Sonny_Criss

Black Coffee

 とうとう 10 月になってしまいました.
 今年も、残すところわずか 3 カ月です.
 そんなことをしみじみ噛みしめながら、のんびりいつものスタバでコーヒーを啜っていました.

 
 今夜は少しばかり、そんなコーヒーに因んだお話しなど.
 オヤジ的な語呂合わせでアルバムも選んでみました.

 タイトルにコーヒーがついている曲が入っているだけなんですがね (笑)
 






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  "This is Criss ! / Sonny Criss"




  1. Black Coffee
        (S.Burke-P.F.Webster) ・・・・・ 7:49
  2. Days of Wine and Roses
        (H.Mancini-J.Mercer) ・・・・・ 3:17
  3. When Sunny Gets Blue
        (M.Fisher-J.Segal) ・・・・・ 5:40
  4. Greasy
        (W.Davis, Jr.) ・・・・・ 2:25
  5. Sunrise, Sunset
        (J.Bock-S.Harnick) ・・・・・ 2:49
  6. Steve's Blues
        (S.Criss) ・・・・・ 6:21
  7. Skylark
        (H.Carmichael-J.Mercer) ・・・・・ 5:07
  8. Love for Sale
        (C.Porter) ・・・・・ 6:26




  Sonny Criss (as), Walter Davis Jr. (p),
  Paul Chambers (b), Alan Dawson (ds)
  Recorded at RVG studios, Englewood, NJ, October 21, 1966.







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 "Black Coffee" ・・・・・・・

 作曲は Sonny Burke 作詞が Paul Francis Webster 、 1948 年の曲です.
 有名なのは Peggy Lee の同名タイトルのアルバム.
 実はこの曲、 1960 年の映画 "Let No Man Write My Epitaph" のテーマ曲としても使われています.
 この映画には Ella Fitzgerald も出演し、数曲歌っていますのでコアなジャズ・ファンには有名な映画なのかもしれません.
 ボクは初めて知ったので You Tube で探してみたらしっかり映像がありました.
 映画自体は完全にコケてしまったようですが.


 Ella の歌う場面がいいですねぇ.
 このサントラ盤とも言えるアルバムが "The Intimate Ella" .
 ちょっと試聴してみましたが、このアルバムがまた結構よさそうなのです.



 またまた関係ない話に脱線してしまいました.
 Sonny Criss に戻しましょう.




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 ソニー・クリス は 1927 年 10 月 23 日 テネシー州 メンフィス 生まれ、 1977 年 11 月 19 日 病苦に耐えかね ロサンゼルス でピストル自殺.
 チャーリー・パーカー 系のアルト・サクソフォン奏者です.

 ハード・バップを代表するアルト奏者にも拘らず、評価はどうも低めのような感じを受けます.
 それは残されたアルバムの数がそれほど多くないこともあるのでしょうか.
 特にアップテンポの曲でみせる、パーカーばりのちょっと饒舌すぎるところがボクは苦手なのですが、ちょっとゆっくりめな曲での表現力は心にグッときちゃうんですよねぇ.
 このアルバムの "When Sunny Gets Blue" のソロのような.
 特徴的な音色とソロを取るので、すぐに彼の演奏とわかります.


 このアルバムは彼が Prestige に残した 7 枚のアルバムのうち、最初の録音になります.
 スタンダードを中心にした肩の力を抜いたような演奏です.

 スローな "Black Coffee" もいいんだけれど、 "When Sunny Gets Blue" や "Skylark" といったミディアムテンポの演奏が ・・・・・・・ 心憎いと言おうか.
 どこか、哀愁が見え隠れしてるんですよねぇ.


 Prestige 最後のアルバム "I'll Catch The Sun!" で演奏された "Cry Me A River" もよかったなぁ.
 もちろん晩年の "Saturday Morning" は言わずもがな.

 アップテンポのハイテンションな演奏はあまり好きではないと言いつつも、結構好きなアルト奏者なのです.





 さて、ここからが今夜の本題 ・・・・・・・ かもしれません.
 まずはいつもの東京のことから.





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 講習会場近くの気になる風景を激写.

 "ぢ" です !!


 これは今夜の話題とは関係ありません.
 ここを通るたびに、いつも見上げてしまうんですよね.
 今回はちょっと素敵に撮ることができたので、とりあえずアップしておきます (笑)




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 こちらが今夜の話題 ・・・・・・・・ スターバックス.
 銀座マロニエ通り店 です.

 金曜日の夜、講習会場の準備終了後に足をのばしてみました.
 前にも一度行ったことあったんですが、その時は混んでいたのでテイク・アウト.
 今回は窓際の席がちょうど空いたので、 1 時間ほどのんびり.




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 2 階にはコーヒーのバーカウンターや展示スペースがあるのですが、イスに座ってのんびりするには 1 階のほうがいいので.
 お店に行ったのは 27 日の金曜日ですが、ちょうど期間限定の "Starbucks Doppio Bar" がオープンしていたようです.
 これを知っていたら、多少混んでいても 2 階に行ったのに ・・・・・・・ 知ったのが土曜日だったので.



 このお店も コンセプトストア の一つ.
 全店制覇するつもりは毛頭ありませんが、とりあえず 3 店舗クリアです (笑)




 日曜日、講習会を終了して家に帰ると、そこにも スタバ が待っていました.




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 10 月 1 日から発売になったドリップ・コーヒー "ORIGAMI" .
 以前ネットでプレゼントの応募をしておいたものが見事にヒット.
 こういう ちょっとした ものは結構当たるんですが ・・・・・・・・ 6 億円がねぇ.




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 今回発売になったのは、ドリップタイプ 3 種類.
 それぞれ 1 パックずつ入っている "オリガミ アソートセット ( 3 袋入り)" .




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 とりあえず "パイクプレイス ロースト" をいただいてみました.
 説明に書いてある 「カカオや炒ったナッツのようなほのかな香ばしさに、やわらかな酸味をあわせ持つコーヒー。丸みをおびた口あたりとなめらかな後味が特徴です。」 というのは、ボクのレベルの舌ではよくわかりませんでしたが、まぁ美味しくいただきました.

 朝の日差しが似合うねぇ.


 ちなみにこのマグカップの旧デザインの方が、今のデザインよりもボクは好きです.




 今日は久しぶりに地元のスタバに.
 珍しく空いていたので、お気に入りの席を難なくゲット.
 やっぱりいつも通りが落ち着きます.

 ちなみに飲むのはいつも ホット・コーヒー・トールサイズ .



 当然ですが Black Coffee です ・・・・・・・

Saturday Morning

 今日はお休み ・・・・・・・・
 昼ごろまではお日様も出ていたのですが、その後どんより梅雨空.
 そして 3 時頃には雨も落ちてきました.


 久しぶりに CD ショップに顔を出してみました.
 地方の CD ショップには、すでに買えなくなったような限定版が売れ残っていたりするので、たまに ・・・・・ と言っても数カ月に一度ですが、顔を出してます.
 でも今回は欲しいものがまったくなく、無駄な買い物もせずにそのまま帰ってきました.
 今まででしたら、余計な物を必ず買っていたのですが ・・・・・ だいぶ大人になりました.


 さて、こんなどんよりした空に似合いそうな曲でも聴いてみましょう.
 本当は土曜日のほうが様になりそうですが.
 このアルバムは、ブログを書き始めた頃に、ほんのサラリと紹介したのですが、今日はデータも載せてみます.






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  "Saturday Morning / Sonny Criss"




  1. Angel Eyes
  2. Tin Tin Deo
  3. Jeannie's Knees
  4. Saturday Morning
  5. My Heart Stood Still
  6. Until The Real Thing Comes Along




  Sonny Criss (as), Barry Harris (p), Leroy Vinnegar (b),
  Lenny McBrowne (ds) ・・・・・・ Recorded May 1, 1975. 






 このアルバムは大好きなアルバム.
 想い出がたくさん詰まったアルバムです.
 このアルバムを聴くたび ・・・・・・ いえいえ、 "Saturday Morning" を聴くたびに、遠い昔のジャズ喫茶の想い出が蘇ってきます.

 一体何度この曲を聴いたのでしょうか ・・・・・ フレーズもみんな覚えちゃってますよ.


  Intermission ・・・・・・・・・・・・・ 書いている途中で電話がきたので、 45 分ほどお話し.
  女性が相手だとついつい話が長くなってしまいます ・・・・・・

  ・・・・・・ でも、まったく色気のないお話しでしたが (笑)




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 このアルバムのいいところは、あえて口数を少なくしているところでしょうか.
 Sonny Criss は、よく Charles Parker 派のハードバップ奏者という紹介がされています.
 ちょっと雄弁に、イマジネーション豊かな演奏もしますが、どこか影のような部分があります.
 そんな影の部分が際立っているのが "Saturday Morning" でしょう.

 おまけにピアノは Barry Harris です.
 独特の刻み方が、ちょっとクセになります ・・・・・・ 好きなピアニストの一人です.


 昔持っていたアナログ盤は、写真とは違うデザインのものでした.
 このアルバムは、"Saturday Morning" の入っている B 面ばかり聴いていた印象が強いのですが、 CD になって最初から通して聴いてみると、一曲目の "Angel Eyes" もどうしてどうして.
 今は廃盤になっているアルバムですが、数年前にオークションでようやくゲット.
 ライナーノーツなどの状態はそれほど良くありませんが、きちんと聴くことができればボクは満足するタイプなので、状態の悪さよりも手に入れた嬉しさのほうがはるかに上回っていました.


 最近はどうも想い出を引きずらない新しい CD をかなり買って聴いていましたから、たまにはこういった想い出ドップリのアルバムも悪くないですね. 


 そういえば今日はボーナスの支給日.
 天気はパッとしませんが、心なしか気分はルンルンです ・・・・・・・ でも家計はすべて奥様任せなのでわずかなお小遣いしかいただけないのが・・・・・・・・.
 まぁ今のご時世、ボーナスいただけるだけでもありがたいと思わなくちゃいけないですよね.


 無駄遣いしないようにしないとね・・・・・・・・・

Go Man ! / Sonny Criss

 今日は雨降り ・・・・・ 特に午前中はよく降ったなー.
 この時期にしては珍しいです.
 おまけに寒い一日、先週まで暖かだったので、余計に寒さを感じました.


 昔 "Memories of You" が好きでした.
 ところが、誰の演奏したものが好きだったのか、思い出せません (これって、若年性認知症???・・・・・ いや、壮年でした) .






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  "Go Man ! / Sonny Criss"




  1. Summertime
        (D.Heyward-G.Gershwin) ・・・・ 4:01
  2. Memories Of You
        (Razaf-Blake) ・・・・ 3:47
  3. Wailin' Wuth Joe
        (S.Criss) ・・・・ 2:43
  4. How Deep Is The Ocean
        (I.Berlin) ・・・・ 2:56
  5. The Blues For Rose
        (S.Criss) ・・・・ 2:30
  6. The Man I Love
        (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・ 3:17
  7. Until The Real Thing Comes Along
        (Holiner-Nichols-Cahn-Chaplin-Freeman) ・・・・ 4:03
  8. Blue Prelude
        (Jenkins-Bishop) ・・・・ 2:36
  9. After You've Gone
        (Creamer-Layton) ・・・・ 3:39
  10. Come Rain Or Come Shine
        (Arlen-Mercer) ・・・・ 3:48
  11. How High The Moon
        (Lewis-Hamilton) ・・・・ 3:06
  12. If I Had You
        (Campbell-Connelly-Shapiro) ・・・・ 2:41




  Sonny Criss (as), Sonny Clark (p),
  Leroy Vinnegar (b), Lawrence Marable (ds)
  Recorded at October 31, 1956.






 ・・・・・・・ このアルバムを聴いていて、ふとそんなことを思いました.

 ジャズ聴いている割には、アルバムの情報を努めてインプットしようなどと思っていないので、ただ流れてくる音の中でまったり聴いているだけ.
 だから、もう何回も聴いているアルバムの中に 「こんな曲入っているんだ」、 「こんな人も一緒に演奏しているんだ」 ・・・・・・・ なんていうことがしばしば.
 きっと歳とともに、記憶回路も鈍くなっているんでしょうね.
 でも、逆に考えるとそのたびにいろいろな感動に巡り会えるというメリットがあります.




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 このアルバムは、まずなんといってもジャケット・デザインでしょう.
 このジャケットはいい ・・・・・・・ 健康的な色気があって、大好き.
 前も書いたように、このアルバムも以前買ったアナログ盤をとってあり、部屋の中に飾ったりしています.
 部屋の壁には、アナログ盤を飾るための黒フレームの額が 2 つあります.
 これはそのために、額屋さんに作ってもらったもので、気が向くと中のアルバムの入れ替えをしています.
 ・・・・・・・ また話が横道に逸れました.



 このアルバムはスタンダード中心に、ワンホーンのカルテット演奏で、一曲ごとの演奏は短く、せっかく Sonny Clark がピアノを弾いていても、ほとんど彼の見せ場はなく Sonny Criss の独壇場.
 Blue Note なんかのアルバムとはまったく趣きが違うので、そういう意味では物足りない部分もあります.
 でも、このアルバムは、選曲のよさや、ジャケットのよさからか、超人気盤.


 Sonny Criss の独特な "泣き" が、ボクは好きです.
 この "泣き" って、ボクの心の中のあるところにきゅっとくるもので、ボクはそれを演歌に例えています.
 ところが逆にその部分が嫌い ・・・・・・ というか、耳障りに感じられることもあります.
 こういうところが、音楽のおもしろいところで、気分なんかで受け止め方がガラリと変わる.
 だから Sonny Criss も好きなんだけれど、ずっといたいとは思わない愛人のような存在でしょうか.



 ・・・・・ ボクは経験ないので憶測の域を出ませんが.



 きっとジャケットの女の子のように、ちょっと気が強くて、少し高飛車で、とても綺麗な女のような存在なのかも ・・・・・・・ ボクは Sonny Criss を聴く度に、ジャケットの男のようになってしまいます .




 行く先は、ローマの街並みなのでしょうか ・・・・・・・・・

泣きのアルト

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 Sonny Criss というアルト吹きがいます.
 僕の大好きなアルバムは "Saturday Morning" というアルバムで、 XANADU というレーベルから出ていましたが、今は廃盤かな.
 少し前に、ボクも中古をやっとの思いで探しました.

 彼のアルトは、俗に言う 「泣きの」 アルトで、日本人の演歌心をくすぐるような演奏をします.
 1977 年 11 月 19 日ピストル自殺 (一部では自殺かどうかはっきりしないようですが) をしてしまいました.
 その頃ちょうどジャズ屋でバイトしていて、悲報を聞いてみんなで静かに聞いたのがこのアルバムでした.

 ボクのジャズは、いまだにあの頃を引きずったまま、時間が止まったような聴き方です.
 こういうアルバムを聴くと、その当時のジャズ屋の景色や、匂いが蘇ってきます.
 今度、このジャズ屋のことを少しずつ書いていこうと思っています.


 そのジャズ屋は、平塚の PA-PPAR というジャズ屋です.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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