・ ・ ・ ・ ・ ・
6 月が始まりました.
今週末は金曜日・土曜日と雨降り、今朝も曇り空でしたが午後からは晴れそうな気配だったので、いつもの 池の平 に行ってきました.


霧が結構あって、強い風が吹くとそれが流れていき、また霧がまくといった感じの午前中でした.
特に風が ・・・・・
小さな花を撮ろうとすると風が吹くんですよねぇ.
こういうの、本当にイラつきます.
気温は 5℃ でかなり寒く、ウインドシェルは当然ですが、薄手の手袋もはめたままの山歩きでした.

実は昨日、いつもお世話になっている TQO 君から、今日一緒に 烏帽子登山 付き合って欲しいと連絡がきましたが、 烏帽子岳 は来週清掃登山に行く予定なのでやんわりお断り.
池の平湿原 と烏帽子岳は距離的にはかなり近いですが、向こうは吹きっ晒しで標高も高いので、今日の午前中はかなり寒かったでしょう.
お断りして大正解でした (笑)
・ ・ ・ ・ ・ ・
さて、今日もしっかりジャズ・アルバム.
日本ではかなり有名なアルバムですが、アメリカではそれほど注目されてはいませんでした.
とても日本人好みのアルバムです.

" Sonny Clark Trio "
1 Be-Bop
(Dizzy Gillespie) ・・・・ 9:52
2 I Didn't Know What Time It Was
(R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 4:20
3 Two Bass Hit
(D.Gillespie-J.Lewis) ・・・・ 3:42
4 Tadd's Delight
(Tadd Dameron) ・・・・ 6:00
5 Softly As In A Morning Sunrise
(O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・ 6:31
6 I'll Remember April
(G.DePaul-P.Johnston-D.Raye) ・・・・ 4:52
7 I Didn't Know What Time It Was (alternate take)
(R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 4:18
8 Two Bass Hit (alternate take)
(D.Gillespie-J.Lewis) ・・・・ 3:59
9 Tadd's Delight (alternate take)
(Tadd Dameron) ・・・・ 5:01
Sonny Clark (p),
Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 13, 1957.
Sonny Clark が 26 歳の時に録音した Blue Note で唯一のトリオ演奏.
BLP-1579 、Blue Note での 3 枚目のリーダー・アルバムになります.
6 曲目までがオリジナル・アルバム収録曲で、 7 曲目からの 3 曲は CD 化のボーナス・トラックです.

昔のジャズ喫茶のリクエストは、アルバムの片面単位だったので、このアルバムがかかるのはほとんどが B 面ばかりでした.
もちろん CD 購入してから何度となく通して聴いてはいるんですが、やっぱり昔で言う B 面の印象が強いです.
久しぶりに 1 曲目からきちんと聴いてみると面白いな.
1 曲目はかなりアップテンポなんですが、バックの二人にあおられてる感がスゴイ.
今のご時世だったら完全にアウトでしょうか.
バックの二人はこの当時あの Miles Davis グループのリズムセクションで、ブルーノートを始めいろいろな録音に引っ張りだこ状態だったはず.
Paul Chambers は、 Sonny Clark の Blue Note 初録音でもある "Hank Mobley (BLP-1568)" を始め、このアルバムまで何度か顔を合わせていますが、 Philly Joe Jones との演奏はこのアルバムが最初.
なにか、新人の Sonny Clark が初めてのトリオ演奏でどこまでできるかちょっとかまってみようか、なんて雰囲気すら感じます.
ちなみにこの録音から三か月後、この三人のリズム・セクションが揃って録音したアルバムこそ、あの "Cool Struttin' (BLP-1588)" です.
日本でジャズ聴いている人でこのアルバムを知らない人は、ほぼいないんじゃないでしょうか.
大橋巨泉 氏曰く 「Blue Note と聞いてあのジャケットが思い浮かばない人、さらにあのメロディが流れてこない人とはジャズを語り合いたくない」とまで言わしめたアルバムです.

ジャズ評論家 油井正一 氏はその昔「後ろ髪を引くような」という表現で Sonny Clark を紹介したよく言われています.
ただ、 小川隆夫 氏の著書「ジャズ名盤おもしろ雑学辞典」(ヤマハ・ミュージックメディア) には、その表現をして紹介したのが英国人評論家の Leonard Feather と記載されています.
今になればだれがそういう表現したかどうでもいい気もしますが、ちょっと気になったりもしますね.
とても詩的な表現で素敵ですが、正直ボクは何となくピンとこないな (笑)
饒舌じゃないけれどちょっとブルーな、心の隙間をさっと埋めてくれるような ・・・・ まるで 喪黒福造 のようなピアノかな.
バックビートを使ったマイナーな演奏が、日本人の心に染みるんだな.
アメリカよりも日本で人気が出て、その後本国でも注目されるようになりました.
でもその頃にはすでにあの世の人でしたが.
もともと西海岸で演奏していて注目を浴び、その後ニューヨークへ.
西海岸の演奏スタイルなどはどうも合ってはいなかったようです.
Arfred Lion の目に留まり、あっという間に多くのアルバムの録音に顔を出しています.
この頃の Blue Note は経営的にも厳しく、高額なギャラの有名ミュージシャンを使っての録音ができなかったせいもあり、必然的に新人でもある Sonny Clark なんかは重宝されたんじゃないかな.
そんな彼も、多くのミュージシャンたち同様、この録音からわずか 5 年ほどで、薬物中毒により亡くなっています.

Sonny Clark は曲作りもうまく、 “Cool Struttin’” をはじめ素敵な曲を残しています.
ただ、このアルバムに関しては自身の曲を封印しています.
このアルバムと言えば "Softly As In A Morning Sunrise" になっちゃうかなぁ.
ミディアムテンポで淡々と弾いていますが、独特の間のとり方が結構好きです.
この演奏は、この曲の代表的な演奏の一つとも言われています.
この曲の演奏と言えばすぐに浮かぶのが、 " This Is Honda / 本田竹廣 " ですね.
このアルバムでの演奏は、アメリカンマッスルカーが爆走するようなパワフルな演奏です.
また " Kelly Blue / Wynton Kelly " も有名です.
こちらは軽快に弾むような演奏です.
今日のアルバム、決して派手さはないけれど、なぜか日本人の心に染みこんでくるようなピアノ・アルバムです.
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6 月が始まりました.
今週末は金曜日・土曜日と雨降り、今朝も曇り空でしたが午後からは晴れそうな気配だったので、いつもの 池の平 に行ってきました.


霧が結構あって、強い風が吹くとそれが流れていき、また霧がまくといった感じの午前中でした.
特に風が ・・・・・
小さな花を撮ろうとすると風が吹くんですよねぇ.
こういうの、本当にイラつきます.
気温は 5℃ でかなり寒く、ウインドシェルは当然ですが、薄手の手袋もはめたままの山歩きでした.

実は昨日、いつもお世話になっている TQO 君から、今日一緒に 烏帽子登山 付き合って欲しいと連絡がきましたが、 烏帽子岳 は来週清掃登山に行く予定なのでやんわりお断り.
池の平湿原 と烏帽子岳は距離的にはかなり近いですが、向こうは吹きっ晒しで標高も高いので、今日の午前中はかなり寒かったでしょう.
お断りして大正解でした (笑)
・ ・ ・ ・ ・ ・
さて、今日もしっかりジャズ・アルバム.
日本ではかなり有名なアルバムですが、アメリカではそれほど注目されてはいませんでした.
とても日本人好みのアルバムです.

" Sonny Clark Trio "
1 Be-Bop
(Dizzy Gillespie) ・・・・ 9:52
2 I Didn't Know What Time It Was
(R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 4:20
3 Two Bass Hit
(D.Gillespie-J.Lewis) ・・・・ 3:42
4 Tadd's Delight
(Tadd Dameron) ・・・・ 6:00
5 Softly As In A Morning Sunrise
(O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・ 6:31
6 I'll Remember April
(G.DePaul-P.Johnston-D.Raye) ・・・・ 4:52
7 I Didn't Know What Time It Was (alternate take)
(R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 4:18
8 Two Bass Hit (alternate take)
(D.Gillespie-J.Lewis) ・・・・ 3:59
9 Tadd's Delight (alternate take)
(Tadd Dameron) ・・・・ 5:01
Sonny Clark (p),
Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 13, 1957.
Sonny Clark が 26 歳の時に録音した Blue Note で唯一のトリオ演奏.
BLP-1579 、Blue Note での 3 枚目のリーダー・アルバムになります.
6 曲目までがオリジナル・アルバム収録曲で、 7 曲目からの 3 曲は CD 化のボーナス・トラックです.

昔のジャズ喫茶のリクエストは、アルバムの片面単位だったので、このアルバムがかかるのはほとんどが B 面ばかりでした.
もちろん CD 購入してから何度となく通して聴いてはいるんですが、やっぱり昔で言う B 面の印象が強いです.
久しぶりに 1 曲目からきちんと聴いてみると面白いな.
1 曲目はかなりアップテンポなんですが、バックの二人にあおられてる感がスゴイ.
今のご時世だったら完全にアウトでしょうか.
バックの二人はこの当時あの Miles Davis グループのリズムセクションで、ブルーノートを始めいろいろな録音に引っ張りだこ状態だったはず.
Paul Chambers は、 Sonny Clark の Blue Note 初録音でもある "Hank Mobley (BLP-1568)" を始め、このアルバムまで何度か顔を合わせていますが、 Philly Joe Jones との演奏はこのアルバムが最初.
なにか、新人の Sonny Clark が初めてのトリオ演奏でどこまでできるかちょっとかまってみようか、なんて雰囲気すら感じます.
ちなみにこの録音から三か月後、この三人のリズム・セクションが揃って録音したアルバムこそ、あの "Cool Struttin' (BLP-1588)" です.
日本でジャズ聴いている人でこのアルバムを知らない人は、ほぼいないんじゃないでしょうか.
大橋巨泉 氏曰く 「Blue Note と聞いてあのジャケットが思い浮かばない人、さらにあのメロディが流れてこない人とはジャズを語り合いたくない」とまで言わしめたアルバムです.

ジャズ評論家 油井正一 氏はその昔「後ろ髪を引くような」という表現で Sonny Clark を紹介したよく言われています.
ただ、 小川隆夫 氏の著書「ジャズ名盤おもしろ雑学辞典」(ヤマハ・ミュージックメディア) には、その表現をして紹介したのが英国人評論家の Leonard Feather と記載されています.
今になればだれがそういう表現したかどうでもいい気もしますが、ちょっと気になったりもしますね.
とても詩的な表現で素敵ですが、正直ボクは何となくピンとこないな (笑)
饒舌じゃないけれどちょっとブルーな、心の隙間をさっと埋めてくれるような ・・・・ まるで 喪黒福造 のようなピアノかな.
バックビートを使ったマイナーな演奏が、日本人の心に染みるんだな.
アメリカよりも日本で人気が出て、その後本国でも注目されるようになりました.
でもその頃にはすでにあの世の人でしたが.
もともと西海岸で演奏していて注目を浴び、その後ニューヨークへ.
西海岸の演奏スタイルなどはどうも合ってはいなかったようです.
Arfred Lion の目に留まり、あっという間に多くのアルバムの録音に顔を出しています.
この頃の Blue Note は経営的にも厳しく、高額なギャラの有名ミュージシャンを使っての録音ができなかったせいもあり、必然的に新人でもある Sonny Clark なんかは重宝されたんじゃないかな.
そんな彼も、多くのミュージシャンたち同様、この録音からわずか 5 年ほどで、薬物中毒により亡くなっています.

Sonny Clark は曲作りもうまく、 “Cool Struttin’” をはじめ素敵な曲を残しています.
ただ、このアルバムに関しては自身の曲を封印しています.
このアルバムと言えば "Softly As In A Morning Sunrise" になっちゃうかなぁ.
ミディアムテンポで淡々と弾いていますが、独特の間のとり方が結構好きです.
この演奏は、この曲の代表的な演奏の一つとも言われています.
この曲の演奏と言えばすぐに浮かぶのが、 " This Is Honda / 本田竹廣 " ですね.
このアルバムでの演奏は、アメリカンマッスルカーが爆走するようなパワフルな演奏です.
また " Kelly Blue / Wynton Kelly " も有名です.
こちらは軽快に弾むような演奏です.
今日のアルバム、決して派手さはないけれど、なぜか日本人の心に染みこんでくるようなピアノ・アルバムです.
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