Red_Garland

All Kinds of Weather

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 世間では新型コロナの影響もあり、すでにGW突入状態になっている方もたくさんいるようです。
ボクの職場は依然と全く勤務体制も変わっていないので、今日は飛び石の休日

 久しぶりにポートレート撮影.



0R9A0702

 場所はいつもの芝生公園.
 桜もほとんど散っています.

 日差しが暑いくらいの天気でしたねぇ.
 ポトレ撮るには日差しが強すぎで、結構大変だった.
 写真には写っていませんが、結構子供連れの家族がいましたね.

 ボク自身も久しぶりにい職場以外のところに出かけたって感じです.



0R9A0708

 でもいつもの年だったら、こんな天気のいい休日はもっともっと多くの家族連れで賑わっているはずなんですがね ・・・・・


 ちなみに今日は県内のほとんどが 20 度超えの暖かい日でした.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 なんとなく ビリー・ハーパー 聴きたいと思うことが年に数回.
 最近ほとんど CD も購入してなかったので、密林の中を探していたら、 Red Garland のアルバムもあったので一緒に購入.


 今日は、そんなついでに購入したほうのピアノ・トリオのアルバムです.





9900 Garland007






  " All Kinds of Weather / Red Garland "





  1. Rain
       (E.Ford-B.A.Morgan-A.Swanstrom) ・・・・ 4:14
  2. Summertime
       (G.Gershwin-I.Gershwin-D.Heyward) ・・・・ 4:44
  3. Stormy Weather
       (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 10:34
  4. Spring Will Be A Little Late This Year
       (Frank Loesser) ・・・・ 5:41
  5. Winter Wonderland
       (F.Bernard-D.Smith) ・・・・ 5:20
  6. 'Tis Autumn
       (Henry Nemo) ・・・・ 9:07




  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, November 27, 1958.





 レッド・ガーランドが Prestige レーベルで 1958 年に録音、 1959 年にリリースされたアルバム.
 1956 年から 1958 年までの 3 年間に彼が吹き込んだアルバムは 15 枚だっていうからびっくりですね.

 ほんとに 「どんだけ〜ぇ」 って感じです.




Red Garland 006

 このアルバムはタイトル通りお天気にちなんだ選曲です.
 この時代、このメンバーだったらハズレはないでしょう.

 思っていた通りの演奏が続いていきます.

 あのコロコロって転がっていくようなピアノがお耳にやさしい.
 こういう演奏が流れてくると、ホッとする.
 ビリー・ハーパー とは真逆でしょうかね ・・・・・ まぁ ビリー・ハーパー もあのガツーーーーンとくる感じがパワー与えてくれるんだけどね.




Red Garland 002

 レッド・ガーランド の演奏は、この時期だったラドのアルバム買っても、みんな満足できるんじゃないかなぁ.
 中にはみんな同じような演奏ばっかりと思う方もいるかもしれませんが、そういうのもあり.

 このアルバムは全体がしっとりした感じです.
 特に 3 曲目の "Stormy Weather" がいいですね.


 ブロックコードとコロコロ・シングルトーンの演奏は、いつ聴いても気持ちいい. 
 こういう演奏聴きながら、しばし異常とも思える俗世間から逃避なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 どこにも出れないので、必然的に Blu-ray や、 Amazon Prime video 、 You Tube を観て時間つぶす機会が増えてます.

 基本的には映画が中心なんですが、どうしても 2時間くらいになってしまうので、ちょっとした時間ではバラエティー番組.


 どっぷりはまってしまったのがこの番組です.



4907953061910

 テレビ東京 系の 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」 .

 現在はレギュラーが変わってしまいましたが、やっぱり 太川陽介 と 蛭子能収 のコンビは面白い.
 蛭子さんはボクは絶対苦手なタイプだから、ああいうタイプと一緒に旅行なんて絶対無理なんだけど.
 番組見ていてもイラついちゃうけれど、そういうところも含めて全体が面白いなぁ.



Rocal Bus

 TV 番組だからと思うけど、バスからの景色がすごくいい.
 最近バスと言えば高速バスくらいしか乗らないから、こういう路線バスって新鮮に見えます.
 でもほとんどの路線バスが、一日数本とかで ・・・・


 時間があればこんな旅も一度くらいしてみたい.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

All Mornin' Long

 クレーマーまがいの発言について書いたところ、数名の方からご心配のコメントいただき恐縮です.

 でも全くご心配無用 ・・・・・・・・

 このクレームはボクの友人、職場の同僚や部下たちの意見ですので、まったく No ploblem .



20161025

 特にボクの職場のみなさんは頭の中も筋肉でできているような人たちばかりですので、どうも音楽を含む芸術分野に疎いようで ・・・・・
 ましてやジャズなんて推して知るべしなのです.

 まぁお互いに冗談半分の会話ですので、ボクもネタにしているんですが (笑)


 本当のクレーマーでしたら当然煽るようなことしませんし、関わらないようにしています.


 ということで今後もタイトルに恥じないようにジャズに軸足を置きながら、フラフラと進んでいきます.




 その前にちょっと、数日前のことを.

 ボクの職場ですが、道路を挟んだ隣には県立高校があります.
 先日の午後、その敷地内から大声で怒鳴りあっている声が.

 何事かと外に出てみると、高校生カップルが言い争っています.
 どうも彼女のほうから別れ話を持ち出したようで、男子のほうはパニック状態.
 辺り気にせず大声で絶叫です.



shitsuren002

 あまりの騒ぎにそのうち教師もやってきて男子学生をなだめていますがまったく効果なし.
 女子学生は完全ドッチラケ状態で、引きまくりです.

 最後は 「死んでやる」 と言いながら男子学生が駅方向へ、それを教師が追いかけきました.

 今朝まで、新聞やニュースに高校生の自殺やストーカー殺人の記事がないので、死ぬことはなかったでしょうが・・・・・・


 それにしてもボクらの青春時代とは違うなぁとつくづく.
 女にふられたっくらいで、こんなになっちゃう訳 ???


 ストーカーとか、別れ話で殺傷事件という話題が多いのですが、どうもボクにはそういう気持ちになることが理解できませんでした.
 この風景見ていてある意味納得.
 最近こういう感じの男子多いのかねぇ.

 因みのボクの部下にも、彼女にフラれたら仕事辞めてどこかへ旅にでも行きますって真面目に言っている者がいるくらいですから.

 軟弱すぎるなぁ、今時の男子.




 そんな話題は置いておいて、オークションで見つけてしまった一枚.
 このアルバムも、その昔アナログ盤を持っていました.
 その後 CD がありそうでなくって、ようやく安いものをオークションで購入.

 850 円の落札価格は十二分に元取れるな.





garland006






  " All Mornin' Long / Red Garland "





  1. All Mornin' Long
         (Red Garland) ・・・・・ 20:17

  2. They Can't Take That Away from Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 10:25

  3. Our Delight
         (Tadd Dameron) ・・・・・ 6:18




  Donald Byrd (tp), John Coltrane (ts),
  Red Garland (p), George Joyner (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, November 15, 1957.





 内容もですが、ジャケットもいいですね.
 Prestige 7130 .
 小川隆夫 さんが先月 ON ゼミ で取り上げたのが 1956 年のアルバム.
 もっとも実り多かったのが 1956 年と言われているようですが、このアルバムは 1957 年録音で、この年も名盤がゴロゴロしています.





garland006-2

 このアルバムの A 面を占めるアルバム・タイトル曲 "All Mornin' Long" ですが、その昔ジャズ屋で何度聴いたことか.
 久しぶりに聴いた演奏は懐かしさもいっぱいです.

 スローテンポのブルースでとても耳に優しいのです.
 コルトレーン大先生の演奏にしても、この曲に関しては血管切れそうな演奏ではありません.


 今回聴いてみてすごくいいなぁと思ったのが 2 曲目の "They Can't Take That Away from Me (邦題: 誰も奪えぬこの想い)" でのガーランドのソロ.
 このソロ・パートはいいなぁ.
 お得意のブロック・コードをすごくいい感じで積み上げていきます.

 1 曲目もそうですが、このブロック・コードとシングル・トーンをうまく使い分けたソロは聴いていてとても心地いいのです.



Red Garland 006

 このグループは 11 月と 12 月の 2 回の録音があり、合計 4 枚のアルバムを発表しています.
 Prestige お得意のマラソン・セッションって感じですね.

 "Soul Junction (Prestige 7181)" 、 "High Pressure (Prestige 7209)" 、 "Dig It (Prestige 7229)" とこのアルバムです.
 アルバム番号が結構飛んでいますが、これも Prestige の販売戦略 ・・・・・・・ マイルス のマラソン・セッションのように一年に一枚って感じで同時に発表しなかったからでしょう.


 本アルバムは "All Day Long (Prestige 7081)" と "All Night Long (Prestige 7073)" の三部作とされています.
 ただし、内容的にはジャム・セッション形式という部分だけが共通しているだけで、メンバーもリーダー (他の 2 枚は ケニー・バレル がリーダー) も違っています.


 "All Day Long" は昔も幾度となく聴いたんですが、 "All Night Long" の記憶がサッパリない.
 この 2 枚のアルバムが 1 セット ( CD 2 枚組) で 900 円ほどで売っています.
 ただレーベルもよくわからない.

 もう少し余裕が出たらちょっと購入してみようかな.




John Coltrane 0011

 こんな感じの Prestige ジャム・セッションはほとんどが一発録りだったようです.
 Prestige の代名詞のようになっていますね.


 ボクは Blue Note が好きですが、 Prestige が嫌いというわけではありません.
 TBM も Blue Note も新しいことへの挑戦みたいな部分が微妙に好きなんですね.

 このアルバムのようなジャム・セッションも、ちょっと昔のジャズ屋の郷愁さえ感じられるようで、たまにはいいですね.







 さて、この時期とっても、とっても、と〜〜っても物入り状態.
 にも拘らず、先日も勢いで一脚なんか購入しちゃったりで火の車が燃え尽きそうな状態です.



no-money003

 iPad の充電ケーブルが切れそう ・・・・ そろそろ交換しないとヤバい

 使っているオーデコロンが終わった ・・・・ 冒険もできないからいつもの CK-one

 CD を収納するビニール袋も底をついた ・・・・ 数年前に購入した時よりも値上がりだって

 そろそろスタッドレスタイヤ買わないとダメでしょ ・・・・ とりあえず初めての韓国製

 来月は Type-R の車検も控えてる ・・・・ 最後の車検かな

 半分お仕事の 名古屋 旅行も控えてるし ・・・・ 仕事半分、写真半分

 とどめは欲しい CD が、ここにきて何枚もオークションにかけられたりしていて ・・・・ これはねぇ、ここで買わないと



 どうしよ ・・・・・・・・・

 数百円程度のものから 10 万円以上まで、塵も積もると山になっちゃうわけですよ.

 でもまぁ、何とか生きているからいいとしようか.


 ちゃんと新年迎えられればいいんだが ・・・・・・・・・・・

Cookin'

  ・ ・ ・ ・ ・



 連休も今日で最後.
 曇りの日もありましたが、とても穏やかな連休でした.



F07A7333
 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/5 ISO-100)

 ただし、ボクの連休は完全静養で終わりましたけど.


 実は連休前からなにか喉のイガイガ感があり、連休に入ると咳と喉の痛み、さらに熱まで・・・・・・・・
 完全な感冒症状ってやつです.


 4 日に病院受診してお薬もらい昨日まで完全にダウン状態.

 さすがに明日からは仕事なので、普通の生活に戻らないとヤバい.
 ということで、身体を慣らす意味も含めいつも通りの時間に起床して、ブログ書き始めました.


 咳や痰の絡む感じもかなりなくなっており、熱もまったくありません.
 ただ身体全体がまだ違和感あり、ほとんど動かない生活していたせいでしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムもずっと前に取り上げたアルバムですが、データ記載を含めてもう一度.
 ただし体調が完全ではないので、いつもより簡単に.




Davis008





  " Cookin' / Miles Davis "





  1. My Funny Valentine
        (L.Hart-R.Rogers) ・・・・・ 6:00
  2. Blues By Five
        (R.Garland) ・・・・・ 10:21
  3. Airegin
        (S.Rollins) ・・・・・ 4:23
  4. Tune UP - When Lights Are Low
        (M.Davis) - (B.Carter-S.Williams) ・・・・・ 13:10





  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), 
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, October 26, 1956.







 マイルス が Prestige との契約を完了させるために行った有名な マラソン・セッション 4 部作の一枚.
 このアルバムは 1957 年に 4 枚の先頭をきって発売、残りのアルバム Prestige の販売戦略のため年一作というペースで発売されました.



Davis008-2

 オリジナル・ジャケットの裏面の書いてある曲目は "Just Squeeze Me" とありますが、これは完全な間違いで、正しくは "When Lights Are Low" だったと、後年オリジナル・アルバムのライナー・ノーツを書いた アイラ・ギトラー が認めています.


 コルトレーン が気になるなぁ ・・・・・・・・・・
 正直このアルバムでの コルトレーン はそんなにいいとは思いません.
 コルトレーン らしいスタイルではあるんだけれどねぇ ・・・・・・・・ 



 1 曲目の "My Funny Valentine" は コルトレーン が抜けたカルテットの演奏ですが、このアルバムの白眉と言ってもいいんじゃないでしょうか.
 この曲は マイルス のレパートリーの一つとして、その後も多くの演奏が残されていきます.



milesdavis05

 前にこのアルバムを取り上げたのは 2009 年の 10 月.
 その時の記事を読んでみると ・・・・・・・・・・

 まだ "Miles Davis Complete Columbia Album Collection" も発売前でした.

 
 あれから5年も過ぎていますが、気持ち的には 「もうそんなに経ったんだ ・・・・・」 という感じなのです.
 ブログとか読み返しても、ほんの数年前に書いたと思った記事がだいぶ前だったりということが何度もあります.
 人間的にはまったくと言っていいほど進歩が見られませんが、ことジャズに関してはかなり聴く範囲が広がりました.



 今日はこんなところで終了.
 午後は WOWOW で "ゴジラ" でも観ながらまったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・

Red Garland's Piano

 雪山遭難が相次いでいます.
 以前は冬の遭難と言えば冬山登山の遭難というイメージが強かったのですが、どうも最近はそんな登山による遭難ばかりではなくなっているようです.

 特に最近多いのがスキー場から滑走禁止区域へ滑り出ての遭難なんていう、普通は考えられないようなことがたくさん発生してます.
 そしてそれらの遭難者の多くが分別のある成人たち.


 そんな遭難のニュースのたびに 「自己責任」 という言葉がいろいろなところで聞かれます.




2333652

 このブログは、あまり小難しいことは書かないようにしています.
 だから政治的なことはもちろん、社会面で騒がれるような内容についてもまったくと言っていいほど書いていませんでした.


 でも、さすがにボクもこういった遭難のニュースを見るたびに 「これは ・・・・・・ 」 と思ってしまいます.


 あまりにも常識がない行動のおかげで、どれだけの人たちが迷惑を被っているのでしょう.
 遭難とともに、今回の イスラエル国 の人質事件にしても然り ・・・・・・・
 詳細はボクなんかわかりませんが、現時点で起こっていることだけを判断しても、身代金以前に国全体が多くの労力を割いており、それを金額に換算すればかなりの額になっているはずです.
 イスラム国 のやっていることはボクも完全否定ですが、この二人の日本人の行動に対しては ??? な部分もたくさんあります.


 こういうのは日本人の危機意識の欠如なのでしょうか.
 自分だけは大丈夫 ・・・・・・・・
 所詮は他人事 ・・・・・・・・
 当然トラブルに対する準備なんてないから、問題が発生すると自分で解決できず人に頼る ・・・・・・・

 そして救助が成功しなければ遺族が国や救助隊を訴える ・・・・・・・・ つい先日も 北海道警察 が救助活動の不備を訴えられ第一審で敗訴しましたね.

 この判決は救助のプロに対してのものですから一般人には当てはまらないかもしれませんが、基本的な考え方として日本では "Good Samaritan Laws" なんてものは有り得ない感じもしてしまいます.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なんだかなぁ.





 折角のお休みだというのに、こういう話題は他人事とは言えイラついてしまいます ・・・・・・・
 だからリラックスした演奏でも聴いてみましょう.









garland04






  " Red Garland's Piano "





  1. Please Send Me Someone to Love
          (P.Mayfield) ・・・・・ 9:51
  2. Stompin' at the Savoy
          (B.Goodman-E.Sampson-C.Webb) ・・・・・ 3:12
  3. The Very Thought of You
          (R.Noble) ・・・・・ 4:12
  4. Almost Like Being in Love
          (A.J.Lerner-F.Loewe) ・・・・・ 4:52
  5. If I Were a Bell
          (F.Loesser) ・・・・・ 6:41
  6. I Know Why (And So Do You)
          (H.Warren-M.Gordon) ・・・・・ 4:50
  7. I Can't Give You Anything but Love
          (D.Fields-J.McHugh) ・・・・・ 5:05
  8. But Not For Me
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:52





  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ,
   # 5 & 6 : December 14, 1956.
   # 1 - 4, 7 & 8 : March 22, 1957.





 レッド・ガーランド 2 枚目のリーダー・アルバムです.
 翌年に吹き込まれた彼の代表作 "Groovy" と同じメンバーです.
 その "Groovy" の中の 2 曲が今日のアルバムと同じ 1956 年 12 月 14 日録音という表記を今回ネットで見つけました.
 ただ、ボクが持っている両アルバムとも輸入盤でそういった表記がありません.
 ネットで他のところもちょっと調べたのですが、そういった記載がないのでこの辺りは ??? という感じです.





garland04-2

 1 曲目から、ただただリラックスという雰囲気が伝わってきます.
 アルバムの 1 曲目って、そのアルバムを印象付けるので結構気合の入った演奏が多いような気がしますが、このアルバムでの演奏はリラックスそのものです.
 他の曲も変に力んでいなくて ・・・・・・・・・
 それでいて単なるカクテル・ピアノでもなく聴きどころもあります.



 "If I Were a Bell" は Miles Davis の演奏でも有名な曲.
 どこかに、この曲は レッド・ガーランド が マイルス に勧めた ・・・・・ ということが書かれていました.
 マイルス の "Relaxin'" に入っている "If I Were a Bell" が吹き込まれたのが 1956 年 10 月 26 日なので、このアルバムより先の録音になりますね.



 "I Can't Give You Anything but Love" は有名なスタンダードなのでたくさんの演奏があります.
 最近見たばかりの "ストックホルムでワルツを" でも歌われていましたし、ちょっと前の Lady GAGA & Tony Bennett のアルバムにも入っていました.






Red Garland 003

 レッド・ガーランド のピアノはすごく特徴的.
 シングルトーン と ブロックコード での演奏は、少しジャズを聴いていると 「これは レッド・ガーランド かな ・・・・・」 なんてわかるくらい特徴的です.

 そしてなによりもキレイなメロディでとてもスイングします.
 スタイル的にはちょっと古いのかもしれませんが、とてもリラックスできる演奏がたくさんあります.


 Prestige には彼のリーダー・アルバムがたくさんあります.
 さらにサイドマンとして、 マイルス・デイヴィス・グループ での演奏は言わずもがな.



 彼のアルバムも、欲しいものがまだまだたくさんあるんだよねぇ ・・・・・・・










 さて先日も少し書きましたが、家の中にある不要物品を処分しています.
 不要物品といってもボクが使わないだけで、物自体はしっかり使用できるものばかり.
 主な処分先は、職場の部下たち ・・・・・・・・ と言っても、決して パワハラ 行使ではありませんので.



 まぁ十分納得できる金額で引きとっていただいてますが、総額にすると結構な額になりました.
 そんなお金はただ財布に入れておいても、いつの間にか消えてしまいそうなので、思い切って使ってしまいました.







DSC_0656

 ・・・・・・・ ということで、これを買うことができました !!

 Canon EOS 7D Mark ll

 レンズは先日買ったもので、今回の購入はボディだけ.
 それでも結構なお値段のカメラです.


 不用品が売れたことも購入動機の一つですが、もう一つの理由はあるものを頂いたからです ・・・・・・・




ef70-200_28usm

 それがこのレンズ !!
 先日冗談半分に書いた ブログ記事 の "撮り鉄 H" さんから頂きました.

 このレンズ、 「壊れかけのラジオ」 ならぬ、壊れかけの L レンズで、 鏡筒 部分のガタつきがあります.
 手振れ防止機能付きの新型を購入してから、車のトランクに置いたまま使用していなかったようです.


 壊れかけといっても、きちんとオートフォーカスしますし、レンズのカビ等もまったくありません.
 本当に貰ってもいいのか再確認したうえで、メーカーに修理依頼しました.


 そんなこんなで、カメラの更新.
 さすがに "撮り鉄 H" さんほど生活に余裕がないので、今までの EOS 70D は部下に譲り 7D Mark ll のボディ代金になりました.



 一応 "撮り鉄 H" さんよりも先に 7D Mark ll をゲット.

 これで先日の逆襲の返り討ちに一矢報いました (笑)




F07A4420

 今日の午後、いつもの風景です.

 まだいろいろな調整の仕方がわからないので、今一つ空の色が ・・・・・・・・


 カメラと一緒に 腕 も上がればいいのですが (笑)

Art Pepper Meets the Rhythm Section

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 年末年始の 9 連休終了後の一週間、やっと一週間が終わったという感じです.
 連休明けはさすがにキツイなぁ (笑)


 さて、毎年これはというような目標もなくただただ一年が過ぎていってしまう感じなので、今年はちょっと目標なんかを立ててみました.


 と言っても大した目標ではなく、とりあえず一年で映画を 300 本観ようかと ・・・・・・ 爆
 もちろん映画館鑑賞だけではなく、家にある DVD と Blu-ray を含めてです.



2015.1.2 0022

 連休中、 DVD と Blu-ray の整理がてらリストを作ってみたら、驚くほどの本数がまだあったりして ・・・・・・・

 DVD はかなりの量を業者に売ったはずなんだけれどねぇ.


 当然これらの映画は、少なくても一度は観ていますが中にはすでに忘れかけたりしているものもあったりして、懐かしいものもたくさん.




 それでもう一度こういった映画観直してみようかと思い、年間 300 本になった次第です (笑)


 元旦から今日までで 8 本.
 どこまでこんなペースでいけるのかわかりませんが、今年は観た映画もメモしていくつもりなので今年の大晦日には何本観たか報告したいと思っています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、そんな映画ですが当然なかにはボクの好みとはかけ離れた作品もあります.
 実は一昨日観た映画もそんな一本.
 大好きな スカーレット・ヨハンソン 主演なので、価格が高かったのを無理して Blu-ray 予約購入したのですが ・・・・・・・



165726_01

 とにかく 説明不足 過ぎる映画.
 まぁストーリー的にはなんとなくわかるんだけれど、何を伝えたいのか意味不明.
 演技を隠しカメラを使いながら撮影しているようで、実験的な意図もあるようなのですが.


 この映画では スカヨハ が全裸になることがやたら強調されています ・・・・・・・・
 面食い のボクですが、別に スカヨハ の全裸とか興味ないし.


 年末から彼女が出演した映画 "私がクマにキレた理由" 、 "そんな彼なら捨てちゃえば" そしてこの映画観たんだけれど、結構みんな微妙なのです (笑)

 そんな中でもこの映画、彼女の出演した "Lucy" 以上にダメでしょ.
 "Lucy" 以上にスッキリしない映画でした.

 なので、今日の話題はこの映画ではありません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 もっとみんなが納得の名盤でも聴きましょう.
 いろいろなレビューを見てみても、このアルバムについてはほとんどが名盤と書いています.





9900 Pepper002 Art Pepper Meets The Rhythm Section






  " Art Pepper Meets the Rhythm Section"




  1. You'd Be So Nice to Come Home To
         (C.Porter) ・・・・・ 5:25
  2. Red Pepper Blues
         (R.Garland) ・・・・・ 3:36
  3. Imagination
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 5:39
  4. Waltz Me Blues
         (P.Chambers-A.Pepper) ・・・・・ 2:55
  5. Straight Life
         (A.Pepper) ・・・・・ 3:58
  6. Jazz Me Blues
         (T.Delaney) ・・・・・ 4:32
  7. Tin Tin Deo
         (C.Pozo) ・・・・・ 7:42
  8. Star Eyes
         (G.D.Paul-D.Raye) ・・・・・ 5:12
  9. Birks' Works
         (D.Gillespie) ・・・・・ 4:15
  10. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:36




  Art Pepper (as), Red Garland (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Contemporary's Studio, LA, January 19, 1957.








 もう有名すぎるくらい有名な、アート・ペッパーを代表するアルバムです.
 オリジナル・アルバムは 9 曲目までで、10 曲目の "The Man I Love" は、 CD 化に伴うボーナス・トラック.

 このアルバムも、その昔アナログ盤を持っていましたが、 CD 購入はほんの数か月前.
 結構このアルバムは聴いたので、廉価盤発売になってようやく 「それでも買っておこうかな ・・・・・・」 的雰囲気で購入.





IMG_20201122_0002

 バックのリズム・セクションは、当時 マイルス・デイヴィス のレギュラー・グループの 3 人.
 別名 All American rhythm section とも呼ばれていた 3 人です


 アート・ペッパー としては久し振りの録音で、リズム・セクションは当時絶好調の 3 人なので、自信が持てなくて不安のうちに録音を始めた ・・・・・・・ とか、
 麻薬中毒で出所したばかりの アート・ペッパー に平常心で演奏させるため、直前まで誰と録音するかは敢えて伏せていた ・・・・・・・ とか、

 いろいろな逸話がこのアルバムにはありますが、


 正直どうなんでしょう.



Art Pepper 006

 名作 "Modern Art" を録音した後でまさに絶好調の時期だったので、こんなにも伸びやかな演奏ができた気もするのですが、真実は ・・・・・・・・ ???

 このくらい有名なアルバムになると、後年必ず別テイクなどが発見され、追加等されるのですが、このアルバムに関してはそういった別テイクが全くないようです. 
 すべてが一度の演奏で OK というから、スゴイ.



 1 曲目の "You'd Be So Nice to Come Home To" だけでも十分満足できちゃいます.
 こういうのが Jazz だよなぁ ・・・・・・・・・・ って思わず納得しちゃったりして.



 バックの 3 人も前に出てくる感じがなく、どちらかというとちょっと控えめな演奏なんだけれど、それでも らしさ が漂うステキな演奏をしています.
 このあたりのバランスの良さが、このアルバムを素敵にさせているような気がします.



Art Pepper 003

 アート・ペッパー (Art Pepper) は 1925 年 9 月 1 日 カリフォルニア州 ガーデナ 生まれのアルト・サックス奏者で、 1982 年 6 月 15 日 56 歳で死去.
 56 歳って ・・・・・・・・ 若すぎるなぁ.



 1940 年代より スタン・ケントン 楽団や ベニー・カーター 楽団で活動を開始し、 1950 年代には自己のコンボを結成し、ウエストコースト・ジャズの中心的な人物として活躍したが、生涯を通じて麻薬中毒によりしばしば音楽活動が中断されている.
 このアルバム録音前にもリハビリテーション施設 シナノン (Synanon) に入所しており、 1960 年代後半からは長いリハビリ生活のため音楽活動から離れていました.



 アナログ盤を聴いていた頃、なぜか アート・ペッパー がすごく好きな時期があり、比較的廉価だった Contemporary 盤をほとんど購入した記憶があります.
 ところがそのうち、どうもこのアルトの音色が微妙に気になりだし、まったくと言っていいほど聴かなくなり、その後アナログ盤の処分になってしまいました.


 数年前から マーティ・ペイチ のアルバムでの演奏を聴いて 「やっぱりいいじゃん」
 

 今年は CD 購入をかなり減らしある目的のための積み立てを始めるつもりですが、こんな感じのステキなアルバムだったら少しずつ買っていこうかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、読まなくちゃいけない本がたくさんあります.
 観なくちゃいけない映画もたくさんあります.
 スタバにも行っていないし、写真も撮りにいってない ・・・・・・・・


 時間がどうも足りないなぁ.




IMG_4071

 今日はとても温かな一日です.


 ちょっとした買い物もあったので、混んでいるのを覚悟で スタバ に出撃.
 大型店舗の中のお店なのでかなり大きな駐車場なのですが、すでにかなりの混み具合.
 座ることなんか無理だろうと諦め気分で行ってみたら、店内はどちらかというと空いていて難なくソファー席をゲットでした.



 ということで買い物前、のんびりコーヒー飲みながら、 Jazz Parspective をパラパラ.

 先日書いた ハンク・モブレー のアルバムに アンドリュー・ヒル が入っているんだけれど、 山中千尋 が彼のことを一押ししている面白い記事を発見.

 好きな ブルーノート のアルバム紹介の記事なのに、いつの間にかクリーニング店のオバサンの話になっていたりして笑える.

 こういうの好きだなぁ.

 山中千尋 の演奏は残念ながらまったく聴いたことがないけれど、こういう文章書く人の演奏聴いてみたいかなと.



 とりあえず今日は外に出ていろいろな用事を済ませたので、これから明日、明後日と家でノンビリと映画鑑賞だな.


 300 本まではまだまだ遠いのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Groovy / Red Garland

 体罰 ・・・・・・ 最近いろいろなところで耳にしますねぇ.
 日本はまだまだどこかで、旧態的な教育法が残っているのでしょうか.


 桜宮高校の問題はどうなるんでしょ ・・・・・・
 体罰 ・・・・・ というより 暴力 といったほうがいいかもしれませんが、この事実は誰もが認めていること.
 市長の言う通り、今まで通りの体制で学校や部活を続けるというのはやっぱり無理があるでしょう.
 さりとて、急に入試取りやめ、部活中止というのもどうなのでしょ.
 ある意味、今後の人生かけてこの学校に入学した子供たちも大勢いるはずです、その子たちはどうするの ・・・・・・ かなり難しい問題ですよね.


 大体が教育委員会の対応がまったくなっていないよね.
 どうもはっきりしない対応で ・・・・・・ これって、日本柔道連盟と一緒だね.
 日本柔道連盟なんて、どうも身内をかばうという匂いがプンプン、そしてあまりに大きな世論のためか、今日になって監督が辞任の意向 ・・・・・・・ なんなのかなぁ.


 どこかできちんとした調査委員会やこれからのことを考える第三者機関でもでてこないと、結局は時の流れと共にうやむやになって終わってしまいそうです.
 ひょっとすると、教育委員会とかはそうなるのもじっと耐えているのかもしれませんが ・・・・・・・






 そんな暗い話題は置いておいて、もう少し心が軽くなるような演奏を聴いてみましょう.
 このアルバムも有名なアルバム、ルーキーにお勧めの一枚です.







garland01






   " Groovy / Red Garland " (Prestige 7113)





  1. C-Jam Blues
           (B.Bigard-D.Ellington) ・・・・・ 8:19
  2. Gone Again
           (C.Lewis-C.Hamner-L.Hampton) ・・・・・ 6:44
  3. Will You Still Be Mine ?
           (M.Dennis-T.Adair) ・・・・・ 4:42
  4. Willow Weep for Me
           (A.Ronell) ・・・・・ 9:34
  5. What Can I Say (After I Say I'm Sorry ?)
           (W.Donaldson-A.Lyman) ・・・・・ 7:13
  6. Hey Now
           (R.Garland) ・・・・・ 3:41





  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ,
   # 6 : May 24, 1957.
   # 1 - 5 : August 9, 1957.






garland01-2

 6 曲目の "Hey Now" は、 "Red Garland Revisited!" (Prestige 7658) と同じ、 1957 年 5 月 24 日の録音.
 "Red Garland Revisited!" には、同じ "Hey Now" のテイクが入っていますが、そのアルバムの発売が 1969 年なのでどちらの演奏がいいのかわわかりません ・・・・・・ ひょっとすると同じテイクかもわかりませんが、こちらのアルバムは持っていないので不明です.
 "Groovy" のリリースが 1957 年なので、こちらの演奏のほうがよかったのかもしれませんね. 

 そして残りの 5 曲は、 "The P.C. Blues" (Prestige 7752) と同じ 1957 年 8 月 9 日の録音.
 こちらのアルバムもリリースされたのはずっと後の 1970 年で、内容的には "Red Garland's Piano" と "Groovy" のセッションから集めたアルバムのようですね.
 ちなみに英語版 Wiki の録音月日の記載の一部が違っていました、こういうことがあるから完全に信じるのはちょっとリスクが伴いますねぇ.


 どうもこの辺りのアルバムって、いろいろなものを寄せ集めて作ったという感じがプンプンします.
 おまけに発売時期も敢えてずらしたり ・・・・・・・ マイルス のマラソン・セッションがいい例です.
 ただこの 2 枚のアルバムに関しては 10 年以上も経ってからの発売なので、後年発掘されたと解釈する方がいいのでしょうか.
 



Red Garland 1956

 "Groovy" ですが、 レッド・ガーランド を代表するアルバムです.
 軽快な "C-Jam Blues" がとても有名で、このアルバムを代表する曲.


 でも B 面の "What Can I Say (After I Say I'm Sorry ?)" もいいですねぇ.
 この曲も久しぶりに聴いてみました.
 このアルバム、アナログ盤の頃はほとんど A 面の 3 曲を聴いていたので.
 昔のアナログ盤ではよくあることです ・・・・・・・ 片面しか聴かず、裏面はまったくと言っていいほど聴いていないということが (笑)


 ジャケットもいいですねぇ、こういう感じのジャケット大好きです.







DSC_0728

 ぼんやり霞んだ 蓼科山 .
 なかなか眼下の畑や水田に積った雪が融けません.


 ここ数日は青空が広がっているので、もう少し雪が融けてもいいはずなのですが ・・・・・
 積雪量が多かったのが一番の原因でしょうが、まだまだ日中でも寒さが厳しいですから.

Chronic Blues

 昨日まで 東京 でした.
 それにしても、 東京 もやっぱり寒かった ・・・・・ 土曜日の夜、いつものメンバーで 銀座二丁目 界隈を歩いたのですが、寒さで思わず足早に.


 東京の景色は、数か月も離れているとかなり変わってしまいます.
 ボクらの講習会場のそばでも、あっという間に大きなビルが建っていたり、今まであったビルがなくなっていたりと ・・・・・・・ 小さなお店なんかは言わずもがな.


 毎日ボクの見ている景色は、まったくと言っていいほど変化なし (笑)
 だから、月に一度くらいは 東京 でいろいろな変化を見てくるようにしています.





 このアルバムの頃と、晩年では大きく変化を遂げたミュージシャンのアルバムです.
 「私は聖者になりたい ・・・・・・・・ 」
 そういって足早に人生を駆け抜けた ジョン・コルトレーン の若かりし頃のアルバムです.






coltrane01






   "Coltrane / John Coltrane"





  1. Bakai
      (C.Massey) ・・・・・ 8:44
  2. Violets for Your Furs
      (T.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 6:18
  3. Time Was
      (G.L.Fuente-P.M.Prado, K.Russell) ・・・・・ 7:31
  4. Straight Street  
      (J.Coltrane) ・・・・・ 6:21
  5. While My Lady Sleeps
      (G.Kahn-B.Kaper) ・・・・・ 4:44
  6. Chronic Blues
      (J.Coltrane) ・・・・・ 8:12





  John Coltrane (ts), Johnnie Splawn (tp), Sahib Shihab (bs),
  Red Garland (p), Mal Waldron (p), Paul Chambers (b),
  Albert "Tootie" Heath (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 31, 1957.






Coltrane001-2

 あの John Coltrane のリーダー・デビュー・アルバムです.
 1962 年、 Impluse レーベルに吹き込まれたアルバムも、まったく同名タイトルです.
 1962 年のアルバムにも素敵でモーダルな演奏がゴロゴロ入っていますが、今日のアルバムにも素敵な演奏が ・・・・・・・ それもハード・バップの香りがまだプンプン匂っているような演奏が入っています.

 そうは言っても、いきなりの "Bakai" では、もっともっとモーダルな時期の演奏をちょっと彷彿させます.



 目玉は何と言いましても、 "Violets for Your Furs (コートにすみれを)" .
 マンハッタンの夕暮れ、素敵な毛皮のコートにすみれの花をつけて歩く女性の姿を歌った曲.
 ここでの演奏は、この曲の代表的な演奏の一つに数え上げられています.

 この曲はもう、本当に素敵な曲 ・・・・・・ このアルバムに収められている演奏は、もうすんごくいい演奏です.
 この曲だけのためにこのアルバムを買ったとしても、決して後悔はしないんじゃないでしょうか.
 ボクの場合、この曲だけのために買っていますから.





john-coltrane2

 実はこの録音が行われた時期というのが、麻薬に依存していた コルトレーン が マイルス・デイヴィス のグループを首になった直後です.
 直後と言っても、約一カ月くらいの期間があり、その間彼はフィラデルフィアで闘病生活をし、再びニューヨークに戻ってきた時期のようですが.
 多くのミュージシャンが、酒や麻薬によって闇の中に落ちていってしまった反面、そういったところから這い上がった マイルス や コルトレーン といったミュージシャンもいます.
 この辺のところは、 "たら、れば" の世界ですね.


 そんな マイルス・グループ をクビになった コルトレーン ですが、その後 12 月には、また マイルス・グループ に招き入れられ、あの有名なアルバム "Milestone" を録音したりしています



 今回このアルバムで見つけたのが最後に収められている "Chronic Blues" .
 コテコテのブルースですが、こういう感じ大好きです.
 特に バリトン・サックス が効いています ・・・・・ こういう曲には、バリトンの音色がピッタリ.

 この曲 ・・・・・ 昔で言う B 面の 3 曲 ( 4 曲目から 6 曲目まで) は、ピアノが レッド・ガーランド から マル・ウォルドロン に変わっています.
 個人的には、この演奏でも レッド・ガーランド のピアノが聴きたいと思ってしまいました.


 このアルバムを、たまに聴いてみるとホッとできるアルバムです.
 コルトレーン の演奏は聴き終わった後ぐったりしてしまうような演奏が、後年多くなりますので.
 このくらいの演奏が、いいですね.







 金曜日の夜、講習会場の準備を終え夕食どうしようか考えながら少し街を歩いてたら、いつも行列のできているラーメン屋さんの前に誰も並んでいません.
 中を覗いてみても、お客さんはたった一人だけ.
 これはもう、食べない訳にはいきません !!!




DSC_0118

 久しぶりの "どみそ" です.
 頼むのは "特味噌こってりらーめん" !!

 この寒い時期にはピッタリの味噌らーめんです.
 とにかくどんぶりがもう、 激アツ !! 味もかなり濃い目の味.
 パッと見た目はあまりボリュームを感じませんが、食べ始めると見た目よりかなりハードな感じです.

 食べ終わり寒い外に出ても、身体はホッカホッカでした.





 日曜日は、とにかく綺麗な青空が朝から広がっていました.
 昼食の後、携帯で撮った写真.




DSC_0120

 講習会よりも、 銀座 の街をブラブラしたくなっちゃうようなお天気でした.




 帰りの新幹線、何気なく遠くを見たら、きれいなオレンジ色の空にくっきりと ・・・・・ それもかなり大きな 富士山のシルエット.
 もう何十回と同じような時間の新幹線に乗っているのですが、こんなに 富士山 をきれいに見たのは初めてです ・・・・・・ いつもそんなこと意識してもいなかったし、外の景色なんてほとんど見ていなかったから (笑)

 とにかく、昨日の夕暮れはきれいな、透明感のある夕暮れでした.


 そういう時に限ってカメラがなかったりして ・・・・・・・・ 今になれば携帯で撮れたかな、なんて.



 いつもと同じ東京での講習会、今年最初でしたがいつもと同じように終了です.
 そんな中で見つけた、いつもと違う素敵な風景でした.

Stormy Weather

 昨夜 ・・・・・ というよりも今日の未明 (午前 2 時頃かな) 、突然 ドッカーーーン というすごい音で目が覚めました.
 一体何事、と思ったら雷の音.
 その後も数回、大きな音が鳴り響いていました.


 そして今日も、午後 3 時頃から空が真っ暗になって雷と豪雨.
 こんな天気が続くと、とても山に登ろうなんて思わなくなってしまいます.

 そう言えば、南の海では台風 3 号が発生したようで、今後日本への影響も考えられるようなことを、ニュースでいっていました.



DSC_1706

 雨上がりの風景です.
 田植えがすんだばかりの水田が、鏡のように光っています.





 今日の午後の、嵐のような豪雨.
 

 じゃあ、語呂合わせでこんな曲を聴いてみましょう ・・・・・・ まさしく Stormy Weather . 
 でも演奏は激しさがなく、どこかのんびりした演奏で、曲名と合っていないだろうって突っ込みたくなります(笑).








fuller05





  " Curtis Fuller with Red Garland / Curtis Fuller "




  1. Seeing Red (S.Kyner) ・・・・ 7:00
  2. Stormy Weather (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 7:17
  3. Cashmere (C.Fuller) ・・・・ 6:45
  4. Slenderella (S.Kyner) ・・・・ 7:43
  5. Moonlight Becomes You (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 7:35
  6. Roc & Troll (T.Charles) ・・・・ 7:42




  Curtis Fuller (tb), Sonny Red (as), Red Garland (p),
  Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)


  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 14, 1957.






 Curtis Fuller が Prestige で最初に行ったレコーディングが、このアルバムの 3 日前 "New Trombone" のレコーディング.
 そのアルバムのジャケット ・・・・・ このアルバムのジャケットは結構好きなんですよね、駅のホームで一人立っている写真なのですが、いかにもこれからニューヨークで一旗揚げるという、希望と不安のようなものが現れていて ・・・・・・ で、そのジャケットに、 Red Kyner という耳慣れない名前が書いてあります.

 ???? 誰だ、これって ・・・・・・・

 でよくよく調べてみると、 Sonny Red Kyner ・・・・・ Sonny Red のことでした.
 
 

 実は今日、久しぶりに "Curtis Fuller with Red Garland" を聴いていて、すぐに思ったのが 「このちょっと聴きなれないアルトは誰だ ? 」 だったんですよ.
 何か聴いたことのあるような感じだけれど、ちょっと変わったアルト.
 それで調べてみたら Sonny Red が出てきて、前のアルバムも調べたら上記のことが ・・・・・・ .

 
 さらにこのアルバムの中の曲 2 曲に Kyner のクレジットがあるので、ひょっとするとこの2曲は Sonny Red の曲か ・・・・・・・ これについての詳細は不明です.

 Sonny Red は Blue Note に "Out of the Blue (BLP 4032)" としてリーダー・アルバムを残しています.




fuller003

 Curtis Fuller は 1934 年 12 月 15 日 ミシガン州 デトロイト 出身のトロンボーン奏者.
 デトロイト出身のジャズミュージシャンってかなり有名な人がゴロゴロいます.
 どこかで、このデトロイト出身ミュージシャンのことが書いてありましたが、どこに書いてあったのか忘れてしまいました.
 いろいろなミュージシャンが、いろいろな部分で繋がっていたりして面白い内容だったように記憶してるんだけれど ・・・・・.


 彼の名前で真っ先に出てくるアルバムは "Blues-ette" .
 ジャズの中にあって、どちらかというとちょっとマイナーなトロンボーンという楽器を使い、これほどまでに独特な雰囲気を持ったアルバムが仕上がっていることが人気なのかもしれません.
 こちらの "Blues-ette" はどちらかというとちょっと洗練された都会のジャズという雰囲気がありますが、今日のアルバム "Curtis Fuller with Red Garland" は、まだまだ洗練されていないという感じを受けてしまいます.


 でも、のどかで心安らぐような演奏です.
 Sonny Red も最初のうちは、音などにちょっとばかり違和感がありましたが、幾度と聴いていくうちに悪くないなぁって感じになってきました.

 アルバム・タイトルの Red Garland と Paul Chambers は、当時 Miles Davis グループの一員として有名でしたので、 デトロイト からやってきたばかりのトロンボーン奏者にしてみれば格が違うという感じだったのでしょうかね.
 ちなみに Curtis Fuller と Paul Chambers は デトロイト 時代からの友人だったようです.


 Curtis Fuller 初期の一枚です.

September In The Rain

 台風 15 号の影響でしょうか、朝から雨降りです.
 気温も一気に下がり、家の中でも半袖では寒いくらいです.
 つい先ごろも、台風 12 号の大きな被害があったばかりですが、今回の台風も直撃の予想です.
 すでに大雨により各地で避難勧告などが出されています.
 大きな被害がなければいいのですが ・・・・・・・ .




 "September In The Rain (九月の雨)" ・・・・・・ 同じ雨でも、もっとロマンチックな雨の曲です.




  The leaves are brown, came tumbling down, remember
  That september, in the rain
  The sun went out just like a dying ember
  That september, in the rain

  To every word of love I've heard you whisper
  All the raindrops seem to play a sweet refrain
  Though spring is here, to me it's still september
  That september, in the rain

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 Rue Raney のヴォーカルもありましたが、今夜はピアノ・トリオでも聴いてみましょう.
 この曲は 1937 年に、映画 "Melody for Two" で James Melton によって歌われた曲 ・・・・ 作曲は Harry Warren 、作詞は Al Dubin .
 今ではジャズのスタンダード曲として、多くのミュージシャンやヴォーカリストが演奏しています.







garland05







  "A Garland Of Red"





  1. A Foggy Day
  2. My Romance
  3. What Is This Thing Called Love
  4. Makin' Whoopee
  5. September In The Rain
  6. Little Girl Blue
  7. Constellation
  8. Blue Red




  Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded August 17, 1956.






 このアルバムが録音された時期、 Red Garland と Paul Chambers は Miles Davis のレギュラー・クインテットの一員として有名ですが、まだまだ駆け出しといったところでしょうか.
 このアルバムが録音された年の 5 月と 10 月には、あの有名な二回のマラソン・セッションが録音されており、このアルバムはそのちょうど中間で録音されています.




garland05-2

 Red Garland にとっては、このアルバムが初めてのリーダー・アルバム ・・・・ この後、多くの素敵なアルバムを出すことになります.
 Miles グループではドラムが Philly Joe Jones ですが、 Red Garland のリーダー・アルバムとして Prestige に録音したアルバムの多くは、今回のアルバムのメンバー ・・・・ Art Taylor が多いですね.


 Red Garland と言えば、 ブロック・コードを用いた演奏が有名ですね ・・・・・ これについては、 Wikipedia/US "Red Garland / Garland's sound" に詳しく書かれていますので、興味のある方はのぞいてみてください.



 さて "September In The Rain" ですが、とても軽快なアレンジです.
 テーマから最初に Paul Chambers のアルコ (ボウイング) によるベース・ソロがあり、続いて Red Garland のソロへと続きます.
 彼のピアノは、なんというか ・・・・・・・ ちょっとほわ〜んとした感じとでもいうのかな、ゆったりめに独特の温かみのあるような感じ.
 派手さは無いんだけれど、どこか日本人好みの演奏とでもいうのかな.




 昨日まで世間は三連休 ・・・・・ ボクはその間、お仕事を少ししたので明日はお休み.
 でも天気は間違いなく悪そうなので、山に行くこともできないので、ちょっと用事でも片付けるとします. 

I'll Remember Miles



 昨日から雨ですね.

 天気がよければお出かけする予定だったのですが・・・・・天気がよくないと行けない場所なので、家でちょっと風邪気味の身体を休ませています.
 午前中は、iTunes にまだ入れてないジャズ CD のインポート作業.

 バックは、いつものようにシャッフル演奏です.
 あまり聴いていない CD からも、時々ハッとするような演奏がかかったりして、新しい発見に出会えます.





Miles Davis 003

 今日は Miles Davis の命日ですね.
 1991 年の今日、 Miles Davis が 65 才で亡くなりました.
 死因は、脳卒中、肺炎、呼吸不全だったようです.
 去年まで 9 月 28 日を特に意識したことはありませんでした.

 でも今年はちょっと違います.
 昨年から再びジャズにのめり込むようになって、それまであまり聴かなかったアーティストやジャンルのものも聴くようになりました.
 そんなアーティストの一人に Miles がいます.


 昨年の今頃から、特に Blue Note と Miles のアルバムは、とにかく聴きました.
 Blue Note は 1,100 円盤のまとめ買いなどで・・・.
 Miles は例の "Complete Columbia Album Collection" で、一度に Columbia 時代のアルバムが手に入ったので、それこそ元を取るつもりで、聴きまくりました.
 それに輪をかけたのが、"いつもの小川さん" との出会いでしょうか.
 彼の著書 "マイルス・デヴィスの真実" (平凡社) を読んだことも、 Miles の魅力の一端を知ることにつながりました.


 去年からのこういった物や人との出会いが無ければ、きっと今年の今日も、今までと同じで特に意味のない 9 月 28 日だったのかもしれません.
 最近は特にこういったいろいろな出会いが多いようにも思えます.
 サントリーオールドの CM じゃありませんが ・・・・・・・


 「人生、おいしくなってきた」 って、感じかな.






 先日の "ONGAKU ゼミナール" でも紹介されましたし、いろいろな書籍でも必ず Miles の代表作の一枚として取り上げられるアルバムです.






Davis102







  "'Round About Midnight / Miles Davis"






  1. 'Round Midnight
       (T.Monk-B.Hanighen-C.Williams) ・・・・・ 5:54
  2. Ah-Leu-Cha
       (C.Parker) ・・・・・ 5:50
  3. All Of You
       (C.Porter) ・・・・・ 7:00
  4. Bye Bye Blackbird
       (M.Dixon-R.Henderson) ・・・・・ 7:53
  5. Tadd's Delight
       (T.Dameron) ・・・・・ 4:26
  6. Dear Old Stockholm
       (Traditional; arr. by S.Getz) ・・・・・ 7:47
  7. Two Bass Hit (bonus-tk)
       (J.Lewis-D.Gillespie) ・・・・・ 7:00
  8. Little Melonae (bonus-tk)
       (J.McLean) ・・・・・ 7:19
  9. Budo (bonus-tk)
       (B.Powell-M.Davis) ・・・・・ 4:14
  10. Sweet Sue, Just You (bonus-tk)
       (W.Harris-V.Young) ・・・・・ 3:38





  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)

  # 4, 5, 6 :   
 Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, June 5, 1956.
  # 1, 3, 10 :  
 Recorded at Columbia 30th Street Studio, NYC, September 10, 1956.
  # 2, 7, 8, 9 :
  Recorded at Columbia Studio D, NYC, on October 26, 1956.





 ほとんど説明いらないくらい有名なアルバムです.
 Miles 初のレギュラー・グループによるアルバムでもあります.
 アルバム・タイトルにもなっている "'Round Midnight" 一曲だけでも、いいと思えるくらい素敵な演奏です.

 この録音の前年、1955 年 7 月のニューポート・ジャズ・フェスティバルでの "'Round Midnight" の演奏も有名ですね、この曲は CD とか出ているんでしょうか ・・・・ ボクはよくわかりません.
 "マイルス・デヴィスの真実" の最後にある Discography にも書いてないところを見ると、録音が無いのかもしれません.





Davis102-2

 アルバム・タイトルは、"'Round About Midnight" なのですが、曲目は "'Round Midnight" という表記になっているものが多いですね.
 この "about" が入ったり、入らなかったりも、ほとんど適当のようです ・・・・ いろいろなところで、まちまちですし.
 このあたりのウンチクも、いつか小川氏に聞いてみたいものです.


 この一曲目 "'Round Midnight" の Miles はもちろんいいのですが、もっと凄いのが Coltrane だと、ボクは思っています.
 この曲での Coltrane のソロがボクは大好きです.
 最初の数小節で、聴く人の心をグッと掴んでしまうような、強烈なソロだとボクは思います.
 Coltrane の好きな演奏のほとんどは、こんな感じで、ソロパートの最初の数小節でガツーーーーーンと聴く者の心をノックアウトさせてしまいます.
 そこが、ボクは大好き.




Miles Davis 006

 真夜中の誰もいない通りを吹き抜けるような演奏が Miles だとしたら、 Coltrane はその静寂を突き破って、ストリートを駆け抜けていくスポーツカーでしょうか.


 ボクはリアル・タイムで Miles を聴いていた訳ではないので、"偲ぶ" という表現は適切ではないかもしれません.
 でも、最近になってようやく彼のいろいろなところが好きになってきましたので、今夜はそんな Miles の昔の演奏でも聴いてみます.



 "Bye Bye Blackbird" の演奏のように、淡々と世の中に、バイバイして逝っちゃったんでしょうかね〜 ・・・・・・・ Miles さん?

St. James Infirmary

 今年は梅雨がやってくるのでしょうか ・・・・・
 連日、初夏のお天気 ・・・ 雷注意報も毎日のように発表されています.
 青空が広がる天気はいいのですが、この時期にある程度の雨が降らないと、今度は水不足になってしまいそうです.


 そう ・・・・ 気がつけばもう、6 月です!
 あっという間に春が終わってしまいました.
 今年も 1 月からいろいろなことが、たくさんありました.
 最近は月日の経っていくのが、ほんとに速く感じられます ・・・・ 時の流れは昔と変わらないのですが.





garland03






  "When There Are Grey Skies / Red Garland"





  1. Sonny Boy
  2. My Honey's Lovin' Arms
  3. St. James Infirmary
  4. I Ain't Got Nobody
  5. Baby, Won't You Please Come Home
  6. Nobody Knows the Trouble I've Seen
  7. My Blue Heaven (bonus-tk)




  Red Garland (p), Wendell Marshall (b), Charlie Persip (ds)
  Recorded on October 9, 1962.





 Red Garland が Prestige レーベルに吹き込んだ、最後のアルバムです.
 正直、このアルバムどうなんでしょう ・・・・・.
 聴いていても、まぁそれなり、という感じかな.
 代表アルバムは、他にたくさんあります.
 でも想い出のアルバムや曲って、演奏の良し悪しとは全然別なので、なぜかこんなアルバム (・・・ 失礼しました) でもよく聴いたりしています.




garland03-2

 Red Garland が影響を受けたピアニストの一人が、 Ahmad Jamal というようなことがどこかに書かれていました.
 そういえば、 "マイルス・デヴィスの真実" の中にも、彼の名前が結構出てきます.
 実は Ahmad Jamal って聴いたことないです、一体どんなピアノなんだろ.
 ちょっとばかり、興味津津 ・・・・・ 次回 Click です.
 エヴァの 式波・アスカ・ラングレー がある意味で友達を否定していたように、ボクは "知識" を今まで否定してきましたが アスカ 同様、最近は 「知識と触れ合うのも悪く無い」 なんて感じになってきました.
 いろいろな広がりが見えてきます.
 いかん、例えがマニアックすぎました ・・・ 完全に "ヲタ" の方向に進み始めてしまいました.


 アルバムに話を戻しましょう ・・・・.
 このアルバムを買ったきっかけは、単純明快 ・・・・・
 "St. James Infirmary" が演奏されていたから、たったそれだけの理由です.
 この曲はボクをある意味でジャズに引き込んだ想い出の曲でもあります.
 ただ演奏していたのは George Lewis で、コテコテのデキシーランド・ジャズでしたが.
 この曲はとっても素敵なメロディの曲です.
 こういう曲は演奏がどうのこうの ・・・ ということは関係ありません.
 このアルバム全体がちょっとスローな曲中心で、ボクはあまり Groovy な感じはしません.
 ボクはもう少しアップテンプな曲を、軽快に弾きこなしていくほうが好きです.
 ただ、全体的にゆったりとした演奏で、さらりとこなしていってしまう職人芸みたいなものが隠れているようなアルバムかもしれません.
 表舞台には出てこないけれど、いつ聴いてもゆったりした気分に浸れるようなアルバムです.
 唸りながら、シリアスに聴くばかりがジャズじゃありません ・・・・・ 最近はボクも、かなり丸くなってしまいました(笑).



 アルバム・タイトルのような空ではなく、今日も青空に白い雲でした.
 久しぶりに何もない休日です、こんな日はまったり ・・・・・

Red Garland trio at the Prelude

 台風 18 号が接近しています.
 かなり大きな台風のようですが、なんとか本州上陸を避けていってくれればいいのですが ・・・・・・・


 そういえば昔、ジャズ屋で何時間も聴いていたら、大雨で店の中に雨水が入ってきて大騒ぎになったことがありました.
 「今夜はお客さん来ないねー ・・・・・」 なんて、店のマスターと話していたんですが、どうやら外は大雨だったようです.
 そんなこともわからず何時間も聴いていたなー ・・・・


 最近 Blue Note 中心に日記書いていたので、たまには違うものを ・・・・・ Prestige です.
 それもピアノ・トリオ、 Red Garland です.
 Red Garland も有名なピアニストで Miles Davis 、 John Coltrane ・・・・・ といった巨人達との優れたアルバムをはじめとし、 Prestige に多くの名アルバムを残しています.
 独特のブロッキングで、スウィンギーに弾くのが特徴なんだよね.



garland02


 "Red Garland trio at the Prelude" はライブ・アルバム.
 Red Garland のライブ盤はあまり多くはありません.
 ボクの持っているこのアルバムは輸入盤の 2 枚組で、当日の演奏 3 セットを順番に収録しています.
 ・・・・・・ のはずですが、詳細はライナーも読まないので不明です.
 "Lil' Darlin" に至ってはやり直しの演奏まで入っていて、ライブの雰囲気がよく伝わってきます.
 Kenny Dorham でも書いたんだけれど、やはりライブ・アルバムは、曲順を入れ替えないで当日の演奏順で作ってほしいな ・・・・・・ 以前の時間的制約のあるアナログ盤はともかく.

 国内盤はどうなんだろう、以前 "vol.1" と表示されている 1 枚組のアルバムは見たことがあるけれど、なぜか "vol.2" は見た記憶がない.
 おまけに曲順も 3 つのセットからおいしいところ取りで ・・・・・・・・


 肝心の演奏ですが ・・・・
 録音が 1959 年 10 月 2 日、この頃の演奏だったらどんなアルバム買っても、大きな間違いはきっとないですね.
 スインギーなスタイルなので、気楽に聴いていることができます.
 ライブのせいか、ここではさらにリラックスした演奏.
 派手でもないし、唸ってしまうような演奏ではありませんが ・・・・・・・

 台風の夜はこんなアルバムを聴きながら、静かに台風が通り過ぎるのを待ちましょうか.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
  • 大会あれこれ
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ