Rita_Reys

The Cool Voice Of Rita Reys No.2

 いいですね、こういう感じのヴォーカル.
 昨日の Blossom Dearie とはかなり違う歌声です.
 単純にどっちが好き ? ・・・・・ って聞かれたら、きっとこっちが好き、って言うでしょうね.




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   " The Cool Voice Of Rita Reys No.2 "





   1. Old Devil Moon
           (Harburg-Lane) ・・・・・ 2:41
   2. Star Eyes
           (Raye-De Paul) ・・・・・ 4:18
   3. The Song Is You
           (Hammerstein-Kern) ・・・・・ 3:12
   4. Keepin' Myself For You
           (Clare-Youmans) ・・・・・ 3:10
   5. Falling In Love With Love
           (Rodgers-Hart) ・・・・・ 2:33
   6. Spring Can Really Hang You Up The Most
           (Wolfe-Landesman) ・・・・・ 3:56
   7. He's My Guy
           (Raye-De Paul) ・・・・・ 2:22
   8. There Is No Greater Love
           (Symes-Jones) ・・・・・ 3:19
   9. Please Be Kind
           (Cahn-Chaplin) ・・・・・ 4:06
   10. Where Are You?
           (Adamsom-McHugh) ・・・・・ 3:44
   11. They Didn't Believe Me
           (Reynolds-Kern) ・・・・・ 3:14
   12. Only A Moment Ago
           (Ager-Rose) ・・・・・ 3:05




   Rita Reys (vo), 
   Pim Jacobs(p), Ruud Jacobs(b), Wessel Ilcken(ds)
   #1-6 : Tom Dissevelt And His Orchestra
   #7-12 : Jan Corduwener And His Orchestra
   Recorded at Hilversum, Netherland, March 25 & 27, 1957.







 彼女のホームページに書かれているディスコグラフィを見てみると、アルバムタイトルが "Her Name is Rita" になっています.
 さらに曲順も違いますので、こちらの CD のほうが曲順を入れ替えてあるんじゃないかと推測されます.
 演奏ごとにまとめたんでしょうね ・・・・・・ オリジナルのアナログ盤では、これらの演奏が混ざって A・B 面に入っていたようですから.



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 ジャケットがいいですね ・・・・・ ある意味で、ジャケ買いだったので.
 普通の横顔なんですが、モノトーンな全体の雰囲気がいいなぁ.

 Rosemary Clooney のアルバムで "Jazz Singer" と言うアルバムがありますが、そのアルバムもジャケットの雰囲気はこのアルバムに似た感じで、ボクは大好き.
 いかにも一昔前のジャズ・シンガー ・・・・ って雰囲気が漂っている感じです.



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 リタ・ライス (Rita Reys) は、1924年12月21日オランダのロッテルダム生まれのジャズ・シンガー.
 1960 年に "Europe's First Lady of Jazz" の称号を受けている、とても息の長いシンガーです.

 彼女のホームページも "Rita Reys Official Website for Europe's First Lady of Jazz" となっています.
 このホームページ、できれば英語で作って欲しかったなぁ ・・・・・ と思ってよく見たら、英語版サイトもありました.


 1943 年、後年彼女の夫となるジャズ・ドラマーの Wessel Ilcken と出会ってから彼女のジャズ・シンガーとしての経歴が始まったようです.
 もともと彼女の両親は、父親が指揮者でありヴァイオリン奏者、母親はダンサーだったので音楽的な才能は持ち合わせていたのかもしれません.
 ただ、家ではまったくジャズが聴かれることはなかったようですね.


 ちょっとハスキーな感じが所々にあるので、アルバム・タイトルも Cool Voice なのでしょうか.
 とても聴きやすいヴォーカルで、癒されちゃいますね.
 ちょっと ヘレン・メレル 系とでも言うのかなぁ ・・・ ヘレン より爽やかな感じではありますが.
 "Falling In Love With Love" の聴き比べも面白い.

 録音されたのが半世紀も前なので、アンサンブルなどはちょっと古臭さがありますが、最近ではこういった古臭さも心地良く感じてしまいます.



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 オリジナル盤の一曲目は軽快な "He's My Guy" 、そしてスローな "Please Be Kind" と続きます.
 CD の曲順も悪くはないと思いますが、やっぱりオリジナル盤の曲順のほうがいいんじゃないでしょうか.
 曲順って、そのアルバムの意図するものが見え隠れする、かなり大事な要素だと思うんですよね.

 一番それを感じたのが、Blue Note の "The Amazing Bud Powell, Vol. 1 (BLP-1503)" でした.
 ボクの持っている CD はボーナス・トラックがごっそり入った Import 盤ですが、ボーナスが多いのはいいんだけれど、その関係でオリジナル盤の曲順とはまったく違っています.
 "Un Poco Loco" も続いていないんですよねぇ ・・・・・ 涙


 話をこのアルバムに戻します、曲順の変更はあるもののとても気持ちよく聴くことができるアルバム.
 彼女の一枚目のアルバム "The Cool Voice Of Rita Reys" はこのシリーズではありませんが、早速 Amazon で予約しておきました.
 それともう一枚、彼女の代表作 "マリッジ・イン・モダン・ジャズ" もね ・・・・・・・・・







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 午前中の空です ・・・・・ 写真はかなり明るい感じですが、肉眼だともう少し曇った感じでした.
 今朝は団地内の草刈り作業があったのですが、一週間間違えていて、外の声で目が覚めたのですが、すでに作業が始まっていたので出不足金を支払うことにして、作業はパスです.

 
 そんなおとぼけな朝だったのですが、午前中はなぜか事務仕事がはかどりました.
 いつもの講習会 関連の事務なのですが、すでに 12 月のコースの資料作り.
 この講習会は、指導者養成コースなのでいつもの資料とはまったく違ったものを作る必要があり、なかなか進まなかったのですが今日は午前中に一気に完成でした.


 そんな作業の合間にも facebook では、各地で開催されているいろいろな講習会の写真なんかがアップされていきます.
 救急医療関係の講習だけでも、多岐にわたりたくさんありますが、指導者の多くはみんなどこかで見たような方ばかり.
 いくつもの講習会の指導者として、週末になるとそれこそ全国を駆け回っています.


 みなさんよくそんなにもいろいろできると、ボクはいつも感心してしまいます.
 ボクも少し前まではいろいろなことをやっていましたが、歳のせいか今は いつもの講習会 だけで十分です ・・・・・ というか、これだけでいっぱい、いっぱい.

  家でボーっとしたいし、
  ジャズもゆっくり聴きたいし、
  映画ももっと観たいし、
  スタバでのんびりお茶したいし、
  山にも登りたいし、
  仕事もそれなりにしたいし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 そう考えると、今以上のことはしない方が無難ですね.
 そういっている割には、まったく新しいことを目論んでいたりして ・・・・

 相変わらずの 自虐 状態です (笑)

There Will Never Be Another You

 グッと過ごしやすくはなってきましたが、今日はちょっと気温が上がりました.
 と言っても夏の最盛期に比べればまったく大したことはないのですが、ここ数日涼しかったので暑く感じてしまいました .




 たまには HMV や Amazon を覗かないと、限定版などを見落としてしまうので、久しぶりに覗いてみました.
 いろいろ出てはいますが、どうしてもというものは ・・・・・・・

 そんな中で見つけた一枚、ジャケ買い しちゃいました.




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  " Glad Rag Doll / Diana Krall "


 10 月発売の新しいアルバムですが ・・・・・・・・・
 このジャケットはもう 反則 に近いでしょう、無条件に Click してました.
 でもしっかり International 盤を Click しているのは、かすかに残っていた冷静さかもしれません.


 長年連れ添ったプロデューサー トミー・リピューマ から、夫である エルヴィス・コステロ や T・ボーン・バーネット をプロデューサーに起用したニュー・アルバムです.
 ジャケットからすでの商業的な香りがプンプンしていますが、わかっていてもコロッといってしまうのが男の性 (サガ) です ・・・・・ 涙

 まぁ、彼女の歌 ・・・・ というか、声は結構好きなので内容に関係なく、とりあえずは聴いてみることにしています.







 ハイになった気持ちを、こんな演奏で落ち着かせるとしましょう.
 このアルバムでの、 "There Will Never Be Another You" の演奏が大好きです.
 グッとくるような演奏、秋にはぴったりですね.





1566






   " Swing And Soul / Lou Donaldson " (BLP-1566)





    1. Dorothy
          (R.Nichols) ・・・・ 5:21
    2. I Won't Cry Anymore
          (A.Frisch-F.Wise) ・・・・ 4:19
    3. Herman's Mambo
          (H.Foster) ・・・・ 4:51
    4. Peck Time
          (L.Donaldson) ・・・・ 5:18
    5. There Will Never Be Another You
          (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 5:04
    6. Groove Junction
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:14
    7. Grits And Gravy
          (L.Donaldson) ・・・・ 6:16





   Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
   Dave Bailey (ds), Ray Barretto (conga)
   Recorede at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 9, 1957.







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 このアルバムの特徴として、 コンガ ・・・・・ Ray Barretto が加わっていることが挙げられるでしょう.
 よりラテンな香りのする、ソウルフルな演奏を目指したのかもしれませんが、内容的にはコンガがうまく効いているとは思えません ・・・・・ 演奏が良くないというのではありません、演奏はとても素敵です.

 この 1 年後に、同じメンバーで吹きこまれた " Blues Walk (BLP-1593) " のほうが、はるかにソウルフルでファンキーなアルバムに仕上がっています.
 当然ですが、ジャズ喫茶の人気も、 "Blues Walk" のほうが上.


 でもこのアルバムもしっとりと落ち着いて聴くにはいい感じのアルバム.
 まぁ、ボクの場合は大好きな "There Will Never Be Another You" が入っているから.
 この曲は、やっぱりこんな演奏がしっくりきます.

 この曲多くのミュージシャンンが演奏しています.
 中にはオルガンでの演奏なんかもあったりしますが ("The Sound Of Jimmy Smith" BLP-1556) ・・・・・ボクはこのアルバム様な演奏が好きですね.




loudonaldson

 Lou Donaldson は、 Blue Note に多くの演奏が残っています.
 リーダー名義のものはもちろん、サイドメンとしても ・・・・・・.

 それだけに演奏のタイプも、ハード・バップ、ファンキー、ソウル、ロックというように多岐にわたっています.
 個人的には、 1500 〜 4000 番台あたりが一番好きです.
 昔ほど聴かず嫌いではなくなっていますが、やっぱり彼の演奏はハード・バップからファンキーあたりの演奏がいいですね.





 先日、 "見つめていたい歌姫たち" シリーズのことをほんの少し書きましたが、 "JAZZ THE BEST お宝コレクション 魅惑の女性ヴォーカル編" なるシリーズも、 1,100 円で限定発売されていました.
 決してジャケ買いではありませんが、結果的にはジャケットの素敵な 3 枚をお買い上げです.

 やっぱり秋はしっとりと女性ヴォーカルだよなぇ ・・・・・・ なんて、よくわからないくせに (笑) .



reys001
  "Cool Voice Of Rita Reys Vol.2 / Rita Reys"



dearie001
  "Give Him The Ooh La La / Blossom Dearie"



merrill02
  "Helen Merrill With Strings / Helen Merrill"



 どれもみんな、素敵なジャケットでした.
 相変わらずの面食いです.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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