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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●
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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 16-35 mm F4L IS USM ●

 スキー場も待望の雪が降り、徐々にゲレンデも増えていってます.
 今シーズンは既に 6 回・・・・ でもリフトに乗ったのはきっと 30 回もいってないかな (笑)

 写真撮っては、いろんな人と話したりしてるのがメインで、滑りに行くって気がしないのです.



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 そんな生活なので、最近はドラマチックな出来事もないので、久しぶりにジャズ・アルバムでも紹介してみよう.

 以前このアルバムを紹介しようと思っていて、途中まで書いたものの ・・・・・・・



9900 ConnorC013 I Miss You So






  " I Miss You So / Chris Connor "





  1. I Miss You So
       (J.Henderson-B.Scott-J.Henderson-SRobin) ・・・・ 2:21
  2. Go Away From My Window
       (John J. Niles) ・・・・ 2:49
  3. Trust In Me
       (M.Ager-J.Schwartz*, M.Ager*, Wever) ・・・・ 2:14
  4. Past The Age Of Innocence
       (N.Gimbel-B.Sawens) ・・・・ 2:34
  5. Time Out For Tears
       (A.Schiff-I.Berman) ・・・・ 2:40
  6. I Love You Yes I Do
       (E.Seiler-G.Wood-H.Glover-S.Nix-S.Marcus) ・・・・ 2:34
  7. My Heart Is So Full Of You
       (Frank Loesser) ・・・・ 2:12
  8. My Ideal
       (L.RobinN.Chase-R.Whiting) ・・・・ 2:20
  9. Mixed Emotions
       (Stuart Louchheim) ・・・・ 2:48
  10. They All Laughed
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 2:15
  11. Speak Low
       (K.Weill-O.Nash) ・・・・ 2:32
  12. Radar Blues
       (Harry Revel) ・・・・ 2:36
  13. Under Paris Skies
       (K.Gannon-J.Drejac-H.Giraud) ・・・・
  14. Moon Ride
       (Margo Guryan) ・・・・
  15. Invitation
       (P.Webster-B.Kaper) ・・・・
  16.I Only Want Some
       (J.Leiber-M.Stoller) ・・・・





  Chris Connor (vo), Ray Ellis (arr)
  # 2, 4, 8, 11:Recorded at New York, February 15, 1956.
  # 1, 7, 12:Recorded at New York, July 28, 1956.
  # 3, 5, 6, 9:Recorded at New York, October 16, 1956.
  # 10:Doc Severinsen (tp), Eddie Bert (tp), Al Cohn (ts),
     Danny Bank (bs), Mundell Lowe (g), Stan Free (p),
     Wendell Marshall (b),Ed Shaughnessy (ds)
     Recorded at New York, April 24, 1957.






 1957 年にリリースされた、 Atlantic レーベルでは三枚目のアルバムになります.
 オリジナルは 12 曲目までで、 4 曲はボーナストラック.

 いくつかのセッションを集めて作られたアルバムで、オーケストラをバックにした演奏はみんな雰囲気も同じ感じです.
 ただ 10 曲目の "They All Laughed" だけはしっかりジャズコンボでの演奏で、このアルバムにどうしてこの演奏を入れたのか、ちょっと頭を捻ってしまいます.




9900 ConnorC013-2 I Miss You So

 まずジャケット写真ですが、前ボケを上手く使って二組のカップルを撮っています.
 この二組のカップル、それぞれの男女の距離感がこの写真観ているといろいろ想像できて楽しい.
 ところでこういう写真、どこかで観たことないですか ?
 ちょっと覗き見のような構図、写真好きの方は結構観ていると思います.


 実はこのカバー写真、あの ソール・ライター (Saul Leiter) が撮った写真です.
 彼はこの当時、 Harper's BAZAAR などにもカラー写真を掲載していたはずなので、大手のレコードメーカーでないとなかなかこれだけの売れっ子カメラマンを使うことはできないでしょうね.

 さすが、 Atlantic って感じ.
 ちょっとジャズっぽくないと言えば、ぽくないんですが、まぁアルバムのコンセプトがコテコテのラブソングばかりなので、そういう意味ではピッタリマッチしてる写真でしょう.

 Blue Note や Prestige といったメーカーとは全く違った雰囲気ですが、逆そこが当時のジャズシーンを表わしているようで、いいですね.

 ソールライター は翌年発売された "A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286)" のジャケット写真も撮影しています.



9900 ConnorC015 A Jazz Date With Chris Connor
 ● A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286) ●

 さてアルバムですが、全体の雰囲気がちょっとジャズっぽくないためか、あまり人気のあるアルバムではないようです.
 アレンジが甘々ですから、もっとブラックなジャズを好む人から見れば ・・・・・
 おまけにいろいろな演奏の寄せ集めで、演奏される曲もスタンダードも少し入ってはいるもののちょっと微妙かな.


 ただ クリス・コナー を楽しむには、こういうアルバムもありかな.
 ケニードーハム の演奏でも有名な "My Ideal" 、この歌モノも聴いたのはこれが初めてかな.



Chris Connor 004

 ボーナス・トラックの "Under Paris Skies" は、1951年の同名映画のために Hubert Giraud と Jean Drejac によって書かれました.
 後年、エディット・ピアフ や アンディ・ウィリアムス の演奏が有名です.
 エディット・ピアフ はコテコテのシャンソン、方や アンディ・ウィリアムス のほうはちょっとジャズっぽい感じで、こういうのを聴き比べても面白いですね.
 ボクは断然 エディット・ピアフ 支持派です.


 じゃあこのアルバムの クリス・コナー はどうなんだ ・・・・・・
 良くも悪くも、どこから切っても クリス・コナー という感じですね.
 こういうアルバムがあってもいいんじゃないでしょうか.



 今日、里は雨降り.
 ちょっと気温も低いので、山のほうはこれからまだ雪が降りそうです.
 週末にはさらに滑れるゲレンデが増えそうで、年末年始を前にまずはヤレヤレといったところですね.



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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●



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