2 月 13 日の土曜日です.
先週は仕事が入っていたのですが、今週末は何もないのでいつも以上に まったりズム 全開.
ボクの寝室は 2 階で、窓の外には何もないのでカーテンは全く閉めずに寝ています.
今朝はそんなベッドの上で赤い日差しで目が覚めました.
慌てて部屋までカメラを持ちにいってまず一枚 !
色を確認してみたら ・・・・・・・・ なんとモノクロです.
以前、設定をいろいろ変えて撮ったままになってました.
それにしても慌てて撮った一枚なので、近所の屋根は入っているわ、鳥がその横で飛んでいるわ ・・・・・・ (笑)
こういう風景はあっという間に色が変わるのでプチ・パニック.
なんとか設定を戻して撮りました.
(EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/40sec f/10 EV-1.0 ISO-250)
本当にキレイですね
思わず 「もっと広角を !!」 って叫びたくなるくらい.
さて今日の話題も、とてもきれいな映像でした.
昨年 Blu-ray を予約して、数日前に届きました.
これは単なるミュージック・ビデオではなくて、もっともっと社会派的で、いろいろなコンセプトが詰まった映像.
なんだけれど、音楽と映像が織りなす世界はそんな難しいことを感じさせず、自分のその世界に入っているような感覚になってしまいます.
"Roger Waters The Wall"
1. In the Flesh?
2. The Thin Ice
3. Another Brick in the Wall (Part 1)
4. The Happiest Days of Our Lives
5. Another Brick in the Wall (Part 2)
6. The Ballad of Jean Charles de Menezes
7. Mother
8. Goodbye Blue Sky
9. Empty Spaces
10. What Shall We Do Now?
11. Young Lust
12. One of My Turns
13. Don't Leave Me Now
14. Another Brick in the Wall (Part 3)
15. The Last Few Bricks
16. Goodbye Cruel World
17. Hey You
18. Is There Anybody Out There?
19. Nobody Home
20. Vera
21. Bring the Boys Back Home
22. Comfortably Numb
23. The Show Must Go On
24. In the Flesh
25. Run Like Hell
26. Waiting for the Worms
27. Stop
28. The Trial
29. Outside the Wall
正座しているような気持ちで観ました(笑)
やっぱりこれは気持ちを入れて観ないとねぇ.
この映像は彼の "The Wall Tour" の映像の合間に、ドキュメンタリー風映像が入っているものです.
そのドキュメンタリー風というのが、過去の戦争で亡くなった彼の父や祖父の戦地を訪ねていくというもの.
ロジャー・ウォーターズ の父親に対するコンプレックスなどがこの映像の中にも嫌というほど塗りこめられています.
だからそういった部分がダメな人には、絶対にダメな映像や音楽.
もともと、後年の Pink Floyd はそんな社会的な風刺や批判、さらには ロジャー・ウォーターズ の個人的な思いなんかがギュッと詰まっています.
その意味では音楽とは切り離せないんだけれど、英語に疎いボクはそれをいいことに単純に音楽を楽しんでいたりします.
"The Wall" は 1979 年に発表された ピンク・フロイド 2 枚組コンセプト・アルバム.
現在までに世界で最も売れた 2 枚組のアルバムがこのアルバムとも言われています.
基本的にすべての楽曲が繋がっており、 2 枚組全曲を通してひとつのストーリーになっており、そういう意味では映像にし易いのかもしれません.
1982 年には アラン・パーカー 監督、 ボブ・ゲルドフ 主演で "ピンク・フロイド ザ・ウォール" という映画も公開されています.
この DVD も当然持っており、もう幾度となく観ています.
だからアルバムを聴いたり、この "Roger Waters The Wall" を観たりしているときでさえ、映画の映像が被ってきます.
この映像 ・・・・・・ っていうか、このコンサート鳥肌立つくらいスゴイ.
世界で数 100 万人を集客しただけのことはあります.
映像観れば納得できます.
後半の "In the Flesh" から "Run Like Hell" あたりも、強烈なメッセージが表現されているんだけれど、なにかとてもステキなんだな.
ステージ上の 壁 はどんどん積み上げられて、最後にはすべての穴もふさがれます.
その壁にいろいろな映像が映し出されていくんだけれど ・・・・・・・・
これはもう、観てのお楽しみといったところ.
"The Happiest Days of Our Lives" から "Another Brick in the Wall (Part 2)" あたりで、すでに観客のボルテージは最高潮に達してしまいます.
そりゃそうだろ ・・・・・・
ヘリコプターの音 ・・・・・・
"You !"
"Yes, You !"
"Stand still, Laddie !"
そして "The Happiest Days of Our Lives" の後半から、おなじみのイントロ、そしてそして ・・・・・・・
"We don't need no education"
・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分がこのコンサート会場にいたとすれば、ちびっちゃうかも.
この映像で、まずびっくりしたのが観客です.
とにかく熱狂的な雰囲気出まくりです.
そして思ったよりも年代層が若い感じ、もちろんボクと同じくらいの人たちもいるけれど.
みんな歌詞や映画の映像を知っているから、大合唱や印象的な場面が近づいてくるだけで大興奮なのです.
わかるなぁ ・・・・・・・・
この映像観ていて、改めて Pink Floyd というグループの偉大さを思い知らされました.
"The Wall" と言えば一般的にも "Comfortably Numb" と言ってもおかしくないほど、ボクも大好きな曲ですが、この "Don't Leave Me Now" の演出がとてもいい.
この曲はアルバムの中でもそれほど好きな曲ではなかったんだけれど、こういう演出されるとねぇ.
コンサートでの映像では 赤 がとても印象的でしたが、この場面の 緑 と 赤 の組み合わせがもう ・・・・・・・・・
曲は彼女のことを思い泣きすがるような、ちょっと女々しい感じの曲なんですがね
それでも "Comfortably Numb" .
この場面の演出がすごい、スゴイ.
この曲と言えば 2011 年 5 月 12 日、 ロンドン の O2 アリーナ での公演に デヴィッド・ギルモア と ニック・メイスン が出演したことでも有名です.
この Blu-ray の特典映像にはその時の映像も含まれていました.
ちなみに Pink Floyd による "The Wall" のコンサート (ツアー) は、 1980 年から "The Wall Performed Live" という名で ニューヨーク ・ ロサンゼルス ・ ドルトムント ・ ロンドン の 4 都市で開催され大絶賛されたようですが、ボクはその映像を観たことがありません.
ただ、この時のツアーは映画の公開前だったので、この "Roger Waters The Wall" のような演出があったたかどうかはわかりません.
この "Roger Waters The Wall" は映画の映像をかなり意識した部分もかなりありますから.
1980 年ツアーの映像、機会があればみてみたいなぁ.
ちなみにこの時のツアーは経費とコストがあまりにもかさんだため、彼らに膨大な損害を出させたことでも有名です.
ボクは ロジャー・ウォーターズ の作り出す曲が大好き.
ただし、個人的には絶対好きになれないタイプでもあります.
個人の思想などをこういったアルバムなどで表現するのは自由だとは思うんだけれど、あまりにも父親のこととか引きずり過ぎているところが ・・・・・・・
おまけに 日本 嫌いのようですし (笑)
この "Roger Waters The Wall" の映像は、下手な映画を観るよりもずっと感動があります.
こういうコンサートだったら、少しくらい高くても行ってみたいなぁ.
この記事を書きながらも、 CD かけたり、 Blu-ray をバックで流したり ・・・・・・・
ついつい画面や音楽にキーボードの指が止まってしまい、気が付けば 13:00 .
晴れ間の覗いた朝でしたが、今は曇り空.
なにか空から落ちてきそうなお天気です.