ブラジル負けちゃいましたね ・・・
 前半いい感じだったので、まさか後半に逆転されるとは.
 結果的には、あの退場が大きな試合のポイントだったのかもしれません.
 まぁ、このあたりがサッカーのわからないところでもあり、楽しいところでもあります.

 こうなるとオランダの決勝進出が濃厚になってきます.
 片方は、スペイン対ドイツですか ・・・・・・ 両チームともに、なんだかんだ言われながらもベスト 4 です.
 特にドイツは、いつもながら決勝トーナメントになってからが本当に強いですよね.

 昔からこのチームは、どんな苦境に立っても絶対にあきらめない気迫のようなものがビリビリと感じられるチームです.




worldcup002

 特に 1982 年のスペイン大会フランスとの準決勝はスゴかったですねー.
 ボクのワールドカップの中でも、ベスト 5 に入るような壮絶な試合でした.
 この試合はビデオに録画してあったので、何回も見た覚えがあります.
 両チームのメンバーのほとんど、今でも覚えています.


 延長前半で、いきなり 2 点取られてもう終わったと思ったのですが、そこからがすごかった.
 さらにシュティーリケが PK 外して、完全に終わるはずだったのに、勝利の女神の気まぐれに振り回されたような試合でした.
 ただ、残念なことにシューマッハのプレイがこの素晴らしい試合を台無しにしてしまいました.
 かなりナーバスになっていたからなー.
 あの時にプレイしていたリトバルスキーが、まさか日本に来るとは思ってもいませんでした.


 今年の決勝で、ドイツ対オランダになったりすると、かなりヤバいですね.
 なんといっても、オランダのドイツに対する敵対心は半端じゃないです ・・・ いまだに戦争の傷跡を引きずっている感じです.
 因縁というより、怨念かもしれません.





 さて、そんな激アツなワールドカップの話は置いておいて、もう少し軽いジャズでも聴いてみましょう.





Turrentine04





  "Salt Song / Stanley Turrentine"




  1. Gibraltar
  2. I Told Jesus
  3. Salt Song
  4. I Haven't Got Anything Better To Do
  5. Storm
  6. Vera Cruz (bonus-tk)




  Stanley Turrentine (ts), Rric Gale (g), Sivuca (g),
  Hubert Laws (fl), Eumir Deodate (key), 
  Horace Parlan (key), Richard Tee (key), 
  Ron Carter (b), Billy Cobham (ds), 
  Airto Moreira (ds.perc), Dom Um Romao (perc)
  # 1-5 : Recorded on July 7 & 13, 1971.
  # 6 :  Recorded on April 23, 1971.





 おなじみの CTI のアルバムです ・・・ フュージョンでいいのかな.
 まずジャケットが、いかにも CTI しています ・・・・ 俗に言う、ジャズっぽくありません.
 悪くはないと思いますが、シリアスなジャズ・アルバムのジャケットとは、やっぱり違いますね.
 1 曲目の "Gibraltar" に合わせた写真でしょうか.




Turrentine003

 このメンバーがすごいです.
 あの "Bitches Brew / Miles Davis" でも演奏していた Airto Moreira や Billy Cobham をはじめ錚々たるメンバーです.
 ちょうどこの頃、 Shirley Scott と離婚していたはずです.
 ボクは、Blue Note のアルバムでも、彼女との相性はそんなにいいとは思っていませんでした ・・・・ 彼女が入っていないアルバムが好きです.
 だから、なんとなくですが音楽性の違いで離婚したというのが、わかるような気がします.
 まぁ、あの Miles でさえ恋しちゃうとヘロヘロになってしまうのですから ・・・・ 所詮男なんてこんなものでしょう.


 1 曲目の "Gibraltar" ですね、このアルバムは.
 こういった Turrentine がボクのお気に入りです.
 "Suger", "Cherry", "Don't Mess With Mister T." といった辺りの CTI アルバムの中でも、この曲のようなちょっとアップテンポでブローする Turrentine がお気に入りです.
 もちろんゴスペル調の "I Told Jesus" のような演奏も悪くないのですが、ちょっとばかり鼻につく感じです.
 だから、軽快に R&B ライクにブローするテナーのほうが好き.

 このアルバムにはいろいろな要素の曲が詰まっていますね.
 アルバム・タイトルの "Salt Song" は、グッとラテンの香りが強くなってきます.
 アルバムとしてのまとまりはないかもしれませんが、フュージョン自体が、それほど四角ばった聴き方する必要ないはずです.
 気楽に楽しめればいいんですから.


 一昔前は、 CTI というだけで手に取ることもなかったのに、なぜか最近は CTI のアルバムを聴きたくなっています.
 今このあたりのアルバム聴いていると、素直にジャズと認めてしまいます.
 別にどうっていうことありません、普通のジャズです.
 ただ、シリアスかどうかは別の話、最近はそんなことどうでもよくなっています.
 楽しくちゃいいです、気持ちよくなれればいいです ・・・・ 完全に、開き直っています.
 シリアスなジャズばかり追いかけているルーキーのみなさん、たまにはこういったアルバムで息抜きも必要ですよ.



 そういえば、当時の思い出って楽しいことよりも、塩っぱい思い出ばかりのような気がします.
 Solt Song ・・・・・・・ ばかりです.