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 全くお正月気分が抜けきらない今日この頃.
 慌ただしかった年末から年始、数日後には成人の日を加えた連休.
 月・水・金だけ仕事のボクの場合、明日の火曜日も休みなので四連休.

 これは勤労意欲をかなり低下させるなぁ.



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 連休といっても特にすることもなく、スキー場で写真撮るか、家で引きこもるかの二者択一.

 せめてブログの更新くらいはしないと ・・・・


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 ということで、お正月気分で暖かな日差しを感じながらジャズ鑑賞.
 お正月は小難しい演奏よりも、華やかなヴォーカルなんかがいいです.




9900 ConnorC030 At the Village Gate





  " Chris Connor At The Village Gate "




  1. Lot of Livin' to Do
          (L.Adams-C.Strouse) ・・・・ 2:08
  2. Anyplace I Hang My Hat Is Home
          (J.Mercer-H.Arlen) ・・・・ 3:51
  3. All or Nothing at All
          (J.Lawrence-A.Altman) ・・・・ 3:02
  4. Something's Coming
          (S.Sondheim-L,Bernstein) ・・・・ 4:17
  5. You Came a Long Way from St. Louis
          (B.Russell-J.B.Brooks) ・・・・ 2:09
  6. Old Devil Moon
          (E.Y.Harburg-B.Lane) ・・・・ 2:52
  7. I Concentrate on You
          (Cole Porter) ・・・・ 2:53
  8. Black Coffee
          (P.F.Webster-S.Burke) ・・・・ 3:58
  9. Goodbye
          (Gordon Jenkins) ・・・・ 3:07
  10. Only the Lonely
          (S.Cahn-J.V.Heusen) ・・・・ 5:10
  11. Ten Cents a Dance 
          (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・ 4:16
 




  Chris Connor (vo), Mundell Lowe (g), Ronnie Ball (p), 
  Richard Davis (b), Ed Shaugnessy (ds)


  Recorded live at Village Gate, New York, 1963.




 1963 年、 Atlantic レーベルとの契約更改をせず、マネージャーだった モンテ・ケイ が設立した FM レコード と契約し最初に吹き込まれたアルバムです.

 ヴィレッジ・ゲート でのライブ・アルバムですが、いろいろあるハードバップのライブ・アルバムのような熱気や歓声は、いい意味で感じられません.




9900 ConnorC030-2 At the Village Gate

 出だしの "Lot of Livin' to Do" 、こういうアップテンポの曲でもどこか淡々としている感じがあって.
 軽快で、いかにも クリス・コナー って感じで歌ってるところがいい. 

 続く "Anyplace I Hang My Hat Is Home" ではミディアムテンポをクールなハスキーボイスで歌い上げます.
 好みでいったら後者の演奏かな.
 
 アルバム全体から受ける印象は、バックのリズム・セクションがとても クリス・コナー を引き立てている感じで好感持てます.
 特に ロニー・ボール と マンデル・ロウ がいいですね.
 控え目なんだけれど、聴かせどころはしっかり持ってます.



Kenton & Connor

 クリス・コナー は言わずと知れた ケントン・ガールズ (スタン・ケントン 楽団専属ヴォーカリスト) の一人.
 ケントン・ガールズ というと、 アニタ・オディ 、 ジューン・クリスティ 、 アン・リチャード 、そして クリス・コナー あたりがすぐに名前が上がりますが、それ以外にもまだ何人もいました.
 すべてのヴォーカリストが ケントン・ガールズ として人気を得ているわけではないんですね.


 そう言えば、スタン・ケントン と言えば ケントン・ガールズ とジャズを聴いている人だったらすぐに思い浮かぶのに、肝心のレコードというものがほとんどない.
 これって面白いですね.
 本来はもっと ケントン・ガールズ をフューチャーしたアルバム作れば絶対売れたと思うんだけど.
 出すアルバムと言ったら、ちょっと前衛的なビッグバンドのアルバムばかり (笑)



Chris Connor 008-3

 クリス・コナー は、 1963 年に アトランティック の契約更改をせずに FM レコード に所属、この "At The Village Gate" をリリースしたあたりまではよかったんだけれど、だんだん人気も下降気味.
 その FM レコード も一年足らずで倒産し ルーレット に吸収されてしまいます.

 アトランティック に残っていたらどうだったんだろうな ・・・・ たられば.


 でも 日本 での人気はずっと続いていたので、何度か来日してはアルバム録音もしています.


 ヴィレッジ・ゲート でのライブ・アルバムと言えば、1959 年に録音された "Chris In Person" があり、ボクはそちらのほうを聴く機会が多いかな.

 今日のアルバムは普段あまり聴かないアルバムですが、一番脂ののっていたころの クリス・コナー のライブ盤.
 よくない訳ないですよね (笑)



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