以前からずっと探していた本をついに数日前ゲット !!



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  "美術の物語" (E.H.ゴンブリッチ 著)

 1950 年に初版が出版され、世界各国で翻訳出版されています.
 世界中の美大生たちの多くがこの本を手にしています.
 今回手に入れたものはその ポケット版 という、まぁ文庫本タイプの本.

 定価 2,100 円 + 消費税 ですが、現在 Amazon や 紀伊国屋書店 などでも購入できません.
 まぁ Amazon には一応出品されているものの、新品にあっては倍以上の価格で約 4,500 円というとんでもない価格ですのでとても購入する気になれず、ほとんど諦めていましたが ・・・・・・

 とある書店で定価販売されているものを見つけ、速攻で購入.
 翌日には手元に届きました.



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  Sir Ernst Hans Josef Gombrich (1909.3.30 - 2001.11.3)

 ポケット版とは言うものの 1000 ページを超える本です.
 厚さにして 35 mm !! とてもポケットには入りません.

 前半の 500 ページが文章で、後半の 500 ページが図版.
 本文に出てくる絵や彫刻が後半掲載されているので、それを観ながら本文を進めていきます.

 とても分かりやすい文章 (翻訳もすごくいい) で読んでいても面白い.

 文章部分の紙はかなり薄く辞書のような紙質ですが、図版のほうは厚みのある紙でそれなりにきれいな印刷です.

 美術館の音声解説ではありませんが、この本を読みながらそれぞれの作品を観ていくと今まで思ってもみなかった新しい発見があります.
 全 28 章構成でまだ 第 4 章の紀元前 ギリシャ 辺りまでしか進んでいませんが、ここまででもビックリするくらい 目から鱗 状態です.

 古代エジプトの絵がどうしてあんな描き方されていたのかも初めて知りました.






 今日のアルバムもいろいろ探して手に入れたアルバムです.
 このアルバムねぇ ・・・・・・・・・・

 歌がいきなり入っているんですよ、歌が ・・・・・・・・ どうなることやら.




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  " Somalia / Billy Harper "





  1. Somalia ・・・・・ 13:26

  2. Thy Will Be Done ・・・・・ 21:48

  3. Quest ・・・・・ 12:32

  4. Light Within ・・・・・ 7:50

  5. Quest In 3 ・・・・・ 4:13





  Eddie Hebderson (tp), Billy Harper (ts.cowbells),
  Francesca Tanksley (p), Louie "MBIKI" Spears (b),
  Newman Taylor Baker (ds), Horecee Arnold (ds)
  Madeleine Yayodele Nelson (shekere)
  Recorded at Power Station, NYC, October 18 & 21, 1993.





 先日書いた " Destiny Is Yours " とほぼ同じメンバーでの演奏です.
 曲はすべて ビリー・ハーパー によるものです.




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 shekere という楽器がなんだかよくわからなかったので Wiki でちょっと調べてみました.
 アフリカ (ヨルバ族) 起源の伝統的な民俗音楽の楽器で写真を見たら 「ああ、この楽器見たことある」

 ちなみに ヨルバ族 というのは、 西アフリカ ナイジェリア を中心に居住する 西アフリカ 最大の民族集団のようです.


 さてアルバム・タイトルの ソマリア ですが、そんな 西アフリカ ではなく、東側の海岸に面した国です.

 ソマリア といえば映画 "ブラックホーク・ダウン" .
 そして、治安の悪さでは世界で最悪とも言われています.






 古代エジプト とも交易があったとも伝えれれており、交易が盛んで、 1960 年に独立.

 1969 年クーデターにより大統領が暗殺、さらに エチオピア との戦闘、経済の窮乏、 1980 年代に入り反政府運動が激しさを増し 1988 年に内戦が勃発.
 1992 年武力蜂起の中心人物 モハメッド・ファッラ・アイディード の登場によりさらに悪化、平和維持活動を行っていた国連に対しての攻撃も始まる.

 同年人道的支援のためアメリカ軍が ソマリア の海岸に上陸、多くのカメラが待ち受けている中での上陸で当時ニュースでも映像が多く流されていました.
 この当時ニュースで映像観たけれど、興味もなかったのでなんでこんな映像なのかもわからなかった.






 1993 年 10 月 3 日、 ソマリア の首都 モガディシュ においてアメリカ軍とソマリア民兵とのあいだで戦闘が発生、これが映画 "ブラックホーク・ダウン" で描かれた戦闘です.
 墜落した ブラックホーク のパイロットの遺体が住民に引きずり回されるという悲惨な映像が公開され、これに衝撃を受けたアメリカ国民の間で撤退論が高まり、当時の大統領 ビル・クリントン は 1994 年 ソマリア からの撤兵を決定しました.

 22 年間人道的医療援助を行ってきた "国境なき医師団" でさえ、スタッフ殺害などにより 2013 年に活動を中止しました.
 ソマリア 沖は海賊の問題でも有名で、沖合を航行する船舶を護衛する目的で、現在でも 海上自衛隊 護衛艦 の海外派遣が行われています.


 ネット上では リアル・北斗の拳 とか リアル・マッドマックス と言われていますが、まさにその通りの超危険な国で、先が全く見えない国でもあります.






 話がだいぶ違う方向に行ってしまいましたが、アルバムに戻しましょう.

 最初に歌が入っていると言いましたが、全曲 ビリー・ハーパー の曲だけあって.
 聴いていて 「やっぱりこうだよなぁ ・・・・・・」 と思うような演奏ばかりです.


 彼の演奏はカルテットもいいですが、クインテット構成でトランペットが加わっているほうがボクが断然好きです.
 このアルバムでも エディ・ヘンダーソン のトランペットが合っているなぁ.
 ビリー・ハーパー にはこういうハイトーンのトランペットあるべしといった感じで.

 それとピアノの Francesca Tanksley .
 このピアノが結構いいんですよ.

 4 曲目 "Light Within" の演奏なんかも好きだなぁ.






 最近、結構 ビリー・ハーパー 聴いています.
 ポスト・ジョン・コルトレーン とよく言われていますが、聴く側のボクにすればやっぱり全然別.

 もちろん似ているところもたくさんありますが、コルトレーンのように正座してその演奏の中に引き込まれ、聴いた後グッタリしちゃうと言うほどの重さはありません.


 だからとても聴きやすいし、何か日本人のフィーリングに合うような演奏が ビリー・ハーパー じゃないのかな.








 さて、しばらくお休みしていた 長野県 東御市の風景.
 12 回目の今日は 湯の丸高原 です.

 東御市 を代表する観光スポットで、現在大きなプロジェクトが進行中の場所でもあります.



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 写真は西に位置する第 1 ゲレンデから撮ったもので、東側の写真前方には第 2 から第 6 ゲレンデ.
 さらに東に行くと 池の平湿原 や 籠の塔山 があり、夏場は 小諸市 の 高峰高原 に抜けることができます.

 写真の背面には 湯の丸山 、 烏帽子岳 、さらに つつじ平 があります.


 観光のメインとなるのは冬のスキーと登山.

 標高が高いので雪質はパウダースノーで、都心からの交通アクセスも良く、日帰りスキーが楽しめます.
 ただ宿泊施設が多くないことや、他の観光施設等がほとんどないので修学旅行には結構人気がありますが、一般のお客さんにとっては少し物足りないかな.

 小洒落たレストランなんか期待しちゃいけません (笑)



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 もう一つの人気が登山です.

 以前 NHK の 登山番組 にもここが紹介されました.

 写真は 烏帽子岳 (2066 m) で、その東に 湯の丸山 (2101 m) 、さらに 池の平湿原 のトレッキングや 東西の 籠の塔山 登山など.
 どの山も初心者や高齢者でも楽しめるところなので、結構人気の場所でもあります.


 簡単に登れるとは言うものの標高は 2000 m 超えていますので、夏でもちょっと天気が崩れるとかなりの寒さになりますのでしっかりした登山準備は必要です.

 昨年大規模な登山道整備もされましたので、とても登りやすくなりました.




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 これからの時期は レンゲツツジ や コマクサ も楽しむことができます.

 ツツジ は第 1 ゲレンデ上部の つつじ平 に群生しているものが有名で、赤い絨毯のようなツツジと 湯の丸山 とのコラボも楽しめます.

 コマクサは西の 池の平湿原 内の 三方ヶ峰 に群生していますが、こちらはしっかり金網で保護されています.


 気軽に高原気分を満喫できる場所です.





 さて今度の日曜日はいよいよ実習の日.
 雨は大丈夫そうですが、全然自信ないなぁ ・・・・・・・・

 せめて一枚でもいいから、しっかりしたものが撮れますように.


 ちなみにレンズは EF 70-200mm F2.8L USM + 一脚 使用で頑張るぞ.