Sonny_Clark

Bone and Bari

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 先週梅雨入りしましたが、昨日今日と青空です.
 最近撮っていなかった、家からの風景も久しぶりに撮影.



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 金曜日から、ようやく県境をまたいでの移動も OK になりました.

 ただ、相変わらず 東京 では二桁の感染者数です.
 そろそろ 東京 に行って HDD 購入してきたいんだけれど、ちょっと躊躇してしまうなぁ.


 今まで モバイルスイカ で新幹線チケット取っていたんだけれど、 3 月でサービスが終了し、 新幹線eチケット に変わってしまいました.
 新型コロナの影響もあってそのままにしてましたが、先日 新幹線 e チケット 使えるように えきねっと を登録.

 試しに予約操作したら、自由席しか出てこない.
 いろいろ確認してみたけれど、入力なども間違っていないし ・・・・・



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 サービスセンターに問い合わせてみたら、なんと土曜日現在で 7 月 8 日までしか指定席予約ができないとのこと。
 これも新型コロナの影響とのことで、なるほどでした (笑)

 他にも気になっていたことがあったので、聞いてみて納得.
 電話がつながるのもすぐだったので、このあたりの対応は二重丸ですね.



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 Blue Note 聴くのも久しぶりだな.
 最近は暇さえあれば映画観てたりするんで、部屋で音楽が流れる時間が極めて少なくなってます.
 たまに流れる音楽といえば、 You Tube の洋楽メロディのかけ流し.

 だからこういうストレート・アヘッドなジャズがとても新鮮だったり.




1572 Bone & Bari






  " Bone and Bari / Curtis Fuller "





  1. Algonquin
       (Curtis Fuller) ・・・・ 5:01
  2. Nita's Waltz
       (Curtis Fuller) ・・・・ 6:54
  3. Bone and Bari
       (Curtis Fuller) ・・・・ 6:15
  4. Heart and Soul
       (H.Carmichael-F.Loesser) ・・・・ 4:48
  5. Again
       (D.Cochran-L.Newman) ・・・・ 7:17
  6. Pickup
       (Curtis Fuller) ・・・・ 5:46






  Curtis Fuller (tb), Tate Houston (b-s), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, August 4, 1957.





 Blue Note での 2 作目のリーダー・アルバムになります.

 このアルバム・タイトル、以前はとても不思議だったんですが ・・・・・
 トロンボーンの Bone と、 バリトン・サックスの Bari とわかったら、なるほどそのまんまだって感じ (笑)



 

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 彼のデビューアルバムは Prestige の "New Trombone" で、この録音は 1957 年 5 月 11 日で、 デトロイト から出てきてあという間にスターダムの上ったという感じです.
 わずか半年ほどの間に 7 枚のリーダー・アルバム吹き込んでいます.
 これって、全然普通じゃないよね.

 トロンボーンって、デキシーランドジャズやスイングでは結構奏者もいたんですが、ビバップやハードバップに移り変わっていくにしたがって、だんだん奏者が少なくなっていき、いつしかビバップに不向きな楽器のような風潮になってしまったのかもしれません。
 それを覆したのが J J Johnson だったんじゃないかな.

 そんなトロンボーンという楽器のマイナーさみたいなものもあったのかもしれませんが、それを差し引いてもこれだけの録音って、いかに注目されていたのかわかります.

 もちろんその後の活躍も ・・・・・ 実力については改めて言うまでもありません.




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 1 曲目 "Algonquin" が流れ出すと、「あぁやっぱり Blue Note の 1500 番台だなぁ ・・・ 」
 そしてこのアルバムが、トロンボーンとバリトン・サックスの二管からなるクインテットだったと思い出します. 
 そしてピアノが カーティス・フラー と同じ頃にデビューした ソニー・クラーク だったんだと.
 このアルバムでは、まだちょっと荒い感じがします.

 さすがにバリトン・サックスの テイト・ヒューストン の名前は出てこなかったなぁ.
 アルトだったら ソニー・レッド って出てくるんだけれど.


 5 曲目は 1948 年の映画 "Road House" のために書かれた曲で、とてもキレイな曲です.
 この演奏では カーティス・フラー が抜けたカルテットでの演奏です.
 バリトンだけでしっとりと歌い上げているこの演奏はいいですね.




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 4 曲目は テイト・ヒューストン が抜けたカルテット.
 こちらの演奏は飄々と歌い上げてる感じですね.

 この時代のアルバムは改めて聴くと、すごく聴きごたえのあるアルバムが多いなぁ.




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 関東在住の写真のお友達は、活動開始してボチボチ撮影会など行っているようです.
 地方のボクは簡単に 東京 へ行くこともできず、みんなの背中がどんどん遠くになっていっちゃいます.

 せめて毎日アップしている インスタグラム .
 今年は春先からすべて 湯の丸 で冬の間に撮った写真をアップして一年間頑張る予定ですが、まだ 200 日以上残ってるんだなぁ.

 果たしてどうなることでしょう.



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 そんな今シーズン 湯の丸 で撮影した写真が某スポーツショップの 情報ページ にちょっと使っていただきました.
 インスタ上では、みんなに差し上げた写真が少しずつ見かけるようになっていましたが、こういったページにも使ってもらえると、アマチュアにとっては大きな励みになったりします.

 来年はもっといい写真撮れるよう、ハード面で連写できるように、メンタル面では悪天候に勝てるよう、鍛えて頑張るつもりです.




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Sonny Clark Quintet

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 今年も残り何日という感じになってきて、師走らしい毎日.
 ここ数日は一気に冷え込みも厳しくなってきました.




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 ● 電柱のある風景 : F5.6 1/1000秒 ISO-100 AWB 16mm ●

 今日の空ですが、今日は昨日に比べると全然暖かい.
 ここ数日雲の中に隠れていた 蓼科山 も、今日は顔を出しています.

 日があたる部屋の中もポカポカなのです.




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 今日の青空じゃないですが、緑が印象的なアルバム.
 これで ソニー・クラーク の写真でも入っていれば言うことないんだけれどなぁ.





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  " Sonny Clark Quintet "





  1. Royal Flush
       (Sonny Clark) ・・・・ 9:01
  2. Lover
       (L.Hart-R.Rogers) ・・・・ 7:03 
  3. Minor Meeting
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:51
  4. Eastern Incident
       (Sonny Clark) ・・・・ 8:12
  5. Little Sonny
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:35




  # 1 & 2 :
  Art Farmer (tp), Jackie McLean (as), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, January 5, 1958.


  # 3 - 5 :
  Clifford Jordan (ts), Kenny Burrell (g), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Pete La Roca (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 8, 1957.




 BLP-1592 ・・・・・ というレコード番号までふられていながらオクラ入りになったアルバム.
 録音から 20 年後の 1976 年、東芝 EMI からリリースされようやく日の目を見ました.




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 かすかな記憶で正しいかわかりませんが、
 「"クール・ストラッティン" を知らないような人とはジャズの話をしたくない・・・・」というようなことを、 大橋巨泉 さんが言ってような気がします.


 そのくらい 日本 で、そして Blue Note のアルバムの中でも、"クール・ストラッティン" というアルバムは特別な感じがあります.
 もうあのジャケット写真だけでも秀逸すぎる.
 おまけに演奏もゴキゲンすぎる ・・・・ このタイトル曲は、いつどこで聴いても元気が出てきちゃう感じなのです.


 そんな有名アルバムと同じ日に同じメンバーで録音されたのが、今日のアルバム前半の 2 曲です.
 そのためかカタログには載っているものの、発売されなかったこのアルバムを多くのファンが待ち望んでいたようでした.

 ちなみにその後 "Cool Struttin' + 2" として、この 2 曲がボーナストラックとして入っているアルバムも発売されています.

 ちなみにいなみに、ボクはこの Cool Struttin' の CD を 2 枚持っています.
 1 枚は通常版、もう一枚は 24bit xrcd 版で、両方の CD に ボーナス・トラック 2 曲が収録されていました.
 この 2 枚ですが音の違いはかなりはっきりしてます.
 特に ポール・チェンバース のベースが全然違う.




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 ● Cool Struttin' (BLP-1588) ●

 そんなこともあり、最初の 2 曲は結構聴いた記憶があります.
 そのせいか、このアルバムの目玉は 3 曲目 (アナログ盤の A 面が最初の 2 曲、残り 3 曲が B 面でした) の "Minor Meeting" になっています.
 クリフォード・ジョーダン のちょっと太目なテナーがリズミカルにブローしてます.


 この曲の初演は "Tenorman / Lawrence Marable"
 あのアルバムでは James Clay のちょっと固めなテナーの音色が印象的でした.

 この曲は日本でも人気のある曲です.
 ソニー・クラーク の他のアルバムでも何回か取り上げられており、彼の代表曲の一つ.
 "Cool Struttin'" の2曲目 "Blue Minor" もすごくいい曲です.
 こんな感じのマイナーな曲書くのうまいですね.

 このあたりの曲は、日本人好み.




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 やっぱりいいなぁ、こういう演奏は.

 久しぶりにじっくり聴いてみたけれど、ホッとできます.
 多くの人が、どうしてこのアルバムがすぐにリリースされずオクラ入りになってしまったのか不思議と言っていますが、まさにそのとおり.

 とってもゴキゲンな半世紀以上も前の演奏なのです.




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 以前ボツになった仲間内でのモデル撮影会.
 来年 1 月に実行することになりました.


 いつも地方のボクを気にかけてくださり感謝、感謝.
 他のみんなは何度かボクに隠れて都内でやっていたようですが ・・・・・・ まぁ大目に見てあげよう (笑)


 経験値では圧倒的にかないませんが、 アムロ君 や 白さん には、まだまだ負けられない.




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 ● 2018.6.9 モデル: 木谷有里 (オスカー) ●

 まだ日程だけしか決まっていませんが、場所はいつもの場所辺りだろうな.

 モデルさんはどうしても撮りたいモデルさんがいて、ちょっとアポ撮ってみたら個人撮影会は NG だって ・・・・ 残念.
 でもこのモデルさん、こちらからの連絡に対してきちんと丁寧な対応してくださり、ますます好感度アップなのです.
 秋の 昭和記念公園 でも彼女を撮影したので、このモデルさんの写真が入賞すればいいなぁなんてね.




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 撮影終了後は 勝鬨橋 のすぐそばにあるフグとてんぷらの有名なお店で、夕食食べながらプチ新年会の予定です.

 前回は何となく中止になってしまったので、今回は実現できますように.


 これで 12 月 土屋組忘年会、 1 月個人撮影会、 2 月姪っ子の結婚式、 3 月 CP+ ・・・・・・


 お出かけばかりだなぁ.



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Dial "S" for Sonny

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 梅雨ですねぇ ・・・・・




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 ● 6 月 29 日 電柱のある風景 ●

 30 日の日曜日も、頼まれた写真の撮影.


 朝はガン降りで、 9 時ころから小雨になりその後は雨がやみましたが、湿度が半端ない.
 さらに 11 時頃には日差しが出てきて、気温は一気に 30℃ 超え.

 昼まで 2 時間ちょっと、本気で撮ってみました.




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 ● ソール・ライター っぽく撮ってみる (笑) ●

 めちゃくちゃ暑いし、おまけに湿度は高いし ・・・・
 全身汗ビッショで、熱中症ヤバいぞ状態.


 撮影後ごちそうになった 辛味噌ラーメン で、さらに汗だくなのでした.




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 こちらの演奏はジメジメした演奏ではなく、どちらかというとサラリと エアリズム 系.
 ボクの年齢と同じくらい古いアルバムなんだけれど、いつまで経っても古臭さは感じません.

 



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  " Dial "S" for Sonny / Sonny Clark "





  1. Dial "S" for Sonny
          (Sonny Clark) ・・・・ 7:26
  2. Bootin' It
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:17
  3. It Could Happen to You
          (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 6:59
  4. Sonny's Mood
          (Sonny Clark) ・・・・ 8:38
  5. Shoutin' on a Riff
          (Sonny Clark) ・・・・ 6:45
  6. Love Walked In
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 5:50
  7. Bootin' It [Alternate Take]
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:15







  Art Farmer (tp), Curtis Fuller (tb),
  Hank Mobley (ts), Sonny Clark (p),
  Wilbur Ware (b), Louis Hayes (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, July 21, 1957.






 ソニー・クラークの初リーダー・アルバムです.
 彼がブルー・ノートにデビューしたのが、この録音のちょうど一か月前 "Hnk Mobley (BLP-1568"
でした.
 わずか一か月でリーダー・アルバムを吹き込むというのは、よほど アルフレッド・ライオン のお眼鏡にかなったのでしょう.






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 このアルバムから二か月後、同じ 3 管セクステット構成で "Sonny's Crib" (BLP-1576) を吹き込んでいますが、雰囲気は今日のアルバムのほうがのんびりした感じです.

 まぁ カーティス・フラー を除いてメンバーが代わっているので、当然演奏も変わっちゃいます.
 ましてや "Sonny's Crib" のほうは ジョン・コルトレーン も入っているんですから.

 ハンク・モブレー のテナーの感じもあるんでしょうが、このアルバムの モブレー もリラックスした感じで吹いていて、それがアルバム全体の雰囲気を柔らかくしているのかもしれません.
 "Sonny's Crib" と聴き比べてみると面白い.


 一曲目の "Dial "S" for Sonny" もちょっとブルージーなテーマから、がツーンと盛り上がるのかと思っていると、みんな淡々と演奏しています.
 「このアルバムは、みんなこんな感じの演奏だよ」 って、最初から断りを入れているようなリラックス・ムードですね.




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 カーティス・フラー は デトロイト 出身で、 ポール・チェンバース 、 ドナルド・バード は級友、 トミー・フラナガン 、 サド・ジョーンズ たちとも交流があったようです.
 彼もこの 1957 年 ニューヨーク に出てきて、いきなり Prestige や Blue Note にリーダー作を吹き込んでいます.
 こちらも、新進気鋭のトロンボーン奏者として、一躍脚光を浴びていた頃でしょう.


 なんと彼も、この年一気に 3 枚のリーダー・アルバムを Blue Note に吹き込んでいます.
 他のレーベルでも、それ以上のリーダー・アルバムを録音してますから、ものすごい新人だったんでしょう.




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 31 歳でこの世を去った ソニー・クラーク .
 死因は心臓発作になっているようですが、その原因となったのは薬物中毒.



 スタンダードで "Days of Wine and Roses" がありますが、ジャズの世界では "Days of Wine and Drugs" なのか.
 多くのミュージシャンが、このためにその才能を散らして逝っちゃいました.


 そういえば映画 "酒とバラの日々" の結末も ・・・・・・




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 さて、 6 月の映画鑑賞ですが、本数的には 15 本だけだけれど結構面白い映画を観た感が強い.




  ALWAYS 三丁目の夕日 '64
  スカイライン−征服−
  スカイライン−奪還−
  グリーンマイル
  レオン 完全版
  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
  イコライザー
  イコライザー2
  ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション
  ミッション:インポッシブル / フォールアウト
  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
  ボルグ / マッケンロー 氷の男と炎の男
  マイアミ・バイス
  パシフィック・リム
  スーサイド・スクワッド





 まず WOWOW の "グリーンマイル"
 これは何度となく観た映画でしたが、やっぱり面白かった.


 ちょっと残念感の漂う "ゴジラ キング・オブ・モンスターズ" とは対照的に、久しぶりに観た "パシフィック・リム" はやっぱり面白い.
 同じ怪獣映画ですが、映画としては後者が断然上だろうな.



 さて、そんな 6 月の一押しは ・・・・・・






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 実は スティング の "Shape of My Heart" を聴きたいと思って、全編通して観てみました.

 持っている DVD には通常版と完全版が入っており、今回は完全版.


 この映画って ロバート・ロドリゲス や クエンティン・タランティーノ たちが作るような、完全に B 級映画だよね ・・・・・・・ 制作側もそんなに期待していなかったようですし.
 でもそれが B 級をはるかに超えちゃったところがスゴイところだと思う.




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 ジャン・レノ はもちろんだけれど、やっぱり ナタリー・ポートマン .
 彼女の存在がなければ、この映画はきっと B 級映画のまま多くの映画の中に埋もれてしまったかもしれません.

 当時 13 歳、映画デビュー作品.
 本当にきれいな顔立ちしてます.




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 それでエンディングのギターがヤバいのです.

 これは好きなエンディングの一つ.
 スティングの歌が思いっきり映画の余韻に浸らせてくれます.


 そうそう、 ゲイリー・オールドマン も今ではアカデミー賞俳優だものな、この映画のクレイジーな演技もすごかった.



 "グラン・ブルー" 、 "ニキータ" 、 "サブウェイ" ・・・・ あの頃の リュック・ベッソン はどこに行ってしまったんだ.




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Lou Takes Off

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 今年もあと 10 日ほどですね.
 毎日仕事に追われていて、気が付けば今年も終わりという感じです.
 今年中にやっつけておきたい仕事があるので、来週 4 日間でなんとかしないと.


 今日は昔の仲間との忘年会、そしてクリスマス ・・・・・・ ここまでくると一年が終わるなぁという気分になってきます.




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 ● 築地警察署 銀座一丁目交番 ●

 先日の日曜日撮影したものです.
 ここって、今までてっきり 京橋交番 だとばかり思っていました.


 以前やっていた講習会場がここから一本北側の 京橋交差点 だったので、この交番の前はそれこそ何度通ったものか.
 今まではこの 銀座通り口交差点 が 銀座 と 京橋 の境界だとばかり思っていましたが、どうも違ったようです.




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 やっすい CTI を続けてきましたので、今夜は硬派なものを.
 久しぶりにゴリゴリの Blue Note .

 そういえば今年は Blue Note のアルバム、一枚も購入しなかった気がする ・・・・・・






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  " Lou Takes Off / Lou Donaldson "





  1. Sputnik
       (Lou Donaldson) ・・・・ 10:05
  2. Dewey Square
       (Charlie Parker) ・・・・ 7:16
  3. Strollin' In
       (Lou Donaldson) ・・・・ 14:34
  4. Groovin' High
       (Dizzy Gillespie) ・・・・ 6:22





  Donald Byrd (tp), Curtis Fuller (tb),
  Lou Donaldson (as), Sonny Clark (p),
  Jamil Nasser A.K.A. George Joyner (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, December 15, 1957.






 チャーリー・パーカー 派のアルト奏者 ルー・ドナルドソン が 1957 年に吹き込んだアルバムです.
 Blue Note での、自身 4 枚目のリーダー・アルバムになります.




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 そんなには多くない三管編成のアルバム.
 それぞれのソロ部分も増えるので、一曲ごとの演奏時間も長くなります.

 いろいろな楽器が入ることによって、ミュージシャンはほかの演奏にインスパイアされ、段々ジャム・セッションのような熱い演奏になっているような気がします.


 Blue Note のトロンボーンといえば J.J.ジョンソン がまず浮かんできます.
 その後本アルバムの カーティス・フラー や ベニー・グリーン .
 ところがそれ以降がなかなかつながらない.


 1959 年に録音された "Walkin' & Talkin' / Bennie Green" (BLP-4010) 以降は、 1961 年録音の "Hub Cap / Freddie Hubbard" (BLP-4073) までメンバーとしてトロンボーンが入っているアルバムもありません.
 トロンボーン奏者がリーダーを務めているアルバムに至っては、 "Evolution / Grachan Moncur III" (BLP-4153) まで全くありません.
 楽器が持っている宿命みたいなものなのでしょうか ・・・・・




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 ● Curtis Fuller ●

 このアルバムで演奏している カーティス・フラー は、このアルバムが録音された 1957 年 デトロイト から ニューヨーク に出てきました.
 そしていきなり Prestige にリーダーアルバム "New Trombone" を録音、 Blue Note でもこの年だけで 3 枚のリーダー・アルバムを録音しています.
 もちろんその他にもサイドメンとしてのアルバムも何枚かあります.
 順風満帆のスターという感じですね.


 彼の代表作と言えば、きっとほとんどの人が "Blues-ette (Savoy)" と答えるでしょう.
 とにかくジャズ喫茶でも "Five Spot After Dark" は本当によく聴きました.
 このアルバムは、 マイルス・デイヴィス の "Kind Of Blue" のように、何回も再販され、いろいろなヴァージョンのアルバムが市場に出回っています.



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 ● Спутник-1 ●

 1 曲目のタイトル "Sputnik" はアルバム・ジャケット写真にも使われている ソ連 (当時) が 1957 年 10 月 4 日に打ち上げた世界初の人工衛星の名前です.
 この打ち上げ成功によって、当時アメリカの宇宙開発のリーダーというプライドが崩れ落ち、全世界に スプートニック・ショック を引き起こしたようでした.


 これにより 宇宙開発競争 が激化していったようです.
 何か遠い昔のお話しですね.




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 ● Lou Donaldson ●

 アルバムはとてもくつろいだ感じの中で、適度な緊張感持ちながら演奏している感じです.
 同じような三管編成の代表アルバム "Blue Train / John Coltrane" (BLP-1577) のようにいきなりガツーーーンとくるような感じもなく、ゆったりした演奏が聴けます.


 ルー・ドナルドソン はその後コンガやオルガンを加えたりしてソウル・ジャズと呼ばれるようなファンキーな演奏に変わっていきます.
 ボクはどちらかというとそんなソウルフルな演奏のほうが好きですが、たまにはこのアルバムのような チャーリー・パーカー を彷彿させるような演奏もいいですね.


 そうそう、 ソニー・クラーク も何気にいいのです.




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 ● 電柱の見える風景 ●

 今朝の風景ですが朝ベッドの上でオレンジの雲を見つけ、カメラ取りにいったついでにオシッコ ・・・・・・ いざ撮ろうと思ったらそんなにきれいな色じゃなくなっていた.

 空の変化ってあまりないようにも思いますが、ファインダー覗いていると刻々と変わっていくのがよくわかります.


 
 さて今夜は昔の職場の仲間とささやかな忘年会.
 



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A Swingin' Affair

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 N-One がやって来て、もうすぐ一年.

 暑さがぶり返した 21 日の火曜日、洗車 & ワックスがけしてあげました.
 思っていたよりも暑くて、カーポートの屋根の下にもかかわらず汗びっしょり、終わってからプチ熱中症のような感じでした.

 写真のようにそんなに強い日差しじゃなかったんだけれどね.




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 今どきの軽自動車、乗ってみれば結構快適です.

 広さもかなりありますし、走りもそこそこ.
 小さいことのメリットも結構感じる時があり、一人でチョコチョコ走るには十分すぎるかな.




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 PC 新しくしてから、写真の整理などずっとしていますが、最近はスキャナで取り込んだジャケット写真の整理.
 比率が結構バラバラ (といっても数ピクセル程度) だったので、きちんと 1:1 になるようにトリミングして、若干コントラスト調整.


 別に数ピクセルだからほとんどわからないんだけれど、一度気になるとダメ.
 ちょっと偏執的な拘りです (笑)


 そんな作業の中で改めてステキだなぁと思ったアルバムです.







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  " A Swingin' Affair / Dexter Gordon "





  1. Soy Califa
       (Dexter Gordon) ・・・・ 6:25
  2. Don't Explain
       (B.Holiday-A.Herzog) ・・・・ 6:04
  3. You Stepped Out of a Dream
       (N.H.Brown-G.Kahn) ・・・・ 6:30
  4. The Backbone
       (Butch Warren) ・・・・ 6:46
  5. Until the Real Thing Comes Along
       (S.Cahn-S.Chaplin-L.E.Freeman) ・・・・ 6:47
  6. McSplivens
       (Dexter Gordon) ・・・・ 5:43





  Dexter Gordon (ts), Sonny Clark (p),
  Butch Warren (b), Billy Higgins (ds)
  Recorded at VG Studio, Englewood Cliffs, August 29, 1962.







 このアルバムは "GO ! (BLP-4112)" の二日後に録音されたアルバムです.
 ただし発売されたのは 1964 年だったので、レコード番号はちょっと離れています.

 メンバーは "GO !" とまったく同じメンバー.





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 このジャケットは好きだなぁ.
 こういうのが Blue Note のアルバムだよねぇっていう感じ.

 ボクの CD はインポート盤なので、写真のようにアルバム番号が違っています.


 ヨーロッパに渡る直前の演奏です.
 渡欧の原因は "GO !" の時にさらりと書いたので、今回は割愛.


 前はそんなに好みのテナーじゃなかったんだけれど、最近は聴いていてもいいなぁって感じに変わりました.
 ただ "Round Midnight" の デイル・ターナー が何となく被ってしまう.
 映像の影響力はとても大きい.


 "Until the Real Thing Comes Along" の演奏はいいなぁ.




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● Alfred Lion, Dexter Gordon, Billy Higgins ●

 いきなり変な掛け声で、ドラムの面白いリズムから始まるので、ひょっとして Blue Note お得意のドラムやパーカッション系の演奏か、と思ってしまいますが、そんなのはほんの一瞬.
 すぐにストレートアヘッドな演奏になりました.

 アナログ盤だと A 面に 3 曲 B 面に 3 曲で、それぞれアップテンポの曲の間にバラード曲を挟んだ構成です.
 この辺りも聴きやすいところですね.

 そしてこの 2 曲の演奏がグッとくるくらいステキ.


 もちろん他の 4 曲も、変な力みもなくのびのびと演奏している感じで、ご機嫌です.




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● Dexter Gordon, Sonny Clark ●

 ソニー・クラーク も何気にいいなぁ.
 特に "Don't Explain" でのソロなんて、ため息が出ちゃいます.
 いつものように、なんとなく日本人好みの演奏って感じしてます.

 彼はこの録音の半年後に 31 歳で死去、原因は薬物中毒によるものでした ・・・・ 公式的には心臓発作になっていたかな.


 前作の "GO !" も評価の高いアルバムですが、こちらの "A Swingin' Affair" のほうがもう少しゆったりした感じでとても聴きやすく、ホッとできるアルバムのような気がします.


 ボクは今日のアルバムのほうが好み・・・・・




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 インスタグラム結構頑張ってます ・・・・・ と言ってもみんな過去の写真ですが.

 一回に数枚の写真をまとめてアップすることもできますが、家の PC だとトップページしか見ることができないし、写真によってハッシュタグが違ってくるので、あえて一枚ずつアップしてます.
 そのため一日最大 4 枚と自分の中で決めてます.




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 写真によって 「いいね」 のつき方が全然違うので、とても勉強になります.
 EOS学園 の講評会同様、自分でいいと思うのと他人の評価が違ったりするのが面白い.


 ボクはフォローもフォローアーも 50 人程度しかいないので、当然 「いいね」 の数も大したことありませんが、それでも知らない人たちにフォローされたり 「いいね」 もらったりするのはいいな.


 フォローアーの数増やすのに必死になっている人たちの気持ちが何となくわかったり (笑)


 もう少し写真撮って新しい写真をアップしないといかんなぁ.




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The Art of The Trio

 壊れた ・・・・・・・

 もう数週間も前になりますが.



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 インテ R のナビが 「 HDD が異常です」 と表示が出たまままったく動かなくなりました.

 本当は今年の春、車の乗り換えをする予定でしたが今になってかなり迷っています.
 一番の理由は金銭的な問題もありますが、もう一つ乗りたいと思う車がないこと.

 そんな時にこのトラブルだったので、そのままほっておいて運転していました.


 ところが何気なくネットを見てみたら同様の故障がとても多く、メーカーで無償の修理をしているようなのです.
 原因はよくわからないようですが、バッテリー交換などで端子を外した際に IC チップが壊れて上記のような作動不良になるようです.

 違う原因での故障も考えられますが、一応メーカーに出すためディーラーでナビの取り外し.


 無償修理の対象だとありがたいのですが ・・・・・・・・







 いろいろリサーチしてお買い物しないと、たまに痛い目に遭います.
 今日のアルバムもそんな感じ ・・・・・・・


 ただ 1,000 円ちょっとの痛い目ですので、いい勉強になったことにしておきましょう.





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  " The Art of The Trio / Sonny Clark "





  1. Tadd's Delight [Alt-tk]
      (Tadd Dameron) ・・・・・ 5:01
  2. Two Bass Hit [Alt-tk]
      (D.Gillespie-J.Lewis) ・・・・・ 4:01
  3. I Didn't Know What Time It Was [Alt-tk]
      (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 4:25
  4. Ain't No Use
      (L.Kirkland-S.Wyche) ・・・・・ 4:49
  5. Black Velvet
      (I.Jacquet-J.Mundy) ・・・・・ 3:23
  6. I'm Just a Lucky So-and-So
      (M.David-D.Ellington) ・・・・・ 4:33
  7. Gee, Baby, Ain't I Good to You
      (A.Razaf-D.Redman) ・・・・・ 4:01
  8. The Breeze and I
      (T.Camarata-E.Lecuona-A.Stillman) ・・・・・ 4:00
  9. I Can't Give You Anything But Love
      (D.Fields-J.McHugh) ・・・・・ 3:52





  # 1 - 3 :
  Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, October 13, 1957.

  # 4 - 9 :
  Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Wes Landers (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, November 16, 1958.







 まずボクが購入したのは 2 枚組のアルバム.
 レーベルは PHONO というレーベルでたしかスペインだったかなぁ (?) ・・・・・・ いずれにせよヨーロッパのレーベルに間違いはありません.
 別に 2 枚組でなくてもよかったのですが、このアルバムを欲しいと思った時に見つかったのがこの 2 枚組の輸入盤だけだったので.
 おまけに安かったしね.



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 このアルバムの説明は結構複雑なので、できるだけわかりやすいように書いてみるつもり.

 このアルバムは 2 枚のディスクに、計 31 曲もの演奏が収録されています.
 結論から言うと、 ソニー・クラーク のトリオでの演奏ほとんどがここに収まっています.
 さらに極論を言いますと、別に買う必要のなかったアルバムでもあります (笑)


 ソニー・クラークのトリオ演奏として現在発売されているアルバムは3枚.
   "Sonny Clark Trio" (Blue Note) 6 曲 + 3 曲
   "Sonny Clark Trio" (Time) 8 曲 + 4 曲
   "Blues in the Night" (Blue Note) 8 曲 + 6 曲

 この中で "Blues in the Night" は、後年 日本 の Blue Note から未発表音源を集めて 1979 年に発売されたものです.

 オリジナルのこの 3 枚のアルバムで 22 曲 + 13 曲.
 + の表示は、それぞれのアルバムにボーナストラックとして入っている別テイク数.


 だから、現在発表されている彼のトリオ演奏の総テイク数は 34 テイクということになります.

 そのテイクから Time 盤の別テイク 4 曲を除いたものがこのアルバムなのです.




GXF-3069-3

 さらにこの "The Art of The Trio" のオリジナルは上記の Blue Note の 2 枚のアルバムの別テイク 9 曲を集めたものです.
 アナログ盤は当然これらの別テイクを入れることができなかったため、それらの演奏だけを集めて一枚にしたのがこの Blue Note 盤の "The Art of The Trio" なのでした.

 ボクの持っている 2 枚の Blue Note の CD にはこれらのボーナストラックがしっかり入っています.

 だから、結果的にこのアルバム買う必要がなかったというオチです.

 おまけに Blue Note 盤 "Sonny Clark Trio" に至っては、ボーナス・トラックの入っているものが欲しくて購入し直したいきさつまであります.



 この 2 枚の CD は曲順もほとんど同じですが、 "Blues in the Night" の部分だけ収録順が変更になっています.
 推測するに、 2 枚の CD にうまく入れるために順番を変えたんじゃないでしょうか.

 付属のライナーノーツは 16 ページのボリュームで、オリジナルのライナーノーツの原文を載せてあったり、写真もしっかりしています.
 別に購入する必要はなかったアルバムですが、この記事を書いている時のように ソニー・クラーク のピアノに浸りたい時などは、トリオの演奏がずっと続くのでいいかもしれません.


 まぁそうでも思わないと後悔ばかりになってしまうので ・・・・・・・ ぼそっ.






 さて、カメラ関連最後のビッグなお買い物.
 こちらの買い物は値段が高額なだけに、かなりしっかり調べてから購入です.

 予約してあった標準ズームレンズを取りに行ってきました.




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 これがその EF 24-70 mm F2.8L ll USM .
 キヤノン の神レンズ、 "大三元" の中の一本になります.
 ちなみに "大三元" は、F2.8 通しの広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームをいいまして、この 3 本揃えると定価で 80 万円近くになってしまう、 レンズ沼 でも超深層のレンズ群です.


 最初は 30,000 円 キャッシュバックの対象でもあった EF 24-105mm F4L lS ll USM を購入するつもりで予約していたのですが、どうもいろいろなレビュー評価が良くない.
 どうせこの先買い足しなんかできないんだから、と超思い切って "大三元" の EF 24-70mm F2.8L ll USM に変更.



 3 年前にいた職場で写真に目覚め EOS 70D を購入、すぐに EF 16-35mm F4L IS USM を購入、一年後に EOS 7D Mk ll に乗り換え、タダで貰った壊れかけ EF 70-200mm F2.8L USM を修理、昨年末には 単焦点レンズ EF 50mm F1.8 STM も買って、今年 EOS 5D Mk lV で念願のフルサイズ、最後に購入したのが 標準ズーム でした.




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 F8 と絞って撮ってみましたが、描写がとてもくっきりキレイです.


  もう何も出ません ・・・・・・・・ もう無理.
 "大三元" 崩れといった感じですが、これで十分ですので レンズ沼 から出ます.


 今月末の CP+ はこのレンズ一本で行ってきます.

Sonny Clark Trio (Time)

 最近、まったく家からの風景を撮っていないことに気がついた.

 週末出かけちゃうと、どうしても撮る機会を逸しちゃう感じです.

 最近は日照時間が長くなってきたので、久しぶりに家に帰って駆け足でベランダへ.
 早く帰ろうと思っていたんですが、ちょっと話し込んでしまったのでかなり暗くなってしまいました.

 EF 16-35mm F4L IS USM 使用、手持ち撮影.

 

3 0030033
 ( Av:5.6 Tv:1/20 ISO:12800 EV±0 絞り優先 焦点距離:35mm )

3 007003
 ( Av:4.5 Tv:1/50 ISO:6400 EV±0 マニュアル 焦点距離:35mm )

 このくらいのサムネだとほとんど同じように見えてしまいますが、拡大すると全然違います.
 やっぱり ISO 6400 くらいまでかなぁ.



 写真の出来は置いといて ・・・・・・・
 この景色は、毎朝起きると飛び込んでくる景色ですが、やっぱりいいなぁ.

 いろいろ考えなくちゃいけないことが山積みで、本当に生きることが面倒くさいと思ってしまいますが、この風景眺めている間はそんな煩わしさを忘れさせてくれます.






 さて、 船橋 & 東京 ツアー の三部作も終了したので、いつものようにジャズの話題.
 このアルバムもアナログ盤時代愛聴したアルバムです.

 独特のオフ・ビートが何とも日本人のハートにマッチするのです.





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  " Sonny Clark Trio "




  1. Minor Meeting
  2. Nica
  3. Sonny's Crip
  4. Blues Mambo
  5. Blues Blue
  6. Junka
  7. My Conception
  8. Sonia
  9. Nica (Alternate Take)
  10. Blues Blue (Alternate Take)
  11. Junka (Alternate Take)
  12. Sonia (Alternate Take)

     All compositions by Sonny Clark.





  Sonny Clark (p), George Duvivier (b), Max Roach (ds)
  Recorded at New York, January, 1959.







 このアルバムも名盤と呼ばれているアルバム.
 本当はずっと前に HMV で 購入する予定 だったのですが、何か月経っても商品が発売にならなかったためキャンセルしたいわくつきのアルバム.

 アナログ盤で持っていましたが、オリジナルは 8 曲目まで.
 CD になりボーナス・トラックが 4 曲が加わっています.





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 ソニー・クラーク のリーダー・アルバムは Blue Note が中心で、他のレーベルはたった 2 枚.
 その 2 枚のうちの 1 枚がこのアルバムになります.

 サイドマンとしての録音も、ほとんどが Blue Note .
 活動期間が約 10 年ほどの短期間ではありますが、それを考えると比較的多くのアルバムを残しているようにも思います.


 以前はこのアルバムの録音日が 1960 年 3 月 23 日と言われていましたが、後年 1959 年 1 月の録音と言われるようになりました.
 真偽のほどは確かではありませんが ・・・・・・・・・



sonny clark003

 さてこのアルバム、おなじみの "Minor Meeting" から始まります.
 このフレーズを聴くとあのジャケットが思い浮かびますし、あのジャケットを見るとこのフレーズが浮かんでくる.

 2曲目の "Nica" は、あの ニカ男爵夫人 に捧げられた曲.
 この曲もいい曲です.


 このアルバムは スイングジャーナル選定ゴールドディスク を獲得しております.
 後年この賞の選定には多くの意見がささやかれましたが、このアルバムが選ばれた頃は本当にこの選定がアルバム購入の一つの目安になっていました.



Mino Ceretti

 このアルバムはジャケットが印象的です.

 この絵を描いたのは Mino Ceretti .
 (上の写真がそうかと思うんですが、ちょっと微妙だったりします)


 1930 年生まれのイタリアの画家 (ビジュアル・アーティストという表現もありました) .
 作品は抽象的ものが多く結構ヒットしますが、そのほかはほとんどイタリア語のページなので詳細はわかりません.

 ちなみに ビジュアルアート は芸術の一形態で、視覚によって認識できるような作品を制作する表現形式を指す ・・・・・ ようですね.
 この辺の分類はボクにはようわかりません.



Mino Ceretti (sonny clark)002
    "Figurazione organica (有機形)" 1963 年

 タイトルからして難しい.
 有機体のようなものが多く集まって一つの全体を構成している形 ・・・・・・・・ とでも言えばいいのかな.

 キュービリズムとはちょっと違うけれど、難解です.
 この手の絵はお金出してまで買いたいという欲求がわいてこないなぁ

 またまた脱線しました ・・・・・・・


 全編 ソニー・クラーク のオリジナルで占められたアルバムです.
 いろいろ言うことは不要で、とにかく ソニー・クラーク のピアノを十分に堪能できるアルバムです.






 さて 1 月に観た映画ですが、月半ばまではすごくいいペースだったのですがその後は一気にペースダウン.
 結局 12 本だけで終わってしまいました.

 内容的にも ・・・・・・・・・ 今ひとつ感が漂っています.


  バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 UM
  ドラゴン・ブレイド
  プリンス・オブ・ペルシャ / 時間の砂
  アンダーカバー
  荒野の七人
  マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章
  X-ミッション
  グラディエーター
  ザ・ブリザード
  バンテージ・ポイント
  SPY / スパイ
  1944 独ソ・エストニア戦線



 ということで、先月の一本は ・・・・・・・・・・・・・・・・





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 ただし劇場公開版ではなく、 アルティメット・エディション のほうを。


 この映画、劇場公開版の上映時間が 152 分、 アルティメット・エディション は 183 分 !!
 とにかく長いです.

 両バージョンをそれぞれ一回観ましたが、ぶっちゃけどこが違ったのか長すぎてわかりませんでした (汗)
 バットマン は絶対的に "ダークナイト" シリーズのほうが好きですが、まぁ今後 "DC エクステンデッド・ユニバース" シリーズがどうなるか興味もあるところですので.



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 特に注目は ワンダー・ウーマン .

 ガル・ガドット は "ワイルド・スピード" の ジゼル 役でボクのツボに完璧にハマりました.

 アイドルオタク 的な表現をすると、 スカーレット・ヨハンソン の "ブラック・ウィドウ" から 押し変 で "ワンダー・ウーマン" .
 でも、どちらも魅力的だから 兼ヲタ もありかな ・・・・・・


 シリーズ的に見ると アヴェンジャーズ・シリーズ のほうが絶対的に面白そうです.


 ただし "ブラック・ウィドウ" の吹き替えが 米倉涼子 、 "ワンダー・ウーマン" のほうは 甲斐田裕子 .
 そうなる突然ですが "ワンダー・ウーマン" に軍配.
 残念ながら 米倉涼子 の吹き替え ・・・・・・・・・ 酷すぎる (笑)




 とりあえず "ドクター・ストレンジ" の 3D 版観にいかなくちゃ.

John Jenkins with Kenny Burrell

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日の土曜日は朝からお仕事.
 暑い日差しの中 ・・・・・・・・ まぁボクは特に何をするというのではではありませんでしたが微妙に疲れました.

 先週の土日も仕事でつぶれてましたので、今日は一日家の中に引きこもり、ブログ書いたり UEFA EURO 2016 の再放送分でも観ようかと思ってます.


 やっぱり UEFA EURO ですねぇ.
 まだ始まったばかりでこの先どうなるのかわかりませんし、ボク自身まだ数試合しか観ていませんが ・・・・・・・・
 生中継は深夜なのでとても観る気になれません、オンデマンドでのんびり観戦.



 やっぱり面白いぞ.



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 前評判では ベルギー を優勝候補に挙げていた方が多かったのですが、蓋を開けてみたらいきなり イタリア に 0:2 で完敗.
 2 試合目で勝てたもののどうなるかなぁ.

 こういう大会って前評判いいチームが一次リーグで敗退したり、一次リーグやっと勝ち上がったのが決勝まで進んじゃったりと、なかなか予測付かないのが面白いところでもあります.
 だからまだこの先わかりませんが、ちょっとガックリ.


 やっぱり開催国の フランス が結構いい線行くんじゃないかと思っています.
 すでに 2 勝して一次リーグ突破を確実にしました.


 レスター・シティ FC で 岡崎慎司 とプレイする エンゴロ・カンテ もいいプレイしていますし、なんといっても ディミトリ・パイエ がとても調子いい感じ.

 そんな中でボクが注目している選手が ・・・・・・・・・



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 バイエルン・ミュンヘン の キングスレイ・コマン .


 彼のプレイは観ていてワクワクしちゃいます.
 1 試合目は途中出場で今一つでしたが、 2 試合目観ているとスピードやテクニックがすごいなぁ.
 これで 19 歳っていうんだから ・・・・・・・・・


 
 他にチームとして注目しているのは クロアチア .
 ルカ・モドリッチ を中心にした結構いいチームだと思います.


 ところが残念なのがサポーター.
 2 試合目の何でもない場面での発煙筒事件です.
 結果はこのあと試合再開され ビダ のハンドによる PK で同点にされちゃいました.
 そこまでグループリーグ突破確実的だっただけにねぇ.
 この行為による制裁も検討されているので、最悪試合ができない可能性さえささやかれています.



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 元々クロアチアは過激なサポーター多くて、過去に何度も問題を起こしては制裁を受けています.
 アツくなるのはいいけれど、こういうつまらないことはほんとにやめて欲しいなぁ.

 できればこのチーム、もっと観てみたいんだけれど. 



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、一部の方たちからはいらないと言われているアルバム紹介です.

 言っておきますが、こちらがメインですので (笑)


 
 今日のアルバムは、最近になってようやく手に入れたアルバム.
 すでに店頭からは消え去り、オークションでたまに出品される程度で、当然価格もボクにとってはかなり高額なものばかり.


 今回欲しかった 1500 番台のもう一枚も出品されたため、思い切って同時に 2 枚購入.
 まぁ高いと言っても、 2 枚で 4,000 円ちょっとなんですがね (笑)






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  "John Jenkins with Kenny Burrell"





  1. From This Moment On
              (Cole Porter) ・・・・・ 7:36
  2. Motif
              (John Jenkins) ・・・・ 6:12
  3. Everything I Have Is Yours
              (H.Adamson-B.Lane) ・・・・・ 6:09
  4. Sharon
              (John Jenkins) ・・・・ 7:47
  5. Chalumeau
              (John Jenkins) ・・・・ 5:56
  6. Blues for Two
              (Kenny Burrell) ・・・・・ 4:41




  John Jenkins (as), Kenny Burrell (g),
  Sonny Clark (p), Paul Chambers (b),
  Dannie Richmond (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, August 11, 1957.







 ボーナス・トラックが入った CD も出ているようですが、今回購入したものはオリジナルと同じ 6 曲.
 

 手に入らないとどんどん欲しくなってしまうのが、ボクの お子ちゃま たる所以.
 特にこのアルバムは ケニー・バレル と ソニー・クラーク が結構いいという話を聞いていたので、欲求はますます高くなるばかりでした.




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 このアルバムは ジョン・ジェンキンス と ケニー・バレル の双頭アルバムですが、一般的には ジョン・ジェンキンス のリーダー・アルバムといったような受け取り方をされているでしょうか.
 確かにアルバムを聴いてみると ジョン・ジェンキンス のソロがクローズ・アップされています.

 1 曲目のスタンダード "From This Moment On" が流れた途端、「あれっ、ちょっと面白い (変な) アレンジだなぁ ・・・・・」
 と、いきなりの不安がよぎったのですが、ほんの最初のフレーズだけでその後は 「なかなかいいアルバムじゃん」 .


 そして 3 曲目の "Everything I Have Is Yours"
 この演奏だけでも、このアルバム買った価値あると思っちゃうほどボクのお好み.

 この曲、 ビリー・ホリディ や ジュリー・ロンドン の歌物でも聴くことができます.
 ちなみにボクは ジュリー・ロンドン のコテコテの甘さに軍配.



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 前回の ジョニー・グリフィン も、今日の ジョン・ジェンキンス も シカゴ 出身のミュージシャン.
 アイラ・ギトラー のライナーノーツにも書かれていますが、この当時 ニューヨーク はもちろんですが、 シカゴ からも多くのミュージシャンが輩出されています.
 この頃の Blue Note だけ見ても ジョニー・グリフィン 、 クリフォード・ジョーダン 、 ジョニー・ギルモア など ・・・・・


 ジョン・ジェンキンス で有名なのが "Alto Madness (Prestige 1957)" や "Jenkins, Jordan and Timmons (New Jazz 1957)" でしょうか.
 今日の Blue Note のアルバムはワン・ホーンによるものですので、気兼ねなくのびのびと吹いている感じがします. 
 上記のほかに、 Blue Note では "Hank (BLP-1560)" と "Cliff Jordan (BLP-1565)" でサイドメンとして録音がありますが、どちらかというとマイナーなミュージシャンです.


 演奏スタイルは、当時たくさんいた チャーリー・パーカー 派 の一人とでも言えばいいのでしょうか.
 少し脚光を浴びたものの結局は音楽で生計を立てることは難しく、いろいろやりながら音楽も続けていたようです.



 ケニー・バレル と ソニー・クラーク は、ボク的にはまぁちょっと控えめな感じ.
 可もなく不可もなく、といった感じです.



 やっぱりこのアルバムは ジョン・ジェンキンス のアルバムですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



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 今朝の風景ですが、曇り空.

 ただ風はとても爽やかで気持ちいい
 とても梅雨時のジメジメした感じとは全く違います.


 こんなにも爽やかな曇り空なので、ウッドデッキに出て EURO でも観ることにしようか.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Easy Living

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 連日の猛暑日 ・・・・・・・・

 職場ではエアコン効かせて、家では早めに寝室に飛び込みエアコン.
 これじゃぁねぇ ・・・・・・・ 本当に身体に悪い.



 おまけに夕方になると夕立 & 雷.


 昨日はそんな雷を写真に収めようと数百枚撮ったのですが、見事に全滅.



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 仕方がないので、 2 年前に取った写真を掲載しておきます.
 サムネではわかり辛いのですが、一応稲妻を捉えている写真.


 今日こそと思って帰ってきたんだけれど、幸いにも今日は夕立ありませんでした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、最近はあまりにジャズの話題とはかけ離れて脱線しまくりでしたので、今日は心を入れ替えきちんとジャズ・アルバムを.
 それも正統派の Blue Note なのです.



 ただ日本ではどうも評価が今一つな感じのミュージシャンなのです.
 今はそんなでもないと思うのですが、ボクがジャズを聴き始めた頃なんて、ほとんどリクエストされないミュージシャンの一人.





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  " Easy Living / Ike Quebec "





  1. See See Rider
          (M.Rainey-L.Arant) ・・・・・ 8:59
  2. Congo Lament
          (Bennie Green) ・・・・・ 6:50
  3. Que's Pills
          (Stanley Turrentine) ・・・・・ 5:37
  4. I've Got a Crush on You
          (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・・ 6:49
  5. Nancy (With the Laughing Face)
          (P.Silvers-J.V.Heusen) ・・・・・ 7:22
  6. Easy Living
          (L.Robin-R.Rainger) ・・・・・ 5:00
  7. B.G.'s Groove Two
          (Bennie Green) ・・・・・ 6:10
  8. I.Q. Shuffle
          (Ike Quebec) ・・・・・ 9:42





  Ike Quebec (ts), Bennie Green (#1-3, 7, 8: tb),
  Stanley Turrentine (#1-3, 7, 8: ts), Sonny Clark (p),
  Milt Hinton (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 20, 1962.








 このアルバムですが、 Blue Note では時々みかける、カタログには載ったもののリリースされずにお蔵入りしていたアルバムの一枚です.
 1980 年代になってようやく日の目を見ました.


 その後 CD 発売などされたもののずっと手に入れることができず、昨年 6 月の再販時にようやく購入したものです.
 これを購入した頃って、結構無理して Blue Note の 4100 番台は片っ端から購入していた頃でした.
 ただ、このアルバムに関してはピアノの ソニー・クラーク がとても興味あったので即クリック.



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 有名な "See See Rider" からこのアルバムは始まります.
 が、この演奏がとても脱力系の演奏なのです.
 かなり期待して購入しただけに、最初この曲聴いた時は思いっきり力が抜けました (笑) 


 この曲は12小節のコテコテのブルースで、 1924 年に Gertrude "Ma" Rainey によって最初のレコーディングが行なわれました.
 エルヴィス をはじめ多くのミュージシャンがカバーしている、とても有名な曲です.



 4 曲目から 6 曲目までの 3 曲がカルテットでの演奏で、残りの 5 曲は タレンタイン と グリーン が加わったセクステットでの演奏.
 7 曲目の "B.G.'sGroove Two" と 8 曲目の "I.Q. Shuffle" は今回の再販に伴うボーナス・トラック.


 ソニー・クラーク がピアノだったので即購入ということを書きましたが、ここでの演奏は正直アメイジングとは言い難いのです.
 それでも "I've Got a Crush on You" でのしっとりした演奏を聴いていると ・・・・・・・ 曲名じゃないけれどやっぱり 「首ったけ」 って感じなのです.



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 ボーナス・トラックを含めたセクステットでのホーン・アンサンブルも聴き応えありますが、ボクはやっぱりアナログ盤で言うところの B 面にあたる 4 曲目から 6 曲目のような演奏が好きです.


 いかにも アイク・ケベック らしいと言えばらしい.
 アイク・ケベック が苦手な人は、きっといつもこんな演奏という感じでダメなのでしょうか.

 独特の音を引っ張る感じが好き嫌いの分かれ道かな.
 このあたりが、ある意味でちょっと古い感じの演奏とも言えるんだけれど.



 5 曲目の "Nancy (With the Laughing Face)" は、 Jimmy Van Heusen が作曲.
 この Jimmy Van Heusen は、 ビング・クロスビー や フランク・シナトラ とは大の仲良しで、彼らのために何曲も書いています.
 そんな フランク・シナトラ の娘 ナンシー・シナトラ のために書かれた曲がこの曲.



Ike Quebec002

 いかにもいい人、って感じですね.

 彼は 40 年代から Blue Note への吹き込みがあり、演奏だけではなく他の部分で、Blue Note に大きく貢献したというのも有名な話です.
 いろいろな新人ミュージシャンを紹介したり、 RVG スタジオまでミュージシャンを載せて送る運転手までしていたことも有名なお話しですね.


 もっともっと評価が高くてもいいと思うんだけれどなぁ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最後にちょこっと映画のお話し.


 今夜 WOWOW オンデマンド で "サベージ・キラー" という映画を観たんだな.
 まぁこの映画、超 B 級スプラッターでグロさも満杯って感じなんだけれど、不思議といい感じのするところもあったりして、とても微妙な映画だった.



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 主役の アマンダ・エイドリアン 、とってもキレイな人なのですが、後半は写真のようにドンドンすごいことになっていきます.
 まぁ万人受けする映画ではないので、あまりお勧めできないのですが (笑)



 エンディング曲がちょっと Evanescence ぽくて、映画とは全然違う雰囲気.
 ちょっと調べてみたら Nocture というグループで、ヴォーカルは Mandy Suiter .
 曲名は "Caged" .

 いや〜っ、この曲とても透明感があって、ちょっとゴシックっぽい感じでステキな曲でした.



 最後の写真はビックリですが、夏はこんな怖い写真もいいかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

GO !






2014.10.26 004

 今日も雲はあるもののいいお天気でした.
 この週末のやらなくちゃいけないこと ・・・・・・・・ と言っても、買い物と散髪くらいなんですが.
 昨日みんなやってしまったので、今日はゆっくりジャズでも聴きながら本でも読もうと思っていたんだけれど、なにかウダウダしているうちに一日が終わってしまいそうです.


 昨日、ちょうど書籍が届いたのでグッド・タイミングだったのですが.




 そのうちの一つはブログ友 NetHero さんが ブログ で紹介していた、歴史を題材にした小説.
 "幕末維新の暗号 上下巻 (加治将一著)"
 特に歴史には興味なく、この物語の背景でもある幕末から明治に至る辺りも、有名な人々の名前をほんの少し知っている程度.
 それでもちょっと面白そうなので文庫本を購入.

 最初の数ページ読んでみたのですが、結構面白そう.
 こういった歴史物は、みんな実際に目にした訳ではないのでいろいろな推理 ・・・・・ あるいは空想ができてしまいます.
 だからこの手のジャンルは、書籍はもちろんドラマや映画にもたくさんあったりします.



 もう一つは、文庫本と比べようもないくらいズッシリをした書籍.
 値段も医学書なみの価格 (笑)




2014.10.26 0048

 "ブルーノート・レコード 妥協なき表現の軌跡"
 写真は家にあった ブルーノート 関連の本を並べてみました.


 こういったジャズ関係の書籍は、一時できるだけ読まないようにしていましたが最近になって少しずつではありますが手に取るようになってきました.


 知識なんてなくても音楽は楽しめます ・・・・・・・・

 がっ、いろいろな知識がそこに加わると今までとちょっと違った聴き方ができ、さらに聴くのが楽しくなったりするのも事実のようです.
 そのいい例が "ONGAKU ゼミナール" かな.
 そんな感じでここ数年は書籍も手に取ったりしています.


 ブルーノート に関しては上の写真の通りこれで十分かな.
 もっともっと関連図書はありますが、あまり知識詰め込んでも消化しきれずに爆発してしまいそうですから.



 さて、この "ブルーノート・レコード 妥協なき表現の軌跡" ですが、 ブルーノート 創立 75 年を記念して発行されたもの.




BlueNote75

 この ブルーノート 75 周年記念については、すでに昨年から "ブルーノート・ザ・マスターワークス" として SHM-CD がお買い得価格で発売されていたり、アナログ盤の再販など.

 今日何気にこの SHM-CD シリーズのラインナップを確認していたら、見逃していたものがあることを発見.
 どうしようか ・・・・・・・
 すでに 12 月発売のアルバムを 10 枚ほど予約してあるので ・・・・・・・・

 ・・・・・・ 悩むのです.




 さらに下の写真のような強烈なものも発売されています.
 75 周年に合わせ、 75 枚のアルバムと、それを入れた Astell &Kern 社のハイレゾ対応のポータブルオーディオ機、冊子、専用のアルバムスタンドがセットになっています.
 世界で 1000 組限定のようなので、日本へは一体どのくらい来るのでしょうか.

 まぁ価格がかなり高額なのは目に見えていますので、もしボクに買えるチャンスがあったとしても購入は無理.



 ちなみに 小川隆夫 氏はこのデモ機をいただいたようで、うらやましい限りです.




ZZZ Bluenote75-002

 



 ということで、今日は Blue Note 聴かなくちゃ.
 午前中からこのアルバムを何回も聴いています.
 この演奏者もとても有名なミュージシャンなのですが、どうもボクの好みとはちょっと違うような感じで、これまた好んで棚から CD を取り出すことがないのであります.







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  " Go ! / Dexter Gordon "





  1. Cheese Cake
        (D.Gordon) ・・・・・ 6:33
  2. Guess I'll Hang My Tears Out to Dry
        (J.Styne-S.Cahn) ・・・・・ 5:23
  3. Second Balcony Jump
        (B.Eckstine-G.Valentine) ・・・・・ 7:05
  4. Love for Sale
        (C.Porter) ・・・・・ 7:40  
  5. Where Are You ?
        (J.McHugh-H.Adamson) ・・・・・ 5:21
  6. Three O'Clock in the Morning
        (D.Terris-J.Robledo) ・・・・・ 5:42




  Dexter Gordon (ts), Sonny Clark (p),
  Butch Warren (b), Billy Higgins (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, August 27, 1962.








 
 デクスター・ゴードン もそんなには好んで聴くテナーではありません.
 アルバムも ブルーノート の数枚あるだけです.
 ボクの受ける印象がどうも ソニー・ロリンズ に似た感じで、悪くないんだけれど、さりとて大好きなテナーとは言い難い.

 なんでだろう ・・・・・・・

 こういうのは感覚的なものがあるので、仕方ないかな.




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 このアルバムは、午前中から何度となくかけているんだけれど、全然普通に聴けてしまいます.
 ・・・・・・・・・ 当たり前か (笑)

 いかにも ブルーノート といった骨太の音がスピーカーから流れてきます.
 こういったアルバムは夜小さな音で聴くよりも、やっぱり大きな音で聴いた方がいいねぇ.


 ただ、やっぱりソロの部分で気になってしまうところが結構あったりします.
 間の取り方がちょっと違うのかなぁ ・・・・・・・・

 "Cheese Cake" だけが彼の曲ですが、アルバムの一曲目を飾るにふさわしい、とてもステキな曲なんだな.



 映画 "ラウンド・ミッドナイト" の主役でしたが、映画での演奏はちょっと抑えた感じで、今日のアルバムのような感じとはちょっと違っていたように思います.
 まぁ映画での役はもっとボロボロの状態だったので、あえて言葉少なめだったのかもしれません.




DexterGordon006

 彼の代表作は "Our Man In Paris (BLP-4146)" ですが、今日のアルバムも同じくらい評価のいいアルバムです.
 当時の デクスター・ゴードン は、それまでの麻薬常用の結果、酒場での出演許可が下りず失業状態.
 そのためこのアルバム録音の二日後、 "A Swingin' Affair (BLP-4133)" の録音を終え ロンドン へ旅立ち、  1976 年まで ヨーロッパ を活動拠点に定め、多くのアルバムをリリースしました.
 当時は ヨーロッパ のほうがジャズ・ミュージシャンたちを暖かく迎えてくれたので、多くのミュージシャンたちがヨーロッパで活動していました.

 そんなアルバムの代表作が "Our Man In Paris" でした.



 このアルバムはバックのリズム・セクションが日本でも人気のある ソニー・クラーク・トリオ .
 このピアニストも若くして亡くなってしまいましたが、独特のタッチで日本でも人気のあるピアニストです.
 そういったこともあって、このアルバムの評価が結構高いのでしょうか.

 そういえば SHM-CD シリーズも、 ソニー・クラーク のアルバムが何枚か再販されていました.




 ということで、今日は前置きがかなり長くなったのでアルバムはサラリと (笑)






 最後は昨日の夕焼け.
 最近本当に、夕焼けがキレイな日が続いています.




2014.10.25 0013

 手前の鉄塔や山並みなどもくっきり写してみました.
 手持ちでこれだけ撮れれば、まぁ自己満足.

 最初の写真なんか見ていると、やっぱりもう少し広角 ・・・・・・・・・


 でもここはグッと我慢、 CD 買うのとは訳が違います.


 なんてったって CD 約 100 枚ほど買えちゃう金額なんですから.



Blue Serge

 久しぶりに風邪気味.
 そういえば去年は一度も風邪で熱が出たりということがなかったので、本当に久しぶり.

 日曜日の夜ちょっとおかしいなぁ ・・・・・・ という感じで、早めにベッドへ.
 月曜日の朝起きたら喉の痛みが出ており、数日はっきりしない体調.

 幸い、熱が出ないのが救いですが、喉の痛み鼻水.
 本当に 「はっきりしない」 というのがピッタリの体調です.
 ようやく体調がよくなりつつありますが、もうちょっとかな.


 そんなんでこの一週間はかなりブルーな気分.
 ブルーなイメージのアルバムでも聴いて過ごします.







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  " Blue Serge / Serge Chaloff "




  1. A Handful of Stars
       (J.Lawrence-T.Shapiro) ・・・・ 5:34
  2. The Goof and I
       (A.Cohn) ・・・・ 4:46
  3. Thanks for the Memory
       (R.Rainger-L.Robin) ・・・・ 3:47
  4. All the Things You Are
       (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・ 5:25
  5. I've Got the World on a String
       (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 6:44
  6. Susie's Blues
       (S.Chaloff) ・・・・ 5:09
  7. Stairway to the Stars
       (M.Malneck-M.Parish-F.Signorelli) ・・・・ 4:51
  8. * How About You ?
       (R.Freed-B.Lane) ・・・・ 5:24




  Serge Chaloff (bs), Sonny Clark (p),
  Leroy Vinnegar (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Capitol Studios, LA, CA, March 14 & 16, 1956.
  * (# 8: not part of the original album.)






 アルバム・タイトルが Blue でジャケットも Blue な感じなのですが、聴いた感じはそんなに Blue な感じはありません.
 どちらかというとのびのびと演奏している感じ.
 まぁジャケット見てもらえばわかるとおり、隣にこんな美人がいればブルーな気分なんかどこかにいってしまいそうです (笑)

 バリトン・サックスと言うと、どうも音のイメージ的にアダルトチックな感じがしてしまうのですが、このアルバムでは朗々とした演奏です.
 スタンダードの "All the Things You Are" なんかもとても軽快.







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 ジャケットが結構シャレています、有名なジャケット写真ですね.
 serge = 服地 、と彼の名前を掛け合わせたジャケットです.
 このジャケットですが、ボクが持っている数少ないアナログ盤の中の一枚でもあります.
 ジャケットが好きで、処分できずに持っています.

 今回よく見たら、ジャケットの合わせが逆ですね.
 サックスは逆になっていないので、女性用のジャケットなのかな ・・・・・・・・
 そうなると、この意味を知りたくなったりします.


 このアルバムではワン・ホーンによる演奏です.
 Capital レーベルには 1955 年に録音された "Boston Blow-up !" がありますが、そちらのアルバムは他のホーンが入っていますし、メンバーも白人中心です.
 前者はホーン・アンサンブルが聴きどころでしたが、このアルバムはそれぞれのソロをじっくり楽しむことができます.
 このアルバムの特徴として、バックのリズム・セクションに Sonny Clark と Philly Joe Jones がいることでしょうか.

 この二人が結構いい味出してます.
 肩の力の抜けたいい演奏なのです.




Serge Chaloff 001

 サージ・チャロフ は 1923 年 11 月 24 日 ボストン 生まれのサクソフォン奏者.
 楽器はジャズ・シーンでは珍しい バリトン・サックス .
 小さい頃、 デューク・エリントン楽団 のバリトンサックス奏者 ハリー・カーネイ の演奏に夢中になり、この楽器を演奏するようになったようです.

 チャーリー・パーカー の影響を受け、他のサックス奏者に先駆けてビバップ様式で演奏した ・・・・・ らしいのですが、いかんせんボクは バップ や ハード・バップ の区別がよくわからない (まぁこれだけ聴いているから何となくは区別できますが、知らない人たちにその違いを説明できないのです) ので 「へぇー、そうなんだ」 って感じです.

 彼も多くのミュージシャン同様、ヘロイン中毒のためにアルバム制作などは非常に限られたものだったようです.
 その後脊椎に癌を患い、 1957 年 7 月 16 日 33 歳で亡くなっています.


 このアルバム、内容的にはやっぱり地味な感じはしますが、たまに聴いてみるとホッとできるようなアルバム.






 アルバムの Blue に因んで、二つほどちょっとした話題など.




140000

 キリ番 ・・・・・・・・ アクセス数が 140000 です.
 前にも書きましたが、この数字にはビックリ.
 この 1 年くらいで 80000 アクセスくらいですので ・・・・・・・ まぁこれは Blue には関係ないのですが.


 実はもう一つ、少し前に Type R の走行記録が 111111 というキリ番だったのですが、ボケ〜っと運転していたら写真撮り忘れてしまいました.

 ・・・・・・・ ブルーな気分、増悪です.




 最後もブルー ・・・・・・・・・・・
 と言っても、こちらはとても素敵な空 .




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 放射冷却現象のせいでしょうか、毎日いいお天気が続いています.
 今日も快晴、のお天気


 明日も天気はいいのでしょうか ?

 感冒症状も無くなってくれればいいのですが ・・・・・・・・・

All the Way

 3 年くらい前に、このアルバムのタイトルで記事を書きましたが、内容はまったくと言っていいほどアルバム内容に触れていなかったので、もう一度データを中心に書いてみます.

 だから今日のタイトルも "Candy ll" ・・・・・・・ 決して、別テイクの新しいアルバムが出たということではありませんので.

 ・・・・・・・ にしようと思ったのですが、あまりにセンスが良くないので変えました.




1590






  " Candy / Lee Morgan " (BLP-1590)





  1. Candy
       (M.David-A.Kramer-J.Whitney) ・・・・・ 7:03
  2. Since I Fell For You
       (B.Johnson) ・・・・・ 5:35
  3. C.T.A.
       (J.Heath) ・・・・・ 5:04
  4. All The Way
       (S.Cahn-Van Heusen) ・・・・・ 7:24
  5. Who Do You Love, I Hope
       (I.Berlin) ・・・・・ 4:58
  6. Personality
       (J.Burke-Van Heusen) ・・・・・ 6:12
  7. All At Once You Love Her
       (O.Hammerstein-R.Rodgers) ・・・・・ 5:26


  # 7 : Bonus track, not part of original album





  Lee Morgan (tp), Sonny Clark (p), Doug Watkins (b),
  Art Taylor (ds)
  # 2, 6, 7 :
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, November 18, 1957.
  # 1, 3 - 5 :
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, February 2, 1958.





 Blue Note での、 リー・モーガン 6 枚目のリーダー・アルバムです.
 このアルバムは、ピアノ・トリオをバックにワン・ホーンで吹きこまれています.
 リー・モーガン の Blue Note 時代を代表するアルバムと言ってもいいくらい、非常に評価の高いアルバム.




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 初めてのリーダー・アルバム "Lee Morgan Indeed !" (BLP-1538) が吹き込まれたのが、 1956 年 11 月 ・・・・・ わずか 18 歳でした.
 そしてこのアルバムは、その初レコーディングから 1 年ちょっと後に吹き込まれています.
 約 1 年の間に、リーダー・アルバムが 6 枚で、結果的にそのすべての演奏が素晴らしいものばかりなのですから、「神童」と呼ばれるのも納得なのです.



 このアルバムで一番好きな演奏は、 4 曲目の "All The Way" .
 まず、曲がとても素敵な曲なのです.

 この曲は 1957 年に公開された映画 "The Joker Is Wild" (邦題: 抱擁 ) の主題歌.
 この映画に主演した フランク・シナトラ が歌って、大ヒットした曲です.

 1957 年 (第 29 回) アカデミー賞で、 最優秀歌曲賞 を獲った曲でもあります.




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 こういう曲の リー・モーガン は、とても 10 代とは思えないような演奏をします.

 アルバム・タイトル曲 "Candy" は、 1944 年に作られた今で言うところのポピュラー・ソング.
 最初の吹き込みは Johnny Mercer と Jo Stafford のデュエットで、この曲も当時は大ヒットしたようです.
 You Tube で、このオリジナルを聴くことができました ・・・・・ さすがに映像はありませんでしたが.

 リー・モーガン は、オリジナルよりもアップ・テンポで軽快な演奏にしています.

 ソニー・クラーク のピアノもいいなぁ ・・・・・・ このアルバムの良さは、バックの演奏の良さもありますね.


 ・・・・・・・・・・・ "Since I Fell For You" もいい.







 以前書いた時に話題にしたのは、このアルバムのアナログ盤のことでした.
 その昔持っていたアナログ盤をほとんど手放してしまったのですが、数枚はまだ家に置いてあります.
 もう聴くことはできないんだけれど、アルバムをインテリアとして飾っています.



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 額は、昔専用に作った額.
 今飾ってあるのは写真の "Blue Train" と "Sonny Rollins vol.2" .
 本当は数カ月ごとにジャケットを変えるつもりだったのですが、ここ一年くらいはこの 2 枚のままです.



 "Candy" も御覧のように残してありますが、この額に収まったことはなし.
 たまには陽の目を見せてあげないといけないでしょうかね.



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 このアルバム購入した頃は、このシリーズみんな購入なんてとてもできなかったなぁ.
 今だったら、多少無理してでもみんな揃えてしまっただろうに ・・・・・・ .

 それにしても Blue Note ・・・・・・・ 聴いてもいいし、見てもいい.
 こういうところが人気の理由なんだろうな.

 一枚買うと、次から次へと集めたくなってしまいます.
 数年前までほんの数十枚だった Blue Note の CD も、気がつけば 300 枚ちかく ・・・・・・ いくらかかったかなんて、とても奥様に言えません.

Minor Meeting




 バロンドール (Ballon d'Or) ・・・・・・・・


 フランス語で 「黄金の球」 の意味.
 1956 年にフランスのサッカー専門誌 "フランス・フットボール" が創設したヨーロッパ年間最優秀選手に贈られる賞で、受賞者には黄金のサッカーボールを模したトロフィーが贈られる.
 2010 年度からはこれまで FIFA が選出していた 「FIFA最優秀選手賞」 と統合され 「FIFA バロンドール」 として表彰される ・・・・・・ by Wikipedia.




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 ということで、めでたく本年度の受賞者はこの二人.

 やりましたね 澤 穂希 選手、本当におめでとうございました.
 ワールドカップでの活躍をみれば、当然ともいえる受賞です.
 スピーチも、もう少し気のきいたことでも言うのかと思っていたら、緊張感ありありのスピーチになってしまいましたが、それもご愛敬.


 ブラジルの マルタ 選手が 5 年連続でバロンドールを獲っていたというようなことが書かれていますが、正確には FIFA 女子年間最優秀選手賞 を連続で獲っていたが正しいですね.
 今回の 澤 選手の受賞も、 バロンドール ではなく FIFA 女子年間最優秀選手賞 です.
 FIFA バロンドール の受賞者は、 リオネル・メッシ (アルゼンチン) ただ一人です.
だから、 メッシ だけが金色のボールで、 澤 選手は盾になるんですね.


 ・・・・・・ メッシ に関しては、まぁこれはほとんどの人が認めざるを得ない、当然と言えば当然でしょう、単に得点能力というだけでなく、ゲームを組み立てたり、得点に絡んだりと ・・・・・・ 天才ですから.




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 さらに、 佐々木則夫 監督が FIFA 女子年間最優秀監督賞 、 日本サッカー協会は FIFA 年間フェアプレー賞 (日本というチームではなく、協会がもらったんですね) を受賞しています.


 日本って、いつからこんなにサッカーで注目される国になったんだろう.
 ボクの子供の頃なんて、ワールド・カップなんてものは日本に関係のないものだと思っていたのにね.





 さて、年末に届かなかったアルバムの一枚です.
 事前の知識が全くと言っていいほど無いアルバムでした.
 999 円なるが故の、衝動買いというやつですね.






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  " Tenorman / Lawrence Marable"





  1. The Decil And The Deep Blue Sea
         (T.Koehler-H.Arlen) ・・・・ 4:36
  2. Easy Living 
         (L.Robin-R.Rainger) ・・・・ 4:30
  3. Minor Meeting 
         (S.Clark) ・・・・ 4:32
  4. Airtight Side 
         (H.Geller) ・・・・ 3:39
  5. Willow Weep For Me 
         (A.Ronell) ・・・・ 4:45
  6. Three Fingers North 
         (S.Clark) ・・・・ 4:27
  7. Lover Man 
         (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・ 4:12
  8. Marbles 
         (S.Clark) ・・・・ 4:16




  James Clay (ts), Sonny Clark (p), Jimmy Bond (b),
  Lawrence Marable (ds)
  Recorded Capital Recording Studio, Hollywood, August 4, 1956.






 アルバムのタイトルと、ジャケット写真から、てっきり James Clay のリーダー・アルバムだとばかり思っていましたが、リーダーはドラムの Lawrence Marable でした.
 演奏を聴いても、テナーにスポットライトが浴びてしまう感じです.
 4 曲目の "Airtight Side" の後半、ちょっと長めのドラム・ソロが聴けます.





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 アルバム全体の印象は、いかにも西海岸という感じです.
 James Clay の演奏はちょっと太めでアーシーな雰囲気のテナーですが、演奏全体は、軽快に、そして淡々とした演奏という印象が強いですね.
 

 Lawrence Marable の演奏は、家のアルバムを捜せばどこかのアルバムのメンバーに名を連ねていると思いますが、正直このアルバムで初めて意識したようなものです.
 Blue Note Club の冊子に、 「999」 シリーズの特集があり、そこでのイチ押しがこのアルバムでした.
 おまけに Sonny Clark もいますし、あの "Minor Meeting" (BLP-1592 Sonny Clark Quintet で演奏されています) の初演とありますので、 Click !
 
 さらにこのアルバム、以前はアナログ盤が 20 万円とか 30 万円という値が付いていたようです.




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 一番左が Larance Marable

 Larance Marable は、 1929 年 3 月 21 日 ロサンゼルス生まれ.
 西海岸を代表するドラマーで、 初期には Dexter Gordon や Charlie Parker といったバップ・ミュージシャンとの演奏や、 Zoot Sims 、 George Shearing 、 Chet Baker などとの演奏があります.
 家の棚の中に "Chet Baker Sings" がありますが、ここにもドラマーとして参加していました.


 James Clay は、 1935 年 9 月 8 日 ダラス生まれ、1994 年 1 月 1 日死去.
 学生時代から地元のバンドで演奏し、そのバンドには Booker Ervin もいました.
 その後 カリフォルニア に出てミュージシャン活動をしていましたが、 1957 年の終わりには ダラス に戻り、陸軍に入隊したようです.


 Sonny Clark は有名ですので、あまり書く必要もありませんが、 1931 年 7 月 21 日ペンシルベニア州 Herminie 生まれ、 1963 年 1 月 13 日、ヘロインの過剰摂取により 31 歳で死亡.
 特に日本で人気のあるピアニストの一人です.




 結構渋めのメンバーの競演 ・・・・・・ Minor Meeting はこんなところから生まれたのでしょうか.



・・・・ Speak Low


 今日は 15:00 から約 1 時間、ラジオに出演です.
 まぁラジオと言っても、地元のコミュニティFM.
 番組の内容は ジャズ !! ・・・・・・ ではなくて、お仕事関係での出演でした.




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 What's コミュニティFM ・・・・・

 1992 年に制度化された超短波放送(FM)用周波数(VHF76.0〜90.0MHz)を使用する放送で最大出力は 20 Wです。
 2011 年 4 月現在、全国のコミュニティ放送局は 246 局.
 FMを使用する一般放送事業者は「県域放送」と「コミュニティ放送」に区分され、「コミュニティ放送」は放送エリアが地域(市町村単位)に限定されるため、地域の商業、行政情報や独自の地元情報に特化し、地域活性化に役立つ放送を目指しています。

 放送エリアに相応した営業エリアの狭さをカバーするため地区ごと、全国での共同営業に取組むほか、使命ともいえる防災・災害放送では地域と緊密な連携を保つなど、様々な問題に放送を通じ、貢献しています。
 設立基準の規制緩和が進み、法人格を有する起業者(規模の大小は問わない)のほか組合など団体でも開局できます。放送義務は小規模事業者でも運営ができるように「県域放送」に比べ、緩やかです。
 (日本コミュニティ放送協会ホームページから)




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 というような、地元のコミュニティFM ・・・・・・ ボクが住んでいるところでは、昨年 10 月に開局、ようやく 1 歳になろうとしています.
 コミュニティFMと言っても一応公共の電波放送で、ましてや生放送ですのでヤバいこと言えません.
 放送事故 ・・・・・・・ そこが一番心配でした (笑) .
 簡単な打ち合わせをして放送開始です ・・・・・・・ がっ、いきなり出だしでトラブル発生.
 曲を一曲流してトラブル解決 ・・・・・ このあたりは流石ですね、ボクはこの段階で固まりそうでした.



 まぁ、なんとか約 1 時間の放送終了.
 相手をしていただいた Y ディレクターのサポートもあり、なんとか終了です ・・・・・ この Y ディレクターはとってもきれいな方なので、オヤジ的にはラジオで話すということよりも、女性との会話のほうが緊張したという感じ (汗) .


 話しはまとまりのないところもあったりしましたし、いつもの話し方で少し早口に話したりしてしまいました.
 心の中では 「もっとゆっくり ・・・・・ささやくように ・・・・・」




 反省を込めて "Speak Low" でも聴いてみましょう.






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  "Sonny's Crib / Sonny Clark"




  1. With A Song In My Heart
  2. Speak Low
  3. Come Rain Or Come Shine
  4. Sonny's Crib
  5. News For Lulu




  Donald Byrd (tp), Curtis Fuller (tb), John Coltrane (ts),
  Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded September 1, 1957.






 「おいおい ・・・・・・・ Coltrane も喋りすぎでしょ、これって.」
 思わずそう言ってしまいそうな演奏です.
 このアルバムは John Coltrane との共演がクローズアップされています.


 この録音から 6 年後の 1963 年 1 月 13 日、アルバムのリーダーでもある Sonny Clark はヘロインの過剰摂取により 31 歳で亡くなっています.
 彼は 1957 年 4 月に東海岸へやってきて、何枚かのアルバム録音に参加し、 3 カ月後の 7 月には Blue Note での初リーダーアルバム "Dial S For Sonny" を吹き込み、 2 カ月後にはこのアルバムの吹き込みを行っています.
 これだけ短時間にリーダーアルバムを出すということは、 アルフレッド・ライオン の期待の大きさでしょう.
 そんな彼がヘロインに溺れ若くしてこの世を去る ・・・・・・・ でもこんな話は、ジャズの世界ではよくあるお話し.




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 さて演奏です、前半の 3 曲 (アナログ盤では A 面) がスタンダード、残り 2 曲は Sonny Clark のオリジナル.
 今日のブログ・タイトル曲 "Speak Low" なのですが、ボクがまず気にいったのが Donald Byrd のソロ.
 短いソロなのですが、ちょっと長めのフレーズで歌い上げるところが、ボク好み.
 Coltrane については、曲名通りもう少し囁くような感じがいいかなと思ってしまいます.


 そして 3 曲目の "Come Rain Or Come Shine"
 Curtis Fuller のゆったりしテーマから、 Sonny Clark のソロなのですが、これがしっとりしていていいんです.
 Coltrane ・・・・・・ 昨日からの続きになってしまいそうですが、こんな感じの演奏がとってもグッドです.


 最後の曲、 Sonny Clark のオリジナル "News For Lulu"
 曲としては、このアルバムの中で一番好きな曲です.
 ただ、 Sonny Clark のソロがいいかと言われると ・・・・・ ちょっと微妙な感じはしますが.
 でも好きになるのは、ソロの良さだけではないから ・・・・・ 女性と一緒ですね.




 実は 7 日の水曜日、隣町のコミュニティTVの取材もあった訳で ・・・・・・・・・ ラジオよりもプレッシャー 大 !
 どうも最近はこんな感じで、精神的負担増が続いています.
 小心者なので、精神的にも肉体的にもよろしくありません.


 これで終わりになりますように ・・・・・・・・・・・



Leapin' And Lopin' じゃない、春の一日

 寒い日です・・・・・小雨混じり
 一昨日、昨日と春らしいお天気だったのが一変してしまいました.






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  "Leapin' And Lopin' / Sonny Clark"




  1. Somethin' Special
  2. Deep In A Dream
  3. Melody For C
  4. Eric Walks
  5. Voodoo
  6. Midnight Mambo
  *7. Zellmar's Delight (bonus-tk)
  *8. Melody For C (alt-tk,bonus-tk)




 Tommy Turrentine (tp), Charlie Rouse (ts), Sonny Clark (p),
 Butch Warren (b), Billy Higgins (ds), Ike Quebec (ts: #2only)
 Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, November 13, 1961.






 とてもアルバム・タイトルのような一日ではありませんが、気分転換に.
 Sonny Clark の好きなところは、少しスローな曲でみせるちょっと独特な間の取り方かな ・・・・
 なんて、いかにも "わかっているよ!" 的なことを書いてしまいましたが、よくわかっていませんので.
 結構 Blue Note にはリーダー作品以外のものがあって、 「このピアノだれっ?」 って感じでアルバムを見てみると Sonny Clark ということがかなりあります.
 いろいろな人とやっていますよね.

 Charlie Rouse もよくわからないです.
 「おっ、いいじゃん、このテナー」 なんて思って聴いていると、突然変な音出したりして.
 一曲目 "Somethin' Special" でもアーシーないい感じで入ってきて、いいなーと思っていると最後の部分で "ピーッ、ピーッ" って感じで吹いちゃって ・・・・ ボクはこういったところがダメなのです.
 Rollins の "ブオーッ" という感じに似ていますね.




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 2 曲目だけ Ike Quebec が入って Quartet 演奏になりますが、こういった曲を吹かせると、いいですね.
 これでもかというくらい、臭さがあります.
 数フレーズ聴いただけで、嫌んなっちゃうくらい Blue で earthy な世界にドップリ引き込まれてしまいます.

 決して派手なアルバムではありませんが、たまに聴いてみるといいアルバムだと再認識させられます.
 この録音の 1 年 2 カ月後、Sonny Clark は薬物 overdose による心臓病が原因で 31 歳という若さで亡くなっています.


 ・・・・・ 珍しく、一般常識的なウンチクを.





 こんなどんよりしたお天気ですが、一つだけ心の中のモヤモヤが晴れたことがありました.
 "いつもの小川さん" の著書に "ジャケ裏の真実" があり、この本は Blue Note の 1500番台と 4000番台の 2 冊にわかれて発売されています.
 すでにボクのブログに何回も登場しているボクにとって数少ない情報源の一つでもあります.
 この 2 冊は出版社が違うため、現在は 4000番台が購入できないようです.




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 昨夜この 1500番台の epilogue を読んで、ようやく今までのモヤモヤしたものがなくなりました.
 4000番台の epilogue はすでに読んでいたのですが、なぜか 1500番台の最後の部分はまだ読んでいませんでした.
 そこには、どうして完訳本ではないのか・・・ということがきちんと書かれていました.



 なるほどねー ・・・・・・・



 ようやく理解しましたよ "いつもの小川さん" !



 おまけに、こういったアルバムに後日書かれているライナーノーツに対して、常々ボクが思っていることに近いことも書かれていました.
 オリジナルのライナーノーツはその時の進行形ですが、再発売などの時に書かれるライナーノーツはすでに過去完了した状態で書かれているんですよね.
 ボクはそういったものがあまり好きじゃありません.
 だって結果が分かっているものについて、あれこれ書いてもなにか面白くないじゃないですか.
 否定している訳じゃありませんよ、ボクはいらないというだけ.
 だから日本語のライナーノーツってほとんど読まないし、価格の安い International 盤に行ってしまいます.
 "いつもの小川さん" を知らなかったのも、そんな所以でしょう.


 ボクは、当時のリアルタイムなライナーノーツが読みたかったんですよね.
 そうすると 「当時はこんなだったんだ」 というようなことが見えてくるんですよね.
 それと全く同じようなことがこの本の最後にも書かれていました.


 ただ最近は大人になったせいか、こういった情報もとりあえず入れてみようかというような感じになっています.
 多くは必要ありませんが、こういった情報で楽しむのも有りかな、なんて思ってもいます.



 しかし ・・・・・・
 昨日のジャケット写真、かなりインパクトあるなー ・・・・・・・・ しみじみ
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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