Peter_Lindbergh

真夏の超広角

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 本当に暑い毎日.
 7 月に入ったばかりというのに、連日 35 ℃超えです.
 今日は曇り空だったせいか、ほんの少し気温が低かったですが、それでも 30℃ .

 昨日の日中、家の中の暑さがなかなか抜けないので、午後 SIGMA の広角レンズの練習にとご近所まで出かけてみました.


 でも、家の中よりもずっと暑かった.



0R9A0749
 ● 1/6400秒 f1.8 ISO-100 EV+0 ●
0R9A0750
 ● 1/8000秒 f1.8 ISO-100 EV+0 ●

 撮影に行った場所は 海野宿 .

 上の 2 枚は絞り開放で撮影.
 広角レンズでの開放撮影の宿命ですね、周辺光量かなり落ちます.
 が、カメラの 「レンズ光学補正」 設定で周辺光量はもちろん、湾曲収差、回析補正など行うことができます.
 たまたまこの写真撮影した時は、みんな OFF にしてありました.

 それを考えると、思ったほどケラれていないかな.


 ちなみにこの場所は 3 年前の台風で、駐車場も含めそっくり崩壊してしまった場所です.
 今年の冬ようやく復旧しました.
 今は 千曲川 の水量も少なく、とても大きな被害があったとは思えません.



0R9A0858
 ● 1/320秒 f1.8 ISO-800 EV+0 周辺光量-OFF 歪曲-ON 回析-OFF ●
0R9A0859
 ● 1/320秒 f1.8 ISO-800 EV+0 周辺光量-ON 歪曲-ON 回析-OFF ●
0R9A0860
 ● 1/320秒 f1.8 ISO-800 EV+0 周辺光量-ON 歪曲-ON 回析-ON●

 その日の夜、暇を持て余してましたので部屋の中で比較してみました.
 通常時は、デジタルレンズオプティマイザと歪曲補正は Off にしています.
 周辺光量の差は大きいですが、この構図での回析補正の違いはほんの少しだけ.
 ほんの少し明るさが違いますが、窓からの天然光なので.

 このモノクロ写真ですが、設定はかなりソフトな設定にしてあります.
 前はできるだけエッジ効かせて、コントラストも強めのモノクロ撮っていましたが、最近はこんな感じのほうが好きかな.
 カスタムモードにモノクロを 2 つ入れてますが、柔らかめと硬めに設定し、服の色などでフィルターをかけるようにしてます.



0R9A0763

0R9A0758

0R9A0769
 ● 1/1250秒 f4.0 ISO-100 EV+1/3 ●

 話を戻して日中の撮影、今回の機材は ・・・・・・・・
  EOS 5D Mark lV
  SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art

 絞り優先でほとんど F4.0 、ISO-100 固定、露出補正を所々でかけてます.
 JPEG だけの撮影で、アップした写真はノートリミング・ノーレタッチ.


 絞りを 4.0 まで絞ってやると、周辺のケラレもまったくないかな.

 パースの効き方がすごいですね、奥行きとか以前撮った 16mmの 画像と比べるとかなり違っています.
 たった 2mm ・・・・・ されど 2mm .



0R9A0773
 ● 1/800秒 f4.0 ISO-100 EV-1/3 ●
0R9A0775
 ● 1/500秒 f4.0 ISO-100 EV-1/3 ●

 上の写真は正面にお日様入れましたが、中央付近に縦一線、ガッツリゴーストが見えてます.
 ちなみにフレアとゴーストの違いを、ボクはどうもきちんと理解できません.

 この二つはネットでもたくさん作例がありますが、どうもいろいろな説明があって.
 だから結構いい加減にそれぞれを使っています、あしからず.


 その下の写真はファインダー見ないで撮っているのでピントや構図があまあまですが、そこは目をつぶってください.
 お日様は左上の うだつ の上あたりでしたが、いくらのようなゴーストがくっきり.
 写真のタイトルを 「シャボン玉」 とでもすれば使えそうですが ・・・・ (笑)


 このレンズで逆行気味で撮るときは要注意.
 感覚的なのですが、 EF 16-35mm F4L IS USM のほうがそこまで神経質にならずに撮っていた気がします.



0R9A0765
 ● 1/1250秒 f4.0 ISO-100 EV-1/3 ●
0R9A0807
 ● 1/640秒 f4.0 ISO-100 EV+0 ●
0R9A0819
 ● 1/6400秒 f1.8 ISO-100 EV+0 ●
0R9A0790
 ● 1/320秒 f4.0 ISO-100 EV+0 ●

 それと気をつけなきゃいけないのが、カメラの向き.
 広角レンズの効果的な使い方の一つに、下から思いっきりあおる撮り方がありますが、そうすると上のほうはすぼむ感じになります.

 上の写真でも撮る高さや、カメラの向きで、上すぼみの強さが結構変わったりします.


 こういう時使えるのがシフトレンズで、建物などの歪みを補正してくれます.
 テーブルの上の料理など全部にピント合わせて撮ったりもできますが、いかんせんマニアックすぎるレンズなので、ボクのようなアマチュアにとってはちょっと特殊なレンズになってしまいます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても暑かった.
 観光客も、この暑さで数えるほどでした.


 もう少し涼しいところへと、こちらもいつもの 明神池 まで上ってみました.



0R9A0828
 ● 1/1000秒 f4.5 ISO-100 EV+0 ●
0R9A0833
 ● 1/320秒 f4.5 ISO-100 EV+1/3 ●

 着くや否や、雷の音がだんだん近くなり、空も雲がどんどん増えてきたので、少しだけ撮って撤収でした.
 何か水平も結構あいまいですね (笑)


 次回はポートレートでもこの広角レンズ使ってみる予定です.
 おまけにモノクロで ・・・・・・ 自虐の世界ですね (笑)



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 話が前後してしまいますが、数日前に娘たちからプレゼントが届きました.
 数週間遅れの父の日のプレゼントでした.



0R9A0730-3

 中身は、ボクの大好きな写真家 Peter Lindbergh の "Shadows on the Wall" という写真集.
 大判の写真集で結構いいお値段.
 
 この写真集は、タイヤブランド Pirelli の 2017 年度非売品カレンダーのために撮影された未発表作品 3 万 7 千枚からセレクトしてあります.
 二コール・キッドマン 、 ルピタ・ニョンゴ ら 14 人のハリウッド女優を撮った作品が収録されています.
 ルーニー・マーラ も入っていたのですごくうれしかった (笑)



61Dzd8ZUMAL

 今まではいつまで経っても子供と思っていた娘たちですが、最近ではすっかりお世話になっているような気もします.

 写真集大事にします、Thank You !!



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Dior Lindbergh

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ようやく緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除されました.
 まぁこれで収束とはとてもいかないとは思いますが、ひとまず第 5 波の終息という感じでしょうか.

 この土日は、紅葉シーズンの開始とも相まって、観光地は人出が戻ったようです.



1DX_0045
 ● 2021.3.7 上野 ●

 今年は、緊急事態宣言解除を見越して 3 月に 東京 、 9 月に 尾瀬・日光 と、お出かけを二度計画したのですが、その二度とも宣言の延長になってしまいかなり肩身の狭いお出かけになってしまいました.

 実は来週どうしても外せない用事で 東京 に行く予定を組んでいましたが、三度目の正直で、ようやく大手を振ってお出かけできます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近のお買い物です.

 【入手困難盤復活!! 名門レーベルに残されたJAZZ秘蔵の名盤】
 というシリーズが、 10 月と 11 月に計 200 タイトル発売になります.
 なんと、うれしいことに一枚税込 1,100 円 !!

 かなり珍しいものや懐かしいものがあって、余裕があれば持っていないものみんな買っちゃいたいところ.



1110045
 ● UNIVERSAL MUSIC JAPAN 特設ページ から ●

 なのですが、数年後のカメラ更新に向け節約を誓ったばかりなので、ここはガマン.
 ということで、 10 月は Blue Note 5 枚、 11 月発売分は欲しいアルバムがたくさんあったのですが涙を呑んで 5 枚のみ.

 この他にも、予約してある Julie London のアルバムもあるし、 TBM 数枚も買わなくちゃいけないのでほんとに我慢だなぁ.



 ・・・・ といいつつ、大きなお買い物しちゃいました.




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 今回初めて PayPay モール なるところで購入.
 PayPay 自体全く使用していないので、このモールについても怪しいのかよくわかりませんでしたが、調べてみたらこちらのほうが出品者がしっかりしているようなことが書かれていました.

 支払いはクレジットカード決済.

 金曜日の夜注文し、日曜日の午前中には手元に届きました ・・・・ これも大満足.



0R9A0358

 何重にもなったプチプチ梱包を開けると、写真のような段ボールでできたケース.
 予想はしていたものの、とにかく重い.


 " Peter Lindbergh: Dior " という写真集です.
 大きさも大きいですが、値段もちょっとびっくり.
 一応 200 US$ ということですが、ネットでいろいろな書店の販売価格見てみると 20,000 円くらいから 30,000 円超えまでいろいろ.
 Amazon でも 20,000 円ちょっとで購入できますが、海外発送なので、傷みがちょっと心配でポチれません.

 今回は 30 % オフで、送料なし税込 19,000円 弱だったので、思い切ってポチリました.
 出品者は 銀座 蔦屋書店 ということで、さすがにモノは心配ないでしょう.



0R9A0360

 段ボールの中は写真のようなハードケース.
 このハードケースの中に写真集が 2 冊入っています.
 大きさは 37 x 28 cm、総ページ数は 520 ページ.


 第 1 巻のタイトルが "New York" 、ニューヨークで撮影された 165 点の未公開写真作品とーティン・ハリソンによる前書きが収録されています.
 第 2 巻 "Archives" はオートクチュールからプレタポルテ、メンズ、ウィメンズまで、ヴォーグやハーパーズバザーなどの雑誌に掲載されたディオールの 100 点以上の写真をキュレーションされています.



0R9A0362-3

 この写真集制作のため、 パリ から ニューヨーク にそれまで門外不出だった高価な衣服を運んでの撮影が許可され、撮影が行われました.
 有名な 1947 年に制作されたバースーツを着た アレック・ウェック の写真からこの写真集は始まりますが、その見せ方がいい.
 手ブレ気味だったり、人影から覗く一部分だけだったり、ガラスに映りこむ姿だったり ・・・・・ そしてジャケットがガツ〜〜〜ンと映し出される (上の写真 右側) .


 ボクはこういったファッションには全く縁がなくって、バースーツにしたってどこかで観たことあるようなレトロなデザインだな、程度の感覚ですが、写真眺めながらいろいろ調べていくと今まで知らなかったことがわかってきて、とても楽しい.

 そんな意味でも、この写真集とてもいいです.
 高額な写真集ですが、十分に満足できるかな.



0R9A0366-3

 地方はなかなか写真展などに行けないので、できるだけネットや写真集などでいろいろ作品観るようにしてます.
 ポトレ撮影も全然できないので、こうでもしないとモチベーションがどん底まで下がってしまう.

 おかげで大判写真集も結構増えてきました.
 それらのほとんどはファッション・フォトと呼ばれるようなもの.
 Richard Avedon 、 Irving Penn 、 Jeanloup Sieff 、 Arthur Elgort 、 Terence Donovan 、 Helmut Newton ・・・・
 いつの間にか結構増えてました.

 この写真集もちょっと前から注目してましたが、いかんせん価格が ・・・・・
 今回はついつい 30 % オフという甘い言葉に、ポチってしまった感じだな.



0R9A0368-3

 ホリゾント撮影もいいんですが、やっぱり今回の写真集のような、都会の中に佇んでいるような写真が好きだなぁ.
 この写真集欲しいと思ったのも、そんなところから.

 自分で撮りたい写真も、やっぱりこんな感じ.
 Peter Lindbergh はあえて障害物を前に入れて前ボケ作ったり、独特な後ろのボケだったり、映り込みなど使って撮影してますが、このあたりはさじ加減がすごく難しいので、ボクはもう少しストレートに.

 ただ、ボクのモノクロ設定は少しエッジ利かせて、コントラストも強めに全体的にシャープな感じで、背景ももう少し入れる感じ.
 風景の中にモデル置くような感じかなぁ ・・・・・ なんて偉そうに言ってみたり (笑)



0R9A6405
 ● 2019.6.19 銀座 ●

 この週末撮影があるので、こういった写真を参考にしながらいろいろ撮ってみるつもりです.
 まずは真似から.



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● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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