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 寒くなりました.
 ここにきての雨降りで、気温も一気に下がっています.



 さて金曜日は 6 年前の一年間一緒に働いた仲間たちとの飲み会でした.
 退職してもこういった飲み会に誘っていただけるのはうれしい限り ・・・・・・・・ こう書いておかないとお叱りのコメント入れられそうですので (笑)




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● 上田市 名月 ●

 冗談はさておき、たった一年間だけのメンバーですがとてもいろいろなことがあり、今では楽しい思い出になっています.
 現在はそれぞれの部署にばらばらになり、その頃とは違う立場になっている方も多いのですが、こうやって集まると 6 年前のいろいろなことが昨日のことのように思い出されます.


 ちなみに私は飲まなかったので、行きは 腐女子 の家まで迎えに行って、帰りは他のメンバーも送ってあげるという、とっても使えるオジサンしてきました.

 料理もとてもおいしく、プチ充実のフライデーナイトでした.




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 そんな 腐女子 から頂いたいつものマグカップ.

 何回目かの東南アジア旅行のお土産です.
 白いほうが タイ 、黒く見えますけれど濃緑色のマグは 香港トラム のデザイン.


 ちなみに次は 中国 に行くようですが、いろいろな意味で完全に振っ切っちゃってますね.
 どうも最近は、海外へ行っても写真撮影に今一つ力が入っていないようです.
 だからボクは 「帯同カメラマンでお仕事引き受けます」 と言っているんですが、なかなか連れて行ってくれません.


 一緒に行って インスタ 受けする "腐女子 シリーズ" でポートレート撮ってあげるんだけれどなぁ (笑)



 この写真はレフ板の練習も兼ねての撮影で、できるだけ少ない明りをプラス補正で撮りました.
 ただピントがかなりあまあま ・・・・・・・ 古い EF 70-200mm F2.8L USM なので、ファインダー覗いていても手ぶれがすごく気になります.

 おまけにこのシャッタースピードは 1/20 ・・・・・・ 一応一脚使用ですが厳しいなぁ.




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 さて昨日今日と雨降りなのでジャズでも勉強しよう.
 前衛的な演奏ですが、聴く前に思い描いていたほどのアヴァンギャルドさはありません.






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  " Flash / 日野元彦 "





  1. Overhang Blues
           (Masahiko Satoh) ・・・・・ 7:13
  2. Once Opon A Summertime
           (J.Mercer-M.Legrand-E.Barclay-E.Marnay) ・・・・・ 6:30
  3. My Foverite Thing
           (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 7:54
  4. ST. Thomas
           (Sonny Rollins) ・・・・・ 8:06
  5. Norwegian Wood
           (J.Lennon-P.McCartney) ・・・・・ 11:44
  6. Flash
           (Masahiko Satoh) ・・・・・ 3:21     






  佐藤允彦 (p), 井野信義 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded at 花宝スタジオ, Tokyo, May 22, 1977.





 TRIO レコードに 1977 年に吹き込まれたアルバムです.

 ボクの持っているアルバムは 2014 年に再版された紙ジャケット盤で、中には一般的なライナーノーツのほかに同時発売された 15 枚のアルバム紹介とともに TRIO レコードについての解説も書かれていました.
 このシリーズは TRIO レコードに吹き込まれた多くのジャズ・アルバムの中でも、かなり挑戦的 (解説では "反逆" という言葉が使われています) なアルバムに的を絞っています.




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 先日コメントの中に 佐藤允彦 氏の名前が出てきて、「そういえば彼のピアノが入ったトリオ演奏あったよなぁ ・・・・・」 と iTunes を探してみました.
 しかし、"牡羊座の詩" はありましたがトリオ演奏が見当たらない.


 iTunes には曲目の検索などに使うためジャズ・アルバム全てを入れてあるのですが、どうも見当たらないし、そもそもどんなアルバムだったかも思い出せません.


 もしやと思い机の上に立ててある書類の間を見てみると ・・・・・・・・

 開封してない紙ジャケットのアルバムが出てきました.

 それが今日のこのアルバム (笑)


 たまにこういうことがあるんだよねぇ.


 最近こそなくなりましたが、数年前まで 10 枚くらいまとめてアルバム購入した時なんかは、後で聴こうと思っていて書類の間に埋もれてしまったりと ・・・・・・・・
 プラケースだとそれなりの厚みがあるからまだわかりますが、紙ジャケットなんかわねぇ ・・・・・・ と言い訳.
 さすがに最近はアルバムの購入自体がグッと少なくなったのでなくなりましたが.


 まぁそんなんだから内容思い出せないわけです (苦笑)




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● 向かって左から 佐藤允彦 、 日野元彦 、 井野信義 ●

 このアルバム買おうと思った理由の一つが選曲.
 スタンダードをはじめビートルズ・ナンバーも入っており、どんな演奏になるんだろうかと.

 佐藤允彦 に対するイメージは完全に 「前衛的」 でしたので、聴く前から正座するような気持ちで聴いてみました.


 全体としては確かに前衛的な部分もありますが、思っていたよりは聴きやすい感じです.
 それに引き換えベースの 井野信義 の演奏がちょっとビックリ.
 正統派のベーシストで、昔ライブ聴いた時も寡黙にマイペースな感じだっただけに、このアルバムでのかなりアグレッシブな演奏には驚きでしした.

 ただ各曲のテーマ部分からアレンジされているのでちょっと聴くと 「この曲なんだっけ ・・・・・ ?」 と思うような演奏もあります.


 2 曲目の "Once Opon A Summertime" は、作曲が ミシェル・ルグラン で邦題は "リラのワルツ" と呼ばれるシャンソン.
 英語の歌詞が ジョニー・マーサー 、フランス語歌詞が エディ・マルネ .
 すごく繊細できれいなメロディですが、それだけに演奏は割れたガラスのようにちょっと危険な感じも持っています.

 アルバム全体がそういった緊張感に包まれている感じですね.





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 このアルバムはドラムスの 日野元彦 のリーダー・アルバムです.
 改めて言うまでもなく日本を代表するジャズ・ドラマ―.


 今回写真を見つけていたら 本田珠也 氏のブログにあたり、そこで彼と トコさんとのことが書かれていました.
 本田珠也 氏といえば、ボクの大好きなピアニスト 本田竹広 氏の息子さんで、現在は日本を代表するドラマーの一人.
 "日野元彦 命日" というタイトルのブログ記事ですが、泣けます.


 六本木 "アルフィー" はそんな 日野元彦 氏のお店ですが、現在は奥様が経営. 
 ボクも二度ほど行きましたが、とてもいい感じのお店です.

 彼の人柄を偲ばせるような雰囲気のお店 ・・・・・・ というようなことがどこかに書かれていました.



 1999 年 5 月 13 日肝不全のため死去、享年 53 歳 ・・・・・・・ って若すぎますね.



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