My_Back_Pages

俺たちの青春

 昼頃車の給油と昼食を買いに外に出るととても気持ちがいい.
 ほんの少し車を走らせただけでしたが、全開の窓から吹き込む風がなんて気持ちいいんだろう.

 おまけに空は昨日と同じで晴天.

 どこかに写真でも撮りに行こうかと思ったのですが、ついつい更新予定もなかったブログを書き始めたら一日が終わりそうなのです.
 そろそろ紅葉もよさげなので、来週辺りは近くを徘徊してみるか.



 ボブ・ディラン ノーベル文学賞受賞 お祝い第二弾 !!


 実は先日の記事に合わせて書こうかと思っていましたが、改めて.
 TBM 最後の再販 10 枚のうちの一枚.
 アルバムの存在は知っていたものの、ボクにとってはかなり微妙な雰囲気を持ったアルバムでようやくの購入です.




TBM 3002






  " 俺たちの青春 / 太田邦夫 "





  1. St. Thomas
         (Sonny Rollins) ・・・・・ 8:38
  2. Ar Y Sol (海と太陽)
         (K.Ohta-M.Takano) ・・・・・ 9:47
  3. My Back Pages
         (Bob Dylan) ・・・・・ 16:20
  4. My Ship
         (I.Gershwin-K.Weill) ・・・・・ 5:45




  高野正幹 (ts), 松浦克彦 (tp), 太田邦夫 (p.el-p),
  加藤雅史 (b), 夏目純 (ds)
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, December 19 & 20, 1976. 







 アルバム・タイトルは "俺たちの青春" という、かなり青臭くちょっと時代遅れの雰囲気が漂うタイトルですが、一応英文表記では "My Back Pages" と記載があります.

 ジャケット写真も、写真としてはまぁいいかとも思いますが、ジャズ・アルバムのジャケットとしては ・・・・・・・・ 確かにこんな感じのジャケットも Blue Note 辺りにありますよ.
 でもちょっと違うんだなぁ.

 おまけにこのタイトルですよ、購入躊躇するのも何となくわかるんじゃないでしょうか.
 このタイトル聞くと "俺たちの旅" という昔の TV ドラマを連想しちゃいます.

 言葉は悪いですが 「臭すぎるぜっ」




BobDylan_30th 001
 (The 30th Anniversary Concert Celebration)

 まずアルバム・タイトル曲でもある "My Back Pages" のことから.


 この曲は Bob Dylan の曲で、彼の 4 枚目のアルバム "Another Side of Bob Dylan" (1964 年) に収録されていました.
 1967 年、 The Byrds がカバーしてヒット.


 この曲の決定的ともいえる演奏は、1992 年 10 月 ニュー・ヨーク で行われた ボブ・ディラン のデビュー 30 周年記念コンサート での演奏.
 ロジャー・マッギン (ザ・バーズ) 、トム・ペティ、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、ディラン、ジョージ・ハリスンが、それぞれギターを弾きながらを交代で歌った.
 この模様は "ボブ・ディラン 30 周年記念コンサート" として DVD や CD にもなっています.
 以前は You Tube にもアップされていましたが、みんな消されてしまいました.
 そろそろ Blu-ray 購入しようかな.

 この演奏は鳥肌もの、最初に映像観た時は本当に感動したなぁ.




Jarrett001

 ジャズ・ミュージシャンもこの演奏を取り上げる人がおり、中でも有名なのがこれ ↑ .

 "Somewhere Before / Keith Jarrett" (1968)
 この "My Back Pages" も鉄板だろうな.

 こういった決定的ともいえる演奏がある曲をやろうとすると、どうしても比較されちゃうのは仕方ないところ.
 ましてやこの 太田邦夫 のアルバムではホーンが入っての演奏です.

 正直この曲はピアノ・トリオで、 太田 のリリカルなピアノが聴きたかった.
 トランペットも決して悪くはないんだけれど、この演奏はこの曲に合わないような感じなのです.
 メロディが淡々と繰り返される曲なので、ホーンがそこに乗っていくのはキツイかなぁ.

 このアルバムの目玉がこの演奏になっているようですが、ボクはちょっと違ったりします.




TBM 3002-2

 このアルバムのメンバーは、当時駆け出し中の新進気鋭のミュージシャンたち.
 みんな、まったくと言っていいほど知らない人たちばかり.

 そんなメンバーが集まっての演奏だから、思い切ってガツーーーーンといってほしいのです.

 だから 2 曲目の演奏のほうがボクは好感が持てます.
 ピアノはとても躍動感のある演奏ですし、テナーもすごく伸びのある抜けるような音です.

 藤井武 氏も、きっとこんな演奏を求めていたんじゃないかと、勝手に想像しています.
 全曲オリジナルって感じのほうが、こういう若手の人たちには自由に演奏できてよかったんじゃないかな.



ota kunio 003

 太田邦夫 は 1951 年生まれですから現在 65 歳.
 当時は 名古屋 のライブハウスを中心に活動していたようです.

 現在活動しているのかどうかはちょっと調べてみたけれどわかりませんでした.
 TBM にはもう一枚 "Free and Lovely" というデビュー・アルバムがあります.
 すでに廃盤ですが、こちらのアルバムは何とか購入できそうなので買えるときに買っておこう.

 そのデビュー・アルバムの評価がすごくいいので今から楽しみだったりします.







 最近はすっかり日が短くなって、夕方 5 時頃には辺りが薄暗くなります.

 秋らしい風景を.



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 家のすぐ隣の荒れ地にあるススキ.

 思いっきりケルビン上げて撮ってみました.
 カメラでは、ケルビン値が低いと色温度は高く、ケルビン値が高いほど色温度は低くなるようです.
 ややこしいなぁ.

 要はケルビン値を低くすると青白っぽくなり、高くすると赤っぽくなるといった感じ.

 このススキも、午後に撮ったのですが逆光で白っぽかったものをちょっとオレンジっぽくしてみました.



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 夕暮れです ・・・・・

Somewhere Before

DSC_0083
 
 夕方の空です ・・・・・・・ .
 昨日の夜は雷を伴った雨が少し降りましたが、今夜も降るのかなぁ.
 相変わらず蒸し暑い一日です.




 たまには若かりし頃の キース を聴いてみましょうか.
 キース と言っても、 キース・リチャーズ ではありません.
 キース・ジャレット ですね ・・・・・ 小川さん曰く、かなりの腰痛持ちピアニスト.



 彼が マイルス・デイヴィス グループに参加する前の、初期のアルバムです.
 今になると、このアルバム・ジャケットそのものの、どこか郷愁を誘うようなアルバムでもあります.





Jarrett01







   " Somewhere Before / Keith Jarrett "




  1.  My Back Pages (B.Dylan) ・・・・ 5:17
  2.  Pretty Ballad (K.Jarrett) ・・・・ 3:19
  3.  Moving Soon (K.Jarrett) ・・・・ 4:13
  4.  Somewhere Before (K.Jarrett) ・・・・ 6:39
  5.  New Rag (K.Jarrett) ・・・・ 4:34
  6.  A Moment For Tears (K.Jarrett) ・・・・ 2:50
  7.  Pouts' Over (And The Day's Not Through) 
                   (K.Jarrett) ・・・・ 4:24
  8.  Dedicated To You (Cahn-Chaplin) ・・・・ 4:49
  9.  Old Rag (K.Jarrett) ・・・・ 2:25




  Keith Jarrett (p), Chalie Haden (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at Shelly's Manne-Hole, Hollywood, CA,
                        August 30 & 31, 1968.








Jarrett001-2

 なんと言っても一曲目の "My Back Pages" です.
 この演奏を聴くためだけに、アルバムを購入したと言っても決して過言ではありません.
 この曲の作者は、あの Bob Dylan .
 
 この曲の演奏で有名 ・・・・ というか、ボクの好きな演奏は、 1992 年 10 月に行われた "Bob Dylan 30th Anniversary Concert" での演奏です.
 Bob Dylan, Roger McGuinn, Tom Petty, Neil Young, Eric Clapton, George Harrison といった錚々たるメンバーでの演奏はちょっと感動モノでした ・・・・・ 特に Tom Petty がよかった.

 そんな ボブ・デュラン の曲ですが、このアルバムではベースのソロから始まり、そこにピアノとドラムスが加わっていきます.
 とにかくその旋律が綺麗なんですよね. 
 ジャズ的なアドリブ云々 ・・・・ なんてことは、どこかに置いておいて聴いてみるのがいいでしょう.


 このアルバムは、色々なタイプの演奏が入っていますが、その多くは一曲目のようなメロディアスでリリシズム溢れる演奏です.
 一曲目が終了すると拍手が聴こえます ・・・・・・ そう、このアルバムってライブ・アルバムだったんですよね.




keith-jarrett-73

 kのアルバムが録音されたのは、こんなアフロ・ヘアの時代です.
 一・二曲目とメロディアスな静かな演奏が続きますが、三曲目で様相がガラリと変わります.
 ほとんどフリー・ジャズと言ってもおかしくない演奏です.
 実はボクにとっての キース・ジャレット のイメージは、この三曲目のようなフリーキーな演奏なのです.


 この人って、こんなフリーキーな演奏したかと思うと、 "ケルン・コンサート" のようなクラシックを彷彿させるような即興をしたりと、よくわからないんですよね.
 だから家には、このアルバムと "ケルン・コンサート" の 2 枚しかありません.
 サイドメンとしてのアルバムだと何枚かありますが、中でも有名なのは マイルス・グループ や チャールズ・ロイド・グループでの演奏でしょうか.
 特に "Forest Flower" は有名ですが、このアルバムもボクはダメなのですよ (笑) .

 キース・ジャレット のフリーキーな演奏は、いまだに好きになれません.
 このアルバムでは三曲目が終わった後結構な拍手がありましたが、もしボクがその場にいたとしたら、絶対に拍手はしなかったでしょう.


 このアルバムは、アルバム・タイトルが示すように、古いものから新しいものまでいろいろなことをごちゃ混ぜにしたような感じがあります.
 一曲目のポピュラーから、古臭いラグタイム風、スタンダード曲があったり、クラシック調もあったり、そしてフリーキーな演奏と.
 だからすべての演奏が "My Back Pages" のような演奏と思って購入すると、ちょっと痛い目にあうかも.


 若かりし頃の キース・ジャレット の色々な演奏を楽しめるという意味では、まぁこのアルバムを聴いてみても損はないかもしれません.
 ただ "ケルン・コンサート" 辺りから彼のピアノに触れた方にとっては、ちょっと厳しいところがあるかも.







 さて、 ロンドン・オリンピック それなりに盛り上がっていますね.
 期待されていたけれど結果が出なかったものや、あまり注目されていなかったのにメダルを取ったことにより一気に注目されたりと、いろいろなドラマが生まれています.

 みなさん頑張っているので、結果がどうあれ、観ているボクはとても多くの感動をいただいています.
 柔道も 金メダル がすべて ・・・・ 的なことを言っていますが、 銀メダル や 銅メダル だって十分にすごいことじゃないでしょうか.
 特に男子柔道陣の沈んだ顔と、競泳のメダリストたちの笑顔をついつい比較してしまいます.
 



london_olympic_medals

 今日は なでしこ の準決勝ですか ・・・・・・ どうしよ、観ちゃおうかな.
 男子サッカーもとてもいい感じですし、男女で決勝戦進出も決して夢ではなくなってきました.
 いつから日本はこんなにサッカーが強い国になったんだと、しみじみ.


 
 普段見ることのない競技を観ることができるのも、オリンピックの魅力の一つです.
 ウエイトリフティング なんて絶対観ようと思わないから ・・・・・・ でたまたまやっていた女子の 53kg 級を観てみたら、可愛い子たちがバーベルを持ち上げていたので驚き.
 もっとイカつい女子がやっているものだとばかり思っていたのですが、日本の 八木 さんやドイツの ロデ 選手 ↓↓ など、ちょっと見た目にはとてもバーベル持ち上げるような女の子には見えないのにねぇ.


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 それと面白かったのがカヌー競技.
 これって、観ていて結構面白いです.
 蒸し暑い夏に観るには、とても清涼感があっていいですねぇ.



 ということで、日程的には折り返しましたがまだしばらくは続きますので、遠い日本の TV の前から声援でも送ってみよう.


 ガンバレ、ニッポン !!!
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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