Ray_Barretto

Light-Foot

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 21日日曜日は全国的に大雪の荒れ模様ということでしたが、なんと雨.
 多くのスキー場でも雨降りという、何か全然この時期らしからぬ空模様でした.

 22 日も厳しい寒さもなく過ごしやすかったのはいいんですが、なにかがおかしいですね.



IMG_0360-1

 写真は今日の話題に全く関係なく、カメラの詳細設定のためフィギュアをモデルにして撮ってました.
 ポートレート設定でシャープネスの調整なんだけど、フィギュアが小さすぎて今一つ違いがわからないという残念な結果.
 折角だから箸休めに一枚載せてみました.

 それにしても SIGMA の Art シリーズ、やっぱりいいな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、今年の目標の一つとして月一回くらいはブログタイトルの通りジャズのアルバム紹介をすることにしました.
 最近は新しいアルバムもほとんど購入しないので、紹介していないアルバムもどんどん少なくなってきて、かなり微妙なアルバムが残っている感じになりつつあります.


 でも Blue Note だけでも、まだ何枚もあるので頑張ってみよう.
 そういえば 小川隆夫 氏が現在執筆中の本も、どうも Blue Note の本のようです.
 こちらはちょっと購入しないと ・・・・・・・


 ということで、今日は Blue Note 花の 4000 番台.





4053 Light-Foot





  " Light-Foot / Lou Donaldson "




  1. Light-Foot
        (Lou Donaldson) ・・・・ 5:35
  2. Hog Maw
        (Lou Donaldson) ・・・・ 7:39
  3. Mary Ann
        (Lou Donaldson) ・・・・ 6:41
  4. Green Eyes
        (N.Menendez-A.Utrera) ・・・・ 5:21
  5. Walking by the River
        (U.M.Carlisle-R.Sour) ・・・・ 5:39
  6. Day Dreams
        (Herman Foster) ・・・・ 5:00
  7. Stella by Starlight
        (N.Washington-V.Young) ・・・・ 5:50





  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Jimmy Wormworth (ds), Ray Barretto (congas)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 14, 1958.




 1958 年 7 月に録音された "Blues Walk" は BLP-1593 でしたが、その半年後に録音された本アルバムは BLP-4053 と 60 番ほど間が空いてます.
 このあたりは発売時期の関係でしょうか.




4053-2

 アルバムタイトル通りの演奏で、とても軽快な演奏が続きます.
 アナログ盤でいう A 面の三曲が ルー・ドナルドソン のオリジナルで、 B 面はスタンダードという構成.


 裏ジャケットに写真に記載されている "Swing and Soul (BLP-1566)" 、 "Blues Walk (BLP-1593)" とほぼ同じメンバー構成で、ドラムスだけが Dave Bailey から Jimmy Wormworth に代わっています.


 この時代の ルー・ドナルドソン と言えば、やっぱり レイ・バレット .
 このコンガのリズムが入ってることで、ラテン的な雰囲気ムンムンで、いい気にファンキーさが増します.
 ただ演奏全体の雰囲気がちょっと似た感じになってしまい、シリアスなジャズ・ファンにはちょっと煙たがれてしまうかもしれません.
 最後の "Stella by Starlight" もちょっとアップで軽快な演奏になってますが、個人的には "Gravy Train (BST-84079)" の中の "Polka Dots and Moonbeams" のようにコンガを外してしっとり歌い上げて欲しかった気もする.



barretto 02
 ● Ray Barretto ●

 タイトル曲 "Light-Foot" では、 ルー・ドナルドソン が "ボルガの舟歌" を引用すれば、ピアノの ハーマン・フォスター は "スイングしなけりゃ意味がない" のフレーズを使ってアドリブ.
 こういう遊び感覚もジャズのアドリブの楽しさ.
 ジャズを聴き始めた頃は、アドリブの中に聴いたことのあるフレーズが出てくると、それだけでちょっとうれしくなったものです.

 ピアノの ハーマン・フォスター は ルー・ドナルドソン のアルバムではおなじみですが、あまり注目されてない感があります.
 今回も写真探していて、サングラスかけて演奏している写真を見つけてなんか面白いなぁと思ったら、全盲だったんです.
 そんなことも知らなかった.
 リーダー・アルバムも何枚か出しています.
 シングルトーンの演奏がちょっと特徴的かな.



HERMANFOSTERB001
 ● Herman Foster ●

 2 曲目の "Hog Maw" は曲の入りを間違えたものをわざと残してます.
 周りの笑い声などとともに、録音時の和気藹々とした雰囲気が少し伝わってきます.
 こういうのはカットされてしまうことが多いので、最初から入っているのは珍しいかも.


 アルバム全体は確かに軽快なんだけれど、あまり記憶に残らない感じがしないでもない.
 "Hog Maw" や "Day Dreams" もゆったりしたブルースなんだけれど、他の曲と混ざってしまうというか ・・・・


 演奏がよくない訳ではないんだけれど、もうすこしメリハリつけてアルバムにアクセントあったほうがよかったかも.



Lou Donaldson 003
 ● Lou Donaldson ●

 ルー・ドナルドソン もすでに 97 歳.
 10 年くらい前に予定されていた来日公演も体調不良で中止になっています.
 さすがにもう来日はないと思いますが、短命なミュージシャンの中でもうじき 100 歳.

 いつまでもお元気でまでもう少しなので



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Midnight Blue

 日一日と秋の気配 ・・・・・・ 寒さが気になるようになってきました.
 周りの景色も、緑から徐々に黄色やオレンジに色を変え始めました.
 高い山ではすでに冠雪も、信州の短い秋です.



 そんな秋の長い夜に聴くにはピッタリのアルバム.
 こてこてのブルース・フィーリングいっぱいで、とてもブルージーな演奏が楽しめます.




 

4123







    " Midnight Blue / Kenny Burrell " (BLP-4123)





   1. Chitlins con Carne
       (K.Burrell) ・・・・・ 5:25
   2. Mule
       (K.Burrell-M.Holley Jr.) ・・・・・ 6:53
   3. Soul Lament
       (K.Burrell) ・・・・・ 2:39
   4. Midnight Blue
       (K.Burrell) ・・・・・ 3:59
   5. Wavy Gravy
       (K.Burrell) ・・・・・ 5:43
   6. Gee Baby, Ain't I Good to You
       (A.Razaf-D.Redman) ・・・・・ 4:21
   7. Saturday Night Blues
       (K.Burrell) ・・・・・ 6:13
   8. Kenny's Sound : (Bonus Track)
       (K.Burrell) ・・・・・ 4:39
   9. K Twist : (Bonus Track)
       (K.Burrell) ・・・・・ 3:35

    (# 8 & 9 Not part of the original album)





   Stanley Turrentine (ts), Kenny Burrell (g), Major Holley Jr. (b),
   Bill English (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 8, 1963.







4123-2

 いいね、いいね ・・・・・・ こんな感じのアルバム、大好きです.
 ここにもボクの大好きな スタンレー・タレンタイン 先生、おいでじゃないですか.
 この手の演奏に、こういう感じのテナーはピッタリですね ・・・・・ そうかと言って、彼ばかり聴いているとちょっと飽きてしまいますが (笑) .
 どうして日本のジャズ喫茶では人気なかったのでしょう.
 ボクの通っていたジャズ屋でもほとんどかからなかった ・・・・・・ このアルバムではなく、 タレンタイン のアルバムが.



 ケニー・バレル は、 1931 年 7 月 31 日 ミシガン州 デトロイト 出身のジャズ・ギタリスト.
 Blue Note 、 Prestige をはじめ多くのレーベルに 100 枚を超えるアルバムを残しています.
 前にも書いたけれど、彼のギターから出るブルース・フィーリング溢れる音が何とも言えずにいいんです.
 グラント・グリーン のギターもブルージーなのですが、 ケニー・バレル のギターのほうが都会的な雰囲気があり、キレがあるイメージをボクは持っています. 
 そんなところが好きなんですよね.




kenny-burrell-midnight-blue

 1 曲目の "Chitlins con Carne" なんて、出だしの数フレーズ聴いただけで、どっぷりブルージーな世界に吸い込まれてしまいます.
 レイ・バレット のコンガが程よいラテン・テイストを醸して、そこに タレンタイン がいつの間にかいたりしちゃうんだから.
 後半のテナーとギターのやり取りも、いい感じだなぁ.



 3 曲目の "Soul Lament" なんて、ほんとにヤバい.
 ほとんどテーマ・メロディの繰り返しだけの曲なのですが.
 こんな曲深夜に聴いたら、マジにヤバいです ・・・・・・ このギター・ソロは.
 深夜客の少なくなったジャズ屋のカウンターで、一人こんな曲聴いた日には ・・・・・・


 そしてアルバム・タイトル曲でもある、 "Midnight Blue" ・・・・・ 前の曲もそうだけれど、本当に曲作りもうまいなぁ.
 こういったキレのあるギターがいいんですよね.
 リズムも軽快で気持ちいいし ・・・・・・・・ 超ゴキゲンな曲です.



 このアルバムはいつ聴いても、本当にゴキゲンなアルバムです.







 さてさて、どうも最近 iPad のホーム・ボタンが調子悪いのです ・・・・・ 押してもホームに戻らず、何回も押してようやくホームに.
 一度できちんと戻ることもありますが、どうも調子悪し.
 仕方なくサポートセンターへ問い合わせです ・・・・・・ 今日は珍しくすぐに電話が通じました.

 最初に出た方は若い男性で、どうもいま一つ ・・・・・ 対応が決して悪いんじゃないんだけれど、どうもいま一つなんですよね、全体的に.
 データのバックアップ、復元処理の手順などを電話で説明聞きながら操作.
 その合い間にもちょっとわからないことを聴いたりしたのですが ・・・・・・・ どうも、微妙に返事がいま一つなんですよね.
 決して対応が良くないとか、違ったことを言っている訳ではないんですよ ・・・・・・・ どうもいま一つ.

 復元 作業の説明から、違う方に電話が変わりました.
 肩書き忘れてしまいましたが、上の立場の方のようです.
 一応普通の対応で、今後の対応などを確認して電話はいったん切断.




DSC_1570

 結構時間のかかった 復元 作業も完了.
 再度トライしてみたものの、やっぱり反応が悪いため、メーカーにお預けの予定です.
 ただ来週末 いつもの講習会 でどうしても必要なため、回収は再来週へ.
 お話しを聴いていた限りでは、修理というよりは新品交換になるような感じです.


 ほとんどのデータは問題なく復元できましたが、写真にあるような音楽データはすべてダメ.
 まぁみんな iTunes に入っているアルバムばかりなので、このデータ自体は簡単にインポートできるので良しとしましょう.


 Apple から確認もメールが先ほど届きました.
 でも、日本語にして欲しいです ・・・・・ なぜに英語なのか、意味不明.


 前回 iPod の回収では大きなトラブルに見舞われてしまいましたが、今回は大丈夫かな.
 前回のトラブルは Apple と回収業者の連絡がうまくいってなかったため、結果的にボクの方にそのツケが回ってきて、 Apple にとってはボクがクレーマーというような印象を与えているんでしょうね、きっと.

 いろいろな意味で Apple の対応はかなりしっかりしていると思っているのですが、時としてこういうことも起こってしまいます.



 今回はスムーズに事が運ぶことを期待しています.

There Will Never Be Another You

 グッと過ごしやすくはなってきましたが、今日はちょっと気温が上がりました.
 と言っても夏の最盛期に比べればまったく大したことはないのですが、ここ数日涼しかったので暑く感じてしまいました .




 たまには HMV や Amazon を覗かないと、限定版などを見落としてしまうので、久しぶりに覗いてみました.
 いろいろ出てはいますが、どうしてもというものは ・・・・・・・

 そんな中で見つけた一枚、ジャケ買い しちゃいました.




krall015
  " Glad Rag Doll / Diana Krall "


 10 月発売の新しいアルバムですが ・・・・・・・・・
 このジャケットはもう 反則 に近いでしょう、無条件に Click してました.
 でもしっかり International 盤を Click しているのは、かすかに残っていた冷静さかもしれません.


 長年連れ添ったプロデューサー トミー・リピューマ から、夫である エルヴィス・コステロ や T・ボーン・バーネット をプロデューサーに起用したニュー・アルバムです.
 ジャケットからすでの商業的な香りがプンプンしていますが、わかっていてもコロッといってしまうのが男の性 (サガ) です ・・・・・ 涙

 まぁ、彼女の歌 ・・・・ というか、声は結構好きなので内容に関係なく、とりあえずは聴いてみることにしています.







 ハイになった気持ちを、こんな演奏で落ち着かせるとしましょう.
 このアルバムでの、 "There Will Never Be Another You" の演奏が大好きです.
 グッとくるような演奏、秋にはぴったりですね.





1566






   " Swing And Soul / Lou Donaldson " (BLP-1566)





    1. Dorothy
          (R.Nichols) ・・・・ 5:21
    2. I Won't Cry Anymore
          (A.Frisch-F.Wise) ・・・・ 4:19
    3. Herman's Mambo
          (H.Foster) ・・・・ 4:51
    4. Peck Time
          (L.Donaldson) ・・・・ 5:18
    5. There Will Never Be Another You
          (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 5:04
    6. Groove Junction
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:14
    7. Grits And Gravy
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:16





   Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
   Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorede at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 9, 1957.







1566-2

 このアルバムの特徴として、 コンガ ・・・・・ Ray Barretto が加わっていることが挙げられるでしょう.
 よりラテンな香りのする、ソウルフルな演奏を目指したのかもしれませんが、内容的にはコンガがうまく効いているとは思えません ・・・・・ 演奏が良くないというのではありません、演奏はとても素敵です.

 この 1 年後に、同じメンバーで吹きこまれた " Blues Walk (BLP-1593) " のほうが、はるかにソウルフルでファンキーなアルバムに仕上がっています.
 当然ですが、ジャズ喫茶の人気も、 "Blues Walk" のほうが上.


 でもこのアルバムもしっとりと落ち着いて聴くにはいい感じのアルバム.
 まぁ、ボクの場合は大好きな "There Will Never Be Another You" が入っているから.
 この曲は、やっぱりこんな演奏がしっくりきます.

 この曲多くのミュージシャンンが演奏しています.
 中にはオルガンでの演奏なんかもあったりしますが ("The Sound Of Jimmy Smith" BLP-1556) ・・・・・ボクはこのアルバム様な演奏が好きですね.




loudonaldson

 Lou Donaldson は、 Blue Note に多くの演奏が残っています.
 リーダー名義のものはもちろん、サイドメンとしても ・・・・・・.

 それだけに演奏のタイプも、ハード・バップ、ファンキー、ソウル、ロックというように多岐にわたっています.
 個人的には、 1500 〜 4000 番台あたりが一番好きです.
 昔ほど聴かず嫌いではなくなっていますが、やっぱり彼の演奏はハード・バップからファンキーあたりの演奏がいいですね.





 先日、 "見つめていたい歌姫たち" シリーズのことをほんの少し書きましたが、 "JAZZ THE BEST お宝コレクション 魅惑の女性ヴォーカル編" なるシリーズも、 1,100 円で限定発売されていました.
 決してジャケ買いではありませんが、結果的にはジャケットの素敵な 3 枚をお買い上げです.

 やっぱり秋はしっとりと女性ヴォーカルだよなぇ ・・・・・・ なんて、よくわからないくせに (笑) .



reys001
  "Cool Voice Of Rita Reys Vol.2 / Rita Reys"



dearie001
  "Give Him The Ooh La La / Blossom Dearie"



merrill02
  "Helen Merrill With Strings / Helen Merrill"



 どれもみんな、素敵なジャケットでした.
 相変わらずの面食いです.

The Time Is Right

DSC_1377

 昨日の朝の風景.
 雲の影からオレンジに差し込む朝日がきれいだったので、パチッ.
 ところどころに、薄っすらと雪の白が残っています.



 気がつけば 1 月も 2 週間が過ぎました.
 今週末はいつもの京橋なのですが、今回は指導者向けの講習会.
 でも、ボクの目的はこの講習会ではなく土曜の夜 ・・・・・・・ ちょうど一年ぶりとなる、 小川さん の "ONGAKU ゼミナール" に顔を出すことです.
 だから土曜日の講習会も途中で抜け出してしまいます.

 この "ON ゼミ" 、昨年は 1 月に参加しただけで、あとはすべてスケジュールが合いませんでした.
 今年も講習会は月一回ペースなのですが、うまく "ON ゼミ" と重なってくれるのか ・・・・・・・・ . 




 Blue Note のアルバムでも引っ張り出して聴いてみましょう.
 あまり聴かないアルバム ・・・・・ だったのですが、聴いてみたら思っていたよりも素敵なアルバムでした.





4025







    " The Time Is Right / Lou Donaldson " (BLP-4025)




   1.  Lou's Blues  
           (Donaldson) ・・・ 5:55
   2.  Be My Love  
           (Brodsky-Cahn) ・・・ 5:48
   3.  Idaho  
           (Stone) ・・・ 5:08
   4.  The Nearness Of You 
           (Carmichael-Washington) ・・・ 4:39
   5.  Mack The Knife 
           (Well-Brecht-Blitzstein) ・・・ 5:15
   6.  Crosstown Shuffle  
           (Donaldson) ・・・ 5:12
   7.  Tangerine 
           (Schertzinger-Mercer) ・・・ 4:57




  #1. 4-7 :
  Blue Mitchell (tp), Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p),
  Laymon Jackson (b), Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 31, 1959.

  #2 :
  Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p), Laymon Jackson (b),
  Dave Bailey (ds)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 31, 1959.

  #3 :
  Blue Mitchell (tp), Lou Donaldson (as), Horace Parlan (p),
  Sam Jones (b), Al Harewood (ds)
  Recorded RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, November 28, 1959






 ルー・ドナルドソン ・・・・・・・・
 1926 年 11 月 1 日 ノースカロライナ州 バディン 生まれ ・・・・ 日本版 Wikipedia には 11 月 3 日とありますが、オフィシャル・サイトでの表記も 11 月 1 日なので、日本版が間違いでしょうね.
 Blue Note を代表する、ハード・バップのアルト・サクソフォン奏者です.

 Blue Note はもちろんですが、他のレーベルにも多くのアルバムを残しています.




4025-2

 このアルバム吹き込みの前年 1958 年には、 "Blues Walk" (BLP-1593) や "Light Foot" (BLP-4053) といったアルバムで Herman Foster や Ray Barretto といったお馴染みのメンバーで、ソウルフルな録音しています.
 Blue Note の Lou Donaldson と言えば、この二人というような感じがありますが、本アルバムのピアノはボクの大好きな Horace Parlan になっています.
 おまけに、これまた大好きな Blue Mitchell がトランペット ・・・・・・ とくればねっ.
 このアルバムでも、きれいな音で吹いています.


 Lou Donaldson については、聴き方が結構微妙です.
 どちらかというと結構お喋り系のアルトですので、いつもこういったアルトばかり聴いていると疲れてしまいます ・・・・・ 楽器も女性もお喋りなのは、ちょっとばかり苦手なので.
 これは Charlie Parker の聴き方にも共通しています.
 Charlie Parker の演奏もイマジネーション豊かで素敵な演奏が多いのですが、ずっと聴いていると疲れてしまいます.
 だから、 Lou も 2 曲目 "Be My Love" のような演奏がボクは好み.

 ただ、聴きたいと思う時は 1 曲目のような演奏がいいのであります.
 相変わらず、聴き手は身勝手ですので (笑) .


 1 曲目と 6 曲目が Lou のオリジナルですが、特に "Crosstown Shuffle" ・・・・・ マイナー調でとってもいい感じの曲、正に どストライク !


 このアルバム、 Lou のアルトの音もいつもにも増して耳に優しく、非常に聴きやすいいいアルバムです.
 聴けば聴くほど、楽しくなるアルバムですな.

Headin' South

 昨日の低い雲の下.
 今朝起きたらこんなに山が白くなっていました.
 気温も低かったので、空も青く、遠くの白い山がきれいに見えていました.




DSC_0592

 さて今週末は、東京です

 Eagles です

 東京ドームです.


 チケットは購入したものの、音響の悪そうな東京ドーム.
 さらに一番前のブロックで前から 5 列目なのですが、若干左側で見にくそうな感じ、さらにさらにチケット購入後にちょっとした仕事も入ってしまったため、オークションで売ってしまおうかとも考えていました.
 それでも一緒に行ってくれる人も見つかり、結構楽しみにしているようですので、仕事は部下にお任せして予定通りいくことにしました.


 チケットはかなり高い気はしますが、メンバーもすでに 60 歳を超えていますので、今度こそこれで最後かもしれません.
 そんな記憶に残すべく、聴いてこようと思っています.
 すでに大阪公演も終了し、賛否両論あるようですが、まぁ生で見れればそれで良しとしておきましょう ・・・・ そうすれば、ガッカリすることもなさそうですので.



 今夜も Blue Note ですが、変なジャケットです.
 タイトルは 南向き なのに、ジャケットは思いっきり東を指しています.
 そんな変なジャケットですが、演奏はとってもゴキゲンな一枚.






4062






   "Headin' South / Horace Parlan"




   1. Headin' South
   2. The Song Is Ended
   3. Summertime
   4. Low Down
   5. Congalegre
   6. Prelude To A Kiss
   7. Jim Loves Sue
   8. My Mother's Eyes




  Horace Parlan (p), George Tucker (b), Al Harewood (ds),
  Ray Barretto (conga 1.2.5.7.8)
  Recorded December 6, 1960.





 あの名作 "Us Three" と同じメンバーに、コンガの Ray Barretto が加わっています.
 Ray Barretto も Blue Note ではお馴染みですね.
 1曲目の出だしは、まるで "Us Three" を連想させるようなベース・ソロからですが、こちらはかなり明るいというか、脳天気な感じです (笑) .



 Horace Parlan はご存じのように、小児期に罹ったポリオのため右手の薬指と小指が不自由なピアニストです.
 だから通常は右手で弾くメロディ・ラインを、左手でも弾いたりしているようです ・・・ このあたりが、彼独特のピアノになっています.
 そんな不自由な手によって弾かれるピアノは、ブルージーであり、とってもアーシーでもあります.
 ボクがこのピアニストを聴き始めたのは、ほんの数年前でしたが、あっという間に彼の Blue Note のアルバムはみんな揃っていました.




4062-2

 このアルバムの白眉は、 5 曲目の "Congalegre" .
 Horace Parlan がどうしてコンガを加えたのか、その答えがこの曲にあるようにも思えます.
 とにかくゴキゲンですよ、この演奏は.
 コンガが入ると、何となく明るくちょっと軽い感じになりますが、この演奏ではグッとグルービーな演奏になっています.
 この曲だけでも、十分にこのアルバムを聴く価値があるかもしれません ・・・・ きっとあると信じています (笑) .

 スロー・テンポの 4 曲目 "Low Down" では、これでもかというくらい、同じフレーズが繰り返されます.
 まぁ、さすがにこれはやり過ぎでしょうか ・・・・ ボクには、ちょっとね.
 3 曲目の "Summertime" はどうでしょうか ・・・・・ テーマ部分をベースのボウイングで演奏していますが、この部分に関しては、ボクはちょっとね.
 でも途中からはアップテンポになり、お馴染みのゴキゲンなピアノになります.


 "Us Three" という名盤の陰に隠れてしまいそうなアルバムですが、どうしてどうして、結構聴き応えありますよ.

 ただ ・・・・・・・・

 最初にも書いたように、ジャケットが微妙ですね〜
 上下のカラーリングも、よくわかりません.
 それでも、そういうことを差し引いても、いいアルバムです.
 相変わらず、肯定しているのか、否定しているのか分からないようなアルバム紹介でした.



 土曜日は Eagles 聴いて、東京で一泊です.
 そういえば、土曜の夜は "いつもの小川さん" のイベントもありましたが、今回は時間的にも厳しいのでパス ・・・・ 終了した頃ちょっと顔でも出してみようかと思っています.
 そして翌日は、 "いつもの京橋" に行って、少しばかりお勉強をしてくるつもりです.


 晴れてくれればいいのですが ・・・・・・・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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