Roy_Haynes

Booker Little

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 日差しが強くなりました




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 ● 2020. 8. 2 ●

 夏の空ですねぇ.
 職場はエアコンがキンキンに効いているので、外に出た時のギャップで身体の調子が今一つって感じです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最近、暇に任せていろいろ漁りまくってます.
 外に出ないからお金を使わないというのは、このご時世当てはまらなくなっています.

 ウン十年ぶりに手にしたアルバムです.





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  " Booker Little "





  1. Opening Statement
        (Booker Little) ・・・・ 6:42
  2. Minor Sweet
        (Booker Little) ・・・・ 5:38
  3. Bee Tee's Minor Plea
        (Booker Little) ・・・・ 5:40
  4. Life's a Little Blue
        (Booker Little) ・・・・ 6:53
  5. The Grand Valse
        (Booker Little) ・・・・ 4:57
  6. Who Can I Turn To?
        (A.Wilder-W.Engvick) ・・・・ 5:25




  Booker Little (tp), Tommy Flanagan (p : # 1, 2, 5, 6),
  Wynton Kelly (p : # 3 & 4), Scott LaFaro (b), 
  Roy Haynes (ds)
  Recorded on April 13 & 15, 1960.





 その昔、幻の名盤とも呼ばれた TIME レーベルのアルバムです.





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 昔持っていたアナログ盤の LP レコードでも、なかなか演奏まで覚えているものはそんなに多くない.
 もちろん CD に買い換えたようなアルバムはそれなりに覚えてはいますが.

 今日のアルバムは 40 年位前にジャズ屋で知ってレコード購入しましたが、 CD は持っていませんでした.
 少し前にオークションで激安のものを見つけて、本命のアルバムのついでに購入.


 久しぶりに手にしてみると、 1 曲目から 2 曲目のフレーズが何となく頭の中で流れてる.
 そしてプレイヤーでかけてみると ・・・・・・・

 記憶のまんまの演奏じゃないですか.
 さすがに B 面だった後半の 3 曲は全く覚えてませんでしたが、最初の3曲はかなりしっかりソロの部分も覚えていたりして.

 でもこのアルバムって、好んで聴いたような記憶がないんですよね.
 なんでだろう ・・・・・




Booker_Little1


 ブッカー・リトル 改めて聴いてみると、ものすごくいい.
 音色もいいし、演奏のスタイルもいい感じ.
 ポスト・クリフォード・ブラウン と呼ばれた一人だったんじゃないかな.


 でもなぜかそんなに聴いた記憶もない.
 理由は 23 歳という若さで亡くなったため、リーダー・アルバムが 4 枚しかないし、サイドメンとしてのアルバムもそんなには多くないこと.
 晩年 エリック・ドルフィー と共演した有名なアルバム "Eric Dolphy At the Five Spot" があるんだけれど、 エリック・ドルフィー が苦手なので、実は一度も聴いたことないんだな (笑)

 彼のリーダー・アルバムは "Booker Little and Friends" とこのアルバムのみなので、残りの 2 枚も買えるうちに買っておこうかなと思います.




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 このアルバムのベースが スコット・ラファロ .
 ビル・エヴァンス トリオのベーシストとしてあまりにも有名です.

 スコット・ラファロ は 1961 年 7 月 6 日、交通事故のため 25 歳という若さで亡くなっていますが、その 3 か月後の 10 月 5 日 ブッカー・リトル が尿毒症のために 23 歳で亡くなっています.
 このアルバムはそんな二人が亡くなる一年前に録音されています.


 そんな意味でも何か因縁めいたものも見え隠れしていたりして ・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近 TV 版 "West World" にハマってるんだけど、ストーリーがとても分かりづらい.
 一応いくつかの時代がクロスしているのはわかるんだけど ・・・・・

 難解なのだ (笑)



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 でも観ちゃうのはキャラクターかなぁ.

 特に写真の クレメンタイン はド・ストライク.
 この派手な顔がいいんだなぁ ・・・・ でもまた死んじゃった (涙)

 そういえば、 "Stronger / Britney Spears" の PV に出てたなんて.



 さて、そんなドラマの合間合間に観た 7 月の映画は 20 本.
 最近では結構観たほうでしょうね、内容もいい映画が多かった.



  亡国のイージス
  遊星からの物体X
  マスカレード・ホテル
  アンジェラ
  アド・アストラ
  フューリー
  蒲田行進曲
  トゥームレイダー ファースト・ミッション
  GODZILLA ゴジラ
  ワイルド・スピード/スーパーコンボ
  ホビット 思いがけない冒険
  ホビット 竜に奪われた王国
  ホビット 決戦のゆくえ
  新聞記者
  ザ・アウトロー
  フィフス・エレメント
  マトリックス リローデッド
  ジョーカー
  カメラを止めるな!
  マンマ・ミーア!





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 "ホビット" は前から観たいと思っていたんだけれど、タイミング悪くて.
 Blu-ray の廉価版が出ていたので一気に三部作観ました.

 とても面白かったけれど、やっぱり "ロード・オブ・リング" には敵わないかな.



Shinbunkisya 0036

 こちらは話題の邦画.
 あえて原作者については触れませんが、なかなか面白かった.
 だけれど、少し消化不良というか、物足りなさがあるなぁ.
 もっと面白くなったような気がするんだが.


 そんな中の一本は ・・・・・・・・






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 文句なしにこれだろ.

 泣いたり、笑ったり、映画の楽しさが凝縮された感じです.
 セリフも、いちいちクサくてそれがまたいい.

 小難しいところもなく、本当に楽しめる映画です.
 こういうのがいい映画って言ってもいいんじゃないかな.

 最近こういう直球勝負の映画少ないからなぁ ・・・・・.




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 つかこうへい の舞台から抜擢された主演の二人がとにかく最高だな.
 TV や舞台などでいろいろな人がこの役を演じましたが、この映画の二人には勝てないなぁ.

 この映画も、古き良き時代の映画になりつつあります.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Destination... Out!

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日は休日出勤の代休だったので、四連休をエンジョイ ・・・・・・
 と言いたいところですが、昨日は朝から雨降り.
 朝のうちは、久しぶりにしっかりした雨降りって感じでした.


 この連休はいろいろやろうと思っていた細々としたことを消化.
 本当は今日にでも散髪に行く予定だったのですが、昨日今日と理髪店は連休.
 ということで日曜日の午後に終了.

 昨日はインフルエンザの予防接種をしたり、スタバでちょっと休んだりといつもの休日とほとんど変わらない過ごし方になってしまいました.

 基本的なスタンスはグダグダの生活で変わりないんですがね(笑)



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/9 EV-0.3 ISO-100)

 今朝は青空が戻りました.
 ただ 蓼科山 を含む 北八ヶ岳 は雲の中です.



F07A0858
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/200sec f/9 ISO-100)

 こちらは土曜日、家の前で撮った写真.
 広葉樹の葉もすべて落ちてしまいました.

 きれいな青空と秋っぽい雲です.





 さて 11 月です. 
 この時期毎年同じことを言っていますが、「早いものです」
 このブログも今年 97 回目の更新.
 週 2 回程度の更新を目標にしていましたが、この目標は余裕でクリアできそうです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 さて今日は昼までに書き上げて、午後はのんびり映画でも観よう.
 そういえばここ数か月映画の話題を書いてませんが、まぁいいでしょ.

 今日も Blue Note 、モーダルな新主流派の面目躍如といった感じです.
 今まで苦手でほとんど聴いていなかったアルバムでもあるんですが (笑)





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  " Destination... Out! / Jackie McLean "





  1. Love and Hate
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 8:25
  2. Esoteric
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 9:02
  3. Kahlil the Prophet
         (Jackie McLean) ・・・・・ 10:23
  4. Riff Raff
         (Grachan Moncur III) ・・・・・ 7:07





  Jackie McLean (as), Grachan Moncur III (tb),
  Bobby Hutcherson (vibe), Larry Ridley (b),
  Roy Haynes (ds)
  Recorded at VG Studio, Englewood Cliffs, September 20, 1963.








 BLP-4165 、ジャケット・デザインがステキですね.
 この頃の ジャッキー・マクリーン のアルバム・ジャケットって、演奏と同じで結構斬新なものが多い気がします.




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 正直 ジャッキー・マクリーン は今一つ好きになれませんでした.
 どんどんモーダルな演奏から、フリーキーになっていっちゃうものだから.

 Blue Note では彼のリーダー・アルバムがたくさんあります.
 そんな Blue Note でのリーダー・アルバムも家の棚に 15 枚ほどありました.
 その割にはなかなか聴きたいと正直思わなかったんだなぁ.


 このアルバムにしても、 1 曲目 "Love and Hate" の出だしの数音聴いただけでもカオス感ありありなのです.
 この 1 曲目のような演奏ですが、ボクはどうしても不安感を煽られるような印象を受けてしまいます.


 いきなりキツイなぁ ・・・・・・・・

 それでも最近は 新主流派 ドンと来い ! ですから、まぁ独特な雰囲気でいいところもあるじゃないか.


 すると追い打ちをかけるように 2 曲目 "Esoteric" .
 タイトルからして "難解" なのです、再びキツイなぁ.


 そして 3 曲目でようやくスピーディーなドライブ感を持った演奏になりました.



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 実は今日このアルバムを取り上げたのは、いつものかけ流し iTunes から聴こえてきた "Riff Raff" がとてもいい演奏だったからです.
 最初は、こんな演奏どこにあったんだろう ・・・・・・・ って感じで、独特な雰囲気の演奏につい作業をやめて聴きほれてしまいました.

 こういう ジャッキー・マクリーン が大好きです.


 おまけにこの演奏でのトロンボーンがいい.
 グレイシャン・モンカー 3 世 は完全なる聴かず嫌い状態で、彼のアルバム購入もちょっと躊躇しています.
 新主流派時代のトロンボーンってどうなのよ ・・・・・・・ でした. 


 ところがこの曲聴いたら、とてもステキな演奏にビックリ.

 Sam Rivers や Andrew Hill や Freddie Roach もようやく普通に聴けるようになったから、次は グレイシャン・モンカー 3 世 だな (笑)



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 それと ボビー・ハッチャーソン の参加が大きい.
 前作 "One Step Beyond (BLP-4137)" から、 マクリーン、モンカー、ハッチャーソン での演奏ですがやっぱりこのヴィブラフォンの音が独特の世界を出します.
 ちなみにこの "One Step Beyond" は、 トニー・ウィリアムス の Blue Note 最初のレコーディングとしても有名です.

 ハッチャーソンのヴィヴは、 Milt Jackson とは全然違った世界ですね. 
 この辺は好き嫌いの分かれるところでしょうか.
 ボクも以前は、ハッチャーソンのヴィヴがあまり好きではありませんでしたが、気が付いたらいつの間にか大好きになっていました.



 ということで、独特な世界が広がっている 新主流派 のアルバムでした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて簡単に映画のお話し.
 といっても劇場観賞は全くありませんが、先月観た映画は次の 17 本.


  リスボンに誘われて 、 セクター 4 、 バトルランナー 、
  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 、 アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ 、
  コンタクト 、 インデペンデンス・デイ[エクステンデッド版] 、
  レッド・プラネット 、 トロピック・サンダー/史上最低の作戦 、
  紙の月 、 ドラキュラZERO 、 特捜部Q 檻の中の女 、
  ホビット 思いがけない冒険[エクステンデッド版] 、
  リトル・アクシデント―闇に埋もれた真実― 、
  ザ・インタープリター 、 レッド・ファミリー 、 ダークナイト ライジング


  この中での一番は ・・・・・・・・・・・・・・





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 久しぶりに邦画です.

 若干動機付けとエンディングに首を傾げる感じはあったものの、全体的にはまぁ面白かった.
 どんどん落ちていく姿が、まるでボク自身を見ているようでした (笑)


 年齢を重ねてもキレイな人はいつまでもキレイですね.
 そこを見習わないといかんなぁ.



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Black Fire

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日はカメラに関する話題をいくつか.



 昨夜 22:30 頃、ベッドの上で iPad 見ていたら外でサイレンがやたら聞こえます.
 ボクの家の南側には幹線道路が走っているので、いつも交差点に差し掛かった救急車が ウーウー サイレンにしていくのでそれかなと思って外をみると、赤色灯を回した車両が 2 台、水田の中を走る別の道を走っていきました.


 救急車ではなく、火災出動した消防車でした.
 ただ周りを見渡しても炎は見えませんでしたので、大したことなかったのかなぁ ・・・・・・・・・・


 と、数分後まだいろいろなサイレンが聞こえるのでもう一度外を見てみると



2015.1.11 0016

 先ほどは気が付かなかったのに、大きな火柱が立っていました.


 上の写真はさらに数分後、カメラを取りに行ってから撮ったものですので炎の勢いは最初に見た時よりも小さくはなっているものの、大きな火災です.


 EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM (焦点距離 135mm) 1/8sec F5.6 ISO-6400 WBオート

 手持ち撮影でしたのでかなりブレてます.
 自分の部屋にカメラ撮りにいって、いつも付いている広角レンズから 18-135mm に変え、設定も ISO 変えたり、寒空の下ベランダに出て ・・・・・・・・

 慌てて撮ったのでこのあたりが限界かな.



2015.1.11 0022

 しばらくすると炎の勢いも無くなり、白煙になってきたので、レンズをいつもの通りの広角に交換してからもう一度外を見てみると、また火の手が大きくなっていました.


 こちらの写真は広角に交換してしまったレンズでの撮影.

 EF16-35mm F4L IS USM (焦点距離 35mm) 1/3sec F4.5 ISO-6400 WBオート.


 35mm だとこんな感じになってしまいます.
 よく見ると空の雲や、遠くの山並みも結構はっきりわかりますね.
 最近のカメラ、 ISO-6400 くらいでもきちんときれいに撮れると言われていますが、なるほど.



2015.1.12 004

 こちらは今朝の同じアングルから景色.

 EF16-35mm F4L IS USM (焦点距離 29mm) 1/1250sec F4.5 ISO-100 WBオート EV-0.3 .

 黄色い○あたりが昨夜の火災のあった場所.
 ちなみに使用カメラは APS-C サイズです.


 ここで一番言いたかったのはカメラのことではなくて、火災の怖さ.

 この時期暖房機器を取り扱う時期なので、火災はとても怖いですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、今日は Fire .
 当然ジャズなので黒っぽく ・・・・・・・・ 黒い炎 ですね.





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  " Black Fire / Andrew Hill "



   1. Pumpkin ・・・・・・ 5:22
   2. Subterfuge ・・・・・ 8:02
   3. Black Fire ・・・・・ 6:53
   4. Cantarnos ・・・・・ 5:48
   5. Tired Trade ・・・・・ 5:48
   6. McNeil Island ・・・・・ 2:55
   7. Land of Nod ・・・・・ 5:45
   8. Pumpkin (Alt-Tk) ・・・・・ 5:14
   9. Black Fire (Alt-Tk) ・・・・・ 5:45

      (All compositions by Andrew Hill)




  Joe Henderson (ts), Andrew Hill (p),
  Richard Davis (b), Roy Haynes (ds)
  Recorded at VG Studio, Engl. Cliffs, NJ, November 8, 1963.









 このアルバムは彼のデビュー・アルバム.
 Blue Note ではこのデビュー・アルバムから約半年間で 5 枚、合計 10 枚以上のアルバムを発表しているようですのでかなり評価は高かったのでしょう.
 でもボクの持っている彼のリーダー作はこれ一枚.


 ジャケットはこのアルバムも含め結構いいジャケットがあるんですがねぇ (笑)




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 まずこのアルバム、ほとんど聴きません.
 間違いなく アンドリュー・ヒル という名前だけでも 聴かず嫌い という感じなのです.

 今日久しぶりに聴いてみました.

 一番好きな演奏は 2 曲目の "Subterfuge"
 実はここでの ・・・・・・ このアルバム全体での ロイ・ヘインズ のドラムが鳥肌もの.
 アルバムの演奏全体が結構アブストラクティブな感じの演奏なので、 ロイ・ヘインズ のドラムがとってもマッチしている感じを受けます.

 そして リチャード・デイヴィス と ジョー・ヘンダーソン も、やっぱりこういう感じの演奏が合うんだなぁ.


 ただし演奏自体が好みかというとビミョウな感じも少しあります.
 それでも今までのような、聴く前からダメという感じはなくなっています.



Andrew Hill 001

 2 曲目の "Subterfuge" が好みと書きましたが、この演奏は ヘンダーソン が抜けたトリオ演奏.
 アンドリュー・ヒル のピアノもしっかり聴くことができます.

 飛び跳ねるような演奏ですね.
 すごく流れるような旋律の中にも、聴き手の予想を越えてしまうような音の拾い方やリズムの取り方をしています.
 このあたりが好き嫌いの分かれるところでしょうか.
 

 このアルバムもそうですが、ほとんどオリジナルしか演奏しないようですね.
 このあたりも、ちょっと聴いてみようかという気にならないのかもしれません.

 でも評価はかなり高いんですよね.


 前回書いたように 山中千尋 さんも一押し.



Jazz Perspective vol.7

 "Jazz Perspective" vol.7 で Blue Note の特集がありました.
 そこで Favorite BN として 山中千尋 さんが選んだアルバムというのが アンドリュー・ヒル の 5 枚なんだから ・・・・・・・・

 まぁ音楽をわかっている人が聴いた演奏のすごさや楽しさと我々ルーキーの聴いたすごさや楽しさは、きっとその尺度がかなり違っているんじゃないかといつも思っています.
 だから評論家のアルバム・レビューはあまりあてにしていません.

 でもそういった違いがあるからこそ音楽は楽しい.



 さて余談になりますが、 "Jazz Perspective" の Blue Note 特集の中に ECM レーベル創設者 マンフレッド・チャフナー も登場していました.
 彼が選んだアルバムというのが "Face To Face / Baby Face Willette" (BLP4068) !!
 このアルバム、ボクの Blue Note ベスト 5 に入るので、これはうれしかった.




 この "Black Fire" 、一部では "黒い情念" とも表記されるようですが、これはなんだかなぁ.
 完全なまでの 新主流派 的演奏は、やっぱり "Black Fire" でしょう.



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 今日最後の話題は同じカメラ・ネタですが、冗談半分なので軽く笑ってあげてください.




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 これが職場の EOS 70D ・・・・・・ 通称 "黒い三連星" です.
 左から マッシュ 、 ガイア 、 オルテガ (笑)


 数か月前までは、みんな EF-S 18-135mm IS というレンズだったのが、こんな感じで変わりました.


 実は別部署の同僚さんは、自他共に認める "撮り鉄" さん ・・・・・・・ 最近話題の "キチ鉄" ではありません.
 とっても温厚な方です.
 でもカメラ構えると豹変するのかは不明ですが (笑)



 彼の使用機材は Canon ですので、この "黒い三連星" の写真を送ったところ ・・・・・・・・




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 こんな逆襲にあってしまいました ........ orz............



 例えれば、 "黒い三連星" が ジェットストリーム・アタック で奇襲をかけたのですが、白い ガンダム に完敗しちゃったという感じです (笑)
 ただし、写真の構図だけは十分勝っているかな.


 やっぱり "撮り鉄" はすごいなあ ・・・・・・・ これだけでも 200 万円くらいになっちゃうのか.


 あこがれの EOS 5D Mark ll & lll !
 少し前から、新発売になった EOS 7D Mark ll を買わせて上の一台を安く譲っていただこうと画策しているのですが.

 「もし買うとしたら、買い変えではなくて買い足し」 とおっしゃっていました.



 "撮り鉄" 恐るべし !!!



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We Three / Roy Haynes

 めっきり朝夕寒くなりました.
 今日は日中でも風が強く、体感的には寒い感じ.
 明日の朝はさらに冷え込み、ボクの地域では 8 ℃ くらいになるようです.


 明日からは 東京 ・・・・・・・・ いつもの講習会.
 本当は午前中仕事が入っていたのですが、急遽キャンセルになったので少し早目に家を出て夕方まで東京でのんびりしようかと思っています.
 3 週続けてのコース開催 ・・・・・ 厳密には先週の 富山 はちょっと違うのですが、まぁ似たようなものなので.
 ようやくこれで一息つけそうです.
 ただ山のおいしい時期がほとんど終りかけています.
 今年は潔く、きっぱり山登りしないことに決めました.



 オヤジ的ダジャレっぽく、 3 にちなんだアルバムを聴いてみます.
 このアルバムも、こういう機会でもないとなかなか手が伸びないアルバム.






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  " We Three / Roy Haynes "





  1. Relection
       (R.Bryant) ・・・・・ 4:22
  2. Sugar Ray
       (P.Newborn) ・・・・・ 6:26
  3. Solitaire
       (Guion-Borek-utter) ・・・・・ 8:53
  4. After Hours
       (Parrish-Feyne-Bruce) ・・・・・ 11:18
  5. Sneakin' Around
       (R.Bryant) ・・・・・ 4:23
  6. Tadd's Delight
       (T.Dameron) ・・・・・ 4:01





  Rhineas Newborn (p), Paul Chambers (b), Roy Haynes (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, November 14, 1958.







 Roy Haynes がリーダーではありますが、ドラムに焦点を当てて ・・・・・ というようなアルバムではありません.
 1 曲目こそドラムソロで始まるものの、あとは普通のピアノ・トリオの演奏という感じでしょうか.
 で、久しぶりに聴いたら、「このピアノちょっと変わった感じだけれど、誰だろ?」


 アルバム・ジャケットを見てみたら フィニアス・ニューボーン .
 このピアニストのアルバムも、昔のアナログ盤では Contemporary のものを数枚持っていましたが、 CD になってからは 1 枚もありません.
 だからちょっと変わった感じ受けたんでしょう.
 2 曲目の "Sugar Ray" は フィニアス・ニューボーン の曲で、プロボクサー シュガー・レイ・ロビンソン をトリビュートした曲.


 Ray Brayant の曲が 2 曲入っていますね.
 "Sneaking Around" は "Ray Bryant Plays" でも演奏されていました. 
 そういえば 4 曲目の "After Hours" 、どうしても Ray Bryant を思い出してしまいます.




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 ロイ・ヘインズ は 1925 年 3 月 13 日 マサチューセッツ州 ボストン 生まれの、ジャズ・ドラマー.
 1940 年代なかばから ルイス・ラッセル 、 レスター・ヤング らと活動したのち、 1949 年から 1953 年に チャーリー・パーカー のグループで活躍した.
 その後も マイルス・デイヴィス 、 サラ・ヴォーン 、 ジョン・コルトレーン 、 セロニアス・モンク 、 エリック・ドルフィー 、 チック・コリア 、 パット・メセニー など幅広いミュージシャンたちと共演してます.
 80 歳を超えた現在でも現役、数年前にも来日し小川さんがインタビューしてましたね.


 ボクが Roy Haynes 野演奏の中で一番印象深い演奏は、アルバム "Selflessness / John Coltrane" の中の "My Favorite Things" .
 この 3 拍子の曲から、 Roy Haynes の名前を知ったと言っても過言ではないでしょう.
 Coltrane の鬼気迫る演奏と最後のメンバー紹介で、否応なしに脳裏に焼き付いてしまいました.



 ジャケットを見た通り、 Paul Chambers の背の高さがハンパないですね.
 正確にはわかりませんが、あるところには 198cm と書かれていました.
 Roy Haynes は 80 歳を過ぎても元気ですが、 Paul Chambers は飲酒や薬物の中毒で 33 歳という若さで肺結核で死亡しています.
 この人も本当にもったいなかったなぁ ・・・・・・・・.








 話しはガラリンと変わりますが ・・・・・・・・・
 "半沢直樹" が終了しましたねぇ、大ヒットのうちに.
 ボクは途中までまったく観ていなかったのですが、職場でもかなり話題で盛り上がっていたのでネットにアップされていたものを最初から観てみました.




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 ドラマとしては非常に面白くヒットしたのも頷けますが、爽快感は正直感じませんでした.
 「倍返し」 も、個人的には好きじゃないので、「半沢やりすぎだろう」 という感じがあります.
 あまりにキツイ追い込みに、思わず 大和田常務 が可哀そうになってしまいました (笑)



 このドラマのいいところはたくさんありますが、一つは役者さんたちの素晴らしさでしょう.
 主役の 堺雅人 や 香川照之 がうまいのはもう当然なのですが、脇を固めたあまり顔の知らない人たちの演技が強烈でした.




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 何と言ってもこの人 (笑)
 東京本部人事部次長 小木曽 忠生 を演じた 緋田康人 .
 この個性は強烈でした、机バンバンも印象的でしたが、やはり 目力 でしょ.


 近藤 直弼 を演じた 滝藤賢一 も凄かったなぁ.
 この人の目は、ホントにヤバい方にいってしまいそうな目でしたから.




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 最終回に関しては、どうもあまりの人気のため書き直して続編のにおいを引き立たせたんじゃないかというのが、ボクの感想です.
 でも、原作通りなんですよね.

 先にも書いたとおり、半沢があまりにもやりすぎてしまうのでボクはちょっと退いてしまいましたが、これは父親のことがあったからでしょうかね.
 続編ができたとしたら、ここまでの追い込みはやらないのかなぁ.




 ボクの下には 半沢 のような部下がいなくてよかった.
 もしいたとしたら 1000 倍返し くらいの報復を受けちゃうはずですから ・・・・・ (笑)

If I Should Lose You

 昨日、勤務の休憩時間に何となくみんなで お絵かき大会 になってしまいました.
 ふざけながらいろいろな物をテーマに走り書きしてみたのですが、後輩たちのあまりにもすごい絵のセンスに思わず絶句状態.

 まぁ、ボク自身多少の絵心があるからかもしれませんが、それにしてもすごかった.
 それぞれがお題を出して (多くは有名なアニメなんかのキャラだったのですが) 、書いたものをみんなで一緒に見せ合って ・・・・・・・・・・・ (爆笑) .



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 さすがに彼らの書いたものは、到底ここにアップできるようなものではないので、ボクが書いたものを.
 "ドラゴンボール" の登場人物などを書いてみましたが、ボクは誰なのかわかりません (笑) .
 聞いたら、 べジータ と スーパー・サイヤ人 というらしいですね.


 小さい頃って、結構お絵かき楽しかったのですが、いつの間にかこういったお絵かきってしなくなっていますよね.
 職場で、休憩時間などちょっとみんなでこんなことをしてみると、非常にいいコミュニケーションをとれますし、気分転換にもいいかも.
 とにかく、みんなで大爆笑でした.


 それにしても、思ったイメージを絵にすることって、やっぱり難しいですね.
 ボクは "マンボウ" と "ちびまる子ちゃん" が書けなかった ・・・・・・ イメージがまったく湧かなかったです (笑) .




 ミュージシャンも、名前を聴いただけで独特のイメージが浮かんできます.
 いいイメージならいいのですが、一度悪いイメージになってしまうとなかなか変えられないんですよね.
 このミュージシャンも、独特なイメージを聴く人に与えてしまいます.
 いいイメージなのか ・・・・・・・ はたまた悪いイメージなのか ・・・・・・・・・ 







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   " Out of the Afternoon / Roy Haynes "




  1.  Moon Ray (A.Shaw-P.Madison-A.Quenzer) ・・・・ 6:40
  2.  Fly Me To The Moon (B.Howard) ・・・・ 6:39
  3.  Raoul (R.Haynes) ・・・・ 6:00
  4.  Snap Crackle (R.Haynes) ・・・・ 4:09
  5.  If I Should Lose You (L.Robin-R.Rainger) ・・・・ 5:48
  6.  Long Wharf (R.Haynes) ・・・・ 4:40
  7.  Some Other Spring (Kitchings-Herzog) ・・・・ 3:31




  Roland Kirk (ts.manzello.strich.nose-fl), 
  Tommy Flanagan (p), Henry Grimes (b), Roy Haynes (ds)
  Recorded May 16 & 23, 1962.





 このアルバムが好きか嫌いかというのは、ひょっとすると Roland Kirk が好きか嫌いかで分かれてしまいそうです.
 それほど Roland Kirk の演奏って独特で、このアルバムでも個性的な演奏を繰り広げています.
 ボクも、今は亡き彼女の影響で渋々聴いていたから今ではまぁ抵抗なく聴くことはできますが、そんな女性の影響がなければ今でもきっと毛嫌いしていたかもしれません.
 ちなみに、ジャズに関してはこの彼女の影響を多大に受けております.



 ドラマチックな入りの "Moon Ray" なのですが、非常に微妙なホーンがテーマを演奏し始めると、雰囲気がガラリと変わり独特な Roland Kirk の世界が広がっちゃいます.
 この曲だけでも、好き嫌いがはっきりと分かれてしまいそうです.

 心なしか、ピアノの Tommy Flanagan までいつもの演奏とはちょっと違うような印象を受けてしまいます.
 この演奏聴くたびに、やっぱりこの曲は 大友義雄 の演奏だなぁ ・・・・・ と思ってしまうんですよね.



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 この写真は後年のもののようですが、こんな感じで首から数本のホーンをぶら下げ、一度に 3 本くらい口にくわえて同時に演奏するという、かなりキワモノ的な演奏スタイルです.
 こういったスタイルだけで、食わず嫌いになってしまう方が多くいるようです.
 サングラスをしているのは、視力障害者だから.


 5 曲目のスタンダード "If I Should Lose You" .
 何の因縁か、 大友義雄 のアルバムにはこの曲まで入っており、こちらの演奏はもう少しアップ・テンポで軽快な演奏です.
 ここで Roland Kirk は strich という楽器を演奏しています、ボクはこの楽器よくわかりませんが、音色はアルト・サックスに近いような感じです.
 非常にしっとりとした曲ですが、 Roland Kirk のソロは一気に吹きあげていきます.


 でも、この曲は本当に素敵な曲ですね.
 ・・・・・・ そう言えば Charlie Parker も "With Strings" で吹いていますが、こちらはもう少ししっとりと.
 この 3 つの演奏聴き比べただけでも結構面白いなぁ
 この曲の演奏で好きなのが Vladimir Shafranov による、ピアノ・トリオの演奏なのですが、このピアノの演奏は大好き

 この曲なんか、それこそ多くのミュージシャンが演奏しているので、素敵な演奏はもっともっとたくさんあります.
 こういった有名な曲を聴き比べるって、ルーキーのみなさんにとってはお気に入りのミュージシャンを見つけるための常套手段ともいえますね.



 あれっ ・・・・・・・ このアルバムのリーダーは、ドラムスの Roy Haynes だったよね.
 どうしても Roland Kirk の話題になってしまうなぁ、そういうところがドラムスは可哀そうです.
 
 でも、このアルバムのイメージは ・・・・・・・ やっぱり、 Roland Kirk でしょ. 




 If I Should Lose You ・・・・・・・・

 Roland Kirk が大好きだった彼女が亡くなって数年になりますが、ボクはこうして、毎日を何事もなかったかのように、当たり前に生きています ・・・・・・・・ でも、

 だんだん彼女のイメージが薄れていってしまうことが寂しいですね ・・・・・・

Out of the Afternoon / Roy Haynes

 ブログランキングなどというものがあります.
 ボクのブログは、タイトルもジャズらしくないし、もともとが路地裏のジャズ屋なので、こんなものはまったく興味もなかったのですが、たまたま昨日ランキングを見てみると ・・・・・・・・


 なんと、ジャズ部門 32 位!!
 ボク的には、かなりすごいと思うのですが ・・・・・・


 でも Livedoor Blog だけのランキングですし、ジャズ部門は基本的に玉数が少ない (よく見ると 349 もあった) .
 最近になって、たまたま更新を重ねているだけ ・・・・・・・・・ なんて、冷静に考えると思える部分もあります.


 でも、いいんです!
 これを励みに頑張ってみましょう、何事も自分中心に考えないとね.


 ということで、ほんとうは今夜帰ってきたのが遅かったので書かないかなと思っていたのを、急遽執筆中なり.
 こうなれば、内容より数です ・・・・ 笑




haynes01


 "Out of the Afternoon / Roy Haynes"

 曲目だけだったら "Moon Ray" , "Fly Me To The Moon" , "If I Should Lose You" ・・・・・・・
 いい選曲じゃないですか.


 でも ・・・・・・ 問題は Roland Kirk 氏です.
 彼に関するお話は、もう何回も書いているので省略です.

 初心者が、演奏曲目だけで選んではいけないアルバムです.
 もう一度言いますが Roland Kirk を知らない人は曲目だけでは選ばないほうがいいですよ.
 とにかく個性が強すぎます.

 この盲目のサックス奏者は、表現の仕方も他の演奏者とはまったく違うことをしたりしています、それが奇人扱いされたり.
 ボクのように、あまり好きでもないのに、昔から嫌というほど聴かされた人間には (遠い昔の恋愛絡みですが) 、こういった音の出し方の奇抜さなんかも、気にならなく、純粋にメロディなんかを追いかけることができます.
 でも、初心者はちょっと ・・・・・・・
 この音だけでも、嫌いな人には堪らないくらい不協和音に聞こえるでしょうから.


 もしこんなことを知らずに買ってしまったら ・・・・ 最後の "Some Other Spring" を聴いてください.
 
 Roland Kirk の話は省略とか書いておきながら、結局は彼のことしか書いていません.
 このアルバムって Roy Haynes のリーダー作品なんですが、きっとドラムのバックアップがうまいから、一層 Roland Kirk が引き立っているのでしょうね.

 ・・・・・・・・・・ と訳のわからんフォローでした.


 ちなみに "Moon Ray" はやっぱり 大友義雄 の演奏が最高だと思っています.

 でも Roland Kirk も悪くないですよ.



 最後も、訳のわからんフォローでした・・・・おやすみなさい 
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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