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Goin' Up

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 年末年始の連休後の一週間は長かったなぁ.
 仕事もトップへのプレゼンなどあったので、精神的にもお疲れなのです.
 年末からちょっと大事な計画を 2 本並行で作っていたので、さすがに頭の中での整理が ・・・・・

 こちらの仕事は 2 月にはようやく完成になるのでもう少しの頑張りです.




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 いつもの 電柱のある風景 を Facebook にアップしたら、 「カラスがいない ・・・・」 なんて意見をいただいたので、今日は SIGMA 100-400mm で鳥を撮ってみた.
 結構鳥が集まる林のそばなので、カメラを用意して待ち始めてからほんの数分でやってきてくれました.
 ちなみに電線や電柱にとまるのは、どうも朝方が多いような気がします.


 直線距離で 30-50m くらいかな、そんなに離れてはいませんが鳥が小さいので、イメージとしてはフルサイズの 400mm じゃかなり厳しいて感じ.
 室内からのガラス越しで手持ちで撮影ですが、このレンズは結構手振れ補正いいような気がしています.


 ちなみにカラスではありませんでした (笑)




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 こちらは 1 月 2 日に撮ったものですが、気が付いたら電柱の上に.

 こちらのほうは正真正銘のカラス.




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 年末から結構古い映画を何本か観てるんだけれど、その多くが 1950 年代のモノクロ映画.
 ジャズも映画も、 50 年代と 60 年代ってどうもかなり違う感じです.

 今日のアルバムは 1960 年の録音ですが、聴くたびに何か新しい感じを受けます.





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  " Goin' Up / Freddie Hubbard "





  1. Asiatic Raes
          (Kenny Dorham) ・・・・ 6:46
  2. The Changing Scene
          (Hank Mobley) ・・・ 5:49
  3. Karioka
          (Kenny Dorham) ・・・・ 6:15
  4. A Peck a Sec
          (Hank Mobley) ・・・・ 5:49
  5. I Wished I Knew
          (Bill Smith) ・・・・ 7:48
  6. Blues for Brenda
          (Freddie Hubbard) ・・・・ 6:59





  Freddie Hubbard (tp), Hank Mobley (ts),
  McCoy Tyner (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, November 6, 1960.






 フレディー・ハバート の Blue Note での 2 枚目のリーダー・アルバム.
 最初のリーダー・アルバム "Open Sesame (BLP-4040)" がカルテットだったのに対して、このアルバムはテナーを加えたクインテット演奏.
 ・・・・・・・って書いたけれど、勘違いしてました、 "Open Sesami" には ティナ・ ブルックス がしっかり入っていました m(_ _)m





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 このアルバムは結構好きなアルバムの一枚です.
 有名な演奏しているわけではありませんし、そんなに派手さもないんですが、ボクはこのアルバムが好きです.
 これが Blue Note ・・・・ これがモダン・ジャズっていう雰囲気.


 1 曲目は ケニー・ドーハム の有名な曲で、 "Quiet Kenny" の中で "Lotus Blossom" というタイトルで演奏しています
 この曲は "Newk's Time / Sonny Rollins" でも "Asiatic Raes" というタイトルで演奏されています.


 でもボクがこのアルバムで好きな曲は、次の "The Changing Scene"
 街歩き用の ウォークマン にこの曲が入っているので比較的耳にする機会も多かったせいかな.
 でもどこかで違う演奏を聴いたような記憶もある ・・・・・

 ちょっと調べてみたけれどわからないから、きっと気のせいかもしれません.




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 ピアノは "Open Sesame" に続いて マッコイ・タイナー .
 ところどころに彼らしいところもありますが、それは事前に知っているからそう思うんだろうな.
 このアルバム初めて聴いて、ブラインドクイズなんかされたら、間違いなくわからないと思います.
 マッコイ・タイナー はたしか、この年に ジョン・コルトレーン のグループに加入したんだっけ.


 テナーの ハンク・モブレー が、当たり前だけれどいいですね.
 ハンク・モブレー はすでにこの時代には Blue Note を代表するミュージシャンの一人でしたが、 フレディー・ハバート の演奏も一歩も引けを取らないいい演奏です.

 最近は、ちょっとお気軽な演奏を聴く機会が多かったので、こういう正統派の演奏を久しぶりに聴くと、やっぱり Blue Note だなぁ.




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 6 曲目の "Blues for Brenda" .
 こういうマイナー・ブルースも好きだな.
 それぞれのアドリブも聴き応えあるし.


 高層ビルをバックに、Blue Note 新鋭のトランぺッターが微笑むジャケット.
 これからの彼を象徴するようなジャケット写真であり、アルバムでもあります.




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 先に書いたように、最近ちょっと古めの映画を再鑑賞中.
 古いのでモノクロだったり、今どきの恋愛とはかけ離れたりしてますが、俗にいう名作はいつ観てもやっぱり楽しい.




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 我が家の オードリー・ヘプバーン です.

 "緑の館" は欲しいと思わないので、あと買うとしたら 3 本くらいかな.
 でも今のままでも十分だと思う部分もあったりして ・・・・・

 価格も DVD だと 1,000 円程度で買えるのがうれしい.




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Whistle Stop

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 今日は忘年会出席のため昼から 東京 へ.
 ボクの家から 東京 へ行くこと自体は新幹線もあって簡単なんだけれど、一番の問題はどのくらい寒いのか、暑いのか ・・・・ 地方と 東京 の温度差がいまひとつピンとこないという感じなのです.
 過去にも寒いと思って厚着していったら日差しが暖かく汗かくほどだったことが何度も.

 ファッションには全く興味ありませんが、何をどのくらい着ていくか悩むところです.




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 昨日ローソンで見つけて衝動買いしてしまいました.

 京橋 の "どみそ" は以前講習会場がこのそばだったので、もう何度も行ったお店.
 最近では 富士フォトギャラリー銀座 で写真展を観る機会も増えたので、そのついでに入ったりしています.
 今年だけでも 3 回、ちょっと前に "特みそこってり" 食べたばかりです.


 7・11 で売っている "蒙古タンメン 中本" くらい美味しければいいのだけれど ・・・・・
 なんて思いながら早速食べてみました.



 結果は ・・・・・・ まぁ十分満足いくレベルかな.


 べらぼうに旨いというほどではありませんが、味も香りも結構似ています.
 あの麺を再現するのはちょっと無理だと思うし、全体的に悪くないですね.




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 さて、たまにはハード・バップ聴こうかな ・・・・・・・ なんて思った時にこういう演奏だと、気分が一気に上昇.

 比較的目立たないアルバムなんだけれど、とても Blue Note らしいアルバムでもあります.
 まぁこのあたりのアルバムはどれも 外れ なしといった感じです.






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  " Whistle Stop / Kenny Dorham "





  1. Philly Twist ・・・・・ 5:36
  2. Buffalo ・・・・・ 7:36
  3. Sunset ・・・・・ 6:15
  4. Whistle Stop ・・・・・ 5:53
  5. Sunrise in Mexico ・・・・・ 5:36
  6. Windmill ・・・・・ 6:15
  7. Dorham's Epitaph ・・・・・ 1:09

   (All compositions by Kenny Dorham)





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Kenny Drew (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at DVG studio, Englewood Cliffs, January 15, 1961.





 
 Blue Note には彼のリーダー・アルバムが 5 枚あります ・・・・ "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and his Band" (LP 5010) を含めば 6 枚.
 このアルバムは 1961 年に録音されたアルバムで BLP-4063 .





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 Blue Note の ケニー・ドーハム と言えば、やっぱり "'Round About Midnight At The Cafe Bohemia" でしょう.
 そう、あの Cafe Bohemia です.

 今日のアルバムは全曲ケニー・ドーハムのオリジナルで構成された、軽快なハード・バップのアルバムです.
 彼の曲作りのうまさは "Lotus Blossom" 、 "Blue Bossa" 等を聴いてもわかります.

 このアルバムでの曲は、 テキサス州 生まれの彼らしく、南部に因んだタイトルが付けられています.
 ちなみにアルバム・タイトルでもある "Whistle Stop" は、 アメリカ の田舎にあるような小さな駅で、笛などで合図をしないと停車しないような 「信号停車駅」 という意味のようです.



 このアルバムの演奏、 ケニー・ドーハム はもちろんですが ハンク・モブレー の演奏が特にボクは好きです.
 ケニー・ドリュー もいい感じで、他の二人のメンバーについては改めて言うまでもなく.




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 この人の場合、どうしても "Quiet Kenny" (New Jazz) のイメージが亡霊のように付きまとってしまう.
 哀愁とか 、静かとか ・・・・ とても地味な感じをどうしても受けてしまいます.
 事実、アップ・テンポな曲の中にも独特なマイナーさがあったりして.
 そんなところが玄人受けしてるんでしょうが (笑)


 でもどちらかというと常に新しいものにチャレンジしていたような感じなのです.
 1955 年には "Afro-Cuban" (Blue Note) と言ったラテン系の吹込みも一早くしています.
 1960 年代後半にはポップな方向にも挑戦していたようなことをどこかで読んだような ・・・・ 曖昧な記憶.

 ただ 1960 年代後半からのアルバムはぐっと減って、リーダー・アルバムに至っては 1964 年の "Trompeta Toccata" (Blue Note) が最後のようです.


 クリフォード・ジョーダン の "In The World" は "Vienna" での ドン・チェリー のインパクトが大きいんですが、アナログ盤の B 面の二曲には ケニー・ドーハム が入っていて、結構面白い演奏が聴けました.




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 ジャケット裏の アイラ・ギトラー の解説に、 ケニー・ドーハム の過小評価について当時の評論家たちに向かっての言葉が書かれていました.

 「多くの評論家たちは ケニー・ドーハム についての記事のたびに過小評価されているミュージシャンと書いているけれど、そんな同情を書くだけのエネルギーを使ってもっといい部分を書いてあげればきっともっと多くの成功を収めているはず ・・・・・」

 なるほどなのです.
 これって日本のジャズにも通ずるような気がするなぁ.



 1924 年 8 月 30 日 テキサス州 フェアフィールド で生まれたビバップを代表するトランペッターは、 1972 年 12 月 5 日 48 歳の若さで静かに去っていきました.





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 さて、今夜は EOS学園 土屋組 の忘年会.
 今年一年間基礎講座と実践講座を受講した方たちが一緒になって開催されます.
 参加資格は今年一年間でこの講座を一回でも受講した方 ・・・・ だから忘年会に出るために EOS学園 を受講する方もいたりします (笑)




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 ドップリ写真にのめり込んだ一年の最後 ・・・・・ と言っても、正しくは 20 日の夜最後の授業がありますが.
 そんな一年の締めくくりですので、いろいろ写真のお話しでも楽しくしてこようと思ってます.

 が、またまた 写真の講評会 があります.
 忘年会での講評会、とは言うもののきっとみんな本気モードで作品持ってくるんだろうな (笑)


 これで凹んだらどうしよ ・・・・・ シャレにならないなぁ (笑)




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The Cooker

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 今日もまた "Just One of Those Things" の入ったアルバムを紹介.
 その前に "ライ麦畑" のことをちょっと書いておきます.


 ちなみにこの原題が "The Catcher In The Rye" 、一般的な邦題として "ライ麦畑でつかまえて" と呼ばれています.
 しかし 村上春樹 訳ではあえて原題の英語表記.

 ボクも読んだ感想として、いままで当たり前と思っていた "ライ麦畑でつかまえて" という邦題にちょっと違和感感じるようになったので、ここでは "ライ麦畑" にしておきます.

 ただ違和感はあるものの "ライ麦畑でつかまえて" という邦題はとてもいい題だと今でも思っています.




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 "フラニーとズーイ" で結構手こずったので、長い間 積読 されていました.
 ところがいざ読み始めると、思っていたよりも全然読みやすくてビックリ.
 ボク自身老人の皮をかぶった子供みたいなものだから、 ホールデン・コールフィールド の口から語られる話がとてもストレートに入ってきて、ちょっとそんな気持ちがわかったり.

 この本の内容はそれこそいろいろなところに、いろいろな意見が書かれていますので、ボクは超変態的な部分を.

  以前にも "大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア:序章" の中でみんなにふるまわれる飲み物として トム・コリンズ が出てくることを書きましたが、この "ライ麦畑" にも実は出ていたんですね.


 ホールデン がホテルのナイトクラブ "ラベンダー・ルーム" で女性三人とダンスする場面で、鈍くさい二人の女の子が飲んでいたのが トム・コリンズ .
 でも ホールデン は冬の季節に トム・コリンズ を飲むことに対して 「やれやれ、わかっちゃいない ・・・・」


 そうなのか、一つ勉強になったなぁ.
 ボクもその わかっちゃいない 一人です.

 まぁどうでもいい、かなり トリビアチックなことですが.




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 それと気になったのは ハンチング帽 .


 彼の一つの代名詞ともいえる 赤いハンティング帽 ・・・・・・・
 読んだ時に ハンチング のイメージが、あの薄い感じの帽子を思い浮かべちゃったのでどうもピンとこなかった.
 まぁ一般的に言われている ハンチング というんじゃなく、耳あての付いたキャップのことなんだろうな.



 どんなに背伸びしたって、この帽子だけでも子供っぽい印象受けちゃうな.

 結構面白く読ませてもらった "ライ麦畑" でした




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 今日のアルバムはヴォーカルではなくインストです.
 それもバリバリのハードバップで、 Blue Note が一番 Blue Note らしかった頃だったとボクが思っている時代のアルバムです.

 そして今日のアルバムの主人公のメジャー・デビューはなんと 18 歳.
 天才の名を欲しいままにしていましたが、果たして ホールデン・コールフィールド のように鬱屈していたのでしょうか ・・・・・・






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  " The Cooker / Lee Morgan "





  1. A Night in Tunisia
          (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 9:20
  2. Heavy Dipper
          (Lee Morgan) ・・・・・ 7:02
  3. Just One of Those Things
          (Cole Porter) ・・・・・ 7:15
  4. Lover Man
          (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 6:47
  5. New-Ma
          (Lee Morgan) ・・・・・ 8:11
  6. Just One of Those Things (Alt-tk)
          (Cole Porter) ・・・・・ 7:50





  Lee Morgan (tp), Pepper Adams (bs),
  Bobby Timmons (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, September 29, 1957.







 BLP-1578 ・・・・・・ 録音当時、 リー・モーガン はまだ 19 歳.
 オリジナルは 5 曲、最後の曲はお馴染みの CD 化に伴うボーナス・トラック.

 奇しくも "Just One of Those Things" がボーナス・トラックという ・・・・・・・





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 まずはこのアルバム、ジャケットがいい !! 
 いかにも Blue Note って感じで ・・・・・・・・ とてもジャズっぽい.
 このジャケット見ただけでも、硬派のジャズ ・・・・・・ Blue Note らしい、ぶっとい音が聴こえてくるようです.

 昔アナログ盤を聴いていた頃は、こういうステキなジャケットのアルバムを手に入れると、まだ聴いていなじゅても何かうれしかったなぁ.

 そんな ジャケ買い も懐かしい思い出なのです.

 アナログ独特の音もですが、やっぱり大きいジャケットは魅力だな.



 このアルバムはちょっとゆったり目の "A Night in Tunisia" で始まります.
 このゆったり感と ペッパー・アダムス のバリトン・サックスがとても独特の雰囲気を出してます.
 でもソロに入ると リー・モーガン のソロが一気に爆発する感じ.




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 何といっても リー・モーガン の演奏にビックリ.
 例えば "Just One of Those Things" の演奏でも、とても 19 歳とは思えないような堂々とした演奏.

 ちょっと吹きすぎとも感じるくらいですが、彼の場合はちょっとしっとりとしたバラード系を吹いても震えてしまうくらいゾクッときちゃいます.
 このあたりがすごいところで、 10 代にしてすでに恋のイロハを習熟している感じなんです.


 彼の Blue Note 初リーダー・アルバムの吹込みが 1956 年 11 月 4 日でそれから 1 年の間に 5 枚ものリーダー・アルバム出しているんですから、ただただスゴイ.


 ピアノは ボビー・ティモンズ で、かなりアツくファンキーなソロを楽しむことができます.
 特に "Just One of Those Things" でのソロは聴き応えあります.

 リー・モーガン と ボビー・ティモンズ はその後結成された ジャズ・メッセンジャーズ に ベニー・ゴルソン の紹介で加入していきます.




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 それとこのアルバムは、やっぱり バス・クラリネット の ペッパー・アダムス .
 ビッグバンドには必ずと言っていいほど入ってはいるものの、 ジャズ の中ではとてもマイナーな楽器です.
 ボクは彼以外の奏者の名前も、 ジェリー・マリガン 、 サージ・チャロフ 、 レオ・パーカー くらいしか思い浮かばない.

 なかでも ペッパー・アダムス は ドナルド・バード と Blue Note に多くのアルバムを残してもいるので、ボクは ジェリー・マリガン よりも ・・・・・・ という感じです.
 そのためか、ブラインドでこのアルバム聴いたりすると、おもわず 「 ドナルド・バード でこんなアルバムあったっけ ・・・・・ 」 なんて思ったりもしちゃいますが (笑)

 ちなみに ペッパー・アダムス の Blue Note の初吹込みがこのアルバムで、その後 ドナルド・バード のアルバムに参加しているのは有名.


 この次に発表した "Candy" があまりにも評価が高いためか、どちらかというとの地味目のアルバムでしょうか.
 でも "Lover Man" なんかとても 10 代の演奏とは思えない (笑)


 それだけに聴けば聴くほど味が出てくるような ・・・・・・ 秀逸なアルバムでしょうか.




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 すっかり紅葉が下りてきました.
 3 日は天気が良かったのでちょっと練習がてら秋の風景を探しに行ってきました.




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 この場所結構お気に入りの場所で、あの日差しの時に、あの場所にモデル立たせて、ここから ●● mm で ・・・・・・・・ なんて、ついつい考えながらファインダー覗いちゃいます (笑)


 明日はこの写真の近くでイベント.
 今年 市のフォトコン で入賞をいただいた写真が、昨年このイベントでの模様を収めたものでした.

 まぁ同じような写真を出すつもりはありませんが、天気がよければちょっと撮影にでも行ってみるつもりです.





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Song For Wes




 今日の記事もカメラに因んだお話が最初と最後にドッサリありますが、主役は真ん中のアルバムのお話しですので、みなさまお間違えの無いように.


 今週末は 船橋 での新年会や、 東京 での ON ゼミ などがうまく重なりました.
 久しぶりに お街 の写真を撮ってくるつもりです.
 ということで、ブログ更新は今日のうちに.


 そういえば昨年末は結局クリスマスの風景を撮りに行くこともなかったなぁ.

 当然ですが今回は初めてのフルサイズ.
 レンズは 50mm 単焦点 で頑張って撮るつもりです.
 単焦点レンズ 購入までは EF 16-35mm F4L ( 35mm 換算で 26-56mm) を標準として使用していたので、超広角を狙わなければまぁほとんど画角的には一緒といった感じになるかな ・・・・・・・

 さて、そんな EOS 5D mark lV ですが ・・・・・・



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 たしか EOS 5D mark ll からこの マルチコントローラー って付いたのでしょうか ?
 EOS 7D Mark ll にも付いており、 AF フレーム の移動など結構使い勝手が良かった.


 ところが 5D Mark lV で同じような操作をしようとしたらどうも下方向への動作が鈍く、うまく下がらないことも.
 早速修理センターへ電話で問い合わせてみると、この機種は結構しっかり押すような操作しないと反応しないようになっており、以前の他の機種とは感覚的にちょっと違っているということでした.
 今までは指先でちょこちょこって感じで動かせましたが.

 ちょっと強めに押すように、意識して動かすときちんと動くので故障ではなさそうですね.
 取扱説明書でも、対応した電話でも、 「親指の腹で押すように ・・・・・」

 なるほどね.



  ( ここまでが前振り、本題はこの後ですから )




 そんな親指でのギター奏法と言ってすぐに思い浮かべるのが ウェス・モンゴメリー .
 そんな ウェス への敬愛を込めたアルバムがこれ.
 
 このアルバムは、突然ボクの目の前に現れたって感じでした.





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  " Song For Wes / 宮之上貴昭 "





  1. Song For Wes
          (Yoshiaki Miyanoue) ・・・・・ 8:30
  2. Willow Weep For Me
          (Amm Ronnel) ・・・・・3:59
  3. Blues For Philly
          (Yoshiaki Miyanoue) ・・・・・ 7:02
  4. In A Sentimental Mood
          (I.Mills-M.Kurtz-D.Ellington) ・・・・・ 7:43
  5. Maki's Dream
          (Yoshiaki Miyanoue) ・・・・・ 8:14





  宮之上貴昭 (g), 北島直樹 (p), 水橋孝 (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded on September 25, 1978.







 日本人ギタリスト 宮之上貴昭 のメジャー 1 作目のアルバム
 このアルバムの前に "What’s Happened? Miya." と言うアルバムが、 コジマ録音 からリリースされています.
 そちらのアルバムは、 2012 年 塙耕記 監修の THINK! RECORDS から CD 発売.

 さすが、一連の TBM 作品や国内ジャズを再販させてきた 塙さんならではです.





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 こういうアルバムに出会うと本当にうれしくなります.
 最初に聴いた時にビックリ.

 TBM 大好きなボクとしましては、 「日本のジャズは ・・・・・・ 」 と否定的に言われるのがすごく嫌です.
 一昔前のジャズ喫茶には平気でこういうことを言う人がいましたが、さすがに最近は少なくなったかな.

 日本のジャズがオリジナリティーを持ち始めたのが 1960 年代辺りからとされているので、 アメリカ の歴史には遠く及ばないのはわかりますし、仕方ないことですが、だからと言って音楽性まで云々というのは違うだろう.

 そういうこと言う人こそ、こういったアルバムを聴いてほしい.


 ボクも以前はそんな感じの偏見を持っていましたが、最近では日本のジャズのほうが、日本人の感性にピッタリ合うんじゃないかと思うようになっております.
 だから最近、日本のジャズのアルバム購入のほうが断然多い ・・・・・・ あと、女性ヴォーカルね (笑)

 このアルバムは、とても気持ちいい演奏で、理屈なしに楽しめるアルバムです.

 1 曲目のアルバム・タイトル曲 "Song For Wes" を含め 3 曲がオリジナル曲.
 速いテンポの 1 曲目は、テーマに続いて、ちょっと独特なピアノ・ソロ、そしてギター・ソロになりますが、息の長いフレーズをグイグイという感じでとってもグルービー感あふれるソロです.




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  ( Yoshiyuki Miyanoue official web site から引用 )

 実はこの 宮之上貴昭 氏の名前を知ったのはこのアルバムを見つけて初めて.
 調べてみると日本でも有名なジャズ・ギタリストの一人なのに、なんでだろう.

 一つはボクの情報収集力のなさ ・・・・・・ というか積極的な情報収集をほとんどしないこと.
 だから人との出会いと一緒で、運が良ければ再販情報を知り購入するけれど、運が悪ければ知らないままで気が付くと在庫切れって感じ.
 
 それと TBM への吹込みが全くないこともあります.
 せめてTBM への録音があればボクの目に留まったと思うのですが、オフィシャルサイトのディスコグラフィを見たところでも TBM への吹込みはないようですね.


 ということで、オフィシャルサイトから経歴を引用させていただきました.


 米軍 横田基地 の中の "N・C・O" クラブで、 ジョー・デイビス (org) 、 ジェリー・エディ (ds) のトリオ 「ニュー・グループ」 で 3 年間演奏する。
 同時に自己のバンドで都内のライブハウス等に出演していたが、 1977 年に渡米。
 ニューヨーク で武者修業の後帰国し、折から ビル・エバンス (p) トリオで来日中だった今は亡き天才ドラマー、 フィリー・ジョー・ジョーンズ をゲストに、 "ソング・フォー・ウェス" (キングレコード) をリリースし、メジャーデビューとなる。
 これを機に毎年次々にリーダー・アルバムを発表。
 とりわけオルガンの第一人者、 ジミー・スミス をゲストに加えた "タッチ・オブ・ラブ" (バップレコード) や、
「日本のジャズ 100 選」 にもなったライブ録音の "ウェス・モンゴメリーに捧ぐ" (キングレコード) 、ストリングス・オーケストラを加えてイージー・リスニングに仕立てた "フォクシー・アイズ" (東芝EMI) 、 アンディ・シンプキンス プロデュースによる初の海外録音 "L.A.コネクション" も話題となった。
 残念ながらこれらの作品の多くは現在では廃盤となりましたが、過去に発表された作品がオークションに出品されると、熱心なマニアの間で記録的な高値をつけることで評判となっています。
  ( Yoshiyuki Miyanoue official web site から引用 )




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  ( Yoshiyuki Miyanoue official web site から引用 )

 1曲目ではちょっと独特なピアノなんて表現しましたが、 4 曲目の "In A Sentimental Mood" の演奏なんてさ ・・・・・・・・ うっとりするくらいのムードです.
 もちろんベースの 水橋孝 と、ドラムの Philly Joe Jones については改めて言うことありませんな.

 しっかりしたリズム・セクションに支えられたグルービーな演奏を楽しめる、とっても素敵で渋い一枚です.

 ホームページ見るとわかりますが、今でもバリバリの現役.
 いつか機会があれば、ライブで聴いてみたいなぁ.


 とりあえずもう少し CD を探してみることにします.







 来月はいよいよ CP+ .
 年末から各メーカーの新製品の発表が出始めました.



OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

 オリンパス は OM-D シリーズの最高級機 「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」 を 12 月 22 日に発売.
 店頭価格はボディ単体で 22 万円程度.


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 リコーイメージング は APS-C フォーマットのデジタル一眼レフカメラ 「PENTAX KP」 を 2 月 23 日発売.
 店頭価格はボディ単体で 12 万 7500 円.


lumix GH5 001

 パナソニック は、フラッグシップミラーレス 「LUMIX GH5」 を 3 月 23 日に国内発売
 店頭予想価格はボディが税別 24 万円前後.


FUJIFILM GFX 50S001

 富士フイルム は、中判ミラーレスカメラ 「FUJIFILM GFX 50S」 を 2 月下旬に発売.
 店頭予想価格は税別 80 万円前後の見込み.


 キヤノン と ニコン はまだ新製品の発表がありませんが、間違いなく何か目玉を用意していそうです.
 今日になって "EOS 6D + EF 24-105 F3.5-5.6 IS STM レンズキット" が 2 月 2 日に発売、なんてメールが飛び込んできました ・・・・・・・ なぜに今頃 ?
 なにか怪しい香りがプンプン.

 あと一か月ですが、 横浜 CP+ が楽しみです.


On Green Dolphin Street

 この週末は全国的に大荒れだったようです.
 ボクの家の周りでも雪が 10cm ほど積もりましたが、幸いなことに大荒れという感じではありません.




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 日曜日の朝ですが、どよよ〜〜〜んとしたいかにも冬のお天気という感じ.
 この写真を撮ったのは 8 時頃でまだ雪が降っていましたが、昼になるにつれ雪も止み、午後には日差しも出てきました.


 これで回復するのかと思っていたのですが ・・・・・・・・


 昨日の月曜日、夕方からまたまた雪.
 今朝は車の上に 20cm 以上積もっていました.




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    (月曜日の夕方)

 "秒速 5 センチメートル" をイメージして、シャッター・スピード 1 秒で最初撮ったら ・・・・・
 ただの白い糸のような写真になって、おもしろくもなんともない.
 まるで、秒速 100 センチメートルくらいです (笑)


 だから上の写真は 1/20 秒で撮ってみました.
 仕事を終え家に帰ってから 30 分くらいしてから撮ったのですが、すでに車の上には数センチの雪が積もっていました.

 そのまま未明まで降り続き、深夜には大雪警報まで発表される始末.
 おかげで今朝は 6 時に起きて雪かき.
 リスクは犯さないようにしているので、今年初めてタイヤチェーンを巻いての出勤でした.

 ただ日中は陽が出て、比較的暖かくなったので道路の雪もほとんど融けました.




 さて今夜も机の上に山積みになったアルバムからから一枚引き抜いてみよう.
 ジャケットの写真が以前から結構好きだったのですが、購入は昨年末にようやく.





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  " On Green Dolphin Street / Bill Evans "





  1. You and the Night and the Music
           (H.Dietz-A.Schwartz) ・・・・・ 7:20
  2. How Am I to Know ?
           (J.King-D.Parker) ・・・・・ 6:18
  3. Woody 'n' You (Take 1)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:25
  4. Woody 'n' You (Take 2)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:10
  5. My Heart Stood Still
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:21
  6. On Green Dolphin Street
           (B.Kaper-N.Washington) ・・・・・ 8:09
  7. All of You (Take 1)
           (Cole Porter) ・・・・・ 8:07




  # 1 - 6 :
  Bill Evans (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 19, 1959.

  # 7 :
  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds) 
  Recorded at Village Vanguard, NYC, June 25, 1961 .







 1959 年に録音されたアルバムですが、発売されたのは 1975 年.
 ジャケット写真の撮影が K.Abe と表記されています.
 日本人 ・・・・・ あるいは日系人でしょうか、気になるなぁ.





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 このアルバムが録音される前年の 1958 年、 ビル・エバンス は マイルス・デイヴィス のバンドに短期間加わり、録音とツアーを行っていました.
 ただ、白人であることやドラッグの問題などで短期間でバンドを離れています.
 しかし マイルス の強い要望で、 1959 年 3 月・ 4月に録音された "Kind Of Blue" のセッションに参加したのは有名なお話です.

 今日のアルバムのベースとドラムは、そんな マイルス・グループ のリズム・セクションを担当したメンバー ・・・・・・ ポール・チェンバース 、 フィリー・ジョー・ジョーンズ とのトリオによる演奏です.


 CD 化の際に 7 曲目の "All of You" がボーナス・トラックとして加えられています.
 アナログ盤 (?) や他の CD によっては、 7 曲目のボーナス・トラックは、トリオ演奏ではなくサックスの ズート・シムズ をフィーチャーしたクインテット編成で 1962 年に収録された演奏が入っているようですが、このあたりの詳細については不明です.




Bill Evans 0010

 ボクにとって ビル・エバンス と言えば、 スコット・ラファロ 、 ポール・モチアン .
 ですのでこのアルバムでの演奏はちょっと聴き慣れた演奏とは違うような感じを受けます.

 何となくリラックスした感じを受ける演奏ですね.

 ピーーーーーーンと緊張の糸が張り詰めたような演奏とは違う気がする.

 1 曲目の "You and the Night and the Music" (あなたと夜と音楽と) は、アルバム "Interplay" の1曲目にも入っています.
 "Interplay" のほうはちょっとアップ・テンポでスリリングなソロでしたが、今日のアルバムの演奏を聴いてみるとリラックスした感じが伝わってきます.


 それだけに、ボーナス・トラックでどうして "All of You" の演奏を入れたのかよくわからないなぁ.
 ピアノ・トリオは一緒ですが、演奏の中身は全然違うと思うんだけれどねぇ.

 このボーナス・トラック "All of You (Take 1)" は、 1961 年 6 月 25 日 ニューヨーク の ヴィレッジ・ヴァンガード で行われライブ演奏です.
 この時の演奏は "Waltz For Debby" と "Sunday At The Village Vanguard" の二枚のアルバムに、 12 曲が収められました.




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 その後 2005 年になって、二枚のアルバム収録されなかった曲全てを演奏順にアルバムにした "The Complete Village Vanguard recordings, 1961" がリリース.

 最初のセットの中に "All of You (Take 1)" の演奏も入っていました.


 今日のアルバムが発売されたのが 1975 年、その当時このコンプリート盤が出ることなんか当然わからなかったので、未発表の "All of You (Take 1)" を入れたという感じなのでしょうか.


 全体的に軽快でリラックス・ムードが漂っていますが、そうはいっても ビル・エバンス らしいピアノを楽しめるアルバムです.







 さて、来週辺りから一気に飲み会の回数が増えていきます.
 すでに 2 月と 3 月の週末はほとんど予定が入ってしまいました.
 お泊りの懇親会が 2 回、 東京 などお街へのお出かけも 2 回.

 1 月最終週は 東京 & 船橋 に遊びにいきます.
 こちらは以前の仲間とささやかに 火鍋 で新年会.
 ちょうど土曜日は ON ゼミ もあるので、金曜日からリフレッシュ.
 グッドタイミングでした.


 久しぶりの 東京 なので、今回は 単焦点レンズ だけ持って 銀座 の写真を撮ってこよう.
 広角で収めたい風景もあるんだけれど、そこはグッと我慢して・・・・・



 2 月最終週には昨年行って楽しめたイベント CP+ も控えています.




CP+001
      ( CP+ ホームページから)

 昨年初めて行ってみて大体どんな感じかわかったので、今年はもう少しターゲットを絞って見てくるつもりです.
 当然、新しいカメラ持ってガッツリ撮ってくるぞっ.

 当初職場の友人たちと行く予定でしたが、都合でいけなくなったので今回も一人のんびり行くことにします.


 今 東京モーターショー が話題になっており、コンパニオンさんたちの写真もいろいろネット上に出ています.
 そんなコンパニオンを撮りにいく方もとても多いのですが ・・・・・

 モーターショーのコンパニオンさんには、どうも今一つ魅力を感じないなぁ.
 っていうか、変に肌の露出が多かったり、ケバケバしい感じの方が多いイメージがしてしまいます.




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      (CP+2016 SONY ブースで撮影)

 こういったイベントに行ったことないので、昨年の CP+ と比較になっちゃうんだけれど、 CP+ のほうがケバケバしさがなくって好きだなぁ.
 特に大きなメーカーは清楚な感じがしました.
 きっと モーターショー のほうも、大きなメーカーはコンパニオンさんも清楚なんだろな.


 去年は全然わからないまま参加したので、今年はもっときちんと計画してしっかりした写真を撮ってきます.




 ≪ 1/19 追記≫
 上の記事でボーナス・トラックと書きましたが違っていたようです.
 Azumino さんからのコメントで、アルバムのライナーノーツについて書かれていました.
 以下コメントから、
 「エヴァンスのこのレコードには、 1962 年録音の "Loose Bloose" も収録されています。リバーサイド時代には、どちらのセッションもお蔵入りしていて、マイルストーン時代になって、 2 枚組のリイシューとして "Bill Evans Piece Piece & Others" として初めてリリースされたものです。米国盤は、 "Everybody Digs Bill Evans" とカップリングされています。それを新たなジャケットを用い、一枚ものとしてまとめたのが、 "On Green Dolphin Street" です。」

 ・・・・・・・ なるほど、納得です. 大変ありがとうございました.

Holiday for Skins

 ジャズも少し聴き込んでくると、演奏を聴いただけで奏者がわかったりしてきます.
 さらには ブラインド・クイズ などと呼ばれた、ジャズ喫茶の定番イベントに一喜一憂したりして.

 こうなってくると、知らず知らずのうちに 「オレ、結構ジャズわかってきたんじゃね ・・・・ 」 なんて勘違いも始まったりするわけ.

 こういうオーラ全開の人、ボクは好きじゃないんだけれど、自分自身もきっとにたよう似たようなオーラをブログでも出してるんじゃないかと ・・・・・・・・・ ちょっとブログ書きながら思ったり.

 まぁそんなことは横に置いておいて ・・・・・・



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  (金曜日の 銀座 )

 実は先日 写真展 を観ていた時も同じようなこと感じたんです.
 写真観ながら ・・・・・・・・

 この露出は F8 くらいか ・・・・・・
 このシャッタースピードは 1/60 くらい ・・・・・・・・
 ホワイトバランスは ・・・・・・・・・


 おいおい、これって違うだろ.

 写真観に行っているはずのに、いつの間にか撮影技術を見にいっているような感じ.
 非常によくないのですな.

 もう少し写真に正面から向き合おう ・・・・・・ なんて、ここでもわかったようなオーラを出しちゃいました.






 さて少し前、 Amazon でようやく購入したアルバムです.
 内容が内容だけに、以前から購入しようと思ってはいたものの最後のクリックができなかったアルバムです.

 ちなみに Blue Note の 1500 番台、 4000 番台、 4100 番台の未購入があと 20 枚ほどになったので、残っているアルバムはみんなこんな感じの微妙なアルバムが多いのです.




4004-5






  " Holiday for Skins / Art Blakey "





  1. The Feast
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:25
  2. Aghano
             (Art Blakey) ・・・・・ 6:04
  3. Lamento Africano
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:22
  4. Mirage
             (Art Blakey) ・・・・・ 10:27
  5. O'Tinde
             (Art Blakey) ・・・・・ 6:14
  6. Swingin' Kilts
             (Ray Bryant) ・・・・・ 8:49
  7. Dinga
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:57
  8. Reflection
             (Ray Bryant) ・・・・・ 9:06





  Art Blakey (ds.chanting), Donald Byrd (tp: # 1, 4, 6 & 8), 
  Ray Bryant (p), Wendell Marshall (b),
  Art Taylor (ds), Philly Joe Jones (ds.chanting.vo),
  Ray Barretto (bongos, congas), Victor Gonzales (bongos, congas),
  Julio Martinez (bongos, congas), Sabu Martinez (bongos, congas),
  Chonguito Vincente (bongos, congas), Fred Pagani (timbales),
  Andy Delannoy (maracas), Austin Cromer (chanting),
  Hal Rasheed (chanting)
  Recorded at Manhattan Towers, NYC, November 9, 1958.





 オリジナルは BLP-4004 、 BLP-4005 の 2 枚になっています.
 ボクの持っているものは CD で 1 枚になっているもの.
 正直こういったアルバムはとりあえず聴ければいいかな、って感じだったので、オリジナル構成になんて全くこだわりなし.

 ただ内容が内容だけに、購入するまで結構な年月を要したアルバムなのです (笑)




40044005

 こちらはオリジナル二枚のジャケット写真.
 お得意の色違いですね.

 写真の上に書かれた水玉の加工は "Milt Jackson and The Thelonious Monk Quintet (BLP-1509)" とこのアルバムだけかな.
 "Unity (BLP-4221)" でも水玉が入っていますが、上記の 2 枚とはかなり雰囲気が違います.

 ボクはこの水玉のデザイン、結構気に入っています.



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 Blue Note らしいと言えば らしい アルバムでしょうか.
 新しいことをしようとしている感じは 1 曲目からヒシヒシと伝わってきます.
 それが何曲も聴いていくうちにだんだん苦痛になっていって ・・・・・・ 修行モード突入.

 まぁ一応リズム・セクションも健在ですし、1曲目で言えばトランペットも入って、冒頭のカオス感はそんなにはなくなるんだけれど、途中からまた打楽器の饗宴.


 とにかくね、歌が結構辛いんだな ・・・・・・・・・・・ (笑)


 そんな修行が 5 曲続き、 6 曲目になると感動するくらいのモダン・ジャズらしい演奏になります.
 ひょっとするとそれまでの 5 曲は、この 6 曲目につなげるための演奏だったのかと思ってしまうほどホッとできるのです.

 レイ・ブライアント が 2 曲提供していますが、この 2 曲がものすごくいいと感じちゃいます.
 前後の曲とのつながりでそういう感じになっちゃうんだろうな.



ArtBlakey4005

 まぁ、それにしてもだね、よくもこんなアルバムまで平気で聴けるようになったものだと感慨一入 ・・・・・・・ ちょっとオーバーでした.

 でも本当にエリア拡大しました.
 このアルバムにしたって、修行だなんだと書いてはいますが普通に流して聴いちゃっているんですから.
 4 曲目の "Mirage" だって聴いていくたびにいいなぁと思ってしまう.


 お気に入りとは言い難いですが、十分にこういうアルバムもありかな.





 8 月 25 日、 EOS 5D Mark lV の発売発表の陰に隠れていましたけれど、こんなものも 9 月下旬に発売されます.



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   Wi-Fi アダプター "W-E1"

 EOS 7D Mark II ・ EOS 5Ds ・ EOS 5Ds R と、スマートフォンやタブレットおよび PC との Wi-Fi 接続を可能にするアダプターなのです.


 これって、 EOS 7D Mark II を使っているボクにとっては大ニュース.
 EOS 70D の時は iPad などで拡大してピント合わせして、そのままシャッター押すのが、特に望遠レンズ使っているときなど重宝でした.

 それが EOS 7D Mark II ではなかったので、今回の EOS 5D Mark IV にこの機能が付いただけでも購入意欲上昇だったのですから.

 このアダプターがたった 5,000 円で購入できるとなるとですよ ・・・・・・・・


 5Ds という選択肢がまたまた出てきちゃったりするわけ.
 まぁ実売価格的には一応 EOS 5D Mark lV のほうがまだ安いので、現状のままだったら EOS 5D Mark lV なんだけれど ・・・・・・・・


 あと半年価格変動を見守ります.



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   (金曜日の お台場)


 それよりも Wi-Fi アダプター どうしよ.
 価格的には 5,000 円だから、そんなに負担があるわけではないんだけれど.

 こっちのほうが結構悩んだり ・・・・・・・・・



 していたら、たった今 キヤノン からメールが届いて



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 見ん事、抽選に当たったそうです.


 早速購入手続きしたんだけれど ・・・・・・・・・

 微妙にうれしいような ・・・・・・・・・ 複雑なのです (笑)


 とりあえず半年間はこれ見ながら我慢、来春には 5D のどれかを買い足します.
 きっと EOS 5D Mark lV だとは思うんだけれど、考える余地ありすぎです.

Hub Cap

  ・ ・ ・ ・ ・



 いきなりの雨ですね

 待ちに待った週末、土曜日の朝は雨の音 ・・・・・・

 それも結構激しい雨、ビックリするくらいの雨の音で起きてしまいました.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/320sec f/4 ISO-100)

 朝のうちに雨はやんだものの曇り空です.

 今日は夕方お仕事関係の飲み会があるので、それまでは家でマッタリ.
 天気もパッとしないので、家でボケっとするにはピッタリの日です.



 とりあえずブログでも書いておこう.



  ・ ・ ・ ・ ・



 そういえば、最近 Blue Note を取り上げていなかったなぁ.
 このアルバムの一曲目がカーナビに入っていて、車の中でも結構耳にしますが、若さあふれる演奏ですね.





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  " Hub Cap / Freddie Hubbard "





  1. Hub Cap
          (Freddie Hubbard) ・・・・・ 5:17
  2. Cry Me Not
          (Randy Weston) ・・・・・ 4:49
  3. Luana
          (Freddie Hubbard) ・・・・・ 10:07
  4. Osie Mae
          (Freddie Hubbard) ・・・・・ 6:54
  5. Plexus
          (Ceder Walton) ・・・・・ 9:04
  6. Earmon Jr.
          (Freddie Hubbard) ・・・・・ 6:19





  Freddie Hubbard (tp), Julian Priester (tb),
  Jimmy Heath (ts), Cedar Walton (p),
  Larry Ridley (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, April 9, 1961.







 フレディ・ハバード のリーダー・アルバムとしては Blue Note では 3 作目になります.
 過去 2 作はクインテットによる 2 管編成でしたが、このアルバムはトロンボーンとテナーを加えた 3 管.
 ホーン・アンサンブルも楽しめますが、ボクが注目するのはこのアルバムでの フレディ・ハバード の作曲のセンス.



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 1 作目の "Open Sesame (BLP 4040) " はTina Brooks 、 2 作目の "Goin' Up (BLP 4056)" は Hank Mobley がそれぞれテナー奏者として参加しています.
 このアルバムでは Jimmy Heath のテナーに、Julian Priester のトロンボーン.


 この Jimmy Heath が派手ではないものの、ちょっとグッとくるところがあります.


 特に 3 曲目の "Luana" ・・・・・・・ この演奏がいいなぁ.
 この曲でのテナーもちょっといいんじゃないか.


 アルバム・タイトル曲の "Hub Cap" はよく聴いていますが、他の曲はほとんど忘れていました.
 それだけに、久しぶりに聴いてみるとこの "Luana" を始めとした曲の良さがわかります.


 ピアノの シダー・ウォルトン もボクとしてはあまり聴くことのないピアニストですが、このアルバムの随所できらりと光り輝いています.
 このピアノはいいかも ・・・・・・・・


 East Wind のライブ・アルバム買おうかな、なんて気にさせてくれます. 



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 トロンボーンの Julian Priester ですが、彼も ・・・・・・・・・ 記憶にないなぁ.
 でもちょっと調べてみたら、お馴染みのアルバムの中に彼の名前が ・・・・・・


  Africa/Brass / John Coltrane (Impulse! 1961)
  In the World /Clifford Jordan (Strata-East 1969)
  Capra Black / Billy Harper (Strata-East 1973)

 など、ボクの好きなアルバムの中での演奏がありました.
 

 さらにベースの Larry Ridley ・・・・・・・・
 調べてみたら フレディ・ハバード が 10 代の頃から一緒に演奏をしていた仲間のようです.
 Blue Note など、そこそこのアルバムでの演奏がありました.


 今までほとんど気にしたことなかったので、改めてしっかり聴いてみよう.



Freddie Hubbard 002

 このアルバムのメンバーですが、正直そんなに華やかさがありません.
 でも逆に考えると、 フレディ・ハバード が選んだメンバーで、彼のやりたかった演奏をアルバムにしたという感じが強いですね.

 そしてこのアルバムの選曲、彼のオリジナルが 4 曲というのもしかりなのです.

 このアルバムも含め、こういったあまり有名でないミュージシャンたちが集まっても、出来上がる演奏はとてもステキな演奏がゴロゴロあったりするのも、ジャズの楽しみ方かな.




 フレディ・ハバード はこの年 Jazz Messengers のメンバーに抜擢され、その後の活躍はみなさんご存知の通り.
 この頃、すでに マイルス・デイヴィス が フレディ・ハバード の演奏を高く評価していたのもわかりますね.



  ・ ・ ・ ・ ・



 ちょっと書いては、映画観たり、他のアルバムの演奏聴いちゃったりしたものだから、すでに夕方になってしまいました.



 さて、これから軽く飲み会に参加してくるとしましょう.



  ・ ・ ・ ・ ・

Cookin'

  ・ ・ ・ ・ ・



 連休も今日で最後.
 曇りの日もありましたが、とても穏やかな連休でした.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/5 ISO-100)

 ただし、ボクの連休は完全静養で終わりましたけど.


 実は連休前からなにか喉のイガイガ感があり、連休に入ると咳と喉の痛み、さらに熱まで・・・・・・・・
 完全な感冒症状ってやつです.


 4 日に病院受診してお薬もらい昨日まで完全にダウン状態.

 さすがに明日からは仕事なので、普通の生活に戻らないとヤバい.
 ということで、身体を慣らす意味も含めいつも通りの時間に起床して、ブログ書き始めました.


 咳や痰の絡む感じもかなりなくなっており、熱もまったくありません.
 ただ身体全体がまだ違和感あり、ほとんど動かない生活していたせいでしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムもずっと前に取り上げたアルバムですが、データ記載を含めてもう一度.
 ただし体調が完全ではないので、いつもより簡単に.




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  " Cookin' / Miles Davis "





  1. My Funny Valentine
        (L.Hart-R.Rogers) ・・・・・ 6:00
  2. Blues By Five
        (R.Garland) ・・・・・ 10:21
  3. Airegin
        (S.Rollins) ・・・・・ 4:23
  4. Tune UP - When Lights Are Low
        (M.Davis) - (B.Carter-S.Williams) ・・・・・ 13:10





  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), 
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, October 26, 1956.







 マイルス が Prestige との契約を完了させるために行った有名な マラソン・セッション 4 部作の一枚.
 このアルバムは 1957 年に 4 枚の先頭をきって発売、残りのアルバム Prestige の販売戦略のため年一作というペースで発売されました.



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 オリジナル・ジャケットの裏面の書いてある曲目は "Just Squeeze Me" とありますが、これは完全な間違いで、正しくは "When Lights Are Low" だったと、後年オリジナル・アルバムのライナー・ノーツを書いた アイラ・ギトラー が認めています.


 コルトレーン が気になるなぁ ・・・・・・・・・・
 正直このアルバムでの コルトレーン はそんなにいいとは思いません.
 コルトレーン らしいスタイルではあるんだけれどねぇ ・・・・・・・・ 



 1 曲目の "My Funny Valentine" は コルトレーン が抜けたカルテットの演奏ですが、このアルバムの白眉と言ってもいいんじゃないでしょうか.
 この曲は マイルス のレパートリーの一つとして、その後も多くの演奏が残されていきます.



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 前にこのアルバムを取り上げたのは 2009 年の 10 月.
 その時の記事を読んでみると ・・・・・・・・・・

 まだ "Miles Davis Complete Columbia Album Collection" も発売前でした.

 
 あれから5年も過ぎていますが、気持ち的には 「もうそんなに経ったんだ ・・・・・」 という感じなのです.
 ブログとか読み返しても、ほんの数年前に書いたと思った記事がだいぶ前だったりということが何度もあります.
 人間的にはまったくと言っていいほど進歩が見られませんが、ことジャズに関してはかなり聴く範囲が広がりました.



 今日はこんなところで終了.
 午後は WOWOW で "ゴジラ" でも観ながらまったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・

The Waiting Game

 また雪でした
 昨日は朝からずっと、シンシンと降り続いていました.

 ただ、気温が比較的高かったせいかまったくと言っていいほど積もらず、道路も雨が降ったような感じでした.



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    (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 0.6sec f/4 ISO-6400)

 昨夜家に帰ってから撮ってみました.
 ISO 6400 だとどのくらいに映るのかテストみたいな感じで.

 雪の降る夕方 18:00 過ぎですので、当然辺りはほとんど真っ暗に近い状態.
 家や道路の光量が結構あったせいか、ビックリするほど明るくなってしまいました.
 もう少し青っぽい雰囲気出したかったのですが、明るすぎて面白みに欠けてしまいますが (笑)

 数枚設定変えて撮ったりしましたが、手持ち撮影 & 露出時間が長いためかなり手振れが ・・・・・・
 もう少し試そうかと思いましたが、雪も降っているし、寒いしで家に飛び込んでしまいました.


 カメラはジャズ以上にルーキーなので、とりあえず撮りまくるしかないですね.






 さて土曜日なのでブログ更新.
 早めに更新して、ノルマ (笑) の映画鑑賞でもしようか.
 幸いなことに今日明日は奥様がスキーでお泊まりなのです.
 アルバムも映画も大きな音出して楽しめます.


 ということで、久しぶりに大好きなテナーでも聴くとしましょう.
 こういうアルバムはちょっと大きめな音で聴くのがいいです.









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  "The Waiting Game / Tina Brooks "





  1. Talkin' About
         (T.Brooks) ・・・・・ 7:41
  2. One For Myrtle
         (T.Brooks) ・・・・・ 4:39
  3. Dhyana
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:53
  4. David The King
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:40
  5. Stranger In Paradise
         (Wright-Forrest-Borodin) ・・・・・ 7:32
  6. The Waiting Game
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:12





  Johnny Coles (tp), Tina Brooks (ts), Kenny Drew (p),
  Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 2, 1961.








 Tina Brooks ・・・・・・・・
 なぜかこの人のテナーが大好きです.
 特別このミュージシャンの演奏をよく聴くわけでもありません.
 でも 「好きなミュージシャンは ?」 と聞かれれば必ず彼の名前が出てしまいます.


 4 曲目 "David The King" のソロに入っていくところなんか、グッときたりする訳ですよ.
 うまいという感じは受けないんですが、ちょっと不器用そうな演奏がいいんだな.





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 このアルバムも マイケル・カスクーナ が発掘したアルバムの一枚.
 1999 年、日本で TOCJ-66075 " The Waiting Game "として発売.

 この日本で発表されたのが世界で初めてというような表記がありますが、 "The Complete Blue Note Recordings Of The Tina Brooks Quintets" (Mosaic MR4-106) というタイトルでも発表されているようですので、どちらが最初なのかはよくわかりませんし、まぁボクにとってはどうでもいいかな (笑)

 ちなみにボクの持っている CD は、数年前に結構苦労して探した輸入盤.
 よくわからない 40536 というナンバーが入っています.


 このアルバム、 ユニバーサルミュージックジャパン の "ブルーノート・ザ・マスターワークス" シリーズ第 3 期 30 枚中の一枚として、昨年 6 月に発売されています.
 こういうアルバムが廉価価格で発売されるのは、本当にうれしいです.
 



 トランペットの Johnny Coles も渋いなぁ.
 この人の演奏もあまり聴いたことがないですね.
 一応 Blue Note のリーダーアルバム "Little Johnny C" を持っていますが、あのアルバムはボクの思っていたような演奏ではなかったと記憶しています.
 このアルバムのことはいずれまた.

 このアルバムでの Johnny Coles はリーダー・アルバムで感じたようなイメージとはちょっと違って、淡々とストレートに吹いている感じです.
 ティナ・ブルックス のテナーにとてもよく合う感じがします.

 お互いに言いたいことをはっきり言わないような演奏ではありますが (笑)


 このアルバムは一曲を除いてすべて ティナ・ブルックス の曲.
 彼の曲もボクのツボにハマるというか ・・・・・・・・ こういう作曲のセンスもいいですね.






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 この人こそ不遇のミュージシャンといっても過言ではないかな
 最初のレコーディングは 1958 年 3 月、 リー・モーガン 、 ソニークラーク 、 ダグ・ワトキンス 、 アート・ブレイキー という層々たるメンバーで録音したのにもかかわらず、お蔵入り.
 このアルバムが陽の目を見たのは 1980 年代の日本でした.


 ティナ・ブルックス は、 Blue Note でこのアルバムを含め 4 枚のリーダー・アルバムを吹き込んだにもかかわらず発売されたものは "True Blue" 一枚のみ.

 "Back to the Tracks" に至っては、アルバムのインナー・スリーブにジャケット写真が印刷されレコード番号が付いてていたにも拘らず発表されなかったため、一気に幻のアルバムになってしまいました.


 そして今日のアルバム以降のアルバム録音はまったくありません.
 彼も多くのミュージシャン同様に薬物依存、 1974 年 8 月 13 日肝不全により ニューヨーク で 42 歳で亡くなっています.
 本当にもったいないなぁ.



 久しぶりにゆっくり聴いてみると、やっぱりいいのであります.
 語尾がちょっとはっきりしないような演奏ですが、そういうところもいいじゃありませんか.

 とてもホッとできるような演奏なのであります.

 








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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/400sec f/14 ISO-100)

 午前中には雪も止んで青空が見えてきました.
 気温はそれほど上がらないのか、外はかなり冷え込んでいます.



 さてこれからのんびり映画でも観るとしましょう.
 何を観ようかと、探すのが結構時間がかかったりもします (笑)

Art Pepper Meets the Rhythm Section

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 年末年始の 9 連休終了後の一週間、やっと一週間が終わったという感じです.
 連休明けはさすがにキツイなぁ (笑)


 さて、毎年これはというような目標もなくただただ一年が過ぎていってしまう感じなので、今年はちょっと目標なんかを立ててみました.


 と言っても大した目標ではなく、とりあえず一年で映画を 300 本観ようかと ・・・・・・ 爆
 もちろん映画館鑑賞だけではなく、家にある DVD と Blu-ray を含めてです.



2015.1.2 0022

 連休中、 DVD と Blu-ray の整理がてらリストを作ってみたら、驚くほどの本数がまだあったりして ・・・・・・・

 DVD はかなりの量を業者に売ったはずなんだけれどねぇ.


 当然これらの映画は、少なくても一度は観ていますが中にはすでに忘れかけたりしているものもあったりして、懐かしいものもたくさん.




 それでもう一度こういった映画観直してみようかと思い、年間 300 本になった次第です (笑)


 元旦から今日までで 8 本.
 どこまでこんなペースでいけるのかわかりませんが、今年は観た映画もメモしていくつもりなので今年の大晦日には何本観たか報告したいと思っています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、そんな映画ですが当然なかにはボクの好みとはかけ離れた作品もあります.
 実は一昨日観た映画もそんな一本.
 大好きな スカーレット・ヨハンソン 主演なので、価格が高かったのを無理して Blu-ray 予約購入したのですが ・・・・・・・



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 とにかく 説明不足 過ぎる映画.
 まぁストーリー的にはなんとなくわかるんだけれど、何を伝えたいのか意味不明.
 演技を隠しカメラを使いながら撮影しているようで、実験的な意図もあるようなのですが.


 この映画では スカヨハ が全裸になることがやたら強調されています ・・・・・・・・
 面食い のボクですが、別に スカヨハ の全裸とか興味ないし.


 年末から彼女が出演した映画 "私がクマにキレた理由" 、 "そんな彼なら捨てちゃえば" そしてこの映画観たんだけれど、結構みんな微妙なのです (笑)

 そんな中でもこの映画、彼女の出演した "Lucy" 以上にダメでしょ.
 "Lucy" 以上にスッキリしない映画でした.

 なので、今日の話題はこの映画ではありません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 もっとみんなが納得の名盤でも聴きましょう.
 いろいろなレビューを見てみても、このアルバムについてはほとんどが名盤と書いています.





9900 Pepper002 Art Pepper Meets The Rhythm Section






  " Art Pepper Meets the Rhythm Section"




  1. You'd Be So Nice to Come Home To
         (C.Porter) ・・・・・ 5:25
  2. Red Pepper Blues
         (R.Garland) ・・・・・ 3:36
  3. Imagination
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 5:39
  4. Waltz Me Blues
         (P.Chambers-A.Pepper) ・・・・・ 2:55
  5. Straight Life
         (A.Pepper) ・・・・・ 3:58
  6. Jazz Me Blues
         (T.Delaney) ・・・・・ 4:32
  7. Tin Tin Deo
         (C.Pozo) ・・・・・ 7:42
  8. Star Eyes
         (G.D.Paul-D.Raye) ・・・・・ 5:12
  9. Birks' Works
         (D.Gillespie) ・・・・・ 4:15
  10. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:36




  Art Pepper (as), Red Garland (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Contemporary's Studio, LA, January 19, 1957.








 もう有名すぎるくらい有名な、アート・ペッパーを代表するアルバムです.
 オリジナル・アルバムは 9 曲目までで、10 曲目の "The Man I Love" は、 CD 化に伴うボーナス・トラック.

 このアルバムも、その昔アナログ盤を持っていましたが、 CD 購入はほんの数か月前.
 結構このアルバムは聴いたので、廉価盤発売になってようやく 「それでも買っておこうかな ・・・・・・」 的雰囲気で購入.





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 バックのリズム・セクションは、当時 マイルス・デイヴィス のレギュラー・グループの 3 人.
 別名 All American rhythm section とも呼ばれていた 3 人です


 アート・ペッパー としては久し振りの録音で、リズム・セクションは当時絶好調の 3 人なので、自信が持てなくて不安のうちに録音を始めた ・・・・・・・ とか、
 麻薬中毒で出所したばかりの アート・ペッパー に平常心で演奏させるため、直前まで誰と録音するかは敢えて伏せていた ・・・・・・・ とか、

 いろいろな逸話がこのアルバムにはありますが、


 正直どうなんでしょう.



Art Pepper 006

 名作 "Modern Art" を録音した後でまさに絶好調の時期だったので、こんなにも伸びやかな演奏ができた気もするのですが、真実は ・・・・・・・・ ???

 このくらい有名なアルバムになると、後年必ず別テイクなどが発見され、追加等されるのですが、このアルバムに関してはそういった別テイクが全くないようです. 
 すべてが一度の演奏で OK というから、スゴイ.



 1 曲目の "You'd Be So Nice to Come Home To" だけでも十分満足できちゃいます.
 こういうのが Jazz だよなぁ ・・・・・・・・・・ って思わず納得しちゃったりして.



 バックの 3 人も前に出てくる感じがなく、どちらかというとちょっと控えめな演奏なんだけれど、それでも らしさ が漂うステキな演奏をしています.
 このあたりのバランスの良さが、このアルバムを素敵にさせているような気がします.



Art Pepper 003

 アート・ペッパー (Art Pepper) は 1925 年 9 月 1 日 カリフォルニア州 ガーデナ 生まれのアルト・サックス奏者で、 1982 年 6 月 15 日 56 歳で死去.
 56 歳って ・・・・・・・・ 若すぎるなぁ.



 1940 年代より スタン・ケントン 楽団や ベニー・カーター 楽団で活動を開始し、 1950 年代には自己のコンボを結成し、ウエストコースト・ジャズの中心的な人物として活躍したが、生涯を通じて麻薬中毒によりしばしば音楽活動が中断されている.
 このアルバム録音前にもリハビリテーション施設 シナノン (Synanon) に入所しており、 1960 年代後半からは長いリハビリ生活のため音楽活動から離れていました.



 アナログ盤を聴いていた頃、なぜか アート・ペッパー がすごく好きな時期があり、比較的廉価だった Contemporary 盤をほとんど購入した記憶があります.
 ところがそのうち、どうもこのアルトの音色が微妙に気になりだし、まったくと言っていいほど聴かなくなり、その後アナログ盤の処分になってしまいました.


 数年前から マーティ・ペイチ のアルバムでの演奏を聴いて 「やっぱりいいじゃん」
 

 今年は CD 購入をかなり減らしある目的のための積み立てを始めるつもりですが、こんな感じのステキなアルバムだったら少しずつ買っていこうかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、読まなくちゃいけない本がたくさんあります.
 観なくちゃいけない映画もたくさんあります.
 スタバにも行っていないし、写真も撮りにいってない ・・・・・・・・


 時間がどうも足りないなぁ.




IMG_4071

 今日はとても温かな一日です.


 ちょっとした買い物もあったので、混んでいるのを覚悟で スタバ に出撃.
 大型店舗の中のお店なのでかなり大きな駐車場なのですが、すでにかなりの混み具合.
 座ることなんか無理だろうと諦め気分で行ってみたら、店内はどちらかというと空いていて難なくソファー席をゲットでした.



 ということで買い物前、のんびりコーヒー飲みながら、 Jazz Parspective をパラパラ.

 先日書いた ハンク・モブレー のアルバムに アンドリュー・ヒル が入っているんだけれど、 山中千尋 が彼のことを一押ししている面白い記事を発見.

 好きな ブルーノート のアルバム紹介の記事なのに、いつの間にかクリーニング店のオバサンの話になっていたりして笑える.

 こういうの好きだなぁ.

 山中千尋 の演奏は残念ながらまったく聴いたことがないけれど、こういう文章書く人の演奏聴いてみたいかなと.



 とりあえず今日は外に出ていろいろな用事を済ませたので、これから明日、明後日と家でノンビリと映画鑑賞だな.


 300 本まではまだまだ遠いのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Blue Serge

 久しぶりに風邪気味.
 そういえば去年は一度も風邪で熱が出たりということがなかったので、本当に久しぶり.

 日曜日の夜ちょっとおかしいなぁ ・・・・・・ という感じで、早めにベッドへ.
 月曜日の朝起きたら喉の痛みが出ており、数日はっきりしない体調.

 幸い、熱が出ないのが救いですが、喉の痛み鼻水.
 本当に 「はっきりしない」 というのがピッタリの体調です.
 ようやく体調がよくなりつつありますが、もうちょっとかな.


 そんなんでこの一週間はかなりブルーな気分.
 ブルーなイメージのアルバムでも聴いて過ごします.







chaloff002





  " Blue Serge / Serge Chaloff "




  1. A Handful of Stars
       (J.Lawrence-T.Shapiro) ・・・・ 5:34
  2. The Goof and I
       (A.Cohn) ・・・・ 4:46
  3. Thanks for the Memory
       (R.Rainger-L.Robin) ・・・・ 3:47
  4. All the Things You Are
       (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・ 5:25
  5. I've Got the World on a String
       (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 6:44
  6. Susie's Blues
       (S.Chaloff) ・・・・ 5:09
  7. Stairway to the Stars
       (M.Malneck-M.Parish-F.Signorelli) ・・・・ 4:51
  8. * How About You ?
       (R.Freed-B.Lane) ・・・・ 5:24




  Serge Chaloff (bs), Sonny Clark (p),
  Leroy Vinnegar (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Capitol Studios, LA, CA, March 14 & 16, 1956.
  * (# 8: not part of the original album.)






 アルバム・タイトルが Blue でジャケットも Blue な感じなのですが、聴いた感じはそんなに Blue な感じはありません.
 どちらかというとのびのびと演奏している感じ.
 まぁジャケット見てもらえばわかるとおり、隣にこんな美人がいればブルーな気分なんかどこかにいってしまいそうです (笑)

 バリトン・サックスと言うと、どうも音のイメージ的にアダルトチックな感じがしてしまうのですが、このアルバムでは朗々とした演奏です.
 スタンダードの "All the Things You Are" なんかもとても軽快.







chaloff002-2

 ジャケットが結構シャレています、有名なジャケット写真ですね.
 serge = 服地 、と彼の名前を掛け合わせたジャケットです.
 このジャケットですが、ボクが持っている数少ないアナログ盤の中の一枚でもあります.
 ジャケットが好きで、処分できずに持っています.

 今回よく見たら、ジャケットの合わせが逆ですね.
 サックスは逆になっていないので、女性用のジャケットなのかな ・・・・・・・・
 そうなると、この意味を知りたくなったりします.


 このアルバムではワン・ホーンによる演奏です.
 Capital レーベルには 1955 年に録音された "Boston Blow-up !" がありますが、そちらのアルバムは他のホーンが入っていますし、メンバーも白人中心です.
 前者はホーン・アンサンブルが聴きどころでしたが、このアルバムはそれぞれのソロをじっくり楽しむことができます.
 このアルバムの特徴として、バックのリズム・セクションに Sonny Clark と Philly Joe Jones がいることでしょうか.

 この二人が結構いい味出してます.
 肩の力の抜けたいい演奏なのです.




Serge Chaloff 001

 サージ・チャロフ は 1923 年 11 月 24 日 ボストン 生まれのサクソフォン奏者.
 楽器はジャズ・シーンでは珍しい バリトン・サックス .
 小さい頃、 デューク・エリントン楽団 のバリトンサックス奏者 ハリー・カーネイ の演奏に夢中になり、この楽器を演奏するようになったようです.

 チャーリー・パーカー の影響を受け、他のサックス奏者に先駆けてビバップ様式で演奏した ・・・・・ らしいのですが、いかんせんボクは バップ や ハード・バップ の区別がよくわからない (まぁこれだけ聴いているから何となくは区別できますが、知らない人たちにその違いを説明できないのです) ので 「へぇー、そうなんだ」 って感じです.

 彼も多くのミュージシャン同様、ヘロイン中毒のためにアルバム制作などは非常に限られたものだったようです.
 その後脊椎に癌を患い、 1957 年 7 月 16 日 33 歳で亡くなっています.


 このアルバム、内容的にはやっぱり地味な感じはしますが、たまに聴いてみるとホッとできるようなアルバム.






 アルバムの Blue に因んで、二つほどちょっとした話題など.




140000

 キリ番 ・・・・・・・・ アクセス数が 140000 です.
 前にも書きましたが、この数字にはビックリ.
 この 1 年くらいで 80000 アクセスくらいですので ・・・・・・・ まぁこれは Blue には関係ないのですが.


 実はもう一つ、少し前に Type R の走行記録が 111111 というキリ番だったのですが、ボケ〜っと運転していたら写真撮り忘れてしまいました.

 ・・・・・・・ ブルーな気分、増悪です.




 最後もブルー ・・・・・・・・・・・
 と言っても、こちらはとても素敵な空 .




DSC_011901

 放射冷却現象のせいでしょうか、毎日いいお天気が続いています.
 今日も快晴、のお天気


 明日も天気はいいのでしょうか ?

 感冒症状も無くなってくれればいいのですが ・・・・・・・・・

Here To Stay

 先週金曜日から、第二回目のプチ・夏休み中です.

 といっても、 いつもの講習会 に夏休みを合わせているので、ほとんど休んでいる感じはしませんが、今日は家に引きこもって、講習会用資料の整理.
 いろいろ新しい資料を、いろいろなところから送っていただくので、その整理がかなり大変だったりします.


 ボクの iPad の容量は 32G なので、いらない資料を破棄していかないとすぐに容量オーバーになってしまいそうです.
 まぁ音楽データ ・・・・・ 110 枚ほど入っているのをロック・アルバムを少し削除すれば、それだけでもかなりの容量確保できるのですが (笑) .
なかなか、それはできない ・・・・・・・・・ 涙 .



 それにしても、残暑が厳しいですね.
 エアコンをできるだけ使わないように、窓を一杯開け、思いっきり風を入れているのですが、風があまり涼しくないんだもの.
 ボクはまぁお休みだから、暑い暑いと言いながら、ダルダルの時間を過ごしていますが、こんな日にも外で働いている人たちがたくさんいると思うと ・・・・・・・・
 きっと、身も心も融けてしまいそうじゃないでしょうか.






 そんな "Body and Soul" の入ったアルバムです.








4135






   " Here To Stay / Freddie Hubbard " (BST-84135)





    1. Philly Mignon
          (F.Hubbard) ・・・・ 5:28
    2. Father And Son
          (C.Massey) ・・・・ 6:34
    3. Body And Soul
          (Eyton-Green-Heyman-Sour) ・・・・ 6:26
    4. Nostrand And Fulton
          (F.Hubbard) ・・・・ 7:07
    5. Full Moon And Empty Arms
          (B.Kaye-T.Mossman) ・・・・ 5:25
    6. Assunta
          (C.Massey) ・・・・ 7:07





  Freddie Hubbard (tp), Wayne Shorter (ts), Cedar Walton (p),
  Reggie Workman (b), Philly Joe Jones (d)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 27, 1962.






 Blue Note によくある、オクラ入りアルバムの一枚です.
 このアルバムが陽の目を見たのは 1976 年、以前にも書いた マイケル・カスクーナ によって BNLA シリーズの一枚として、 "Hub Cap (BLP-4073)" の未発表曲と、このアルバムの演奏を加えた 2 枚組 (BN-LA 496-2) として発表されました.
 後年、このジャケット・デザインとオリジナル番号で復刻されました.




4135-2

 ボクがアルバム・ジャケットの写真を捜すのは、アメリカのホームページがほとんどなのですが、なかなかオリジナルのものが見つからなかったり、見つかったかと思うと画像が悪かったりと ・・・・・・・
 この写真も、よく見るとアルバムの番号が "62661" になっています.
 この番号は、アメリカでの再販分に記された番号で、ボクの持っている CD もこの番号でした.



 このアルバムは 新主流派 の面目躍如といった感じなのですが、中で目を引くのが "Body And Soul" だったりします.
 抜けるようなトーンで朗々とした演奏は、このアルバムの中でも群を抜いています.

 でもボクが一番初めにこのアルバムの中で気にいったのは、次の "Nostrand And Fulton" .
 最初、このピアノは McCoy Tyner ・・・・・ ?  
 なんて思ってしまうような、ピアノが印象的な演奏です.
 

 一曲目の "Philly Mignon" こそアップ・テンポの曲で、バリバリ吹く感じですが、他の曲はどちらかというとゆったりした感じの曲.
 ただ演奏自体はモーダルな演奏に仕上がっています.

 いつもながら、この時期の Blue Note のアルバムはみんなそこそこの演奏で、極端な "ナズレ" というアルバムはないように思います.
 だから棚の中に眠っている、ほとんど聴く機会のないようなアルバムも、たまにこうやって聴いてみると ・・・・・・ なるほどね、と納得してしまうのです.

 まぁ、この辺りから数年経過すると、完全にフリーキーな演奏などもたくさんあるので、痛い目にあう確率もグッと上昇してしまいますが (笑)







DSC_0099

 夕方になっても暑さは残っています.
 あまりにも家の中の暑さが抜けないので、 2 階のベランダにでて、写真を一枚.

 バルブ撮影に挑戦です.
 本当は 立山 でゆっくり撮るつもりだったのですが、あまりの寒さに早々にテントへ撤退.
 薄い雲がかかって、星がクリアに見れなかったこともあるのですが ・・・・・ .


 19:30 頃の風景を、 30 秒くらい開けて撮ってみました.
 何となく清涼感がある写真になりました.

Riverside の Kenny Drew

 ここ数年ずっとこの時期に思うのですが、どうも昔のような 師走 という感じが無くなったように思います.
 子供のころは、年末や年始に向けて街全体がもっとバタバタしていましたし、ワクワクするような感じもあったように思います.
 不景気なせいもあるんでしょうか、街全体が 師走 という感じがしません.


 ようやく今年の年賀状デザインも決まり ・・・・・ と言いましても、毎年同じ Alfons Mucha の絵を題材にしているだけなんですがね.
 後は印刷するだけですので、来年も元旦にはお届けできそうです.




 さて、久しぶりに Jazz です.
 ちょっと地味な感じはありますが、とっても軽快でくつろげる演奏です.






drew01






    "Kenny Drew Trio"




   1.  Caravan
          (Ellington-Tizol-Mills) ・・・・・ 4:52
   2.  Come Rain Or Come Shine
          (Mercer-Arlen) ・・・・・ 6:06
   3.  Ruby, My Dear
          (T.Monk) ・・・・・ 5:43
   4.  Weird-O
          (K.Drew) ・・・・・ 4:03
   5.  Taking A Chance On Love
          (LaTouche-Duke-Fetter) ・・・・・ 4:39
   6.  When You Wish Upon A Star
          (Washington-Harline) ・・・・・ 5:16
   7.  Blues For Nica
          (K.Drew) ・・・・・ 5:29
   8.  It's Only A Paper Moon
          (Harburg-Rose-Arlen) ・・・・・ 6:25




   Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), 
   Philly Joe Jones (ds)

   Recorded at NYC, September 20 & 26, 1956. 






 Kenny Drew は Paul Quinichette や Buddy DeFranco といったグループで何枚かのアルバムのレコーディングをした後、 1953 年 4 月 16 日 "Introducing The Kenny Drew Trio" というタイトルで、 Blue Note に初リーダー作品を録音しています.
 その後も有名ミュージシャンとのセッションを重ね、順風満帆だったはずなのですが ・・・・・ なぜかアメリカでは認められなかったようで、その当時の多くのミュージシャン同様、活躍の場所をヨーロッパに移しました.




drew01-2

 このアルバムは、当時の Miles Davis グループの二人にサポートされ Riverside レーベルに吹き込まれた、初期の Kenny Drew を代表する一枚です.
 有名なスタンダードがたっぷり詰まったアルバム.
 "Come Rain Or Come Shine" もいいけれど、ボクがこのアルバムで一番好きなのは、 4 曲目の "Weird-O" !!
 この演奏、もう少し長ければ本当に最高なんだけれどなぁ、惜しいことに演奏が短い.
 でも、とっても軽快でスウィンギーな演奏です.

 Kenny Drew は、このくらい軽快な曲のほうが似合っているようにも思えます.
 だから次の "Taking A Chance On Love" もゴキゲンなのです、いかにも ハード・バップ・ピアニスト なのです.

 アメリカにいる頃から、かなり多くの有名ミュージシャンと演奏して、アルバムもたくさんあるのに、どうして評価されなかったんでしょうね.
 派手さが足りなかったのでしょうか.


 スイング・ジャーナル選定「ゴールド・ディスク」 を受賞しています.
 この賞に関しては、その選出基準などがかなりダークで、多くの方が頭を傾げるようなアルバムが受賞したりもしていましたが、このアルバムはまぁ納得というところでしょうか.
 ただ、ピアノ・トリオの代表的なアルバムとは、ちょっと言いにくいでしょうか ・・・・・ この辺りも、地味な部分なのでしょうね.



 それにしても "Dark Beauty" とは違うなぁ ・・・・・ この人はヨーロッパに行って大正解でした.


 ボクもどこかに行って成功を収めたいと思うのですが ・・・・・・・・・・ 毎日同じ景色見ています、トホホ.

Softly As A Summer Breeze

 日差しは暖かですが、吹く風は日一日と涼しくなっています ・・・・ なにか、最近のブログはいつもこんな言葉で始まっているような気もします (笑) .


 今日は同じ職場の女性 (年齢はボクよりもほんの少し若いくらい) が山デビューする日 ・・・・ 一緒にご主人も山デビューのようです.
 PTA の友人たちと一緒に、近所の比較的登りやすい山を登るようです ・・・・・ 下の写真の風景が見える山です.




DSC_0131

 ボクもルーキーに毛の生えたくらいの経験しかありませんが、休み時間などちょっと偉そうにいろいろアドバイスなど.
 とりあえず天気が良かったのが何よりではないでしょうか.
 一度山の魅力に取りつかれると、一気にのめり込んで行ってしまうのが 山 ですから、どうなりますことやら ・・・・・ 明日どんな感想が聞けるか楽しみです.




 そういえば先日登った 三ノ沢岳 の風は、 "Softly As A Summer Breeze" という感じ.





4200






  "Softly As A Summer Breeze / Jimmy Smith"





  1. These Foolish Things
  2. Hackensack
  3. It Could Happen To You
  4. Sometimes I'm Happy
  5. Someone To Watch Over Me
  6. Home Cookin' (aka One For Philly Joe)
  7. Willow Weep For Me
  8. Ain't No Use
  9. Angel Eyes
  10. Ain't That Love




  #1-4 Recorded February 26, 1958.
  Kenny Burrell (g), Jimmy Smith (org), Philly Joe Jones (ds)

  #5-6 Recorded February 26, 1958.
  Eddie McFadden (g), Jimmy Smith (org), Donald Bailey (ds)

  #7-10 Bonus Tracks Recorded October 14, 1958.
  Ray Crawford (g), Jimmy Smith (org), Donald Bailey (ds),
  Bill Henderson (vo)






 真夏に届いた、まとめ買いの中の一枚.
 Blue Note 4100 番台の最期を締めくくるアルバムです.
 それにしても、 Blue Note での Jimmy Smith のアルバムは多いですね.


 BLP-4200 といっても、録音されたのは 1958 年 ・・・・・・ 未発表曲を 1966 年に発売したため、 BLP-4200 (BST-84200) という番号になってしまったようです.
 オリジナルは 6 曲目まで ・・・・・・ 残りの 4 曲は、いつもの CD 用ボーナス・トラック.
 ただこの 4 曲がどうしてこのアルバムに入ったのかはわかりません.
 聴くとわかるように、この 4 曲はヴォーカルが入っており、録音日も録音場所も違います.
 ただ、 "ブルーノート・ブック" のデータでも同一セッションとして、この 4 曲が書かれていますが、このあたりの同じセッションという解釈がボクにはわかりかねます ・・・・・・・ 機会があれば "いつもの小川さん" にでも聞いてみようと思います.




4200-2

 このアルバム、いつものソウルフルな演奏とは違い、かなりしっとり目の演奏です ・・・・・ ソロは結構ソウルフルな演奏でもあるのですが、全体のテンポがゆっくりしています.
 曲目もスタンダード中心.
 正直、ボクは 2 曲目の "Hackensack" ような演奏が Jimmy Smith っぽくていいと思うのですが、この辺りは好き嫌いがあるでしょうね. 
 ボーナス・トラックでもある 10 曲目 "Ain't That Love" は Ray Charles の曲で、こういった曲も結構演奏しています.


 Jimmy Smith 、 Kenny Burrell 、 Donald Bailey によるアルバムは何枚かありますが、ここでは Philly Joe Jones が加わっています.
 オルガンでベース・ラインを出せるので、オルガン奏者の入っている演奏の多くはベース・レスのことが多いです.
 ヴォーカルについては ・・・・・・ どうなんでしょ ? うまいんでしょうか ・・・・ ボクはよくわかりませんが、まぁ悪くないかなという感じですねぇ.
 大好きな "These Foolish Things" や "Angel Eyes" が入っているので、それだけでも満足できてしまうかな.



 さて、山行の記録を残そうと悪戦苦闘してます ・・・・・・ とあるホームページで登録できるので、まぁそれほど大層なことにはなっていませんが.
 慣れてきて、うまく登録できたら、これからブログの中でもリンクさせていこうかな.


 次回は 北八ヶ岳 です ・・・・・・・ あくまで予定ですが. 

J.R. Monterose

 昨日の雨もやみ、昼は青空が顔を覗かせましたが、ちょっと肌寒い一日でした.



DSC_0631

 家の前の雑木林も、すでに緑に変わっています.
 この林にある木が、我が家の景観を 200 % くらい妨げており、さらに年々大きくなっているので、視界が少しずつ狭くなってきています.
 どうせだったらもっと大きくなれば、きっと台風の一撃で倒れるんじゃないかと思うんですが ・・・・・ .
 秋になれば、この木の種が庭一杯に飛来してきて、それが春に芽を出します.
 なんとも厄介な木です.




 さて、最近なぜか耳にすることの多いアルバムです.




1536






   "J.R. Monterose" (BLP 1536)





    1. Wee-Jay
    2. The Third
    3. Bobbie Pin
    4. Mark V
    5. Ka-Link
    6. Beauteous





   Ira Sullivan (tp), J.R. Monterose (ts), Horace Silver (p),
   Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)
   Recorded October 21, 1956.







 JR Monterose のリーダー作品で、ボクが一番印象深いのは Xanadu から出ていた "Straight Ahead" .
 もともと、彼のリーダー作はそんなに多くは無かったので、昔持っていたアルバムもそれ一枚でした.
 だから彼の名前を耳にすると、今でもあの一曲目のテーマが浮かんできます.
 サイドメンとしては多くのアルバムがあり、なかでもボクが好きなのは "'Round about Midnight at the Cafe Bohemia / Kenny Dorham (BLP 1524) ・・・・・ ただ、どうしても Kenny Dorham の演奏にフォーカスされてしまうんですが、ボクは.



1536-2

 で、この Blue Note 盤はどうでしょう ・・・・・・
 実はこのアルバムも、最初に気になったのはトランペットの Ira Sullivan だったんです.
 何気なく流れてくるトランペットがあまり聴いた記憶がなく、何となくいいなぁと思いデータを見たらこのアルバムでした.
 買ったのはかなり前になりますが、数回聴いただけで、棚に静かに置かれていたアルバムです.
 最近になって iPod や iTunes でのランダム再生で、なぜかこのアルバムの曲がヒットして聴く機会が増え、なんとなくいいと感じるようになってきました.
 特に 2 曲目の "The Third" の演奏が好きです.
 誰の曲かと調べてみたら ・・・・・・ Donald Byrd の書いた曲でした.



 彼は、独特の高音の使い方や音の伸ばし方をするので、きっとそのあたりがボクはいま一つだったんでしょう.
 ともすると、ちょっとピーキーな感じがあります.
 そういえば "直立猿人 / Charles Mingus" のなかでもスゴイ演奏していました.


 このアルバムもハード・バップ華やかなりし時代、蒼々たるメンバーで吹きこまれていますが、どこか違う香りのする不思議な演奏でもあります.
 そういえば、ジャケットのサングラス姿も、 Hank Mobley のサングラスとはまったく違った印象を受けます.




 今週末は大事な講習会です ・・・・・ いつもの京橋ではなく、出張コース.
 なかなか準備状況が把握できないのでかなり不安なのですが、なんとかするしかありません.
 週末の天気はあまりよくないようです.
 せっかくのドライブなのに ・・・・・・・ .
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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