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 量産型 ザク (EOS RP) を一年間使いましたが、マニュアルフォーカスにハマっていくにつれ、基本性能の弱さがかなり気になるようになりました.

 主砲を Zeiss Milvus 2/35 ZE から Planar T* 1,4/50 ZE にしたり、 Distagon T* 2.8/21 ZE にして撮ってますが、撮れば撮るほどあの機能が欲しいと思う.


 ぼっち作戦会議でいろいろ検討を重ねた結果、地球連邦の攻勢に対抗すべく愛機も新型を導入しました.



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 Canon EOS R8

 EOS RP が ザク だとすると、今度の機体は 地上戦 (AF) にも 水中戦 (MF) にも長けた ズゴック
 でも、ボクの中ではこの少しの変化が サザビー レベルまで押し上げてくれると勝手に思い込んでます.

 まぁここぞというときには EOS R3 という ジオング が控えてますので.


 スペックなどは RP とほとんど同じと言っていいと思いますが、 マニュアルフォーカス (MF) に フォーカスガイド が使えるようになっただけでも、まさに サイコフレーム を纏って戦闘能力アップという感じでしょうか.


 でもビジュアル的には ランバ・ラル の グフ みたいと言わないでください.
 あくまで気持ちですから.

 「ザクとは違うのだよ、ザクとは !」



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 どうしていきなり購入になったかというと、いくつか理由があります

 一番大きな理由が、先に書いたようにフォーカスガイド.
 これだけのために更新したと言っても、決して過言ではありません.

 Zeiss のレンズ使うようになってマニュアルフォーカスでの撮影してますが、 R3 はフォーカスガイドがあるのですごく簡単で安心感あります.
 RP は ピーキング が使えるのですが、ほんのちょっとピント幅があるので、ポートレートのようにガチピン求める時には少しツラい気がします.
 絞り気味のスナップ撮影だったらほとんど気にはなりませんが、ピーキングでファインダーの中がみんな赤になったりしちゃうのがねぇ.
 ましてや拡大してのピント合わせはスピード感無くなってしまうので、これもあまり使わない.

 フォーカスガイド機能があるだけでも R8 が魅力的に見えます.
 でも、これって本当に気持ちだけの感じで、使用目的が SNS だったらピーキングの精度でも全く問題ないんですよね.
 この辺りがカメラ爺のどうでもいい拘りなのかも.


 ただ R3 装備の スマートコントローラー がないので、フォーカスポイントの移動が若干手こずります.



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 次の理由はキヤノンの「春のキャッシュバックキャンペーン」.
 これで 30,000 円戻ってくるのがとても大きい.
 このキャンペーンも前から当然知っていて、ずっと悩んでいたのですが、 GW 明けにはキャンペーンを終了してしまうので、思い切りました.


 RP の下取りと合わせると持ち出しが 130,000 円弱.
 ちょっとしたレンズ 1 本分の金額.
 R8 発売になったのが昨年の四月、 RP 購入時にはすでに発売日も決定してましたが、 20 万円超える価格のためやめて RP 購入した経緯があります.

 これも今になってみると、最初から R8 買っても持ち出しの金額はほぼ同じというオチ.
 まぁ去年の今頃はレンズいろいろ買ったりしてたので蓄えもほぼ底をついてたので仕方ない.

 こういったことも、カメラやレンズ沼の住人だったら同じような経験間違いなくしてるでしょうね.



 今回は、とりあえず欲しいレンズもないから思い切っていっちゃおうか ・・・・ 見事に Canon の戦略にはまってしまった感が強い.


 こういうキャンペーンやったということは、もうすぐ新機種の発表がありそうですが、 R5 の後継機はもちろん、フラッグシップ機もかなりの高額が予想されるので間違いなく購入できそうもありません.
 だったら、現有の Zeiss レンズを使ったマニュアルフォーカス撮影がもっと楽しめるようにしたほうがいいでしょ.



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 今一番欲しいレンズでもある Voigtlander のレンズ説明ではっきり言っていますが、 RP はマゼンダ被りが出る可能性があります.
 これはレンズ特性というよりもカメラ本体の性能からでしょう、きっと.

 R8 はそういった注意書きがないので大丈夫なはず.
 ただどの程度出るのか・・・・、注意書きに書いてない機種はどんな条件でも絶対に出ないのか・・・・、この辺りは実際にいろいろな条件で撮影してみないとわからないですね.

 将来 Voigtlander Apo-Lanthar 使うつもりでいるので (発売されるかわかりませんが) 、この部分って結構重要.
 R8 にすることにより、ひょっとすると Zeiss のパープルフリンジなんかも多少は改善されるのかな.

 カタログ上では両方ともに同じ CMOS センサーのようですが、スペックは R8 のほうが上がっていると信じたい.

 このあたりも取って付けたような購入理由の一つ.



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 さていろいろ比べてみましょう.
 まだ撮影はしてないので、まずは外観.

 全体的に大きさも各スイッチ類のレイアウトも一緒です.
 一か所大きく違うのが、軍艦部分.
 電源スイッチの位置が変更になっています.
 これについてはいろいろなレビューでも、メーカーの中で統一性持たせろ、といった意見も多いですね.
 ボクはもう一台が R3 なので、電源スイッチは全然違う箇所にあり、他の機種がどこに付いていようがあまり気にはならない.


 デザインもほとんど同じなのですが、並べてよくみるとペンタ部分の形状が若干違います.
 R8 のほうは少し曲線的で R3 に似た感じになっていて、ボクはこちらのデザインが好きです.


 液晶モニターの大きさがほんの少し小さくなっています.
 それでもと思い、 RP に貼ってあった保護シールを貼ろうと思ったら大きすぎてダメでした.



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 デザイン的には他に違うところはないと思います.
 以下はカタログスペック等を参考に主な相違点を.


 画像エンジン が DIGIC 8 から DIGIC X になっています、ここって結構ポイント.
 連写性能のアップもしているようです.


 記録画質も DPRAW 画像の記録もできるようですが、今一つ説明読んでもピンとこないし、少なくてもボクの撮影範囲の中ではあまり気にする必要ないかな.
 こういった部分はshige君 だったら速攻で飛びつきそうですが、ボクは全然ダメですね.


 カタログ上では 有効画素数 が 2620 万画素から 2420 万画素と下方修正 (?) されています.
 ただ出来上がる画の良さって単純に 画素数 だけじゃないとボクは以前から思っているので、きっと CMOS センサー の向上でカバーしてるんじゃないかな .
 ちなみに R3 も 2410 万画素しかありませんが、不満に思うことはありません.


 常用 ISO 感度 が 100~102400 まで大幅にアップしてますね.
 まぁここまでこの機種で撮ることはないと思いますが、余裕があるのはいい.



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 AF 性能 が大幅に向上しました、ここはかなり重要.
 追従特性カスタマイズ と 被写体検出機能 が新しく加わりました.
 上位機種にはもちろん付いている機能ですが、これって撮る目的によっては微妙にウザいこともあるので要注意.


 通常 電子先幕シャッター を使用してますが、電子シャッター使用時 1/16000 秒が使えるので、晴天時に明るいレンズ使えるのがありがたい.


 手振れ補正 機能はありませんが、ボクの使用目的からするとそれほど重要視しなくてもいいかな.


 RP はバッテリーの消費が結構早かったのですが、 R8 は同じバッテリーでもかなり改善されているようです.
 これも使ってみないと正直わかりませんが、ありがたいです.
 RP 使用時はバッテリー 3 本体制で撮影してましたが、一日で 3 本目に行くことが何度かありました.



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 EOS R8 + エクステンショングリップ ブルー + Zeiss Milvus 2/35 ZE + OBIストラップ 極青 〜きわめてあお〜 .
 この組み合わせで 蒼い彗星 の完成です.
 エクステンショングリップのこの青がいいんだなぁ、普段ほとんど見えませんが、このメタリックな感じに萌えます.


 軽量でフットワークの軽い R8 を Milvus の重さで超ヘビー級機体にしてしまってますが、そこはビジュアル重視の拘りです.
 レンズフードの蒼く輝く Zeiss マークが、そんな重さを忘れさせてくれます.

 将来的には RF マウント の Voigtlander を主砲にする予定ですので、そうなるとかなり軽量化が図れます.


 それにしても、マジで Milvus 重すぎでしょ.



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 エクステンショングリップ つけるとこれだけ大きさが変わりますが、握った時の安定感が全然違います.
 ボクは R3 も肩や首にかけることはほとんどなく、いつもストラップを手首に巻き付けて右手で持ちながら移動するので、このグリップは必需品.


 これから本格的な山のシーズンです.

 今年も 池の平湿原 へ通って花の写真など撮る予定ですが、迷うことなく R8 持って行けそうです.

 軽さは正義になるのかな.

 連休明けたら、ちょっと街撮りにお出かけしようかと考えてます.



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