TBM

Midnight Sun

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 10 月です ・・・・・・ 年度でいうと、半分が終了.
 実は 10 月から週三日だった仕事が五日のフルになりました.

 28 日に一応打診があって 1 日には辞令交付という、超スピード人事でした (笑)

 正直前のような仕事のペースが、自分にとってはいいのですが ・・・・・ 周りの仕事も忙しくなってきたため仕方ない.
 まぁ働けるうちに働くことにします.


 そして昨日は早速年次休暇.
 知人の父親が亡くなったため告別式にいってお焼香してきました.




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 告別式会場は家から約 40 km.

 以前は一般道しかなかったので 1 時間以上かかっていましたが、今年 4 月に 中部横断自動車道 が 八千穂高原 IC まで開通になったので、 上信越道 経由で 30 分もかかりませんでした.

 車線は片側 1 車線でほとんど対面通行になります.
 でも通行車両が少ないのでそんなこと気にもなりません.
 おまけに 佐久北 IC から 八千穂高原 IC までは現在無料区間です.

 以前救急関係の講習のため 山梨 に通っていたころは、必ず 国道 141 号線経由で 清里 を越えてきました.
 とにかくこの国道走って 小海 抜けるまでがすごく長くてねぇ ・・・・
 小海 を抜け、 海ノ口 からの峠道で タイプ R のタイヤを軋ませて走り抜けたなぁ

 今になれば懐かしい思い出です.




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 それにしても昨日は本当に気持ちのいい天気.
 こんな青空見ながらのドライブは本当に最高でした.

 そういえば最近こんなドライブまったくしてないなぁ ・・・・・




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 すっかり秋 ・・・・

 こんな秋の夜長は極上のバラードでも聴いてみよう.
 日本ミュージシャンだって、とってもステキなんだな.






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  " Midnight Sun / 山本剛 "





  1. Midnight Sun
         (L.Hampton-S.Burke-J.Mercer) ・・・・ 6:05
  2. Autumn Leaves
         (Joseph Kosma) ・・・・ 5:06
  3. Wave
         (Antonio Carlos Jobin) ・・・・ 6:10
  4. A Shade Of Love
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:22
  5. Billy Boy
         (Traditional) ・・・・ 5:30
  6. Love Is Here To Stay
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 8:21
  7. Blue Manhattan
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:43
  8. Kid
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 2:15






  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 岸田恵士 (ds)
  Recorded at ONKYO HAUS, Tokyo, June 3 & 4, 1978.






 Three Blind Mice (TBM) レーベルから 1978 年にリリースされたアルバム.
 オリジナル曲が 3 曲で、他はスタンダードなど.





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 このアルバム録音の前年の 9 月、 モンタレー・ジャズ・フェスティバル にサプライズゲスト的に出演、 1 曲だけ演奏したのがこのアルバム・タイトルにもなっている "Midnight Sun" でした.
 モンタレー での演奏は 1 曲だけでしたが、そのまま ロサンゼルス 経由で ニューヨーク へ行き約 7 か月 アメリカ に滞在.

 1978 年 4 月に帰国、その後吹き込まれたのがこのアルバムでした.
 アルバムは モンタレー の凱旋アルバム的な感じで、その時演奏した曲を 1 曲目に入れアルバム・タイトルにもしています.


 6 曲目の "Love Is Here To Stay" は ガーシュウィン兄弟 の曲ですが、一般的には "Our Love Is Here To Stay" という題名のほうが多いでしょうか.




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 この写真は 【証言で綴る日本のジャズ】 から借りてきましたが、この記事 ・・・・ インタビューアーが 小川隆夫 氏.

 実はこの記事がものすごく面白い.
 特に Three Blind Mice (TBM) を好きなボクにとっては涙モノ.

 こちらの記事を読んでもらえば、ボクなんていろいろ書く必要まったくないです.

 山本剛 を語るうえで TBM は欠かせません.
 そうなると 藤井武 氏になっちゃうわけです.


 過去の ON ゼミ で 藤井氏 に会って、いろいろなお話を聞き、ほんの少しお話しできて、 CD お土産にもらって、持っていったアルバムにサインもらって ・・・・・・
 もうこれだけで十分すぎる.




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 「 山本剛 はバラードとブルースだけを聴けばいい」 と 藤井武 氏が語った ・・・・ というような話をボクもどこかで聞いたことがありますが、インタビューを読むとちょっとニュアンスが違っているようです.

 でも 山本剛 のバラードとブルースは絶品というのはほとんど間違いないでしょう.

 インタビューの中でも書かれていましたが、ボクも彼の弾くピアノの独特の "間" がとても好きです.



 演奏については改めて書くまでもなく、 TBM の 山本剛 は極上のワインのようなのです.




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 さて 9 月の映画鑑賞.
 先月も WOWOW 中心になりました、相変わらずドラマも観たり.



  劒岳 点の記
  アンノウン
  007 / スペクター
  オデッサ・ファイル
  告発のとき
  崖っぷちの男
  レイヤー・ケーキ
  ブラックブック
  ルームメイト
  理由
  シン・ゴジラ
  ジャスティス・リーグ
  ソード・オブ・アサシン
  ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
  たそがれ清兵衛
  アントマン


 以上 16 作品でした、内容的にはまあまあって感じかな.



 "シン・ゴジラ" は 東京 での研修の復習も兼ねて観てみました.
 フムフム ・・・ なるほど ・・・・・

 "劒岳 点の記" は何度観てもおもしろいし、いい映画だと思う.

 そんな中の一本は ・・・・・・・





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 でしょうね.

 たまたま一人の夕食でテレビを点けた時に始まって、最後までガッツリ観てしまいました.
 すでに民放での放送もあったはずですが、基本的にあまりテレビ観ないのでこれが初めての鑑賞でした.

 第 26 回 日本アカデミー賞 (2002 年度) で全部門優秀賞受賞という記録を樹立した映画.
 たしかに観てみたらいい映画でした.
 特に子役の存在が大きいなぁ.

 それと終盤の 朋江 が家から飛び出してくる場面は ・・・・・・




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 この果し合い場面は、ボクの住んでいる隣の 上田市 で撮影されました.

 その後この画面にも出てきた旧家が火災で全焼してしまったんだよなぁ、たしか.


 そろそろ劇場鑑賞もしないといかんなぁ ・・・・・ と思ってはいるものの.




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Gathering

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 先週の 横浜 ですが、行く前は街の写真もできるだけ撮ってこようと思っていたのですが、いつものようにほとんど撮らずに終わってしまいます.

 CP+ で会場内をいろいろ歩いて一日が終わるとかなりの疲労感
 さらに木曜日はとても風が強くて、会場を出て少し写真は撮ったものの撃沈.

 早めにホテルでグダグダしてました.

 ほんの少し撮った写真をアップしておきます.
 みんな No トリミング、 No レタッチ の JPEG 撮りっぱなしで〜す.



0R9A5964
( Manual Tv: 1/3200 Av: 4.0 16mm ISO: 400 )

0R9A6068
( Manual Tv: 1/6 Av: 4.0 35mm ISO: 800 )

0R9A6078
( Manual Tv: 1/5 Av: 4.0 20mm ISO: 800 )

0R9A6073
( Manual Tv: 1/6 Av: 4.0 35mm ISO: 800 )

0R9A6080001
( Manual Tv: 1/5 Av: 4.0 16mm ISO: 800 )

 今回は一脚も持っていきませんでしたので、夜景もすべて手持ち.
 拡大すると微妙な手振れがありますが、まぁこの程度だったらわからないかな.

 以前 土屋先生 から 「もっと ISO感度 あげれば ・・・・」 って言われたことありますが、なかなか上げれないなぁ.
 シャッタースピード 1/5 くらいだとちょっと頑張って撮ろうと思っちゃうから (笑)
 ポートレートはもっとシャッタースピード欲しい時があるから ISO あげるようにはなりましたがね.


 強風の中撮ってましたが、風が強かったり、気温が低かったりすると結構集中力が無くなることを痛感でした.




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 久しぶりに TBM (Three Blind Mice) のアルバム.

 日本のジャズはちょうど一か月前の "山女魚" 以来になります. 






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  " Gathering / 辛島文雄 "





  1. Gathering ~Thanks for G & S~
         (Fumio Karashima) ・・・・・ 9:07
  2. Gringo
         (Fumio Karashima) ・・・・・ 8:14
  3. Tones for Joan's Bones
         (Chick Corea) ・・・・・ 6:30
  4. Sophia
         (Fumio Karashima) ・・・・・ 6:17
  5. Once We Loved
         (Gary McFarland) ・・・・・ 7:11






  辛島文雄 (p), 鈴木勲 (b), ジョージ大塚 (ds) 
  Recorded at Epicurus Studio, Tokyo, February 1 &2, 1977.







 ボクが持っている CD は xrcd のデジパック盤.

 確か、売れ残っていた ・・・・・・ ではなく、在庫であった物をかなり安く TBM から購入した記憶があります.
 後年 Think! Record から、 Blu-spec CD の紙ジャケット盤として 再販 もされました.





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 Blue Note はアルバムの番号が増えていくにつれ、女性を使ったジャケットが多くなっていきました.
 そしてそれらのジャケットが増えるにつれて、内容的にもロックビートを使ったりやフリーキーな演奏も多くなって、ボクの中では Blue Note の女性ジャケットは危険がいっぱいだったりしました (笑)

 だから今日のアルバムなど見ると 「 TBM よ、お前もか ・・・・・・・ 」


 という訳ではありませんが、 TBM にしては比較的少ない女性モデルのジャケットです.


 ただし内容的には、とてもご機嫌なアルバムになっています.
 いい意味でジャケットからのイメージを裏切ってくれます.




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 演奏される曲は 辛島文雄 のオリジナルが三曲.
 どの演奏も小難しくなく軽快でゴキゲンなトリオ演奏.

 特にピアノは、とてもきれいなタッチで独特のリリシズム溢れる演奏になっています.
 まぁサポートする二人も強力なので、当然演奏自体質の高い演奏になりますね.



 3 曲目の "Tones for Joan's Bones" は チック・コリア の曲で、彼のファースト・アルバムのタイトルにもなっています.
 この曲の原曲は聴いたことがありませんが、とてもステキな曲です.

 チック・コリア のデビュー作って、イメージ的には "Now He Sings, Now He Sobs" (Sold State) のような感じを受けてしまいますが ・・・・



 選曲も含め、アルバム全体がやわらかなリリシズムに包まれているイメージ.
 いつでも聴くことができる、良質のピアノ・トリオです.




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 さて 2 月に観た映画ですが ・・・・・・・・


 なんと過去最低の 4 本 !!!!
 こんなに観なかったのは本当に今までなかったんじゃないだろうか.


 ほとんど休みがないくらい仕事に追われ、休日もいろいろ気ぜわしく映画をゆっくり観ることができなかったのが一番の原因.
 おまけに友人から借りた "頭文字 D" や "攻殻機動隊 ARISE" なんかも観なくちゃいけなくて ・・・・



  ゴースト・イン・ザ・シェル (ハリウッド版)
  ドクトル・ジバゴ
  スノーホワイト / 氷の王国
  メッセージ



 そんな中の一番は ・・・・・・・





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 "メッセージ" も面白い映画で、以前劇場でも鑑賞しました.
 "ゴースト・イン・ザ・シェル" も観る前の懸念を払い去ってしまうような日本語吹き替えでそれなりに良かった.
 "スノーホワイト / 氷の王国" は続編のはずなんだけれど、主役のドタバタでスピンオフのような映画になっちゃった感じ.


 そうなるとやっぱりこれかなぁ.
 ずっと前にリバイバル上映されたのを観ましたが、廉価版 Blu-ray の高画質で観るとやっぱりこの映画はすごいなぁ.




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 巨匠 ・・・・ こう呼ばれる人が昔は結構いました.
 そんな デヴィッド・リーン 監督の大作、まぁ今ではこんな映画作ること自体無理だろうか.

 "アラビアのロレンス" 、 "戦場にかける橋" 、 "旅情" 、 "ライアンの娘" ・・・・・・・
 どれも観応えのある作品ばかり.




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 なんといっても ジュリー・クリスティ がキレイすぎる.
 特に序盤の少女期は可憐さもあったり.


 ジェラルディン・チャップリン もステキな演技ですが、どうしても ジュリー・クリスティ に目を奪われてしまいます ・・・・ 映画の中の ジバゴ そのものだな (笑)


 主演の オマー・シャリフ は "アラビアのロレンス" での アリ 役のインパクトが強すぎ.
 この映画でもすごい演技していますが、ボクはどうしても ・・・・・ アリ かな.


 何十年経っても色褪せない映画の一つです.




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流氷

 先日、やっとカメラが帰ってきました.

 マルチコントローラーの下方向の動きが鈍かったので修理に出しましたが、動作不良が確認され、その部分の基盤等の交換修理でした.
 戻ったカメラを使ってみると ・・・・・・・ 「これが普通だよなぁ」 って感じで、スイスイと動くようになりました.




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 本体交換は最初から期待もしていなかったのですが、今月いっぱいに修理が完了するのかが心配でした.
 予定通り 2 週間弱で完了したのは評価できるな、ちょうど GW 前だったので心配してました.

 それにしても 大分 なんですね、修理センター.
 もう少し真ん中あたりにあればいいと思うんですが ・・・・・・・


 これでよかったと思ったのもつかの間 ・・・・・・・

 なんとファインダーの中に小さな黒いものが見えます.



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 レンズ外してミラー付近をシュコシュコしてみましたが全くダメ.

 画像見ると、上の写真の丸付近ですがまったく写っていないので画像的には問題ありません.
 やっぱりファインダーあたりの問題だろうか ・・・・・・・・


 すぐに再修理に出したいものの、 5 月中旬からは EOS 学園 に行くのでどうしてもカメラが必要です.
 そうなると終了する 7 月まで無理か ・・・・・・・・

 一応 キヤノン に聞いてみたんだけれど 「販売店経由で修理出されたものについてはわかりかねる」 と一刀両断.
 まぁわかるけれどね ・・・・・・・・・・・ わかるけどね ・・・・・

 販売店からちゃんとメーカーに修理出しているんだからもう少し親身の対応があっても ・・・・・ と思っちゃうんですね.


 きっと、こういうところから クレーマー が育っていくんだと、少しばかり実感しております.


 とりあえず販売店に持って行き、掃除してもらったらどこかに飛んだようですが抜本的な解決策ではないので、また現れるかもしれません.
 まぁしばらくはこのまま使うことにしよう.






 そんな 「なんだかなぁ ・・・・ 」 感を表現すると、こんなアルバム・ジャケットになってしまいそうです.
 今夜も前回に続いて TBM .
 日本を代表するドラマー 日野元彦 氏の迫力あるライブ・アルバムです.







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  " 流氷 / 日野元彦 "





  1. Ryuhyo ~Sailing Ice~
          (Motohiko Hino) ・・・・・ 13:05
  2. Soultrane
          (Tadd Dameron) ・・・・・ 10:25
  3. Rio Rome
          (Steve Grossman) ・・・・・ 10:54
  4. Milky Shade
          (Kazumi Watanabe) ・・・・・ 9:55
  5. New Moon
          (Steve Grossman) ・・・・・ 18:10






  山口真文 (ts), 清水靖晃 (ts.ss), 渡辺香津美 (g),
  井野信義 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded at "根室市民会館", February 7, 1976.






 


 昨年 12 月、 Think! Records から 12 インチ・アナログ盤として発売された TBM 3 タイトル中の一枚です.
 前の記事の "Mr. Wonderful / 細川綾子" もその中の一枚.
 残りの一枚が "ユニコーン / 中村照夫 " ・・・・・・・・ すごい選び方ですよね (笑)


 ボクが持っている今日のアルバムは xrcd で TBM からのダイレクトメールで注文・購入した デジパック盤.
 当時売り尽くしか何かで、確かかなり安かったように記憶しています.

 このアルバム購入当時は、時々 TBM からダイレクトメールが届き在庫アルバムを廉価販売していましたので、ボクもかなり無理して買った記憶があります.





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 アルバム・タイトルにもなっている 1 曲目の "Ryuhyo ~Sailing Ice~"
 短い同じようなメロディの繰り返しですが、このメロディがどこか日本的な感じでボクは好きです.
 そんなメロディをビートの効いたリズムでグイグイ.
 日本的なソウル感がとても漂っている演奏で、アドリブはかなりアグレッシブでアブストラクティブな感じです.


 オリジナル・アルバムは 1 曲目の "Ryuhyo ~Sailing Ice~" と 2 曲目の "Soultrane" が A 面.
 B 面は 5 曲目の "New Moon" のみの 3 曲構成でした.
 CD 化の際に未発表だった 2 曲を入れ、さらに当日の演奏順にしてあります.

 全体的には非常にパンチのあるゴリゴリしたモーダルな演奏です.
 2 曲目の "Soultrane" は、当日のゲスト 山口真文 をフューチャーし、彼の朗々としたソロを聴くことができます.


 二人のテナーはもちろんですが、 渡辺香津美 の演奏もやっぱりすごい.
 ライブのせいもあるかもしれませんが、かなりアグレッシブです.




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 みなさんご存知のように 日野元彦 氏はあの 日野皓正 氏の実弟.
 日本を代表するドラマーで、 10 代の頃からすでに演奏活動をしており、ミュージシャンたちには神童とも呼ばれていたようです.
 リーダー・アルバムはもちろん、サイドメンとしての演奏も多く残しています.
 音楽的にはかなり厳しかったようですが、性格はとても温厚で多くの方に愛されていたようです.
 写真を観ても、演奏中以外の写真はどれも笑っているような写真ばかりでした.

 1999 年 5 月 13 日膵臓癌 (肝不全と書かれているものもありますね) のため死去、まだ 53 歳でした.


 生前から 六本木 アルフィー というジャズ・クラブを経営していました.
 現在は奥様の 容子 さんが経営.

 そういえばこのお店に関しては面白い思い出もあり、ずっと前に 記事 にしたことがあります.



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 これが アルフィー の店内.
 結構広いお店で、演奏も聴きやすい.

 ボクはこの写真の一番手前の一段高くなったところから、少し遠目で聴いているのが好きです.
 場所もわかりやすいし、価格的にもそんなに高くないので結構入りやすいお店です.


 さてこのアルバム、圧巻は 5 曲目の "New Moon"
 三拍子の曲で、まるで コルトレーン の "My Favorite Thing" を彷彿させるような演奏です.

 スティーブ・グロスマン が書いた曲ですが、ギターとベースをフューチャーした前半からホーンが加わってのテーマ、そして 清水靖晃 のソプラノ・ソロと ・・・・・・・・



 結構地味目のイメージがあったアルバムでしたが、改めて正座して聴いてみるとなかなかすごい演奏なのでした.







 さて 長野県 東御市の風景 その 7

 今回はなんのことはないお寺 ・・・・・・・・・ 法善寺.
 東御市文化会館 サンテラスホール の南にあるお寺です.

 実はこのお寺の境内には遅咲きの緑色の桜 "御衣黄" の木が一本だけあります.

 カメラも届いたし、ちょっと遅いかもしれないけれどと、今朝行ってみたのですが ・・・・・・・・


 なんとお目当ての桜の木がなくなってました.
 根元からバッサリ !!




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  (御衣黄)

 仕方ないので昨年撮った写真をアップしておきます.

 ボクの市でこの桜が見ることができたのはここくらいでしょうか.
 隣の 小諸市 には何本か植えてあるところがありますし、県内でも多くはありませんがいろいろなところにあるようです.


 この桜にはいろいろな思い出があります.
 一昨年、初めて 撮るしん。 にこの写真を応募、いきなり採用されました.
 ボクの 勘違い の始まりです.

 でも今見直すと色も今二くらいだな (笑)



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  (法善寺)

 ここ最近、職場の後輩たちが二人も亡くなり、さらにこの桜の木のなくなったりで ・・・・・・・
 この桜の木も、昨年見た時には本当に弱々しくていつまで見れるかなぁと思っていましたが.


 いろいろなくなっていってしまうのは自然の摂理と言えばそれまでだけれど、とても寂しいものがありますね.

Mr. Wonderful

 Disk Union はジャズを聴く方でしたらみんな知っているくらいの販売店ですが、ボクのような地方にはお店がないので、ほとんど縁がありませんでした.
 最近こそオンラインショッピングなどでたまに利用するものの、頻度的にはちょっと少なめ.


 そんなだから Tokyo Jazz ( Jazz TOKYO も)だって知らなかったし ・・・・・・ これはジャズ聴くものとして恥ずかしいくらいのことかもしれません.
 ましてや Thinks! Records なんて ・・・・・ ???
 ボクの場合は以前からジャズ雑誌などほとんど読んでいなかったので、こういった情報には本当に疎いのです.

 今日はそんな Disk Union の Think! Records について勉強してみましょう.




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 ( Disk Union ジャズ担当 塙耕記 氏)

 Disk Union の制作部門 (これはあくまで想像です) に Think! Records というレーベルがあります.

 ジャズのリイシューだけにとどまらず、 山口いずみ さんの新譜をはじめ海外の民族音楽から、昭和歌謡と呼べるようなものまで、とにかく幅広いジャンルのアルバムをアナログ盤も含めてリリースしています.

 少し前にはボクの大好きな Three Blind Mice (以下 TBM) や日本のジャズ、最近では Steeple Chase のリイシューなどなど.

 その仕掛人とも呼べる方が上の 塙 氏 ・・・・・ Think! Records のアルバムの監修を務めているようですが、具体的にどんなことをしているのかはちょっと不明.


 ちなみに 2012 年には "Blue Note プレミアム復刻シリーズ" というアナログ盤の再販があり、この監修に 塙 氏が関わっていますが、こちらは Think! Records ではなく、確かユニバーサルミュージック・ジャパン だったかな.


 ジャズ雑誌のレビューなどでもよく見かける方です.




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  (当時 Disk Union から送っていただいたカタログ)

 ボクが初めて Think! Records を知ったのは、 2013 年 6 月から TBM のリイシューを Blue-spec CD で発売した時でした.
 第 1 期のフライヤー見てみたら、全 7 期 43 タイトルと記載してありました ・・・・・ このフライヤーも第 5 期分までの 3 枚頂いたなぁ.

 その後販売好調 (?) だったせいか、翌年 2014年の 8 月まで 10 期にわたり全部で 69 タイトル.
 ですので上記のカタログは 2014 年 7 月に送っていただいたものです.

 さらに 2016 年 9 月に第 11 期として 10 タイトル追加で、 79 タイトルになりました.
 TBM のアルバムは全部で 140 タイトル弱なので、半数以上のアルバムを一気に再販したことになります.

 この再販のニュースを聞いた当時は、
  「すごいことするなぁ、ジャズというマイナーな世界で、さらにマイナーな国内レーベルの再販 ・・・・・ 絶対赤字じゃないの」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




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 そうは思ってもボクにとってはこれはもう超感動ものだったので、その時期に持っていなかった CD すべてを購入しました.
 1 枚 2,500 円 + 消費税 という、その当時のボクからするととても高額な CD でしたが.

 さらにこれらの中には絶対好みと違う、購入しても間違いなく一度聴いてお終い、という感じのものもありましたがそんなこと関係なくみんな !!

 半数ほど持っていなかったかな.
 いかんせん TBM の CD は、いろいろ探してみるもののオークションでたまに見つけるくらいしかなかったので.


 ちなみにボクが通っていたジャズ屋では Three Blind Mice は、スリー・ブラインド・マウス なんです.
 ボクも最近までずっと、それが正しいと思って呼んでいました.
 今でもたまにそう言ってしまいます (笑)

 でも正しくは スリー・ブラインド・マイス で、ネズミが複数なんですよね.




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 (今日届いたカタログ)

 Think! Records はすでに 300 枚以上のアルバムリリースをしているようです.
 一躍有名になったのは "和ジャズ" と呼ばれる "昭和ジャズ復刻シリーズ" じゃないでしょうか.
 TBM よりももうひとつ前、 1960 年代を中心にした国内ジャズ・アルバムたちです.


 小川隆夫 氏はそんな時代の タクト・レーベル に結構思い出があるようですが、ボクはやっぱり TBM 時代.
 少しリアルタイムに被った時期だったこともあるのかもしれませんが、 70 年代からだなぁ.

 どうもそれ以前になってしまうとなかなか CD 買ってまでという気持ちになってしまいます.
 これは、例えば今 Charlie Parker をなんとなく聴きたいと思わないような感覚にも似ています.
 決して主流派のアブストラクティブな演奏だけが好みという訳ではないんだけれど ・・・・・・・・


 今日届いたカタログ見てみると、このシリーズの中で "山女魚/宮沢昭" 、 "What's Happened ? Miya / 宮之上貴昭" 、 "Hush-Bye / 森山威男" の三枚がボクの家の棚にもありました.

 買った時はこのシリーズなんて全く気にもしないでの購入でした (笑)


 ちなみに私、こうみえても国内ジャズ結構好きで、その昔放送していた Inter FM "Jazz Conversation" には TBM の曲をいくつかリクエストし、かなりかけていただいた記憶があります.
 パーソナリティは 小川隆夫 氏でしたが (笑)




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 昭和ジャズ復刻シリーズ はかなりの反響を生んで、今でも売れているアルバムが多いようです.
 ちなみに TBM のリイシューも、このシリーズの一つという位置付けのようです.

 このあたりのことは最近刊行された 小川隆夫 氏の "TBM" の中で、 塙 氏と 小川 氏の対談に結構書かれています.
 興味のある方はぜひ購入して読んでください、 TBM にちょっとでも興味ある方にはとても面白い本だと思いますよ.
 Think! Records についてもいろいろ語っておられます.


 そんな Think! Records が最初に出したアルバムが "4 SONGS EP + 2 / KALIMA" というクラブ系のアルバムで、 2005 年 11 月 24 日にアナログ LP として発売されました.
 初期のアルバム見ていると他に 青江三奈 とかあって ・・・・・・・ ちょっとしたカオス感が漂ってもいます.


 CD 業界そのものが厳しい時代でもあるようですが、これからも頑張ってほしいですね.
 そして TBM の完全コンプリートしてほしいなぁ (笑)






 そんな Think! Records が昨年 12 月に発売したアナログ盤 TBM の一枚が今日のアルバムです.
 三枚のアナログ盤を発売したのですが、最初に思ったのがなぜこの三枚 ???

 そしてその三枚中、 Disk Union で唯一売り切れになっているのがこのアルバムなのです.






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  " Mr. Wonderful / 細川綾子 "





  1. Wrap Your Troubles In Dreams
          (H.Barris-T.Koehler-B.Moll) ・・・・・ 3:30
  2. Misty
          (J.Burke-E.Ganer) ・・・・・ 5:38
  3. Our Love Is Here To Stay
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 4:03
  4. My Foolish Heart
          (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 5:21
  5. Bridge Over Troubled Water
          (Paul Simon) ・・・・・ 5:43
  6. Whwn You Smile
          (R.Macdonald-W.Salter) ・・・・・ 2:58
  7. Mr. Wonderful
          (G.D.Weiss-L.Holofcener) ・・・・・ 3:54
  8. Feel Like Makin' Love
          (Eugene B McDaniels) ・・・・・ 4:18
  9. The Lady In A Tramp
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 2:43






  細川綾子 (vo), 西条孝之介 (ts), 横内章次 (g), 山本剛 (p),
  福井五十雄 (b), 小原哲次郎 (ds), 横井俊雄 (viola), 
  岡本和夫 (cello), 玉野嘉久 (vln), 森岡美穂子 (vln)
  Recorded at Epicurus Studio, Tokyo, June 9 & 10, 1977.






 ボクの持っているものは 2014 年 7 月に発売された Blue-spec CD .
 第 9 期で発売された 7 枚のアルバムすべてが女性で、 6 枚がヴォーカルものだったと思います.

 書籍 "TBM" の中では、このアルバムのことも 塙 氏と 小川 氏の対談の中に出てきます.





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 1 曲目の選曲がいいですね.
 とても軽快で、アルバムの最初を飾るにはぴったりした感じの曲です.

 どこから聴いても日本人のヴォーカルです ・・・・・・
 ボクに言わせると 「だから問題でも ?」 って感じです.

 ヴォーカルだけでなく、演奏も日本人だからダメという人がおいでのようですが、どうなの.
 別に黒っぽくなきゃジャズっていうことでもないし、もっといろいろな演奏があっていいんじゃないでしょうか.
 逆に日本らしさにホッとできる部分もあるんじゃないのかねぇ.


 だからボクは ホンタケ が好きだし、 TBM も大好き.

 このヴォーカルにしたって、日本人らしさが出ているけれど、普通にうまい.
 発音も聴きやすいと思います.




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 このアルバムで一番好きなのは 7 曲目"Mr. Wonderful"
 ギターの伴奏でしっとりと歌い上げています.
 声もものすごくきれいですし、ギターの伴奏もいいなぁ.

 癒されます.

 スタンダード中心ですが、当時流行っていたポピュラー・ソングも入っています.
 "Bridge Over Troubled Water (邦題: 明日に架ける橋)" は サイモン & ガーファンクル の有名な曲ですし、 8 曲目の "Feel Like Makin' Love (邦題: 愛のためいき)" は ロバータ・フラック が歌って大ヒットした曲です.

 彼女自身はジャズ・シンガーとは思わず自らポピュラー・シンガーと言っていたようですが、それもありかなと思わせるようなアルバムです.

 それとこのアルバムの聴きどころは伴奏陣.
  2 曲目は有名な "Misty" ですが、歌伴として 山本剛 がどんなピアノを弾いているかも楽しめますよ.
 西条孝之介 のテナーも聴きどころありますし、ギターの 横内章次 も ・・・・・・・



 細川綾子 さんは現在も現役ミュージシャン.
 今年も 4 月 19 日には 阿佐ヶ谷 スタッカート でライブを開催しています.

 いろいろな意味で聴けば聴くほど楽しみが広がってくるアルバムなのです.
 









 Disk Union には縁がなかったと最初に書きましたが、実はボクの Disk Union デビューは CD ではなくて アート でした.


 それがこの "海洋地形学の物語" のリトグラフ

 たまたまオークションで見つけた Roger Dean の出品者が Disk Union .
 変なところで繋がっていました (笑)






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 今日は東御市の風景はお休みして TBM マイ・ベスト 5
 書籍 "TBM" の 塙 氏との対談の最後にベスト 5 を聞いていましたので、ボクもそれをパクってみました.
 でも TBM 好きな人だったらわかると思うけれど、絶対同じにはならないはず.
 とにかくいろいろな演奏が TBM にはあったから.


 1. Blue City / 鈴木勲
 これは恋の思い出や通っていたジャズ屋の思い出が思いっきり被っているから.
 それと "Play Fiddle Play" での 渡辺香津美 のソロが大好き、特に出だしのフレーズでノック・アウトです.

 2. The In Crowd / 山本剛
 クリスマスの Misty 三部作の一枚で、三枚とも好きですがやっぱりこの "The In Crowd"
 大由彰 の演歌チックな演奏が大好きで、昔みんなでフレーズ口ずさんだなぁ.

 3. Coco's Blues / 和田直
 このアルバムは初めて聴いてぶっ飛んだ. 
 それまで 和田直 なんて全く知らなかったので、彼のブルージーなギターにビックリでした.

 4. MINE / 峰厚介
 これは内容云々でなく、記念すべき TBM の第一作だから.
 ちなみに 藤井武 さんにお会いした時にこのジャケットにしっかりサインいただきました.
 オビをよく見たら、しっかり "昭和ジャズ復刻シリーズ" のロゴが書かれてましたね.

 5. Greensleeves / 横内章次
 5 枚に絞るなんて土台無理ではありますが、最後は超マニアックに.
 中でも "Your Watch Is Ten Minutes Slow" 、 田代ユリ さんのオルガンが大好きです.



 やっぱり TBM 最高だな.

 残りのアルバムも誰か出してくれないかなぁ ・・・・・・・・


 最後は Think! Records ではなく TBM になっちゃいました (笑)




 そうそう、 Steeple Chase の今後の販売ですが、カタログ写真載せますのでたくさん購入してください.
 ボクはとりあえず第 2 期の Billy Harper いきます.



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Concierto de Aranjuez

 年末から持ち越していた風邪ですが、まだ鼻水は少し出るものの咳も止まり、ようやく治ってきた感じです.
 熱が出なかったので、完全に寝て静養という感じではありませんでしたが、微妙な体調不良がずっと続いたままのお正月でした.



 さて、昨日はボクのお誕生日.

 といっても当然お仕事 ・・・・・・
 午前中ちょっとしたイベントがあり、終わったかと思うと年始のご挨拶にみえた方々の対応で一日バタバタして終わりました.




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 昨日 6 日の朝の風景ですが、とても快晴とは言えませんね.
 こんな空を見るとどうも今年一年 "Come Rain or Come Shine" といった感じになりそうです (笑)

 でもまぁ、あと三か月でいろいろな責任の重圧から解放されるのが一番うれしいかな (笑)
 ・・・・ 数えてみたらもう 70 日ほどしかないんですね、きっとあっという間ですね.

 数年はほんの少しだけ仕事しながら、ガッツリ写真の世界に浸ってみようかと思ってます.






 このアルバムを聴いた頃は、昨日の誕生日を迎える日が来ることなんかまったく思ってもみなかった.
 ましてや将来のことなんか、全然考えてもいなかったような気がします.

 そんな 20 代が始まったころに聴いたアルバムです.



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  "アランフェス協奏曲 / 金井英人"





  1. Concierto de Aranjuez
          (Joaquin Rodrigo) ・・・・・ 13:17
  2. Mr. Gabe
          (Hideto Kanai) ・・・・・ 6:30
  3. Congraturation
          (Ted Daniel) ・・・・・ 10:12
  4. Silk Road
          (Hideto Kanai) ・・・・・ 8:39






  藤原幹典 (as.ts.ss.fl), 井上淑彦 (ts.ss), 大沢善人 (p),
  金井英人 (b), Michael Reznikoff (ds)
  Recorded at Epicurus Studio, Tokyo, November 2, 1978.






 発売当時アナログ盤で購入しました.
 昨年 9 月に Blu-spec CD & 紙ジャケット仕様で再版.
 内容よりも思い出の部分が大きいアルバムです.





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 アナログ盤を購入して初めて聴いた時の感覚が何となく戻ってきます.

 針を落とすととても抒情的なピアノが静かに流れ、あのテーマ部に.

 その背後にベース (アルコかな ?) が加わり ・・・・・・・・
 そしてホーンとドラムが一気に、そしてかなりフリーキーな感じで上りつめるのです.

 その後マーチのようなリズムから各ソロに入りますが、超モーダルな演奏になります.


 その当時 "アランフェス" といったら ジム・ホール の演奏くらいしか聴いたことなかったので、あまりの演奏内容の違いにビックリした記憶があります.

 でも彼の演奏活動を振り返ってみると、別にビックリするような演奏じゃないということが分かります.
 新世紀音楽研究所 からリーダー・アルバム "Q" や "鳥の詩" 、さらには Tee & Company などを聴いていくととてもよくわかります.




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 このアルバムは、ジャケットのデザインが昔から好きです.
 当時購入した時もこのジャケットを目の前に、ちょっとウキウキしながらレコードに針を落としました.

 ところが ・・・・・・・・・


 今のように免疫がほとんどできていなかった時期なので、一度聴いて 「うう〜〜〜ん」


 タイトル曲以外もすごくモーダルで、アドリブはかなりフリーキーなところもあります.
 ホーンの音色自体もかなりアブストラクティブな音なのです.


 4 曲目の "Silk Road" は、イントロがかなりフリーキーな入り方なので聴きづらそうなイメージですが、メインテーマからはとても聴きやすい演奏に変わります.
 と言ってもモーダルな演奏に変わりはありませんが.


 万人向けとは言えないアルバムです.
 それでもこういう演奏をアルバムとして残していることが Three Blind Mice のいいところでもあります.






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  ( "ハレルヤ" ホームページから引用)

 さて明日の日曜日はとても大事なイベント.
 少し前の天気予報は雨ということで心配していましたが、なんとか大丈夫そう.


 とりあえず 15 時まで降らないでほしいものです.

明日への旅立ち

 下の写真、火曜日の朝です.


 上空は厚い雲に覆われ、小雨模様.
 東の空だけが少し雲が切れ、朝陽がのぞいていました.



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 もう 12 月も半分を過ぎ、ここにきてめっきり寒くなってきました.
 ただ積雪は全くなし.
 先月季節外れの雪が積もった後は、雪が舞う程度.
 今週朝起きたら真っ白になっていた時が一度ありましたが、あっという間に融けてしまいました.

 この写真も EF 50mm F1.8 STM の単焦点で撮りましたが、逆光にも拘らず暗い部分の描写も結構はっきりしているし、遠くの雲の輪郭なんかも拡大してみるとビックリするくらいくっきり.
 この 撒き餌レンズ は 費用対効果 的に本当にすごいなぁ




 さて ・・・・・・・
 机の上にはまだ一度しか聴いていないアルバムが 20 数枚山積み.



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 ブログの記事にすれば記事書いている間ずっとリピートさせるので、少なくても 5・6 回は聴くことになります.
 そしてブログ記事になったアルバムは棚に並べられていきますが、そうでないアルバムは忘れちゃわないように机の上に積まれたままになるのです.




 そんな山の中から今日も一枚.
 まるで雪の風景を連想させるかのような、白っぽいジャケットです.







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  " 明日への旅立ち / 市川秀男 "





  1. 234 ~果てしなき緑の大地より~

  2. 黄昏

  3. 鳥よ ~翼を止めて‐また、翔び立とう~

  4. 明日への旅立ち





  市川秀男 (p.el-p), 福井五十雄 (b), 山木秀男 (ds) 
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, July 27 & August 17, 1976.







 曲はすべて市川秀男のオリジナル曲です.
 英語タイトルも付けられていますが、今日はあえて日本語で.

 ジャケットがねぇ ・・・・・・・ ちょっと残念だな.
 ジャケット裏の絵のほうがダイナミックで、ボクは好きだな.




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 1 曲目のイントロ ・・・・・・ 歌モノでいうところの バース 部分がかなりフリーキーで、この先どうなっちゃうんだろうと思って聴き始めましたが ・・・・・・・・

 ところがテーマ部分になると普通のメインストリーム系の演奏なのです.
 ただし最後のほうでリコーダーまで出てきたのにはビックリ.
 「オカリナじゃないから 明田川荘之 じゃないよなぁ ・・・」 なんて感じだったのです (笑)

 このアルバム、 2 曲目の "黄昏" を除いた 3 曲はオーヴァーダビングによる録音のようです.
 どうだろう、 TBM にしては結構珍しいんじゃないのかなぁ.
 TBM に限らず、ピアノ・トリオでこういった録音するのもあまりないように思いますが ・・・・・・


 その 2 曲目がとてもリリカルで心地よく音が転がっていくのです.
 思わず 「狼は走らない. 男は、狩りをしない ・・・・」 なんていうナレーションが聴こえてきそうなのです.
 その昔、 ジョージ・ウインストン のピアノ演奏で一世を風靡したそんな CM がありました.




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  (左から 福井五十雄、 市川秀男、 山木秀男)

 レーベルは大好きな Three Blind Mice 、 TBM-73 .
 この 1 番前の TBM-72 は少し前に取り上げた 太田邦夫グループの "Free And Lovely" 、 5 番あとの TBM-78 は 福井五十雄 の "Sunrise / Sunset" と、いかにも TBM らしい録音が並んでいます.

 まぁ、これはこの年代に限ったことではなく、 TBM 全体がそんな若手たちに注目していたので、レーベル全体のイメージがとてもユニークで、日本の Blue Note たる所以でもありますが.

 そんな 福井五十雄 の "Sunrise / Sunset" のピアノは、今日のアルバムのリーダー 市川秀男 でした.
 今日のアルバムの 福井五十雄 もいいなぁ、こういうベース好きです.



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 市川秀男 がすべての曲を書いていますが、メロディ・ラインがとてもきれいな曲を書くように思います.
 だからこそシンプルなピアノ・トリオでもよかったんじゃないかなぁ ・・・・・・・・ いろいろな楽器をオーヴァーダビングしていますが、ボクは単純にピアノ・トリオでよかったように思います.

 まぁこれは作り手側と聴く側の考え方が一緒ではないので仕方ありませんが.

 TBM に残された多くの演奏同様、派手さはないかもしれませんがとても聴きやすい秀作アルバムではないでしょうか.



 そういえば、某ジャズ・ジャーナリストが来年春に TBM に関した書籍を出版するようです.
 また某プロデューサーがそれにリンクするかのように、アルバム・リリース企画を計画しているような噂も流れてきました.

 TBM は現在では手に入らないアルバムも多いので、特に今までリリースされていないようなマイナーな作品再販してほしいなぁ.
 個人的には 和田直 氏のアルバム群、まだ聴いたことないアルバムが何枚かあるのでぜひ陽の目をあたらせて欲しいのです ・・・・・・・・

 ・・・・・・・・ と、この記事を読んでいない某プロデューサーに呟いてみる (笑)





 さて、あと 2 週間で今年も終わり.
 公私ともにいろいろありましたが、今年も振り返るとあっという間でした.



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 毎年この時期は必ず 東京 へ行って街の風景撮っていたんですが、今年はもう行けそうにないかな.
 ですから上の写真は去年撮ったものです.

 1 月下中は久しぶりに ONゼミ に参加し 東京 など歩いてくる予定なので、写真も撮れればいいなぁ.

 ちなみに来年は一つの区切りの年になります.
 今から少しずつ計画的に一区切りつけようかと思っています.


 まぁその前に "ローグ・ワン" 観てこなくちゃ (笑)

Free and Lovely

 土曜日もパッとしない曇り空でした.
 折角のお休みというのに、どうも気持もドヨヨーーーンって感じなのです.

 今日は雲の間から青空も見ることができます.



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 今日はスタッドレスタイヤを買いに、久しぶりのお出かけ ・・・・・・ といっても家から5分くらいです.

 予定より早かったので、すぐそばの 海野宿に写真の練習.
 最近家に引きこもっていると、どうもネットで ポチッ としてしまうので、こういったお出かけのほうがお金を使わなかったり.



 ジャズのお話しだけだと 「わからない」 とか 「つまらない」 とか、挙句の果ては 「いらない」 など本末転倒なご意見を言われている今日この頃ですので、まず写真に関係したお話から.
 昨日のお天気が微妙に似合いそうな写真家のお話です.



 最初は独特な雰囲気を持った写真だなぁ ・・・・・
 程度の感じでしたが、 You Tube でのお話しや Facebook での発言を聞くにつれ、その人間的な面白さにとても共感できるようになってきました.

 創作作品の第一人者ともいえる HASEO 氏.



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 (写真の転載厳禁ですが、もう終わった個展のポスターですし、他から拾ったものですので許してもらいましょう)


 光の届かない森の中、妖艶な輝き ・・・・・・・・ この微妙な光の量が大好き.
 画面の細部にわたるまで、本当に丁寧に作り込まれています.
 よく見ると何か違ったもの ・・・・・ なにか見えないものまで見えてくるような錯覚を起こさせてくれます.


 以前読んだ "雪の女王 / ウラジスラフ・エルコ" の絵本のよう ・・・・・

 細部まで緻密の描写された大好きな ミュシャ の世界か ・・・・・

 退廃的な匂いや、 Black Sabbath のような音が聴こえている ・・・・・

 あたかも Stevie Nicks が飛び出してきそうな雰囲気さえ ・・・・・

 それとも Evanescence の深淵なのか ・・・・・


 この独特な雰囲気、好きだなぁ.
 ヘビメタの様式美を写真にしたような感じ、大好きです.

 どうも創作写真ということで、古い方からは叩かれたりもするようですが自分の考え方をしっかり言うところがいいなぁ.



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 おまけに手の内を結構晒しています.
 最近のカメラマンの多くはこんな感じで、自分の手の内をアマチュアに堂々と披露する方多いと思います.
 Ilko さんもそうですよね.

 とても勉強になりますし、ボクらアマチュアにとってはプロみたいに撮れたっていうのが大きな満足感にもなるので、こういうのはとてもうれしいよね.
 だからセミナーやイベントでのプレゼンが人気なんですね.
 極端なこと言うと、これからのカメラマンは喋りがうまくないと認められなくなったりして ・・・・・・・ カメラマンのタレント化、さらには芸人化と進化するのかなぁ.


 HASEO 氏もトークショーなどでは思っていることをガンガン言っちゃうタイプのようです.
 ただ時折話すオヤジギャグの切れが今一つかな (笑)

 さらにはですよ、とってもマメなのです.
 Facebook でのコメント読んでもそうですし、ボクが友達申請したものにわざわざ返信メッセージまで.
 こういうところも アマチュア心 を十分にくすぐります (笑)


 ただボクも含めたアマチュアが、写真としてそこを目指すかというのはまったく次元の違うお話しになっちゃう訳.
 あの世界はプロの世界で到底アマチュアが簡単に作れる世界ではありません.
 一つのトータル・ファッションとして眺めているのがいいのかな.

 だからボクは独特な光の表現や抑え方なんかを勉強させて貰おうと思ってます.


 この人に 七五三 の写真を "マドンナ・オブ・リリー" の構図で撮ってもらったら感動だろうな (笑)





 前置きが超長くなりましたが、本題はこれから.

 HASEO 氏と同じ名古屋で活動していたミュージシャンです.
 前回 に引き続いての登場ですが、演奏内容はちょっと違います.
 かなりマイナーなアルバムでもあるので、こんなアルバムを今紹介するのはボクくらいかな (笑)

 HASEO 氏の写真のような沈美な雰囲気の 1 曲目から始まります.





TBM 72






  " Free and Lovely "





  1. Free and Lovely
         (Kunio Ohta) ・・・・・ 19:10
  2. Gotta Travel On
         (Traditional) ・・・・・ 7:30
  3. What Are You Doing The Rest Of Your Life ?
         (T.Koehler-B.Lane) ・・・・・ 4:57
  4. CMT & T
         (Takeriko Honda) ・・・・・ 9:35





  高野正幹 (ts), 太田邦夫 (p), 加藤雅史 (b), 
  夏目純 (ds) + 松浦克彦 (tp)
  Recorded at Studio WING, Nagoya, July 26, 1976. 





 メンバーは前回紹介した "俺たちの青春" と同じメンバーです.
 ただし、今日のアルバムのほうが先に録音・発売されています.
 ですのでこのアルバムでは 太田邦夫カルテット + 1 という表示になっており、その後トランペットの 松浦克彦 がグループに入った形です.



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 演奏内容から言っちゃうと、ボクはこちらのアルバムのほうが断然好きです.
 ピアノ・ソロもところどころ ? という感じのところがありますし、バックのリズムもちょっと崩れたりもしますが、演奏はとても清々しい.
 太田邦夫 のピアノも、彼独特のリリシズムにあふれ、周りのメンバーものびのび演奏している感じ.

 ちなみに今日のアルバムが 太田邦夫 にとってのデビュー・アルバム.

 4曲目はボクが一番好きなピアニスト 本田竹広 の曲.
 アルバム "The Trio" に入っていました.



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  太田邦夫 (p)

 リーダーの太田邦夫ですが、このアルバムではピアノだけの演奏.
 特に 1 曲目 "Free and Lovely" にみせるリリシズムだろうな.
 まず曲がとてもステキな旋律です.
 静寂感漂うイントロから、各ソロがアツく変化していきます.

 テナーの 高野正幹 にしてもかなりアグレッシブ な演奏ですが、全体としてのまとまりは "My Back Pages" の演奏よりもずっといい.



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  高野正幹 (ts)

 太田邦夫 が 藤井武 氏に見いだされこのアルバムでデビューできたのは、テナーの 高野正幹 のおかげといっても決して過言ではないかな.

 名古屋で活動し、すでにメジャー・デビューも果たしていた 森剣治 が 藤井氏 に 高野正幹 を紹介、その演奏を聴いたのがこのグループでの演奏だった次第.
 当初は 高野正幹 のバックにもう少し名の知れたベテラン・ミュージシャンをつけてアルバム録音する予定でした.
 当時のライナー・ノーツを読むと 藤井氏 の言葉で、「アルバムの売り上げを考えるとこのグループでの発売は厳しい・・・・・」 なんて意味のことが書かれていました.

 それでもそんな 藤井氏 の心を動かすパワーがきっとあったのでしょう.
 その時の演奏を聴いた 藤井氏 は、このグループに録音のチャンスを与えこのアルバムが出来上がりました.



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  加藤雅史 (b) 

 1955年名古屋生まれ、高校時代にロックをやりたくてベースを学ぶ、教室にはウッドベースしかなかったため、その後ジャズに傾倒していったようです.

 好きなベーシストが チャーリー・ヘイデン .
 一昨年 7 月に 76 歳で他界した チャーリー・ヘイデン を偲んで、今年の4月名古屋でコンサートも行ったようです.

 このアルバムでも派手さこそないものの、とてもいいベースです.



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  夏目純 (ds)

 1948 年名古屋生まれ、大学に入ってからドラムの勉強を始めた.
 このアルバム吹込み当時も、すでに日本楽器名古屋支店勤務と書いてあります.
 現在も音楽教室の講師をしておいでのようです.



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  松浦克彦 (tp)

 1951 年岐阜生まれ、大学のフルバンドで腕を上げ、いろいろなセッションに顔を出すようになりました.

 このアルバムではまだ + 1 .
 演奏も 2 曲のみですが、このアルバムの演奏もいいなぁ.


 ということで、 TBM のデビュー・アルバムは内容的にも満足のいくアルバム.
 未開封のものをオークション購入しましたが、うん、これは十分に満足.

 そうそう、ジャケットもこちらの方がずっといいな (笑)






 今年からフォトコンなるものにチャレンジしています.
 そうは言っても、まったくの白紙状態から独学でのチャレンジ.

 とりあえずハードルだけは目一杯上げておこうと、いきなり キヤノン・フォトコンテスト にロックオン.

 ところがこれって、フォト・サークルの会員だけが応募できるようで ・・・・・・

 仕方ないので今年の初めに入会.


 そうしたら CP+ なるイベントがあり、そこで会員限定のセミナーもあるらしい.
 講師は ・・・・・・・ 土屋勝義 氏 ・・・・・・ 知らない.

 紹介写真見たら、ちょっと怖そう.

 でもいきなり怒られるようなことはないだろう、と CP+ でお話しを聞いてちょっと目から鱗.
 そう言えば、その時に赤い一脚のことをすごく紹介していた.


 その後 土屋氏 のブログ見つけて読んだら、これがもうとても面白い.
 このブログ読むと写真がうまくなる ・・・・・・・・・ らしい.
 ここでも一脚のことのお話が何度か出てきた.


 先日ヨドバシカメラのホームページ見てたら、 「在庫残少」 の文字が.
 前から気になっていたし Facebook でも多くの人が 「購入しました」 メッセージ.


 気が付いたら ポチッ ってました.



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 それがこの一脚.

 赤い一脚は CAPA 限定商品ですぐに売り切れ.
 最近になって ヨドバシカメラ限定販売モデル として復活しました.


 第一印象は軽くて (カーボンなので当たり前か) 、グリップ部分がすごく握りやすい.
 固定もしっかりしているので安定感もあります.

 唯一、ボクの場合ハンドストラップを付けているので、その台座に一脚のネジを止めるんだけれど外そうとしたらしっかり固定され、台座のほうのネジが回ってしまいました.
 間に薄いプラスチックでもかませた方がいいかなぁ ・・・・・・・



 日曜日だったせいかとても長い記事になってしまいました.

 そのうち 「記事が長すぎる」 なんて苦情が届きそうだな (笑)

俺たちの青春

 昼頃車の給油と昼食を買いに外に出るととても気持ちがいい.
 ほんの少し車を走らせただけでしたが、全開の窓から吹き込む風がなんて気持ちいいんだろう.

 おまけに空は昨日と同じで晴天.

 どこかに写真でも撮りに行こうかと思ったのですが、ついつい更新予定もなかったブログを書き始めたら一日が終わりそうなのです.
 そろそろ紅葉もよさげなので、来週辺りは近くを徘徊してみるか.



 ボブ・ディラン ノーベル文学賞受賞 お祝い第二弾 !!


 実は先日の記事に合わせて書こうかと思っていましたが、改めて.
 TBM 最後の再販 10 枚のうちの一枚.
 アルバムの存在は知っていたものの、ボクにとってはかなり微妙な雰囲気を持ったアルバムでようやくの購入です.




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  " 俺たちの青春 / 太田邦夫 "





  1. St. Thomas
         (Sonny Rollins) ・・・・・ 8:38
  2. Ar Y Sol (海と太陽)
         (K.Ohta-M.Takano) ・・・・・ 9:47
  3. My Back Pages
         (Bob Dylan) ・・・・・ 16:20
  4. My Ship
         (I.Gershwin-K.Weill) ・・・・・ 5:45




  高野正幹 (ts), 松浦克彦 (tp), 太田邦夫 (p.el-p),
  加藤雅史 (b), 夏目純 (ds)
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, December 19 & 20, 1976. 







 アルバム・タイトルは "俺たちの青春" という、かなり青臭くちょっと時代遅れの雰囲気が漂うタイトルですが、一応英文表記では "My Back Pages" と記載があります.

 ジャケット写真も、写真としてはまぁいいかとも思いますが、ジャズ・アルバムのジャケットとしては ・・・・・・・・ 確かにこんな感じのジャケットも Blue Note 辺りにありますよ.
 でもちょっと違うんだなぁ.

 おまけにこのタイトルですよ、購入躊躇するのも何となくわかるんじゃないでしょうか.
 このタイトル聞くと "俺たちの旅" という昔の TV ドラマを連想しちゃいます.

 言葉は悪いですが 「臭すぎるぜっ」




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 (The 30th Anniversary Concert Celebration)

 まずアルバム・タイトル曲でもある "My Back Pages" のことから.


 この曲は Bob Dylan の曲で、彼の 4 枚目のアルバム "Another Side of Bob Dylan" (1964 年) に収録されていました.
 1967 年、 The Byrds がカバーしてヒット.


 この曲の決定的ともいえる演奏は、1992 年 10 月 ニュー・ヨーク で行われた ボブ・ディラン のデビュー 30 周年記念コンサート での演奏.
 ロジャー・マッギン (ザ・バーズ) 、トム・ペティ、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、ディラン、ジョージ・ハリスンが、それぞれギターを弾きながらを交代で歌った.
 この模様は "ボブ・ディラン 30 周年記念コンサート" として DVD や CD にもなっています.
 以前は You Tube にもアップされていましたが、みんな消されてしまいました.
 そろそろ Blu-ray 購入しようかな.

 この演奏は鳥肌もの、最初に映像観た時は本当に感動したなぁ.




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 ジャズ・ミュージシャンもこの演奏を取り上げる人がおり、中でも有名なのがこれ ↑ .

 "Somewhere Before / Keith Jarrett" (1968)
 この "My Back Pages" も鉄板だろうな.

 こういった決定的ともいえる演奏がある曲をやろうとすると、どうしても比較されちゃうのは仕方ないところ.
 ましてやこの 太田邦夫 のアルバムではホーンが入っての演奏です.

 正直この曲はピアノ・トリオで、 太田 のリリカルなピアノが聴きたかった.
 トランペットも決して悪くはないんだけれど、この演奏はこの曲に合わないような感じなのです.
 メロディが淡々と繰り返される曲なので、ホーンがそこに乗っていくのはキツイかなぁ.

 このアルバムの目玉がこの演奏になっているようですが、ボクはちょっと違ったりします.




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 このアルバムのメンバーは、当時駆け出し中の新進気鋭のミュージシャンたち.
 みんな、まったくと言っていいほど知らない人たちばかり.

 そんなメンバーが集まっての演奏だから、思い切ってガツーーーーンといってほしいのです.

 だから 2 曲目の演奏のほうがボクは好感が持てます.
 ピアノはとても躍動感のある演奏ですし、テナーもすごく伸びのある抜けるような音です.

 藤井武 氏も、きっとこんな演奏を求めていたんじゃないかと、勝手に想像しています.
 全曲オリジナルって感じのほうが、こういう若手の人たちには自由に演奏できてよかったんじゃないかな.



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 太田邦夫 は 1951 年生まれですから現在 65 歳.
 当時は 名古屋 のライブハウスを中心に活動していたようです.

 現在活動しているのかどうかはちょっと調べてみたけれどわかりませんでした.
 TBM にはもう一枚 "Free and Lovely" というデビュー・アルバムがあります.
 すでに廃盤ですが、こちらのアルバムは何とか購入できそうなので買えるときに買っておこう.

 そのデビュー・アルバムの評価がすごくいいので今から楽しみだったりします.







 最近はすっかり日が短くなって、夕方 5 時頃には辺りが薄暗くなります.

 秋らしい風景を.



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 家のすぐ隣の荒れ地にあるススキ.

 思いっきりケルビン上げて撮ってみました.
 カメラでは、ケルビン値が低いと色温度は高く、ケルビン値が高いほど色温度は低くなるようです.
 ややこしいなぁ.

 要はケルビン値を低くすると青白っぽくなり、高くすると赤っぽくなるといった感じ.

 このススキも、午後に撮ったのですが逆光で白っぽかったものをちょっとオレンジっぽくしてみました.



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 夕暮れです ・・・・・

Little Girl Blue / 中本マリ

 最近、このブログのバナーリンクに写真家の皆様のホームページなど、ご本人の了解を得て貼らせていただいております.

 プロ写真家の皆様のホームページはとてもスタイリッシュなものが多いです.

 まぁ写真が商売ですのでそれは当然と言えば当然なのですが (笑)



 ワタクシ、自称 スタイリッシュなブログ を目指しておりますので.
 まぁ内容はスタイリッシュとは程遠いのですが、あくまで見た目くらいは ・・・・・・・ こういうのは気持ちの問題ですからね.
 そんなわけで、リンクもステキなホームページやブログを貼り付けております.

 まぁ中にはちょっと脱力系のブログもお口直しに入ってはいますが ・・・・・ (笑)




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  (ピントは完全に女の子にいっております)

 そんな中で異彩を放っているのが 土屋勝義 氏のブログ (ホームページは当然スタイリッシュにキッチリしています).
 Tsuー 先生 はポートレート写真の世界では 超 が付くくらいの有名な先生で、カメラ雑誌 "CAPA" の表紙を撮影しているので見かける機会も多いかと思います.
 ちなみにボクはそんなことほとんど知らないまま、今年の CP+ の キャノン・セミナーで Tsu 先生 の話を聞いてきたんですがね (笑)

 そんな Tsuー 先生 のブログの特徴は、一筆書き.
 誤字脱字を直さないでそのままアップしています.
 これはスゴイです、ボクなんて何度読み返しているものか.
 慣れないとちょっとわかりづらいところもありますが、逆に誤字脱字があっても言わんとすることが伝わるんだな.

 内容もとても面白いし、いろいろテクニックのことなんかも書かれているので勉強にもなります.



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 サブタイトルが 「日々の写真家の行動心理がバレル!とも言う? しかし!毎日読むと写真が、上手くなります。。。きっと。。。たぶん。。。だといいな・・・だから覗いてね!!!」

 ボクはその言葉を信じてブログをしっかり読むのであります.
 その分写真を撮る時間が少なくなるのですが、大丈夫か !?

 上手くなりますよね ・・・・・ きっと ・・・・・ たぶん ・・・・・・・ だといいな (爆)






 さて、自称 TBM 絶対主義 です.
 その昔からなんとなく国内ジャズの中では TBM が好きでしたが、去年 藤井武 氏に会うことができちょっと話をして 「なんとなく」 が 「絶対」 に変わりました.
 できることなら全作品欲しいのですが、いかんせん廃盤が多くて ・・・・・・・
 著作権などの問題もあったりするようだから、こればかりは達成できそうもありません.


 そんな TBM から今日も一枚.
 前回の記事 ととても関連性の深い作品でもあります.






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  " Little Girl Blue / 中本マリ "





  1. Black coffee
        (S.Burke-P.F.Webster) ・・・・・ 6:00
  2. Gee Baby Ain't I Good To You
        (D.Redman-A.Razef) ・・・・・ 3:14
  3. A Sing For You
        (Leon Russell) ・・・・・ 5:09
  4. Bags Groove
        (Milt Jackson) ・・・・・ 5:37
  5. Little Girl Blue
        (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 6:54
  6. Dreamsville
        (H.Mancini-R.Evans-J.Livingston) ・・・・・ 4:42
  7. I Wanna Be Around
        (J.Mercer-S.Vimmerstedt) ・・・・・ 3:46
  8. Goog Morning Heartache
        (D.F.Erven-H.I.Beginbotham) ・・・・・ 5:04





  中本マリ (vo), 横内章次 (g), 稲葉国光 (b),
  ジミー竹内 (ds), 田代ユリ (org: # 4 - 6)
  Recorded at Aoi Studio, Tokyo, September 30 & October 2, 1974.







 このジャケット写真は、どうも裏面のような感じです.
 何度見ても裏ジャケのように見えてしまいます.

 きっと、左側に書かれているタイプ文字が曲名のように見えてしまうからでしょう.
 でもよく見ると、これは "Little Girl Blue" の歌詞の一節なんですよね.




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 今回の再販 10 枚のうちの一枚です.
 待ってました、って感じですね.

 全体がブルージーでしっとりした感じのアルバム.
 これから人恋しくなる秋にはぴったりのアルバムでしょう (笑)


 ここに入っている "Bags Groove" は一聴の価値あり.
 これはもう、絶対にお勧めなのです.

 ブッ太いベースのソロからスキャットが加わってさらにオルガンなどが重なっていくんですが ・・・・・
 初めてこのアルバムを手にした時に、 "Bags Groove" って歌詞なんてあったっけ ?

 声という楽器演奏と言ってもいいくらいです. 
 この声の醸し出す雰囲気がとてもいいんだな.


 おまけに 田代ユリ のオルガンが、前回も書いたように本当にいいんだな.
 このアルバムでは 3 曲だけですが、とてもいい演奏です.
 この 田代ユリ さんはピアノの演奏もとてもいいという評判.
 現在はジャズからちょっと離れて時々演奏などしているようですので、機会があれば是非聴きに行ってみたい一人です.




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 中本マリ さんの歌はいいなぁ.
 日本人ヴォーカリストの中では一番好きかもしれません.

 日本人だから英語の発音にしたってネイティブとは言い難いかもしれませんが、ボクは彼女の歌が大好きです.
 以前聞いた 藤井 さんの話の中にも、 「まだ無名の頃、 赤坂 のクラブで毎晩同じ曲を違うアレンジで歌っていたのが印象的だった ・・・・・」 とありました.

 元々はオペラ歌手志望だったのが、突然ジャズを歌いだしたそうで.
 歌唱力は当然ですが文句なし.


 さらにこのアルバムは録音もすごくいい.
 ちょっと価格が高いのが痛いけれど、まぁ十分に元が取れるアルバムじゃないでしょうか.






 先日のブログで書き忘れましたが、 9 月の映画鑑賞.
 相変わらず TV ドラマ観たりしていたものですから、グッと少なくなってたったの 11 本.


  アダムス・ファミリー 1 、 アダムス・ファミリー 2 、
  リプリー 、 ボーン・コレクター 、
  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 、
  TAXi 3 、 ブラック・ホーク・ダウン 、
  K-19 、 キャロル 、 マーシュランド 、
  ハドソン川の奇跡


 スペイン映画 "マーシュランド" もとてもおもしろかったけれど. 
 そんな中の一番は ・・・・・・・・・・・





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 TOHO シネマズ のポイントが貯まっていたので、無料で観てきました.

 原題は "Sully"
 これだけだったら、なんのこっちゃって感じです.

 邦題の "ハドソン川の奇跡" のほうが、当時もそんな感じで言われていたのでピンときます.

 内容が感動的な実話でもあり、テレビ "ザ ! 世界仰天ニュース" での再現ドラマなどでも取り上げられています.
 たまたま You Tube にもこの番組がアップされていたので観てみましたが、映画とまったく同じでした.



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 この映画観ていてどうも "フライト" と被っちゃうんだな.

 "フライト" のほうはかなり重苦しい映画でしたが、こちらの最後はサッパリ.

 エンディングもお約束って感じでしたね.

Greensleeves / 横内章次

 久しぶりに全 20 話の連続ドラマを、ガッツリ全部観ました.

 WOWOW の開局 25 周年記念 "沈まぬ太陽" です.
 オンデマンド配信での鑑賞ですが、自室で好きな時に観れるのでとてもいいんだな、これが.




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 原作は 山崎豊子 の長編小説.
 事実に基づいたフィクション・ドラマですが、とても面白かった.
 こういった超大作が原作だと映画ではとても無理があるので、こういった連続ドラマが向いています.

 以前 渡辺謙 主演で映画化されましたが、その時も 3 時間超え.
 日本アカデミー賞 を総なめにした作品ですが、この WOWOW の完全版ともいえるドラマを観ちゃうとどうしても時間的な制約を感じてしまいます.


 原作を読んでいないのでドラマだけの感想ですが、最後がちょっとモヤモヤが残る感じで、正直 溜飲が下がる という感じでははありませんでした.
 それでもドラマとしてはとてもよくできていたし、おもしろかった.
 ドラマにしては配役も豪華でした.
 WOWOW のドラマは、こんな感じで観応えのある面白いドラマが結構あります.




 さって、久しぶりの大人買いっ !!



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 と言っても、 CD たったの 5 枚だけですが ・・・・・・・・・

 がっ、金額的には久しぶりに高い買い物なのです.
 最近購入している CD のほとんどは 1,000 円前後なので、約 3 倍近い価格は本当に高いと感じます.

 ただ TBM (Three Blind Mice) のアルバムは、こういう時に購入しないと本当に購入できなくなる可能性がとても高いので、ここはもう 行くっきゃない のであります.
 今回 10 枚再販されましたが、残りの 5 枚は後日購入予定.



 TBM のアルバムはここ数年で多くのアルバムが再販されました.
 ですので今回のアルバム群は、結構マニアックなものが並んでいます.
 仕掛人の 塙耕記 氏曰く 「今回の 10 w はかなり渋いですが、隠れた名盤揃いです。」 だそうです.

 確かに渋いですねぇ ・・・・・・
 聴いたことのないアルバムがほとんどです.




 ところが、聴いてみるとビックリするくらいいい演奏がたくさんあって.
 今日はそんな中から一枚選んでみました.





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  " Greensleeves / 横内章次 トリオ + 1 " 





  1. Willow Weep For Me
             (A.Ronnell) ・・・・・ 5:34
  2. Moanin'
             (Bobby Timmons) ・・・・・ 5:22
  3. Misty
             (Erroll Garner) ・・・・・ 4:19
  4. Drink Up Vodka Martini
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 3:43
  5. New Orleans Sunday
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 6:04
  6. Greensleeves
             (Traditional) ・・・・・ 7:07
  7. Your Watch Is Ten Minutes Slow
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 5:34






  横内章次 (g), 稲葉国光 (b), 石松元 (ds),
  田代ユリ (org)
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, September 6 & 8, 1978.





 このアルバムも初めて目にしたアルバムです.
 リーダーの 横内章次 氏はサイドメンに入ってアルバムが何枚かあったので名前は知っていたものの、どんな演奏だったっけ ・・・・・・・ 程度.



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  ( 田代ユリ さんのホームページから)

 ギターももちろんですが、このアルバムで一番驚いたのが ハモンド・オルガン 弾いている 田代ユリ さんかな.
 このオルガンはいいなぁ.

 オルガンと言えば Blue Note (笑)
 そんな Blue Note らしいオルガン独特なノイジーな泥臭さはありませんが、ちょっと控えめでもメロディアスで軽快にスイングしてる.
 日本人好みの演奏っていうのかなぁ.

 ギターを引き立てるような、すごくいい絡み方している感じです.
オルガンも個性が強いので、ちょっと間違えると思いっきり前に出てしまいますが、ものすごく演奏にマッチしていて聴きやすいのです.


 一つ残念なのは、ソロ・パートの短さ.
 このアルバムを代表する 7 曲目の "Your Watch Is Ten Minutes Slow" でもほんの 1 コーラスで終了.
 ギターのソロがすごくアツいだけに、せめてもう 1 コーラス ・・・・・・・・
 聴きたかったなぁ. 


 今回同時購入した "Little Girl Blue / 中本マリ" のバックが、このアルバムと同じ 横内章次 トリオ + 1 .
 ただしドラムだけはメンバーが変更になっていますが.
 この + 1 が、このアルバムと同じく 田代ユリ さんなのです.




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 我が家にあるギターの 横内章次 氏の演奏は、 "アンフォゲッタブル / 中本マリ" 、 "サンライズ・サンセット / 福井五十雄" 、それと今回購入した 2 枚のアルバムのみ.
 どのアルバムも派手さはないんだけれどとっても好きなアルバムばかり.

 TBM のギターですぐに思い浮かべるのが、 "Jojo" こと 高柳昌行 、 和田直 、 中牟礼貞則 そしてデビューした頃の 渡辺香津美 あたりでしょうか.
 まるで TBM レーベルのような、ちょっと渋くていいギタリストがいます.



 一曲目、フォーク・ギターによる思いっきりブルース・フィーリング漂う雰囲気から始まります.
 このアルバムでは、 フォーク・ギター 、 ガット・ギター 、 エレクトリック・ギター を使っています.
 個人的には クラシック などでも使われる ガット・ギター のほうが、オルガンにピッタリと言った感じで好き.

 ただ、 1 ・ 2 曲目のような ブルース は フォーク・ギター がマッチするんだろうな.

 先にも書いたようにこのアルバムの白眉ともいえる 7 曲目の "Your Watch Is Ten Minutes Slow" のソロは本当に聴き応えがあります.
 ボサノヴァ調の軽快なリズムに乗ってアコースティクなギターの旋律がとにかく心地いいのです.

 この人のギター・ソロは結構長いフレーズを一気に弾いちゃうところでしょうか.
 聴いていて唸っちゃう感じなんだな.



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  TBM 創世記の広告です.

 この広告の文中には ニグロ 何て言う、今になっては表現できないような言葉も使われています.
 でもとてもよく当時の日本のジャズのことが短い文章になかに書かれていますね.

 ボクなんて偏見の塊でしたから (笑)
 それでも昔からなぜか TBM だけは好きだったなぁ.




 昨日は青空が広がったものの、今日はまた雨降りです.



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 こちらの写真は日曜日の夕方ですが、すっかり秋の気配が強くなってきました.

 寒暖の差が本当に大きくなってきました.

 明日はスタッドレスタイヤでも見に行こうか.
 そろそろ冬の準備もしておかないと ・・・・・・・・・・・

微妙なことばかり

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 9 月に発売される TBM 10 作品.
 全部購入したいのは山々ですが、いかんせんお小遣いは現在完全に枯渇状態.

 唯一の救いは発売が 9 月末なので、 9 月の小遣いを少しはあてにできそうです

 ということで、頑張って 5 枚だけ購入しようかと思ってます.
 このあたりの作品は、初回プレスが終わればそれで終わりになってしまうので、今買わないと ・・・・・・・



9900 Ohta002 俺たちの青春

 ただ、ラインナップがかなり微妙な感じなのです.
 だから、あっという間に売り切れということはまずないとは思うんですが ・・・・・・・

 ちなみに今回再販される 10 枚は以下の通りです.


   俺たちの青春 / 太田邦夫
   リル・ガール・ブルー / 中本マリ
   ワン・フォー・デューク / 今田勝
   グリーンスリーヴス / 横内章次
   アランフェス協奏曲 / 金井英人

   水野修孝の世界 / 水野修孝
   ソリチュード / 古谷充
   明日への旅立ち / 市川秀男
   サンバ・デ・サン / 松本英彦
   エンカウンター / アラン・プラスキン


 個人的にはこれ以外にも 和田直 のアルバムなど再販してほしいものが何枚かあります.
 10 枚のラインナップ見ると、結構地味な感じがします.
 ちなみに今回予約した 5 枚は半分から上の 5 枚.

 どうでもいいですが、 "俺たちの青春" は原曲のタイトル "My Back Pages" でよかったと思うのはボクだけでしょうか ・・・・・・・・・



9900 Kanai002 アランフェス協奏曲

 この中で以前持っていた唯一のアルバムが "アランフェス協奏曲 / 金井英人" .
 当時 ジム・ホール や マイルス・デイヴィス の演奏イメージを持ったまま購入し、初めて聴いた時にビックリした記憶があります.

 "Q / 金井英人" もそうですがかなりアブストラクティブな演奏なので、好みがわかれるところでしょうか.


 今回予約できない 5 枚も、何とか今年中には購入する予定です.
 ただし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 アラン・プラスキン のアルバムに関してはさらに微妙だったり.


 ちなみに、ボクの情報収集能力が少ないこともありますが、最近は欲しいと思うようなジャズ・アルバムがほとんどありません.
 ボクの場合欲しいアルバムは、廉価価格というのが絶対条件でもあるので ・・・・・・・・

 この TBM は久しぶりに無理して買おうと思うようなアルバムなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 微妙と言えば ・・・・・・・・・

 "シン・ゴジラ" という映画が公開になっております.
 監督は、あの エヴァ・シリーズ の 庵野秀明 .

 エヴァ信者のボクとしては当然観に行く ・・・・・・・・ と言いたいところですがかなり微妙なのです.



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 まず予告編に表れている映像の段階でかなり微妙.

 以前 "ヱヴァンゲリヲン新劇場版 : Q" の上映前の映像で、スタジオジブリによる特撮短編映画 "巨神兵東京に現わる 劇場版" が放映されました.
 この時の映像が全然よくなかった.
 今回の "シン・ゴジラ" になぜかその時の映像がオーバーラップしていて微妙なのです.


 さらに、なぜに今 ゴジラ なのか.
 "シン・ゴジラ" 完成報告会見の冒頭で 庵野監督 が、 "シン・エヴァンゲリオン劇場版" の制作が遅れている現状について 「エヴァンゲリオンのファンの方には、本当に本当にお待たせしております。本当にすいません」 と謝罪したことがニュースになっています.
 なんで ゴジラ なのか、どうもボクには理解できないんだな.



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 さらにさらに、ゴジラの容姿がねぇ ・・・・・・・・

 上の写真なども公開されていますが、あまりにかっこ悪い.
 バランスが悪い感じなんです.

 この写真見て、ずっと何かに似てるなぁ ・・・・・・・・・ と思っていました.
 今日思い出しました.

 パピコ !!  チョココーヒー味に似てませんか ?


 さらに × 3 ですよ、 Yahoo の映画レビューの評価が異様に高いのです.
 あの "ブルックリン" が 3.89 に対して "シン・ゴジラ" はなんと 4.17 !!!
 たかがレビューなのであてにはできませんが、それでもちょっと高すぎじゃないですか.

 どうしようか、最近映画館行っていないので久しぶりに行きたいとは思っていたのですが.





 さらに微妙な映画のこと.

 "パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト" という映画が公開になっています.



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 これは ・・・・・・・・ 絶対に観たいのです !!

 がっ、こんな映画は地方には絶対やってきません.
 というか、調べたら都内でも 1 館のみの上映.

 なぜか長野県内の 松本CINEMAセレクト で秋の上映予定があります.
 ただし、この 松本CINEMAセレクト というのは特定の映画館を持たず、上映作品ごとに場所も変わるものです.
 
 なにかこれも微妙なんだな ・・・・・・・ Blu-ray 発売待つしかないかな.





 今夜も一人外食デー.

 ということで、何年ぶり ・・・・・・・ いや、 10 数年ぶりのラーメン屋に入ってみました.



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 ラーメン大学 というチェーン店で、ボクが学生のころからあるからとても息の長い、まさに B 級グルメの典型のようなお店です.

 写真は "こて味噌ラーメン"
 ・・・・・・・ ですが、結構あっさり目でタイトル負けしてるなぁ ・・・・・・ 微妙だ (笑)
 麺は昔懐かしい太麺、この麺がやっぱり ラーメン大学 なんだな.

 店に入るとお客さんはたった一人、なぜか BGM で "Let It Be" が店内に響いていました.
 おまけに次ぎにかかったのが "Blaze of Glory / Bon Jovi" 、さらに ジャクソン 5 が続いて ・・・・・・・・・


 ラーメン同様にノスタルジック全開のお店でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 7 月の映画鑑賞本数ですが ・・・・・・・・・ これもまた微妙でした.

 ぐっと少なくなって、たったの 11 本 !!

 言い訳をすると、ドラマの Blu-ray ("コード・ブルー" など) を観たりしちゃったものだから、だいぶ時間がそちらに取られたこともありました.


   カリフォルニア・ダウン
   大怪獣ガメラ
   大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
   マイティ・ソー
   マイティ・ソー/ダーク・ワールド
   アントマン
   アイアンマン 3
   ファンタスティック・フォー
   プレデターズ
   乱
   雨月物語


 内容的にも、ちょっと ・・・・・・・ って感じが並んでいます.
 そんな中でも "雨月物語" はいい映画でした.
 こういう映画をいいと思うようになった自分に対して、大人になったぁとシミジミ (笑)


 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・・・





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 この映画、しっかり最後まで観たのはこれが最初.
 ただ、以前から断片的に何度か観ていたので、内容も大体は理解しているつもり ・・・・・・ 印象的にはどうもパッとしない感じを抱いてました.
 そんなんで、その後 Blu-ray などの購入も考えていませんでした.

 今回通して観てみたら、とても面白い映画じゃないですか.
 後年の黒澤作品の中で、ボクにとってはベストかもしれません.




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 映画も音楽も、それを受け止める年代によってガラリと印象が変わってしまいます.

 ずっと棚に並べてあるだけの作品も、たまには観たり聴いたりしないといけませんね. 



 こんな感じで、微妙さを感じながら 8 月が始まりました.

 見出し画像は、これまた微妙な頂き物です.
 これについてはまたの機会に ・・・・・・・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Aya's Samba

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最初に ソーシャル・メディア に関したことを少し.


 ちょっと前に、ブログ画面上の右クリック禁止の設定をしたところ、どうもコメントがうまく入らない現象が起きてしまいました.
 そのため設定を元に戻しました.

 うまくコメントを入れられなかったみなさん、すみませんでした.



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 世界で多くの人が インスタグラム を使って写真投稿しています.

 これっ、とても興味あるのですが ・・・・・・・・


 ボクの場合、このブログだけでもいっぱいいっぱい.
 始めちゃうと、性格上結構ハマってしまうタイプだから、しばらくはやめておいたほうが無難な感じ.

 詳しくはわかりませんが、宣伝効果は Facebook よりもはるかに大きいようです.
 多くの著名人の皆さんが使っているので見るくらいは ・・・・・・・・

 と、そっと片足だけ突っ込んでみようかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日、何となく胸騒ぎを覚え Disk Union のホームページを覗いてみると.

 なんと ・・・・・・・・・・・・・



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 9 月 21 日に Three Blind Mice (TBM) のアルバム 10 枚が復刻されます.

 これって、かなりのビッグ・ニュース.
 おまけにかなり渋いラインナップじゃないですか.
 こんなアルバム、みんな持っていないもんね.

 だからさ、買うしかないじゃん.
 すでにお小遣いは アベンジャーズ補完計画 ですべて使ってしまったし ・・・・・・
 おまけにこれらのアルバムは廉価価格ではなく @ 2,700 円もしてしまう.

 結論から言うと間違いなく購入しますが、そのお金をどうするか ・・・・・・


 ちなみに "アランフェス / 金井秀人" はジャケットの良さからアナログ盤を持っていましたが、内容的にはかなりぶっ飛んだ アランフェス だったと記憶しています.
 ただ、ボクも最近ではかなり守備範囲が広がっているのでどんな感じで聴くことができるか超楽しみだったりします.

 それにしても ・・・・・・・・ ため息が出ちゃうな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日はそんな TBM で知ったミュージシャンのアルバム.
 ただし TBM からではなく個人的レーベルから発売されたアルバムです.




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  " Aya's Samba / 中山英二 "





  1. Aya's Samba (アヤのサンバ) ・・・・・ 6:27

  2. Yellow Living ・・・・・ 9:42

  3. Sea Sea Town (海の見える町) ・・・・・ 9:37

  4. Far-away Road (遥かなる道) ・・・・・ 8:04





  高橋賢志 (ts), 桜庭篤司 (p), 中山英二 (b), 
  渥美孝昭 (ds)
  Recorded at ジャズ喫茶 "ジョニー" , February 22, 1976.





 中山英二 が TBM に残した "北の大地" は1982 年録音ですが、このアルバムはその前に吹き込まれたもので一応デビュー・アルバムと言ってもいいでしょう.
 全国デビューが "北の大地" といったところですね.



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 演奏されているのは 4 曲だけで、最初の 3 曲が中山英二のオリジナル曲.
 最後の "Far-away Road (遥かなる道)" は、映画 "アラモ" の主題曲 "The Green Leaves of Summer" です.


 1 曲ごとが比較的長く、モーダルな演奏なので聴き応えあります.
 こんな暑い日には、こういうアツい演奏がいいのです.


 抒情的なベースから一気に盛り上がっていくアルバム・タイトル曲 "Aya's Samba (アヤのサンバ)" .
 エレクトリック・ピアノがいい感じだな.
 そこに絡んでくるモーダルなテナー・サックスも、ちょっとピーキーな感じはあるもののなかなか.



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 そして 3 曲目の "Sea Sea Town (海の見える町)"
 この曲も 1 曲目と同じ感じの曲.

 独特のグルーブ感と、ちょっと危険な香りがいいなぁ.
 ベースも本当に独特な演奏です.


 iTunes でいろいろな演奏をランダム再生していると、こういった演奏聴いてなんとなく日本人の演奏ってわかるようになりました.
 なんとなくですが、日本らしさがやっぱりあるんだな.



 このアルバムが録音された ジャズ喫茶 "ジョニー" についても簡単に書いておきましょう.



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 東日本大震災が起こる前、 陸前高田市 に "ジョニー" という名のジャズ喫茶がありました.
 日本のジャズだけを中心にした珍しいジャズ喫茶で、 1975 年から営業を始め、 1978 年からは店内でのライブをするために移転、そして 「ジョニーズ・ディスク」 を創設し多くのアルバムを店内で録音し発売しました.

 しかし 東日本大震災の津波によりすべて流されてしまいます.
 それでも、多くのファン協力によってプレハブながら再開したようで、このことはテレビ番組で観た記憶があります.

 ちなみに最初のオーナー 照井顕 氏は、お店を奥様に譲って (このあたり曖昧) 盛岡市で "開運橋のジョニー" を営業しています.
 この 照井氏 こそが 「海を見ていたジョニー」 ・・・・・・・・・ Johny's Disk Record の代表作の一枚が "海を見ていたジョニー" .
 このアルバムについては、いつか紹介します.


 そういえば 五木寛之 の同名短編もありますが、そちらは 1967 年の作品ですので、ひょっとするとこの短編小説から店名をつけたのかもしれません.
 ちなみに 五木寛之 の小説には結構ジャズに関係したことが書かれていますが、微妙にボクは好きになれませんでした.

 特に 「老兵たちの合唱」 を読んでから ・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 プチ連休最後です.
 連休前の天気予報を見る限りもっと天気が悪いかと思ってましたが、なんかすごくいい天気なんですが.

 今日なんて、完全に真夏モードです.



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 そろそろ梅雨明けかな.


 そして、短い夏が駆け抜けていくんだなぁ ・・・・・・・ ぼそっ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

ON ゼミ : TBM vs EW

  ・ ・ ・ ・ ・


 さて、第二部とも言える今回の 東京 報告.
 今日は今回の 東京 行きのメインでもある ONGAKU ゼミナール "70 年代 日本のジャズ対決 TBM vs EW" .




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 ON ゼミ の会場、 Bar le sept のある 並木通り .
 すでに木々には緑色の葉が ・・・・・・・・



 ほとんどの場合、この "ON ゼミ" 参加は他の用事とダブった時に参加していたので、今回の "ON ゼミ" の話があった時には興味あるものの年度末だからどうしようと、心なしか躊躇している部分がありました.
 でも、 藤井武 氏の参加が確定したと聞いて 東京 へ行くことを決意.


 だから今回は完全リフレッシュ ・・・・・・ 絵を観たり、娘のところに顔を出したりと のんびりの 東京 行きです.




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 小川隆夫 氏と 藤井武 氏.


 いつもは 小川さん の一人お喋りなのですが、この夜の前半は 藤井氏 が選曲して解説、そこに 小川さん が軽く突っ込むという感じでした.
 後半は 小川さん がメインで、所々で 藤井氏 に振っていました.




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 最初は、当然ですが TBM 創設について 藤井氏 が語ってくれました.
 藤井氏 は中学生から Jazz を聴いており高校の頃に、「当時の日本のジャズはマイナー・レーベルの存在もなくてとても遅れている、もし 30 歳くらいになってだれもそういったことをしてなかったら自分でやろう」 と思い、 30 歳になった 1970 年に TBM を創設したようです.
 1960 年代って、ジャズのアルバムを出しているのは大手の キング・レコード だけで、そこそこ有名なミュージシャンが集まって有名な曲ばかりを演奏していたので、それに嫌気もさしていたんでしょうね.


 有名無名に関係なく、オリジナル曲を中心に 藤井氏 が好きな演奏やミュージシャンを集めて録音されたのが TBM ということですね.
 Blue Note ととてもよく似ています.




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 1 曲目 "MINE / 峰厚介" から "Work 1"
 この作品は TBM 最初のリリース・アルバム.
 聴きどころは 市川秀男 の Fender Rhodes と 峰 のアルト.


 2 曲目 "Blow Up / 鈴木勲" から "Like It Is"
 TBM 初の大ヒットアルバムで、録音の良さから賞も獲っています.
 鈴木勲 と 藤井氏 の最初の出会いは 1963 年の "銀巴里セッション" で、この時もチェロで "Cat Walk" を演奏したとのこと.

 この曲の選曲は、その当時一般向けはしないけれどどうしても聴いて欲しい曲をアナログ盤の B 面 1 曲目に入れていたようなのです.
 これにはとても納得で、そういうことも知っていてアルバム聴いてみると、きっと今までとはちょっと違うのでしょうね.


 ここでは 菅野邦彦 のピアノのお話しで、彼のピアノはライブだとスゴイ演奏するんだけれど ( "慕情" のような) スタジオ録音だと今一つなところがあったようです.
 その当時 菅野邦彦 の兄、 菅野沖彦 が オーディオ・ラボ というマイナー・レーベルを立ち上げ 菅野邦彦 の録音もしたんだけれどどうもいい演奏がなく、 「弟の演奏は藤井さんにかなわない」 とよく言われたようです.




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 3 曲目 "UNFORGETTABLE !" から "UNFORGETTABLE"
 当時まったく無名で 赤坂 のクラブで毎晩同じ曲を違うアレンジで歌っていたのが印象的だったそうです.
 その頃から歌のうまさはピカ一.
 この演奏では 宮沢昭 のテナーと 大沢保郎 のピアノに注目.


 4 曲目 "Midnight Sugar / 山本剛" から "Midnight Sugar"
 山本剛 も TBM で発掘されたミュージシャンで、 藤井氏 曰く 「ブルースとバラードの演奏がとにかくよくって、ノリ出すと エロール・ガーナー のようなバック・ビートが出たりして」 .
 だから 1 曲目にこんな長い曲を入れたようです.

 ちなみに TBM のアルバム、日本では "Misty" と "Blow Up" が一番の売れ筋です.




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 5 曲目 "It Was A Very Good Year / 笈田敏夫" から "It Was A Very Good Year"
 この選曲は結構意外でしたね、ボクはあまり聴くことのないアルバムなので.
 普段 笈田さん はこういう歌をあまり歌わなかったそうです、 8 ビートになっていくところがおもしろい.

 ちなみに 笈田さん の息子さんは 小川さん の親友だそうです.


 6 曲目 "Sonnet / Tee & Company" から "Combo '77"
 このグループ名の Tee というは 藤井氏 のあだ名.
 1977 年 11 月から一カ月だけの活動でした.
 メンバーはそれぞれがリーダーというようなくらい強力なメンバーで構成されています.

 ただ聴いてもらうとわかると思いますが、かなりフリーキーな演奏や、アグレッシブな演奏なんです.
 だからやっていることはすごいんだろうけれど、どちらかというとボクは苦手なグループでもあります.
 ちなみに、彼らの残した 3 枚のアルバムは持っていますが (笑)

 このあたりが TBM らしいというのかな.
 聴き易いアルバムもあれば、ビックリするくらいフリージャズっぽいものまで多様です.

 この曲は現代音楽の作曲家 水野修孝 の作品.

 ここではギターの 高柳昌行 さんのことも話題になっていました.




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 7 曲目 "Montreux Cyclone" から "Merman's Dance"
 三木敏悟 と インナー・ギャラクシー・オーケストラ によるアルバム.
 アルバム "海への誘い" の翌年、 モントルー・ジャズ・フェスティバル での演奏を収めたアルバムです.

 このビッグ・バンドはバブルが弾けた後スポンサーもいなくなってしまい解散になってしまいました.

 ちなみに 三木敏悟 は、 1979 年 "アフロディーテの祈り (Aphrodite) / 中本マリ" というスゴイアルバムをプロデュースしています.


 本当は全般ここで終わりでしたが追加でもう一曲.

 8 曲目 "The Boss / 中村誠一" から "Old Folks"
 このアルバムは 1974 年 3 月 22 日から 26 日までの 5 日間、東京 赤坂 の 日本都市センター で行われた スリー・ブラインド・マウス主催の "5 デイズ・イン・ジャズ" の模様を収めた、最新版です.
 その頃 キング・レコード のアルバムを出していたので、この演奏をアルバムにしなかったようですが、演奏が素晴らしいので今回アルバムにしたようです.
 録音も 41 年前とは思えないくらいクリアなのです.


 ここで前半終了です.


 ここからは 小川さん がメインになります.




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 9 曲目 "East Wind / 菊池雅章" から "East Wind"
 East Wind は 1974 年に 日本フォノグラム で創設されたジャズ・レーベル.
 TBM と比べると、バックに 日本フォノグラム という大会社が控えているので有名ミュージシャンを使えるという強みがありました.
 ここに絡んでいた アイ・ミュージック がマネージメントしていた一人が 菊池雅章 .
 それで第一作目が彼になりました.
 さらに日本公演などに招聘したミュージシャンをそこにかけ合わせたりしています.


 10 曲目 "寿歌 / 日野皓正" から "寿歌 (ほぎうた)"
 全編日本的な雰囲気の曲を、当時バリバリの 日野皓正 にやらせたらどんなになるか ・・・・・・ というのかコンセプトだったようです.
 ですが、ボクはこの演奏聴いてとても日本的とは思えませんでした.
 比較的単調なリズムに前衛的なトランペットが乗って、さらにアフリカ音楽のような雰囲気は加わっていて ・・・・・・ 全然日本的じゃないなぁ (笑)

 ちなみに今回紹介されたアルバムでボクが持っていないアルバムはこのアルバムと新しく発売になった 中村誠一 のアルバムだけでした.

 ここではベースの セシル・マクビー のネタで笑いがありました.




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 11 曲目 "Life / 山本剛" から "When I Fall In Love"
 当時来日した アート・ファーマー・カルテット のリズム・セクションとの共演.
 ベースが サム・ジョーンズ 、ドラムが ビリー・ヒギンズ .


 12 曲目 "Hip Dancin'" から "Hip Dancin'"
 鈴木勲 のチェロ.
 TBM ではオーソドックスな感じで、 East Wind ではちょっとフュージョンぽい演奏になっています.




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 13 曲目 "Salaam Salaam / 本田竹廣" から "Salaam Salaam"
 時間の関係で全般部のピアノ・ソロ部分でフェードアウトでした.
 ちなみに今回紹介された曲は、比較的長い曲が多かったのでほとんどフェードアウト.

 このリズム・セクションも来日したミュージシャンたちを捕まえての録音.
 ちなみに East Wind の第 2 作目の作品です.


 14 曲目 "111 Sullivan Street / 増尾好秋" から "Without A Song"
 この曲には参加していませんが、他の演奏に参加している Jim Lovelece の香水のお話しで笑い.
 あまりうまくないのに、どうしてこのアルバムで参加させたのかは ?




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 15 曲目 "I'm Old Fashioned / 渡辺貞夫" から "Confirmation"
 今回最後の曲でした.

 ミュージシャンも結構自分の演奏がわからなかったりするお話や、バークレー時代 トニー・ウイリアムス とのツアーのお話し等でおしまい.



 時間的には 30 分くらい伸びただけでまぁいつも通りという感じでした.

 



 実は今回、ビッグなサプライズがありまして ・・・・・・・

 それは 藤井さん から参加した全員に冊子と CD のお土産がありました.



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 この冊子は以前 TBM から送って頂いたものと同じもので、ボクにとっては プチ・バイブル 的なもの.
 何と言ってもディスコ・グラフィが掲載されているんですから !!!

 これだけでもすごいのに CD まであります.
 ちなみに上の写真は以前撮った冊子の上に、いただいたジャケット写真を合成したものなので縮尺はデタラメです.

 このCDは正直ルーキーのみなさんには厳しいでしょう.
 かなりフリーキーな演奏なので、今回これをお土産にもらった参加者の多くは一度聴いてそのまま棚にしまわれてしまうかもしれません (笑)
 ボクもその一人の可能性が非常に高いのですが、このアルバムを見るたびにこの夜の想い出はいつまでも残っていくと思います.



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 最後は超 ミーハー的にサインいただきました.
 当然ですが、このために持参した TBM 1 作目の "MINE" のジャケットにです.
 なぜか 小川さん のサインと一緒で "Keep Swingin" でした (笑)


 おまけに 2 ショットで写真も何枚か撮っていただいたり ・・・・・・・・
 終了後少しお話しできる時間もあったりで ・・・・・・・・・



 TBM はとってもとっても好きなジャズ・レーベルです.
 そんなレーベルを立ち上げた、日本の アルフレッド・ライオン とも言える 藤井武氏.
 長年の夢だった 藤井さん のお話しを聴くことができ、とても満足の ON ゼミ だったのです.



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 やっぱり TBM はスゴイ !!

 そして 藤井武 はスゴイ !!!


 まだ多くのアルバムが廃盤になったままというのが、本当に残念なのです.



  ・ ・ ・ ・ ・

TOKI

  ・ ・ ・ ・ ・



 昨日の 3 月 8 日、早朝 4 時頃から Livedoor Blog のアクセス解析が動作しない不具合が発生しました.
 昼頃ブログ覗いてみたら、あまりにアクセスカウンターの数値が低いのでおかしいなぁ ・・・・・・ と思っていたのですが.


 最近になってこのブログの訪問者も増え、今まではまったく気にも留めていなかったアクセスカウンターの数字が気になるようになってきました.
 特に今月は今までよりも PV の数字が増えており、過去の月間最高記録を塗り替えるかなぁ ・・・・・・・ なんて思っていた矢先のアクシデントで.

 一応改善されたようですが昨日の空白の部分のデータは反映されていません.
 ちょっとガックリきたりしてます (笑)





 さて、昨日は久しぶりの講習会.
 内容はいつも通りで特に変わったこともありませんので、いつものように ミーティング という名の懇親会のお食事のお話しでも.

 ちなみに昨夜この話題を Facebook に載せたら、某医師が 「ミーティング ならぬ Meating だね」 と ・・・・・・ なかなかうまいことを言うので、ここでも取り上げておきました.
 座布団一枚ですね.



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 土曜日夕方からの会場準備を終え前日ミーティング.
 会場は地元のインストラクターが探してくれた "味采処" というお店.
 お蕎麦でも有名なようです.
 住宅街の一角でちょっと場所がわかり辛いので、自分一人でいけるかはとっても微妙.


 料理 3,000 円のコースでしたが ・・・・・・・ 久しぶりに満足できる料理.



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 お通し ・・・・・・・・ 酢味噌につけていただきます.

 一番左側だけバランス悪いですが、あまりにお腹が空いていたので食べちゃってから写真に気付きました.
 この空いた部分には、色鮮やかな芽キャベツが盛られていました.



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 先付 とでもいいましょうか、 4 人でカウンター席でしたので二人分ずつ.

 お通し もそうですが、まず、見た目がゴチャゴチャしていなくて好感持てます.
 何と言っても、とりあえず見た目大事ですから.

 ちなみにこのブログも、見た目重視 ・・・・・・ 内容よりも見た目だったりします (笑)


 ボクは宴会などで大きなお皿にドドドーーーンと乗ってくる料理は、あまり好きじゃありません.
 お任せコースでも、このお店のような感じで出てくると実際の味以上に美味しく感じられます.



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 豚肩ロース ・・・・・・・ ソースが 八丁味噌 と ふきのとう.
 このソースが季節感たっぷりでいいんです.

 ちなみにボクは ふきのとう の苦みがあまり好きじゃないんですが、このソースは美味しかった.
 となりに鎮座する 焼きナス が、これまたおいしかった.

 写真にはありませんが、魚料理は焼いたブリをアレンジしてあったり、馬刺しもよかったし、最後のお蕎麦も絶品でした.


 飲み物は別ですが、このコース 3,000 円はとても安く感じましたね.
 味も、ビジュアルも、ボリュームも、十分満足.

 次回のコースは 7 月、またここでお食事ということで.




  ・ ・ ・ ・ ・





 さて、今夜は久しく聴いていなかったような感じの演奏でも聴いてみましょう.
 ジャケット裏の写真、ベースの 井野信義 が若いなぁ (笑)
 このジャケットも、見た目とてもステキなジャケットです.





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  " TOKI / 土岐英史 "





  1. Lullaby For The Girl
           (E.Toki) ・・・・・ 11:10
  2. Darkness 
           (E.Toki) ・・・・・ 10:03
  3. Blues
           (O.Coleman) ・・・・・ 8:17
  4. When Sunny Gets Blue
           (J.Segal-M.Fisher) ・・・・・ 5:57
  5. Old Song Blues
           (E.Toki) ・・・・・ 5:39





  土岐英史 (as.ss), 渡辺香津美 (g), 井野信義 (b),
  Steve Jackson (ds)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, May 17, 1975.






 最近こういった演奏をあまり聴いていませんでした.
 久しぶりに、バリバリモーダルな演奏を聴いたという感じ.




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 このアルバムも一昨年購入した時に 2 回ほど聴いて、そのまま棚になっていました.
 ここ数年、 Coltrane をはじめとしたモーダルな演奏は、どうも敬遠気味なのです.

 モーダルと言っても、 Blue Note のアルバムをはじめモーダルな演奏はたくさんあります.

 ここで言っているモーダルな演奏というのは、もっとアグレッシブでスピリチュアルな演奏という感じのこと.
 まぁこういう感覚的なことを文章にするのは、評論家でもないボクには難しいのでうまく書けませんが、その昔ジャズ屋で眉間にしわを寄せながら Coltrane 聴いていたような聴き方は敬遠気味という意味なのです.


 このアルバムも最初聴いた時は、結構いっちゃってるなぁ ・・・・・・ と.
 おまけに オーネット・コールマン の曲まで演奏しています.
 "Lover Man (TBM-51) の中でも結構吹いていたしなぁ ・・・・・・・



 なんていういつものネガティブなイメージを引きずってたのですが、先日なにげなく iTunes で "Lullaby For The Girl" がかかり、聴いていたら結構いい感じで聴こえています.
 ということで、棚から出してじっくりと.



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 手前が 土岐英史 、奥は 大友義雄 です、アルバム "Lover Man" の演奏風景.

 実は今回これを書いていて気がついたんですが、 "Lover Man" (TBM-51) はこの "TOKI" が録音されたわずか 9 日後の演奏 ・・・・・・ "5 Days In Jazz '75" での演奏を収録したものです.
 そしてメンバーは "Lover Man" のほうは 大友義雄 が加わっているだけで、他のメンバーはまったく一緒だったんですね (笑).

 アルバム "Lover Man" は 大友義雄 と 土岐英史 の二人の名前になっていますが、土岐英史 カルテット + 大友義雄 でもよかったかもしれませんね.
 
 

 さて、この "TOKI" ですが、 土岐英史 のオリジナルが 3 曲、 オーネット・コールマン の曲が 1 曲、そしてスタンダード 1 曲という構成です.
 特にアナログ盤の A 面 ・・・・・・ 最初の 2 曲がいいなぁ.
 聴けば聴くほど味が出てくるというのか、最初に聴いた時とだいぶ印象が違っています.


 土岐英史 の演奏はあらためて言うまでもありませんが、注目は 渡辺香津美.
 結構アグレッシブな演奏していて楽しめます.


 このアルバムを聴いていたら、ひさしぶりに Coltrane でも聴いてみようかと思っちゃいました.



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて、昨日の帰り道は高速道を遠回りしてのお帰り.
 距離的には倍近くになり、高速料金もかかってしまいますが、この時期の寒い夜に一般道の峠越えは危険がいっぱい.

 講習会で少しお疲れモードの身体には、のんびり高速で帰るのが一番.
 走行車線を 100 km/h 前後のスピードでゆっくり走らせるのが楽でいいですね.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm Bulb:6sec f/5.6 ISO-400)

 途中 姥捨SA にトイレ休憩.
 ここは 長野市周辺の夜景がとてもきれいで、デートスポットとしても有名です.

 空は曇り空でしたが、いい感じの夜景でしたのでちょっと写真撮影.
 車に放りこんであった購入したばかりの三脚を使い、初めてのバルブ撮影でしたが ・・・・・・・・

 まぁ初めてにしてはそこそこ撮れたかな.
 暖かくなってきたとは言うものの、まだまだ寒かった.


 ファインダー内の水準器が AF の時少し赤く光るのですが、すぐに消えちゃうので水平とるのが結構難しいのと、手元の灯りが欲しいと実感.




 そんな寒空の下、ベンチには肩を寄せ合うカップルが夜景を眺めていました.

 この二人には寒さなんて気にならないんでしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・

Now's The Time

  ・ ・ ・ ・ ・



 しみじみ ・・・・・・・・・ 3 月です.
 年度末の慌ただしさ、退職される方の送別会や、諸々の懇親会などで今週末からは少しばかりバタバタしそうで、心なしかすでにお疲れモードなのです.

 昨日も職場の送別会.
 数年先にはこちらが贈られる立場になると思うと、なんともなのです.



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 ブログ・ランキングでようやく 4 位になりました.
 こういったものをあまり気にはしない方ですが、ちょっと嬉しかったりします.

 ただこういうランキングの基準がよくわかりません.
 どうも過去のアクセス数なども含めているようなので、どんなに頑張ってもきっとここまでかな.
 最近はアクセス数が安定しているのが一番うれしかったりします.


 ちなみに 4 位に表示されている記事の内容はというと ・・・・・・・・・
 腐女子の ヴェトナム 旅行記 というのがいかにもボク的で、残念なのです (笑)




 明日は久しぶりに いつもの講習会 です.
 今日は午後から会場入りして、簡単に準備.
 そしていつもの前日ミーティングという名のお食事会.
 相変わらず変わり映えしない、いつも通りなのです.



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 (写真は 2013.8.11 放送された interFM Jazz Conversation の一コマ)

 そう言えば月末にプチ・イベントがあります.
 これまた いつもの小川さん の "ONGAKU ゼミナール" の開催なのですが.
 最近 東京 へ行く機会も減り、さらに仕事のスケジュールで ON ゼミ の日程になかなか合わなかったので、こちらのほうはかなりのご無沙汰状態になっていました.

 少し前に 3 月開催の案内がやってきて、今回の特集が "TBM & East Wind"
 そう、大好きな TBM なのです.

 行けないこともないけれど、年度末だからどうしようかと ・・・・・・・・
 主催者に 「とりあえず TBM だから参加予定ということで、 藤井武さん (TBM の創始者でボク的には日本の アルフレッド・ライオン と呼んでいます) さん来ればいいんだけれど ・・・・ 」 なんて連絡をしたものの今一つで、もし仕事が忙しくなりそうだったらキャンセルしようかという感じでした.




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 (写真は 2013.8.11 放送された interFM Jazz Conversation の一コマ)
 (この写真は 小川さん の了承を得て使用させていただいております)


 ところが数日前、追加のアナウンスで 藤井武氏 参加決定と.


 行きます、絶対行きます ・・・・・・・ 仕事はなんとかやりくりします !!


 こうなれば、いつも人気のない 小川さん の横の席にでも座ってしまうぞ.
 とりあえず、藤井さんのサインはゲットしておこう (笑)

 ちなみにこの イベント ですが、まだ数席の空きがあるようですので、よければ日本の アルフレッド・ライオン のお話しを聞きにいらしてください.

 どうでもいいですが、ボクに会うこともできます (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、午後出かけるまでの時間を利用してブログ更新.
 今日は当然ですが TBM (Three Blind Mice) .
 一昨年から再販になったシリーズの中の一枚で、このアルバムの再販も待っていました.





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  " Now's The Time : Live in 5 Days In Jazz 1974 "





  1. Polka Dots And Moonbeams
           (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 9:22

  2. Midnight Sugar
           (T.Yamamoto) ・・・・・ 16:00

  3. Now's The Time
           (C.Parker) ・・・・・ 26:28




  # 1 & 2 : 山本剛トリオ + 2
  山本剛 (p), 鈴木勲 (cello), 福井五十雄 (b),
  小原哲次郎 (ds), 和田直 (g: # 2 のみ) 

  # 3 : ジョージ大塚クインテット + 2
  大友義雄 (as), 森剣治 (as), 植松孝夫 (ts),
  山口真文 (ts), 大徳俊幸 (p), 吉野光昭 (b),
  ジョージ大塚 (ds)
  Recorded at Nihon Toshi Center, Tokyo, March 26, 1974.








 このアルバムは 1974 年 3 月 22 日と 26 日の 5 日間、 都市センター・ホール で開催された "5 Days in Jazz '74" の最終日のジャム・セッションの様子が収められています.
 この 5 日間の演奏は何枚かのアルバムとなっているので、今も聴くことができます.
 "慕情""男が女を愛する時" などなど ・・・・・・・ 他にも数枚あります.




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 こういったジャム・セッションのアルバムも、以前は結構あったように思います.
 有名なところでは ノーマン・グランツ 関連でしょうね.

 でも最近はあまり見かけないような気もします ・・・・・・・ ボクの興味がそちらに向かないだけかもしれませんが.

 こういったジャム・セッションはライブならではの楽しみの一つかな.
 よく、ハード・バップ誕生の逸話でも、こういったジャム・セッションが重要な役割果たしたようなことが書かれています.
 また多くの若手ミュージシャンにとっても、こういったセッションに飛び入り参加して腕を磨いていったということをいろいろなところで読んだ記憶があります.


 このアルバムのセッションは、当時日本の才能あふれる若手ミュージシャンで、 TBM の顔とも言えるようなメンバーたちばかり.


 和田直 のギターがいいんだなぁ.
 現在、彼の演奏が入った CD はそれほど多くないので、このアルバム発売は嬉しかった.
 演奏は 2 曲目だけですが、ブルージーな彼のギターを堪能できます.

 和田直 には、この年の 3 月 25 日録音の "Blues World" というアルバムがありますが、ボクの推定だとこの "5 Days in Jazz '74" からの録音じゃないでしょうか.
 だとしたら、やっぱり聴いてみたいな.



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 アルバムの出だしは 鈴木勲 のチェロ.
 "Polka Dots And Moonbeams" もステキな曲だなぁ


   おそるおそる彼女とダンスを踊りはじめると
   水玉模様と月の光が
   少し上を向いた鼻先でスパークした


 なんてステキな時代だったんだろうね.
 こんな恋は、今の時代にはほとんど見ることができなくなっているから.


 テンポをアップして聴こえてくるピアノは 山本剛 そのもの.
 この軽快なピアノはににもいうことない、こういう歌ものは本当にゴキゲンな演奏します.


 アナログ盤の B 面にあたる 3 曲目はメンバーがガラリと変わっています.
 山口真文 とかも入っていますねぇ.
 こういう演奏は、やっぱり生で聴きたいものです.


 きわどいアルバムもありますが、やっぱり TBM はいい !!



  ・ ・ ・ ・ ・



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 ブログ・デザインを変更できずにいますが、リンク・バナーだけは上の写真のようにちょこちょこ変えたりしてます.
 気がつけばリンク・バナーも 20 です.
 このくらいが精一杯かな、これ以上になってしまうと覗けなくなってしまいそうですし.


 昨日もジャズに関係したブログを新しくリンクさせていただきバナー追加、 20 個になりました.
 結構バラエティに富んだリンク・バナーになりました.
 このブログが、まだホントに過疎ブログだったころにはリンクなんて思ってもいなかったんだけれどなぁ.

 昔の関連記事なんか調べていると、文章はほとんど進歩の色が見て取れないことを再認識したりしています.


 まぁ、話題だけはとりあえず増えていますが ・・・・・・・ 汗



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/4000sec f/4.5 ISO-100)


 さてそろそろ出かける用意をして ・・・・・・・

 お天気は曇り空ですが、雪さえ降らなければいいかな.

 久しぶりのコースなので、ちょっと忘れ物をしないか心配だったりします (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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