昨日の土曜日の午後、仕事の関係で市民の皆様に 2 時間弱のプレゼン.
ボクにとっては今月の大きなイベントの一つでしたが、まぁ好評のうちに終了.
昨年 5 月頃から準備していたので、ようやく終わった感です.
ということで、今日は朝から気分的にものんびりなのです.
普段聴かないアルバムを BGM にブログ更新です.
休日の朝はこういったちょっと緩めのアルバムがマッチするなぁ.
ただし、今日のメインはこのアルバムではなくて、映画のことです.
" The Fall / Norah Jones "
Disk 1
1. Chasing Pirates
2. Even Though
3. Light As a Feather
4. Young Blood
5. I Wouldn't Need You
6. Waiting
7. It's Gonna Be
8. You've Ruined Me
9. Back To Manhattan
10. Stuck
11. December
12. Tell Yer Mama
13. Man Of The Hour
Disk 2 "Live at The Living Room"
1. It's Gonna Be [Live]
2. Waiting [Live]
3. You've Ruined Me [Live]
4. Jesus, Etc. [Live]
5. Cry, Cry, Cry [Live]
6. Strangers [Live]
2009 年に発表した彼女自身 4 枚目のアルバム.
作曲はほとんど ノラ・ジョーンズ で、演奏者は演奏ごとの変わっているので今回はすべて割愛しました.
このアルバムは なんとなく買った 感のとても強いアルバム.
さらにどうしてわざわざ 2 枚組のデラックス・エディションなのか ・・・・・・・ よく覚えていません.
普通のアルバムだったら、輸入盤で 1,000 円前後で購入できます.
きっと "Live at The Living Room" とサブタイトルの付いたライブ演奏を聴いてみたいと思ったからだろうか.
2002 年のデビュー・アルバム "Come Away with Me" が大ヒットし、それではと思い購入し聴いてみたら、ジャズとはちょっと違うかもしれないけれど思いのほかよかった.
それでこのアルバムも購入したような感じだったかな.
で、その 2 枚目のライブが微妙にいいんですよね.
3 曲目までは "The Fall" からで、残りの 3 曲は誰か (笑) のカバー.
ボクは特に最後の "Strangers" が好きです.
このアルバムもおおよそジャズとは言い難いけれど、彼女独特のホンワカした雰囲気が漂っています.
のんびり過ごす休日には微妙にマッチするのです.
今日の本題はここから.
彼女の主演した映画のお話しです.
おまけに監督がボクの大好きな ウォン・カーウァイ .
"マイ・ブルーベリー・ナイツ"
監督 : ウォン・カーウァイ
脚本 : ローレンス・ブロック 、 ウォン・カーウァイ
原案 : ウォン・カーウァイ
製作 : ジャッキー・パン 、 ウォン・カーウァイ
原題 : My Blueberry Nights
出演 : ノラ・ジョーンズ (エリザベス)
ジュード・ロウ (ジェレミー)
ナタリー・ポートマン (レスリー)
レイチェル・ワイズ (スー・リン)
デヴィッド・ストラザーン (アーニ)
音楽 : ライ・クーダー
撮影 : ダリウス・コンジ
編集 : ウィリアム・チャン
配給 : アスミック・エース
日本公開 : 2008 年 3 月 22 日
上映時間 : 95 分
映画の中で初めて彼女を観たのは "トゥー・ウィークス・ノーティス (Two Weeks Notice)" でした.
映画は サンドラ・ブロック と ヒュー・グラント が共演したロマンティック・コメディで、まぁ普通の映画でしたが、そのワンシーンでピアノの弾き語りをしていたのが ノラ・ジョーンズ .
この時はまさかこんな映画に出ているとは思ってもいなかったので、ビックリ.
こちらの "マイ・ブルーベリー・ナイツ" はそんな端役ではなく、堂々たる主演.
彼女の音楽のような独特の雰囲気を持った演技です.
ただし映画自体は万人受けするような感じじゃないかな.
公開当時は印象的なキス・シーンのポスターなどで女性客がかなり入ったようですが、そこは ウォン・カーウァイ ですので ・・・・・・・・ .
この映画の中で、ボクが変に気に入っているところがヘア・スタイル.
特に ジュード・ロウ 、 ナタリー・ポートマン 、 レイチェル・ワイズ のヘア・スタイルがいいなぁ.
ジュード・ロウ は結構好きな男優.
何といっても一番は "コールド・マウンテン" .
ああいったシリアスな演技だけではなく、この "マイ・ブルーベリー・ナイツ" のようなもう少し軽めの演技もでき、そっちのほうがボクは好きです.
シャーロック・ホームズ の ワトソン 役もよかった ・・・・・・ そういえばもう続編はないのかな.
この映画の ナタリー・ポートマン 、とてもキレイです.
一番輝いている時期じゃないかなぁ.
おまけにこのヘア・スタイルがとてもいい.
こういったショートヘアが似合うのも、きれいな顔立ちだからでしょうね.
着ている服なんかはちょっとチープな感じなんだけれど、彼女が着ると全然ステキに見えちゃいます.
レイチェル・ワイズ も微妙な役柄でした.
演じた スー・リン のヘア・スタイルも、ボクは何気に気に入っています.
ステキなヘア・スタイルではなく、どこかボサッとした感じで生活が何となく見えてくるような感じ.
このあたりのちょっとしたところが、ボクはグッとくるんだなぁ.
ちなみに レイチェル・ワイズ は、 007 シリーズの ダニエル・クレイグ の現在の奥さんだそうです.
ジェイソン・ボーン シリーズで ノア・ヴォーゼン を演じている デヴィッド・ストラザーン .
最初なかなか思い出せませんでした.
ボクのイメージだと、彼の場合は白髪の混じった知的な紳士のイメージだったので.
結構なダメダメぶり.
それでもとても印象に残る演技です.
ウォン・カーウァイ の映画は、登場人物がとても少ない.
この映画でも他の登場人物が数人いるのですが、メインとなるのはこの 5 人.
言葉だけではなく微妙なしぐさや視線、そういった映像の表現がボクのお気に入りです.
映画の中では ウォン・カーウァイ 独特な色彩感覚や映像表現を観ることができるのですが、過去の一連作品で撮影を担当していた クリストファー・ドイル ではないので、そのあたりの表現が以前の映画とはちょっと違うかなぁという感じなのです.
ボクは クリストファー・ドイル の表現がずっと好きだったので ・・・・・・・・ もうちょっと違う映像でもよかったのかなぁ.
ロード・ムービーと言えばいいのかな.
ビックリしたのは "モーターサイクル・ダイアリーズ" の主題曲 "De Usuahia a la Quiaca"が途中で堂々と使われていたことです.
これにはビックリ.
とても印象的なシーンにあの曲なんだもの.
イントロ流れ出した時に 「うっそー」
エンディングのテロップにもきちんと出ています.
当然許可は取っていると思うんだけれど、あの曲はすごくインパクトがある曲なので "モーターサイクル・ダイアリーズ" の映像がついついオーバーラップしちゃいますね.
映画全体としては好き嫌い ・・・・・・・ はっきりしないイメージを受ける映画かもしれません.
ボクのように とりあえず ウォン・カーウァイ 的な人には受け入れられそうですが、そうでない人にはどうなのかな.
ということで ノラ・ジョーンズ にちなんだ二つの話題でしたが、以前 "Come Away With Me" のアルバムのことを書いたのが、今日と同じちょうど 4 年前の 2 月 7 日でした.
これは完全なる偶然の一致でした.