Oma_Sound

R.I.P. Oma Sound

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近めっきりジャズのアルバム紹介がなくって、ほんとにブログタイトル変えなくちゃヤバいような感じですねぇ ・・・・・
 まぁ一応家ではできるだけかけ流して聴いてはいるのんですが、と言い訳.


 3 月のことですが、ベーシストの 鈴木勲 氏 ( 以下 Oma さん) がお亡くなりになりました.
 今日は彼のアルバムを紹介します.



600x400_suzuki1

 新聞などでも報道されていましたが、死亡原因は新型コロナウィルスによる肺炎のためで、令和 4 年 3 月 8 日に他界いたしました.
 すでに 90 歳近い高齢でしたので、いつかはこの日が来てしまうことは覚悟していましたが、実際に訃報を聞くととても残念です.


 そして原因が新型コロナウィルスというのもねぇ ・・・・・





9900 Suzuki011





  " Oma Sound / 鈴木勲 "




  1. Sincerely Ajigasawa
       (Isao Suzuki) ・・・・ 6:06
  2. Heavy Moon
       (Isao Suzuki) ・・・・ 6:04
  3. Ave Maria
       (Frantz Schubert) ・・・・ 5:09
  4. Cadellac Woman
       (Isao Suzuki) ・・・・ 6:14
  5. Fly Me To The Moon
       (Bart Howard) ・・・・ 4:52
  6. Not So Good, Not So Bad (Isao Suzuki) /
    Someone To Watch Over Me (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・ 5:51
  7. Goodbye Pork Pie Hat
       (Charles Mingus) ・・・・ 5:39
  8. Concierto De Aranjuez
       (Joaquin Rodrigo) ・・・・ 14:20 





  鈴木勲 (b.piccolo-b,vo), スガダイロー (p.el-p), 吉田智 (g),
  小松伸之 (ds), 吉岡大輔 (ds), 伊藤宏樹 (ds),  織原良次 (el-b),
  森田修史 (ts), 峰厚介 (ts), クリヤマコト (synth.p), 坂井紅介 (b),
  マル (vo)

  Recorded at Sony Music Studios, Tokyo, October 2 ~ 4, 2006.




 今日のアルバムは 2006 年に発表されたアルバム.
 こういった新譜は普段あまり買わないのですが、この頃は彼のホームページの掲示板などに顔を出したりしていたので、珍しく購入.



9900 Suzuki011-4

 このアルバムを購入した翌年、Oma さんのライブ聴きに 六本木 Alfie へ.
 あの頃はまだボクもブログ書いていなかったので、記録として残ってませんが、すごく楽しかった記憶だけは残っています.
 今日のアルバムのメンバーの何人かがライブメンバーでした.


 ジャズを全く聴かない方と一緒に行ったので、場合によってはワン・ステージで帰ろうかとも思っていましたが、ライブの迫力に圧倒されたのか最後まで聴きたいということで最後までガッツリ聴いてきました.
 あの空間に飛び交う楽器の音はとても心地よかったな.


 帰り際エレベーターを待っていたら Oma さんがわざわざ来てくれて、 「ありがとう」 と握手までしてくれたことは、本当にいい思い出です.
 あの夜、どんな曲を演奏したかは完全に忘れてしまいましたが、あの握手の場面だけは今でもしっかり覚えてます.



9900 Suzuki011-3

 Oma さんと言えば、 Three Blind Mice (TBM) レーベルのアルバムというのが、ボクの中のイメージ.
 一番最初にジャズ屋で聴いたアルバムが "Blue City" (TBM-24)
 このアルバムは、当時のいろいろな思い出とともに、彼のアルバムの中でも一番好きなアルバム.
 このアルバムでベース弾いていた 井野信義 氏の確か最初のレコーディングだったと思いますが、 2 年後彼をこのジャズ屋に呼んでライブを聴いたけどとてもいいベーシストだった.


 その後いろいろ買い足して、今では 10 枚のリーダー・アルバムを持っています.
 後年はかなりフリーキーな演奏が多いせいか、ほとんどが 1970 年代のもの.
 まぁ 70 年代のアルバムでも結構やってるなぁ感はありましたが (笑)



   foto_1647139744-2-2

 今日のアルバムもかなりフリーキー.
 スタンダードやクラシックの有名な曲なども入ってはいますが、アレンジはかなりハード.
 演奏を途中でぶった切ってしまったり (笑)


 ただ、こういう演奏って、アルバムで聴くのと、ライブで聴くのでは全く違ってきます.
 フリーキーな演奏が苦手なボクでも、ライブ聴いてるとそんな苦手意識がどこかに吹っ飛ばされてしまいます.
 ベースを弾くメガネの下から 「ざまあみろ」というような目で、ほくそ笑む Oma さんの顔が浮かんできます.


 超ド派手なおじいちゃんで、ちょっと見は近寄りがたいオーラ全開でしたが、聴きに来た人たちをとても大事にしているのはわかりました.


 間違いなく日本を代表するジャズミュージシャンの一人 ・・・・


 ・・・・・ ご冥福をお祈りいたします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Fly Me To The Moon / Oma Sound

 今日はとても月がきれいだったので、オヤジ・ジャグ的な話題を.
 曲は当然 ・・・・・

 "Fly Me To The Moon" です.


 何度もいろいろな演奏聴いていると思ったのですが、いざ CD 探してみると、なかなか見つかりません.
 "Out Of The Afternoon / Roy Haynes" で演奏されているのですが、これは先日書いたばかりなので、今夜は違う演奏を.



suzuki08


 で、見つけたのがこのアルバム.
 鈴木勲氏が率いていたユニット名のアルバム、 "Oma Sound".


 実は以前 "六本木アルフィー" のことを書いたのですが、その時に聴いた演奏がこのユニット!!
 このアルバム、"Oma Sound" もちょうど発売された直後でした.

 正直、このアルバムでの "Fly Me To The Moon" はあまり好きではありません.
 結構ヴォーカルが ・・・・・ 好き嫌いがはっきりしそうなところです.
 アルバム全体も、非常にバラエティに富みすぎていて ・・・・・・
 ただし、ちょうどこの当時の演奏をライブで聴いたり、その時の Oma さんのサービス精神などに触れ、思い出の一枚になっているのは事実です.
 思い入れとは、こういったものなのでしょうか.
 あの時の演奏はほんとうによかったもの.
 連れの女性も大感動 !! ・・・・ ジャズ聴いたの初めてでしたが.



 お話し変わって ・・・・・・・・・・



eva00999

 エヴァンゲリヲン に関する星の数ほどあろうかと思われるグッズの中でも、最強はこれでしょう. 

 "Rei - Stratocaster" と "Rei - Telecaster" でしょう.
 ただ単に 綾波レイ のプリントとネックに 「ロンギヌスの槍」 があるだけですが、世界でたった一本ずつ.
 オークション出品されて二日目で、すでに両方とも 300 万円超えています!
 何のために 300 万円出すのかよくわかりません、投資にはならないような気がします.
 かといって 300 万出したギターを演奏するだけの勇気があるとも思えません.
 オークションまだ二日目でこの価格です、ひょっとすると 500 万までいってしまいそうです.
 これだけ出せば、結構有名なロック・ギタリストの愛用ギターなんか買えそうですが ・・・・・
 世の中不景気とはいっているものの、あるところにはあるものですね.


 どうしてこんな話題になるのかというと、
 TV 版 "新世紀エヴァンゲリオン" のエンディングに流れていたのが "Fly Me To The Moon" .
 ギターの話題を見ていたら、なにげにメロディが浮かんできました.
 寒い冬の夜にぴったりの、オヤジ・ギャグですね ・・・・・・・ 寒い.



 ちなみに "エヴァ携帯" なるものを使っています ・・・・・ 汗

Blow Up / Isao Suzuki

 この寒さは ・・・・・ 今日は一日雨降り
 この時期の雨は、一気に気温も下がります.
 こういった温度変化には、病人や高齢者は敏感に反応してしまうので要注意.

 そういえば、埼玉ではインフルエンザからウイルス性心筋炎で中学2年生の女の子が亡くなったと ・・・・・ ほんとうに、これは可哀そう.

 身も心も寒くなる一日だったので、ホットな思い出を ・・・・・・・



 2 年前 (記憶ちょっとあいまい・・・・) の師走、ジャズなんてまったく聴かない女性と六本木アルフィーでデート (・・・まぁ、オヤジの思い込みですが) .
 お店開く少し前に着いてしまったので、外は寒いのでエレベーターで店のある階まで ・・・・・・・ すると若いお兄ちゃん二人が飛び込んできて.
 この二人この日演奏するホーンとギターでした ・・・・・・ おーーー、今日は何かありそうな予感.

 店の前の椅子で、二人ならんで話していると、今度はエレベーターから外人が 5 人くらい降りてきて、店の前のポスターを見ながら 「・・・・あーでもない・・・・こうでもない・・・」.
 そして、その中の一人と目が合ってしまい、彼がボクのところへ ・・・・ ヤバい、オヤジ狩り!!??
 「この鈴木勲ってどんな演奏するの?」 というようなことを英語で話しかけてきました.
 「日本なんだから日本語で話せ!」 と言いたかったのですが、ここは 六本木 なので、片言の英語で 「ファンキーなモダンジャズで、昔 アート・ブレイキー なんかと演奏したことあるよ」 とビビりながらお話し.
 すると 「フーン」 というような感じでみんなで帰っていきました.
 もうーーーー、冷汗.
 彼女は 「英語話せるんですね ・・・・・・」
 話と言えるような会話でもないんですがね.


 そして、お店の中へ ・・・
 予約してあったのですが席は選べるので、ボクは入って左の一段高くなった場所.
 基本的に、ライブでは少し離れた場所のほうが好きです.
 もし彼女が気に入らなかったら、 1 セットで出るつもりなので、演奏前に 「飲み」、「食い」 モード.
 カウンターには 鈴木勲 氏もおいでになり、プレゼントを渡すオバサマやサインをお願する方たちが・・・・・ボクはこういうのも苦手.
 静かに聴いて、そっと帰るのが好き.


 ようやく演奏・・・・・・
 始まった瞬間から、やっぱりこのくらいのライブハウスで聴くのが最高!!って思えるような、パワフルな演奏.
 彼女は初めてだから、衝撃はボクよりはるかに大きいようで、びっくりしたような顔してます.
 でも曲が進むにつれ、楽しそうな顔になっていましたが.
 やっぱりライブはいいなー、演奏云々では言い現せない、いろいろな要素が一体になって、素適な空間を作るんだよね.
 結局、彼女ももっと聞くということで、しっかり 3 セット聞いてきました.



suzuki001

 そんな昔を思い出しながら、このアルバム.
 相変わらずの TBM サウンド ・・・・・ 輪郭がはっきりした音が、ボクは大好き.
 菅野公彦、ジョージ大塚、水橋孝 ・・・・・・ いいですね.


 ただ演奏は、ボクがライブ聞いた頃の "Oma Sound" が、パンチがあって好きかな.

 あの時のライブで、初めて生声を聞いたのですが、完璧に予想通りの声、話し方で驚きました.
 ・・・・・・・ デ・ジャヴュー????


 3 セット終了後、静かにお会計を済ませ、二人でエレベーターを待ってたら ・・・・・・
 Oma さんが走ってきて 「今日はありがとう、演奏どうだった、また聴きにきてよ」 と握手をしてくれました.


 だから、このオヤジもてるんだよね、きっと.
 外は 12 月の北風でしたが、心はちょっとばかりホットな夜でした.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
  • Voigtlander Debut !
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ