Riverside

On Green Dolphin Street

 この週末は全国的に大荒れだったようです.
 ボクの家の周りでも雪が 10cm ほど積もりましたが、幸いなことに大荒れという感じではありません.




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 日曜日の朝ですが、どよよ〜〜〜んとしたいかにも冬のお天気という感じ.
 この写真を撮ったのは 8 時頃でまだ雪が降っていましたが、昼になるにつれ雪も止み、午後には日差しも出てきました.


 これで回復するのかと思っていたのですが ・・・・・・・・


 昨日の月曜日、夕方からまたまた雪.
 今朝は車の上に 20cm 以上積もっていました.




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    (月曜日の夕方)

 "秒速 5 センチメートル" をイメージして、シャッター・スピード 1 秒で最初撮ったら ・・・・・
 ただの白い糸のような写真になって、おもしろくもなんともない.
 まるで、秒速 100 センチメートルくらいです (笑)


 だから上の写真は 1/20 秒で撮ってみました.
 仕事を終え家に帰ってから 30 分くらいしてから撮ったのですが、すでに車の上には数センチの雪が積もっていました.

 そのまま未明まで降り続き、深夜には大雪警報まで発表される始末.
 おかげで今朝は 6 時に起きて雪かき.
 リスクは犯さないようにしているので、今年初めてタイヤチェーンを巻いての出勤でした.

 ただ日中は陽が出て、比較的暖かくなったので道路の雪もほとんど融けました.




 さて今夜も机の上に山積みになったアルバムからから一枚引き抜いてみよう.
 ジャケットの写真が以前から結構好きだったのですが、購入は昨年末にようやく.





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  " On Green Dolphin Street / Bill Evans "





  1. You and the Night and the Music
           (H.Dietz-A.Schwartz) ・・・・・ 7:20
  2. How Am I to Know ?
           (J.King-D.Parker) ・・・・・ 6:18
  3. Woody 'n' You (Take 1)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:25
  4. Woody 'n' You (Take 2)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:10
  5. My Heart Stood Still
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:21
  6. On Green Dolphin Street
           (B.Kaper-N.Washington) ・・・・・ 8:09
  7. All of You (Take 1)
           (Cole Porter) ・・・・・ 8:07




  # 1 - 6 :
  Bill Evans (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 19, 1959.

  # 7 :
  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds) 
  Recorded at Village Vanguard, NYC, June 25, 1961 .







 1959 年に録音されたアルバムですが、発売されたのは 1975 年.
 ジャケット写真の撮影が K.Abe と表記されています.
 日本人 ・・・・・ あるいは日系人でしょうか、気になるなぁ.





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 このアルバムが録音される前年の 1958 年、 ビル・エバンス は マイルス・デイヴィス のバンドに短期間加わり、録音とツアーを行っていました.
 ただ、白人であることやドラッグの問題などで短期間でバンドを離れています.
 しかし マイルス の強い要望で、 1959 年 3 月・ 4月に録音された "Kind Of Blue" のセッションに参加したのは有名なお話です.

 今日のアルバムのベースとドラムは、そんな マイルス・グループ のリズム・セクションを担当したメンバー ・・・・・・ ポール・チェンバース 、 フィリー・ジョー・ジョーンズ とのトリオによる演奏です.


 CD 化の際に 7 曲目の "All of You" がボーナス・トラックとして加えられています.
 アナログ盤 (?) や他の CD によっては、 7 曲目のボーナス・トラックは、トリオ演奏ではなくサックスの ズート・シムズ をフィーチャーしたクインテット編成で 1962 年に収録された演奏が入っているようですが、このあたりの詳細については不明です.




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 ボクにとって ビル・エバンス と言えば、 スコット・ラファロ 、 ポール・モチアン .
 ですのでこのアルバムでの演奏はちょっと聴き慣れた演奏とは違うような感じを受けます.

 何となくリラックスした感じを受ける演奏ですね.

 ピーーーーーーンと緊張の糸が張り詰めたような演奏とは違う気がする.

 1 曲目の "You and the Night and the Music" (あなたと夜と音楽と) は、アルバム "Interplay" の1曲目にも入っています.
 "Interplay" のほうはちょっとアップ・テンポでスリリングなソロでしたが、今日のアルバムの演奏を聴いてみるとリラックスした感じが伝わってきます.


 それだけに、ボーナス・トラックでどうして "All of You" の演奏を入れたのかよくわからないなぁ.
 ピアノ・トリオは一緒ですが、演奏の中身は全然違うと思うんだけれどねぇ.

 このボーナス・トラック "All of You (Take 1)" は、 1961 年 6 月 25 日 ニューヨーク の ヴィレッジ・ヴァンガード で行われライブ演奏です.
 この時の演奏は "Waltz For Debby" と "Sunday At The Village Vanguard" の二枚のアルバムに、 12 曲が収められました.




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 その後 2005 年になって、二枚のアルバム収録されなかった曲全てを演奏順にアルバムにした "The Complete Village Vanguard recordings, 1961" がリリース.

 最初のセットの中に "All of You (Take 1)" の演奏も入っていました.


 今日のアルバムが発売されたのが 1975 年、その当時このコンプリート盤が出ることなんか当然わからなかったので、未発表の "All of You (Take 1)" を入れたという感じなのでしょうか.


 全体的に軽快でリラックス・ムードが漂っていますが、そうはいっても ビル・エバンス らしいピアノを楽しめるアルバムです.







 さて、来週辺りから一気に飲み会の回数が増えていきます.
 すでに 2 月と 3 月の週末はほとんど予定が入ってしまいました.
 お泊りの懇親会が 2 回、 東京 などお街へのお出かけも 2 回.

 1 月最終週は 東京 & 船橋 に遊びにいきます.
 こちらは以前の仲間とささやかに 火鍋 で新年会.
 ちょうど土曜日は ON ゼミ もあるので、金曜日からリフレッシュ.
 グッドタイミングでした.


 久しぶりの 東京 なので、今回は 単焦点レンズ だけ持って 銀座 の写真を撮ってこよう.
 広角で収めたい風景もあるんだけれど、そこはグッと我慢して・・・・・



 2 月最終週には昨年行って楽しめたイベント CP+ も控えています.




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      ( CP+ ホームページから)

 昨年初めて行ってみて大体どんな感じかわかったので、今年はもう少しターゲットを絞って見てくるつもりです.
 当然、新しいカメラ持ってガッツリ撮ってくるぞっ.

 当初職場の友人たちと行く予定でしたが、都合でいけなくなったので今回も一人のんびり行くことにします.


 今 東京モーターショー が話題になっており、コンパニオンさんたちの写真もいろいろネット上に出ています.
 そんなコンパニオンを撮りにいく方もとても多いのですが ・・・・・

 モーターショーのコンパニオンさんには、どうも今一つ魅力を感じないなぁ.
 っていうか、変に肌の露出が多かったり、ケバケバしい感じの方が多いイメージがしてしまいます.




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      (CP+2016 SONY ブースで撮影)

 こういったイベントに行ったことないので、昨年の CP+ と比較になっちゃうんだけれど、 CP+ のほうがケバケバしさがなくって好きだなぁ.
 特に大きなメーカーは清楚な感じがしました.
 きっと モーターショー のほうも、大きなメーカーはコンパニオンさんも清楚なんだろな.


 去年は全然わからないまま参加したので、今年はもっときちんと計画してしっかりした写真を撮ってきます.




 ≪ 1/19 追記≫
 上の記事でボーナス・トラックと書きましたが違っていたようです.
 Azumino さんからのコメントで、アルバムのライナーノーツについて書かれていました.
 以下コメントから、
 「エヴァンスのこのレコードには、 1962 年録音の "Loose Bloose" も収録されています。リバーサイド時代には、どちらのセッションもお蔵入りしていて、マイルストーン時代になって、 2 枚組のリイシューとして "Bill Evans Piece Piece & Others" として初めてリリースされたものです。米国盤は、 "Everybody Digs Bill Evans" とカップリングされています。それを新たなジャケットを用い、一枚ものとしてまとめたのが、 "On Green Dolphin Street" です。」

 ・・・・・・・ なるほど、納得です. 大変ありがとうございました.

The Incredible Jazz Guitar

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近どうも写真を撮りたいと思うような、ステキなお天気の日がなくて.

 土曜日、久しぶりにいつもの風景を撮ってみました.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 17mm 1/2500sec f/8 ISO-100)

 と言っても、この日は朝から濃霧で、 10 時過ぎにようやく青空がのぞいてきました.




 実はこんな濃霧の土曜の朝、奥様を送る用事があったのですが、なぜか車のヒーターが回りません.
 時間が経つとほんの数秒ファンが回るのですが、すぐに止まってしまいます.
 原因はブロワー・トランジスターの故障.
 ちょうど 12 か月点検直後だったので工賃はサービスしてもらい部品代が 4,000 円程度でそれほど大きなダメージではなかったのですが ・・・・・・・・


 修理金額はともかくとして、この時期にヒーター効かないのはかなりヤバイ.
 この朝もかなり冷え込み、車の窓は完全凍結状態.
 当然車内も、我々夫婦の関係を表わしているな寒さで、往復で 40 分程度でしたがマジで風邪をひくかと思いました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日購入したアルバムから、ホットな演奏を聴いてみましょう.
 ウェスのアルバムは今回 2 枚購入しましたが、この 2 枚は内容がガラリと違います.
 今日のアルバムは、シリアスなジャズ・ファンも唸るようなアルバム.





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  "The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery"




  1. Airegin
          (Sonny Rollins) ・・・・・ 4:26
  2. D-Natural Blues
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 5:23
  3. Polka Dots and Moonbeams
          (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 4:44
  4. Four on Six
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 6:15
  5. West Coast Blues
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 7:26
  6. In Your Own Sweet Way
          (Dave Brubeck) ・・・・・ 4:53
  7. Mr. Walker
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 4:33
  8. Gone With the Wind
          (A.Wrubel-H.Magison) ・・・・・ 6:24





  Wes Montgomery (g), Tommy Flanagan (p),
  Percy Heath (b), Albert Heath (ds)

  # 1, 2, 4, 5 & 6 :
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 26, 1960.
  # 3, 7 & 8:
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 28, 1960.







 Riverside レーベル 2 枚目になるアルバムです.
 



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 ウェス がすごいのは当たり前なんだけれど、今回聴いてみて感じたのはピアノの トミー・フラナガン が何気にステキだったりします.
 1 曲目の "Airegin" ではすごく背中をピーンと張ったような、はっきりしたアドリブで.
 最近こういうピアノ聴いていなかったので新鮮さありありなのです.
 フレーズの終わりがとてもピシッとしているというか.
 7 曲目の "Mr. Walker" でのピアノも、一音一音がとてもはっきりしている感じ.

 
 6 曲目の "In Your Own Sweet Way" ・・・・・ この曲はステキな曲ですね.
 この演奏はとてもリリカルで、流れるようなピアノ.


 ギターが独特な少し曇ったような音色なので、なおさらそう感じるのかもしれませんね.



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 ウェス・モンゴメリー については、すでに幾度となく書いているのでパス.

 後年 CTI で独特の路線でブレイクしましたが、日本のシリアスなジャズ・ファンからは、その頃の作品は敬遠気味でした.
 ボクの通ったジャズ屋でも、一応 CTI の数枚が置いてありましたが、常連的にはリクエスト不可といった感じで、そんなことを知らずに訪れたお客さんがリクエストしたりしちゃうと、常連の白い眼の餌食になるのでした (笑)

 ボクもいつしかそんな常連風を吹かして白い目で見ていた記憶が蘇りました. 


 そんなボクも、今では普通に CTI も同時購入.
 あのころよりも軟弱になった今のほうがずっとジャズを楽しめているような気がします. 


 最初にホットな演奏と書きましたが、このアルバムでの演奏は淡々とした感じ.

 でもその温もりのある音色で淡々と演奏する "Polka Dots and Moonbeams" も ・・・・・・


 なにげにホッコリできる演奏だったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて 11 月に観た映画は次の 19 本.
 これで今年のトータルは 215 本.


 当初目的にしていた 300 本には程遠く、途中で変更した目標 250 本にもこれでは届きそうにありません.
 目標達成できなかったことはどうでもいいのですが、問題は観たいと思う映画が非常に少ないことと、観たいと思う映画が地方の映画館にはやってこないことです.




  海月姫 、 スターリングラード 、 ホビット 決戦のゆくえ 、
  ハンガー・ゲーム 2 、 フランティック 、
  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 、 天空の城ラピュタ 、
  ミュータント・タートルズ 、 ターミネーター 3 、 96 時間 、
  G.I.ジョー 、 96 時間 / リベンジ 、 ティン・カップ 、
  96 時間 / レクイエム 、トゥー・ウィークス・ノーティス 、
  ヘラクレス 、 ディファイアンス 、 魔女の宅急便 、
  フランシス・ハ




 どうも今月は今一つだったなぁ.
 "Modern Love / David Bowie" がとても懐かしかった "フランシス・ハ" も悪くないけれど ・・・・・・




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 やっぱりこれかなぁ.
 久しぶりに観たけれどやっぱり面白いし、とてもよくできている.
 あの頃の 押井守 はすごかったなぁ ・・・・・・・ 完全に過去形 (笑)


 企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても、国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来 ・・・・・・・・・・・
 が舞台になっているんだけれど、現在そう言われた時代にすでになっています.



 いろいろな意味で、ここに描かれているものが現実にも起こっているように思えるのは気のせいなのでしょうか.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最後は土曜日の夕焼けです.




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  (EF16-35mm F4L IS USM : 18mm 1/500sec f/8 ISO-100)

 夕焼けといってもそれほど赤くは染まりませんでした.

 そういえば今年、思いっきり赤く染まる夕焼けをあまり見た記憶がないなぁ ・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Portrait in Jazz

 今朝は雨降りでした.
 午前中には雨も上がったものの、どんよりした寒い一日になりました.

 さすがに 12 月、季節は冬です ・・・・・・ 陽が出ないと気温はかなり低くなってしまいます.


 先日取り上げた "When I Fall in Love" ・・・・・
 とてもリリカルな演奏を聴いてみましょう.



 真面目が写真になるとこんな感じになるのか ・・・・・・・
 と思ってしまうようなデザインのジャケットでした.
 ボクの通っていたジャズ屋では、このアルバム 「お見合い写真」 って呼ばれていました (笑) .







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   " Portrait in Jazz / Bill Evans "





  1. Come Rain or Come Shine
         (H.Arlen-J.Mercer) ・・・・・ 3:20
  2. Autumn Leaves : take 1
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:56
  3. Autumn Leaves : take 2
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:22
  4. Witchcraft
         (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・・ 4:32
  5. When I Fall in Love
         (V.Young-E.Heyman) ・・・・・ 4:52
  6. Peri's Scope
         (B.Evans) ・・・・・ 3:12
  7. What Is This Thing Called Love ?
         (C.Porter) ・・・・・ 4:34
  8. Spring Is Here
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:05
  9. Some Day My Prince Will Come
         (F.Churchill-L.Morey) ・・・・・ 4:52
  10. Blue in Green : take 3
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 5:23
  11. Blue in Green : take 2
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 4:29

   (# 3 & 11, bonus track not part of original album)





  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, Descember 28, 1959.






 1960 年に発表されたアルバムで、ベースの スコット・ラファロ 、 ドラム のモール・モチアン によるトリオでの最初の吹き込みになります.
 このトリオは、 スコット・ラファロ の交通事故死によってわずかの期間で幕を閉じます.
 録音されたアルバムは、 Riverside レーベルの 4 枚だけ ・・・・・ 後年、完全版や別テイクが発掘されましたが.




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  "Explorations" (1961)
  "Sunday at the Village Vanguard" (1961)
  "Waltz for Debby" (1961)

 そしてスタジオ録音は、この "Portrait in Jazz" と "Explorations" だけです.



 このトリオの演奏は、 ビル・エヴァンス の非常にリリカルで、メロディアスなピアノがまず耳にび込んでくるのですが、さらにそこへベースやドラムがスリリングに絡んで、聴いていてゾクゾクしてしまいます.

 これが インタープレイ たる所以なのかも.


 インタープレイ とは ・・・・・・ 楽器演奏中における相互作用.
 相手の音に反応し合い、それによって個々を高めあい、全体を活性化させる音楽的会話で、特にインプロビゼーション、アドリブなどが中心になるジャズのような音楽では、必要不可欠な要素 ・・・・・・


 なるほどね、そういうつもりで聴いてみると納得なのです.
 
 ビル・エヴァンス は、どうもピアノを弾く時に腰を曲げ頭を垂らして弾く感じなのですが、こういったインタープレイに注意を注ぎながら聴いてみると、 スコット・ラファロ と顔を見合せながら演奏しているようなイメージが湧いてきますね.




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 ほとんどの曲がスタンダードで占められたこのアルバムで有名なのが、 "Autumn Leaves" の演奏でしょうか.
 この曲については、当初はステレオ版の演奏のみだったものが、後になってモノラル版の演奏があることがわかり加えられています.
 一番最初に出たオリジナルのアナログ・アルバムは、この CD の 3 曲目と 11 曲目を除いた 9 曲構成.
 その後、モノラル版の "Autumn Leaves" が国内アナログ盤に追加され (以前持っていたアルバムが確かこれだった) 10 曲構成になり、最近の CD はそこに 1 曲追加して 11 曲収録がメインのようです.
 ただ、 Wiki を見てみたら、 "Come Rain or Come Shine" と "Blue in Green" のさらに違うテイクも記載されたので、それらの演奏が追加になっている CD もあるのかもしれません.


 "Blue in Green" は、 マイルス・デイヴィス の "Kind of Blue" のアルバムでも演奏されている曲です.
 "Kind of Blue" のアルバムでは マイルス の作曲になっていますが、この "Portrait in Jazz" では二人の名前になっていました.


 ビル・エヴァンス の薬物摂取や飲酒については有名です.
 このピアニストも、自己破滅型の天才ピアニストでした.







 衆議院選挙 、 12 月 4 日公示、 16 日投開票.

 なのですが、ボク的にはこんな今日のお天気のようなイメージなのです.



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 どうもボクたちの生活を含めた日本のかじ取りをどこに託せばいいのかわかりません.
 少なくても、現政権にはかなりガッカリしているので、とても次の政権を ・・・・・ なんていうことはありえませんし.

 じゃぁどこにしよう ???

 思いっきり ? マークが付いてしまいます.


 大体が、途中で政党の鞍替えを平気でするような国会議員に日本を任せられるのでしょうか?
 仮にも当選した時にはその政党だったのですから、その政党の政策が合わなくなったら議員辞職すべき ・・・・・・ さらには船と共に命を終えるのが 男気 ( ・・・ ちょっと違うか) じゃないのかねぇ.



 投票には必ず行きますが ・・・・・・・ さて、どうしたものか.

Israel

 昨日から雨です ・・・・・・・・・・・・・
 朝には一度止んだ雨が、午後からはまたポツリポツリと.
 午後 3 時というのにこんな空.



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 最近、出勤を徒歩にしています.
 家から職場までは 2 km ちょっと ・・・・・・ 歩いても 30 分程度.

 家にいると、ほんのちょっとしたことでも車を使ってしまいます.
 だから、東京などに行った時のほうがはるかに歩いているはず.
 さすがにこれでは、とても山になんか行けない ・・・・・・・・・
 と、ちょっとした危機感を感じている今日この頃でしたので、思い切って徒歩通勤.

 すでに何度か歩いてみましたが、そんなに疲れもしないし、朝はちょっと気分もいいです ・・・・・・
 ただこの時期、とにかく蒸し暑いのがねぇ.
 汗をあまりかかない体質ですが、この時期は朝でさえうっすらとポロシャツが濡れてしまいます.

 

 それと感じるのが車のスピード.
 普段車に乗っている時は、まったく気にもしませんが、歩いてみると車のスピードに対する恐怖心を感じてしまいます.
 通勤に使う道路は田舎の田園地帯を抜けていくような道路なのでセンターラインも無いし、もちろんきちんとした歩道もありません.
 道路脇を歩いていくと、その横をすごいスピードで車がすり抜けていきます ・・・・・ 凄いと感じても、実際には 60 km/h もでていないと思いますが.


 こんなので突っ込まれたら、ひとたまりもありませんが、こういう歩行者に車が突っ込むという事故は非常に多く発生し、多くの方が犠牲になっています.
 改めて安全運転を考えさせられます. 





 さて、今日のブログ・タイトルは "Israel" .
 といっても国際情勢を語る訳ではなく、演奏される曲名です.
 このアルバムのこの曲の出だしを聴いただけで、思わずニヤッとしてしまいます.






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   " Explorations / Bill Evans " (Riverside-351)





  1. Israel 
         (J.Carisi) ・・・・ 6:08
  2. Haunted Heart 
         (H.Deitz-A.Schwartz) ・・・・ 3:25
  3. Beautiful Love : take 2 ・・・・ 5:03
         (W.King-E.Van Alstyne-V.Young-H.Gillespie)             
  4. Beautiful Love : take 1 ・・・ 6:03
  5. Elsa 
         (E.Zindars) ・・・・ 5:08
  6. Nardis 
         (M.Davis) ・・・・ 5:48
  7. How Deep Is the Ocean ? 
         (I.Berlin) ・・・・ 3:30
  8. I Wish I Knew 
         (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 4:39
  9. Sweet and Lovely 
         (G.Arnheim-H.Tobias-J.LeMare) ・・・・ 5:50
  10. The Boy next Door 
         (H.Martin-R.Blane) ・・・・ 5:06


  ( #4 & #10 Bonus Track not part of the original album )




  Bill Evans (p), Scott La Faro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at NYC, February 2, 1961.







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 このアルバムは Bill Evans 、 Scott La Faro 、 Paul Motian のトリオによる 2 枚目のアルバムになります.
 1961 年 6 月 25 日、このトリオによる ニューヨーク Village Vanguard での録音 ( "Sunday at the Village Vanguard" 、 "Waltz for Debby" ) の 10 日後、ベースの Scott La Faro が交通事故で死亡したため、このトリオは消滅.
 結局 4 枚のアルバム ( Village Vanguard の演奏については、後日 Complete 盤が発売) が残っただけでした.

 そんな 4 枚のアルバムの評価は、すべて高いものです.
 それだけになおさら、 Scott La Faro の死が惜しまれます ・・・・・ このトリオだったら、もっと素敵なアルバムが何枚もできたように思えてしまいます.


 Village Vanguard の演奏については、先月の "ONGAKU ゼミナール" の中でもいろいろなエピソードが語られており、ボク自身最近になって "Complete Village Vanguard Recordings 1961" を購入してしまいました.
 やっぱり、この時の演奏はいいですねぇ ・・・・・ International 盤だと、 3000 円以内で買えてしまいますが、このアルバムとてもいいです.




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  ( 左から Max Gordon , Scott La Faro , Bill Evans , Paul Motian )


 さてこのアルバム "Explorations" 、当然アナログ盤も CD も以前から持っていました.
 ・・・・・・・・・・・・・ はずだったのですが ・・・・・・

 CD をどんなに探しても見当たりませんでした.
 絶対にあったはずです、 iTunes にもインポートされているのですから.
 でも、ちょっと前から影も形もありません.

 で、考えられる原因は誤って人にあげちゃった ・・・・・ が、最有力です.
 購入し直したりした CD ( CD に限らず、 DVD も) のほとんどは、中古ショップなどに持っていかずに友人などに差し上げています.
 CD や DVD なんて中古ショップでは数百円程度なので、だったら友達にあげたほうが喜んでもらえます.
 だからこの時に紛れ込んでしまった可能性が大なのです ・・・・・ トホホ.


 仕方ないので、数週間前に Amazon で再購入でした.



 なんと言っても "Israel" なのです.
 やっぱり、この曲が一番素敵です.
 Bill Evans のピアノはもちろんですが、 Paul Motian の独特なブラシ・ワークがとってもいい.
 そして Scott La Faro のベース ・・・・・・ 思わず ムムムッ !
 こういう演奏を Interplay と呼ぶんでしたっけ ?
 こんな素晴らしい演奏をしていたにも拘らず、当時はまだそれほど有名ではなかったようです.


 上記の Village Vanguard での Live 収録も、お客さんが集まらず知り合いなどを寄せ集めたというのは有名な話で、演奏もろくに聴かないで話していたり、コップの音がガチャガチャ聞こえたり ・・・・・ .
 
 その当時、 Village Vanguard などライブ・ハウス出演は、ほとんどのところが 2 グループ制で、有名なグループと駆け出しグループを組み合わせて行っていたようです.
 この Village Vanguard 録音がされた時、 Bill Evans Trio は第 2 のグループで、メインはあの Modern Jazz Quartet (MJQ) だったそうです.
 
 今だったら、 「有り得ないっ!!」 って叫んでしまいそうですが (笑) .



 "Explorations" に話を引き戻しましょう ・・・・・
 このアルバムの演奏は。どれもハッとさせるような、そしてうっとりさせてくれるような演奏ばかりですが、そんな中でも有名な曲が、 6 曲目の "Nardis" .
 オリジナル・アナログ盤では、 B 面の 1 曲目になります
 この曲は、あの Miles Davis の曲 ・・・・・・ ただし Miles Davis がこの演奏をした記録はありません.
この曲もとても素敵な曲で、ベース・ソロが終わりピアノのソロに入っていくところなんて、ゾクゾクしてしまうような演奏なのであります.



 全編がリリシズム溢れまくりのアルバムです.
 ルーキーのみなさんが、休日の午後 BGM で流しても様になってしまうような演奏です.
 聴きこんでもいいし、聴き流してもいい ・・・・・・・・ そんなお得なアルバムです.


 ジャケットも ・・・・・・・・ そんな雰囲気出てますね.

Riverside の Kenny Drew

 ここ数年ずっとこの時期に思うのですが、どうも昔のような 師走 という感じが無くなったように思います.
 子供のころは、年末や年始に向けて街全体がもっとバタバタしていましたし、ワクワクするような感じもあったように思います.
 不景気なせいもあるんでしょうか、街全体が 師走 という感じがしません.


 ようやく今年の年賀状デザインも決まり ・・・・・ と言いましても、毎年同じ Alfons Mucha の絵を題材にしているだけなんですがね.
 後は印刷するだけですので、来年も元旦にはお届けできそうです.




 さて、久しぶりに Jazz です.
 ちょっと地味な感じはありますが、とっても軽快でくつろげる演奏です.






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    "Kenny Drew Trio"




   1.  Caravan
          (Ellington-Tizol-Mills) ・・・・・ 4:52
   2.  Come Rain Or Come Shine
          (Mercer-Arlen) ・・・・・ 6:06
   3.  Ruby, My Dear
          (T.Monk) ・・・・・ 5:43
   4.  Weird-O
          (K.Drew) ・・・・・ 4:03
   5.  Taking A Chance On Love
          (LaTouche-Duke-Fetter) ・・・・・ 4:39
   6.  When You Wish Upon A Star
          (Washington-Harline) ・・・・・ 5:16
   7.  Blues For Nica
          (K.Drew) ・・・・・ 5:29
   8.  It's Only A Paper Moon
          (Harburg-Rose-Arlen) ・・・・・ 6:25




   Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), 
   Philly Joe Jones (ds)

   Recorded at NYC, September 20 & 26, 1956. 






 Kenny Drew は Paul Quinichette や Buddy DeFranco といったグループで何枚かのアルバムのレコーディングをした後、 1953 年 4 月 16 日 "Introducing The Kenny Drew Trio" というタイトルで、 Blue Note に初リーダー作品を録音しています.
 その後も有名ミュージシャンとのセッションを重ね、順風満帆だったはずなのですが ・・・・・ なぜかアメリカでは認められなかったようで、その当時の多くのミュージシャン同様、活躍の場所をヨーロッパに移しました.




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 このアルバムは、当時の Miles Davis グループの二人にサポートされ Riverside レーベルに吹き込まれた、初期の Kenny Drew を代表する一枚です.
 有名なスタンダードがたっぷり詰まったアルバム.
 "Come Rain Or Come Shine" もいいけれど、ボクがこのアルバムで一番好きなのは、 4 曲目の "Weird-O" !!
 この演奏、もう少し長ければ本当に最高なんだけれどなぁ、惜しいことに演奏が短い.
 でも、とっても軽快でスウィンギーな演奏です.

 Kenny Drew は、このくらい軽快な曲のほうが似合っているようにも思えます.
 だから次の "Taking A Chance On Love" もゴキゲンなのです、いかにも ハード・バップ・ピアニスト なのです.

 アメリカにいる頃から、かなり多くの有名ミュージシャンと演奏して、アルバムもたくさんあるのに、どうして評価されなかったんでしょうね.
 派手さが足りなかったのでしょうか.


 スイング・ジャーナル選定「ゴールド・ディスク」 を受賞しています.
 この賞に関しては、その選出基準などがかなりダークで、多くの方が頭を傾げるようなアルバムが受賞したりもしていましたが、このアルバムはまぁ納得というところでしょうか.
 ただ、ピアノ・トリオの代表的なアルバムとは、ちょっと言いにくいでしょうか ・・・・・ この辺りも、地味な部分なのでしょうね.



 それにしても "Dark Beauty" とは違うなぁ ・・・・・ この人はヨーロッパに行って大正解でした.


 ボクもどこかに行って成功を収めたいと思うのですが ・・・・・・・・・・ 毎日同じ景色見ています、トホホ.

6 月の甘いささやき

 春の嵐でしょうか・・・・・風も強く、雨も強く
 夕方には、やっと雨も上がりましたが、まだ明日にかけて荒れそうな気配ですね.
 ネット・サーフィンならぬ、HMV サーフィンで見つけちゃいました・・・・・甘いささやきが耳元に聞こえます.



La Discotheque Ideale En 25 Albums Originaux


   "La Discotheque Ideale En 25 Albums Originaux"

  『Louis Armstrong Plays WC Handy』 LOUIS ARMSTRONG(1954)
  『Sarah Vaughan In Hi-Fi』 SARAH VAUGHAN(1955)
  『Art Blakey & The Jazz Messengers』 ART BLAKEY(1956)
  『Lady In Satin』 BILLIE HOLIDAY(1958)
  『Kind Of Blue』 MILES DAVIS(1959)
  『Time Out』 DAVE BRUBECK(1959)
  『First Time』 DUKE ELLINGTON - COUNT BASIE(1961)
  『Parole e musica』 HELEN MERRILL(1961)
  『Tijuana Moods』 CHARLES MINGUS(1962)
  『Chet Is back』 CHET BAKER (1962)
  『Monks Dream』 THELONIOUS MONK (1962)
  『Sonny Meets Hawk』 SONNY ROLLINS (1963)
  『At Newport' 63』 MARTIAL SOLAL(1963)
  『Two Of A Mind』 PAUL DESMOND - GERRY MULLIGAN(1963)
  『Together Again』 BENNY GOODMAN(1964)
  『It's Uptown』 GEORGE BENSON(1966)
  『Sings The Blues』 NINA SIMONE(1967)
  『Piano Starts Here』 ART TATUM(1968)
  『Concert By The Sea』 ERROLL GARNER(1969)
  『Head Hunters』 HERBIE HANCOCK(1973)
  『The Best Of Two Worlds』 STAN GETZ (1976)
  『Jaco Pastorius』 JACO PASTORIUS(1976)
  『Heavy Weather』 WEATHER REPORT(1977)
  『Standard Time Vol.1』 WYNTON MARSALIS(1987)
  『Bird』  CHARLIE PARKER(1988)


 6 月 15 日発売のボックス、またまた Columbia がやってくれました.
 今度は 25 枚組で、実売価格 10,000 円弱です・・・・ 1 枚あたり 400 円程度ですね.
 そう考えると、持っていないアルバムや、聴いたことのないアルバムが結構入っているので、買ってしまおうかと・・・・・・・・.
 でも・・・・・・なんなんでしょう、この選曲というかアルバムの選出は.
 デキシーからクロスオーヴァーまで、多国籍的な内容です.
 HMV のレヴューには、「・・・・ジャズ入門編としてもぴったり。」と書いてありますが、ボクはそう思わないんですが・・・・・いかがですか?

 紙ジャケット、ブックレットは英語と仏語、まるで Miles Davis の "Complete Columbia Album Collection" のパクリ・・・・・いやいや、同じメーカーだから、"二匹目のドジョウ" でしょうか.
 もう少しまとまりのあるボックスだったら、間違いなく "とりあえず Click !" なのですが.
 ちなみに Miles Davis の "Complete Columbia Album Collection" はすでに発売終了になっていました、結構売れたようですね.
 買うときは、かなり考えたのですが、結果的には買ってよかったと思っています.


 6 月 14 日に発売になる、"Universal Jazz The Best 超限定 ¥1,100 アンコール・プレス" のほうが、ボクにとっては魅力的ですね.
 Prestige, Riverside あたりの有名どころがどーーんと・・・・・でも、これって何回目の発売なのでしょ.
 "超限定" とか書いてあると、なおさら疑いたくなります・・・最近は、"限定" という言葉を信用しないことにしました.
 このシリーズは、Blue Note 1100 シリーズのパ○リでしょうか??
 まぁ、安くいいアルバムが買うことができるんだったら、なんにも文句はありません.
 ただ、 RVG ではなさそうですね.



Baker01


London01


Golson03

 ということで、今回は Columbia のボックスは買わないことにして、 Universal から 6 枚ほど予約です.
 この "Chet / Chet Baker" など・・・・こういった今までまったくと言っていいほど聴かなかったアルバムやアーティストも、こういう廉価盤でしたら聴くことができます.
 そして、そういったものの中に、結構いいものをたくさん発見したりしていますので.   


 6 月 23 日には、 Julie London のリバティ盤全アルバムが紙ジャケットで 1,800 円発売です.
 デビューアルバム "Julie Is Her Name" は前から買おうかと思っていたので、思い切って Click です.


 こうしていろいろ見てみると、ジャズのアルバムって 1,100 円が相場と言ってもおかしくないくらい、廉価価格になっていますよね.
 Miles のボックスもそうなんだけれど、欲しいものはちょっと無理してでも買える時に買っておかないと後で絶対後悔しちゃいそうです.
 と、理由をつけながら Click しています.

Undercurrent + Riverside Recordings

 完全に真冬に逆戻り状態です.
 今日は強い風に運ばれて、一日雪が舞う寒い日.
 今も風と雪が舞っています、こんな夜は暖かいお家で柔らかなジャズでも聴いているのがいいです.






evans05







  "Undercurrent / Bill Evans, Jim Hall"





  1. My Funny Valentine
  2. I Hear A Rhapsody  
  3. Dream Gypsy
  4. Romain  
  5. Skating In Central Park
  6. Darn That Dream
  7. Stairway To The Stars
  8. I'm Getting Sentimental Over You
  9. My Funny Valentine (alt-tk)
  10. Romain (alt-tk)





  Bill Evans (p), Jim Hall (g)






evans05-2

 確か、価格が安かったので買った CD です.
 演奏曲目もスタンダードが多くて聴きやすそうでしたし.
 ちなみに HMV レビューには 「これこそジャズ最上のセッション、まさに最高傑作!ピアノとギターのデュオによる傑作」 と書かれています.


 まぁ悪くはないですよ、この二人だもの.
 でも最高とは ・・・・・ もう少しホットに絡むといいんですが、ボク的には.
 ただ、ホットに絡まないところがこのアルバムのいいところかもしれません.
 疲れている時はこんなアルバムがいいです ・・・・・ でも最高傑作とは思いませんが.
 途中で幾度となく 「ここでドラムがブラシで入ってくれば ・・・・・」 なんて思ってしまいました.
 ドラムを加えたトリオのほうが、ボクは好きです.
 このアルバムも、ドラムが入るとガラッと感じが変わりそうなアルバムです.




evans006

 Bill Evans といえば、今度こんなボックスが発売されるようです.
 世界限定 1500 セットですでに予約できますが ・・・・ 怪しいなー.
 ほんとに 1500 セットなの?


 内容は Riverside 時代のアルバム 11 枚がオリジナル・ジャケット仕様、 180g 重量盤 45 回転 2 枚組 LP となり、 18 ページ・ブックレット付きで発売のようです.
 もしボクが今でもアナログ盤を聴くことができたら、買ってしまうかもしれません.
 幸運なことにアナログ盤を聴く術がないので、購入せずに済みます.
 価格は ・・・・・・ 89,660 円 !!
 HMV お得意のマルチバイ特価でも、 71,728 円 !!
 最近 Miles Davis のボックスなどは安いから買ったのですが、これは ・・・
 よぼど好きでないと買えない値段です.


 それにしても HMV なんかを覗いてみると、知らないアーティストの名前がゴロゴロ出てきます.
 おまけに名前は何となく聞いたことあるけれど、演奏は全く聴いたことのないアーティストもゴロゴロ・・・・
 ボクなんて一応 "シリアスなジャズ・ファン" を気取ってみてはいるものの、 "ジャズ命!" 的なジャズ・ファンではないので聴く時間もたかが知れています.
 ましてや、ごく普通の中流労働階級ですので CD を買うためにかけられるお金もたかが知れています.
 ・・・・ そうは言っても、最近 (ここ一年くらい) かなり買っている方だとは思いますが.
 そうなると、耳にできる演奏も限られたものになってしまいます.
 本当は、ラジオでも聴いたりして新しい人たちの演奏でも聴けばいいのですが、なかなか地方ではこれといった番組もないので.
 じゃあ、雑誌や書籍、ネットなどで情報も入れられるのですが、基本的にこういった情報をあまり知りたいとも思わない.



 結局は亀の歩みのような聴き方して、少しずつテリトリーを広げていきます.
 ようやく Sonny Rollins あたりにたどり着きました.
 Thelonious Monk や Ornette Coleman なんかは、生きている間に辿りつけるかわかりません.
 あっちにふらふら、こっちにふらふら ・・・・・・・ 回り道だらけですね.



 たどりついたら ・・・・・ いつも雨降り、だったりして.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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