今日も寒かったですね.
 でも、今年の冬はかなり雪が少なくて車の運転などは楽です.
 このまま春になればいいのですが、そうは問屋がおろさないでしょうね.



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 "Classic Album Selection (1972-1976) / Stevie Wonder" というボックス・セットです.
 ボク個人的にはこの時代が一番輝いていた時代ではないかと思っています.
 いずれも有名なアルバムばかりです.
 この 4 タイトルで、購入時の価格が 2,400 円なのですから、買わない手は無いですね.

 以前持っていた "Songs in the Key of Life" が入っていたので購入しようと思った一番の動機.
 この "Songs in the Key of Life" はもう説明することがないくらい有名なアルバムで、名曲がゴロゴロ入っています.
 ちょうど Eagles の "Hotel California" のほぼ同時期のリリースだったため、ランキングではガチンコ勝負になってしまいましたが、奏法のアルバムともに '70 年代を代表するアルバムですので、止む無しですね.



 このボックスに入っている 4 タイトルは、

   " Talking Book " (1972)
   " Innervisions " (1973)
   " Fulfillingness' First Finale " (1974)
   " Songs in the Key of Life " (1976)

 このたった 4 枚だけでも、 グラミー賞 のいくつもの賞を獲得しています.


 今夜はこの中から、 " Talking Book " を聴いてみましょう.






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    " Talking Book / Stevie Wonder "





  1. You Are the Sunshine of My Life 
        (S.Wonder) ・・・ 2:59
  2. Maybe Your Baby 
        (S.Wonder) ・・・ 6:50
  3. You and I - We Can Conquer the World 
        (S.Wonder) ・・・ 4:38
  4. Tuesday Heartbreak 
        (S.Wonder) ・・・ 3:02
  5. You've Got It Bad Girl 
        (Y.Wright-S.Wonder) ・・・ 4:59
  6. Superstition 
        (S.Wonder) ・・・ 4:26
  7. Big Brother 
        (S.Wonder) ・・・ 3:33
  8. Blame It on the Sun 
        (S.Wonder) ・・・ 3:26
  9. Lookin' for Another Pure Love 
        (Syeeta-S.Wonder) ・・・ 4:43
  10. I Believe - When I Fall in Love It Will Be Forever 
        (S.Wonder) ・・・ 4:52




  #1: Stevie Wonder (vo.Fender Rhodes.ds), 
   Scott Edwards (el-b), Daniel Ben Zebulon (conga), 
   Jim Gilstrap (first-vo.back-vo), Gloria Barley (back-vo),
   Lani Groves (back-vo) 

  #2: Stevie Wonder (vo.clavinet.ds.Moog bass), 
   Ray Parker Jr. (el-g)

  #3: Stevie Wonder (vo.p.synth)

  #4: Stevie Wonder (vo.clavinet.ds.Moog bass),  
   David Sanborn (as), Deniece Williams (back-vo),
   Shirley Brewer (back-vo)

  #5: Stevie Wonder (vo.synth.ds.Moog bass), 
   Daniel Ben Zebulon (conga), Jim Gilstrap (back-vo),
   Lani Groves (back-vo)

  #6: Stevie Wonder (vo.clavinet.ds.Moog bass), 
   Trevor Laurence (ts), Steve Madaio (tp)

  #7: Stevie Wonder (vo.clavinet.ds.harmonica.Moog bass)

  #8: Stevie Wonder (vo.p.ds.Moog bass.synth),
   Jim Gilstrap (back-vo), Lani Groves (back-vo),

  #9: Stevie Wonder (vo.Fender Rhodes.ds.Moog bass),
   Jeff Beck (el-g), Buzzy Feton (ei-g), 
   Debra Wilson (back-vo), Shirley Brewer (back-vo),
   Loris Harvin (back-vo)

  #10: Stevie Wonder (vo.p.clavinet.ds.Moog bass)






 Stevie Wonder ・・・・・ 1950 年 5 月 13 日 ミシガン州 サギノー 生まれ、 未熟児網膜症 が原因で生まれてすぐに目が見えなくなる (保育器の酸素過量が原因という説もあるが、現在 未熟児網膜症 と酸素過量投与との因果関係は微妙なようです) .

 11 歳の時、モータウン社長の前で歌と演奏を披露し契約、 2 年後にデビュー・アルバム "フィンガーティップス" を発表し全米 No.1 となり一躍有名になる.



 この "Talking Book" は、 1972 年に発表された 15 作目のオリジナル・アルバム.
 1974 年の第 16 回 グラミー賞 で、彼自身初の受賞を果たす.
 このアルバムの 2 曲 ・・・・ "Superstition" (邦題 "迷信") が 最優秀男性R&Bボーカル賞 と 最優秀R&B楽曲賞 、 "You Are the Sunshine of My Life" (邦題 "サンシャイン") が 最優秀男性ポップ・ボーカル賞 を獲得.

 特に "迷信" は日本でも大ヒット、ボクが Stevie Wonder を知ったのも、この曲のヒットによってだったと思います.
 アルバム・ジャケットもよく覚えています ・・・・・・ シングル盤も、たしかこのデザインだったような記憶がありますが、正確ではありません.



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 で・・・・・・・・・・何と言っても "Superstition" なのでありますよ.
 ほんとに、この曲は名曲なのであります.
 Stevie が叩くドラムから、クラビネットによるリフ ・・・・・・・ この出だしの数小節だけでも、唸ってしまいます.
 この曲を聴くたびに、自然に身体でリズムを刻んでしまいます.

 1972 年 「セサミ・ストリート」 でこの曲を演奏した映像も You Tube で観ることができます ・・・・・・・ とても若いし、スマートでカッコイイですよ.
 この時のトランペットがフュージョン・トランペッターとして有名な、 チャック・マンジョーネ .


 8 曲目の "Blame It on the Sun" も、とても素敵な曲です.


 肝心のアルバムの作りですが、価格からすればかなりデキがいいです.
 見開きの紙ジャケット仕様で、 2 枚組の "Songs in the Key of Life" は 1 枚ずつに分かれています.
 各アルバムにはしっかりした歌詞カードが入っており、データもきちんと記載されています.
 もちろん International 盤なので、 CD を入れるビニール内袋はありませんが.
 内容も含めて、この 2,400 円は超お買い得でした.



 最近つくずく思うのですが、音楽的には今の音楽のほうがはるかに高度なことができるはずなのに、心に残るのは昔の曲ばかりです.

 それだけ歳をとったということなのでしょう、きっと ・・・・・・・・・・ 涙