今夜は写真ネタを二つほど.
 この二つのことが書いてたらかなりのボリュームになったので、珍しく最初にアルバムを紹介しちゃいましょう.




 ただし今日のアルバムについてはあっさりと.
 このアルバムはボクがジャズを聴き始めた頃付き合っていた、ジャズ屋のバイトの娘が大好きだったアルバムの一枚.

 でもボクはその良さが全く分かりませんでしたねぇ.





Kirk0022






  " The Inflated Tear / Roland Kirk "





  1. The Black and Crazy Blues ・・・・・ 6:07
  2. A Laugh for Rory ・・・・・ 2:54
  3. Many Blessings ・・・・・ 4:45
  4. Fingers in the Wind ・・・・・ 4:18
  5. The Inflated Tear ・・・・・ 4:58
  6. Creole Love Call
         (Duke Ellington) ・・・・・ 3:53
  7. A Handful of Fives ・・・・・ 2:42
  8. Fly by Night ・・・・・ 4:19
  9. Lovellevelliloqui ・・・・・ 4:17
  10. I'm Glad There Is You ・・・・・ 2:12





  Roland Kirk (ts.manzello.stritch.cl.fl.whistle.cor anglais.flexatone)
  Dick Griffin (tb), Ron Burton (p), Steve Novosel (b),
  Jimmy Hopps (ds)
  Recorded at Webster Hall, NYC, November 27–30, 1967.






 6 曲目を除いて、すべて ローランド・カーク のオリジナル曲です.
 Atlantic Records に移籍して 2 枚目のリーダー・アルバムになります.




roland kirk 006

 久しぶりに棚から引き出して聴いてみました ・・・・・・・・・

 相変わらず、キツイなぁ.


 少しは聴けるようになったかと思ったんだけれど、やっぱり苦手です.

 一曲目、タイトリ通りの何とも言えないようなどんよりしたテーマ部.
 確かにブルースなんですが ・・・・・・・・
 Ron Burton のピアノがものすごくまとも (笑) に聴こえ、逆にホーンの演奏との違和感が出ちゃっている感じ.

 でもまだ一曲目なんて普通に聴ける演奏.
 次から次へとカオスの世界に誘ってくれるのです.




Roland Kirk 004

 1995 年 NHK-BS で放送された "タモリのジャズスタジオ" という番組がありますが、そこに登場した 林家こぶ平 が ローランド・カーク のような演奏が大好きだと熱く語っていたのが面白かった.

 コルトレーン やこういった ゴリゴリした演奏が大好きなようです.
 この ゴリゴリ っていう表現、わかるなぁ.

 おまけに魂の叫びとまで ・・・・・・・
 「一本で足りない魂を 4 本に分けて吹いている・・・・・」 何て言ってました.
 爆笑ですねぇ.

 ボクみたいに軟弱ではない、こういうジャズ・ファンもたくさんいるんですよねぇ.


 そんな同時に何本も吹いている演奏がアルバムタイトル曲でもある "The Inflated Tear" .
 この曲は "溢れ出る涙" という邦題が付いていますが、この邦題はステキだな.
 この曲とても美しいフレーズもあるかと思うと、不協和音があったり、突然叫び声が入ったり.




Roland Kirk 002

 8 曲目のように普通にモダン・ジャズっぽい演奏もありますが、全体的にはカオス感の漂うアルバムですので、まったくもって万人向けではありません.


 それでも好きな人には絶対的に引き付ける魅力があるのかもしれませんね.






 さて、ここから写真のお話をふたつ.

 最初は初めてのストロボ購入について.
 以前からずっと悩んでいたんですが、ようやくです.

 最初は純正にしようかと思いましたが、価格が高すぎて ・・・・・・・ 断念.
 インターネットでいろいろ調べて Nissin にしました.



0033001

 これが i60A というストロボ.

 購入前、カメラ本体から直接制御してオフカメラストロボできるとばかり思っていましたが、どうも違うようで ・・・・・・
 よくわからないので Nissin に電話したら、いろいろ詳しく教えていただきました.

 話を聞くまでは初めてなので i40 程度の大きさでいいかな、と漠然ですが思っていました.
 ところが話を聞いていくうちに、オフカメラストロボの送受信を考えたり今使っているカメラ機種だったら i60A のほうが絶対いいということで、これにしました.


 早速何かを撮ってみようか考えて ・・・・・・・・

 家にあった唯一のフィギュアにモデルになってもらいました.

 今年実写版の映画公開もされる 攻殻機動隊 の 草薙素子 少佐です.




0011001

0013001

0014001

0015001

0016001

 使用レンズは EF 50mm F1.8 STM でかなり近づいて撮っています.
 角度やキャッチライトパネル、ワイドパネル、ディフューズキャップといろいろ変えて撮ってみました.
 20 枚ほど撮ってみましたが、その中から適当にピックアップ.

 モデルさんが約 20cm ほどのフィギュアで、さらに最短撮影距離ギリギリまで近づいてるので、ストロボ効果の違いが分かりにくいですがそれでも光の当たり具合によっていろいろ違いが出るのはわかります.

 光のあたり方だけで、表情まで変化しちゃうんですね.
 今回はストロボの調整は全くしないでオート、カメラ本体はマニュアルで数値固定.
 とてもいろいろ設定変えて撮るなんてできないなぁ ・・・・・・・

 とりあえず CP+ 持っていってコンパニオンさんの撮影に使いますが、ストロボのほうは間違いなく オートで一枚ずつ確認してカメラの設定変えながら撮るといった感じでしょう (笑)



0031001

 撮影場所はこんな感じ、乱雑な部屋のカウンター机です.
 バックの黒はスピーカーのカバー.

 ちなみにこのフィギュアは アルター というメーカーから 2007 年 1 月に発売されたものです.
 数ある 攻殻機動隊 シリーズのフィギアの中でも、ずば抜けてクオリティが高いと思っています.
 特に 草薙素子 のフィギュアに至っては、本当に残念なものばかりだったから.

 このフィギュアに関しては、なにか ・・・・・ 草薙素子 こうあるべき・・・・って感じなんだな.


 3 月公開の実写版もこうあってほしいのですが・・・・・・・ 観るのが怖いなぁ(笑)




 もう一つの話題は一脚に関係したこと.

 昨年、勢いで CAPA 限定の一脚を購入しました.

 一脚は三脚ほどかさばらず、重量も軽く、慣れると簡単にカメラを安定させることができとても使いやすいのです.
 ただ雲台は付いていないので、カメラを縦方向にして撮ろうと思うと、その都度カメラ取り付け部をクルクル回して外し撮るしかありません.
 これではとても不便なので、雲台購入を決意.
 耐荷重 3 kg くらいでできるだけ軽量・コンパクトなものをネットで探して見つけたのがこの雲台.

 Velbon 自由雲台 QHD-43DN .



0R9A55340011B

 ところが一脚に付けてみたら雲台の径よりも一脚の径のほうが大きいため、固定レバーが一脚の上部に干渉しちゃうじゃありませんか.
 同じ径じゃなければだめだったのか ・・・・・・ なんてあきらめモード.

 仕方ないから厚さ 2 mm ほどのマットを切り、間に入れて使っていましたが、それでもと思ってメーカーに問い合わせ.
 そうしたら初期に出荷した中の一部に固定レバーの長い不良品があったということで ・・・・・

 ガーーーんん、だったらもっと早く電話するんだった.

 ということでしっかり交換になりました.
 このあたりの対応はとても速くて助かりました.



Velbon QHD-43DN

 この雲台、シリーズの中でも一番安いものですが結構しっかり固定でき、一脚での使用だったら全然問題なし.
 クイックシューの固定も何もしなくてカチッと固定できるのがとてもいい.
 大体、一脚撮影はカメラや一脚の上部持って撮ることがほとんどだから、この値段でこの性能だったら十分すぎます.

 ただし三脚に使おうと思ったら、もう少し大きいほうがいいかな.