Star_Dust

Star Dust

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 EOS学園 の撮影実習 から家に帰り、すぐに濡れたもののお片付け.
 今回は結構濡れたものなどが多いので、少しお疲れモードではありましたがパパッと片付け.
 普段は重い腰なのですが、こういう時だけはフットワーク軽くなります.

 カメラもレンズを外して防湿庫へ


 ところがこれが大失敗.




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 (イメージ写真: DIY 建築士の日々 から借用)

 濡れたストラップ着けたまま入れたものだから、次の朝何気なく湿度計見たらなんと 80% !!!


 防湿庫が保湿庫になっていました (涙)




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 来週の講評会のための作品作りも、仕上げ用のプリント用紙がまだ届かないので一休みしてブログ更新.

 ここ数日暑い日が続いていますが、今日のアルバムのような演奏を午後にでも聴いちゃうと、何にもやる気がなくなり日差しの中で シエステ になってしまいそうです.





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  " Star Dust / Lionel Hampton "





  1. Star Dust
        (H.Carmichael-M.Parish) ・・・・・ 15:13
  2. One O'Clock Jump
        (Count Basie) ・・・・・ 8:07
  3. The Man I Love
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 13:41
  4. Oh, Lady Be Good
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 7:14






  Lionel Hampton (vib: # 1 only),
  Charlie Shavers (tp), Willie Smith (as),
  Corky Corcoran (ts), Barney Kessel (g),
  Tommy Todd (p), Slam Stewart (b),
  Jackie Mills (ds: # 3, 4), Lee Young (ds: # 1, 2)

  Recorded Live at "Jast Jazz" concert, Civic Auditorium,
            Pasadena, California, August 4, 1947.







 1947 年 8 月 4 日に、 カリフォルニア州 パサディナ の Civic Auditorium で開催された第三回 "Jast Jazz" コンサートの模様を収めたアルバムです.
 このコンサートは一回目が同年 4 月、二回目が 6 月に行われました

 第二次大戦終戦の 2 年後にこんなアルバムが作られているんだから、やっぱり アメリカ はすごかったとついつい思ってしまいます.

 この頃、 日本 はまだ焼け野原だったのでしょうか ・・・・・・




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 ライオネル・ハンプトン と言えば、まずこのアルバムをほとんどの方が思い浮かべるんじゃないでしょうか.
 そのくらいこのアルバムの "Star Dust" は有名ですし、名演です.

 "Just Jazz" というコンサート会場でのジャム・セッションを収めたアルバムです.

 ライオネル・ハンプトン のリーダー・アルバムとして扱われていますが、 1 曲目だけしか演奏はありません.
 残りの 3 曲は ライオネル・ハンプトン のいない演奏なんですね.

 ちなみにこの時の他のミュージシャンたちの演奏も三つのレーベルから分かれてレコードになっています.




Hoagy Carmichael001

 この "Star Dust" は ホーギー・カーマイケル が 1927 年に作曲した曲で、もともとはアップテンポなピアノ曲だったようです.
 1929 年になって作詞家 ミッチェル・パリッシュ が歌詞をつけ、 1930 年に アイシャム・ジョーンズ がスローテンポなアレンジでレコード録音.

 その後は アメリカ を代表するスタンダードとなり、それこそ星の数ほどのミュージシャンたちが演奏をしています.


 コール・ポーター は都会的香りのする曲を作りますが、それとは対照的に ホーギー・カーマイケル は故郷の インディアナ州 ブルーミントン のような牧歌的香りのする曲がほとんど.

 "Georgia on My Mind" 、 "Rockin' Chair" など有名な曲を作っています.




Lionel Hampton 006

 ライオネル・ハンプトン はこのコンサートの翌日に映画の撮影が入っていたため、早めにステージを引き上げる予定だったようです.
 アルバム・タイトル曲 "Star Dust" の演奏はこのグループ最後の曲に予定されていました.
 だから本当はこの曲に彼はいないはず.

 ところが当日の演奏がノリノリだったためか彼も加わっての演奏.

 この演奏と、彼の参加しなかった 3 曲を MCA が買って デッカ・レーベル で作ったアルバムが今日のアルバムになります.



 ちょっとメローな ウィリー・スミス のアルトから始まり、 チャールズ・シェイバース のトランペット、 コーキー・コーコラン のテナー、 スラム・スチュワート のアルコ & ハミング、 トミー・トッド のピアノ、 バーニー・ケッセル のギター、そして ライオネル・ハンプトン .



 「どうしてこんなに孤独な夜を過ごしているのかと、ときどき不思議に思う ・・・・・ 」



 思いっきり、古き良き時代にタイムスリップさせてくれるような演奏なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 少し前に壊れてしまったコーヒーメーカー.

 結局新しいものを購入しました.




COX750J

 家は二人きりで、以前はカプチーノまで作れるメーカーでしたが、今はコーヒーしか飲まないのでお手軽なものを.


 デロンギ はこれで三代目ですが、今度は大丈夫かなぁ.

 生産が 中国 というのがとっても気になるんだな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Star Dust

 休日なので、朝起きて一人のんびり朝食.
 奥様はしっかりお仕事にお出かけなので、ボク一人でのんびりなのです.


 何気なくテレビを点けたら Pat Metheny が オーケストリオン で演奏していました.
 さすが WOWOW です・・・・・・・ 朝のあの時間に "オフ・ビート・ジャズ" とは.




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 今日のお休みは特にやることもないので洗車でもしようかと ・・・・・・・・・

 ところが午前中は突然の雨降り、昼近くには止んで青空、そして午後にはまた曇り空からポツリポツリと.
 とても不安定なお天気の一日です.


 青空が顔を出した昼の間に、しっかり洗車 & ワックスかけ.
 新車購入から 14 年にもなるので、さすがに汚れなども目立ちます.
 でも、とりあえず欲しい車もないし、お金もないので、今しばらくはこの車で.

 写真写りだけはいいですね (笑)




 さて今日も TBM ・・・・・・・ TBM-3009 です.
 このアルバムも、オークションでは結構な値段だったなぁ.








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  " Star Dust / 山本剛 "





  1. Star Dust
          (H.Carmichael-M.Parish) ・・・・・ 4:33
  2. La Vie En Rose ( バラ色の人生 )  
          (E.Piaf-L.Loviguy) ・・・・・ 4:13
  3. Misty
          (E.Garner) ・・・・・ 5:34
  4. There Is No Greater Love
          (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 4:46
  5. I Didn't Know What Time It Was ( 時さえ忘れて )
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 4:18
  6. She's Funny That Way
          (N.Moret-R.Whiting) ・・・・・ 4:42
  7. Blues For Erroll
          (T.Yamamoto) ・・・・・ 4:49
  8. Time After Time
          (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 5:02





  山本剛 (p), 川畑利文 (b), 大隅寿男 (ds)
  ザ・ストリングス
  Recorded at AOI Studio & EPICURUS Studio, Tokyo,
             August 2 & 3 & 18, 1977.









 オークションの価格が結構高かったこともあり、ずっと買うことができませんでした.
 まぁ今になって考えると、無理して買わなくてよかったということになります.


 TBM-3009 ですので、 TBM のアルバムとしては中間から後期に差し掛かる頃でしょうか.

 ジャケットがねぇ ・・・・・・・・
 ちょっとボクの好みではないのです.

 たしかに with ストリングス っぽいジャケットと言えば、納得できる部分もあることはあるのですが ・・・・・・・
 なにかジャズっぽさにかけてしまっているかなぁ.





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 ジャケットについては少しネガティブですが、演奏はポジポジ (笑)
 このアルバムは エロール・ガーナー に捧げられているだけあって、演奏はいつもの 山本剛 という感じです.
 ストリングス独特の流麗さの中に、独特の間を持ったピアノが煌めいていく感じ.

 正座して聴くんじゃなくて、疲れた体をソファーの上で横にして聴くようなアルバムです.


 アルバム・タイトルの "Star Dust" は 1927 年に Hoagy Carmichael が作曲、 1929 年になって Mitchell Parish が詩を付けました.
 古典的な名曲で、多くのミュージシャンの演奏や歌があります.
 ボクが好きなのは Nat King Cole の歌かな.

 ちなみにオリジナルは "Star Dust" でしたが、時が経つにつれ "Stardust" という表記になったりしているようで、今では混同されています.



 "I Didn't Know What Time It Was" も素敵な曲です.
 この曲はアルバム "Misty (TBM-30)" でも演奏しています.
 今日のアルバムの演奏は、最初にヴァイオリンとセロがちょっとバロック調のイントロを奏で、そこからピアノが加わりゆっくり目のリズムで弾かれています.





TooManyGirls001

 この曲はあの ロジャース & ハート が作った曲です.
 この曲は 1939 年のミュージカル "Too Many Girls" のために作られた曲.
 ジャズのスタンダード・ナンバーとしても有名です.

 この曲の日本語曲名はステキです.





 アルバムを買う時でも、 ストリングス というとちょっと躊躇してしまいます.
 昔のジャズ屋でも "with ストリングス" というだけで、自然と冷たい視線が注がれていました.
 イメージ的に "with ストリングス" ってアドリブもちょっと抑え気味で、曲調もスローテンポの曲が中心なので、少し物足りないイメージがあるからでしょうか.
 そんな、当時の閉塞的かつシリアスなジャズしか正当化されないようなジャズ屋で育ったボクは、必然的に "with ストリングス" から遠のいておりました.



 確か 小川さん の話だったっけかなぁ、 「with ストリングス で録音できるということは、ミュージシャンとして認められてから ・・・・・・」 というような話を聞いた記憶があります.
 そうなると、ミュージシャン側の "with ストリングス" に対する気持ちと、聴き手側の気持ちって大きく違っているように思えますね.





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 2010 年 1 月、ボクが初めて小川さんの ON ゼミ に顔を出した時のテーマが "With Strings で聴く、ジャズとジャズ・ヴォーカル"
 もう 4 年も前のことですが、この出会いからその後のボクはほんのちょっと変わっていきました.


 あの時初めて聴いた曲の中に、
  "How Can You Mend A Broken Heart ? / Diana Krall"
  "Stardust / Wynton Marsalis"
  "Alone Alone and Alone / 日野皓正"
 なんかがありました.

 Diana Krall に至っては、その後すべてのアルバムを購入してしまったのです.
 この辺りからいままでの 聴かず嫌い という壁が崩壊し始めました.



 そう言えば、この時の ON ゼミ 後半に今日のアルバム 2 曲目の "La Vie En Rose" もかかりましたねぇ.
 この原稿書いていて、何となく当時の雰囲気が蘇ってきました.







 洗車も終わりワックスがけを始めたら、立てたワイパーの先にトンボ.
 ドアを開け閉めしても、微動だにしません (笑)




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 もう秋はすぐそこまでやってきてます.



 そんな秋の夜は、たまには "with ストリングス" もいいかな.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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