所は 上田城跡公園 .
 8 日から 19 日まで "上田城千本桜まつり" を開催しています.

 昨日は金曜日で天気も曇り空でしたのでそんなに人はいないかと思っていましたが、近くの 櫓下駐車場 などはみんな一杯で少し離れた 体育館駐車場 まで.

 ただ人はそんなに驚くほどではありません、もちろん普段に比べるとかなり多いですが.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/4 ISO-100 EV+0.3)

 こちらが有名な 東虎口櫓門 で、平成 6 年に復元されたものです.
 この当たりは撮影スポットでもありますので、水色のジャンバーを着た "シャッターマン" というボランティアの皆さんが何人もいて、簡単な説明や記念撮影のシャッターを押してくれます.

 この写真にも映っていますが、 "信州上田おもてなし武将隊" のみなさんもこの辺りをうろついており、一緒に記念写真を撮ることができます.
 ちなみにこの日いたのは 真田幸村 、 猿飛佐助 、 筧十蔵 の三名.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/250sec f/4 ISO-100 EV+0.3)

 数は多くありませんが、こんなピンクの桜も何本か.

 この日は天気が今一つだったので、さすがにビニールシート広げて騒いでいる人はほとんどいません.
 子供連れでシートを広げている親子が数組程度でした.



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 (EF 70-200mm F2.8L USM : 120mm 1/160sec f/4 ISO-160 EV+0.6)

 このおまつり期間中は、夜間ライトアップもされとてもキレイということです.
 こういったお堀にライトアップした桜が写し出されるのも、きっとキレイでしょうね.

 ただ、ボクは LED イルミネーションやこういったライトアップってそんなに好きじゃないので、昼間だけで十分かな.

 おまけに夜は、結構酔っぱらいも騒いでいますし (笑)


 ちなみにお祭りの名前は "上田城千本桜まつり" ですが、公園内に何本の桜があるかは ・・・・・・・・




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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1250sec f/4 ISO-100 EV+0.3)

 最後は今日の午後家の庭から撮った、家の下の道路脇にある桜の木.
 もう少し早く満開になるかと思ったんですが、こちらも雪でスピードダウン.

 あと 4 本ほどこの通りに植えてありますが、そちらはまだまだ.

 そう、まだまだ肌寒い日は続くのです.




  ・ ・ ・ ・ ・

Softly な Last Concert

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 変な天気でしたね.
 昼頃から雲が厚く、暗くなってきたかと思ったら雨と風.
 遠くでは雷の音も聴こえていました.

 夕方にはすっかり雨もやみ、こんな空です.


 家の下にある桜の木は、ようやくつぼみが膨れてきた感じで ・・・・・・ もうじき花が咲きそうです.







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   " The Last Concert / The Modern Jazz Quartet "





  Disk 1:
  1. Softly As In A Mornig Sunrise 
             (S.Rpmberg-O.Hammerstein) ・・・ 6:23
  2. The Cylinder
             (M.Jackson) ・・・ 5:25
  3. Summertime 
             (G.Gershwin-D.Heyward) ・・・ 7:48
  4. Really True Blues 
             (M.Jackson) ・・・ 5:18
  5. What's New 
             (B.Haggart-J.Burke) ・・・ 7:06
  6. Blues In The Mirror 
             (J.Lewis) ・・・ 7:44
  7. Confirmation 
             (C.Parker) ・・・ 4:48
  8. Round Midnight 
             (T.Monk-C.Williams-B.D.Hanighem) ・・・ 7:36
  9. Night In Tunisla 
             (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・ 5:21
  10. Tears From The Children 
             (J.Lewis) ・・・ 5:01
  11. Blues In H(B) 
             (J.Lewis) ・・・ 5:15
  12. England's Carol 
             (J.Lewis) ・・・ 5:41

  Disk 2:
  1. The Golden Striker 
             (J.Lewis) ・・・ 5:24
  2. One Never Knows 
             (J.Lewis) ・・・ 7:20
  3. Trav'lin 
             (J.Lewis) ・・・ 5:39
  4. Skating In Central Park 
             (J.Lewis) ・・・ 6:26
  *5. The Legendary Profile 
             (M.Jackson) ・・・ 4:27
  *6. Concierto De Aranjuez 
             (J.Rodorigo) ・・・ 10:50
  7. The Jasmine Tree 
             (J.Lewis) ・・・ 4:07
  8. In Memoriam 
             (J.Lewis) ・・・ 16:31
   - Encore -
  9. Django 
             (J.Lewis) ・・・ 6:06
  10. Bags Groove 
             (M.Jackson) ・・・ 6:44





  The Modern Jazz Quartet (MJQ) :
  Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b),
  Connie Kay (ds)
  Live at Avery Fisher (Philharmonic) Hall, Lincoln Center, NYC,
                           November 25, 1974.
  ( *Disk 2 # 5 & 6 Bonus track, not part of original LP )







 "Softly As In A Mornig Sunrise" ・・・・ 邦題 "朝日のようにさわやかに" は、ジャズを少しでも聴きかじった人だったらきっと知っている有名なスタンダード曲です.
 多くのミュージシャンが、いろいろな演奏をしており、名演奏も数多くあります.
 そんな中で一番ボクが好きなのは、 本田竹曠 の "This is Honda" の中での演奏.
 聴く者を圧倒するくらいの演奏で、 "Softly ・・・" といえば問答無用でこの演奏が最高っ! ってなってしまいます (笑) .


 そしてもう一つ好きな演奏が、このアルバムの演奏なのです.


 薄暗いステージに 4 人のメンバーが静かに現れ、調律でもしているかのようなピアノの音に呼応するように、ベースとビブラフォンの音が重なり、上質で洗練された "Softly ・・・" が始まり、ステージの上も温かみのある照明で照らされていきます ・・・・・・・・・ なんて、まるで見たかのようなイメージを起こさせてくれる演奏です.


 こちらの演奏は、グッとソフィスティケイテッドされた演奏です.





 The Modern Jazz Quartet は、 1952 年に ミルト・ジャクソン 、 ジョン・ルイス 、 パーシー・ヒース 、 ケニー・クラーク によって結成され、 1955 年からはドラムが コニー・ケイ に代わり、以降 1974 年 ミルト・ジャクソン が脱退しグループが解散するまで同じメンバーでした.
 同じメンバーで 22 年も続くこともすごいことです.


 このアルバムは、そんな MJQ の解散コンサートの模様を完全収録したものです.
 昔出ていたアナログ LP は、時間の都合からか、 2 曲がカットされていました.
 本当の意味での解散コンサートは、この演奏の 4 カ月前、 7 月 16 日にオーストラリアで行われたコンサートだったのですが、ニューヨークでの解散コンサートを望む声に後押しされ、 11 月 25 日リンカーン・センターのエイブリー・フィッシャー・ホールでコンサートが行われました.



 
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 このアルバムに関しては、ボクがちょっと前からお邪魔している yuki7207 氏のブログ でも取り上げられていました.
 実はこのブログを読んで、久しぶりに聴いてみたくなり棚から出して聴いた次第なのであります.

 ボクも、このアルバムはジャズを聞き始めた頃にアナログ盤を購入し、このアルバムで "Softly ・・・" を知ったと言っても、決して嘘にはならないかもしれません ・・・・・ ちなみに "This is Honda" の購入もほぼ同時期だったので、同じ曲でも演奏によってこうも変わるということを知ったアルバムでもありました.


 MJQ の創り出す上品で洗練された感じというのが、当時はどうも一部のジャズ・ファンには過小評価されていたようにも思います.
 まぁボクもその中の一人なんですがね (笑) .
 当時は、熱くなきゃジャズじゃない、なんてツッパッていたような感じです.


 とても上品で洗練された感じですが、とてもブルース・フィーリングに溢れています.
 とてもとても、上質なジャズがここにはあります.


 最後の演奏に込めた各自の思いが、静かに伝わってくるような演奏が続いています.
 おまけに曲目はこのグループの代表的な曲がズラリと並んでおり、その演奏すべてがとても素敵なのです.
 

 
 ジャケット写真は、なにかクラシック・コンサートを思わせるような写真ですが、このグループ最後の演奏としてはすごくマッチしたジャケットです.
 当然演奏のスタイルは、タキシードに蝶ネクタイです.



 このアルバムは、絶対ルーキーにもお勧めですね.
 MJQ を代表する ・・・・・ そして集大成のアルバムなのですから. 

December's Sunflower

 前回のブログで、なんと演奏者の名前を間違えてしまいました.
 それも書いている途中、なぜか違う演奏者だとばかり思い込んで書いてました.
 あんびりばぼっ ・・・・・
 だから今日は間違えないようにしないとね.
 先日、今年最後の HMV 便で届いたアルバムの中の一枚です.


 このアルバムのレーベルは、プロデューサーの クリード・テイラー の名前を冠した CTI レーベルで、最初は "Creed Taylor Issue" だったものが独立後、 "Creed Taylor Incorporated" または "Creed Taylor International" という会社名になったのですが、 10 年ちょっとで会社は破産宣告、現在版権はコロンビア・レコードのようです.


 このレーベルの印象は、まったくシリアスなジャズとはかけ離れています.
 まだこの当時は、 クロス・オーバー や フュージョン という言葉がなかった時代、これらのアルバムは斬新ですよね.
 最初のヒット・アルバムが、 "Prelude / Deodato" なんですから ・・・・ あの "ツァラストラかく語りき" です.
 当時、ジャズとして捉えられなかったのもわかるような気がしますが、今聴いてみると堅苦しいことなんて言う必要ないという感じで、聴きやすいものや、いい演奏が結構あります.
 今年、このレーベルのアルバムも数枚購入しました.


 堅苦しい奴お断り ・・・・・・ No Room For Squares
 これはお馴染み、 Blue Note の Hank Mobley のアルバム・タイトルですが、こんな言葉が CTI には似合いそうですね.






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  "Sunflower / Milt Jackson"




  1. For Someone I Love
  2. What Are You Doing the Rest of Your Life ?
  3. People Make the World Go Round
  4. Sunflower
  5. S.K.J.




  Freddie Hubbard(tp.flh), Milt Jackson(vib),  
  Jay Berliner(g), Herbie Hancock(p), Ron Carter(b),
  Billy Cobham(ds), Ralph Macdonald(perc) and strings.
  Creed Taylor(producer), Don Sebesky(arr),  
  Recoreded December 12-13, 1972.







 ・・・ で、この Milt Jackson のアルバムですが、すごくいいですね.
 まず音がいいです・・・・透き通るようなヴィヴラフォンの音が.
 これって、満天の星を見上げながら、温かいコーヒー飲んで聴くには最高かも.
 こういう演奏は、間違いなく山に合いそうですよね.


 出だしの、ちょっとヒスパニッシュなギターがなんとも言えないです.
 ここだけでも、ヘロヘロになってしまいます ・・・ まるで一目ぼれみたいに.
 どうもボクは惚れやすいので(笑) ・・・・ あっ、音楽ですよ、音楽.




JacksonM003

 ひまわりを連想させるような、黄色いジャケット写真.
 例えばシリアスなジャズ・ファンにとっては、こんなジャケットだけでも、「ダメだ! ジャズっぽくない!」 になってしまうようですね.
 このあたりは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い という感じ.
 CTI のジャケット写真は、いかにも CTI という感じで、それまでのジャズ・アルバムの写真とはちょっと違ったイメージがあります.
 このあたりは個人的な好き嫌いの問題 ・・・ "Concierto / Jim Hall" のジャケットの 青 なんか、ボク大好きです.


 Milt Jackson のリーダー・アルバムなのですが、どうも Freddie Hubberd や Herbie Hancock の演奏のほうが、ボクは目立っているような気がしてしまいます.
 特に Herbie のピアノが ・・・・ 最近、頓に彼のピアノが素敵に聴こえます.
 キラ星のような輝く旋律で、時には情熱的な強いタッチ ・・・・・ やっぱり彼のピアノはステキです.
 ヴィヴラフォンの音も、そんな演奏にうま〜く絡んでいて、独特な音の厚みを出しているように思うんですな.

 このアルバムも 900 円しませんでした、間違いなくルーキーの皆さんにもお勧めできちゃうかな.
 こんなのもありですよ、って.



 昨日は寒かったですね
 外気温はそれほど低くはなかったのですが、問題は雨です.
 この時期の雨は、体感温度をぐっと下げます.
 今朝も朝のうちは雨が残っていましたが、こんな空に.




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 我が家、日当たりだけには自信あります、だからどうしてもお日様の光が飛び込んでしまうので、レンズフレアが・・・・・.
 それにしても、12月中旬と言うのに、昔のような冬らしくないですね.



 そんな冬に向かって ・・・・・ ぐふふふっ

 スノー・トレッキングの準備を虎視眈々です ・・・・ 正確にはスノーシュー・トレッキングですがね.
 以前はスキーをずっとやっていましたので雪はとりあえず慣れてます、もちろん吹雪なんか嫌というほど体験しています.
 おまけにボクのホームゲレンデは標高がかなり高いので、日中でも吹雪くとマイナス 10 ℃を超えることもしばしば、喋れなくなるくらいの寒さも体験済みです.
 あとは雪原に飛び出すだけ ・・・・・
 なのですが、まだボクの地域のスキー場の積雪はほんの少しで、とてもスノーシュー使えるような状態ではありません.
 海外を見渡せば、大雪でドームの天井が潰れたりと、多くの地域で大雪の被害が出ているようですが、今年の日本はどうなることやら.




 なんと・・・・・・来週は、もうクリスマスです.
 世界レベルの大イベントというのに、ボクは "いつもの講習会" でイブの夜も東京で一人.
 24 日はちょっとばかりクリスマスの東京の夜をぶらりトレッキングしてみようかな ・・・・ どうせ暇だから、一人で銀座あたりの風景でも写真にしましょう.
 25・26 日は今年最後の "いつもの講習会" なので、 25 日の夜はきっと忘年会になりそうです.
 サンディエゴから帰ってきたばかりの医師との打ち合わせもしなくちゃなりませんし ・・・ そういえばサンディエゴはそれとなく誘われていたのですが、仕事の都合でパスということにしてさりげなくお断りです.
 何といっても、飛行機大嫌いですので ・・・・ "エコノミー嫌い症候群" です.

 せっかくだから、二次会には銀座 6 丁目までみんなを連れていくことにしましょう.
 年末くらい、お店 (Bar le sept) に貢献しないといけません.
 ボク以外はみなさんお金持っていそうですので、お金いっぱい使ってもらおうかな.


 人の懐を当てにしながら、クリスマスの夜は銀座の街を 徘徊 することにします (笑).

Milt Jackson (#1509) + 今日の占い

 最近なぜか朝の占いがいい感じです.
 「新しい恋の予感・・・・」 「今までの友人から一歩前進・・・」 なんて感じで、男心をくすぐるような今日の占い ・・・・・


 でもほとんど職場に女性の気配がありませんし、仕事終われば家に帰るので新しい出会いもありません.
 所詮、占いなんてこんなものでしょうか.
 往々にして、何もない普通の一日に限って占いがよくて、どこかに出かけるような時悪いのは、気のせい?


 今月末に発売される "Norman Granz Jam Session" を以前から HMV に予約していたんですが、数日前にポイント 10 倍キャンペーンが始まったので、今日一度キャンセルしてもう一度注文し直し.
 これはよく使う手です、とにかくキャンペーンが頻繁に行われるので、タイミングが悪いと結構損をします.
 でも、ポイント 10 倍はバカになりません.


 ところが ・・・・・・・・・・


 もう一度注文しようとしたら、限定版で売り切れとか!!
 キャンセル前によく見とけばよかったのですが、気がついた時には後の祭り.
 もう注文できません!!
 しかたないので、久しぶりに Tower Record 覗いたんですが、ホームページがあまりに重くて・・・・・
 途中で嫌になってやめ!!


 結局は Amazon でなんとか予約ができました.
 占いだといいことあるはずなのに ・・・・・・ これだから、人間不信になります.






1509






  "Milt Jackson" (BLP-1509)





  1. Lillie  
  2. Tahiti  
  3. What's New
  4. Bag's Groove  
  5. On The Scene
  6. Willow Weep For Me  
  7. Criss Cross
  8. Eronel  
  9. Misterioso(alt tk)
  10. Evidence  
  11. lillie(ait tk)
  12. For In One(alt tk)





  # 9 & 10 : 
   Milt Jackson(vib), Thelonious Monk(p), John Simmons(b),
   Shadow Wilson(ds)  July 2, 1948.

  # 7 , 8 , 12 :
   Sahib Shihab(as), Milt Jackson(vib), Thelonious Monk(p),
   Al McKibbon(b), Art Blakey(ds)  July 23, 1951.

  # 6 :
   Milt Jackson(vib), Thelonious Monk(p), Al McKibbon(b),
   Art Blakey(ds)  July 23, 1951.

  # 2 , 4 , 5 :
   Lou Donaldson(as), Milt Jackson(vib), John Lewis(p),
   Percy Heath(b), Kenny Clarke(ds)  April 7, 1952.

  # 1 , 3 , 11 :
   Milt Jackson(vib), John Lewis(p), Percy Heath(b),
   Kenny Clarke(ds)  April 7, 1952.






 ふーーーーっ、データ書くだけでも大変なアルバム.
 オリジナルは SP 盤 ・・・・ BLP-5011 です.
 Blue Note の 1500 番台にはこういったアルバムが多くあります.

 改めて言うことないですね、みんな周知の事実っていうものでしょうか.
 でもまぁ、ボクも含めたジャズ初心者に優しいブログを目指していますので、常識的なこともちらほらと ・・・・
 何事も勉強、勉強.




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 まず感じるのは、この時期の演奏の短かさです.
 ほとんどが 3 分程度、もっと聴きたいと思ってしまいます.

 話が飛びますが、特に短いとボクが感じたのは "The Amazing Bud Powell" で、 Sonny Rollins や Fats Navarro の演奏が本当に短い!
 Sonny Rollins なんか 1 コーラス終わったら、急かされるようにラッパが入ってきちゃう ・・・・ この辺りはもっと聴きたかったなー.
 まぁこの演奏時間というのは当時の記録媒体による制約があったので、仕方ないところでしょう.


 このアルバムの一つの特徴は、なんといってもボクが超苦手としている Thelonious Monk との演奏でしょう.
 正確には Monk グループの中の Milt Jackson のようです.


 Monk ・・・・・ 超苦手、特徴あるメロディや何ともいえない間の取り方.
 左手の弾き方もボクのリズムを壊します.
 最近になって、いままで苦手としていた Sonny Rollins 大先生を、ようやくきちんと聴けるように成長しましたので Monk 先生もあと数年すれば聴くことができるようになると思います.
 そうしたら BLP-1510 , 1511 を買って聴こうかな.




1509-2

 もう一つの特徴は 1952 年録音分でしょう.
 もうあまりに有名な Modern Jazz Quartet (MJQ) のメンバー揃い踏みというやつですね.
 かの有名な "Bag's Groove" もこの演奏が初演のようです.
 Milt Jackson については、凄く歌心豊かな演奏でいいですね.
 グルーブ という表現が似合いますね.


 ただ、これが初心者受けするかはかなり微妙.
 たとえば最後の "For In One(alt tk)" なんかは、完璧に Monk 一色に染まっています.
 アルトも結構ピーキーな感じが強いので、ちょっと初心者は厳しいでしょうね.
 BGM としてかけても、こういったピーキーなサウンドって、かなり気になってしまいますよね.
 このあたりは、昨日書いた Roland Kirk にも共通する部分かもしれません. 


 Milt Jackson は結局このアルバムに収められた時の録音 (未発表テイクは後で出ましたが・・・) のみ Blue Note に残っているだけです.
 これからほんの数年後、ハード・バップの嵐が吹き荒れますが、その時にまだ Milt Jackson が Blue Note で演奏をしていれば、もっと違った演奏が聴けたかもしれませんね.



 たら、れば、の世界ですが ・・・・・・・・・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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