Overseas

Overseas

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 大雨に続いて、今度は迷走する台風.
 今夜未明から明日の朝にかけてボクの地域にも接近するようです.




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● 7/28 15:30 いつもの電柱の見える風景 ●

 今は午前中の雨もやみ、雲の間から青空も見えています.
 でもこれから明日の朝にかけて関東甲信越に接近し、大雨を伴うようです.


 大きな被害のないことを祈るばかり.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 午前中雨も降っていたこともあり、今日はのんびりと休息.
 小気味よいピアノトリオの演奏を聴いています.

 そういえばこのアルバム、まだここにアップしてなかったんだ (笑)





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  " Overseas / Tommy Flanagan "





  1. Relaxin' at Camarillo
        (Charlie Parker) ・・・・・ 3:20
  2. Chelsea Bridge [Take 3] 3
        (Billy Strayhorn) ・・・・・ 3:45
  3. Eclypso
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 6:00
  4. Beat's Up
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:20
  5. Skal Brothers
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:30
  6. Little Rock
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 7:00
  7. Verdandi
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  8. Delarna [Take 3]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  9. Willow Weep for Me [Take 2]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:20
  10. Delarna [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  11. Verdandi [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  12. Willow Weep for Me [Take 1]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:12





  Tommy Flanagan (p), Wilbur Little (b),
  Elvin Jones (ds)
  Recorded at Stockholm, August 15, 1957.






 トミー・フラナガン の初リーダー・アルバムで、彼の代表作.
 1957 年、 J.J.ジョンソン・クインテットでヨーロッパ巡業中、 スエーデン で録音されました.

 オリジナルは 9 曲目までで、あとの 3 曲は CD 化のボーナス・トラック.






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 トミー・フラナガン といえば、まずこのアルバムを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか.
 ボクもジャズを聴き始めたころ、このアルバムはマスト・アルバムと言われましたから.

 
 代表的なバップ・ピアニストです.
 バラードではとても素敵なタッチで繊細なメロディラインを奏でますし、アップテンポな曲になると切れのいい演奏.

 特に好きなのが 8 曲目の "Delarna"
 ゆったりしたリズムの中でとてもきれいなメロディが流れます.
 途中からは小刻みなドラムの上をちょっとした高揚感持ちながら、それでもお喋りし過ぎないところがいいな.


 オリジナル曲が中心ですが、とても聴きやすい.
 よくスイングして、なにより歌心あふれるピアノが素敵なのです.


 そして、このアルバムではすべてブラシを使っている エルヴィン・ジョーンズ のドラムがいいんだな.




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 そんな "Overseas" のアルバムが、 LP 発売されます.

 仕掛け人はあの Disk Union ・・・・ といえば、 塙耕記 氏.

 少し前には "Introducing / Millie Vernon""Bash ! / Dave Bailey" といったかなり渋いアルバムを LP 化しています.

 マイナーなジャズを盛り上げている一人ですね.
 たまに 東京 に行って Disk Union のジャズ館などを覗くと、こんなにジャズ聴く人いるんだと思えるほど.


 180g の重量盤で、オリジナルマスターから新たにリマスター.
 ジャケットピンナップも 4 種類入っているようです.


 ボクの持っている CD もそんなに音悪くはないけれど、リマスター LP はどんな音になるんだろう.
 ピアノはもちろん、ベースや エルビン のブラシの音とかもすごいんだろうなぁ ・・・・ 聴いてみたいけど聴くことのできない哀しさか.




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 上の写真はこのアルバムのジャケット写真を 4 枚並べたものです.
 写真の 3 枚は スエーデン の メトロノーム 社から発売された、原版ともいえる EP アルバム3枚のジャケット写真です.
 アメリカ では プレスティッジ から、右下の C の字をデザインしたアルバムが LP として発売されました.

 ボクの持っている CD は輸入盤で 1999 年リマスターして作られたもので、緑地に C が並んだものです.

 オリジナル・ジャケットは左上のたばこを吸っている写真になるのでしょうか.
 最近のアルバムはこの写真が使われているようですが、ボクの中でこのアルバムのイメージはこの緑地に C ジャケットなんだなぁ.


 ただ、昔ボクが持っていたアナログ盤は、それらとは全然違う下のジャケットでした.
 当時、緑地に C のデザインのアルバムが欲しかったことを覚えています.




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 トミー・フラナガン は 1970 年代からリーダー・アルバムが多く並びますが、 1950 年代から 1960 年代はたったの 4 枚しかありません.

 そのせいか、サイドメンとしてのイメージがどうも強い感じ.
 特に エラ・フィッツジェラルド との演奏は有名すぎますね.



 このアルバムは多くの批評の通り、全編歌心あふれるとっても気持ちのいいアルバム.
 ピアノ・トリオを代表する一枚に間違いないですね.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 それにしても ・・・・ 今日は朝から小雨模様ですが、昨日まで暑い日が続きました.
 昨日は勤務の都合で振替のお休み.

 結構暑い日でしたが、思い切って空き家になっている実家と休耕畑の草刈り.




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● 7/23 実家の近くの田園風景 ●


 数日前までの酷暑に比べると多少は気温も下がっていましたが、それでも激アツ.
 水分十分取っていても、頭はクラクラ、足は筋肉痛で、マジで熱中症の一歩手前.

 まだ 1/3 ほど残っていますが、この雨で今日はお休み.


 なんといっても全身筋肉痛で、晴れても身体動かす気になれませんでした (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Velvet Moon

 しばらく暖かい日が続いていたのですが、昨日から冬らしい天気.
 関東では積雪もあったようですが、ボクの地域はまったく雪もなく ・・・・・・
 ただ、気温はグッと下がって風が刺すように冷たくなりました.


 職場ではインフルエンザが蔓延.
 とりあえずは業務遂行に支障ないのですが、さらに被害が拡大するようだと人員調整が手詰まりになりそうです.
 昨日はそんな人のやりくりで一日が終わりました.


 

 さて、最近ハマっているのが中国ドラマ "三国志 (Three Kingdom) " .
 これはもう、最高なのです.
 昔から 三国志 大好きだったので、吉川英治 のシリーズも完読しております.
 このドラマは 三国志演義 をベースに作られており、 吉川英治 のシリーズとは若干解釈的に違う部分もありますが、基本的な部分は同じですので、昔読んだところが映像となって再現されちゃうと、もうある意味の感動さえあったりするわけです.
 現在 47 集まで観たので、ちょうど折り返し.

 これについては別の機会に少しアツく書こうかと思っています.



 それでもう一つハマっているのが、とあるブログ.
 このブログに関わりのあるアルバムでも聴きながら書いてみましょう.








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  " The Tommy Flanagan Trio "



  1. In the Blue of the Evening
        (T.Adair-A.D'Artega) - 3:44
  2. You Go to My Head
        (J.F.Coots-H.Gillespie) - 4:30
  3. Velvet Moon
        (E.DeLange-J.Myrow) - 5:22
  4. Come Sunday
        (D.Ellington) - 3:38
  5. Born to Be Blue
        (M.Torme-R.Wells) - 4:24
  6. Jes' Fine
        (T.Flanagan) - 5:34
  7. In a Sentimental Mood
        (D.Ellington-I.Mills) - 6:39



  Tommy Flanagan (p), Tommy Potter (b),
  Roy Haynes (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 18, 1960.






 アルバム・タイトルが一見 "MoodsVille" と思えてしまいますが、この Moodsville というのはレーベル名で、大手 Prestige 傘下のレーベルの一つで、 Moodsville 、 Swingsville 、 Bluesville というようなレーベルがあり、 Moodsville は新鋭ミュージシャンのアルバムを中心に発表していたようです.
 ちなみに Prestige といえば一番有名なのは New Jazz の作品群でしょう.


 基本的にジャケットはこのデザインで、下半分に演奏者と曲名が書かれているようです ・・・・・・ ただし数枚のジャケットしか見ていないので、すべてがそうかどうかは不明です.
 このアルバムはそんな Moodsville の 9 作目.
 1 作目は Red Garland + Eddie "Lockjaw" Davis .

 このジャケット・デザインは正直 ・・・・・・・・・・・・ どうなのよ. 




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 持っているアルバムは数年前に 1,100 円という廉価価格で発売されたもので、そのせいかライナーノーツの作りなどは ・・・・・・・ 今一つ.
 まぁ基本ライナーノーツ読まないボクとしては解説がほとんど書いてないことは許せるのですが、一つ注文をつけるとすればオリジナルのジャケ裏写真を載せて欲しかった.
 英文で Roy Eyre の文章が書いてあるので、きっとこの文章はオリジナル版のものだろうけれど、できれば ・・・・・・


 最近貼りつけているジャケ裏写真がないので、仕方なく若かりし頃の Tommy Flanagan の写真を張り付けておきます.
 こういう撮り方の写真、ボクは結構好きです.



 このアルバムは Tommy Flanagan のリーダー名義としては 4 枚目になります.
 1 枚目は "Overseas" (Prestige 7134 : 1957 年録音)
 2 枚目が "The Cat" (New Jazz 8217 : 1957 年録音)
 3 枚目が "Lonely Town" (Blue Note 《UA》 GP-3186 : 1959 年録音)
 そしてこのアルバムが 4 枚目で、これ以降 1970 年代半ばまでリーダー・アルバムを録音していません.

 サイドメンとしての録音は、ビックリするくらい多くて、多くの名演の陰に Tommy Flanagan ありといってもおかしくないくらいなのです.


 "Lonely Town" は Blue Note 名義になってはいますが、元々は United Artists のアルバム.
 このアルバムは現在絶版.
 ただ最近 ユニバーサル・ミュージック でこのあたりの作品がどんどん再版されているので、陽の目をみる日も近いのかな.
 今度 小川さん に会ったら、 行方さん にお願いしてもらうように頼みますか.
 もし再販されれば、当然買おうと思ってます.


 話をこのアルバムに戻しましょう.
 このアルバムはメロディが素敵なスタンダード曲を中心に演奏されています.
 "Velvet Moon" がボクは大好き.
 聴いていてうっとりしちゃいます.
 "Overseas" とは雰囲気がちょっとばかり違っています.
 このアルバム全体が、ゆったりとした演奏ですので、初心者の方にもとても聴きやすいんじゃないでしょうか.






 さてさてもう一つ最近ハマっているのが、このブログ.


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 といってもこの写真はボクの作ったバナーを大きくしただけですので、ここからジャンプはできませんが (笑)
 気になる方は、右側のバナーを ポチッ としてみてください.


 このブログはとあるライブ・ハウスの奥様が書いているブログなのですが、ボクの書いているブログのような広く浅い内容とは違い、しっかりした音楽理論や、ライブ・ハウスにまつわるいろいろな人間模様をとてもうまい文面で綴っています.
 実はボク、一番古い 2007 年から逆に読んでいるんですが、とにかく面白い.
 下手なジャズ書籍読むよりも、ずっとおもしろいんだな.


 映画と同じで、どこがどうに面白いかなんてことはここには書きません.
 ネタバレはしない主義なので (笑)



 ボクも同じような体験があったり、ちょっと繋がりがあるようなことがあったりと、おもわずニヤッとしてしまうのです.
 例えば、お店を開業した当時のことを読んでは、ボクがその昔通っていたジャズ屋のライブ・ハウスのことを思い出し、思わずニヤッ.
 そのことは 以前 書きました.
 ライブやり始めた頃って、当然テーブルなんか足りないので、ピアノの横で座ったりして聴いたりもしました.
 音響的にどうのなんていうレベルじゃなかったけれど、とにかくライブの迫力だけは今でも思えています.

 例えば Billy Happer の話題なんかがあったりして、そういえば Billy Happer 、2012 年に来日して京都のお寺でライブしたんだよなぁ ・・・・・・・ とボクの思い出も湧いてきます.
 あの時、とある方から招待していただいたものの都合つかず行けなかったなぁ ・・・・・・・・・ なんて.



 このブログ始めてから、いろいろな人との繋がるようになりました.
 ボク自身は、いつまでたってもジャズのルーキーなので、理論なんてまったくですが、少しずついろいろな人の影響を受けつつ大人になろうとしています (笑)
 ジャズ・ヴォーカルも気がつけば大好きになっていますし.
 フュージョンなんてまったく聴かなかったのに、今では CTI どんと来い ! です.

 今回も、こんな素敵な出会いがありました.

 No music, no life.



 そうそう ・・・・・・
 どうしてこのブログと今日のアルバムが関係あるのか.
 どうしてバナーはこんなデザインなのか ・・・・・・・・・


 なんてことを気になる方は是非ブログを覗いてみてください、すぐにわかるはずですから.
 ついでにお店にも顔を出していただければ、きっと大歓迎されるはずです.


 ただし、ボクの名前を出しても割引や特典はありませんので、あしからず.



 ボクもお店に行きたいんだけれど ・・・・・・・ 大阪は.
 街も人もみんな他の惑星のようなのです、 「大阪のおばちゃん」 と呼ばれる異星人もいるという話ですよね.
 それでも何人かの友人がいるので、大阪で会いたいのですが ・・・・・・・・・ .


 頑張って今年行こうかなぁ、そうしたら静かにライブを聴きに行ってみようかな.

 ベルベットな月明かりが照らしていたら、何も言うことないだろうな ・・・・・・・・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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