Prestige

Overseas

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 大雨に続いて、今度は迷走する台風.
 今夜未明から明日の朝にかけてボクの地域にも接近するようです.




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● 7/28 15:30 いつもの電柱の見える風景 ●

 今は午前中の雨もやみ、雲の間から青空も見えています.
 でもこれから明日の朝にかけて関東甲信越に接近し、大雨を伴うようです.


 大きな被害のないことを祈るばかり.




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 午前中雨も降っていたこともあり、今日はのんびりと休息.
 小気味よいピアノトリオの演奏を聴いています.

 そういえばこのアルバム、まだここにアップしてなかったんだ (笑)





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  " Overseas / Tommy Flanagan "





  1. Relaxin' at Camarillo
        (Charlie Parker) ・・・・・ 3:20
  2. Chelsea Bridge [Take 3] 3
        (Billy Strayhorn) ・・・・・ 3:45
  3. Eclypso
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 6:00
  4. Beat's Up
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:20
  5. Skal Brothers
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:30
  6. Little Rock
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 7:00
  7. Verdandi
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  8. Delarna [Take 3]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  9. Willow Weep for Me [Take 2]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:20
  10. Delarna [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  11. Verdandi [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  12. Willow Weep for Me [Take 1]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:12





  Tommy Flanagan (p), Wilbur Little (b),
  Elvin Jones (ds)
  Recorded at Stockholm, August 15, 1957.






 トミー・フラナガン の初リーダー・アルバムで、彼の代表作.
 1957 年、 J.J.ジョンソン・クインテットでヨーロッパ巡業中、 スエーデン で録音されました.

 オリジナルは 9 曲目までで、あとの 3 曲は CD 化のボーナス・トラック.






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 トミー・フラナガン といえば、まずこのアルバムを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか.
 ボクもジャズを聴き始めたころ、このアルバムはマスト・アルバムと言われましたから.

 
 代表的なバップ・ピアニストです.
 バラードではとても素敵なタッチで繊細なメロディラインを奏でますし、アップテンポな曲になると切れのいい演奏.

 特に好きなのが 8 曲目の "Delarna"
 ゆったりしたリズムの中でとてもきれいなメロディが流れます.
 途中からは小刻みなドラムの上をちょっとした高揚感持ちながら、それでもお喋りし過ぎないところがいいな.


 オリジナル曲が中心ですが、とても聴きやすい.
 よくスイングして、なにより歌心あふれるピアノが素敵なのです.


 そして、このアルバムではすべてブラシを使っている エルヴィン・ジョーンズ のドラムがいいんだな.




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 そんな "Overseas" のアルバムが、 LP 発売されます.

 仕掛け人はあの Disk Union ・・・・ といえば、 塙耕記 氏.

 少し前には "Introducing / Millie Vernon""Bash ! / Dave Bailey" といったかなり渋いアルバムを LP 化しています.

 マイナーなジャズを盛り上げている一人ですね.
 たまに 東京 に行って Disk Union のジャズ館などを覗くと、こんなにジャズ聴く人いるんだと思えるほど.


 180g の重量盤で、オリジナルマスターから新たにリマスター.
 ジャケットピンナップも 4 種類入っているようです.


 ボクの持っている CD もそんなに音悪くはないけれど、リマスター LP はどんな音になるんだろう.
 ピアノはもちろん、ベースや エルビン のブラシの音とかもすごいんだろうなぁ ・・・・ 聴いてみたいけど聴くことのできない哀しさか.




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 上の写真はこのアルバムのジャケット写真を 4 枚並べたものです.
 写真の 3 枚は スエーデン の メトロノーム 社から発売された、原版ともいえる EP アルバム3枚のジャケット写真です.
 アメリカ では プレスティッジ から、右下の C の字をデザインしたアルバムが LP として発売されました.

 ボクの持っている CD は輸入盤で 1999 年リマスターして作られたもので、緑地に C が並んだものです.

 オリジナル・ジャケットは左上のたばこを吸っている写真になるのでしょうか.
 最近のアルバムはこの写真が使われているようですが、ボクの中でこのアルバムのイメージはこの緑地に C ジャケットなんだなぁ.


 ただ、昔ボクが持っていたアナログ盤は、それらとは全然違う下のジャケットでした.
 当時、緑地に C のデザインのアルバムが欲しかったことを覚えています.




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 トミー・フラナガン は 1970 年代からリーダー・アルバムが多く並びますが、 1950 年代から 1960 年代はたったの 4 枚しかありません.

 そのせいか、サイドメンとしてのイメージがどうも強い感じ.
 特に エラ・フィッツジェラルド との演奏は有名すぎますね.



 このアルバムは多くの批評の通り、全編歌心あふれるとっても気持ちのいいアルバム.
 ピアノ・トリオを代表する一枚に間違いないですね.




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 それにしても ・・・・ 今日は朝から小雨模様ですが、昨日まで暑い日が続きました.
 昨日は勤務の都合で振替のお休み.

 結構暑い日でしたが、思い切って空き家になっている実家と休耕畑の草刈り.




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● 7/23 実家の近くの田園風景 ●


 数日前までの酷暑に比べると多少は気温も下がっていましたが、それでも激アツ.
 水分十分取っていても、頭はクラクラ、足は筋肉痛で、マジで熱中症の一歩手前.

 まだ 1/3 ほど残っていますが、この雨で今日はお休み.


 なんといっても全身筋肉痛で、晴れても身体動かす気になれませんでした (笑)




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Walkin'

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 今日は今年初めての EOS学園 で、これから 東京 です.
 朝から土砂降りです ・・・・・・・・ でしたが、今 ( 11:10 ) はほとんど止みました.


 一応これから回復するようなので、夜もそんなに降らないかな.




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 今回経費節減のため、初めて高速バスで行きます.

 EOS学園 は夜からなので時間的余裕はあります.
 のんびり本でも読んでいくことにします.




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 折角の 東京 なのでいつものように写真でも撮りながらブラブラ歩きたいのですが、お天気はどうなんだろ.

 こんなアルバム聴いて、気分だけでも街を闊歩してみよう.

 今日のアルバムは 10 年前に一度 記事 にしましたが、当時はデータもほとんど載せていなかったので再掲です.





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  " Walkin' / Miles Davis "





  1. Walkin'
       (Richard Carpenter) ・・・・・ 13:26
  2. Blue 'n' Boogie
       (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 8:16
  3. Solar
       (Miles Davis) ・・・・・ 4:44
  4. You Don't Know What Love Is
       (D.Raye-G.de Paul) ・・・・・ 4:23
  5. Love Me or Leave Me
       (G.Kahn-W.Donaldson) ・・・・・ 6:54






  # 1 & 2 :
  Miles Davis (tp), Lucky Thompson (ts),
  J.J.Johnson (tb), Horace Silver (p), 
  Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)
  Recorded at RVG studio, Hackensack, April 29, 1954.


  # 3 - 5 :
  Miles Davis (tp), David Schildkraut (as),
  Horace Silver (p), Percy Heath (b),
  Kenny Clarke (ds)
  Recorded at RVG studio, Hackensack, April 3, 1954.







 Prestige レーベルに吹き込まれた、ちょっとオールスター・ジャム・セッションっぽい演奏のアルバム.
 録音されたのは 1954 年ですが、リリースされたのは 1957 年になってからです.

 あくまでボクの推測ですが、演奏がよくなくてお蔵入りという訳ではなく、 Prestige お得意の販売戦略があったんじゃないでしょうか.





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 1954年はマイルスが麻薬をきっぱりやめ、精力的に音楽活動を行っていた年で、このアルバムを聴いただけでも精神的にも健康な感じが窺い知れます.


 アルバム・タイトル曲は リチャード・カーペンター の書いたブルース.
 この曲は後年もライブなどでよく演奏され、 '60 年代のライブアルバムでは必ずと言っていいほどアルバムに入っていますね.
 今日の初演の演奏と、 '60 年代のモーダルな演奏を聴き比べるのも面白いかも.




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 まだ黄金カルテット誕生前ですので、この時期のアルバムはいろいろなメンバーが加わっています.
 このアルバムの前半ではテナーの ラッキー・トンプソン が入っています.
 彼に対するイメージはちょっと古い感じを持っていましたが、このアルバムでの演奏はちょっと口数少なめな抑え気味な感じを受けます.
 そこが演奏にマッチしていていい感じなんですが.


 もう一人 J.J.ジョンソン .
 我が家もトロンボーンが入った演奏が増えてはいますが、どうも今一つグッとこない ・・・・・・

 というか、何気に聴き流してしまうという感じ.
 だから J.J.ジョンソン の凄さとかもよくわからないというのが正直なところ.

 ただこの演奏聴いていても普通にいいとは思うんだけれどねぇ.




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 このアルバムも今まで聴いたのはほとんどアナログ盤の A 面 ・・・・ CD の 2 曲目までばかり.
 久しぶりに後半の 3 曲聴いてみると、そういえば "You Don't Know What Love Is" も入っていたなぁ ・・・・・・ (笑)


 こういうアルバムはいつ耳に入ってきてもいいなぁと思えるし、特に一曲目などは気分もグッと上がる感じです.




 そういえば、この 10 年前の記事も 東京 に行く直前に書いたものでした (笑)




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 昔の記事に文中リンクを貼ることがよくあります.

 ブログ画面のデザイン変更を昨年行いましたが、それ以前の記事では写真の大きさが今に比べて一回りも小さいので、リンクを貼る時にできるだけ直すようにしています.

 ところが、この作業が結構大変.

 ブログにアップしてある写真はすでに一度縮小をしてあるのでもう一度大きくしようとすると画質が落ちてしまうためもう一度同じ写真を最初からアップ.

 おまけにこの写真を探す作業がかなり大変なのです.


 記事自体の修正はしたくないのでどうしても同じ写真を使いたいのですが、拾ってきた写真の中には保存してないものもあったりで ・・・・・・




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● 完全なイメージ画ですがもし更新するとしたらデスクトップかな ●

 PC の不調もあったりしたので、そんな作業と一緒に過去のいろいろな写真の整理も始めています.
 一応撮影したものはすべて DVD に落としていますが、 HDD でもバックアップ.

 でも肝心の PC 本体更新も視野に入れていかないといかんなぁ ・・・・・・・


 頭が痛い.




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Concorde

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 連日、スキー場は極寒の世界.
 氷点下 10 ℃ 以下も当たり前の世界 ・・・・ 今日も風が強くてとても寒い一日でした.




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 寒いだけならまだしも、問題は強風.
 写真のようにあっという間にホワイトアウトで、リフトも停止です.


 まぁ自然相手のスポーツなので仕方ないですが ・・・・・




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 iTunes を流しながら画面を見ていたら、 "In Paris / Wes Montgomery" の上が "California Dreaming / Wes Montgomery" で、その上が今日のアルバム.
 まだこのブログにアップしていなかったのでちょうどいい機会です. 

 寒さで疲れた身体にはこういう演奏がいいです.





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  " Concorde / Modern Jazz Quartet "





  1. Ralph's New Blues
        (Milt Jackson) ・・・・・ 7:12
  2. All of You
        (Cole Porter) ・・・・・ 4:32
  3. I'll Remember April
        (G.DePaul-P.Johnston-D.Raye) ・・・・・ 5:09
  4. Gershwin Medley: (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 7:58
      Soon
      For You, For Me, Forevermore
      Love Walked In
      Our Love Is Here To Stay
  5. Softly, As in a Morning Sunrise
        (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 8:00
  6. Concorde
        (John Lewis) ・・・・・ 3:40






  Milt Jackson (vibes), John Lewis (p),
  Percy Heath (b), Connie Kay (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 2, 1955.






 Prestige レーベル初期のアルバム (7005) .
 MJQ はこのレーベルに "Django" という名作を残していますが、今日のアルバムもちょっと地味ではありますがとてもステキなアルバムです.

 ただしグループの活動を見ると、この後移籍した Atlantic レーベルでのアルバム制作がメインになっています.





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 このアルバムで一番好きなのが 5 曲目の "朝日のようにさわやかに" .
 この曲もスタンダードとして、本当に多くの演奏がありますが、この MJQ の演奏もボクのベスト
5 に入るかな.
 このアルバムの演奏はもちろんですが、特に 1974 年の "The Last Concert" での演奏が白眉かな.

 あの演奏は今日のアルバムと同じようなアンサンブルでの演奏 ・・・・・ というか、このアルバムでこの曲のアンサンブルが確立されていたのかな.
 曲のイメージとこのグループの醸し出す独特のクールさがとってもよくマッチした名演奏だと思います.


 このグループは火の出るようなアツいアドリブを求めるような演奏ではないので、ボクの通っていたジャズ屋でもウエストコーストっぽい演奏というような、ちょっと見下したようなレッテルを一部の常連から貼られていましたが、今聴いてみるとどうしてどうして ・・・・・・・




Modern Jazz Quartet 191

 1940 年代後半から ディジー・ガレスピー のビッグ・バンドで一緒に活動していた ミルト・ジャクソン 、 ジョン・ルイス 、 ケニー・クラーク 、 レイ・ブラウン の 4 人が 1951 年に "ミルト・ジャクソン・カルテット" を結成、その翌年にはグループ名を モダン・ジャズ・カルテット に.
 ミルト・ジャクソン・カルテット の略称であった "MJQ" の "MJ" を モダン・ジャズ の略称として置き換えたと言われています.

 1952 年、 レイ・ブラウン に代わって パーシー・ヒース がベースに.
 1955 年には ケニー・クラーク に代わって コニー・ケイ がドラムスになり、一般的な MJQ の不同のメンバー 4 人が確立されました.


 そんな最終的なメンバーが最初に吹き込んだアルバムが今日のアルバムです.


 このグループはその後 20 年にわたり同じメンバーで活動し、解散したもののその後も再結成し活動しましたが今では 4 人とも墓の中で眠っています.





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 昨年当たった コカ・コーラ のケーキが届きました.




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 つい先日は通販で購入したコンタクトレンズについていたスクラッチで 1,000 円当たりましたし ・・・・・・・


 こういう "ちょっとした" ものの引きは結構強いのですが、 toto のような "Big" なものはまったくかすりもしないんです.

 一度だけでもいいから "Big" な当たりが欲しいと思う今日この頃なのです.



 ちなみにケーキのお味は ・・・・・・ ごく普通でした (笑)




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The Song Book

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 昨日からいよいよ無職生活が始まった感じです (笑)

 こんな定年後の無職というのも ニート とか プータロー というのと同じだと思っていたんですが、調べてみたら意味が全然違うんですね.



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 プータロー は、就労可能な年齢等にありながら無職でいるものの俗称.
 ニート は 15〜34 歳の未婚で、就業せず、職業訓練、就学、家事や家業の手伝いもしていない者.
 フリーター は一応の求職活動をしている者 ・・・・・・・

 ・・・・・・ なんて感じで書かれているものもありました.

 まぁ、厳密な線引きはできないと思いますが、一応定義付けされているようですね.
 そうなるとボクの場合はやっぱり 無職 が正しいのかな.


 ただ、今のところ今までやろうと思っていたことがいろいろあってバタバタ.
 無職って実感があまりはありませんね.



 昨日は カメラのキタムラ へ行き、以前撮った記念写真のプリント.

 じつはこの キタムラ のすぐ隣が 上田城跡公園 の駐車場になっています.
 普段は乗用車を停められるのですが、 4 月 1 日から 「第 14 回上田城千本桜まつり」 が始まっているため、観光バスだけしか駐車できず、乗用車は他の駐車場に誘導されてしまいます.
 お祭り期間中はこのあたりの道路は大渋滞、特に "真田丸" が放送されていた去年は市内がものすごいことになっていました. 

 きのう日中はかなり暖かくなったので、それでもと思い公園を覗いてみました


 ちなみに桜は ・・・・・・・・・・・



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 ごらんのとおり、全然 ・・・・・・・・・
 向かって右のしだれ桜が一番早く開花するようですが、完全につぼみ.
 でもこの暖かさが続けば、遅くとも今週末には開花しそうです.

 露店もかなりお店を出してはいましたが、半分以上は クローズ .



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 観光バスは一台も停まっていませんでしたが、一般のお客さんはかなり来ていて、市民体育館の駐車場はほとんど満車状態でした.

 ちなみに下の写真は昨年 4 月 8 日、満開になるとこんな感じになります.
 この時は若干遅かった感じで、結構散り始めていました.



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 さて、今まで取り上げていなかったミュージシャンです.
 少し前のブログで彼のことを書いてみたので、今日は彼のアルバムを取り上げてみます.





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  " The Song Book / Booker Ervin "





  1. The Lamp Is Low
          (P.Rose-M.Parish-M.Ravel-B.Shefter) ・・・・・ 7:13
  2. Come Sunday
          (Duke Ellington) ・・・・・ 5:37
  3. All the Things You Are
          (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  4. Just Friends
          (J.Klenner-S.M.Lewis) ・・・・・ 5:53
  5. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 7:42
  6. Love Is Here to Stay
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:25





  Booker Ervin (ts), Tommy Flanagan (p),
  Richard Davis (b), Alan Dawson (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, February 27, 1964.






 Prestige に 10 枚ほどリーダー・アルバムを録音しています.
 このアルバムは 1964 年の録音された Prestige での 4 枚目のアルバムになります.




9900 Ervin003-2 The Song Book

 イメージ的には、モーダルでちょっとフリーキー、かなり ゴリゴリ したテナー吹く感じです.
 彼のアルバムは Prestige に残したアルバムがやっぱり有名でしょうか.

 Blue Note での録音は、先日紹介した後日発売された "Back from the Gig" を除くと "The In Between" (BLP-4283) たった一枚です.
 この "The In Between" は 4200 番台の後期ということもあり、家の棚にはありません.

 何となく Blue Note のイメージに結構合っていると思うんだけれど、契約の問題でしょうね. 


 Prestige のアルバムはジャケットデザインもいいものがあります.
 中でも一番好きなのが "The Blues Book" で、その昔アナログ盤をジャケ買いした記憶があります.
 ただ、内容的にはあまり好きじゃなかったのか、よく覚えていません.
 機会があったら CD 購入しようかな.



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 ブッカ―・アーヴィン のアルバムは、彼のオリジナル曲で構成されるのが多いのですが、このアルバムはスタンダード・ナンバーだけ.
 そういう意味では、比較的聴きやすいアルバムで、ゴリゴリした感じが苦手な人にもすんなり入っていけるんじゃないでしょうか.


 2 曲目の "Come Sunday" の演奏がいいなぁ.
 ピアノの トミー・フラナガン の控えめな感じの演奏がいい.



 ブッカ―・アーヴィン は 1930 年 テキサス州 デニソン 生まれ.
 学校を出た後軍隊に入隊、沖縄に配属されました.
 兵役を終えた 1953 年、 バークリー音楽院 に入学、その後プロとして活動.

 1970 年腎疾患のため 39 歳で死去.



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 さて、 5 月に家族旅行を予定しています.
 去年は下の娘の結婚式があったので行かれなかったため、当初は今年の 2 月頃冬の 金沢 へ行こうかという話になり調整していたんだけれどみんなのスケジュールが合わずに断念.

 そこでボクの定年退職のお祝いも兼ねて春に計画です.



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 北海道新幹線 での 函館 旅行です.
 飛行機で行けば時間的にも速く、金額的にも安いのですが、こんな機会でもないと新幹線乗ることもなさそうなので、あえて新幹線でのんびり行ってきます.


 暇なボクが旅行会社に行ったりして、結局はボクが楽しめる旅行になりそうな気配です.
 2 泊とも同じホテルなので、のんびり 函館 歩いてきます.



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 いい写真が撮れればいいのですが ・・・・・・・・




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All Mornin' Long

 クレーマーまがいの発言について書いたところ、数名の方からご心配のコメントいただき恐縮です.

 でも全くご心配無用 ・・・・・・・・

 このクレームはボクの友人、職場の同僚や部下たちの意見ですので、まったく No ploblem .



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 特にボクの職場のみなさんは頭の中も筋肉でできているような人たちばかりですので、どうも音楽を含む芸術分野に疎いようで ・・・・・
 ましてやジャズなんて推して知るべしなのです.

 まぁお互いに冗談半分の会話ですので、ボクもネタにしているんですが (笑)


 本当のクレーマーでしたら当然煽るようなことしませんし、関わらないようにしています.


 ということで今後もタイトルに恥じないようにジャズに軸足を置きながら、フラフラと進んでいきます.




 その前にちょっと、数日前のことを.

 ボクの職場ですが、道路を挟んだ隣には県立高校があります.
 先日の午後、その敷地内から大声で怒鳴りあっている声が.

 何事かと外に出てみると、高校生カップルが言い争っています.
 どうも彼女のほうから別れ話を持ち出したようで、男子のほうはパニック状態.
 辺り気にせず大声で絶叫です.



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 あまりの騒ぎにそのうち教師もやってきて男子学生をなだめていますがまったく効果なし.
 女子学生は完全ドッチラケ状態で、引きまくりです.

 最後は 「死んでやる」 と言いながら男子学生が駅方向へ、それを教師が追いかけきました.

 今朝まで、新聞やニュースに高校生の自殺やストーカー殺人の記事がないので、死ぬことはなかったでしょうが・・・・・・


 それにしてもボクらの青春時代とは違うなぁとつくづく.
 女にふられたっくらいで、こんなになっちゃう訳 ???


 ストーカーとか、別れ話で殺傷事件という話題が多いのですが、どうもボクにはそういう気持ちになることが理解できませんでした.
 この風景見ていてある意味納得.
 最近こういう感じの男子多いのかねぇ.

 因みのボクの部下にも、彼女にフラれたら仕事辞めてどこかへ旅にでも行きますって真面目に言っている者がいるくらいですから.

 軟弱すぎるなぁ、今時の男子.




 そんな話題は置いておいて、オークションで見つけてしまった一枚.
 このアルバムも、その昔アナログ盤を持っていました.
 その後 CD がありそうでなくって、ようやく安いものをオークションで購入.

 850 円の落札価格は十二分に元取れるな.





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  " All Mornin' Long / Red Garland "





  1. All Mornin' Long
         (Red Garland) ・・・・・ 20:17

  2. They Can't Take That Away from Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 10:25

  3. Our Delight
         (Tadd Dameron) ・・・・・ 6:18




  Donald Byrd (tp), John Coltrane (ts),
  Red Garland (p), George Joyner (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, November 15, 1957.





 内容もですが、ジャケットもいいですね.
 Prestige 7130 .
 小川隆夫 さんが先月 ON ゼミ で取り上げたのが 1956 年のアルバム.
 もっとも実り多かったのが 1956 年と言われているようですが、このアルバムは 1957 年録音で、この年も名盤がゴロゴロしています.





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 このアルバムの A 面を占めるアルバム・タイトル曲 "All Mornin' Long" ですが、その昔ジャズ屋で何度聴いたことか.
 久しぶりに聴いた演奏は懐かしさもいっぱいです.

 スローテンポのブルースでとても耳に優しいのです.
 コルトレーン大先生の演奏にしても、この曲に関しては血管切れそうな演奏ではありません.


 今回聴いてみてすごくいいなぁと思ったのが 2 曲目の "They Can't Take That Away from Me (邦題: 誰も奪えぬこの想い)" でのガーランドのソロ.
 このソロ・パートはいいなぁ.
 お得意のブロック・コードをすごくいい感じで積み上げていきます.

 1 曲目もそうですが、このブロック・コードとシングル・トーンをうまく使い分けたソロは聴いていてとても心地いいのです.



Red Garland 006

 このグループは 11 月と 12 月の 2 回の録音があり、合計 4 枚のアルバムを発表しています.
 Prestige お得意のマラソン・セッションって感じですね.

 "Soul Junction (Prestige 7181)" 、 "High Pressure (Prestige 7209)" 、 "Dig It (Prestige 7229)" とこのアルバムです.
 アルバム番号が結構飛んでいますが、これも Prestige の販売戦略 ・・・・・・・ マイルス のマラソン・セッションのように一年に一枚って感じで同時に発表しなかったからでしょう.


 本アルバムは "All Day Long (Prestige 7081)" と "All Night Long (Prestige 7073)" の三部作とされています.
 ただし、内容的にはジャム・セッション形式という部分だけが共通しているだけで、メンバーもリーダー (他の 2 枚は ケニー・バレル がリーダー) も違っています.


 "All Day Long" は昔も幾度となく聴いたんですが、 "All Night Long" の記憶がサッパリない.
 この 2 枚のアルバムが 1 セット ( CD 2 枚組) で 900 円ほどで売っています.
 ただレーベルもよくわからない.

 もう少し余裕が出たらちょっと購入してみようかな.




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 こんな感じの Prestige ジャム・セッションはほとんどが一発録りだったようです.
 Prestige の代名詞のようになっていますね.


 ボクは Blue Note が好きですが、 Prestige が嫌いというわけではありません.
 TBM も Blue Note も新しいことへの挑戦みたいな部分が微妙に好きなんですね.

 このアルバムのようなジャム・セッションも、ちょっと昔のジャズ屋の郷愁さえ感じられるようで、たまにはいいですね.







 さて、この時期とっても、とっても、と〜〜っても物入り状態.
 にも拘らず、先日も勢いで一脚なんか購入しちゃったりで火の車が燃え尽きそうな状態です.



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 iPad の充電ケーブルが切れそう ・・・・ そろそろ交換しないとヤバい

 使っているオーデコロンが終わった ・・・・ 冒険もできないからいつもの CK-one

 CD を収納するビニール袋も底をついた ・・・・ 数年前に購入した時よりも値上がりだって

 そろそろスタッドレスタイヤ買わないとダメでしょ ・・・・ とりあえず初めての韓国製

 来月は Type-R の車検も控えてる ・・・・ 最後の車検かな

 半分お仕事の 名古屋 旅行も控えてるし ・・・・ 仕事半分、写真半分

 とどめは欲しい CD が、ここにきて何枚もオークションにかけられたりしていて ・・・・ これはねぇ、ここで買わないと



 どうしよ ・・・・・・・・・

 数百円程度のものから 10 万円以上まで、塵も積もると山になっちゃうわけですよ.

 でもまぁ、何とか生きているからいいとしようか.


 ちゃんと新年迎えられればいいんだが ・・・・・・・・・・・

Red Garland Trio At The Prelude

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 三連休最終日なんだけれど、昨日は丸一日お仕事.
 だったので、あまり世間が騒ぐほど連休というイメージはないのであります.



 昨日は大きなイベントがなんとか終わったので、今日くらいは スタバ でゆっくりしようかと.
 ちなみに スタバ は今年初めてになりますね.
 のんびりコーヒー飲みながら、先日ゲットした Jazz Perspective を完読.

 ただこの スタバ 、大型ショッピングセンターの中にあって、さらにお店のそばにイベント広場があるのでイベント等があるときは朝から音響のチェックしています.

 今朝もこのチェックがかなり耳障り.
 いつものようにイヤホンでジャズ聴いていたんだけれど、とにかく重低音が ズシン、ズシン と.



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 せっかくの 纐纈歩美 が台無しでした.



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 まぁそんな話題は置いておいて ・・・・・・
 今日のアルバムもずっと昔にジャケットだけアップした記憶があります.

 このアルバムは何枚ものアルバムに分かれてものですので、今日はできるだけそんなデータをしっかり書いてみようかと思います.




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  " Red Garland Trio At The Prelude "





  Set 1 :
  1. M-Squad Theme
         (Count Basie) ・・・・・ 6:30
  2. There Will Never Be Another You
         (H.Warren-M.Gordon) ・・・・・ 6:40
  3. Let Me See
         (C.Basie-H.Edison) ・・・・・ 5:54
  4. We Kiss In A Shadow
         (R.Rogers-O.Hammerstein) ・・・・・ 5:40
  5. Blues In The Closet
         (Oscar Pettiford) ・・・・・ 4:29
  6. Satin Doll
         (D.Ellington) ・・・・・ 9:24
  7. Lil' Darlin'
         (Neal Hefti) ・・・・・ 0:31
  8. Lil' Darlin'
         (Neal Hefti) ・・・・・ 9:31
  9. One O'Clock Jump
         (Count Basie) ・・・・・ 3:24

  Set 2 :
  10. Perdido
         (Juan Tizol) ・・・・・ 4:39
  11. Bye Bye Blackbird
         (M.Dixon-R.Henderson) ・・・・・ 5:04
  12. Like Someone In Love
         (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 10:12
  13. It's A Blue World
         (B.Wright-C.Forrest) ・・・・・ 7:12
  14. Marie
         (Irving Berlin) ・・・・・ 6:17
  15. Bohemian Blues
         (Red Garland) ・・・・・ 9:58
  16. One O'Clock Jump
         (Count Basie) ・・・・・ 2:44

  Set 3 :
  17. A Foggy Day
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:36
  18. Satin Doll
         (Duke Ellington) ・・・・・ 6:17
  19. Mr. Wonderful
         (D.Weise-J.Bock-L.Holofcener) ・・・・・ 9:06
  20. Just Squeeze Me (But Don't Tease Me)
         (D.Ellington-L.Gaines) ・・・・・ 5:42
  21. Prelude Blues
         (Red Garland) ・・・・・ 5:41
  22. Cherokee
         (Ray Nobles) ・・・・・ 5:23
  23. One O'Clock Jump
         (Count Basie) ・・・・・ 2:44





  Red Garland (p), Jimmy Rowser (b),
  Charles "Specs" Wright (ds)
  Recorded at "The Prelude Club", NYC, October 2, 1959.






 ボクの持っている CD は、輸入のコンプリート盤.
 2 枚組でその日のセット順に構成されており、 12 曲目までが 1 枚目の CD に収められています.

 ただし、ここから抜粋して発売されたオリジナル・アルバムのほうを好む方も結構いるようです.



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 ちなみにオリジナル・アルバムは


 "Red Garland at the Prelude" (Prestige 7170)

  A-1. Satin Doll (Set 3)
    2. Perdido (Set 2)
    3. There Will Never Be Another You (Set 1)
    4. Bye Bye Blackbird (Set 2)

  B-1. Let Me See (Set 1)
    2. Prelude Blues (Set 3)
    3. Just Squeeze Me (Set 3)
    4. One O'Clock Jump (Set 1)



 アルバム・タイトルが微妙にこの 2 枚組と違っています.
 残りの演奏は、下記のように他の数枚のアルバムに収められていました.
 



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  "Satin Doll / Red Garland" (Prestige 7859)
    A-1. Satin Doll *
      2. The Man I Love *
    B-1. A Little Bit Of Basie *
      2. It's A Blue World (Set 2)
      3. M-Squad Theme (Set 1)

    * A-1, 2, B-1 :
     Doug Watkins (b)
     Recorded August 12, 1959.



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  "Lil' Darlin' / Red Garland" (Status 8314)
    A-1. Lil' Darlin' (Set 1)
      2. We Kiss In A Shadow (Set 1)
     B-1. Blues In The Closet (Set 1)
      2. Like Someone In Love (Set 2)



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  "Red Garland Live!" (New Jazz 8326)
    A-1. Marie (Set 2)
      2. Bohemian Blues (Set 2)
      3. One O'Clock Jump (Set 3)
    B-1. A Foggy Day (Set 3)
      2. Mr. Wonderful (Set 3)




 これらの LP 4 枚に分散収録されて発売されていたものがコンプリート盤として 2 枚の CD になったのが今日のアルバムです.
 また、 4 枚のアルバムに入っていない曲が 3 曲あります.

 1980 年にこれらすべての演奏を 3 枚の LP (CD ?) ボックスとして発売されたようですが、詳細はちょっとわかりません.


 先にも書いたように、全演奏なのでかなりのボリューム.
 だからファンの中には 8 曲編成のオリジナルを好む方もおいでのようですね.



Garland-001

 演奏については、この頃の レッド・ガーランド ですので言うことなし.
 おまけにライブの臨場感が伝わってくるので、何となく自分もそこにいるかのような感じになります.

 もう少し録音が良ければというような意見もあるようですが、リマスターのせいかボクは結構いい感じだと思います.

 ゆっくりくつろぎながら聴くにはとても聴き応えのあるいいアルバムですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、話は全然違う方向に行っちゃいますが ・・・・・・・


 最近、ボクの周りの話題は "真田丸" 一色といっても決して過言ではないくらいなのです.
 昨日第一回目の放映があった NHK 大河ドラマ "真田丸" .

 地元といたしましては異様なくらいの盛り上がりで、ドラマがコケたらどうするんだろう、とついつい心配してしまうくらいなのです.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/400sec f/4 EV-0.3 ISO-100)

 一応昨日の放送はリアルタイムで観ましたが、まだ始まったばかりなのでどうなんだろう.
 シリアスな場面とコミカルな場面の両方を持っているドラマなのですが、コミカルな部分があまり強調されると大河っぽくなくなるような気もするなぁ.


 三谷幸喜 どうするのか、まぁこれからが楽しみというところです.


 ちなみに写真は今年の 4 月に撮った 上田城跡公園 の 東虎口櫓門 .
 すでに観光に訪れる方が増えているようです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Cookin'

  ・ ・ ・ ・ ・



 連休も今日で最後.
 曇りの日もありましたが、とても穏やかな連休でした.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/5 ISO-100)

 ただし、ボクの連休は完全静養で終わりましたけど.


 実は連休前からなにか喉のイガイガ感があり、連休に入ると咳と喉の痛み、さらに熱まで・・・・・・・・
 完全な感冒症状ってやつです.


 4 日に病院受診してお薬もらい昨日まで完全にダウン状態.

 さすがに明日からは仕事なので、普通の生活に戻らないとヤバい.
 ということで、身体を慣らす意味も含めいつも通りの時間に起床して、ブログ書き始めました.


 咳や痰の絡む感じもかなりなくなっており、熱もまったくありません.
 ただ身体全体がまだ違和感あり、ほとんど動かない生活していたせいでしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムもずっと前に取り上げたアルバムですが、データ記載を含めてもう一度.
 ただし体調が完全ではないので、いつもより簡単に.




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  " Cookin' / Miles Davis "





  1. My Funny Valentine
        (L.Hart-R.Rogers) ・・・・・ 6:00
  2. Blues By Five
        (R.Garland) ・・・・・ 10:21
  3. Airegin
        (S.Rollins) ・・・・・ 4:23
  4. Tune UP - When Lights Are Low
        (M.Davis) - (B.Carter-S.Williams) ・・・・・ 13:10





  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), 
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, October 26, 1956.







 マイルス が Prestige との契約を完了させるために行った有名な マラソン・セッション 4 部作の一枚.
 このアルバムは 1957 年に 4 枚の先頭をきって発売、残りのアルバム Prestige の販売戦略のため年一作というペースで発売されました.



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 オリジナル・ジャケットの裏面の書いてある曲目は "Just Squeeze Me" とありますが、これは完全な間違いで、正しくは "When Lights Are Low" だったと、後年オリジナル・アルバムのライナー・ノーツを書いた アイラ・ギトラー が認めています.


 コルトレーン が気になるなぁ ・・・・・・・・・・
 正直このアルバムでの コルトレーン はそんなにいいとは思いません.
 コルトレーン らしいスタイルではあるんだけれどねぇ ・・・・・・・・ 



 1 曲目の "My Funny Valentine" は コルトレーン が抜けたカルテットの演奏ですが、このアルバムの白眉と言ってもいいんじゃないでしょうか.
 この曲は マイルス のレパートリーの一つとして、その後も多くの演奏が残されていきます.



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 前にこのアルバムを取り上げたのは 2009 年の 10 月.
 その時の記事を読んでみると ・・・・・・・・・・

 まだ "Miles Davis Complete Columbia Album Collection" も発売前でした.

 
 あれから5年も過ぎていますが、気持ち的には 「もうそんなに経ったんだ ・・・・・」 という感じなのです.
 ブログとか読み返しても、ほんの数年前に書いたと思った記事がだいぶ前だったりということが何度もあります.
 人間的にはまったくと言っていいほど進歩が見られませんが、ことジャズに関してはかなり聴く範囲が広がりました.



 今日はこんなところで終了.
 午後は WOWOW で "ゴジラ" でも観ながらまったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・

Red Garland's Piano

 雪山遭難が相次いでいます.
 以前は冬の遭難と言えば冬山登山の遭難というイメージが強かったのですが、どうも最近はそんな登山による遭難ばかりではなくなっているようです.

 特に最近多いのがスキー場から滑走禁止区域へ滑り出ての遭難なんていう、普通は考えられないようなことがたくさん発生してます.
 そしてそれらの遭難者の多くが分別のある成人たち.


 そんな遭難のニュースのたびに 「自己責任」 という言葉がいろいろなところで聞かれます.




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 このブログは、あまり小難しいことは書かないようにしています.
 だから政治的なことはもちろん、社会面で騒がれるような内容についてもまったくと言っていいほど書いていませんでした.


 でも、さすがにボクもこういった遭難のニュースを見るたびに 「これは ・・・・・・ 」 と思ってしまいます.


 あまりにも常識がない行動のおかげで、どれだけの人たちが迷惑を被っているのでしょう.
 遭難とともに、今回の イスラエル国 の人質事件にしても然り ・・・・・・・
 詳細はボクなんかわかりませんが、現時点で起こっていることだけを判断しても、身代金以前に国全体が多くの労力を割いており、それを金額に換算すればかなりの額になっているはずです.
 イスラム国 のやっていることはボクも完全否定ですが、この二人の日本人の行動に対しては ??? な部分もたくさんあります.


 こういうのは日本人の危機意識の欠如なのでしょうか.
 自分だけは大丈夫 ・・・・・・・・
 所詮は他人事 ・・・・・・・・
 当然トラブルに対する準備なんてないから、問題が発生すると自分で解決できず人に頼る ・・・・・・・

 そして救助が成功しなければ遺族が国や救助隊を訴える ・・・・・・・・ つい先日も 北海道警察 が救助活動の不備を訴えられ第一審で敗訴しましたね.

 この判決は救助のプロに対してのものですから一般人には当てはまらないかもしれませんが、基本的な考え方として日本では "Good Samaritan Laws" なんてものは有り得ない感じもしてしまいます.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なんだかなぁ.





 折角のお休みだというのに、こういう話題は他人事とは言えイラついてしまいます ・・・・・・・
 だからリラックスした演奏でも聴いてみましょう.









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  " Red Garland's Piano "





  1. Please Send Me Someone to Love
          (P.Mayfield) ・・・・・ 9:51
  2. Stompin' at the Savoy
          (B.Goodman-E.Sampson-C.Webb) ・・・・・ 3:12
  3. The Very Thought of You
          (R.Noble) ・・・・・ 4:12
  4. Almost Like Being in Love
          (A.J.Lerner-F.Loewe) ・・・・・ 4:52
  5. If I Were a Bell
          (F.Loesser) ・・・・・ 6:41
  6. I Know Why (And So Do You)
          (H.Warren-M.Gordon) ・・・・・ 4:50
  7. I Can't Give You Anything but Love
          (D.Fields-J.McHugh) ・・・・・ 5:05
  8. But Not For Me
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:52





  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ,
   # 5 & 6 : December 14, 1956.
   # 1 - 4, 7 & 8 : March 22, 1957.





 レッド・ガーランド 2 枚目のリーダー・アルバムです.
 翌年に吹き込まれた彼の代表作 "Groovy" と同じメンバーです.
 その "Groovy" の中の 2 曲が今日のアルバムと同じ 1956 年 12 月 14 日録音という表記を今回ネットで見つけました.
 ただ、ボクが持っている両アルバムとも輸入盤でそういった表記がありません.
 ネットで他のところもちょっと調べたのですが、そういった記載がないのでこの辺りは ??? という感じです.





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 1 曲目から、ただただリラックスという雰囲気が伝わってきます.
 アルバムの 1 曲目って、そのアルバムを印象付けるので結構気合の入った演奏が多いような気がしますが、このアルバムでの演奏はリラックスそのものです.
 他の曲も変に力んでいなくて ・・・・・・・・・
 それでいて単なるカクテル・ピアノでもなく聴きどころもあります.



 "If I Were a Bell" は Miles Davis の演奏でも有名な曲.
 どこかに、この曲は レッド・ガーランド が マイルス に勧めた ・・・・・ ということが書かれていました.
 マイルス の "Relaxin'" に入っている "If I Were a Bell" が吹き込まれたのが 1956 年 10 月 26 日なので、このアルバムより先の録音になりますね.



 "I Can't Give You Anything but Love" は有名なスタンダードなのでたくさんの演奏があります.
 最近見たばかりの "ストックホルムでワルツを" でも歌われていましたし、ちょっと前の Lady GAGA & Tony Bennett のアルバムにも入っていました.






Red Garland 003

 レッド・ガーランド のピアノはすごく特徴的.
 シングルトーン と ブロックコード での演奏は、少しジャズを聴いていると 「これは レッド・ガーランド かな ・・・・・」 なんてわかるくらい特徴的です.

 そしてなによりもキレイなメロディでとてもスイングします.
 スタイル的にはちょっと古いのかもしれませんが、とてもリラックスできる演奏がたくさんあります.


 Prestige には彼のリーダー・アルバムがたくさんあります.
 さらにサイドマンとして、 マイルス・デイヴィス・グループ での演奏は言わずもがな.



 彼のアルバムも、欲しいものがまだまだたくさんあるんだよねぇ ・・・・・・・










 さて先日も少し書きましたが、家の中にある不要物品を処分しています.
 不要物品といってもボクが使わないだけで、物自体はしっかり使用できるものばかり.
 主な処分先は、職場の部下たち ・・・・・・・・ と言っても、決して パワハラ 行使ではありませんので.



 まぁ十分納得できる金額で引きとっていただいてますが、総額にすると結構な額になりました.
 そんなお金はただ財布に入れておいても、いつの間にか消えてしまいそうなので、思い切って使ってしまいました.







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 ・・・・・・・ ということで、これを買うことができました !!

 Canon EOS 7D Mark ll

 レンズは先日買ったもので、今回の購入はボディだけ.
 それでも結構なお値段のカメラです.


 不用品が売れたことも購入動機の一つですが、もう一つの理由はあるものを頂いたからです ・・・・・・・




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 それがこのレンズ !!
 先日冗談半分に書いた ブログ記事 の "撮り鉄 H" さんから頂きました.

 このレンズ、 「壊れかけのラジオ」 ならぬ、壊れかけの L レンズで、 鏡筒 部分のガタつきがあります.
 手振れ防止機能付きの新型を購入してから、車のトランクに置いたまま使用していなかったようです.


 壊れかけといっても、きちんとオートフォーカスしますし、レンズのカビ等もまったくありません.
 本当に貰ってもいいのか再確認したうえで、メーカーに修理依頼しました.


 そんなこんなで、カメラの更新.
 さすがに "撮り鉄 H" さんほど生活に余裕がないので、今までの EOS 70D は部下に譲り 7D Mark ll のボディ代金になりました.



 一応 "撮り鉄 H" さんよりも先に 7D Mark ll をゲット.

 これで先日の逆襲の返り討ちに一矢報いました (笑)




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 今日の午後、いつもの風景です.

 まだいろいろな調整の仕方がわからないので、今一つ空の色が ・・・・・・・・


 カメラと一緒に 腕 も上がればいいのですが (笑)

Black Coffee

 とうとう 10 月になってしまいました.
 今年も、残すところわずか 3 カ月です.
 そんなことをしみじみ噛みしめながら、のんびりいつものスタバでコーヒーを啜っていました.

 
 今夜は少しばかり、そんなコーヒーに因んだお話しなど.
 オヤジ的な語呂合わせでアルバムも選んでみました.

 タイトルにコーヒーがついている曲が入っているだけなんですがね (笑)
 






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  "This is Criss ! / Sonny Criss"




  1. Black Coffee
        (S.Burke-P.F.Webster) ・・・・・ 7:49
  2. Days of Wine and Roses
        (H.Mancini-J.Mercer) ・・・・・ 3:17
  3. When Sunny Gets Blue
        (M.Fisher-J.Segal) ・・・・・ 5:40
  4. Greasy
        (W.Davis, Jr.) ・・・・・ 2:25
  5. Sunrise, Sunset
        (J.Bock-S.Harnick) ・・・・・ 2:49
  6. Steve's Blues
        (S.Criss) ・・・・・ 6:21
  7. Skylark
        (H.Carmichael-J.Mercer) ・・・・・ 5:07
  8. Love for Sale
        (C.Porter) ・・・・・ 6:26




  Sonny Criss (as), Walter Davis Jr. (p),
  Paul Chambers (b), Alan Dawson (ds)
  Recorded at RVG studios, Englewood, NJ, October 21, 1966.







CrissS001-2

 "Black Coffee" ・・・・・・・

 作曲は Sonny Burke 作詞が Paul Francis Webster 、 1948 年の曲です.
 有名なのは Peggy Lee の同名タイトルのアルバム.
 実はこの曲、 1960 年の映画 "Let No Man Write My Epitaph" のテーマ曲としても使われています.
 この映画には Ella Fitzgerald も出演し、数曲歌っていますのでコアなジャズ・ファンには有名な映画なのかもしれません.
 ボクは初めて知ったので You Tube で探してみたらしっかり映像がありました.
 映画自体は完全にコケてしまったようですが.


 Ella の歌う場面がいいですねぇ.
 このサントラ盤とも言えるアルバムが "The Intimate Ella" .
 ちょっと試聴してみましたが、このアルバムがまた結構よさそうなのです.



 またまた関係ない話に脱線してしまいました.
 Sonny Criss に戻しましょう.




Sonny Criss001

 ソニー・クリス は 1927 年 10 月 23 日 テネシー州 メンフィス 生まれ、 1977 年 11 月 19 日 病苦に耐えかね ロサンゼルス でピストル自殺.
 チャーリー・パーカー 系のアルト・サクソフォン奏者です.

 ハード・バップを代表するアルト奏者にも拘らず、評価はどうも低めのような感じを受けます.
 それは残されたアルバムの数がそれほど多くないこともあるのでしょうか.
 特にアップテンポの曲でみせる、パーカーばりのちょっと饒舌すぎるところがボクは苦手なのですが、ちょっとゆっくりめな曲での表現力は心にグッときちゃうんですよねぇ.
 このアルバムの "When Sunny Gets Blue" のソロのような.
 特徴的な音色とソロを取るので、すぐに彼の演奏とわかります.


 このアルバムは彼が Prestige に残した 7 枚のアルバムのうち、最初の録音になります.
 スタンダードを中心にした肩の力を抜いたような演奏です.

 スローな "Black Coffee" もいいんだけれど、 "When Sunny Gets Blue" や "Skylark" といったミディアムテンポの演奏が ・・・・・・・ 心憎いと言おうか.
 どこか、哀愁が見え隠れしてるんですよねぇ.


 Prestige 最後のアルバム "I'll Catch The Sun!" で演奏された "Cry Me A River" もよかったなぁ.
 もちろん晩年の "Saturday Morning" は言わずもがな.

 アップテンポのハイテンションな演奏はあまり好きではないと言いつつも、結構好きなアルト奏者なのです.





 さて、ここからが今夜の本題 ・・・・・・・ かもしれません.
 まずはいつもの東京のことから.





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 講習会場近くの気になる風景を激写.

 "ぢ" です !!


 これは今夜の話題とは関係ありません.
 ここを通るたびに、いつも見上げてしまうんですよね.
 今回はちょっと素敵に撮ることができたので、とりあえずアップしておきます (笑)




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 こちらが今夜の話題 ・・・・・・・・ スターバックス.
 銀座マロニエ通り店 です.

 金曜日の夜、講習会場の準備終了後に足をのばしてみました.
 前にも一度行ったことあったんですが、その時は混んでいたのでテイク・アウト.
 今回は窓際の席がちょうど空いたので、 1 時間ほどのんびり.




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 2 階にはコーヒーのバーカウンターや展示スペースがあるのですが、イスに座ってのんびりするには 1 階のほうがいいので.
 お店に行ったのは 27 日の金曜日ですが、ちょうど期間限定の "Starbucks Doppio Bar" がオープンしていたようです.
 これを知っていたら、多少混んでいても 2 階に行ったのに ・・・・・・・ 知ったのが土曜日だったので.



 このお店も コンセプトストア の一つ.
 全店制覇するつもりは毛頭ありませんが、とりあえず 3 店舗クリアです (笑)




 日曜日、講習会を終了して家に帰ると、そこにも スタバ が待っていました.




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 10 月 1 日から発売になったドリップ・コーヒー "ORIGAMI" .
 以前ネットでプレゼントの応募をしておいたものが見事にヒット.
 こういう ちょっとした ものは結構当たるんですが ・・・・・・・・ 6 億円がねぇ.




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 今回発売になったのは、ドリップタイプ 3 種類.
 それぞれ 1 パックずつ入っている "オリガミ アソートセット ( 3 袋入り)" .




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 とりあえず "パイクプレイス ロースト" をいただいてみました.
 説明に書いてある 「カカオや炒ったナッツのようなほのかな香ばしさに、やわらかな酸味をあわせ持つコーヒー。丸みをおびた口あたりとなめらかな後味が特徴です。」 というのは、ボクのレベルの舌ではよくわかりませんでしたが、まぁ美味しくいただきました.

 朝の日差しが似合うねぇ.


 ちなみにこのマグカップの旧デザインの方が、今のデザインよりもボクは好きです.




 今日は久しぶりに地元のスタバに.
 珍しく空いていたので、お気に入りの席を難なくゲット.
 やっぱりいつも通りが落ち着きます.

 ちなみに飲むのはいつも ホット・コーヒー・トールサイズ .



 当然ですが Black Coffee です ・・・・・・・

Groovy / Red Garland

 体罰 ・・・・・・ 最近いろいろなところで耳にしますねぇ.
 日本はまだまだどこかで、旧態的な教育法が残っているのでしょうか.


 桜宮高校の問題はどうなるんでしょ ・・・・・・
 体罰 ・・・・・ というより 暴力 といったほうがいいかもしれませんが、この事実は誰もが認めていること.
 市長の言う通り、今まで通りの体制で学校や部活を続けるというのはやっぱり無理があるでしょう.
 さりとて、急に入試取りやめ、部活中止というのもどうなのでしょ.
 ある意味、今後の人生かけてこの学校に入学した子供たちも大勢いるはずです、その子たちはどうするの ・・・・・・ かなり難しい問題ですよね.


 大体が教育委員会の対応がまったくなっていないよね.
 どうもはっきりしない対応で ・・・・・・ これって、日本柔道連盟と一緒だね.
 日本柔道連盟なんて、どうも身内をかばうという匂いがプンプン、そしてあまりに大きな世論のためか、今日になって監督が辞任の意向 ・・・・・・・ なんなのかなぁ.


 どこかできちんとした調査委員会やこれからのことを考える第三者機関でもでてこないと、結局は時の流れと共にうやむやになって終わってしまいそうです.
 ひょっとすると、教育委員会とかはそうなるのもじっと耐えているのかもしれませんが ・・・・・・・






 そんな暗い話題は置いておいて、もう少し心が軽くなるような演奏を聴いてみましょう.
 このアルバムも有名なアルバム、ルーキーにお勧めの一枚です.







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   " Groovy / Red Garland " (Prestige 7113)





  1. C-Jam Blues
           (B.Bigard-D.Ellington) ・・・・・ 8:19
  2. Gone Again
           (C.Lewis-C.Hamner-L.Hampton) ・・・・・ 6:44
  3. Will You Still Be Mine ?
           (M.Dennis-T.Adair) ・・・・・ 4:42
  4. Willow Weep for Me
           (A.Ronell) ・・・・・ 9:34
  5. What Can I Say (After I Say I'm Sorry ?)
           (W.Donaldson-A.Lyman) ・・・・・ 7:13
  6. Hey Now
           (R.Garland) ・・・・・ 3:41





  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ,
   # 6 : May 24, 1957.
   # 1 - 5 : August 9, 1957.






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 6 曲目の "Hey Now" は、 "Red Garland Revisited!" (Prestige 7658) と同じ、 1957 年 5 月 24 日の録音.
 "Red Garland Revisited!" には、同じ "Hey Now" のテイクが入っていますが、そのアルバムの発売が 1969 年なのでどちらの演奏がいいのかわわかりません ・・・・・・ ひょっとすると同じテイクかもわかりませんが、こちらのアルバムは持っていないので不明です.
 "Groovy" のリリースが 1957 年なので、こちらの演奏のほうがよかったのかもしれませんね. 

 そして残りの 5 曲は、 "The P.C. Blues" (Prestige 7752) と同じ 1957 年 8 月 9 日の録音.
 こちらのアルバムもリリースされたのはずっと後の 1970 年で、内容的には "Red Garland's Piano" と "Groovy" のセッションから集めたアルバムのようですね.
 ちなみに英語版 Wiki の録音月日の記載の一部が違っていました、こういうことがあるから完全に信じるのはちょっとリスクが伴いますねぇ.


 どうもこの辺りのアルバムって、いろいろなものを寄せ集めて作ったという感じがプンプンします.
 おまけに発売時期も敢えてずらしたり ・・・・・・・ マイルス のマラソン・セッションがいい例です.
 ただこの 2 枚のアルバムに関しては 10 年以上も経ってからの発売なので、後年発掘されたと解釈する方がいいのでしょうか.
 



Red Garland 1956

 "Groovy" ですが、 レッド・ガーランド を代表するアルバムです.
 軽快な "C-Jam Blues" がとても有名で、このアルバムを代表する曲.


 でも B 面の "What Can I Say (After I Say I'm Sorry ?)" もいいですねぇ.
 この曲も久しぶりに聴いてみました.
 このアルバム、アナログ盤の頃はほとんど A 面の 3 曲を聴いていたので.
 昔のアナログ盤ではよくあることです ・・・・・・・ 片面しか聴かず、裏面はまったくと言っていいほど聴いていないということが (笑)


 ジャケットもいいですねぇ、こういう感じのジャケット大好きです.







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 ぼんやり霞んだ 蓼科山 .
 なかなか眼下の畑や水田に積った雪が融けません.


 ここ数日は青空が広がっているので、もう少し雪が融けてもいいはずなのですが ・・・・・
 積雪量が多かったのが一番の原因でしょうが、まだまだ日中でも寒さが厳しいですから.

featuring The Peck

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 昨日の夕方の写真 ・・・・・・・ かなり強い風.
 雨の量はまだ多くありませんでしたが、風が強いので体感的にはかなり降っているように感じました.

 我が家は高台にあるので、普段でも風は強めですので、台風とかになるそれはもう ・・・・・
 深夜 0:00 頃までどんどん風が強くなり、雨量も増えたのですが、それ以降ピタッと風が止んだ様でした.
 おかげで熟睡.



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 そして朝はこんなお天気 ・・・・・・ 台風一過の青空.
 なにか、 6 月にはちょっと似合わないような青空です.





 そういえばこのアルバムも、青が印象的なアルバムです.
 でもこちらの青は、ちょっと緑が混ざったような青.




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  " Live! At Cafe Bohemia / George Wallington "




  1. Johnny One Note (Rodgers-Hart) ・・・・ 8:18
  2. Sweet Blanche (G.Wallington) ・・・・ 6:53
  3. Minor March (J.McLean) ・・・・ 6:40
  4. Snakes (J.McLean) ・・・・ 5:49
  5. Jay Mac's Grib (D.Byrd) ・・・・ 8:34
  6. Bohemia After Dark (O.Pettiford) ・・・・ 7:54
  7. Minor March (alt-tk) ・・・・ 7:32

   (# 7 Bonus Track not part of the original album)




  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), George Wallington (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded live at the Cafe Bohemia, NYC, September 9, 1955.






 このアルバムは、ボクがジャズを聴き始めた頃すでに幻の名盤とか呼ばれていたように記憶しています.
 そしてその後アナログ盤が再販されたのですが、ボクが手に入れたアルバムの色は ・・・・・・ 確か紫っぽい色のジャケットのように記憶してます.
 これは定かではありませんが、 Prestige から出ているものが青色、他のメーカーから出たものが紫色なのかもしれません.

 今手元のある CD は 2007 年に発売されたもので、 Prestige のレーベル名が入っているので青色のジャケットです.
 ちなみにこの時のライナーノーツは "いつもの小川さん" でした ・・・・・・ でもかなり簡単なライナーノーツです.
 アルバム自体が 1,100 円という廉価盤なので、原稿料も安かったせいでしょうか (笑)
 今週末お会いするので、直接聴いてみようか ・・・・・・ 冗談です.



 以前からこのジャケット見つめて疑問に思っていたことが、ジャケットに書かれている "featuring The Peck" .
 この意味がずっとわからずに今日まできちゃいました.
 今日このレビュー書くため、ダメモトでググってみたら、とあるブログにヒット.
 このブログが、 "いつもの小川さん" にも微妙に関係していたのでちょっと驚いてしまいました.


 ヒットしたブログは "加持顕(かじあきら)の棚から選んだじゃず(JAZZ)" というタイトルのブログ.
 どこかで聞いたことあるような名前だなぁ ・・・・・・ と思いながらもいくつか記事を読んでいると、小川さんのブログ "Keep Swingin'" にもよくコメント入れられている方でした.
 自身でもビッグバンドで演奏しておられるようで、理論的なことはボクなんかとは比べ物にならないくらい詳しいレビューが書かれていました.



 で肝心の "featuring The Peck" の意味ですが、加持さんのブログの本文をそのまま引用されてもらいます ・・・・
 「蛇足ですが、アルバムの中で聴かれる、短いセンテンスでお互いの演奏を刺激し合う、1音づつのソロ交換らしきものを、 "ペック (奏法) " と呼んでいるみたいです。
 ただしその後、この奏法がジャズ界に広がった気配はありません (笑)。」


 なるほど ・・・・・・ ようやくジャケットの謎が解けました.
 でもわざわざアルバムに書かれているということは、その当時こういった奏法が流行っていたのでしょうか ?
 加持さんのコメントのように、ボクのその後この言葉自体聞いたことないからなぁ ・・・・


 ところで加持さんのブログは、青ならぬ緑色が基調になっています.
 そうですよね ・・・・・・・・・・・・・

 加持さんと言えば、当然 スイカ !!


 アッ、これって エヴァンゲリヲン の世界のお話しでした ・・・・・・ 失礼.



 featuring The Peck の謎は解けたのですが、もう一つ新しい疑問が湧いてきました.
 一体この写真ってどこで撮ったの ?
 凱旋門 らしきものが写って入るものの、どう見ても パリ の エトワール凱旋門 とは違うように思います.
 また新しい疑問なのです.



 演奏については有名なアルバムなので改めてボクが書くようなことはありませんが、まるで Blue Note のようなバリバリのハード・バップを聴くことができるアルバムです.
 ボクは George Wallington というと、どうしても "New York Scene" ・・・・ それも "In Salah" の印象があまりにも強烈なのです.


 ちょっと聴かず嫌い的なところがありましたが、改めて聴いてみると ・・・・・ 他のミュージシャン同様いい感じな演奏が多くあります.
 やっぱりしっかり聴かないといけませんな.





DSC_1748

 夕方には、こんな夕焼けです.
 なにかもう、秋のような雰囲気なのですが (笑) .

 
 6 月に台風が上陸したりと、相変わらず自然のリズムが何か狂ってしまっているような感じですね.

Relaxin' at Chocolate

 昨日から、どうも大荒れのお天気ですね.
 昨日の午前中は、ボクの地域でも雷と雨が止んだり降ったりと.
 今日も午前中は気持ちのいいお天気で青空が広がっていましたが、夕方からは下り坂に.
 大阪辺りでは、午前中も雷と豪雨のようでした.

 温暖化の影響でしょうか ・・・・・・ 最近の天候不順は、シャレになりません.




DSC_1700

 ちょっと マイ・ブーム になりそうな予感 ・・・・・・ 先日の いつもの講習会 で知ったチョコレート菓子です.
 これ、結構いけます.
 カナダの BROOKSIDE というメーカーから発売になっている "ダークチョコレート アサイー&ブルーベリー" .

 周りのチョコレートがセミ・スイートで、その中のグミの酸味がとてもいい感じです.
 講習会終了後、会場ビル 1 階にある "ナチュラル・ローソン" によって購入して帰ってきました.
 Amazon でも、もっと安くいろいろな種類を購入できそうなので、とりあえず一通り注文してみようかと思っていますが ・・・・・・・・ どんどん太りそうな予感が.




 そんなチョコをつまみながらのリラックス・タイム.
 アルバム・タイトルもぴったりです.







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  " Relaxin' / Miles Davis "





  1. If I Were A Bell
         (F.Loesser) ・・・・ 8:13
  2. You're My Everything 
         (Dixon-Young-Warren) ・・・・ 5:16
  3. I Could Write A Book 
         (Rodgers-Hart) ・・・・ 5:07
  4. Oleo 
         (S.Rollins) ・・・・ 6:16
  5. It Could Happen To You 
         (Burke-Van Heusen) ・・・・ 6:35
  6. Woody'n You 
         (D.Gillespie) ・・・・ 5:02




  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)

  # 1-4 : Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, October 26, 1956.
  # 5,6 : Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 11, 1956.







 Miles Davis の Prestige 時代の最後を飾るような演奏です.
 あまりにも有名な マラソン・セッション による録音で、最初に発売されたアルバムです.

 と言っても、ルーキーのみなさんにとっては何のこっちゃ・・・・という世界なので、この伝説とも言える マラソン・セッション について書いてみましょう.




Davis006-2

 1955 年 7 月に開催された ニューポート・ジャズ・フェスティバル での演奏により、一躍スーパースターとなった彼が、それまで契約していた Prestige から大手の Columbia へと契約を結んだのですが、問題は Prestige との契約が残っていたことでした.
 すでに Prestige は Miles に対して前金を支払って、レコーディングの優先権を持っていました.
 両レコード会社の話し合いにより、 1957 年から Columbia でのレコード販売をしていいものの、 Prestige にも複数枚のアルバムを出せるという妥協案で決着.


 ところが当の Miles は、一刻も早く Prestige から離れて Columbia の仕事がしたかったようで、この契約を一日も早く終わらせてしまおうと考えついたのが、ジャム・セッションのように一気に数十曲演奏し録音してしまうという方法でした.

 そこで 1956 年の 5 月と 10 月の 2 回、ハッケンサックのスタジオにメンバーを集めて一気に 25 曲を録音しました.
 さながらスタジオ・ライブという感じでしょうか.
 まぁここまでだったら普通のミュージシャンでも決してできないことではないのですが、これら、ほとんど 1 テイクで録音された演奏のほとんどが、名演と呼ばれているところが Miles Davis たる所以なのであります.




 このメンバー ・・・・・ オリジナル・クインテット も、 Columbia 移籍に伴って結成されたものでした.
 だから Columbia としては、この オリジナル・クインテット による演奏が当然自社から最初に発売されることを望んでいましたので、 Prestige に対して Columbia で吹きこんだ "'Round About Midnight" (1956年発表) より後に マラソン・セッション のアルバムを発売し、さらに一年に一枚のみの発売という条件を Prestige に対して出しました.
 そのためこれら マラソン・セッション の演奏は、 "Rilaxin'" 、 "Workin'" 、 "Steamin'" 、 "Cookin'" というタイトルで 4 枚のアルバムになり、 1957 年から 1960 年にかけて一枚ずつ発表されました.
 (この マラソン・セッションで演奏された "'Round About Midnight" の演奏だけは違うアルバムに収録されています)



Miles Davis0040

 さて演奏ですが ・・・・・・ これだけ伝説とも呼ばれているセッションですので、当然ながら素晴らしい演奏です.
 ただ、 John Coltrane については、いろいろなところでも書かれているように、ボクもあまりいいとは感じません.
 特に 5 月に吹き込まれた 2 曲は ・・・・・・・ ううぅ〜〜〜〜ん、って感じ.
 なのに、同じ年の 9 月に吹き込まれた Columbia の "'Round About Midnight" を聴くと、こちらは鳥肌が立つほど素敵なソロを吹いたりしています.
 約半年間の成長も確かにあるのかもしれませんが、ボクは単にこの 5 月の体調がよくなかったんじゃないかと、独自の理論を展開しております (笑) .



 この マラソン・セッション で演奏された曲のほとんどは、有名なスタンダードが中心になっていますので、そんな曲から選んで聴いてみるのも、ルーキーのみなさんにはいいかもしれません.
 "If I Were A Bell" の演奏なんて、本当にゴキゲンですよ.
 どうせだったら、 "Relaxin' At Camarillo" でも一緒に吹き込んでくれたらもっとゴキゲンだったんですが.



 ただ、最近は Columbia の後年のアルバムもガンガン聴いちゃっているので、このあたりの演奏を久しぶりに聴いてみると、年代を感じてしまいますね.
 そうは言っても、名盤には違いがありません.



 参考文献:
 "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫著 平凡社)"
 "ジャズ名盤おもしろ雑学事典 (小川隆夫著 ヤマハ・ミュージック・メディア)"

September In The Rain

 台風 15 号の影響でしょうか、朝から雨降りです.
 気温も一気に下がり、家の中でも半袖では寒いくらいです.
 つい先ごろも、台風 12 号の大きな被害があったばかりですが、今回の台風も直撃の予想です.
 すでに大雨により各地で避難勧告などが出されています.
 大きな被害がなければいいのですが ・・・・・・・ .




 "September In The Rain (九月の雨)" ・・・・・・ 同じ雨でも、もっとロマンチックな雨の曲です.




  The leaves are brown, came tumbling down, remember
  That september, in the rain
  The sun went out just like a dying ember
  That september, in the rain

  To every word of love I've heard you whisper
  All the raindrops seem to play a sweet refrain
  Though spring is here, to me it's still september
  That september, in the rain

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 Rue Raney のヴォーカルもありましたが、今夜はピアノ・トリオでも聴いてみましょう.
 この曲は 1937 年に、映画 "Melody for Two" で James Melton によって歌われた曲 ・・・・ 作曲は Harry Warren 、作詞は Al Dubin .
 今ではジャズのスタンダード曲として、多くのミュージシャンやヴォーカリストが演奏しています.







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  "A Garland Of Red"





  1. A Foggy Day
  2. My Romance
  3. What Is This Thing Called Love
  4. Makin' Whoopee
  5. September In The Rain
  6. Little Girl Blue
  7. Constellation
  8. Blue Red




  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded August 17, 1956.






 このアルバムが録音された時期、 Red Garland と Paul Chambers は Miles Davis のレギュラー・クインテットの一員として有名ですが、まだまだ駆け出しといったところでしょうか.
 このアルバムが録音された年の 5 月と 10 月には、あの有名な二回のマラソン・セッションが録音されており、このアルバムはそのちょうど中間で録音されています.




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 Red Garland にとっては、このアルバムが初めてのリーダー・アルバム ・・・・ この後、多くの素敵なアルバムを出すことになります.
 Miles グループではドラムが Philly Joe Jones ですが、 Red Garland のリーダー・アルバムとして Prestige に録音したアルバムの多くは、今回のアルバムのメンバー ・・・・ Art Taylor が多いですね.


 Red Garland と言えば、 ブロック・コードを用いた演奏が有名ですね ・・・・・ これについては、 Wikipedia/US "Red Garland / Garland's sound" に詳しく書かれていますので、興味のある方はのぞいてみてください.



 さて "September In The Rain" ですが、とても軽快なアレンジです.
 テーマから最初に Paul Chambers のアルコ (ボウイング) によるベース・ソロがあり、続いて Red Garland のソロへと続きます.
 彼のピアノは、なんというか ・・・・・・・ ちょっとほわ〜んとした感じとでもいうのかな、ゆったりめに独特の温かみのあるような感じ.
 派手さは無いんだけれど、どこか日本人好みの演奏とでもいうのかな.




 昨日まで世間は三連休 ・・・・・ ボクはその間、お仕事を少ししたので明日はお休み.
 でも天気は間違いなく悪そうなので、山に行くこともできないので、ちょっと用事でも片付けるとします. 

I Want To Talk About You

 数日間冷たい雨と、梅雨を思わせるようなどんよりとした雲.
 これで夏も終わったのかと思ったら、今日はまた暑い日差しが戻ってきました.
 それでも朝夕の涼しさは、なんとなく秋の気配です.




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 先日取り上げた "The Cape Verdean Blues" ですが、いつもの垂れ流し ・・・・・・・・・ じゃなくって、 "iTunes かけ流し" していたら思わぬピアノ・トリオの演奏が流れてきました.
 なんと "Russian Lullaby / Vladimir Shafranov" にも入っていたんですね ・・・・・ .
 彼の弾くメロディーのイメージと、ちょっと曲の感じが違うので驚いてしまいました.


 もともとこの "Russian Lullaby / Vladimir Shafranov" はお友達からのいただきもの.
 ボクが 「Vic Dickenson の Russian Lullaby が大好き ・・・・」 と話したら、 「こういうのもあるよ」 といっていただいたのがこのアルバムでした.


 じゃ今夜は "Russian Lullaby" つながりで、こんなアルバムを聴いてみましょうか.






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   "Soultrane / John Coltrane"




   1. Good Bait
   2. I Want To Talk About You
   3. You Say You Care
   4. Theme For Ernie
   5. Russian Lullaby




  John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b),
  Art Taylor (ds) 
  Recorded February 7、 1958.





 John Coltrane の Prestige 時代を代表する一枚 ・・・・・・・ かな?



 軽快な "Good Bait" のテーマ部分からこのアルバムは始まりますが、ソロに入るとお馴染みの音の洪水.
 そういえば、音楽評論家の アイラ・ギトラー が Coltrane の演奏スタイルを "シーツ・オブ・サウンド" と "ダウン・ビート" 誌で形容したのもこの年だったようですね.
 オリジナル盤のライナーノーツも アイラ・ギトラー が書いていますが、その最後の部分にもそのことが書かれていました.


 Trane's "sheets of sound", which he has since put to wider use, are demonstrated in the beginning of the tag.



 Coltrane を好きな人たちは、そんな "sheets of sound" はもちろんですが、 2 曲目の "I Want To Talk About You" のような演奏でノックアウトされてしまうんですよね.
 この演奏は、ルーキーにも断然お勧めの一曲です.
 この曲は、この録音のあとも結構好んで演奏・録音していますが、ボクが一番好きな演奏はこのアルバムでの演奏です.
 このアルバムを代表する演奏です.
 それにしても、どうして Coltrane は、こういったスロー・バラードの演奏がうまいんでしょ.
 Impluse 時代になっても、モーダルな演奏を吹いたかと思うと、こんな感じのスローバラードを抒情的にさらりと吹いてしまうところが、天才たる所以でしょうね.

 勝手知ったる Red Garland と Paul Chambers ですが、この二人がこういった演奏では特に効いているような感じです.
 短めの演奏ですが、 4 曲目の "Theme For Ernie" も素敵ですよ.




Coltrane003-2

 最後の曲が、 "Russian Lullaby" スローなピアノから、 Coltrane によるアップテンポなテーマ演奏です.
 正直この曲に関しては、 Vic Dickenson の演奏のほうがはるかに好きです.
 でも、あちらは中間派と呼ばれるジャズ、こちらはハードバップからモーダル、さらにはフリーと突き進んでいく暴走機関車ですので、単純な比較はナンセンス.


 John Coltrane は、 Miles Davis と肩を並べるくらい有名なジャズ・ミュージシャンですので、多くのアルバムがあります.
 ただルーキーのみなさんは、 John Coltrane の名前だけで購入してしまうとちょっと痛い目に遭ってしまうかもしれません ・・・・・ この時代でも、曲によってはバリバリ吹いて、さらにはフリー・ジャズまでありますので.
 知らずに "Ascension" なんて買ってしまったら ・・・・・・・ 一気にジャズ聴くのが嫌になるかも (笑) .

 そんな意味でも、このアルバムはかなり聴きやすい初期の傑作アルバムだと思います.
 まずは、 Prestige の Miles との共演している辺りのアルバムから聴くのがいいかもしれませんね.



 さてさて、金曜日からは東京です ・・・・・・ "いつもの講習会".
 先週が出張コースで今週が京橋と、さすがに二週続けてのコース開催は ・・・・・・・ .
 心の中では 「リフレッシュ、リフレッシュ ・・・・」 と思っているのですが、どうもリフレッシュになっていないような気がする今日この頃です.

6 月の甘いささやき

 春の嵐でしょうか・・・・・風も強く、雨も強く
 夕方には、やっと雨も上がりましたが、まだ明日にかけて荒れそうな気配ですね.
 ネット・サーフィンならぬ、HMV サーフィンで見つけちゃいました・・・・・甘いささやきが耳元に聞こえます.



La Discotheque Ideale En 25 Albums Originaux


   "La Discotheque Ideale En 25 Albums Originaux"

  『Louis Armstrong Plays WC Handy』 LOUIS ARMSTRONG(1954)
  『Sarah Vaughan In Hi-Fi』 SARAH VAUGHAN(1955)
  『Art Blakey & The Jazz Messengers』 ART BLAKEY(1956)
  『Lady In Satin』 BILLIE HOLIDAY(1958)
  『Kind Of Blue』 MILES DAVIS(1959)
  『Time Out』 DAVE BRUBECK(1959)
  『First Time』 DUKE ELLINGTON - COUNT BASIE(1961)
  『Parole e musica』 HELEN MERRILL(1961)
  『Tijuana Moods』 CHARLES MINGUS(1962)
  『Chet Is back』 CHET BAKER (1962)
  『Monks Dream』 THELONIOUS MONK (1962)
  『Sonny Meets Hawk』 SONNY ROLLINS (1963)
  『At Newport' 63』 MARTIAL SOLAL(1963)
  『Two Of A Mind』 PAUL DESMOND - GERRY MULLIGAN(1963)
  『Together Again』 BENNY GOODMAN(1964)
  『It's Uptown』 GEORGE BENSON(1966)
  『Sings The Blues』 NINA SIMONE(1967)
  『Piano Starts Here』 ART TATUM(1968)
  『Concert By The Sea』 ERROLL GARNER(1969)
  『Head Hunters』 HERBIE HANCOCK(1973)
  『The Best Of Two Worlds』 STAN GETZ (1976)
  『Jaco Pastorius』 JACO PASTORIUS(1976)
  『Heavy Weather』 WEATHER REPORT(1977)
  『Standard Time Vol.1』 WYNTON MARSALIS(1987)
  『Bird』  CHARLIE PARKER(1988)


 6 月 15 日発売のボックス、またまた Columbia がやってくれました.
 今度は 25 枚組で、実売価格 10,000 円弱です・・・・ 1 枚あたり 400 円程度ですね.
 そう考えると、持っていないアルバムや、聴いたことのないアルバムが結構入っているので、買ってしまおうかと・・・・・・・・.
 でも・・・・・・なんなんでしょう、この選曲というかアルバムの選出は.
 デキシーからクロスオーヴァーまで、多国籍的な内容です.
 HMV のレヴューには、「・・・・ジャズ入門編としてもぴったり。」と書いてありますが、ボクはそう思わないんですが・・・・・いかがですか?

 紙ジャケット、ブックレットは英語と仏語、まるで Miles Davis の "Complete Columbia Album Collection" のパクリ・・・・・いやいや、同じメーカーだから、"二匹目のドジョウ" でしょうか.
 もう少しまとまりのあるボックスだったら、間違いなく "とりあえず Click !" なのですが.
 ちなみに Miles Davis の "Complete Columbia Album Collection" はすでに発売終了になっていました、結構売れたようですね.
 買うときは、かなり考えたのですが、結果的には買ってよかったと思っています.


 6 月 14 日に発売になる、"Universal Jazz The Best 超限定 ¥1,100 アンコール・プレス" のほうが、ボクにとっては魅力的ですね.
 Prestige, Riverside あたりの有名どころがどーーんと・・・・・でも、これって何回目の発売なのでしょ.
 "超限定" とか書いてあると、なおさら疑いたくなります・・・最近は、"限定" という言葉を信用しないことにしました.
 このシリーズは、Blue Note 1100 シリーズのパ○リでしょうか??
 まぁ、安くいいアルバムが買うことができるんだったら、なんにも文句はありません.
 ただ、 RVG ではなさそうですね.



Baker01


London01


Golson03

 ということで、今回は Columbia のボックスは買わないことにして、 Universal から 6 枚ほど予約です.
 この "Chet / Chet Baker" など・・・・こういった今までまったくと言っていいほど聴かなかったアルバムやアーティストも、こういう廉価盤でしたら聴くことができます.
 そして、そういったものの中に、結構いいものをたくさん発見したりしていますので.   


 6 月 23 日には、 Julie London のリバティ盤全アルバムが紙ジャケットで 1,800 円発売です.
 デビューアルバム "Julie Is Her Name" は前から買おうかと思っていたので、思い切って Click です.


 こうしていろいろ見てみると、ジャズのアルバムって 1,100 円が相場と言ってもおかしくないくらい、廉価価格になっていますよね.
 Miles のボックスもそうなんだけれど、欲しいものはちょっと無理してでも買える時に買っておかないと後で絶対後悔しちゃいそうです.
 と、理由をつけながら Click しています.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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