My_Ideal

Quiet Kenny

・ ・ ・ ・ ・ ・



 6 日の連休最終日は雨. 
 GW 後半ものんびりブログ書いたりして、まったりしてたんですが、なぜか午後から喉の痛み.
 思いっきり風邪症状ですが、熱はないし倦怠感などもない.



IMG_6482
 ● EOS R8 + RF 70-200mm F2.8L IS USM : F2.8 1/160秒 ISO-200 ●

 水曜・木曜と仕事に行きましたが、軽いのどの痛み程度でした.
 金曜日になったら、鼻水がヤバい.
 さらさらした感じで、す〜〜〜〜っと垂れまくりです.
 それでも熱もないし、喉の痛みもそんなになくなっていました

 この週末は庭の草刈りする予定でしたが、今日ものんびり安静にして、明日の体調次第かな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そういえば So-Net ブログが 3 月いっぱいで閉鎖されました.
 土屋先生のブログが So-Net でしたが、最近はブログ更新もあまりなく、特に他のブログへの引っ越しもしなかったのですべて見れなくなってしまいました.
 ボクにとってはバイブル的な存在だったので、かなりのショックです.

 Livedoor もいつこうなるかわからないので、定期的更新しないといけないかな.



 さて今日もジャズ・アルバム.
 今回も昔取り上げたアルバムを再掲です.





9900 Dorham001 Quiet Kenny






  " Quiet Kenny / Kenny Dorham "





  1 Lotus Blossom (a.k.a. Asiatic Raes)
       (Kenny Dorham) ・・・・ 4:39
  2 My Ideal
       (L.Robin-N.Chase-R.A.Whiting) ・・・・ 5:06
  3 Blue Friday
       (Kenny Dorham) ・・・・ 8:46
  4 Alone Together 
       (H.Dietz-A.Schwartz) ・・・・  3:11
  5 Blue Spring Shuffle
       (Kenny Dorham) ・・・・ 7:38
  6 I Had the Craziest Dream
       (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 4:40
  7 Old Folks
       (D.L.Hill-W.Robison) ・・・・ 5:11
  8 Mack the Knife
       (B.Brecht-K.Weill) ・・・・ 3:02 (Bonus track)





  Kenny Dorham (tp), Tommy Flanagan (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, November 13, 1959.




 ケニー・ドーハム といえばこのアルバムと言っても過言ではないくらい有名なアルバム.
 オリジナルは 7 曲目まで、最後の演奏はボーナストラックです.

 何度も再販されていますが、その都度ボーナストラックも当たり前のように入っています.
 Amazon で販売しているアナログ LP の曲目リストにも 8 曲目が入っているように記載されているものがありますが、これってきっと CD データをパクったに過ぎない感じです.




kd02002


 このアルバムも、通っていたジャズ屋でよくかかっていました.

 客足の途絶えた深夜 11 時頃に、こんなアルバムが流れるとたまらない.
 薄暗い店内は数人のお客さんで、カウンターに伏せて寝ている客や、目をつぶり一人静かに聴いているお客さんや ・・・・・・
 そんな場面に流れる "My Ideal" はもう最高だったりします.
 まぁ、遠い昔の残像です.



 日本ではとても人気のあるアルバムなので、 LP 盤も含め何度も再販になっています.
 ジャケットは青色を使ったモノトーンなのですが、その都度単色の色がいろいろな青だったり、モノクロに近かったり、緑がかったり・・・・と変わっているのも面白いです.
 そんな色違いなアルバムを並べた写真もネット上にはありました.
 昔の LP 盤は日本語タイトルとして "静かなるケニー" と付けられていました.
 最近の CD の中にもこの日本語タイトルのものもあるので、結構このタイトルのほうがいいのかな.
 "静かなケニー" ではなく、 "静かなるケニー" というのがミソ.



Kenny Dorham 0051


 ケニー・ドーハム って、基本的に狭い音域をうまく使っている感じです.
 初期の "Afro-Cuban (BLP-1535)" のようなノリノリの演奏でもそうだけど、ハイトーンを血管切れそうな勢いで吹くのはこの人のスタイルじゃない.
 狭い音域を、しっかりとキレイにメロディ作っているから、独特な雰囲気が現れてます.

 このあたりが日本人受けしてるのかな.
 この "Quiet Kenny" は、日本のわびさびなって表現までされちゃっているくらいですから.


 全体がマイナーな雰囲気が漂っています.
 彼のちょっと霞んだトランペットの音色にピッタリ.




MyIdeal003


 ボクの好きな "My Ideal" は、 1930 年のミュージカル映画 "Playboy In Paris" の挿入歌.
 1940 年代 作曲者 Richard A. Whiting の娘でもある Margaret Whiting がレコード化しています.
 You Tube でも試聴可能.

 今ではすっかりジャズ・スタンダードの一曲になり多くのミュージシャンたちが歌ったり演奏しています.
 我が家にもいくつか演奏が入ったアルバムがありますが、好きなのは "I Miss To You So / Chris Connor" の歌かな・・・・単純に Chris Connor が大好きということもありますが.
 
 Chet Baker の演奏 & 歌もあり、そちらは最初にバース部が入っています.
 やっぱりこういう歌はバースを歌って欲しいなぁ.


Kenny Dorham 006


 Kenny Dorham は、 1924 年 8 月 30 日、テキサス州 Fairfield で生まれました.
 1950 年代には The Jazz Messengers をはじめ多くのミュージシャンとの共演があり、自身もリーダー・アルバムを何枚も発表しています.
Clifford Brown が亡くなってからは、ポスト・クリフォードの一人として注目はされてのではないでしょうか


 1960 年代に入ると Joe Henderson 、 Jackie McLean 、 Cedar Walton 、 Andrew Hill など、新主流派のミュージシャンたちとの共演も増えます.
 1972 年 12 月、 48 歳という若さでこの世を去っています.


 どちらかというと、今の季節よりも秋の夜長に一人静かに聴くほうがピッタリなアルバム.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

I Miss You So / Chris Connor

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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●
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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 16-35 mm F4L IS USM ●

 スキー場も待望の雪が降り、徐々にゲレンデも増えていってます.
 今シーズンは既に 6 回・・・・ でもリフトに乗ったのはきっと 30 回もいってないかな (笑)

 写真撮っては、いろんな人と話したりしてるのがメインで、滑りに行くって気がしないのです.



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 そんな生活なので、最近はドラマチックな出来事もないので、久しぶりにジャズ・アルバムでも紹介してみよう.

 以前このアルバムを紹介しようと思っていて、途中まで書いたものの ・・・・・・・



9900 ConnorC013 I Miss You So






  " I Miss You So / Chris Connor "





  1. I Miss You So
       (J.Henderson-B.Scott-J.Henderson-SRobin) ・・・・ 2:21
  2. Go Away From My Window
       (John J. Niles) ・・・・ 2:49
  3. Trust In Me
       (M.Ager-J.Schwartz*, M.Ager*, Wever) ・・・・ 2:14
  4. Past The Age Of Innocence
       (N.Gimbel-B.Sawens) ・・・・ 2:34
  5. Time Out For Tears
       (A.Schiff-I.Berman) ・・・・ 2:40
  6. I Love You Yes I Do
       (E.Seiler-G.Wood-H.Glover-S.Nix-S.Marcus) ・・・・ 2:34
  7. My Heart Is So Full Of You
       (Frank Loesser) ・・・・ 2:12
  8. My Ideal
       (L.RobinN.Chase-R.Whiting) ・・・・ 2:20
  9. Mixed Emotions
       (Stuart Louchheim) ・・・・ 2:48
  10. They All Laughed
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 2:15
  11. Speak Low
       (K.Weill-O.Nash) ・・・・ 2:32
  12. Radar Blues
       (Harry Revel) ・・・・ 2:36
  13. Under Paris Skies
       (K.Gannon-J.Drejac-H.Giraud) ・・・・
  14. Moon Ride
       (Margo Guryan) ・・・・
  15. Invitation
       (P.Webster-B.Kaper) ・・・・
  16.I Only Want Some
       (J.Leiber-M.Stoller) ・・・・





  Chris Connor (vo), Ray Ellis (arr)
  # 2, 4, 8, 11:Recorded at New York, February 15, 1956.
  # 1, 7, 12:Recorded at New York, July 28, 1956.
  # 3, 5, 6, 9:Recorded at New York, October 16, 1956.
  # 10:Doc Severinsen (tp), Eddie Bert (tp), Al Cohn (ts),
     Danny Bank (bs), Mundell Lowe (g), Stan Free (p),
     Wendell Marshall (b),Ed Shaughnessy (ds)
     Recorded at New York, April 24, 1957.






 1957 年にリリースされた、 Atlantic レーベルでは三枚目のアルバムになります.
 オリジナルは 12 曲目までで、 4 曲はボーナストラック.

 いくつかのセッションを集めて作られたアルバムで、オーケストラをバックにした演奏はみんな雰囲気も同じ感じです.
 ただ 10 曲目の "They All Laughed" だけはしっかりジャズコンボでの演奏で、このアルバムにどうしてこの演奏を入れたのか、ちょっと頭を捻ってしまいます.




9900 ConnorC013-2 I Miss You So

 まずジャケット写真ですが、前ボケを上手く使って二組のカップルを撮っています.
 この二組のカップル、それぞれの男女の距離感がこの写真観ているといろいろ想像できて楽しい.
 ところでこういう写真、どこかで観たことないですか ?
 ちょっと覗き見のような構図、写真好きの方は結構観ていると思います.


 実はこのカバー写真、あの ソール・ライター (Saul Leiter) が撮った写真です.
 彼はこの当時、 Harper's BAZAAR などにもカラー写真を掲載していたはずなので、大手のレコードメーカーでないとなかなかこれだけの売れっ子カメラマンを使うことはできないでしょうね.

 さすが、 Atlantic って感じ.
 ちょっとジャズっぽくないと言えば、ぽくないんですが、まぁアルバムのコンセプトがコテコテのラブソングばかりなので、そういう意味ではピッタリマッチしてる写真でしょう.

 Blue Note や Prestige といったメーカーとは全く違った雰囲気ですが、逆そこが当時のジャズシーンを表わしているようで、いいですね.

 ソールライター は翌年発売された "A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286)" のジャケット写真も撮影しています.



9900 ConnorC015 A Jazz Date With Chris Connor
 ● A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286) ●

 さてアルバムですが、全体の雰囲気がちょっとジャズっぽくないためか、あまり人気のあるアルバムではないようです.
 アレンジが甘々ですから、もっとブラックなジャズを好む人から見れば ・・・・・
 おまけにいろいろな演奏の寄せ集めで、演奏される曲もスタンダードも少し入ってはいるもののちょっと微妙かな.


 ただ クリス・コナー を楽しむには、こういうアルバムもありかな.
 ケニードーハム の演奏でも有名な "My Ideal" 、この歌モノも聴いたのはこれが初めてかな.



Chris Connor 004

 ボーナス・トラックの "Under Paris Skies" は、1951年の同名映画のために Hubert Giraud と Jean Drejac によって書かれました.
 後年、エディット・ピアフ や アンディ・ウィリアムス の演奏が有名です.
 エディット・ピアフ はコテコテのシャンソン、方や アンディ・ウィリアムス のほうはちょっとジャズっぽい感じで、こういうのを聴き比べても面白いですね.
 ボクは断然 エディット・ピアフ 支持派です.


 じゃあこのアルバムの クリス・コナー はどうなんだ ・・・・・・
 良くも悪くも、どこから切っても クリス・コナー という感じですね.
 こういうアルバムがあってもいいんじゃないでしょうか.



 今日、里は雨降り.
 ちょっと気温も低いので、山のほうはこれからまだ雪が降りそうです.
 週末にはさらに滑れるゲレンデが増えそうで、年末年始を前にまずはヤレヤレといったところですね.



IMG_0092
 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●



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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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